JPH0324864A - 復号化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、予測符号化方式における復号化装置に関する
。

［従来の技術］ 画像や音声などの情報をディジタル伝送する場合に、伝
送データ量を削減するために各種の符号化方法が提案さ
れている。その１つに、近接する標本値間の相関性を利
用して情報を圧縮する予測差分符号化（以下、ＤＰＣＭ
と略す。）が知られている。ＤＰＣＭは、符号化された
標本値を一旦復号し、その復号値を用いて次に符号化す
る標本値の予測値を求め、この予測値と実際の標本値と
の誤差を量子化して符号化するものである。

第３図は、最も一般的な前値予測ＤＰＣＭ符号化装置の
構或ブロック図を示す。減算器１２は、入力端子１０の
標本値ＸＩから、Ｄフリップフロップ２０の出力（前値
予測値）を減算し、量子化器１４は、減算器１２の出力
（差分値）を量子化し、ＤＰＣＭ符号ｙＩを出力する。

誤り訂正符号化回路２２は量子化器１４の出力ｙ，に誤
り訂正用パリティを付加して、出力端子２４に出力する
。また、逆量子化器１６は量子化器１４の出力（　ＤＰ
ＣＭ符号ｙ＋）を逆量子化し、差分代表値を出力する。

加算器１８は逆量子化器１６の出力に前値予測値を加算
し、Ｄフリップフロップ２０に印加する。Ｄフリップフ
ロップ２０は加算器１８の出力を１標本間隔分遅延し、
前値予測値として減算器１２及び加算器１８に印加する
。

表１は、８ビットの画素データを４ビットのＤＰＣＭ符
号に符号化する場合の、差分値（減算器１２の出力）と
、量子化器１４が出力するＤＰＣＭ符号と、逆量子化器
１６の出力する差分代表値との対応関係を示す。

第４図は第３図に対応する復号化装置の構或ブロック図
を示す。入力端子２６には伝送路を伝送してきたＤＰＣ
Ｍ符号が入力し、当該ＤＰＣＭ符号は誤り検出訂正回路
２８により、データ伝送中に発生した誤りを検出・訂正
される。誤り検出訂正回路２８は、ＤＰＣＭ符号を逆量
子化器３０に印加すると共に、訂正できなかった場合に
は、スイッチ３６を制御するエラー・フラグ（第５図参
照）を出力する。逆量子化器３０はＤＰＣＭ符号を逆量
子化して、差分代表値を出力し、加算器３２は逆量子化
器３０の出力に前値復号値を加算する。加算器３２の出
力が、復号値となる。加算器３２の出力はＤフリップフ
ロップ３４で１標本間隔だけ遅延され、前値復号値とし
て加算器３２に帰還される。

加算器３２の出力は直接、スイッチ３８の接点ａに印加
され、１ライン遅延器３６を介してスイッチ３８の接点
ｂに印加される。一般に、ＤＰＣＭ符号化方式では、伝
送路で誤りが発生すると、次に標本値そのものを量子化
したＰＣＭ符号の復号値が得られるまで、誤りが後続の
復号値に伝搬することが知られている。そこで、誤り検
出訂正回路２８で符号化コードに訂正不能な誤りが検出
された場合には、第５図に示すように、当該訂正不能の
誤り検出以後、エラー・フラグを立てる。当該エラー・
フラグが立っている間はスイッチ３８を接点ｂ側に切り
換えて、前ラインの復号値で代替、即ち修整する。第６
図はこの修整による復号値の、１サンプル点おきの変化
を示す。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来例では、１ライン前の復号値で代替す
るので、１ライン遅延器が必要になり、ハードウェアの
増加を招くという欠点がある。また、訂正不能な符号化
コードが検出された後の全ての復号値を代替するので、
現在のラインの復号値と、その１ライン前の復号値との
間に相関が無い場合には、大きな画質劣化になるという
欠点がある。このような場合、第５図に示すように、前
ラインの復号値と、伝送路誤りが無い場合の復号値との
差が大きくなっており、画質劣化が顕著になっている。

本発明はこのような欠点のない復号化装置を提示するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る復号化装置は、予測符号化方式における復
号化装置であって、誤り訂正不能な符号化コードを、差
分代表値がＯになるコードと置換する手段を設けたこと
を特徴とする。

［作用］ 上記手段により、誤りを有する復号値に対して、直前の
復号値が出力される゛ことになる。従って、最も相関性
の高い直前の復号値で代替するので、修整誤差は極めて
小さく、この修整誤差は時間の経過によって大きくなら
ない。従ってまた、１ライン遅延器を用いないで済み、
回路構成が簡略化し、安価になる。

表１ ［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成ブロック図を示す。４
２は伝送データの入力端子、４４は誤り検出訂正回路、
４６は差分代表値が０になるＤＰＣＭコード（表１の例
では゜　８′）が設定され、当該コードを出力するコー
ド設定回路、４８は常時は誤り検出訂正回路４４の出力
側に接続し、誤り検出訂正回路４４からのエラー・フラ
グに従ってコード設定回路４６の側に切り換わるスイッ
チ、５０は逆量子化器、５２は加算器、５４は１標本間
隔の遅延器として機能するＤフリップフロツブ、５６は
復号値の出力端子である。

誤り検出訂正回路４４は入力端子４２の伝送データを受
け、伝送途中の誤りを検出・訂正し、ＤＰＣＭコードを
出力する。誤り検出訂正回路４４はまた、訂正不能の伝
送誤りに対しては、第２図に示すように、スイッチ４８
を制御するエラー・フラグを１サンプル期間立てる。従
って、訂正不能の伝送誤りがない場合には、誤り検出訂
正回路４４の出力が逆量子化器５０に印加され、訂正不
能の伝送誤りがあるときには、コード設定回路４６の出
力が逆量子化器５０に印加される。

加算器５２は逆量子化器５０の出力（差分代表値）にＤ
フリップフロップ５４の出力（前値復号値）を加算する
。加算器５２の出力は復号値として出力端子５６に供給
されると共に、Ｄフリップフロップ５４に印加される。

誤り検出訂正回路４４で伝送誤りの訂正が不可能であっ
た場合、スイッチ４８がコード設定回路４６の側に接続
するので、逆量子化器５０はＯを出力する。従って、こ
のときの加算器５２の出力は１サンプル前の復号値その
ままである。例えば、第２図に示すように、第５サンプ
ル時点で訂正不能な伝送誤りが発生したとする。その時
点の誤って復号された復号値は、コード設定回路４６及
びスイッチ４８により、１サンプル前の復号値で置換さ
れることになる。１サンプル前の標本値は現在の復号値
と極めて相関が高いので、復号値での修整誤差も極めて
小さい。以後、伝送されてきたＤＰＣＭコードで復号す
るので、修整誤差は一定値内に収まり、大きくならない
。特に、１サンプル前の復号値と同じ復号値のサンプル
で訂正不能の伝送誤りが発生した場合には、修整誤差は
ゼロである。

上記実施例では、前値予測符号化法を例に説明したが、
他の予測符号化方式にも同様に適用できることはいうま
でもない。

［発明の効果］ 以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれ
ば、１ライン遅延器を用いないので、回路構或が簡略化
し、安価になる。また、訂正不能時には、最も相関性の
高い直前値で代替するので、修整誤差は極めて小さく、
この修整誤差は時間の経過によって大きくならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構或ブロック図、第２図は
第１図の動作説明図、第３図は従来の符号化装置の構戒
ブロック図、第４図は従来の復号化装置の構或ブロック
図、第５図は第４図の動作説明図である。 ４２：入力端子　４４：誤り検出訂正回路　４６：コー
ド設定回路　４８：スイッチ　５０：逆量子化器　５２
：加算器　５４：Ｄフリップフロツプ　５６：出力端子 Ｉ ２ ３ ４ Ｓ ６ ７ ８９１０ 時間（サンプル） 第２ 図 ２０ 第３ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予測符号化方式における復号化装置であって、誤り訂正
   不能な符号化コードを、差分代表値が０になるコードと
   置換する手段を設けたことを特徴とする復号化装置。