JPH0326631A - 印字装置のペーパーリリース機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主として単票の印字用紙に印字するプリンタ
等の印字装置に適用されるペーパーリリース機構に関す
るものである。

〈従来の技術〉 この種の従来のペーパーリリース機構は第４図に示すよ
うな構或になっている。即ち、紙送り機構は、駆動源の
モータ１の回転が、モータギア２、駆動ギア３、この駆
動ギア３と一体の伝達ギア４および受動ギア５からなる
減速機構を介して受動ギア５が固着されているローラ軸
６に伝達され、このローラ軸６に固着されている紙送り
ローラ７とピンチローラ（図示せず）との間、および紙
送りローラ７とプラテンローラ（図示せず）との間に介
在させた印字用紙（図示せず）を、紙送りローラ７の節
動により紙送りする構或になっている。このような紙送
り機構におけるローラ軸６に、リリースレバー８の基部
が回動自在に装着され、印字用紙のセット時または引き
出し時にリリースレバー８を図の手前側に引くと、この
リリースレバー８の回動により、ピンチローラが紙送り
ローラ７から離間する方向に移動されて印字用紙への扶
持力が解除されるようになっている． 〈発明が解決しようとする課題〉 然し彊ら、この種の印字装置においては、その機構上か
ら紙送りローラ７による印字用紙への密着負荷を完全に
解消することが不可能であり、この紙送りローラ７が駆
動源のモータ１に連結されていることから、モータ１の
負荷が加わって前記密着負荷が比較的大きなものとなる
ため、リリースレバー８によりピンチローラを印字用紙
から折角リリースさせても、印字用紙のセット或いは引
き出しをスムーズに行えない問題がある．本発明は、こ
のような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、印
字用紙を容易にセットまたは引き出しすることのできる
印字装置のペーパーリリース機構を提供することを技術
的課題とするものである。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記した課題を達或するための技術的手段と
して、印字装置のペーパーリリース機構を以下のように
構或した。即ち、モータの回転力をギア減速機構を介し
て紙送りローラに伝達し、この紙送りローラとプラテン
ローラおよびピンチローラとの各間に介在させた印字用
紙を紙送りするようになった印字装置における印字用紙
のセット時または取り出し時にリリースレバーにより前
記ピンチローラを前記紙送りローラから離間する方向に
移動させるペーパーリリース機構において、前記ギア減
速ｍ構を、前記モータに直結された駆動ギアーと、前記
紙送りローラのローラ軸に一体回転するよう嵌着された
受動ギアと、前記駆動ギアと受動ギアとを連結および連
結遮断するよう往復動自在に設けられた伝達ギアと、こ
の伝達ギアを前記駆動ギアと受動ギアとに連結する方向
に付勢する復帰用スプリングとにより構成し、前記リリ
ースレバーまたはマニュアルノブ等のリリース操作体を
、これのリリース操作時に前記伝達ギアを前記駆動ギア
と受動ギアとから離間させるよう係設したことを特徴と
して構成されている．く作用〉 ペーパーリリースに際して、リリースレバーまたはマニ
ュアルノプ等のリリース操作体を操作すると、このリリ
ース操作体の可動により、伝達ギアーが復帰用スプリン
グの付勢力に抗して駆動ギアおよび受動ギアから離間す
る方向に移動されて噛合が解除されるため、駆動ギアか
ら受動ギアへの回転伝達が遮断され、結果として紙送り
ローラがモータから切り離される。従って、印字用紙と
紙送りローラとの密着負荷は、モータの負荷が紙送りロ
ーラに加わらないことにより極めて小さくなり、印字用
紙のセット或いは引き出しを容易に行える。

この印字用紙のセット或いは引き出しが終了した後に、
リリース操作体を元に戻すと、伝達ギアが復帰用スプリ
ングの復元力により駆動ギアおよび伝達ギアに噛合して
紙送り可能状態に復帰する。

〈実施例〉 以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。

本発明の一実施例を示した第１図において、第４図と同
一若しくは同等のものには同一の符号を付してその説明
を省略する。そして、第４図と相違する点は、モータギ
ア２に噛合する駆動ギア９が雄型かさ歯車で構成され、
この駆動ギア９と同一のギア軸１３に回動自在および移
動自在に装着されて該ギア９に噛合する雌型かさ歯車か
らなる伝達ギア１０の外面側歯車部が、受動ギア５に噛
合されているとともに、この伝達ギア５が、図の右方に
移動することにより駆動ギア９および受動ギア５からそ
れぞれ噛合解除するようになっており、更に、伝達ギア
１０を駆動ギア９および受動ギア５にそれぞれ噛合する
よう伝達ギア１０を図の左方に付勢する復帰用スプリン
グ１１が設けられ、また、伝達ギア１０に傾斜面からな
る受力面１０′が形威されているとともに、リリースレ
バー１２に、これを手前側に回動することにより受力面
１０′に摺動しながら伝達ギア１０を右方に押圧する押
圧面１２′が形威されている構戒のみである。

次に、前記実施例の作用について説明する。ペーパーリ
リースに際してリリースレバー１２を手前側に引く、即
ち回動させると、このリリースレバー１２の押圧面１２
′が受力面１０′に摺動しながら伝達ギア１０を復帰用
スプリング１１の付勢力に抗して図の右方に押圧するた
め、伝達ギア１０が駆動ギア９および受動ギア５から離
脱して噛合解除される。従って、駆動ギア９から受動ギ
ア５への回転伝達が遮断され、結果として紙送りローラ
７がモータ１から切り離されるので、モータ１の負荷が
加わらないことにより紙送りローラ７が任意方向に回転
可能状態となるため、印字用紙を挿入または引き出すた
めの力が僅かでよく、印字用紙のセット或いは引き出し
を容易に行える。

この印字用紙のセット或いは引き出しが終了した後に、
リリースレバー１２を元に戻してロックすると、伝達ギ
ア１０が、復帰用スプリング１１の復元力により左方に
移動されて駆動ギア９および受動ギア５に噛合し、紙送
り可能状態に復帰する。

第２図は本発明の他の実施例を示し、同図において第１
図と相違する点は、ローラ軸６に摺動するマニュアルノ
ブ１５を備えたものに適用した場合であって、それに伴
って伝達ギア１４を、マニュアルノブ１５への係合面１
４′を設けた形状とし、リリースレバー８は既存のもの
と同様の形状とした構成のみである。尚、マニュアルノ
プ１５に係止用の板ばね１６を有し、ローラ軸６に、第
３図に示すように、前記板ばね１６がロック時とリリー
ス時とに選択的に係人する２種の係止溝６ａ，６ｂが形
威されている。

従って、ペーパーリリースに際してマニュアルノブ１５
が図の右方に引かれて板ばね１６がリリース用係止溝６
ｂに係入する位置まで移動すると、伝達ギア１４がマニ
ュアルノブ１４と一体に移動して駆動ギア９および受動
ギア５から離脱し、前記実施例と同様に紙送りローラ７
がモータ１から切り離される。そして、マニュアルノブ
１５をその板ばね１６がロソク用係止溝６ａに係入する
位置まで左方に移動させると、伝達ギア１５が復帰用ス
プリング１１の復元力により駆動ギア９および受動ギア
５に再び噛合して紙送り状態となる。

〈発明の効果〉 以上のように本発明の印字装置のペーパーリリース機構
によれば、リリースレバーまたはマニュアルノブ等のリ
リース操作体に連動してギア減速機構の伝達ギアを駆動
ギアおよび受動ギアからそれぞれ離間させる方向に移動
させる構或としたので、紙送りローラとモータとが切り
離されてモータの負荷が紙送りローラ｛こ加わらないの
で、印字用紙の挿入または引き出しを僅かな力で極めて
容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略正面図、第２図は本発
明の他の実施例の概略正面図、第３図は第２図の一部の
断面図、 第４図は従来のペーパーＩＪ　ＩＪ−ス機構の概略正面
図である。 １−モータ ５−・受動ギア ６・一ローラ軸 ７・一紙送りローラ ８，１２−・−リリースレバー ９−・・駆動ギア １０．１４−一一伝達ギア １１一復帰用スプリング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータの回転力をギア減速機構を介して紙送りロ
   ーラに伝達し、この紙送りローラとプラテンローラおよ
   びピンチローラとの各間に介在させた印字用紙を紙送り
   するようになった印字装置における印字用紙のセット時
   または取り出し時にリリースレバーにより前記ピンチロ
   ーラを前記紙送りローラから離間する方向に移動させる
   ペーパーリリース機構において、前記ギア減速機構を、
   前記モータに直結された駆動ギアーと、前記紙送りロー
   ラのローラ軸に一体回転するよう嵌着された受動ギアと
   、前記駆動ギアと受動ギアとを連結および連結遮断する
   よう往復動自在に設けられた伝達ギアと、この伝達ギア
   を前記駆動ギアと受動ギアとに連結する方向に付勢する
   復帰用スプリングとにより構成し、前記リリースレバー
   またはマニュアルノブ等のリリース操作体を、これのリ
   リース操作時に前記伝達ギアを前記駆動ギアと受動ギア
   とから離間させるよう係設したことを特徴とする印字装
   置のペーパーリリース機構。