JPH03244967A - 膨張エンジン - Google Patents

膨張エンジン

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Publication number
JPH03244967A
JPH03244967A JP4033190A JP4033190A JPH03244967A JP H03244967 A JPH03244967 A JP H03244967A JP 4033190 A JP4033190 A JP 4033190A JP 4033190 A JP4033190 A JP 4033190A JP H03244967 A JPH03244967 A JP H03244967A
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JP
Japan
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piston
piston rod
cylinder
motion conversion
conversion mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP4033190A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁志 服部
Katsumasa Araoka
勝政 荒岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダとピストンとで形成された容積可変
の膨張室を使ってガス温度を低下させる膨張エンジンに
関する。
(従来の技術) 周知のように、ヘリウム冷凍機のガス膨張機として往復
動式の膨張エンジンが多用されている。
往復動式の膨張エンジンは、シリンダとピストンとで形
成された容積可変の膨張室を使ってガス温度を低下させ
、また、このとき得られる動力エネルギをたとえば電気
エネルギの形態で回収するように構成されている。
このような膨張エンジンでは、ガスの汚染を防止する意
味から摺動部を浦やグリース等で潤滑することは好まし
くない。このため、通常は無潤滑の状態で使用される。
したがって、このような機械を設計するときには、シリ
ンダとピストンとの間からの流体の漏れを貼止するシー
ル技術および相対運動する部品の摩耗抑制社術等か重要
になる。
特に、シールについては、それかピストンリングの形態
やパツキンの形態であれ、本質的に相手面と相対的に摺
動する。このため、シール性能はもちろん摩耗を極力減
らすことが寿命向上、保守費用の低減のために必須課題
になっている。
ところで、往復動式の膨張エンジンは通常、第6図に示
すように構成されている。
同図において、1はフランジを示している。このフラン
ジ1は、真空断熱空間2と大気空間3とを仕切る機能を
兼ねている。そして、フランジ1を気密に貫通する形に
膨張エンジン4がフランジ1に固定されている。
膨張エンジン4は、大きく別けると、金属材等で有底に
形成されたシリンダ5と、このシリンダ5内に往復動自
在に収容されてシリンダ5とで容積可変の膨張室6を形
成するピストン7と、ピストン7の動きに関連させて高
圧ガスを膨張室6内へ供給する給気弁機構8と、ピスト
ン7の動きに関連させて膨張室6内の低圧ガスを排出す
る排気弁機構9と、大気空間3に配置されてピストン7
の往復運動を回転運動に変換する運動変換機構10と、
この運動変換機構10の回転運動エネルギを吸収する動
力吸収機構11とで構成されている。
シリンダ5は、この例では開口端周縁部に形成された鍔
部12がフランジ1に気密に係止される関係にフランジ
1に設けられた孔13に大気空間3側から差込まれてい
る。
ピストン7は、このピストン7を介して熱が侵入するの
を極力小さくするため、大部分が熱伝導率の小さいフェ
ノール樹脂で形成されている。そして、ピストン7の図
中上端部は、ピストンの一部をなす接続ブロック14を
介してピストンロッド15に連結されている。ピストン
7の接続ブロック14との境界位置には、リング満16
が設けてあり、このリング満16にはシリンダ5との間
からのガスの漏れを防止するためのパツキン型のシール
17が装着されている。シール17は自己潤滑性を有す
る材料、たとえばPTFEを母材とする複合材料で形成
されている。また、ピストン7には、このピストン7を
シリンダ5の内面に習わせて運動させるためのガイドリ
ング18.1つが装着されている。このガイドリング1
8.19もシール17と同様に自己潤滑性を有する材料
で形成されている。
給気弁機構8および排気弁機構9は、具体的には第7図
(a)に示すように構成されている。すなわち、シリン
ダ5のヘッド壁21の中央部に図示しない高圧ガス供給
源に通じる給気口22が形成されている。この給気口2
2の図中下端側には給気口22を閉じる関係に給気弁2
3が配置されている。この給気弁23は、圧縮コイルば
ね24によって常に給気口22を閉塞する方向に付勢さ
れている。そして、給気弁23には給気口22を遊嵌状
態に貫通してシリンダ5内まで延びるブツシュロッド2
5が突設されている。
ヘッド壁21における周辺寄りの位置には排気口26が
周方向に複数形成されている。これら排気口26は排気
路27に通している。シリンダ5内で、ヘッド壁21と
ピストン7との間にはリング状に形成された弁操作部材
28がシリンダ5の内面に沿って軸方向に摺動自在に配
置されている。
弁操作部材28内で、前述した排気口26に対向する位
置には、一部が弁操作部材28から下方へ突出する形に
排気口26より大径の柱状に形成された排気弁29が配
置されている。これら排気弁29はそれぞれ圧縮コイル
ばね30によって下方へ付勢されている。
弁操作部材28の外周面には溝が設けてあり、この溝に
は半径方向ばねとして機能する摺動体31が一部を外方
に突出させて装着されている。
摺動体31は自己潤滑機能を有する材料で形成されてお
り、周方向の一部に切れ目を有した半割り構成に形成さ
れている。また、弁操作部材28の図中上端部で半径方
向に対向する位置には、シリンダ5の内面に沿ってピス
トン7の外周面の中途位置まで延びる脚部32a、32
bが設けられている。これら脚部32a、32bの先端
部にはピストン7の細心線側に向かう突部33a、33
bか形成されている。ピストン7の外周面には上述した
脚部32a、32bを案内する溝34a。
34bが設けてあり、これら満34a、34bには前述
した突部33a、33bの案内に供される深溝部35a
、35bか図中上下方向に所定の長さに亘って形成され
ている。また、ピストン7の図中下面中央部には弁操作
部材28の中央部に存在する空洞に嵌入し得る径の突部
36か形成されている。
上記構成から明らかなように、給気弁機v、8は、給気
口22、給気弁23、圧縮コイルばね24、ブツシュロ
ッド25および突部36て構成されている。また、排気
弁機構9は、排気口26、弁操作部材28、排気弁29
、圧縮コイルばね30、摺動体31、脚部32a、32
b、突部33a。
33b1溝34 a、34bおよび深溝部35a。
35bで構成されている。そして、排気口26への排気
弁29の位置決めはピストン7そのもので行うようにし
ている。
ピストンロッド15の他端側は、運動変換機構10に連
結されている。この運動変換機構10は、ピストンロッ
ド15の往復運動を回転運動に変換する機構であり、通
常、スコッチョーク機構で構成されている。すなわち、
ピストンロッド15の図中上端は案内板41に固定され
ている。この案内板41は、両端がクロスガイドローラ
等のガイド部42で支持され、ピストン7の運動方向と
同方向に往復動自在となっている。案内板41にはピス
トン7の運動方向とは直交する方向に延びる案内溝43
が設けてあり、この案内溝43にはクランクビン44が
自由に移動可能に嵌入している。
クランクビン44はクランクアーム45を介して回転軸
46に接続されている。したがって、上記構成の運動変
換機構10であると、ピストン15の往復動に伴って案
内溝43内てクランクビン44が回転軸46を中心に公
転し、この公転力で回転軸46を回転させることができ
る。このとき、ガイド部42の作用でピストン7の回転
が防止される。
前記動力吸収機構11は、回転軸46に連結されて回転
運動エネルギを電気エネルギに変換する発電機を主体に
して構成されている。
このように構成された膨張エンジンは次のような動作を
行う。
ピストン7が第7図(a)中実線矢印47で示すように
、上死点から下死点に向けて下降を開始したときには、
排気口26は開放状態にあり、給気口22は閉しられた
状態にある。ピストン7の下降に伴って膨張室6内の容
積が小さくなると、膨張室6内に存在している低温、低
圧のガスが排気口26を介して外部へと排出される。ピ
ストン7がある位置まで下降すると、深溝部35a。
35bの図中上端部内縁が脚部32a、32bの先端に
設けられた突部33a、33bに係合する。
この結果、ピストン7と一体に弁操作部材28が下降を
開始する。ピストン7がさらに下降すると、排気弁29
の図中下端面がヘッド壁21の内面に接触して排気口2
6を閉塞する。ピストン7かさらに下降して下死点近く
に至ると、圧縮コイルばね30が圧縮され、排気弁2つ
が強い力でヘッド壁21の内面に押し付けられ、排気口
26の閉塞がより完全なものとなる。同時に、ピストン
7の下端部に設けられた突部36がブツシュロッド25
を押圧する。そして、ピストン7が下死点まで下降した
時点で第7図(b)に示すように給気弁23か開き、高
圧のガスか膨張室6内に供給される。
ピストン7は高圧のガスに押されて運動を反転させ、第
7図(b)中実線矢印48で示すように上死点側へと移
動を開始する。ピストン7が所定量移動した時点で給気
弁23が閉じる。ピストン7はガス圧によって、さらに
上死点側へと移動する。
このため、膨張室6の容積が急激に増加し、これに伴っ
て膨張室6内のガス圧力および温度が急速に低下する。
なお、弁操作部材28とシリンダ5の内面との間には半
径方向へのばね力を持った摺動体31が装着されている
ので、ピストン7か上記のように上死点側に移動しても
突部33a33bが深溝部35a、35bの図中下端縁
に係止されない限り、弁操作部材28は第7図(b)に
示す状態に保持される。したがって、排気口26は閉塞
状態に保持される。
ピストン7が上死点に近付くと、ガスの膨張か終了する
。また、脚部32a、32bに設けられた突部33a、
33bが深溝部35a、35bの図中下端縁に係止され
る。この結果、ピストン7と一緒に弁操作部材28が上
死点方向に移動し、排気弁29による排気口26の閉塞
か解除される。
ピストン7が上死点に達すると、ピストン7は動力吸収
機構11の回転力(慣性力)によって運動方向を反転さ
せ、下死点方向へと移動を開始する。
このとき、弁操作部材28は摺動体31の作用によって
ピストン7が反転した位置に留め置かれる。
したかって、排気口26は解放状態に保持される。
ピストン7が下死点方向に移動を開始すると、膨張室6
の容積が小さくなるので、膨張室6内の低圧、低温のガ
スが排気口26を介して排出される。そして、ピストン
7が再び下死点付近に移動すると排気弁29が閉じ、給
気弁23が開いて上述の動作か繰り返される。
この間中、運動変換機構10はピストン7の運動を回転
運動に変換するとともに、回転運動エネルギを動力吸収
機構11に伝える。このエネルギは動力吸収機構11に
よって電気エネルギに変換される。
このように構成された膨張エンジンでは、運動変換機構
10にスコッチョーク機構を用いているので、案内板4
1をクロスガイドローラ等のガイド部42で支持てき、
回転変換時の横方向荷重をピストン7に伝えることがな
い。したがって、ピストン7に装着されて無潤滑摺動を
行うシール17やガイドリング18.19に横方向の大
きな負荷が加わらないので極めて都合が良い。また、ピ
ストン7の回転を阻止でき、排気口26と排気弁2つと
の位置関係を常に正常に保つこともてきる。
なお、この他に膨張エンジンの運動変換機構として、実
開昭56−157569号公報、特開昭55−8585
2号公報、特開昭57−142457公報に示されてい
るように、円筒カム方式の運動変換機構も使用されてい
る。この機構もピストンロッドをクロスガイドローラ等
のガイドで支持し、ピストン側に横方向の大きな負荷が
加わらないように考慮した構成になっている。
しかしながら、上記のように構成された膨張エンジンに
は次のような欠点かあった。すなわち、ピストンロッド
15の一端側はピストン7に固定され、他端側は運動変
換機構10の案内板41に固定されている。そして、ピ
ストン7、ピストンロッド15および案内板41がほぼ
一体となって往復運動を行なう。この場合、ピストン7
はシリンダ5の内面に、案内板41はクロスガイドロー
ラ等のガイド部42にそれぞれ習って運動する。
したがって、シリンダ5とガイド部42との組立て時に
僅かでも組立て誤差か生しると、ピストン7に横方向の
負荷が加わり、この結果、ピストン7に装着された負荷
能力の弱いガイドリング1918が急激に摩耗する。そ
して、最悪の場合にはシール17あるいはピストン7自
身もシリンダ5と無理な摺動を行い、これら部品の寿命
を縮めてしまうことになる。このため、相対的に非常に
高精度な組立てを行なわなければならないが、ミクロン
オーダの誤差を避けることは極めて困難である。
そこで、このような組立て誤差を逃げるために、ピスト
ンとピストンロッドとの接続をビン接続し、ピストンロ
ッドがピストンに対して自由に傾くことができるように
したものも考えられている。しかし、このように構成し
てもシリンダの軸とガイド部のガイド方向軸との間に平
行な誤差(同心度)があった場合には何の解決にもなら
ない。また、膨張エンジンの負荷の特徴として、給気弁
が開いたときに高圧ガスによる荷重がピストンに衝撃的
に作用することがあげられる。したがって、上記のよう
に単にピン接続で接続した場合には、衝撃的な荷重によ
り、ピストンおよびピストンロッドとピンとの結合部が
型性変形を起こしてガタか生しやすい。このようなガタ
が一度生しると、このガタが徐々に大きくなり、装置と
しての信頼性が著しく低下する。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如く、従来の膨脹エンジンにあっては、ピストン
と運動変換機構との接続構成に問題かあり、これが原因
してシールやガイドリングなどの無潤滑摺動部品の寿命
が低下し、長期的信頼性に乏しい欠点があった。
そこで本発明は、構成の複雑化を招くことなく上述した
不具合を解泪でき、長寿命で信頼性の高い膨張エンジン
を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係る膨脹エンジン
ては、ピストンロッドのピストンへの連結部または運動
変換機構への連結部のいずれか一方が、球面間の圧接力
を弾性体によって与えるとともにピストン側または運動
変換機構側に位置する要素をピストンの軸心線とは直交
する方向に移動可能に設けた球関節継手機構で構成され
ている。
(作 用) ピストンロッドとピストンとの間、またはピストンロッ
ドと運動変換機構との間に上記構成の球関節継手機構を
介在させているので、ピストンロッドとピストンとの間
、またはピストンロッドと運動変換機構との間に半径方
向のあらゆる自由度を与えることが可能となる。この結
果、シリンダの軸と運動変換機構の往復運動軸との間に
位置ずれが存在していても、ピストンをシリンダに、ま
たピストンロッドを運動変換機構にそれぞれ無理なく習
わせて往復動させることができる。したがって、ピスト
ンに装着された負荷能力の弱いガイドリングやシールの
摩耗を防止することができる。また、球面間の圧接力を
弾性体によって与える構成の球関節継手機構を介在させ
ているので、ピストンが受ける衝撃加重でそれぞれの球
面構成部材が塑性変形してもガタが生しるようなことも
ない。
(実施例) 以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る膨張エンジン4aに
おける要部だけが示されている。そして、この図では第
6図と同一部分が同一符号で示されている。したがって
、重複する部分の詳しい説明は省略する。
この実施例に係る膨張エンジン4aが従来のものと大き
く異なる点はピストンとピストンロッドとの連結部の構
成にある。
すなわち、ピストン7の図中上端部は金属材で円柱状に
形成された接続用ブロック51で構成されている。一方
、スコッチョーク機構で構成された運動変換機構10の
案内板41の図中下面にはピストンロッド52の一端が
補助具53を介して固定されている。このピストンロッ
ド52の他端側はピストン7側へと延びている。そして
、ピストンロッド52の他端とピストン7、具体的には
ピストンロッド52の図中下端と接続用ブロック51と
が球関節継手機構54によって連結されている。
球関節継手機構54は次のように構成されている。すな
わち、接続用ブロック51の中央部に開口端が接続用ブ
ロック51の図中上端に位置し、かつ接続用ブロック5
1の軸心線に沿って延びる所定深さの有底の孔55を設
けている。この孔55は直径が(D+61)の円柱状に
形成されている。孔55の底壁内面には球面管は座56
が半径方向に滑動自在に載置されている。この球面管は
座56は、直径がDの円柱状に形成されており、その図
中上面には凹状の球面管は部57が形成されている。そ
して、球面管は部57の上面には球体58が載置されて
いる。
一方、ピストンロッド52の図中下端部には、直径かほ
ぼDの大径部59が形成されており、この大径部59の
図中下面には凹状の球面管は部60が形成されている。
そして、球面管は部60と球面管は部57とで球体58
を上下方向に挾持するようにピストンロッド52の下端
側か孔55山に差し込まれている。
接続用ブロック51の上端にはも゛底部状に形成された
キャップ61かねじ62によって固定されている。この
キャップ61のいわゆる底壁63の中央部にはピストン
ロッド52を遊嵌状態に貫通させる孔64が形成されて
いる。そして、キャップ61の底壁63と前述した大径
部59との間には、球面管は部60と球体58との接触
部、球体58と球面管は部57との接触部、球面管は座
56と孔55の底壁内面との接触部に圧接力を与えてピ
ストンロッド52と接続用ブロック51とを機械的に連
結させる圧縮コイルばね65が装着されている。この圧
縮コイルばね65による圧接荷重はピストン7の摺動抵
抗に優る程度に設定されている。
ピストンロッド52の外周で、キャップ61より図中上
方に位置する部分には、ピストンロッド52に対して非
回転状態に円板状のストッパ66が固定されている。す
なわち、第2図に示すようにピストンロッド52の一部
に非円形断面部67を形成するとともにストッパ66に
非円形断面部67に嵌合する非円形孔68を設け、この
両者を嵌合させることによって非回転状態としている。
ストッパ66はピストン7と同程度の直径に形成されて
いる。ストッパ66の外周縁部で、非円形孔68を挾ん
で対向する位置には直径が(d+62)の半円状をなす
切欠部69a。
69bが形成されている。なお、δ2は前述したδ1と
同程度の値である。そして、これら切欠部69a、69
bは、底壁63の外面に立設された直径dのビン70a
、70bと嵌合している。すなわち、これらストッパ6
6、切欠部69a69bおよびピン70a、70bは、
ピストンロッド52に対してピストン7の回転量を一定
値以下に抑制する回転規制機構71を構成している。
なお、運動変換機構10は、図示しない動力吸収機構に
連結されている。また、キャップ61は、無潤滑摺動を
行うシール17およびガイドリング19の保持材を兼ね
ている。
このように構成された膨張エンジン4aは、第6図およ
び第7図を用いて説明した従来の膨脹エンジンと同様な
動作を行う。
しかし、この実施例に係る膨脹エンジン4aては、ピス
トン7とピストンロッド52とを上述した構成の球関節
継手機構54で連結するようにしているので、ピストン
7とピストンロッド52とか球体58を介して傾くこと
かでき、また、球面管は座56がピストン7に対してδ
またけ半径方向に移動することかできる。したかって、
ピストン7とピストンロッド52との間に半径方向のあ
らゆる自由度か与えられので、シリンダ5の軸と運動変
換機構10の往復運動軸との間に位置ずれが存在してい
ても、ピストン7をシリンダ5に、またピストンロッド
52を運動変換機構10にそれぞれ無理なく習わせて往
復動させることができる。このため、シール17やガイ
ドリング19゜18等に過大な横方向の負荷が加わるの
を防止でき、これらの長寿命化を図ることができる。ま
た、シリンダ5と運動変換機構10との組立てに際して
は、高精度に組立てる必要がないので、組立ての容易化
を図れる利点もある。さらに、ピストン7とピストンロ
ッド52とは圧縮コイルばね65によって圧接連結され
ている。このため、給気弁が開いたときのガス圧力によ
る衝撃的な荷重を受けても、それぞれの接触面に塑性変
形が生し難く、また、たとえ生じてもガタを防止するこ
とができる。
また、実施例では回転規制機構71を設けているので、
ピストン7とピストンロッド52とを球関節継手機構5
4で構成したときに起こり易いピストン7とピストンロ
ッド52との相対回転を一定値以下に抑制でき、排気口
と排気弁との位置関係をほぼ一定に維持することができ
る。また、切欠部69a、69bとビン70a、70b
との嵌合位置を中心軸から構成上可能な最大距離まで離
しているので、ピストン7とピストンロッド52との中
心軸まわりの回転方向の自由度を最小限に抑えることが
できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。上記実施例ではストッパ66を円板状に形成し、外
周縁部に2つの切欠部69a。
69bを設け、これら切欠部69a  69bにビン7
0a、70bを嵌合させているが、第3図に示すように
ストッパ66aをアーム状に形成し、このストッパ66
aの一方の端部に非円形孔68を設け、他方の端部にビ
ン70と遊びをもって嵌合する孔72を設けた構造もの
でもよい。
また、第4図に示すように、第1図に示した構成に加え
て、ピストンロッド52の上端部81と案内板41との
間に球体82を介在させるとともに上端部81を遊嵌状
態に貫通する形にビン83a、83bを配置し、これら
ビン83a。
83bの先端部を案内板41に固定し、ビン83a、8
3bのビン頭と上端部81との間に圧縮コイルばね84
a、84bを介在させ、この圧縮コイルばね84a、8
4bによる圧縮力でピストンロッド52と案内板41と
を連結してもよい。
このような構成であると、ピストンロッド52は、ピス
トン7に対しても、案内板41に対しても独立となり、
軸方向に拘束されながらも半径方向には完全な自由度が
与えられる。したがって、ピストン7と案内板41との
運動方向にずれがあっても、これらを無理なく運動させ
ることができる。
また、上述した各側では、球体58を介在させているが
、第5図に示すようにピストンロッド52aの図中下端
部に球部85を設け、この球部85に球体の役目を行な
わせるようにしてもよい。
勿論、球面受は座56側に球部を設けるようにしてもよ
い。
さらに、上述した各側では、ピストンとピストンロッド
とを前記機能を備えた球関節継手機構で連結しているが
、ピストンロッドと運動変換機構とを前記機能を備えた
球関節継手機構で連結するようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、ピストンの運動と運動
変換機構の運動とに無理が生じない形態に両者を連結で
きるので、組立ての容易化を図れるばかりか、信頼性の
向上化および長寿命化を実現することかできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る膨張エンジンにおける
要部の概略構成図、第2図は同エンジンに組込まれた回
転規制機構の構成を説明するための図、第3図は回転規
制機構の変形例を説明するための図、第4図は本発明の
別の実施例に係る膨張エンジンにおける要部の概略構成
図、第5図は本発明のさらに別の実施例に係る膨張エン
ジンにおける要部の概略構成図、第6図は従来の膨張エ
ンジンの概略全構成図、第7図は同膨張エンジンにおけ
る給気弁機構および排気弁機構の一例を示す図である。 1・・・フランジ、4a、4b、4c・・・膨張エンジ
ン、5・・・シリンダ、6・・・膨張室、7・・・ピス
トン、8・・・給気弁機構、9・・・排気弁機構、10
・・・運動変換機構、11・・・動力吸収機構、]7・
・・シール、18.19・・・ガイドリング、51・・
・接続用ブロック、41・・・案内板、42・・・ガイ
ド部、44・・クランクビン、52,52a・・・ピス
トンロッド、54.54a・・・球関節継手機構、56
・・・球面受は座、57・・・球面受は部、58・・・
球体、59・・・大径部、60・・・球面受は部、61
・・・キャップ、65・・・圧縮コイルばね、71.7
1a・・・回転規制機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダと、このシリンダ内に往復動自在に装着
    されて上記シリンダとで容積可変の膨張室を形成するピ
    ストンと、このピストンの動きに関連させてそれぞれ所
    定のタイミングで開閉動作して前記膨張室内に高圧ガス
    を送り込む給気弁機構および上記膨張室内の低圧ガスを
    排気する排気弁機構と、一端側が前記ピストンに連結さ
    れたピストンロッドと、このピストンロッドの他端側に
    連結されて上記ピストンロッドの往復運動を回転運動に
    変換する運動変換機構と、この運動変換機構の回転運動
    エネルギを吸収する動力吸収機構とを備えた膨張エンジ
    ンにおいて、前記ピストンロッドの前記ピストンへの連
    結部または前記運動変換機構への連結部のいずれか一方
    が、球面間の圧接力を弾性体によって与えるとともにピ
    ストン側または運動変換機構側に位置する要素をピスト
    ンの軸心線とは直交する方向に移動可能に設けた球関節
    継手機構で構成されてなることを特徴とする膨張エンジ
    ン。
  2. (2)シリンダと、このシリンダ内に往復動自在に装着
    されて上記シリンダとで容積可変の膨張室を形成するピ
    ストンと、このピストンの動きに関連させてそれぞれ所
    定のタイミングで開閉動作して前記膨張室内に高圧ガス
    を送り込む給気弁機構および上記膨張室内の低圧ガスを
    排気する排気弁機構と、一端側が前記ピストンに連結さ
    れたピストンロッドと、このピストンロッドの他端側に
    連結されて上記ピストンロッドの往復運動を回転運動に
    変換する運動変換機構と、この運動変換機構の回転運動
    エネルギを吸収する動力吸収機構とを備えた膨張エンジ
    ンにおいて、前記ピストンロッドの前記ピストンへの連
    結部または前記運動変換機構への連結部のいずれか一方
    が球面間の圧接力を弾性体によって与えるとともにピス
    トン側または運動変換機構側に位置する要素をピストン
    の軸心線とは直交する方向に移動可能に設けた球関節継
    手機構で構成されており、上記球関節継手機構を介して
    連結される上記ピストンロッドと相手との間にはピスト
    ンの軸心線を中心とする相対回転量を一定値以下に抑え
    る回転規制機構が設けられていることを特徴とする膨張
    エンジン。
JP4033190A 1990-02-14 1990-02-21 膨張エンジン Pending JPH03244967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015055374A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機
JP2017207275A (ja) * 2017-07-31 2017-11-24 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機

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US9791178B2 (en) 2013-09-10 2017-10-17 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryogenic refrigerator
JP2017207275A (ja) * 2017-07-31 2017-11-24 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機

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