JPH03244494A - 脱水乾燥洗濯機 - Google Patents

脱水乾燥洗濯機

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Publication number
JPH03244494A
JPH03244494A JP4160790A JP4160790A JPH03244494A JP H03244494 A JPH03244494 A JP H03244494A JP 4160790 A JP4160790 A JP 4160790A JP 4160790 A JP4160790 A JP 4160790A JP H03244494 A JPH03244494 A JP H03244494A
Authority
JP
Japan
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horizontal axis
laundry
tank
inner tank
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP4160790A
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English (en)
Inventor
Kaoru Sakakibara
薫 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH03244494A publication Critical patent/JPH03244494A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗濯物の洗濯、すずき、脱水及び乾燥の各動
作を実行可能な脱水乾燥洗濯機に関するものである。
[従来技術] 既に、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
乾燥洗濯機を創案した。この脱水乾燥洗濯機は、ケース
本体内に水を収容可能な外槽を配設し、その外槽の内部
には垂直軸線の周りで回転可能な支持体を設けるととも
に、その支持体には、水平軸線上において互いに対向す
るように形成した一対の軸受を設け、その各軸受に対し
洗濯物を収容するための内槽の軸部を水平軸線の周りで
回転可能に支持し、さらに、乾燥手段から前記軸部内側
の開口を通じて前記内槽内に衣類乾燥用の熱風を供給す
る構成となっている。そして、洗濯物を収容した内槽の
内部に水位が達するように、外槽内に水を供給した状態
で、内槽を前記水平軸線の周りで回転させることにより
、洗濯物の洗濯を行う。又、外槽内の水を排出した後、
支持体を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速回転
させることにより、洗濯物の脱水を行う。さらに、乾燥
手段から前記軸部内側を通じて前記内槽内に衣類乾燥用
の熱風を供給し衣類を乾燥するようになっている。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、上記の脱水乾燥洗濯機においては、内槽
が球体状をなすと共に、前記のように同内槽は洗濯及び
乾燥時に水平軸線の周りで回転し、洗濯物の乾燥時には
温風導入用開口を通って内槽内に温風が供給されるよう
になっているため、内槽が水平軸線の周りで回転されて
、洗濯動作や乾燥動作が行われる際に洗濯物が回転中心
即ち前記水平軸線に近い回転量の少ない開口付近に集ま
って滞りやすい。従って、温風導入及び排出用の開口面
積が少くなって温風の導入及び排出に支障を来たし、か
つ洗濯及び乾燥時に洗濯物の必要な移動量が確保されず
洗濯物が充分に撹拌されないという問題点があった。
この発明は、このような問題点に着目してなされたもの
であって、その目的とするところは、洗濯動作時及び乾
燥動作時において、洗濯物が内槽の水平回転軸線に近い
回転量の少ない両側内部に集って滞ることを確実に防止
すると共に、乾燥時に温風の導出入が妨げられることな
くかつ洗濯動作時及び乾燥動作時に特に前記水平回転軸
線付近に滞り易い洗濯物を積極的に撹拌移動し、内槽内
金体に亙って洗濯物の均一な撹拌を確保できる脱水乾燥
洗濯機を提供することにある。
[課題を解決するための手段〕 この目的を達成するために本発明は、洗濯水を貯溜する
ための外槽と、その外槽内に垂直軸線の周りで回転可能
に支持され、水平軸線上又はその水平軸線に対して傾斜
した傾斜軸線上において対向する一対の軸受を有する支
持体と、一対の軸部を有し、それらの軸部は前記支持体
の軸受に支持された状態で水平軸線又は傾斜軸線の周り
を回転可能な内槽と、その内槽は周壁に多数の小孔を透
設し、かつ洗濯物を収容可能であることと、内槽内に衣
類乾燥用の熱風を供給する乾燥手段と、洗濯1.すすぎ
及び乾燥の動作時に内槽を水平軸線又は傾斜軸線の周り
で回転させる内槽回転用駆動手段と、内槽を支持体とと
もに垂直軸線の周りで高速回転させる脱水用駆動手段と
よりなり、前記内槽の各軸部に対応する内側に、それぞ
れ前記水平軸線又は傾斜軸線に対してほぼ直交する方向
に展延した平面部を設け、その各平面部の内側に、それ
ぞれ内方に***した複数の凸状部を形成している。
[作用] 上記の構成を有する本発明において、内槽回転用駆動手
段が作動されると、内槽が水平軸線若しくは傾斜軸線の
周りで回転されて、内槽内に収容した洗濯物の洗濯が行
われる。
又、脱水用駆動手段が作動されると、内槽が支持体と一
体的に垂直軸線の周りで高速回転されて、洗濯物の脱水
が行われる。その後、再び内槽回転用駆動手段が作動さ
れ、かつ乾燥手段が動作されると、軸部内を通して熱風
か内槽内に供給され、脱水後の乾燥が行われる。
特に、この洗濯動作時及び乾燥動作時においては、内槽
の水平軸線付近に滞り易い洗濯物は、前記平面部によっ
て軸部側への移動が規制された状態で複数の凸状部に引
掛かって積極的に撹拌される。従って、洗濯物のいわゆ
る叩き洗い及び乾燥を内槽内金体にわたって均一かつ効
率的に実施することができる。
[実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
(ケース本体、外槽及び内槽の関連構成)第4図に示す
ように、ケース本体1は鉄板によりほぼ箱型に形成され
、その上部には洗濯物を出し入れするための開口3を有
する本体カバー2が取着されている。本体開閉蓋4は後
端部において支軸5により本体カバー2の開口3に開閉
回動可能に取着され、その下面には蓋閉鎖時に熱気や湿
気あるいは騒音が外部に漏れるのを防止すためのパツキ
ン6が取り付けられている。
ロック部材7は閉鎖位置の本体開閉蓋4に係合されて、
本体開閉蓋4を閉鎖位置にロックするためのものであ”
る。
洗濯水を貯溜するための外槽15は、合成樹脂によりほ
ぼ有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しな
い緩衝支持装置を介して前記ケース本体1内にその軸線
方向及び半径方向へ揺動可能に吊下げ支持されている。
外槽カバー16は外槽15の上部に取着され、その前部
上面には本体カバー2の開口3と対向する開口17が形
成されている。可撓性を有する筒状のシールド部材18
は本体カバー2の開口3と外槽カバー16の開口17と
の周縁部間に装着され、前記外槽15の揺動にかかわら
ず常に、両開口3,17間を気密状態に保持して、外槽
15内の熱気や湿気が外槽15とケース本体2との間に
侵入しないようにしている。
支持体としての中槽21は合成樹脂により前記外槽15
とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ22が取着されている。中槽21の底部中
央は補強用の鉄板製の支持板23により形成され、その
下面には土中空軸24が突出固定されている。そして、
中槽21は外槽15内において、土中空軸24を外槽1
5の底部にシール部材25を介して貫通させた状態で、
軸受26により垂直軸線Y−Yの周りで回転可能に支持
されている。
多数の小孔27は、中槽21の周壁及び底壁並びに支持
板23にそれぞれ所定間隔をおいて透設されている。又
、一対の軸受28A、28Bは、中槽21の周壁のほぼ
中間部に前後(第4図の右左)に対向して水平軸線X−
X上に形成されている。
(内槽の関連構成) 内部に洗濯物を収容するための内槽3oは、合成樹脂に
よりほぼ球状に形成され、この内槽3゜の前後両側外面
には軸部20A,20Bが形成されている。そして、こ
の両輪部20A,20Bを中槽21の軸受28A、28
B内にそれぞれ摺接嵌合させることにより、内槽30が
中槽21内において前記水平軸線X−Xの周りで回転可
能に支持されている。
後述の温風が供給される後方の軸部2OAの一部を構成
し、洗濯物の飛び出しを防止するための平面部30bは
、内槽30の側端部の内側に垂直面上に位置するように
一体に形成され、かつ温風の通過を許容するための多数
の温風導入孔30Aを有している。又、前方の軸部2O
Bは蓋33によって閉塞されている。
洗濯物撹拌用の凸状部30cは、前記内槽3゜の前記平
面部30bの内面6箇所において一体状に、かつ互いに
放射状に形成されて、全体としてファン状をなしている
前記各凸状部30cは、それぞれ第1図及び第3図に示
されるように、水平軸線X−Xから最も離れた部分の内
面が水平軸線X−Xに最も近い部分の内面よりも寸法T
だけ内側に突出配置される。
従って、それ等の凸状部30cの内面は、垂直軸線Y−
Yに対してわずか傾斜している。しかも、その各凸状部
30cは、第2図及び第3図に示されるように、水平軸
線X−Xから離れるに従ってその幅が徐々に広くなって
いる。
又、ステンレス製の筒状体29は、前記固定部30cの
外側に一体に形成したボス部30dに対しネジ19によ
り締付は固定され、該筒状体29の先端部29aは前記
軸受28Aの内周面に摺接するように嵌合されている。
さらに、前記筒状体29の軸受28Aからの脱落を防止
するための脱落防止部としての脱落防止リング31は、
例えばナイロンに炭酸カルシウム等を含んだ耐熱合成樹
脂により形成され、前記筒状体29の先端部29aの内
周面に嵌合された状態て前記凸状部30cに対しネジ1
9により締付は固定されている。そして、該脱落防止リ
ング31の端部及び前記筒状体29の先端部29aに外
側へ一体に折り曲げ形成したフランジ部31a、29b
を前記軸受28Aの内周面に間接した係合溝28aの内
側面に係合し、筒状体29が軸受28Aから離脱しない
ようにするとともに、軸部2OA全体の機械的強度を向
上するようにしている。
又、前記軸受28A、28Bは第2図に示すように、U
字状に形成され、軸部20A,20Bを下方から支持す
るU字部28Bと、そのU字部28bの上面にねじ19
により固定され、軸20A。
20Bを上方から押さえる押え部材32とにより構成さ
れている。前記係合溝28aは、U字部28bに形成し
た溝と、押え部材32と中槽21との間の間隙とにより
構成されている。
一対の洗濯物反転用の突条34は、前記水平軸線X−X
とほぼ平行に延びるように、内槽30の内周面に所定間
隔をおいて形成されている。多数の小孔35は内t!3
0の周壁に所定間隔をおいて透設されている。洗濯物を
出し入れするための出入口36は本体カバー2の開口3
及び外槽カバー16の開口17と対向するように、前記
内槽30の周壁に形成されている。
第4図に示すように、蓋体37は覆い部37a及び一対
の支持脚部37bを有するように合成樹脂により一体に
形成され、覆い部37aには多数の小孔38か形成され
ている。一対の軸部39は両支持脚部37bの先端外面
に突出形成され、この両軸部39を内槽30の周壁に設
けられた一対の軸受部40に係合させることにより、蓋
体37が内槽30の出入口36の内側に開閉回動可能に
取着されている。洗濯物反転用の突条41は蓋体37の
覆い部37aの内面に、前記水平軸線X−Xとほぼ平行
に延びるように形成され、内槽30の他の突条34と所
定間隔をおいて対向配置されている。
取付凹部42は前記蓋体37の覆い部37aの端部外面
に形成されている。係止部材43は中間部において支軸
44により取付凹部42内に回動可能に支持され、バネ
45により常には出入口36の開口縁と係合する方向に
付勢されて、この係合により蓋体37を閉鎖位置に係止
保持する。そして、この実施例においては、蓋体37の
覆い部37aが内槽30の出入口36の開口面積よりも
大きくなるように形成されるとともに、蓋体37の覆い
部37aの回動半径が球形状の内槽30の半径よりも小
さくなるように構成され、第3図に示すように、蓋体3
7の覆い部37aが出入口36の開口内面に係合された
状態で出入口36が閉鎖され、又、図示しないが、蓋体
37の覆い部37aが内槽30内に回動された状態で出
入口36が開放される。
(内槽及び中槽の駆動構成) 被動歯車46は前記内槽30の外周面に一体に形成され
ている。正逆回転可能な検層動用モータ51は図示しな
いブラケット等を介して前記外槽15の下面に装着され
、そのモータ軸にはモータ冷却用ファン52を備えた駆
動プーリ53が固定されている。
上申空軸54は前記土中空軸24の下方において同一軸
線上に位置するように、検層動用モータ51に支持板5
5及び軸受56を介して回転可能に支持され、ブレーキ
ドラム支持ケース57を介して土中空軸24に連結され
ている。回転駆動軸58は土中空軸24、ブレーキドラ
ム支持ケース57及び上申空軸54に対し支持メタルを
介して相対回転可能に貫通支持され、その下端には筒状
のクラッチ継手59と、前記駆動プーリ53にベルト6
0を介して連結される被動プーリ61とがそれぞれ固定
されている。
前記回転駆動軸58の上端にはビニオン63が固定され
ている。合成樹脂製の歯車カバー64は中槽21の内底
部の支持板23上にパツキン65を介して水密状態で配
設されている。横方向に延びる伝達軸66は軸受67を
介して歯車カバー64内に回転可能に支持され、その一
端には歯車カバー64内において前記ピニオン63に噛
み合うハイポイド歯車68が固定されるとともに、他端
には内槽30の下方においてその外周の被動歯車46に
噛み合う駆動歯車6つが固定されている。
バネクラッチ71は前記上申空軸54及びクラッチ継手
59に跨がって設けられ、クラッチ爪72がクラッチハ
ウジング73から離脱されたときには、回転駆動軸58
と上申空軸54とがバネクラッチ71を介して作動連結
され、クラッチ爪72がクラッチハウジング73に係合
されたときには、回転駆動軸58と上申空軸54との連
結が断たれる。ブレーキドラム74はブレーキドラム支
持ケース57の外周に設けられ、このブレーキドラム7
4にブレーキ体75が接合されることにより、中槽21
の回転が上下中空軸24.54とともに制動される。
そして、洗濯時、すずき時及び乾燥時においては、バネ
クラッチ71が遮断状態になるとともにブレーキ体75
が制動状態になり、種部動用モータ51の回転が駆動プ
リーリ53、ベルト60、被動プーリ61、回転駆動軸
58、ビニオン63、ハイポイド歯車68、伝達軸66
、駆動歯車69及び被動歯車46を介して内槽30に減
速状態で伝達されて、内槽30が水平軸線X−Xの周り
で回転される。
又、脱水時においては、バネクラッチ71が連結状態に
なるとともにブレーキ体75が非制動状態になり、種部
動用モータ51の回転が駆動プーリ53、ベルト60、
被動プーリ61、回転駆動軸58、バネクラッチ71、
上申空軸54、ブレーキドラム支持ケース57及び土中
空軸24を介して中槽21に同速、同方向回転として伝
達されて、中槽21が内槽30と一体的に垂直軸線Y−
Yの周りで高速回転される。
(給水、排水及び溢水構成) 給水装置81は前記本体カバー2の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽30の外周上面近傍位置にて開
口された給水口82とを有している。そして、給水時及
びすすぎ時において、給水弁の開放動作により給水口8
2から内槽30の外周上面に向けて給水が行われる。
排水口84は前記外槽15の底部に設けられ、排水弁8
5を介して排水ホース86に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁85が前記バネクラッチ71の
クラッチ爪72及びブレーキ体75と連動して開閉され
、洗濯時等において、バネクラッチ71が遮断状態でブ
レーキ体75が制動状態にあるときには、排水弁85が
閉鎖され、脱水時等において、バネクラッチ71が連結
状態でブレーキ体75が非制動状態にされたときには、
排水弁85が開放される。
溢水ホース87は外槽15の側壁に設けられた温風排気
口を兼用する図示しない溢水口に接続され、下端におい
て前記排水ホース86に接続されている。そして、前記
給水装置81により外槽15内に給水されたときには、
すすぎの場合の静止時における通常水位Wnが第4図に
鎖線で示すように、溢水口と対応する位置に設定される
。拡張冷却室88は溢水ホース87の途中に設けられ、
この拡張冷却室88、前記排水ホース86及び溢水ホー
ス87は乾燥時において溢水口から溢水ホース87を通
って排出される高温多湿の空気の冷却及び除湿を行う。
(温風供給装置の構成) 加熱手段としての温風供給装置94を構成する温風発生
源95は、前記外槽15、中槽21及び内槽30よりも
上方においてケース本体1と本体カバー2との間に支持
され、ファン用モータ96、ファン97及び加熱用ヒー
タ98を有している。
温風供給装置94の温風供給通路99は外槽15及び外
槽カバー16の後面に一体に形成され、可撓性を有する
蛇腹状の連結筒体100を介して、温風発生源95に連
結されている。送風口101は前述した送風口を兼用す
る後方軸受28A及び後方軸部2OAと近接して対向す
るように、温風供給通路99の下端にて外槽15の後壁
に形成され、洗濯物の乾燥時に、温風供給装置94から
供給される温風が、この送風口101から後方軸受28
A及び後方軸部2OA内を通って内槽30内へ導入され
る。
(動作の概要) 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗濯機の動作の
概要を説明する。
まず、本体開閉蓋4及び内槽蓋体37を開放した状態で
、内槽30内に洗濯物を投入した後、内槽蓋体37及び
本体開閉蓋4を閉じて、図示しないスタートスイッチを
操作すると、図示しない制御装置の制御のもとて一連の
動作が順次自動的に遂行される。すなわち、 (a)給水装置81による給水動作 (b)内槽30の回転に基づく洗濯動作(c)排水弁8
5の開放による排水動作(d)中槽21の回転に基づく
脱水動作(e)給水装置81による給水動作 (f)給水装置81による給水及び内槽3oの回転に基
づくすすぎ動作 (g)排水弁85の開放による排水動作(h)中槽21
の回転に基づく脱水動作(i)温風供給装置94による
温風供給及び内槽30の回転に基づく乾燥動作 である。
(動作の詳細) 次に、前記の各動作(a)〜(i)について詳細に説明
する。
(洗濯、すずき、脱水、乾燥動作) さて、前述のように本体開閉蓋4及び蓋体37がともに
閉鎖され、かつ予め内槽30内に洗濯物を収容した状態
で洗濯を行う場合には、図示しないスイッチを操作する
と自動的に排水弁85が閉鎖され、かつバネクラッチ7
1が遮断状態になるとともに、ブレーキ体75が制動状
態になって中槽21の回転が規制される。この状態で、
給水装置81の給水弁が開放されて、給水口82から外
槽15内に水が供給される。そして、外槽15内の水位
が内槽30の内部に達して前記通常水位Wnよりも低い
洗濯水位(図示せず)になったとき、種部動用モータ5
1が回転され、内槽30が水平軸線X−Xの周りで回転
されて、洗濯動作が開始される。
この洗濯動作中には、洗濯物を収容した球形状の内槽3
0が水平軸線X−Xの周りで回転され、その回転にとも
ない複数の反転用突条34,40等によって洗濯物が転
動され、さらに、水平軸線X−Xと直交する平面部30
b上に設けられた洗濯物撹拌用の凸状部30cによって
積極的に撹拌されると共にほぐされ、個々の被洗濯物の
入れ変えが行われることにより、洗濯物への水の供給を
効率良く行い、いわゆる叩き洗いによる洗濯効率が向上
される。その際、水平軸線X−X周りの洗濯物の転勤に
ついては水平軸線X−Xより遠ざかるほど大きな力を必
要とするため、凸状部30cの形状を水平軸線X−Xか
ら遠ざかるほど高くかつ幅広くしている。そして、洗濯
物が前記凸状部30cに引掛かって下から上に持ち上げ
られる際、洗濯物に作用する遠心力と相俟って、その洗
濯物には凸状部30cの側面に沿って水平軸線X−Xか
ら遠ざかる方向の力が作用するため、洗濯物が水平軸線
X−X付近に滞るようなことがない。
又、洗濯物の洗濯後にすすぎが行われる場合には、前記
洗濯時と同様に、種部動用モータ51により、内槽30
が回転される。又、給水装置81の給水弁の開放により
、給水口82から内槽30の外周上面に向けて水が供給
されるとともに、外槽15内のすすぎ水が図示しない溢
水口及び溢水ホース87を通って排出されて、水位が一
定に保たれる。従って、すすぎ水が順次入れ変えられな
がら、給水口82からの水によって、内槽30の外周面
に付着している泡及び内槽30内の洗濯物に付着してい
る泡が効果的に洗い流される。
さらに、洗濯物の洗濯やすすぎの終了後に脱水が行われ
る場合には、バネクラッチ71が連結状態にされるとと
もに、ブレーキ体75が非制動状態にされて中槽21の
回転が許容される。この状態で、種部動用モータ51が
回転されると、中槽21が内槽30と一体的に垂直軸線
Y−Yの周りで高速回転されて、洗濯物の脱水が行われ
る。
又、洗濯物の脱水後に乾燥が行われる場合には、前記洗
濯物と同様に、種部動用モータ51により内槽30が水
平軸線X−Xの周りで回転されるとともに、ファン用モ
ータ96及び加熱用ヒータ98の通電により、温風供給
装置94の温風発生源95から温風が発生され、その温
風が連結筒体100、温風供給通路99、送風口101
及び後方軸部2OAを介して内槽30内に供給されて、
各小孔35及び軸部20Bから排出される。従って、洗
濯物を転勤させながら、その洗濯物に温風をあてて乾燥
動作を効果的に行うことができる。
そして、この乾燥動作時には、内槽30内の高温多湿の
空気が、外槽15に設けられた温風排気口兼用の図示し
ない溢水口から、溢水ホース87を経て拡張冷却室88
内に導かれ、その溢水ホース87、拡張冷却室88等に
おいて冷却及び除湿された後、排水ホース86を通して
外部に排出される。
さて、この実施例においては内槽30に突出形成した凸
状部30cに対し中槽21側の軸受28Aに摺接嵌合す
る熱により変形し難いステンレス製の筒状体29を取付
け、該筒状体29の先端には前記軸受28Aの側部に係
合する脱落防止リング31を設け、これを係合溝28a
に係合したので、洗濯動作時に重量のある洗濯物を収容
した内槽30が回転される場合や、あるいは乾燥動作時
の加熱状態において内槽30が回転される場合に、軸部
2OAの機械的強度が確保され、軸受28A及び筒状体
29の磨耗や変形が防止され、かつ軸受28Aから軸部
2OAが脱落するのが防止される。しかも、ステンレス
鋼は摩擦係数が小さいので、内槽30の円滑な回転を得
ることができる。
又、前記実施例では内槽30に対し、前記筒状体29の
内側開口部を覆うように平面部30bを一体に形成した
ので、洗濯及び乾燥動作時に洗濯物が筒状体29内部に
侵入するのを防止できる。
このため、洗濯物は内槽30の中心部寄りにおいて有効
に転動され、洗濯物が温風の通過の障害になったり、洗
濯が有効に行われなかったりするのを防止して、安定し
た洗濯、乾燥動作を行うことができる。
さらに、前記実施例では前記凸状部30cを全体として
ファン状をなすように放射状に形成し、各凸状部30c
の間に位置する平面部30bに温風導入孔30aを形成
したので、乾燥工程において、内槽30とともに回転し
ている凸状部30cがファンの作用をなし、従って、温
風が遠心力により外側方へも案内されて平面部30b全
体から内槽30内に温風が導入されるとともに、反対側
の平面部30b全体から温風が排出されて、温風が内槽
30内の中心部だけを通過することなく、内槽30内全
体を通過し、内槽30内において、効率のよい乾燥が行
われ、又、前記凸状部30cによって乾燥動作中におけ
る洗濯物の転勤中の撹拌動作が前記洗濯動作時と同様に
効率良く行われ個々の被洗濯物への温風供給が十分行わ
れる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えばステンレス鋼製の筒状体や網板部を温風導入側
の軸部のみに設けたり平面部を一体でなく個々の部品に
より取り付けたりする等、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で構成を任意に変更して具体化することもできる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、洗濯、乾燥動作時における洗濯物の転勤運動にさらに
撹拌動作を加えることにより、洗濯、乾燥効率を向上さ
せることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は脱水乾燥洗濯機の中槽の軸受と内槽
の軸部との嵌合構造を示す拡大断面図、第2図は第1図
のA−A線断面図、第3図は洗濯物撹拌用凸状部の部分
斜視図、第4図は脱水乾燥洗濯機全体を示す断面図であ
る。 図中、15は外槽、20A,20Bは軸部、21は支持
体としての中槽、29は筒状体、30は内槽、30aは
温風導入孔、30bは平面部、30cは凸状部、76は
内槽回転用駆動手段を構成する第1駆動機構、77は脱
水用駆動手段を構成する第2駆動機構、94は乾燥手段
としての温風供給装置、X−Xは水平軸線、Y−Yは垂
直軸線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、洗濯水を貯溜するための外槽(15)と、その外槽
    (15)内に垂直軸線(Y−Y)の周りで回転可能に支
    持され、水平軸線(X−X)上又はその水平軸線(X−
    X)に対して傾斜した傾斜軸線上において対向する一対
    の軸受(28A,28B)を有する支持体(21)と、
    一対の軸部(20A,20B)を有し、それらの軸部(
    20A,20B)が前記支持体(21)の軸受(28A
    ,28B)に支持された状態で水平軸線(X−X)又は
    傾斜軸線の周りを回転可能な内槽(30)と、その内槽
    (30)は周壁に多数の小孔(35)を透設し、かつ洗
    濯物を収容可能であることと、内槽(30)内に衣類乾
    燥用の熱風を供給する乾燥手段(94)と、洗濯、すす
    ぎ及び乾燥の動作時に内槽(30)を水平軸線(X−X
    )又は傾斜軸線の周りで回転させる内槽回転用駆動手段
    (76)と、内槽(30)を支持体(21)とともに垂
    直軸線(Y−Y)の周りで高速回転させる脱水用駆動手
    段(77)とよりなり、前記内槽(30)の各軸部(2
    0A,20B)に対応する内側に、それぞれ前記水平軸
    線(X−X)又は傾斜軸線に対してほぼ直交する方向に
    展延した平面部(30b)を設け、その各平面部(30
    b)の内面に、それぞれ内方に***した複数の凸状部(
    30c)を形成したことを特徴とする脱水乾燥洗濯機。
JP4160790A 1990-02-22 1990-02-22 脱水乾燥洗濯機 Pending JPH03244494A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727485U (ja) * 1993-06-03 1995-05-23 武盛 豊永 球形洗濯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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