JPH03256197A - 空調制御における警報出力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空調制御における警報出力方式に係り、特に
、温度制御方式に関する。

〔従来の技術〕

従来は設備の警報があった場合にその設備をＣＲＴ上で
フリッカ等させて警報を外部へ伝達する方法（特願昭６
２−２２２４９３号明細書）はあったが、測定値の異常
から不良設備を予測し、しかも、音声で警報出力する様
な方式はなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、空調制御を行っているにも関らず、室
温の上限、あるいは、下限異常が発生した場合、温度異
常が発生した事は、ＣＲＴ、あるいは、音声で伝える方
式があったが、システム側の制御は悪いのか、あるいは
、設備側が悪いのかを判定して、その結果を伝える方式
がなかった。

このため、管理人は、担当者を呼んで制御側と設備側の
両方を調査する必要があった。

本発明の目的は、温度異常が発生した後の温度上昇（下
降）の傾向と、二方弁の開度より制御側が異常なのか、
あるいは、設備側が異常なのかを判定しその結果を音声
により監視人に伝え、管理側の負担を減らすことにある
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は室温と二方弁の開
度とから、発生した温度異常がシステム側の制御による
ものなのか、あるいは、設備側の不良によるものなのか
を判定する発生警報判定部を設けた。

さらに、この判定部により決定された結論を音声で外部
に伝えることができる音声警報装置を設けた。

〔作用〕

本制御本式では、空調機の温度制御を行う二方弁開度決
定部と、取込んだ室温と二方弁開度から温度異常を判定
する発生警報判定部を独立して設けた。また、判定部に
よる判定結果に基づき、各種警報を発する音声警報装置
も独立して設けた。

これにより、開度決定部分と警報判定部が相互に影響し
合うことなく、監視することができる。また、警報装置
を独立にすることで、警報の種類が− 変更になった場合でも、これを交換するだけで対応でき
、他の装置へ影響を与えることはない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図により説
明する。

第１図は、本発明のシステム構成図である。コイル、フ
ァン等から構成される装置 イルへ流れ込む、冷／温水の水量を調整する二方弁１１
，冷／温水の水温から夏，冬の季節を判定するための温
度センサ１２、及び制御対象の室温を検知する温度セン
サ１３から成る。さらに、室温と二方弁開度，季節モー
ドより二方弁の開度を決定する二方弁開度決定部２１お
よび、検知した室温と二方弁開度とから警報発生を判定
する判定部２２とからなる中央制御装置２と、音声によ
り外部へ警報を伝える音声警報装置３とから構成される
。

第２図は、夏，冬の各季節において、上，下限温度異常
と設備異常の音声警報が発せられるタイミングについて
示したものである。

４− 以下、夏季を例にとり説明する。

いま、初期条件として設定値２４℃，上限値２７゜Ｃ，
下限値２１℃を設定しているものとする。

温度制御を行っているにもかかわらず室温が上昇し、上
限値を越えると（■の状態）このタイミングで″上限異
常発生″の音声警報が発せられる。

さらに、この警報が発せられてから一定時間後の室温が
■の室温より更に高くなっており、かつ、二方弁が全開
の場合には設備側の異常と判断し″冷温水発生機を調査
して下さい。″という音声警報が発せられる（■の状態
）。これは、温度制御を行っているにもかかわらず、室
温が上昇するのは冷温水発生機の能力が低下していると
判断することができるからである。

また、逆に温度制御を行っているにもかかわらず室温が
下降し、下限値を越えた時には（■の状態）″下限異常
発生″の音声警報を発する。さらに、この警報が発せら
れてから一定時間後の室温が■の室温よりさらに低くな
り、かつ、二方弁が全閉している場合には設備側の異常
と判断し″二方弁がしまりきりません。弁を調査して下
さい。

という音声警報が発せられる（■の状態）。これは温度
制御を行っているにもかかわらず室温が下がるのは二方
弁がしまりきらずに冷水がもれていると判断することが
できるからである。

このように、音声警報を二段階で発し、設備側の不良を
監視人に知らせることが可能となる。

尚、冬季の場合は夏季の場合の逆の音声警報となる。即
ち、上限，下限の異常発生時（■，■の状態）は同じ音
声警報であるが、■，■の状態では、夫々夏季の場合の
■，■の音声警報とする。

第３図には本発明の処理フローを示している。

室内の温度センサにより室温を検値し（ステップ１０）
、設定した上下限値と比較する（ステップ２０）。異常
でなければ再度ステップ１０に戻り、異常があった場合
はエラー温度を格納し（ステップ３０）、上／下限異常
の音声警報を生する（ステップ４０）。警報発生後一定
時間，温度異常が継続しているかどうかを監視し（ステ
ップ９０〜ステツプ１１０）、回復していなければスチ
ップ（ステップ１０）へ戻り、一定時間続いて温度異常
が発生していればステップ（ステップ６０）へ行き、冷
／温水の水温より季節を判定する。夏季、冬季のそれぞ
れについて、二方弁開度と室温の関係を調べ（ステップ
７０）、設備異常の音声警報を発する（ステップ８０）
。

そして冬時の処理は、その次の判定が夏時の反対になる
（ステップ１２０）。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来は温度異常は上下限エラーのみで
あったのに対し、室温と二方弁開度とから発生した温度
異常が制御側によるものなのか、あるいは、設備側によ
るものなのかを判定し、これを音声により外部へ伝える
ことができる。さらに、どの設備がおかしいのか、どの
二方弁がおかしいのかといった、異常設備まで限定する
ことができる。

こうして、監視人は不良箇所のシステム／設備の切り割
けが可能になり監視人の負担を減らすことができる。

７−

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のブロック図、第２図は、
夏／冬の各季節において上下限温度異常と設備異常の音
声警報が発せられるタイミングの特明図、第３図は、温
度を検知してから、警報発生までの処理フローチャート
である。 １・・空調機、２・・中央制御装置、３・・・音声警報
装置− 弔 ２ 図 同 上 冬季 特開平３ ２５６１９７　（４） 第 図 同１ ↓ ※１２０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、制御対象室内の室温を検知することが可能な温度検
   知器からの測定温度と、空調機の運転状態信号、冷／温
   水の水温から判定する夏／冬の季節モード、冷／温水の
   流量を調整する二方弁開度より空調機の温度制御を行う
   中央制御装置において 取込んだ室温と前記二方弁の開度、および前記季節モー
   ドの信号から、温度異常の警報発生を判定する発生警報
   判定部と、前記発生警報判定部で決定された警報に応じ
   て、各種警報内容を音声により外部へ伝達する音声警報
   装置とを含み温度異常が発生した場合、それが、どこの
   不良により発生したものかを音声で伝達することを特徴
   とする空調制御における警報出力方式。