JPH03252624A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JPH03252624A
JPH03252624A JP2049582A JP4958290A JPH03252624A JP H03252624 A JPH03252624 A JP H03252624A JP 2049582 A JP2049582 A JP 2049582A JP 4958290 A JP4958290 A JP 4958290A JP H03252624 A JPH03252624 A JP H03252624A
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修 谷口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶表示素子や液晶光シャッタ等で用いる液
晶素子、特に強誘電性液晶素子に関し、更に詳しくは、
液晶分子の配向状態を改善することにより、表示特性を
改善した液晶素子に関するものである。
[従来技術] 強誘電性液晶分子の屈折率異方性を利用して偏光素子と
の組み合わせにより透過光線を制御する型の表示素子が
クラーク(C1ark)及びラガーウォル(Lager
wal 1)により提案され5 6 ている(特開昭56−107216号公報、米国特許第
4367924号明細書等)。この強誘電性液晶は、一
般に特定の温度域において、非らせん構造のカイラルス
メクチックC相(SmC″)又はH相(SmH” )を
有し、この状態において、加えられる電界に応答して第
1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態のいずれか
を取り、且つ電界の印加のないときはその状態を維持す
る性質、すなわち双安定性を有し、また電界の変化に対
する応答も速やかであり、高速ならびに記憶型の表示素
子用としての広い利用が期待され、特にその機能から大
画面で高精細なデイスプレーへの応用が期待されている
この双安定性を有する液晶を用いた光学変調素子が所定
の駆動特性を発揮するためには、一対の平行基板間に配
置される液晶が、電界の印加状態とは無関係に、上記2
つの安定状態の間での変換が効果的に起るような分子配
列状態にあることが必要である。
また、液晶の複屈折を利用した液晶素子の場合、直交ニ
コル下での透過率は、 1/Io= 5in24θs i n 2些yrλ で表わされる。前述の非らせん構造におけるチルト角θ
は、第1と第2の配向状態てのねしれ配列した液晶分子
の平均分子軸方向の角度として現われることになる。上
式によれは、かかるチルト角θが22.5°の角度の時
最犬の透過率となり、双安定性を実現する非らせん構造
でのチルト角θが、22.5°にできる限り近いことが
必要である。
ところで、強話電性液晶の配向方法としては、大きな面
積に亘って、スメクチック液晶を形成する複数の分子で
組織された分子層を、その法線に沿って一軸方向に配向
させることができ、しかも製造プロセスも、簡便なラビ
ング処理により実現できるものが望ましい。
強誘電性液晶、特に非らせん構造のカイラルスメクチッ
ク液晶のための配向方法としては、例えば米国特許第4
561726号公報に記載されたものなどが知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これまで用いられてきた配向方法、特に
ラビング処理したポリイミド膜による配向方法を、前述
のクラークとラガウォールによって発表された双安定性
を示す非らせん構造の強誘電性液晶に対して適用した場
合には、下達の如き問題点を有していた。
すなわち、木発明者らの実験によれは、従来のラビング
処理したポリイミド膜によって配向させて得られた非ら
せん構造の強誘電性液晶でのみかけのチルト角θ(2つ
の安定状態の分子軸のなす角度の1/2)がらせん構造
をもつ強誘電性液晶でのチルト角(後述の第4(A)図
に示す三角錐の頂角の1/2の角度θ)と較べて小さく
なっていることが判明した。特に、従来のラビング処理
したポリイミド膜によって配向させて得た非らせん構造
の強誘電性液晶でのチルト角θは、一般に3°〜8°程
度で、その時の透過率はせいぜい3〜5%程度であった
この様に、クラークとラガウォールによれば双安定性を
実現する非らせん構造の強誘電性液晶でのチルl−角か
らせん構造をもつ強誘電性液晶でのチルト角と同一の角
度をもつはずであるが、実際には非らせん構造でのチル
ト角θの方がらせん構造でのチルト角eより小さくなっ
ている。しかも、この非らせん構造でのチルト角θがら
せん構造でのチルト角θより小さくなる原因が非らせん
構造での液晶分子のねじれ配列に帰因していることが判
明した。つまり、非らせん構造をもつ強誘電性液晶では
、液晶分子か基板の法線に対して上基板に隣接する液晶
分子の軸より下基板に隣接する液晶分子の軸へ連続的に
ねしれて配列しており、このことが非らせん構造てのチ
ルト角θがらせん構造でのチルト角θより小さくなる原
因とな9 0 っている。
また、従来のラビング処理したポリイミド配向膜によっ
て生じたカイラルスメクチック液晶の配向状態は、電極
と液晶層の間に絶縁体層としてのポリイミド配向膜が存
在するため、第1の光学的安定状態(例えは、白の表示
状態)から、第2の光学的安定状態(例えば、黒の表示
状態)にスイッチングするための一方極性電圧を印加し
た場合、この一方極性電圧の印加解除後、強誘電性液晶
層には他方極性の逆電界V revか生じ、この逆電界
V raVかデイスプレィの際の残像を惹き起していた
この逆電界発生現象は、例えば“吉田明雄著、昭和62
年10月「液晶討論会予稿集J P、142〜143の
rS S F LCのスイッチング特性」°°て明らか
にされている。
方、本発明者らの一人は、以前、強誘電性液晶の配向状
態に関して、以下のような現象を発見した。
基板上に比較的プレチルトの低いLP64 (東しく株
)製)などの配向膜を塗布しラビングしたものを、上下
2枚ラビング方向を同じにして間隙を約1.5μmに保
って貼り合わせてセルを構成し、これにC31014(
チッソ(株)製)などの強誘電性液晶を注入し温度を降
下させていくと、第2図<8)〜(e)に示す経過をた
どる。
すなわち、高温相からSc”相に転移した直後の同図(
a)に示す状態においてはコントラストの小さい配向状
態(C1配向状態)21および22をとり、温度を下げ
、ある温度領域に達すると同図(b)に示すようにジグ
ザグ状の欠陥23が発生じ、その欠陥を境にしてコント
ラストの高い配向状態(C2配向状態)24と25が現
われる。
更に温度か下がるとともに02配向状態が拡がり(同図
(C)、(d))、ついには全体かC2配向状態になる
(同図(e))。
C1およびC2の2fffi類の配向状態は、第3図に
示すようなスメクチック層のシェブロン構造の違いで説
明されている。第3図で、31はスメクチック層、32
はC1配向の領域、33はC2配向の領域を表わす。
スメクチック液晶は一般に層構造をもつがSA相からS
c相またはS。′相に転移すると層間隔か縮むので第3
図のように層が上下基板の中央で折れ曲がった構造(シ
ェブロン構造をとる)。折れ曲がる方向は図に示すよう
に01と02の2つ有り得るが、よく知られているよう
にラビングによって基板界面の液晶分子は基板に対して
角度をなしくプレチルト)、その方向はラビング方向に
向って液晶分子が頭をもたげる(先端が浮いた格好にな
る)向きである。このプレチルトのためにC1配向とC
2配向は弾性エネルギー的に等価でなく、上述のように
ある温度で転移が起こる。また機械的な歪みで転わが起
こることもある。
第3図の層構造を平面的にみると、ラビング方向に向っ
てC1配向からC2配向に移るときの境界34はジグザ
グの稲妻状でライトニング欠陥と呼ばれ、C2配向から
C1配向に移るときの境界35は幅の広いゆるやかな曲
線でヘアピン欠陥と呼ばれる。従来は、該C1およびC
2配向において、コントラストの観点からC2の配向状
態を用いた液晶素子を提供するものであった。しかし、
本発明はさらに高コントラストな液晶素子を提供するも
のである。
従って、本発明の目的は、前述の問題点を解決し、さら
に高コントラストな強誘電性液晶素子を提供すること、
特にカイラルスメタヂック液晶の非らせん構造での大き
なチルト角θを生じ、高コントラストな画像が表示され
、且つ残像を生じないデイスプレィを達成できる強誘電
性液晶素子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そこで本発明は強誘電性液晶素子は、強誘電性液晶と、
この強誘電性液晶を間に保持して対向するとともにその
対向面にはそれぞれ強誘電性液晶に電圧を印加するため
の電極が形成されかつ強誘電性液晶を配向するための相
互にほぼ平行で同方向の一軸性配向処理か施された一対
の基板とを備え、 3 4 ■ 強誘電性液晶のプレチルト角をα、チルト角をΘ、
Sm*C層の傾斜角をδとすれば、強誘電性液晶は、 θ〈α + δ で表わされる配向状態を有するか、 ■ 強誘電性液晶は、この基板間のスペーサ等の異物に
よってまたは基板に歪みを加えることによってヘアピン
欠陥およびライトニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ
、かつこの配向状態は、プレチルトにより液晶分子が配
向表面から浮いている方向に対してライトニング欠陥お
よびアスビン欠陥の順序でこれら欠陥が生じることによ
って生じるものであるか、 ■ 強誘電性液晶は、この基板間のスペーサ等の異物に
よってまたは基板に歪みを加えることによってヘアピン
欠陥およびライトニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ
、かつこの配向状態は、ラビング方向に対してライトニ
ング欠陥およびヘアピン欠陥の順序でこれら欠陥が生じ
ることによって生じるものであるか、または ■ 強誘電性液晶は、配向状態がSmA等の高温からS
m*Cに降温する過程で欠陥を伴う配向変化がないもの
であり、 かつ ■ 該配向状態における強誘電性液晶が少なくとも2つ
の安定状態を示し、それらの光学軸のなす角度の1/2
であるθaと該強誘電性液晶のチルト角eとか O〉Θ、 )e/2 の関係を有するか、 ■ 該配向状態における強誘電性液晶が少なくとも2つ
の安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2等分す
る位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに垂直に
他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の偏光板
だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの第1の
安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回転させ
たときの第2の安定状態の呈する色が同じであるか、■
 該配向状態における強誘電性液晶がクロスニコル下、
消光値の透過率の低い2つの安定状態と、クロスニコル
下、消光位の透過率の高い1つまたは2つの安定状態の
計3または4状態を有するか、または ■ 強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過率の
低い第1と第2の2つの安定状態と、クロスニコル下、
消光位の透過率の高い第3と第4の2つの安定状態の4
つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2等分
する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに垂直
に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の偏光
板だけを時計方向に3゛〜30°回転させたときの第1
の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回転さ
せたときの第2の安定状態の呈する色が同じであり、一
方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたと
きの第3の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角
度回転させたときの第4の安定状態の呈する色が異なる
、 ことを特徴とする強銹電液晶素子を提供するものである
前記配向状態は、SmAからSrn*Cに転移する温度
を11℃とすると(Tl   s)tから(Tl   
(10ないし40))*Cまでの、全温度範囲で存在す
るのが好ましい。
また、プレチルト角αとSm*C層の傾斜角δとの関係
が、はぼ δくα で表わされる配向状態を有するのが好ましい。
さらに、前記■および■の場合は、配向状態がライトニ
ング欠陥およびヘアピン欠陥を介さない3つまたは4つ
の異なる安定状態を有するのが好ましい。
[発明の態様の詳細な説明] 第1図は、本発明の強誘電性液晶セルの1例を模式的に
描いたものである。
11aとflbは、それぞれr n203やITO(I
ndium Tin 0xide)等の透明電極12a
と12bて被覆された基板(ガラス板)であり、その上
に200〜3000人厚の絶縁膜13aと13 b (
Si20膜、TiO2膜、T a 205膜など)と、
前7 8 記−船蔵で示すポリイミドで形成した50〜1000人
厚の配向制御膜14aと14bとがそれぞれ積層されて
いる。配向制御膜14aと14bは配向方向が、平行か
つ同−向き(第1図でいえばA方向)になるようラビン
グ処理(矢印方向)しである。基板11aと11bとの
間には、強誘電性スメクチック液晶15が配置され、基
板11aと11bとの間の距離は、強誘電性スメクチッ
ク液晶15のらせん配列構造の形成を抑制するのに十分
に小さい距Ill!(例えば0,1〜3μm)に設定さ
れ、強誘電性スメクチック液晶15は双安定性配向状態
を生じている。上述の十分に小さい距離は、基板11a
とfibとの間に配置したビーズスペーサ16(シリカ
ビーズ、アルミナビーズ)によって保持される。17a
、17bは偏光板である。
このような構成において、本発明者等は特定の配向膜と
液晶の組み合わせを用いると ■上記のC1−C2転移が起こりにくく、液晶材料によ
っては全<C2配内状態が生じないこと、および、 ■C1配向内に従来見出されていた低コントラストの2
つの安定状態のほかに、コントラストの高い別の2つの
安定状態が現われること を新たに発見した。
そこで、表示素子として画面全体を01配向状態に統一
し、かつC1配内内の高コントラストの2状態を白黒表
示の2状態として用いれば、従来より品位の高いデイス
プレィができると期待される。
つまり、本発明者らは、強誘電性液晶素子を、強誘電性
液晶と、この強誘電性液晶を間に保持して対向するとと
もにその対向面にはそれぞれ強誘電性液晶に電圧を印加
するための電極が形成されかつ強誘電性液晶を配向する
ための相互にほぼ平行で同一方向の一軸性配向処理が施
された一対の基板とを備え、強誘電性液晶のプレチルト
角をα、チルト角(コーン角の1/2)をΘ、Sm”0
層の傾斜角をδとすれば、強誘電性液晶は、eくα+δ で表わされる配向状態を有するようにすると、C1配向
状態においてさらにシェブロン構造を有する4つの状態
が存在することを確認した。この4つの01状態は従来
の01状態とは異なっており、なかでも4つの01状態
のうち2つの状態は、双安定状態(ユニフォーム状態)
を形成している。このC1配向のユニフォーム状態は、
従来用いていたC2配向における双安定状態よりもコン
トラストが高く、シたがって、このユニフォーム状態に
おいて、液晶を駆動させることにより、大きなチルト角
eを生じ、高コントラストな画像がデイスプレィされ、
且つ残像も生じない。
以下、上記の、■について詳しく説明する。
■の点についていうと、C1→C2転Sの起こりやすさ
は、第1表に示すように、基板界面付近の液晶分子が基
板と成す角度(プレチルト角)、層の傾き角、および液
晶のチルト角に依存している。
第1表 第1表は、プレチルト角の異なる3種類の配向膜A−C
のセルにチルト角の異なる3種類の液晶a ”−eを注
入して配向状態を見た結果である。ただし、配向11!
AはLP64 (東しく株)製)、配向膜Bは5E61
0(日産化学(株)製)、配向1IICは第11図で示
される構造式のポリアミド酸を焼成して得られるポリイ
ミドで、プレチルト角1 2 はそれぞれ2.5°、6°  12°であった。
第1表から、プレチルト角が大きくてチルト角が小さい
場合にC1配向が維持されることがわかる。この結果は
以下のように考えれば理解できる。
C1配向、C2配向での基板近くのダイレクタはそれぞ
れ第4(A)図(a)および(b)のコーン41上にあ
るから、チルト角e、プレチルト角αおよび順傾斜角δ
の間には C1配向のとき e+δ〉α  (2)C2配向のとき
 θ−δ〉α  (3)の関係が成り立っていなければ
ならない。順傾斜角δはチルト角eより少し小さい値を
持つので、チルト角eの小さい液晶では、 e−δ も
小さく、プレチルト角αが大きい場合には(3)式の関
係が満たされなくなり、C2配向が現われないのである
。したがって、本発明でいうC2配向を生ぜずC1配向
を生じさせるための条件はe−δくα      (4
) であることが必要になる。
チルト角と順傾斜角は液晶の温度に依存するので、ある
温度で(4)式が成り立っても、更に低温ではその条件
が破れてC2配向が現われることがある。(4)式の条
件はその液晶を表示装置として用いる全温度範囲で成り
立っている必要がある。
本発明において、プレチルト角αは、好ましくは6°く
αく30°、より好ましくは8°くαく30°、さらに
好ましくは10°〈αく30°を示し、チルト角eは7
’ <8<27°を示し、δは0°〈δ〈25′″を示
すとよい。
第4図(B)は代表的な液晶のチルト角θと層の傾き角
δの温度変化の様子を示す。eおよびδは5A−3c″
相転移点TAc直下で急な変化を示し、転移点から離れ
るにつれて大きくなるが、温度変化はゆるやかになる。
第4(B)図に示すように、eと6の差はT ”” T
 A Cでは0であり、低温になるにつれて大きくなる
したがって、(4)式は、相転移点から液晶と配向膜と
で決まる一定温度までの範囲で成立し、それ以下では成
立しない。この温度範囲内で表示素子として用いればC
1配向を維持することができるから、できるだけ広い温
度範囲を有することが望ましいが、実用的には5deg
〜35degの温度範囲が確保できれば十分である。
方、相転移点にあまり近い温度ではeが小さずきて実用
に供さないので、実際には相転移点から5deg程度離
れたところから使うことが多い。したがって、相転移点
をTAc℃として(4)式は少なくとも(TAo−5)
℃から(TAclO)℃の範囲で成立していること、望
ましくは(TAC5)tから(TAC40)℃までの範
囲で成立していることが必要である。
次に■の点について説明する。従来の低プレチルト配向
膜では、C1配向においては比較的コントラストの低い
2つの状態しか安定には存在しえなかった。ところが、
第1表に示した配向膜Cのような高プレチルト配向膜で
は、C1配向のなかに4つの状態が存在して、そのうち
の2つは従来と同じ低コントラストの2状態(偏光顕微
鏡の視野下では消光位かなく青く見えるので液晶のダイ
レクタか上下の基板間てねしれている。以下、スプレィ
状態と呼ぶ)で、ほかの2つはきわたってコントラスト
の高い、かつ見掛けのチルト角の大ぎい状態(偏光顕微
鏡下で消光位がある。以下、ユニフォーム状態と呼ぶ)
である。新たに見出された二二フ(−ム状態のコントラ
ストと透過率はC2配向での値よりも高い。そして、C
1のユニフォーム状態はC1のスプレィ状態に比へ、ク
ロスニコル下、消光位の透過率が低くC1のスプレィ状
態は2つの状態の区別がつかなくなり、ユニフォーム2
状態とスプレィ1状態の計3状態のみ観測される場合も
ある。
第2表は、いくつかの液晶a〜dのスプレィ状態での無
電界時のみかけのチルl−角θ 5playと、ユニフ
ォーム状態でのみかけのチルト角θ unlf。
rmおよびデル1−角θを示したものである。第2表中
にはθ 5playおよびθ uniformとeとの
比も示しである。この表かられかるように、同じ液晶材
料でもみかけのチルト角はスプレィ状態て小さ5 6 く、ユニフォーム状態で大きい。eとの比でみても、ス
プレィ状態てはθ@pla)’/9≦0.4、ユニフォ
ーム状態てはθunlform/6≧0.5である。こ
こで、本発明では、C1状態における4つの状態のうち
、e〉Θ、>e/2の関係を示す状態をユニフォーム状
態という。
第2表 そこで本発明は、強誘電性液晶索子を、強誘電性液晶と
、この強誘電性液晶を間に保持して対向するとともにそ
の対向面にはそれぞれ強誘電性液晶に電圧を印加するた
めの電極が形成されかつ強誘電性液晶を配向するための
相互にほぼ平行で同一方向の一軸性配向処理が施された
一対の基板とを備え、強誘電性液晶のプレチルト角をα
、チルト角(コーン角の1/2)をΘ、Sm*C層の傾
斜角を6とすれば、強誘電性液晶は、 eくα+δ で表わされる配向状態を有し、かつ該配向状態における
強誘電性液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それ
らの光学軸のなす角度の1/2であるC8と該強誘電性
液晶のチルト角eとがe〉Θ、 >0/2 の関係を満たすC1配向におけるユニフォーム状態を表
示に利用しようとするものである。
また、本発明でいうC1状態は、基板間のスペーサ等の
異物によってまたは基板に歪みを加えることによってヘ
アピン欠陥およびライトニング欠陥に囲まれた配向状態
を生じ、かっこの配向状態は、プレチルトにより液晶分
子が配向表面から浮いている方向に対しであるいはラビ
ング方向に対シテ、ライトニング欠陥およびアスビン欠
陥の順序でこれら欠陥が生じることによって生じる状態
である。または、スメクチックA (SmA)等の高温
からスメクチックc (Sm” c)に降温する過程で
欠陥を伴う配向変化がない状態であるということができ
る。
本発明のC1配向におけるスプレィ状態とユニフォーム
状態との違いは、前述のみかけのチルト角が違うことの
他に、コントラストの違いがある。スプレィ配向は上述
のように暗状態においてもクロスニコル下で完全な消光
位が得られず、偏光板をクロスニコルから数度捩フた位
置に配置するほうがより暗くなる。これに対し、ユニフ
ォーム配向はクロスニコル下でほぼ完全な消光位があり
、このために高いコントラスト比を示す。この違いは次
のような測定を行えばいっそうはっきりする。
まず、クロスニコル下でアップ・ダウンの2状態のコン
トラストかなくなる位置、すなわち2状態の光学軸のな
す角を2等分する方向(スメクチック層方向)に一方の
偏光板の吸収軸を合わせ、これに垂直に他方の偏光板の
吸収軸を合わせる。
この位置から検光子(観測者側の偏光板)だけを時計方
向に3°〜30°の適当な角度回転させるとアップ・ダ
ウン2状態の透過光状態に差が生じコントラストがつく
。多くの場合、アップの状態が色濃く見え、ダウンの状
態は色が淡くなる。逆に、検光子な反時計方向に同じ角
度回転させると、逆の色づきがみられる。すなわち、ア
ップの状態は色淡くなり、ダウン状態は色濃くなる。
そこで、この検光子回転に対する色づきの様子に着目す
ると、1.0μmなし)し2.0μmのギャップをもつ
セルにあっては、 (1)スプレィ配向のアップ・ダウン2状態については
時計方向に回転したときのアップの色はかっ色ないし赤
紫色であるのに対し、反時計方向に回転したときのダウ
ンの色は青色ないし藍色な呈9 0 していて、この2つの色は異なる。一方、(2)ユニフ
ォーム配向のアップ・ダウン2状態については、上記2
つの色はともにかっ色ないし赤紫色で同じである。
この違いは、後述のように上下基板間でダイレクタが捩
れているか否かに基づくものと考えられるが、いずれに
してもこの測定からスプレィ配向とユニフォーム配向を
質的に区別することができる。
また、本発明におけるC1配向の4つの状態は電界をか
けると互いに遷移する。弱い正負のパルス電界を印加す
るとスプレィ2状態間の遷移が起こり、強い正負のパル
ス電界を印加するとユニフオーム2状態間の遷移が起こ
る。ユニフォーム2状態を用いると従来より明るくコン
トラストの高い表示゛素子が実現できる。
ところで、液晶の選択の仕方によっては、該ユニフォー
ム状態の生じ易さに差がある。第1表の配向膜Cを用い
ていくつかの液晶でユニフォーム状態の有無を調べた結
果が第3表である。傾斜角の小さい液晶はどユニフォー
ム状態を取りやすいことが分かる。この原因は必ずしも
明らかではないが、次のようなことが推察される。
第3表 ユニフォーム状態においては、その光学的性質からみて
ダイレクタが上下基板間でねしれていないと考えられる
。第5(A)図はC1配向の各状態における基板間の各
位置でのダイレクタの配置を示す模式図である。図中、
51〜54は各状態においてダイレクタをコーンの底面
に投影し、これを底面方向から見た様子を示しており、
51および52がスプレィ状態、53および54がユニ
フォーム状態と考えられるダイレクタの配置である。同
図から分かるとおり、ユニフォームの2状態53と54
においては、上下いずれかの基板界面の液晶分子の位置
がスプレィ状態の位置と入れ替わっている。第5(B)
図は、C2配向を示しており、界面のスイッチングはな
く、内部のスイッチングで2状態がある。第6図は界面
分子位置の異なる2つの領域の境界付近のダイレクタの
様子を示したものである。界面分子の位置は同図に示す
ようにコーンの頂点60を通って一方から他方へ移ると
考えられるので、チルト角の小さいほうが移りやすい。
このためチルト角の小さい液晶でユニフォーム状態が実
現されるのである。
界面の分子が一方の位置から他方の位置へ電界によって
診る際に受けるトルクの方向は、分子がコーン上のどの
位置にあるかによって異なる。すなわち、第6図のコー
ン端61および62よりもプレチルトの高い位置にあれ
はコーンの頂点60を通る方向にトルクを受け、逆にコ
ーン端61および62よりも低い位置にあれば分子は基
板に押し付けられる方向にトルクを受ける。したがって
、前者の位置にあるほうがスイッチングが起こりやすい
。プレチルトがコーン端61および62よりも高い位置
に来るための条件は簡単な幾何学的考察により、 5ina>sinδcosθ  (5)となり、プレチ
ルト角α、順傾斜角δ、チルト角eが小さいときはこの
条件は近似的に、α〉δ        (6) となる。順傾斜角δはチルト角θに近い値を持つのて第
3表に示した実験結果が得られたと解釈される。
よって、C1配向におけるユニフォーム状態をより安定
に形成させるには、ざらにα〉δの関係を満たすことが
効果的である。
また、ユニフォーム状態を安定に形成させるために上下
基板のラビング方向をO〜20″の範囲でずらしたクロ
スラビングも可能である。
なお、以上の実験におけるチルト角Θ、層の傾3 4 き角δ、プレチルト角α、およびみかけのチルト角θa
は以下のようにして測定した。
チルト角θの測定 10V〜30VのDCをFLC素子の上下基板間に印加
しながら直交クロスニコル下、その間に配置されたFL
C素子を偏光板と水平に回転させ第1の消光位(透過率
が最も低くなる位置)をさがし、次に上記と逆極性のD
Cを印加しながら第2の消光位をさがす。このときの第
1の消光位から第2の消光位までの角度の1/2をチル
ト角eとした。
みかけのチルト角θaの測定 液晶のしきい値の単発パルスを印加した後、無電界下、
かつ直交クロスニコル下、その間に配置されたFLC素
子を偏光板と水平に回転させ第1の消光位をさがし、次
に上記の単発パルスと逆極性のパルスを印加した後、無
電界下、第2の消光位をさがす。このときの第1の消光
位から第2の消光位までの角度の1/2を08とした。
層の傾き角δの測 X線解析装置RAD−11B (45KV、30mA)
を用いてX線解析法で6を測定した。
プレチルト角αの測 Jpn、J、八pp1.Phys、vol19 (19
80)NO,10,5hortNotes 2013に
記載されている方法(クリスタルローテーション法)に
従って求めた。
つまり、平行かつ反対方向にラビングした基板を貼り合
せてセル厚20μmのセルを作成し、0℃〜60℃の範
囲でSmA相を有する液晶(A)を封入し測定を行った
液晶セルを上下基板に垂直かつ配向処理軸を含む面で回
転させながら回転軸と45°の角度をなす偏光面をもつ
ヘリウム・ネオンレーザ光を回転軸に垂直な方向から照
射し、その反対側で入射偏光面と平行な透過軸をもつ偏
光板を通してフォトダイオードで透過光強度を測定した
干渉によってできた透過光強度の双曲線群の中心となる
角と液晶セルに垂直な線となす角度をφオとし、下式に
代入してプレチルト角α0を求めた。
no:常光屈折率 n8 :異常光屈折率 [実施例] 以下、本発明に係る液晶素子を作成した実施例を説明す
る。
釆」1吐土 透明電極の付いたガラス基板上に酸化タンタルの薄膜を
スパッタ法で形成し、その上に日立化成(株)製のポリ
アミド酸LQ1802の1%NMP溶液をスピンナで塗
布し270℃で1時間焼成した。次に、この基板をラビ
ングし、同じ処理をしたもう1枚の基板とラビング方向
が平行かつ同方向になるように15μmのギャップを保
って貼り合わせ、セルを作成した。該セルのプレチルト
角はクリスタルローテーション法により14゜である。
該セルにフェニルピリミジンを主成分とする混合液晶で
、チルト角は室温で12°、要領斜角は室温で10°の
強誘電性液晶を注入した。
相転移温度は以下のとおりであった。
−20℃ 45℃ 70℃ 78℃ Crysta14−3♂←5A4−Ch←■s。
第7図はこの液晶のチルト角の温度変化を示したもので
ある。
液晶を注入したセルを100℃で1時間エージングした
後、Sc″相の範囲で温度を下げながら観測したところ
、全温度範囲でC1配向が保たれ、電界による4状態の
遷穆が可能てあった。第8図はこの4つの状態が混在す
るセルの偏光顕微鏡での観察スケッチで81と82はス
プレィ状態、83と84がユニフォーム状態である。見
掛けのチルト角はスプレィ2状態間では5″、ユニフオ
ーム2状態間で10°であり、波高値24Vの矩形パル
スを印加すると、パルス幅20μsでスプレィ状態間の
スイッチングが起こり、パルス幅60μsでユニフォー
ム状態間のスイッチングが7 8 起こった。
次に、該ユニフォーム状態での表示特性を評価する。
上述の液晶セルを一対の90°クロスニコル偏光子の間
に挟み込んでから、50μsecの30■パルスを印加
して90°クロスニコルを消光位(最暗状態)にセット
し、このときの透過率をホトマルチブレターにより測定
し、続いて50μSeeの一30Vパルスを印加し、こ
のときの透過率(明状態)を同様の方法で測定したとこ
ろ、暗状態時の透過率は0.5%で、明状態時の透過率
は10%であり、従って、コントラスト比は50:1で
あった。
また、光学的な応答(透過光量変化0〜97%)時間を
測定したところ、O,1secであった(第10図)。
つまり、切り換わりのよいスイッチングが行なわれる。
さらに、上下の基板にストライブ状の電極を付け、それ
らの交叉部に画素を形成した以外は上記と同じ構成でマ
トリクス表示パネルを作り、第9図の駆動波形を印加し
たところ、良好に動作した。第9図においてSN、5N
41などは走査電極に印加する電圧波形、■は信号電極
に印加する電圧波形、I−S、などは画素に印加される
電圧波形である。
釆】l辻且 実施例1て用いたのと同じ配向膜のセルに、やはりフェ
ニルピリミジンを主成分とする別の液晶(室温において
チルト角21°、傾斜角17°)を入れた。C1配向で
ユニフォーム状態は示すものの、マトリクス駆動波形を
印加すると、該室温ではスプレィ状態が多く存在してし
まう。しかし、55℃以上で用いると(該55℃ではチ
ルト角11°、傾斜角9°)ユニフォーム状態が安定に
存在するようになった。この液晶の相転移温度は、次の
よってあった。
高温で使用することにより、傾斜角を小さくし、式(5
)または式(6)の条件を満たすようにすれば、コント
ラストのみならずマトリクス駆動に最適に利用できる、
より安定なユニフォーム状態が形成できる。
土軟週 低プレチルト角の配向膜として東しく株)製のLP64
を用いた以外は実施例1と同様にして液晶セルを作成し
、液晶(室温においてチルト角17°、傾斜角13.5
°)を注入したところ、C2配向状態になった。
該セルのプレチルト角は、クリスタルローテーション法
で計ったところ、2.5°であった。
暗状態の透過率は1%で、明状態での透過率は6%であ
り、コントラストは6:1、光学応答時間は2.0se
cであった(第10図)。
[発明の効果] 以上説明したように、C1配向におけるユニフォーム状
態を表示に利用した本発明の液晶素子は、高コントラス
トな画像で且つスイッチング良好な残像を生しないデイ
スプレィを達成できる液晶素子となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の強誘電性液晶セルの1例を示す模式
図、 第2図(a)〜(e)は、第1図の液晶セルに強誘電性
液晶を注入し、温度を降下させていったときの配向状態
の変化を示す模式図、 第3図は、C1およびC2の2種類の配向状態の相違を
示す説明図、 第4(A)図(a)および(b)は、C1およびC2配
向でのチルト角、プレチルト角および要領斜角間の関係
を示す説明図、 第4(B)図は、液晶のチルト角eと層の傾き角δの温
度変化を示す図、 第5(A)図は、C1配向の各状態にお+−Jる基板間
の各位置てのダイレクタの配置を示す模式第5(B)図
は、C2配向の各状態における基板間の各位置でのダイ
レクタの配置を示す模式第6図は、界面分子位置の異な
る2つの領域の境界付近のダイレクタの様子を示す模式
図、第7図は、本発明の一実施例に係る液晶素子におけ
るチルト角の温度変化を示すグラフ、第8図は、前記液
晶素子における4つの状態が混存する様子をスケッチし
た模式図、 第9図は、前記液晶素子に印加した駆動波形を示すタイ
ミングチャート、そして 第10図は、実施例1のユニフォーム配向状態における
光学特性の測定結果、並びに比較例の光学特性の測定結
果を比較するグラフ、そして第11図は、ポリアミド酸
を焼成して得られるポリイミド配向膜の構造式である。 11a、11b:基板、12a、12b:透明電極、1
3a、13b:絶縁膜、14a、14b配向制御膜、1
5:強誘電性液晶。 ×100 xlOO 第2図 (25°C] 第2図 O 如しト角O メEのイ1〔ぎ山g (69p) [9−1zll+

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶のプレチルト角をα、チルト角をΘ、Sm^*C層の
    傾斜角をδとすれば、強誘電性液晶は、 Θ<α+δ で表わされる配向状態を有し、かつ該配向状態における
    強誘電性液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それ
    らの光学軸のなす角度の1/2であるθ_aと該強誘電
    性液晶のチルト角ΘとがΘ>θ_a>Θ/2
  2. (2)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶のプレチルト角をα、チルト角をΘ、Sm^xC層の
    傾斜角をδとすれば、強誘電性液晶は、 Θ<α+δ で表わされる配向状態を有し、かつ該配向状態における
    強誘電性液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それ
    らの光学軸のなす角を2等分する位置に一方の偏光板の
    吸収軸を合わせ、それに垂直に他方の偏光板の吸収軸を
    合わせた配置から一方の偏光板だけを時計方向に3°〜
    30°回転させたときの第1の安定状態の呈する色と、
    反時計方向に同じ角度回転させたときの第2の安定状態
    の呈する色が同じであることを特徴とする強誘電性液晶
    素子。
  3. (3)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶のプレチルト角をα、チルト角をΘ、Sm^*C層の
    傾斜角をδとすれば、強誘電性液晶は、 Θ<α+δ で表わされる配向状態を有し、かつ該配向状態における
    強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過率の低い
    2つの安定状態と、クロスニコル下、消光位の透過率の
    高い1つまたは2つの安定状態の計3または4状態を有
    することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  4. (4)強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過率
    の低い第1と第2の2つの安定状態と、クロスニコル下
    、消光位の透過率の高い第3と第4の2つの安定状態の
    4つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2等
    分する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに垂
    直に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の偏
    光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの第
    1の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回転
    させたときの第2の安定状態の呈する色が同じであり、
    一方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させた
    ときの第3の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ
    角度回転させたときの第4の安定状態の呈する色が異な
    ることを特徴とする請求項3記載の強誘電性液晶素子。
  5. (5)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは基
    板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびライ
    トニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配向
    状態は、プレチルトにより液晶分子が配向表面から浮い
    ている方向に対してライトニング欠陥およびヘアピン欠
    陥の順序でこれら欠陥が生じることによって生じるもの
    であって、該配向状態における強誘電性液晶が少なくと
    も2つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角度の
    1/2であるθ_aと該強誘電性液晶のチルト角Θとが
    Θ>θ_a>Θ/2 の関係を有することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  6. (6)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは基
    板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびライ
    トニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配向
    状態は、プレチルトにより液晶分子が配向表面から浮い
    ている方向に対してライトニング欠陥およびヘアピン欠
    陥の順序でこれら欠陥が生じることによつて生じるもの
    であって、該配向状態における強誘電性液晶が少なくと
    も2つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2
    等分する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに
    垂直に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の
    偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの
    第1の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回
    転させたときの第2の安定状態の呈する色が同じである
    ことを特徴とする強誘電性液晶素子。
  7. (7)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは基
    板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびライ
    トニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配向
    状態は、プレチルトにより液晶分子が配向表面から浮い
    ている方向に対してライトニング欠陥およびヘアピン欠
    陥の順序でこれら欠陥が生じることによって生じるもの
    であって、かつ該配向状態における強誘電性液晶がクロ
    スニコル下、消光位の透過率の低い2つの安定状態と、
    クロスニコル下、消光位の透過率の高い1つまたは2つ
    の安定状態の計3または4状態を有することを特徴とす
    る強誘電性液晶素子。
  8. (8)強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過率
    の低い第1と第2の2つの安定状態と、クロスニコル下
    、消光位の透過率の高い第3と第4の2つの安定状態の
    4つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2等
    分する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに垂
    直に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の偏
    光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの第
    1の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回転
    させたときの第2の安定状態の呈する色が同じであり、
    一方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させた
    ときの第3の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ
    角度回転させたときの第4の安定状態の呈する色が異な
    ることを特徴とする請求項7記載の強誘電性液晶素子。
  9. (9)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持し
    て対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性液
    晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電性
    液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一軸
    性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性液
    晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは基
    板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびライ
    トニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配向
    状態は、ラビング方向に対してライトニング欠陥および
    ヘアピン欠陥の順序でこれら欠陥が生じることによって
    生じるものであって、かつ該配向状態における強誘電性
    液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それらの光学
    軸のなす角度の1/2であるθ_aと該強誘電性液晶の
    チルト角Θとが Θ>θ_a>Θ/2 の関係を有することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  10. (10)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持
    して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性
    液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電
    性液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一
    軸性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性
    液晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは
    基板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびラ
    イトニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配
    向状態は、ラビング方向に対してライトニング欠陥およ
    びヘアピン欠陥の順序でこれら欠陥が生じることによっ
    て生じるものであって、かつ該配向状態における強誘電
    性液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それらの光
    学軸のなす角を2等分する位置に一方の偏光板の吸収軸
    を合わせ、それに垂直に他方の偏光板の吸収軸を合わせ
    た配置から一方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°
    回転させたときの第1の安定状態の呈する色と、反時計
    方向に同じ角度回転させたときの第2の安定状態の呈す
    る色が同じであることを特徴とする強誘電性液晶素子。
  11. (11)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持
    して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性
    液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電
    性液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一
    軸性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性
    液晶は、この基板間のスペーサ等の異物によってまたは
    基板に歪みを加えることによってヘアピン欠陥およびラ
    イトニング欠陥に囲まれた配向状態を生じ、かつこの配
    向状態は、ラビング方向に対してライトニング欠陥およ
    びヘアピン欠陥の順序でこれら欠陥が生じることによっ
    て生じるものであって、かつ該配向状態における強誘電
    性液晶がクロスニコル下、消光位の透過率の低い2つの
    安定状態と、クロスニコル下、消光位の透過率の高い1
    つまたは2つの安定状態の計3または4状態を有するこ
    とを特徴とする強誘電性液晶素子。
  12. (12)強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過
    率の低い第1と第2の2つの安定状態と、クロスニコル
    下、消光位の透過率の高い第3と第4の2つの安定状態
    の4つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2
    等分する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに
    垂直に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の
    偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの
    第1の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回
    転させたときの第2の安定状態の呈する色が同じであり
    、一方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させ
    たときの第3の安定状態の呈する色と、反時計方向に同
    じ角度回転させたときの第4の安定状態の呈する色が異
    なることを特徴とする請求項11記載の強誘電性液晶素
    子。
  13. (13)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持
    して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性
    液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電
    性液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一
    軸性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性
    液晶は、配向状態がSmA等の高温からSm^*Cに降
    温する過程で欠陥を伴う配向変化がなく、かつ該配向状
    態における強誘電性液晶が少なくとも2つの安定状態を
    示し、それらの光学軸のなす角度の1/2であるθ_a
    と該強誘電性液晶のチルト角ΘとがΘ>θ_a>Θ/2 の関係を有することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  14. (14)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持
    して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性
    液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電
    性液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一
    軸性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性
    液晶は、配向状態がSmA等の高温からSm^*Cに降
    温する過程で欠陥を伴う配向変化がなく、かつ該配向状
    態における強誘電性液晶が少なくとも2つの安定状態を
    示し、それらの光学軸のなす角を2等分する位置に一方
    の偏光板の吸収軸を合わせ、それに垂直に他方の偏光板
    の吸収軸を合わせた配置から一方の偏光板だけを時計方
    向に3°〜30°回転させたときの第1の安定状態の呈
    する色と、反時計方向に同じ角度回転させたときの第2
    の安定状態の呈する色が同じであることを特徴とする強
    誘電性液晶素子。
  15. (15)強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保持
    して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電性
    液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘電
    性液晶を配向するための相互にほぼ平行で同一方向の一
    軸性配向処理が施された一対の基板とを備え、強誘電性
    液晶は、配向状態がSmA等の高温からSm^*Cに降
    温する過程で欠陥を伴う配向変化がなく、かつ該配向状
    態における強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透
    過率の低い2つの安定状態と、クロスニコル下、消光位
    の透過率の高い1つまたは2つの安定状態の計3または
    4状態を有することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  16. (16)強誘電性液晶がクロスニコル下、消光位の透過
    率の低い第1と第2の2つの安定状態と、クロスニコル
    下、消光位の透過率の高い第3と第4の2つの安定状態
    の4つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角を2
    等分する位置に一方の偏光板の吸収軸を合わせ、それに
    垂直に他方の偏光板の吸収軸を合わせた配置から一方の
    偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させたときの
    第1の安定状態の呈する色と、反時計方向に同じ角度回
    転させたときの第2の安定状態の呈する色が同じであり
    、一方の偏光板だけを時計方向に3°〜30°回転させ
    たときの第3の安定状態の呈する色と、反時計方向に同
    じ角度回転させたときの第4の安定状態の呈する色が異
    なることを特徴とする請求項15記載の強誘電性液晶素
    子。
  17. (17)前記配向状態がライトニング欠陥 およびヘアピン欠陥を介さない3つまたは 4つの異なる安定状態を有する請求項1〜3、13〜1
    5のいずれか1項記載の強誘電性液晶素子。
  18. (18)前記配向状態が、SmAからSm^*Cに転移
    する温度をT_1℃とすると(T_1−5)℃から(T
    _1−10)℃までの、全温度範囲で存在する請求項1
    〜16のいずれか1項記載の強誘電性液晶素子。
  19. (19)前記配向状態が、SmAからSm^*Cに転移
    する温度をT_1℃とすると(T_1−5)℃から(T
    _1−20)℃までの、全温度範囲で存在する請求項1
    〜16のいずれか1項記載の強誘電性液晶素子。
  20. (20)前記配向状態が、SmAからSm^*Cに転移
    する温度をT_1℃とすると(T_1−5)℃から(T
    _1−30)℃までの、全温度範囲で存在する請求項1
    〜16のいずれか1項記載の強誘電性液晶素子。
  21. (21)前記配向状態が、SmAからSm^*Cに転移
    する温度をT_1℃とすると(T_1−5)℃から(T
    _1−40)℃までの、全温度範囲で存在する請求項1
    〜16のいずれか1項記載の強誘電性液晶素子。
  22. (22)プレチルト角αとSm^*C層の傾斜角δとの
    関係が、ほぼ δ<α で表わされる配向状態を有する請求項1〜16記載の強
    誘電性液晶素子。
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