JPH03250082A - 導電性接着剤 - Google Patents

導電性接着剤

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JPH03250082A
JPH03250082A JP4886590A JP4886590A JPH03250082A JP H03250082 A JPH03250082 A JP H03250082A JP 4886590 A JP4886590 A JP 4886590A JP 4886590 A JP4886590 A JP 4886590A JP H03250082 A JPH03250082 A JP H03250082A
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JP
Japan
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group
powder
solvent
adhesive
polymer
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JP4886590A
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English (en)
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Toru Funayama
舟山 徹
Kazuyoshi Kine
甲子 一良
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Yuji Tashiro
裕治 田代
Rika Takatsu
高津 利佳
Takeshi Isoda
礒田 武志
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシラザン系セラミックス前駆体ポリマーに導電
性無機粉末を含有させた耐熱性に優れた導電性接着剤に
関する。
〔従来の技術〕
従来より、ICチップを絶縁基板や電極に接着し。
或は半導体発熱素子を金属板に接着するとともに電気的
に接続する等の用途に用いる導電性接着剤が知られてい
る。この種の導電性接着剤としては(1)エポキシ樹脂
、フェノール樹脂、ポリイミド等の有機高分子に導電性
金属粉末を加えて混合したもの (2)シリコーン及び変性シリコーンに導電性金属粉末
を加えて混合したもの (3)導電性金属束にアルカリ金属ケイ酸塩、リン酸塩
及びシリカゾル等を結合剤として加えたもの が知られている。また、はんだ等の低融点金属を用いる
接着は古くから行われている。
しかしながら、(1)の導電性接着剤は耐熱性に乏しく
、温度が上昇すると接着力が著しく低下するため、30
0℃以上の環境下では使用できない難点があり、(2)
の導電性接着剤は接着強度に劣り。
温度が上昇するとシリコーンの蒸発、飛散のため。
350℃以上の温度範囲では使用できない問題があった
。これらに対して、(3)の無機接着剤は1000℃以
上の温度でも使用でき、耐熱性に優れるという特徴を有
するものの、気密性に劣り、また一部の金属或はセラミ
ックスとの接着強度が著しく低いという欠点がある。な
お、はんだ等の低融点金属については、金属の融点以上
では使用不能であり、また、金属、セラミックスとの濡
れ性を改善するために、多くの場合、前処理が必要であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の実情に鑑みてなされたものであ
って、耐熱性及び気密性に優れると共にその取扱い性に
も優れた導電性接着剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した
結果、シラザン系セラミックス前廓体ポリマーに導電性
無機粉末を含有した導電性接着剤が有効であることを見
い出し、本発明を完成するに到った。
すなわち1本発明によれば、シラザン系セラミックス前
駆体ポリマーと導電性無機粉末を含むことを特徴とする
導電性接着剤が提供される。
本発明の導電性接着剤は前記構成からなるので、導電性
を有すると共に500℃以上の高温下においても強い接
着力を示すため、il!子部品等における高温に曝され
る部位1例えば感温素子、燃焼センサー5点火素子、放
電加工用等の電極やジュール熱の発生する部位たとえば
高集積化したIC,圧電振動子の電極、発熱素子の電極
、赤外線発生素子等の接着剤として有効に利用される。
又、本接着剤は気密性にも優れているので、封止剤とし
ても使用できる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明で用いるシラザン系セラミックス前駆体ポリマー
としては、焼成後、セラミックス化するもの、たとえば
、オルガノポリシラザン、ベルヒドロポリシラザン、ポ
リシロキサザン、ポリメタロシラザンのいずれもが使用
できるが、好ましくは数平均分子量500〜1500の
シラザン系セラミックス前駆体ポリマーが使用される。
シラザン系前駆体ポリマーの数平均分子量が500未満
であると、接着硬化時間が長くなると共に蒸発減量が多
いので、高温における接着力が弱くなり、また前駆体ポ
リマーの数平均分子量が1500を超えると硬化時間が
早くなり過ぎ、その取扱い性に支障を来たし、また接着
強度や気密性が低下するので好ましくない。
本発明で好ましく使用されるシラザン系セラミックス前
駆体ポリマーとしてはたとえば、下記−般式 で表わされる繰り返し単位からなる骨格を有し。
数平均分子量が500〜1,500の範囲のポリシラザ
ンが挙げられる。上記一般式中R1、R2及びR3は各
々独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロ
アルキシ基、アリール基またはこれらの基以外で珪素に
直結する基が炭素である基がアルキルシリル基、アルキ
ルアミノ基、アルコキシ基等が挙げられる。アルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基等が挙げられ、アルケニル基として
は、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、
ヘキセニル基、ヘプテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニ
ル基、オクテニル基、デセニル基等が挙げられる。又、
シクロアルキル基としては、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基。
シクロヘプチル基等が、アリル基としてはフェニル基、
l〜リル基、キシリル基、ナフチル基等が使用される。
好ましいポリシラザンを具体的に例示すれば、一般式 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子、アルキル基
、アルケニル基、シクロアルキル基、アリールまたはこ
れらの基以外ば珪素に直結する基が炭素である基、アル
キルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基である
。) で表わされる繰り返し単位からなる骨格を有する数平均
分子量が500〜1 、500の環状ポリシラザン、鎖
状ポリシラザンまたこれらの混合物から構成されるもの
が挙げられる0本発明のマトリックスの製造にとって特
に好ましい上記式中のR” 、R”は低級アルキル基で
ある。
このようなポリシラザンは、たとえばハロシラン、例え
ばジクロロシランをピリジンの如き塩基と反応させて得
られるジクロロシランと塩基とのアダクトを更にアンモ
ニアと反応させることにより得ることができる。
また、本発明者らが提案したシラザン高重合体、即ち、
原料として上記の如きポリシラザンまたはA、5toc
k、 and K、Somiesk Ber Dtsc
h、 Chew、 Ges。
54、 p740(1921)、W、M、5cantl
in、 InorganicChemistry、11
(1972)、 D、5eyferth、米国特許第4
,397.328号明細書等により開示されたシラザン
重合体を塩基性溶媒または塩基性化合物を含む非塩基性
溶媒に添加し一78℃〜300℃で重縮合反応を行わせ
ることにより得られる数平均分子量200〜500 、
000、好ましくは500〜1 、500の高重合体が
使用できる。
前記塩基性化合物又は塩基性溶媒としては、窒素やリン
の如き塩基性元素を有する化合物1例えば第3級アミン
や立体障害性の基を有する第2級アミン、フォスフイン
等であり、例えば、トリメチルアミン、ジメチルエチル
アミン、ジエチルメチルアミン及びトリエチルアミン等
のトリアルキルアミン、ピリジン、ピコリン、ジメチル
アニリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジンの第3級
アミン類の他、ピロール、3−ピロリン、ピラゾール。
2−ピラゾリン、及びそれらの混合物等を挙げることが
できる。また、非塩基性溶媒としては1例えば、脂肪族
炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素の炭化水素
溶媒、ハロゲン化アルカン、ハロゲン化ベンゼン等のハ
ロゲン化炭化水素、脂肪族エーテル、脂環式エーテル等
のエーテル類が使用できる。好ましい溶媒は、塩化メチ
レン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、エチルエ
ーテル、イソプロピルエーテル等のエーテル類、ペンタ
ン、ヘキサン、イソヘキサン、メチルシクロペンタン、
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭
化水素等である。
重縮合反応は、前記した如き溶媒中で実施され、原料無
機シラザンの溶媒中濃度は0.1〜50重量%、好まし
くは1〜12重量%である。
更に1本発明者らの提案に係る前記−紋穴(1)で示し
た無機ポリシラザンの改質反応により得られる重合体で
架橋結合−+N H+−n(n = 1又は2)を有し
、珪素原子に結合する窒素と珪素との原子比(N/Si
)が0.8以上で数平均分子量が200〜soo、oo
o、好ましくは500〜1500のものが使用できる。
この改質ポリシラザンは一般式(I)で表わされる骨格
を有し数平均分子量が100−so、oooのポリシラ
ザンとアンモニアまたはヒドラジンとを塩基性条件下で
脱水素重縮合反応させることにより製造することができ
る。塩基性条件とは反応系に塩基性化合物、例えば、第
3級アミン類、立体障害性の基を有する第2級アミン類
、フォスフイン等を共存させることを意味し、反応溶媒
中に塩基性化合物を添加することにより形成するか、反
応溶媒として塩基性溶媒または塩基性溶媒と非塩基性溶
媒との混合物を用いることにより形成することができる
。塩基性化合物の添加量は、反応溶媒100重量部に対
し少なくとも5重量部である。前記塩基性溶媒としては
前記″の如く、例えば、トリメチルアミン、ジメチルエ
チルアミン、ジエチルメチルアミン及びトリエチルアミ
ン等のトリアルキルアミン、ピリジン、ピコリン、ジメ
チルアニリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン等の
第3級アミン類の他、ピロール23−ピロリン等を使用
する。また、非塩基性溶媒としては、脂肪族炭化水素、
脂環式炭化水素。
芳香族炭化水素等の炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素
等を使用することができる(特願昭62−202767
号)。
又、本発明者らが特願昭62−223790号等により
提案したポリメタロシラザンであって、主として一般式 (R1及びR2は、各々独立に水素原子、アルキル基、
アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、又はこ
れらの基以外で珪素に直結する基が炭素である基、アル
キルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基である
。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
100〜50 、000のものを、M(OR4)n (Mは、元素周期律表第11a族及び第■族〜第■族の
金属の群から選択される一種又は二種以上でアルコキシ
ドの生成可能な金属であり、R4は同−又は異なっても
よく水素原子、炭素原子数1個〜20個を有するアルキ
ル基又はアリール基であり、少なくとも1個のR4は上
記アルキル基又はアリール基である。) で表わされる金属アルコキシドと反応させて得られる金
属/珪素原子比が0.001〜60であり、数平均分子
量が200〜500,000.好ましくは、500〜1
500のものも使用することができる。
特に好ましいポリメタロシラザンは、 (式中、R,、R,は各々独立に水素原子又は低級アル
キル基である。) で表オ)される単位からなる主骨格を有する数平均分子
量500〜2000のポリシラザンを上記の如き金属ア
ルコキシドと反応させて得られるものである。
5〜100のポリシロキサザン(特開昭62−1950
24号公報)も使用することができる。
上記の式中、R” 、R” 、R3は各々独立に水素原
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基。
アリール基又はこれらの基以外で珪素に直結する基が炭
素である基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、ア
ルコキシ基である。
また1本発明で用いる導電性無機粉末としては。
たとえばPt、Au、Pd、Cu、Ni、^g、Cr、
Fe、Ti、C等の金属、5rCoO,、LaCr0.
 、 MgCr0:l、 LaMn0. 、 SrMn
0. 、 BaTiO3゜In2O,、SnO,、Ti
e、、Bi、O,Jez031M+102.ZnO,(
、ac03、NiO,CoO,MnFezO1,CoF
e2O,、ZnFe20.、CaTi0.等の酸化物セ
ラミックス、SzCr VCr TxCp TxN +
 ZrB、 t T IBZ I MoSi、等の非酸
化物セラミックス等が挙げられ、これらは単独又は2種
以上の混合物として使用される。
導電性無機粉末の形状は球状のものが好ましく、その粒
径は0.1〜20pm程度のものが適当である。
また、前記導電性無機粉末の使用量はこれと組み合おせ
るシラザン系セラミックス前駆体ポリマーの種類、使用
する溶剤及びその用途等によって異なるが、通常、シラ
ザン系セラミックスポリマー100重量部に対し10−
10000重量部好ましくは50〜5000重量部であ
る。10重量部未満であると導電性粒子同士の接触割り
合いが低く、接着剤の導電性が低くなり、また5000
重量部を超えると接着力が弱くなるので好ましくない。
本発明の導電性接着剤を得るには、通常前記シラザン系
セラミックス前駆体ポリマーと導電性無機粉末を好まし
くは有機溶剤中に溶解、分散させればよい。この場合、
有機溶剤としては、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、
芳香族炭化水素の炭化水素溶媒、ハロゲン化メタン、ハ
ロゲン化エタン、ハロゲン化ベンゼン等のハロゲン化炭
化水素、脂肪族エーテル、脂環式エーテル等のエーテル
類が使用できる。好ましい溶媒は、塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ブロモホルム、塩化エチレン、
塩化エチリデン、トリクロロエタン、テトラクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素、エチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、エチルブチルエーテル、ブチルエーテル
、]、]2−ジオキシエタンジオキサン、ジメチルジオ
キサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等の
エーテル類、ペンタンヘキサン、イソヘキサン、メチル
ペンタン、ヘプタン、イソへブタン、オクタン、イソオ
クタン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン。
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の炭
化水素等である。
これらの溶剤を使用する場合、前記シラザン系セラミッ
クス前駆体ポリマーの溶解度や溶剤の蒸発速度を調節す
るために、2種類以上の溶剤を混合してもよい。溶剤の
使用量(割合)は採用する接着方法の作業性がよくなる
ように選択され、またシラザン系セラミックス前駆体ポ
リマーの平均分子量1分子量分布、その構造によって異
なるが、導電性接着剤組成物中に90重量%程度まで混
合することができ、好ましくは10〜50重量ヌの範囲
で混合することができる。
上記のように調製された本発明の導電性接着剤組成物は
均一に溶解もしくは分散させて導電性が必要な接着部、
たとえば電極等に塗布される。塗布手段としては、通常
の塗布方法たとえば浸漬、ロール塗り、バー塗り、刷毛
塗り、スプレー塗り、フロー塗り等が用いられる。塗布
前に対象物をヤスリかけ、脱脂、各種ブラスト等で表面
処理してもよい、また、このような方法で塗布し、充分
乾燥させた後、加熱処理した場合、前記シラザン系セラ
ミックスポリマーは架橋、縮合して硬化し、強靭な接着
力を発揮する。
上記加熱処理条件はシラザン系セラミックス前駆体ポリ
マーの分子量や構造によって異なるが0.5〜b の範囲の温度で処理する。
〔効果〕
本発明の導電性接着剤は前記構成からなるので、導電性
を有すると共に500℃以上の高温下においても強い接
着力を示し、また気密性に優れているため、電子部品等
における高温に曝される部位、例えば感温素子、燃焼セ
ンサー、点火素子、放電加工用等の電極、ジュール熱の
発生する部位たとえば高集積化したIC圧電振動子の電
極、発熱素子の電極、赤外線発生素子等の接着剤あるい
は封止剤として有効に利用される。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
〔参考例1〕 ベルヒドロポリシラザンの 内容積IQの四つロフラスコにガス吹きこみ管。
メカニカルスターシー、ジュワーコンデンサーを装置し
た8反応器内部を脱酸素した乾燥窒素で置換した後5四
つロフラスコに脱気した乾燥ピリジン490dを入れ、
これを氷冷した。次にジクロロシラン51.6gを加え
ると白色固体状の7ダクト(Sin、CQ、・2C,H
,N)が生成した。反応混合物を氷冷し、撹拌しながら
、水酸化ナトリウム管及び活性炭管を通して精製したア
ンモニア51.0gを吹き込んだ。
反応終了後1反応器合物を遠心分離し、乾燥ピリジンを
用いて洗浄した後、更に窒素雰囲気下で濾過し、濾液8
50mを得た。濾液5−から溶媒を減圧留去すると樹脂
固体ベルヒドロポリシラザン0.102Kが得られた。
得られたポリマーの数平均分子量はGPCにより測定し
たところ、980であった。また、このポリマーのIR
(赤外吸収)スペクトル(溶媒:乾燥O−キシレン;ペ
ルヒドロポリシラザンの濃度:fO,2g/Q)を検討
すると、波数(cm−1)3350 (見かけの吸光係
数t =0.55712g−1cm−1)及び1175
のNHに基づく吸収:2170(t =3.14)のS
iに基づく吸収:1020〜820のSi及び5iNS
iに基づく吸収を示すことが確認された。
またこのポリマーの” IINMR(プロトン核磁気共
鳴)スペクトル(60M tl z溶媒CDCQ、 /
基準物質TMS)を検討すると、いずれも幅広い吸収を
示していることが確認された。即ち64.8及び4.4
(br、5ill):1.5(br。
NH)の吸収が確認された。
〔参考例2〕 ポリジルコノシラザンの 内容積1001112の四つロフラコにコンデンサーシ
ーラムキャップ、温度計、及びマグネテイツクスターシ
ーを装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後、四
つロフラスコに参考例1で得られたベルヒドロポリシラ
ザンのベンゼン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度:
4.45重量%)63.4gを入れ、撹拌しながらジル
コニウムテトライソプロポキシド4 、 OOg (1
2、2mmoUを乾燥ベンゼン6.4−に溶解させたも
のを注射器を用いて加え還流させながら1反応させた。
反応終了後、反応溶液をGPC分取すると、ボリヒドロ
ジルコノシラザンが淡黄色固体として得られた。
生成したポリマーの数平均分子量は、凝固点降下法(溶
媒:乾燥ベンゼン)により測定したところ2100であ
った。元素分析の結果、同ポリマーはSj:34.0.
Zr:18.6.N:13.0,0:13,2.C:1
4.4および)l:5.1(各重量で)の組成を有して
いた。
IRスペクトル(乾燥ベンゼン)については3340c
rs−”及び1175のN)Iに基づく吸収:2160
cm−”の5illに基づく吸収: 102102O−
820”のSiH及び5iNSiに基づく吸収: 13
65cm−’及び1335cm−” (δ(C)I、)
2CH−);1170cm−1(v (C−0)Zr)
 ;930cm−” (v 5iOZr、 v (C−
0)Zr)の吸収が観測された。
〔参考例3〕 N−メチルシラザン 参考例1と同一の装置を用いて反応を行った。
即ち、参考例1で示した四つロフラスコに脱気した乾燥
テトラヒドロフラン450威を入れ、これをドライアイ
ス−メタノール浴で冷却した0次にジクロロシラン46
.2gを加えた。この溶液を冷却し、撹拌′しながら無
水メチルアミン44.2gを窒素との混合ガスとして吹
き込んだ。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥テトラヒド
ロフランを用いて洗浄した後、さらに窒′iA雰囲気下
で濾過して濾液820rni1.を得た。溶媒を減圧留
去すると粘性油状N−メチルシラザンが8.4g得られ
た。得られたポリマーの数平均分子量は、GPCにより
測定したところ1100であった。
〔参考例4〕 ポリチタノシラザンの5聚 参考例1とほぼ同様にして得られたベルヒドロポリシラ
ザン(IRスペクトル3350c+++−” (t =
0.557ng−1cWa−J、2170cm−’ (
t =3.14)H数平均分子11120)の乾燥0−
キシレン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度8.30
g/Q) 10.0−に窒素雰囲気下でチタンテトライ
ソプロポキシド0.234g(0,823n++++o
Q)を加え、激しく撹拌すると1反応溶液は無色から黒
色に変化した。
この反応溶液のIRスペクトル(乾燥0−キシレン)を
測定したところ、3350cm−’及び2170e++
+−”の見かけの吸光係数i (Qg−1c+m−’)
は、それぞれ0,356Qg””cwh−”及び2.3
4mg−”cm−”に減少した。先に作成しておいたベ
ルヒドロポリシラザンの検量線との比較により、NHに
基づく吸収(3350ca+−” )に対する濃度は5
.20g#t、一方SiHに基づく吸収(2170cm
−” )に対する濃度は、5.90g#lに相当してい
た。即ち、チタンテトライソプロポキシドとの反応によ
り、ベルヒドロポリシラザン中の5i−II結合が約2
9%。
またN−4結合が約37%消失していることが確認され
た。 3350cm−”、及び2170cm−’の吸収
以外に、1365cm−”及び1335cm″′1(δ
(CJ)2C)l−);1160cm−”、 1125
cwr””及び100100O” (v  (C−0)
Ti);950cm−’ (v 5iOTi。
ν(C−0)Ti);615cm−1(v Ti−0)
の吸収が観測された。
〔参考例5〕 ポリアルミノシラザンの 参考例4で用いたベルヒドロポリシラザンの乾燥0−キ
シレン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度8.14g
#I)60.0−に窒素雰囲気下でアルミニウムトリイ
ソプロポキシド0.4473g(2,19mmon)を
加えて、均一相からなる混合溶液とした。このときの造
単位の全数の比率は約3:2であった。この混合溶液を
窒素雰囲気下で、130℃で2時間撹拌しながら還流反
応を行なった。反応溶液は無色から淡黄色に変化した。
この反応溶液のIRスペクトル(乾燥0−キシレン)を
測定したところ、3350cn+−’及び2170cm
−1の見かけ吸光係数t (Qg−”c+w−1)は、
それぞれ0.184及び2゜14に減少した。先に作成
しておいたベルヒドロポリシラザンの検量線との比較に
より、Ni1に基づく吸収(3350c+m−1)に対
する濃度は2.抛/L一方、SjHに基づく吸収(21
70cm−” )に対する濃度は、 5.2g/Qに相
当していた。即ち、アルミニウムトリイソプロポキシド
との反応により、ベルヒドロポリシラザン中の5i−H
結合が約36%、またN−H結合が約69≦消失してい
ることが確認された。
〔参考例6〕 ポリボロシラザンの已 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;5゜10重量%
)100dを内容積300dの耐圧反応器に入れ、トリ
メチルボレート4.0cc(0,035moQ)を加え
密閉系で120℃で3時間撹拌しながら反応を行なった
反応前後で圧力は0.6kg/aJ上昇した。発生した
気体はガスクロマトグラフィー(GC)iflll定に
より、水素およびメタンであった。室温に冷却後、乾燥
φ−キシレン100−を加え、圧力3〜5mmHg、温
度50〜70℃で溶媒を除いたところ、 5.45gの
高粘性液体が得られた。この液体は、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、クロロホルムおよびその他の有機溶媒に
可溶であった。
前記重合体粉末の数平均分子量は、GPCにより測定し
たところ、1200であった。また、そのIRスペクト
ルの分析の結果、波数(cm−1)3350および11
75のNUに基づく吸収;2170の5i)Iに基づく
吸収;1020〜820の5illおよび5iNSiに
基づく吸収;2960.2940.2840のCHに基
づく吸収;1090のSiOに基づく吸収;1550〜
1300のBOに基づく吸収を示すことが確認された。
さらに前記重合体粉末の” HNMRスペクル(CDC
Q、 、 TMS)を分析した結果、δ4.8(br、
SiH□)、64.7(br、03ill□)、 δ4
.4(br、SiH,)、63.6(br。
Ctl、O)、δ1,4(br、NH)の吸収が観測さ
れた。また、前記重合体の元素桁分結果は、重量基準で
Si:42.4%、 N:25.!It%、C:8.8
%0:12.7%、R: 7.0%、 H:3.8%で
あった。
実施例1 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンの40ut
%0−キシレン溶液に、粒径0.2ΩmのAg粉末及び
粒径10psのAg粉末を重量比ポリマー10.2μm
Ag/10、Ag=1/315で混合し、超音波で分散
させて接着剤とした。
つぎに、寸法1csX4cmX0.2c+wのAQ20
.板に前記導電性接着剤を塗布して接合後、N2中室温
から5’C/分で昇温し、600℃で2時間保持し、炉
冷した。
気密性、密着性は良好であった。室温における比抵抗を
直流四端子法で測定したところ、0.2Ω・cmであっ
た。
実施例2 参考例2で得られたポリジルコノシラザンの30wt%
トルエン溶液に粒径0.3声のZrB2粉末及び粒径1
0pmのZrB2粉末を重量比ポリマー10.37aZ
rB2/10psZrB2:1/4/6で混合し、超音
波で分散させて接着剤とした。
つぎに、寸法1cmX4cmX0.2cmのAQ20.
板に前記導電性接着剤を塗布して接合後、N2中室温か
ら3℃/分で昇温し、800℃で1時間保持し、炉冷し
た。
気密性、密着性に問題はなかった。室温における比抵抗
を直流四端子法で測定したところ、5.8Ω・0膳であ
った。
実施例3 参考例3で得られたN−メチルシラザンの50wt%0
−キシレン溶液に粒径0.5.1716のLaCo0.
粉末及び粒径5pmのLaCo0.粉末を重量比ポリマ
ー10.5μmLaCo0,154LaCoO,=1/
3/3で混合し、超音波で分散させて接着剤とした。
つぎに、寸法1cmX4cmX0.2cmのi、0.板
に前記導電性接着剤を塗布して接合後、空気中、室温か
ら10℃7分で昇温し、500℃で2時間保持し、炉冷
した。気密性、密着性に問題はなかった。室温における
比抵抗を直流四端子法で測定したところ、100Ω・c
lIであった。
実施例4 参考例4で得られたポリチタノシラザンの25wt%ベ
ンゼン溶液に、粒径0.1μmのTiN粉末及び粒径5
趨のTiN粉末を重量比ポリマー10.1pHITiN
1lpHlTiN15IJ/7で混合し、超音波で分散
させた接着剤とした。
つぎに、寸法1cmX4cmX0.2caのA1120
.板に前記導電性接着剤を塗布して接合後、 N11.
中、室温から3℃/分で昇温し、800℃で3時間保持
し、炉冷した。気密性、密着性に問題はなかった。室温
における比抵抗を直流四端子法で測定したところ、55
Ω・C腸であった。
実施例5 参考例5で得られたポリアルミノシラザンの30wt%
O−キシレン溶液に1粒径0.3IlaのSiC粉末及
び粒径10.のSiC粉末を重量比ポリマー10.3.
n5ic/1OpmSiC=1/3/4で混合し、超音
波で分散させた接着剤とした。
つぎに、寸法1cmX4cmX0.2cmのAQ20.
板に前記導電性接着剤を塗布して接合後、Ar中、室温
から10℃/分で昇温し、1000℃で3時間保持し、
炉冷した。気密性、密着性に問題はなかった。室温にお
ける比抵抗を直流四端子法で測定したところ、80Ω・
C−であった。
実施例6 参考例6で得られたポリボロシラザンの40wt%エチ
ルベンゼン溶液に粒径0.5pmのMoSi、粉末及び
粒径107aのMoSi、粉末を重量比ポリマー10.
54MoSi2/lO4MoSi、=1/4/6で混合
し、超音波で分散させた接着剤とした。
つぎに1寸法1cmX3cmX0,2cs+の5uS−
304板に前記導電性接着剤を塗布して接合後、N2中
、室温から5℃/分で昇温し、800℃で2時間保持し
、炉冷した。気密性、密着性に問題はなかった。室温に
おける比抵抗を直流四端子法で測定したところ、25Ω
・C鳳であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シラザン系セラミックス前駆体ポリマーと導電性
    無機粉末を含むことを特徴とする導電性接着剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5436083A (en) * 1994-04-01 1995-07-25 Dow Corning Corporation Protective electronic coatings using filled polysilazanes
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JP2006523749A (ja) * 2003-04-15 2006-10-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 耐熱接着剤
JP2006348124A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Ulvac Japan Ltd シリカ骨格を有する導電性接着剤及びその作製方法

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