JPH03248771A - 管の全姿勢裏波溶接方法 - Google Patents

管の全姿勢裏波溶接方法

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JPH03248771A
JPH03248771A JP4220290A JP4220290A JPH03248771A JP H03248771 A JPH03248771 A JP H03248771A JP 4220290 A JP4220290 A JP 4220290A JP 4220290 A JP4220290 A JP 4220290A JP H03248771 A JPH03248771 A JP H03248771A
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JP
Japan
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torch
pipe
angle
welding
pipes
Prior art date
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Pending
Application number
JP4220290A
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English (en)
Inventor
Minoru Yamada
実 山田
Masayuki Watarido
渡戸 昌幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、管の全姿勢溶接において安定な裏波ビード
を得ることができるようにする管の全姿勢裏波溶接方法
に関し、小径管の溶接に好適なものである。
[従来の技術] 熱交換器や各種プラントでは、多数の管を一定の配列で
並べて機器を構成することも多く、その製作時や点検補
修時などには、固定された管同志を溶接しなければなら
ない場合も多い。
このような管の溶接において、管の径が小さい場合には
、管の内周側からの溶接ができないことから円周自動溶
接装置を用いるなどして管の外周側から溶接するように
している。
例えば水平に突合わされる管同志を自動溶接する自動溶
接装置では、第5図(a)に示すように、トーチ1先端
を管2の半径線り上に位置させるように設定し、管2の
外周に沿って同心上を旋回するようにして全姿勢での溶
接が行われる。
このため管2に対する代表的な位置におけるトーチ1の
姿勢は、第5図(a)に示すように、頂部を0度として
時計回りに角度を取ると、0度から90度では下向上進
、90度から180度では下向上進、180度から27
0度では上向上進、270度から360度では下向上進
となり、溶接トーチ1の先端は、常に管2の半径線り上
に位置している。
[発明が解決しようとする課題〕 ところが、上記のように溶接トーチ1を管2の半径線り
上に設定して全姿勢溶接を行うと、管2の約90度から
225度までの範囲、すなわち、上向王道から上向上進
溶接の一部にかけて、第2図(c) 、(d)に溶融プ
ールの形状をそれぞれ示すように、裏波ビード3に凹部
4か生じるという問題がある。
この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、溶接用のトーチの全姿勢において安定した裏波ビ
ードを形成して溶接することかできる管の全姿勢裏波溶
接方法をを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の
管の全姿勢裏波溶接方法は、管同志を全姿勢で裏波ビー
ドを形成しながら溶接するに際し、トーチに前進角を付
加するとともに、トーチ先端を半径方向に対して後方に
シフト角を付加して溶接するようにしたことを特徴とす
るものである。
すなわち、管の全姿勢溶接における裏波ビートの形成に
ついて実験を行って解析した結果、溶融プール前方を予
熱するようにすることか有効であることが分かった。
そこで、第5図(b)に示すように、トーチ1を傾ける
ようにすることか考えられ、トーチ1に前進角eを付加
して溶接する実験か行われたか、この状態では、平板の
場合と異なり、管の場合に前進角eを与えると、管2の
横断面方向の加熱すべき管肉厚がtからtlに厚くなっ
てしまう。
このため、さらに解析実験か行われ、トーチ]に前進角
θを付加しつつ加熱すべき管肉厚を、従来の管2の半径
線り上にトーチ1を位置させる場合の管肉厚tとほぼ同
等にすることか考えられ、トーチ先端を管の半径方向に
対して後方にシフト角を付加するようにしたのである。
[作 用] この管の全姿勢裏波溶接方法によれば、トーチに前進角
を付加するとともに、管の半径方向に対してトーチ先端
を後方にシフト角の分たけシフトするようにしており、
加熱すべき管肉厚をほぼ一定としたまま溶融プール前方
の予熱が促進されるとともに、溶融プールの形状を先が
尖るようにすることができ、安定した裏波ビードを得る
ことかできるようにしている。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に
説明する。
第1図及び第2図はこの発明の管の全姿勢裏波溶接方法
の一実施例にかかり、第1図は溶接トーチの状態の説明
図、第2図は溶融プールの形状の説明図である。
この管の全姿勢裏波溶接方法では、第1図(a)及び一
部分を拡大した同図(b)に示すように、トーチ1に前
進角eを付加しつつ溶接時に加熱すべき管肉厚Tを、従
来の管2の半径線り上にトーチ1を位置させる場合の管
肉厚tとほぼ同等にすることが考えられ、トーチ1の先
端を管2の半径方向りに対して後方にシフト角αを付加
してシフトするようにしている。
すなわち、トーチ1の前進角θは、管2の中心軸を通る
基準とする半径線L(第1図(a) 、 (b)ではシ
フト角αのため基準となる半径線はL−となる。)とこ
の半径線L(L−)の管2の表面との交点を通る線Mと
の成す角であり、シフト角αを除いて前進角eのみを抽
出し場合には、既に説明した第3図(b)に示す前進角
eと同一である。
次に、トーチ1のシフト角αは、管2の中心軸を通る基
準とする半径線りに対してトーチ1先端の管2表面と接
する点と管中心とを結ぶ線Nとのなす角度であり、換言
すれば、基準とする半径線りの管2の表面上に引いた接
線上でトーチ]をシフトした距離を、この基準とする半
径線りと接線上のトーチ1の交点との成す角度として表
したものである。
このようなシフト角αを用いることで、トーチ1のシフ
ト量を管2の径と無関係に表示することができるように
なる。
このような前進角eとシフト角αをトーチ1に付加した
状態では、溶接時の管2の加熱すべき管肉厚Tは、第1
図(b)に示すように、前進角eとシフト角αをトーチ
1に付加し無い場合の管肉厚tに対してさほど大きくな
らす、はぼ同等となっている。
このようにトーチ1の前進角eとシフト角αを付加して
溶接を行うようにすると、第2図(a) 、 (b)に
示すように、溶融プールの平面形状が溶接方向前方が尖
るようになるとともに、管2の横断面方向の溶融状態も
トーチ1の下側から順次溶接方向前方に向かって長くな
っており、溶融プール前方の予熱が促進され、トーチ1
の全姿勢にわたって安定17、良好な裏波ビード3が形
成される。
また、管2に軸方向断面の溶接状態においても、第2図
(b)に示すように、従来の略扇形から略矩形に近くな
っており、裏波ビード3も凸状になっている。
次に、このような裏波ビードに及はすトーチの前進角e
の影響と裏波ビードに及はすトーチ狙い位置(シフト角
α)の影響について、実験を行っ実験では、溶接条件を
、例えば代表のように定めた。この場合、溶接スタート
位置を管2の頂部(第5図での0度の位置)とせず、シ
フト方向(反時計方向)に45度後退させた位置とし、
この点から45度ごとの8ステージについて、自動溶接
条件をプログラムし、これを表で示した。
実験溶接条件 ■ 裏波ビードに及ぼすトーチ角度の影響を調べるため
、トーチ1に前進角θを0度、1o度、20度、35度
に変化させるとともに、後進角を10度及び35麿とし
て裏波ビード3の高さを計測し、その結果を第3図に示
した。
この第3図から明らかなように、トーチ1に前進角θを
付加することが裏波ビード3の形成に有効であることが
分かり、どの場合、10度以上とすることが有効である
が、余り大きくするとトーチ1の先端の確認などが困難
となるなど新たな問題が生じることもあり、好ましくは
10度から35度の範囲である。
■ 裏波ビードに及はすトーチ狙い位置の影響を調べる
ため、トーチ1の前進角eを20度一定とし、シフト量
XをOmm、 1.0mm 、 1.5mm 、 3.
0amとし、逆方向にシフトするマイナスシフト量X−
2,0+++mとした場合についても実験を行い、形成
された裏波ビード3の高さを計測し、その結果を第4図
に示した。
この第4図から明らかなように、トーチ1を円周方向後
方にシフトすることが裏波ビード3の形成に有効である
ことか分かる。
そして、この場合の実験結果から、シフト量Xをシフト
角α(X −cosα)として表した場合には、5度な
いし20度の範囲が好ましい。
なお、上記実施例では、管を水平とし垂直面内でトーチ
を旋回する場合で説明したが、管を垂直とする場合など
他の姿勢の場合でも同様に適用できるものである。
また、この発明の要旨を変更しない範囲で各構成要素に
変更を加えても良い。
[発明の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明の管の全姿勢裏波溶接方法によれば、トーチに前進角
を付加するとともに、管の半径方向に対してトーチ先端
を後方にシフト角の分だけシフトして溶接するようにし
たので、加熱すべき管肉厚をほぼ一定としたまま溶融プ
ール前方の予熱を促進することができるとともに、溶融
プールの形状を先が尖るようにすることができ、管の全
姿勢について安定した裏波ビードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の管の全姿勢裏波溶接方法
の一実施例にかかり、第1図は溶接トーチの状態の説明
図、第2図はこの発明及び従来の溶融プールの形状の説
明図である。 第3図及び第4図はこの発明の管の全姿勢裏波溶接方法
の一実施例による実験結果の説明図である。 第5図は従来の溶接トーチの状態の説明図である。 1 : ト=−チ(溶接トーチ)、 2:管(被溶接管)、 3:裏波ビード、 e:前進角、 α:シフト角、 L、L−:半径線、 t、tt、T:管肉厚。 図 ト ーチ 管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 管同志を全姿勢で裏波ビードを形成しながら溶接するに
    際し、トーチに前進角を付加するとともに、トーチ先端
    を半径方向に対して後方にシフト角を付加して溶接する
    ようにしたことを特徴とする管の全姿勢裏波溶接方法。
JP4220290A 1990-02-22 1990-02-22 管の全姿勢裏波溶接方法 Pending JPH03248771A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100454472B1 (ko) * 1996-12-30 2004-12-17 주식회사 로보테크 아아크 용접 로보트의 용접 토치 각도 제어 방법 및 장치
CN106392249A (zh) * 2016-11-21 2017-02-15 中国华冶科工集团有限公司 一种省煤器出口集箱管道焊接方法

Cited By (3)

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