JPH0324349Y2 - - Google Patents

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JPH0324349Y2
JPH0324349Y2 JP1984057547U JP5754784U JPH0324349Y2 JP H0324349 Y2 JPH0324349 Y2 JP H0324349Y2 JP 1984057547 U JP1984057547 U JP 1984057547U JP 5754784 U JP5754784 U JP 5754784U JP H0324349 Y2 JPH0324349 Y2 JP H0324349Y2
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JP
Japan
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wall tube
extrusion
synthetic resin
wall
extrusion passage
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JP1984057547U
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JPS60168919U (ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂製コルゲート二重管の製造装
置に関する。
周知のようにコルゲート二重管は高い耐圧強度
を備えた外壁に内面平滑性を保つための内壁を一
体化してなる。かかるコルゲート二重管を熱可塑
性合成樹脂を用いて連続成形する場合、外壁チユ
ーブと内壁チユーブは少なくとも先端が同一の押
出成形用ダイに各別に設けられた外壁チユーブ押
出通路と内壁チユーブ押出通路とを通して連続的
に押し出される。そして、上記のように外壁には
高い耐圧強度が要求されるために硬質の合成樹脂
が使用される。一方、コルゲート二重管に可撓性
を持たせようとした場合、内壁には軟質の合成樹
脂が使用される。かかる場合、硬質の合成樹脂は
軟質の合成樹脂よりも押成形温度が高いため、こ
れらがそれぞれの押出通路を通過中に熱影響を及
ぼしあつて成形不能になることがある。ここで硬
質の合成樹脂としては硬質のポリ塩化ビニル、高
密度ポリエチレン等であり、軟質の合成樹脂とし
ては軟質の塩化ビニル、低密度ポリエチレン等が
使用できる。
たとえば外壁に高密度ポリエチレンを使用し内
壁に低密度ポリエチレンを使用する場合、高密度
ポリエチレンの押出成形温度が200℃〜220℃であ
るのに対し低密度ポリエチレンの押出成形温度は
160℃〜170℃であるから、これらが押出成形用ダ
イに形成された各別の押出通路を通過中に両通路
間で熱伝導が起こり、低密度ポリエチレンが成形
最適温度以上に加熱されて樹脂の流れが不均一と
なるばかりでなく、熱分解することがあるのに対
して、高密度ポリエチレンが最適成形温度以下に
冷却されて硬化し樹脂の流れがきわめて悪くなる
ことがある。かかる事態が生じると外壁チユーブ
および内壁チユーブの正常な押し出しが不可能に
なり、コルゲート二重管を製造できなくなる。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、
押出成形用ダイにおける長い外壁チユーブ押出通
路と長い内壁チユーブ押出通路との間に断熱層を
介在させることによつてこれら二つの押出通路を
通して押し出される熱可塑性合成樹脂相互間の熱
影響を少くし、もつて上述した事態の発生を未然
に防止して常に正常な押し出しを可能にする合成
樹脂製コルゲート管の製造装置を提供することを
目的とする。
以下、図示例にしたがつて本考案を説明する。
図示例において1は押出成形用ダイを示し、この
ダイ1には長い外壁チユーブ押出通路2と長い内
壁チユーブ押出通路3とが同心状に形成されてい
る。また、ダイ1の外周には所定の空気圧を保持
するための凹陥部4が形成されていて、この凹陥
部4の後部において外壁チユーブ押出通路2が環
状に開口されているのに対し、その前部において
内壁チユーブ押出通路3が同じく環状に開口され
ている。さらにダイ1の前部にクーリングコア5
が設けられており、このクーリングコア5に接続
された冷媒給排用のパイプ16がダイ1の中心部
を貫通して導設されている。そして、ダイ1とク
ーリングコア5の周囲にモールド6が設けられて
いる。このモールド6は凹凸状をなす筒状の成形
面7を備えている。図示例の場合、モールド6は
一対の半割モールドに二分割されており、各半割
モールドは多数のモールドブロツク8が無端状に
連結されてなる。
次に、上述したダイ1には円筒状の断熱層9が
介在されており、この断熱層9によつて外壁チユ
ーブ押出通路2と内壁チユーブ押出通路3とが熱
的に遮断されている。断熱層9としては石綿やガ
ラスウールその他のものの使用されている。
上記において、モールド6を矢印X方向に所定
速度で走行させながら外壁チユーブ押出通路2か
ら溶融した硬質の合成樹脂、たとえば高密度ポリ
エチレンを押し出すと、これがモールド6の成形
面7に押付けられて凹凸状の外壁チユーブ11を
形成する。また、内壁チユーブ押出通路3から溶
融した軟質の合成樹脂、たとえば低密度ポリエチ
レンを押し出すと、これが上記外壁チユーブ11
の凹部内面に熱融着されて一体となり、内壁チユ
ーブ12を形成する。
こうして熱融着された外壁チユーブ11と内壁
チユーブ12はモールド1の走行によつてクーリ
ングコア5の周囲を通過し、その間に冷却されて
硬化する。これにより外壁の凹部内面に内壁が熱
融着されてなるコルゲート二重管が連続成形され
る。
ところで、ダイ1の二つの押出通路2,3の相
互間には断熱層9が介在されているので、これら
二つの押出通路2,3の相互間での熱伝導が該断
熱層9によつて最少限度に抑えられる。そのた
め、外壁チユーブ押出通路2を通過する高密度ポ
リエチレンがその成形最適温度、つまり約210℃
という高温に設定されていても、それによつて内
壁チユーブ押出通路3を通過する低密度ポリエチ
レンが熱分解温度以上に加熱されて熱分解を起こ
すおそれはない。また、低密度ポリエチレンが熱
融着最適温度、つまり160℃程度に設定れていて
も、高密度ポリエチレンがその押出成形温度であ
る200℃以下に冷されて硬化するおそれもない。
したがつて外壁チユーブ11と内壁チユーブ12
とがいずれもそれぞれの成形最適温度を保持した
ままダイ1から押し出されて熱融着することにな
り、常に正常な状態でのコルゲート二重管の製造
が遂行される。
以上の説明から明らかなように、本考案による
合成樹脂製コルゲート管の製造装置によると、押
出成形用ダイの内部を通過する外壁チユーブ形成
用の溶融樹脂と内壁チユーブ形成用の溶融樹脂と
の間での熱伝導が最少限度に抑えられるのでそれ
ぞれの溶融樹脂に熱的な悪影響が及ばさなくな
り、各溶融樹脂が常に正常に押し出される。した
がつて本考案は、合成樹脂製コルゲート二重管を
製造する場合、外壁チユーブ押出通路と内壁チユ
ーブ押出通路とは両通路とも長くなるが、石綿や
ガラスウール等の断熱層で両者が仕切られている
ので相互の通路の溶融樹脂の温度差が作用しあつ
て、溶融流れを悪くしたり、成形不良を起こした
りすることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施例を示す断面図である。 1…押出成形用ダイ、2…外壁チユーブ押出通
路、3…内壁チユーブ押出通路、9…断熱層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行する一対の半割モールドが多数無端状に連
    結され、該モールドには凹凸状をなす筒状の成形
    面を備えたモールドブロツクがあつて、該モール
    ドブロツク内に、細長い押出成形用ダイの先端が
    挿入され、該押出成形用ダイには、長い外壁チユ
    ーブ押出通路と長い内壁チユーブ押出通路とを同
    心状に備えており、これらの二つの押出通路の相
    互間に石綿やガラスウール等の断熱層が介在され
    てなる合成樹脂製コルゲート二重管の製造装置。
JP1984057547U 1984-04-18 1984-04-18 合成樹脂製コルゲート二重管の製造装置 Granted JPS60168919U (ja)

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JPS60168919U JPS60168919U (ja) 1985-11-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4510308B2 (ja) * 2001-02-20 2010-07-21 本田技研工業株式会社 熱可塑性樹脂の二層押出成形方法
DE102022104009A1 (de) * 2022-02-21 2023-08-24 KraussMaffei Extrusion GmbH Extrusionswerkzeug und Extrusionsanlage

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5179187A (en) * 1974-12-28 1976-07-09 Toyoda Gosei Kk Hokyohoosunoseizohohotosonosochi

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