JPH0324673A - 画像データ処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像データ処理方法に関する。

〔従来の技術〕

従来の画像データベース、例えばカラー画像データベー
スは基本的に多値画像データで格納されている。従って
出力カラープリンタのためにγ補正やマスキング等の処
理は自由に出来た。しかし多値データが故にデータ量が
大きくなり、画像データベースを構築する上でメモリ上
の課題、処理スピード等の点から２値カラ一画像データ
ベースが注目されるようになって来た。２値カラ一画像
データベースは多値カラー画像を何んらかの２値化方法
により２値画像化しデータベースに格納する方法である
。データ量は単純にはｌ／８になり、圧縮を用いると更
に大きくデータ量を削減出来る。特に事務用に用いられ
るカラー画像はカラー文字、カラーのグラフ等が多く、
フルカラーは比較的少ないため更に圧縮効率が上る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上述の例ではカラー画像データが２値化さ
れているためカラー出力プリンタにあわせるためのγ変
換、色処理、黒生成等が従来方法では全く利用出来ない
点にある。

即ちデータは０１ｌの２値化しているため演算係数をか
けても０、と固定値になり、上記の各種処理がほどこせ
ないという問題がある。

この様な問題は２値化されたデータに限らず例えば３値
化、或いは４値化されている画像データに対しても同様
に発生する問題である。

上述の点に鑑み本発明は２値カラ一画像データに対して
、出力カラープリンタにあう画像処理、例えば色処理、
γ変換を可能とする方法を提供せんとするものである。

〔課題を解決するための方法〕

本発明は上述の目的を達成するため、Ｅ値画像データに
対し所定の大きさのウインドを設けｍ値化（　Ｉ！＜　
ｍ　）　Ｌ／、画像処理演算を施こしたデータに対して
所定の大きさのウインド内に配置すべきドット数を計算
し再配置することを特徴とする。

〔実施例〕

以下説明する本発明の一実施例では上記課題を解決する
ために次に示す方法が開示される。

（１）人間の視覚特性から色彩威分は比較的低分解能で
もよいため、２値カラーデー夕を各色ごとに例えば２次
元を基本とするウインド（開口）を設け、その内の印刷
すべきドット数（ｌが立ってるｂｉｔ数）から該２値カ
ラーデー夕を多値化する。

（２）（１）で多値化されたデータを従来の色修正のた
めのマスキングの式にかけ、色修正後の印刷すべきドッ
ト数（総和）を求める。

（３）（２）で求めたドット数を下記により再配分する
。

・出来る限り原画の２値データに忠実になるようにドッ
ト配置する。

・修正後のドット配置に増減がある場合には原画のドッ
ト画像に合う個数は原画ドット位置にあわせ、増減させ
る場合は参照テーブルとの比較を行い加減する。

次に以上説明した本実施例を図面を用いて詳しく説明す
る。

まず２値カラー画像データ（例えばデータベースにデー
タが格納されているデータであってもよいし、外部から
伝送路を介して入力されるデータであってもよい。）か
ら画像形成すべき２値カラ．一画像データを引き出す（
１０１）。次に１０２においてデータベースから引き出
された２値カラ一画像データに対して固定のウインド、
例えば４　Ｘ　４ｄｏｔのウインドをカラー２値画像に
かける。次いでそのウインド内での原画ドット数を積算
する。積算されるドット数ｎはこの場合１６以下である
ため、ウインド内多値データはー×２５５とする。２５
５は８ｂｉｔｌ６ データ相当に換算するための定数で、特にこの数以外で
もよい。かかる処理を多値化処理と称し、この処理を１
０３で行う。１０４は多値化されたデータに対して、例
えばγ変換、マスキング等の演算を行うステップであり
、例えばプリンタの特性に合わせた画像処理を行った新
規な多値データを生成させる。

新規に生威された多値データは１０５において２値化演
算処理され、多値化データに見合う印刷ドット数が決定
される。次いで本実施例においては印刷すべきドット数
は原画のドット配置を参照し、好ましくは極力原画ドッ
ト位置に合うように配置し、新たにドットの増減がある
場合にはデイザテーブルや別の参照テーブルを基本にど
の位置のドットを増減させるかを決定する。ドット再配
置するときに生じる誤差分、特に多値→２値化変換で生
じる誤差分は他の画素に拡散させ、演算後の多値データ
と２値化データとの濃度保存性を保つようにする。この
様に各種処理をほどこした結果の２値画像は１０７によ
り、２値カラープリンタに出力される。これによりカラ
ー２値データで保存された画像データでも、出力プリン
タの特性にあう各種の処理がほどこされ、カラープリン
タに最適なカラー画像が出力される。

次に、更に具体的に第２図を使用し詳細に説明してゆく
。

第２図に於いて２０１〜２０３はデータベース上に格納
されているカラー２値化データである。第２図において
イエロー，マゼンタ，シアンの各インク用記録２値カラ
ーデー夕を夫々Ｙ，Ｍ，Ｃと示している。

本実施例ではＹ，Ｍ，Ｃと書いたが赤（Ｒ），緑（Ｇ）
，青（Ｂ）の３色でもよ《、基本的にはＲ＝１−Ｂ，Ｇ
＝１−Ｍ，Ｂ＝１−Ｙの関係が有る。尚、厳密には対数
変換も行われる。２０１〜２０３中園印は印刷すべきド
ット位置を示し、空白のところは印刷しない位置を示す
。この図では第１図の１０２に行われる処理として４×
４のウインドで原画を見た場合の図を示している。本実
施例では２０１〜２０３のパターンからドットの数を計
数し、加算部２０４〜２０６へは４×４内のドット数を
積算した結果を出力する。図示した例においては、２０
１では３、２０２では４、２０３では６となる。２０４
〜２０６は加算部で、ドット再配置した時の誤差分が原
画データにフィードバックされ加算される。

まず初期の状態においては、誤差はすべてＯであり、以
下説明する。従って２０７によりウインド内データはＹ
，Ｍ，Ｃ各々３／１６，　４／１６，　６／１６と計算
される。８ｂｉｔ相当データに変換するために、これら
の値を２５６倍するのが２０８で、その結果Ｙ＝４８，
Ｍ＝６４，Ｃ＝９６となる。２０９は第１図に示す１０
４の処理を実行する部分に相当し、２値カラ一画像を多
値化した後の各種演算（例えばγ変換，色マスキング、
補間等）を行わせる部分で、ここではかかる処理の例と
して色マスキングを実施する例につき記述する。２０９
は出力カラープリンタの特性に入力カラーデータを合わ
せるための色修正（マスキング）係数の１例を示す。本
実施例では３×３のマトリックス演算を例に示したが、
これに限らず２次マスキングであってもよい。又、かか
る演算としては乗算器と加算器による演算であってもよ
いし、他にＲＯＭテーブル等を用いる方法であってもよ
い。２０８の多値データを２０９のマトリックス変換演
算後の値がバツファ２１０に出力される。

例えばＹ成分であればＹ＝１．０Ｘ４８＋　（−０．３
）　Ｘ６４＋　（−０．４）　Ｘ９６＝−９。６となる
。以上同様に計算するとＭ＝１１５．２，　Ｃ＝８４．
８となる。これは８ｂｉｔ相当に換算したデータで、こ
れを４×４のウインドで再びドット画像に展開する必要
がある。ここでは４×４のウインドで再度２値化すると
して説明するが、４×４以外のｎＸｍのウインドで再度
２値化し、変倍を行わせてもよい。

本実施例においては４×４ウインドを用いるため２１０
で求めた多値データは除算器２１１によって１６で除算
し、ブロック２１１の中に示した値を得る。この値は４
×４のマトリクス内に印刷すべきドット数又は削除すべ
きドット数を示す。従って本実施例ではＹ成分について
は４×４のマトリクスから０．６ドット削除、Ｍについ
ては７．２ドット、Ｃについては５．３ドット夫々４×
４のマトリクスに像形成することを示す。しかし現実に
は負のドット数や、小数点以下のドット数は像形成出来
ないため、負は零に、７．２は７ドット、５．３は５ド
ット印刷することになる。このドット再配置は原画の２
０１〜２０３を参照して、好ましくは出来る限り原画に
近い形で再配置し、増減のある場合は第３図に示す参照
テーブルと比較し増減の優先度を決める。ここでは参照
テーブルを２２０の形とし説明する。

尚参照テーブル２２０内の各数値はマトリクス内に前述
の増減のドットを形成する場合にマトリクス内のどの位
置に優先してを形威すべきであるかを示す優先順序に対
応する。

Ｙ成分は−０．６なので４×４の内では印刷しない。

Ｍ戒分は７．２のため原画の４ドットはそのままとし、
残りの３ドットについては２２０の参照テーブルの順に
従って２１３の様な配置となる。この説明ではたまたま
初めの４ドットが参照テーブルの高位にきているが、参
照順位と原画ドット位置が乱れても、４Ｘ４内で空白と
なっている部分で参照テーブル２２０内に示す数値が低
い位置からドットを再配置してゆけばよい。Ｃ成分は５
．３ドットのため原画が６ドットであるから１ドット削
減しなければならない。従って原画の２０３と参照テー
ブル２２０を比較し、２２０の１６の位置のドットが削
すられる。

即ちドットを削減する場合には参照テーブル２２０内に
示す数値が大きい位置から順にドットを削減する。

この様に再配置された２値ドットデータ２１２〜２１４
は丸め誤差を含んでおり、このまま、これらの誤差分を
捨てると修正後の多値化データ（２１０）に対し濃度保
存にならないため、これらの誤差を他の画像例えば次の
画素、ブロックに伝搬させる必要がある。これが２１５
〜２１７に示されたもので、Ｙ成分については−０．６
ドット、Ｍ成分については０．２ドット、Ｃ成分につい
ては０．３ドット各々、次の４×４ウインド内でドット
を抽出したときに加算する。これにより濃度保存が可能
となる。以上は３色インクを利用したカラー記録用２値
色修正方法を例にとり説明したが、γ変換、補間等も２
０９部分を変えれば容易に実現出来るのは明らかである
。

第２図に関しては２１５〜２１７の誤差分２を２０４〜
２０６にフィードバックしたが、２ｌｌの出力にフィー
ドバックしてもよい。かかる方法に依れば更に処理後の
画像データの濃度保存性を向上出来る。

更に前述の誤差分のフィードバックは本実施例では１次
元的にしかも直接的に戻しているが、２１５〜２１７か
ら生じた誤差を２次元的に、しかも重み係数を持ったフ
ィルタでコンポルーションした後に拡散させてもよい。

これらの考え方は誤差拡散法等の拡散マトリックスでも
行われている公知の方法が多種利用出来る。参照テーブ
ル２２０はＢａｙｅｒ型の分散配列パターンを利用する
と文字部等に劣化が少ないドット再配置方法とし利用出
来る。これらの方法も本発明の内に含まれる。

以上説明したように本実施例に依れば２値化されたカラ
ー画像データに対してｎＸｍのウインドを原画にかけ、
２値データを多値化し、その多値化データから各種の画
像処理をほどこし再び２値ウインドを設定し、ウインド
内に印刷すべきドットを決定し、原画のドット配列にあ
うように再配置すれば、原画がカラー２億データでも所
望のカラー２値プリンタにあう例えば色修正、γ変換等
の各種画像処理が実現出来、カラー２値プリンタにあっ
た良好なカラー画像出力が得ることが出来る。

尚本説明内容はカラーデー夕を中心に説明したが２値白
黒データに対してγ変換等を行う場合でもそのまま適用
出来るのは明白である。

〔発明の効果〕

以上説明した様に本発明に依れば例えば２値データとし
て与えられた画像データに対しても例えばプリンタの特
性に合った画像処理を良好に行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の画像データ処理方法の手順
を示すフローチャート、 第２図は第ｌ図に示した方法を実現するための装置の概
略的な構威を示すブロック図、第３図は本実施例におい
て用いられる参照テーブルを示す図である。 ２０４，　　２０５，　　２０６・・・加算部２０９・
・・演算部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ｌ値画像データに対し所定の大きさのウインドを
   設けｍ値化（ｌ＜ｍ）し、画像処理演算を施こしたデー
   タに対して所定の大きさのウインド内に配置すべきドッ
   ト数を計算し再配置することを特徴とする画像データ処
   理方法。
2. （２）前記再配置時には前記与えられた画像データのド
   ット配列に沿って配置し、増減がある場合には参照テー
   ブルに従ってドットを増減させることを特徴とする請求
   項（１）記載の画像データ処理方法。
3. （３）前記ドット数の計算の際に生じるドットのまるめ
   誤差を周囲に誤差拡散させたことを特徴とする請求項（
   １）記載の画像データ処理方法。
4. （４）前記を値データに対するウインドの大きさと前記
   画像処理演算を施したデータに対するウインドの大きさ
   とは同じであることを特徴とする請求項（１）記載の画
   像データ処理方法。
5. （５）前記ウインドは矩形であることを特徴とする請求
   項（４）記載の画像データ処理方法。