JPH03240169A - 医用画像診断装置における再構成画像中心位置決め方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医用画像診断装置における再構成画像中心位
置決め方法に関するものである。

〔従来の技術〕

以下、医用画像診断装置装置としてＸ線ＣＴ装置を例に
とり説明する。

第５図〜第７図は、従来から行われていたＸ線ＣＴ装置
における拡大計測の代表的な再構成画像中心位置決め方
法を説明するための図である。このうち、第５図は矢印
Ａ方向から透視像を計測している状態を示し、第６図は
得られた透視像を示し、第７図はその透視像に基づき位
置決定されて計測、再構成された最初の断層像を示す図
である。

すなわち従来は、断層像の計測に当たり、まず、被検体
１の２次元透視像を計測する。ここで計測される２次元
透視像は、任意の角度（矢印Ａ方向）にＸ線管球２を固
定し、Ｘ線照射を行いながら、被検体１を載せたテーブ
ル３を被検体１の体軸方向に連続的に移動し、Ｘ線検出
器４を通して取り込まれた生データにエツジ強調フィル
タなどの画像処理を施した後、２次元画像表示装置であ
るデイスプレィ５に表示した、被検体１の縦割り透視像
（以下、スキャノグラム像という）６である。

次に、デイスプレィ５に表示したスキャノグラム＠６上
の所望の観察部位７につき、所望位置、所望数の断層撮
影面をデイスプレィ５上に直線８で指定し、計測位置の
決定を行う。

次に、テーブル３を最初の計測位置、すなわちデイスプ
レィ５上に直線８ａで表されている断層撮影面に移動し
、最初の断層像を計測する。計測データに基づき再構成
された画像（断層像９）は、デイスプレィ５上に表示さ
れ、この断層像９上にて、所望の拡大画像の画像中心位
置１０、拡大率などを指定する。

以上の手順により、決定された計測位置、拡大画像中心
位置１０、拡大率などは、画像処理装置（図示せず）へ
取り込まれる。

２回目以降の断層＠９の計測も、上述デイスプレィ５に
表示されたスキャノグラムｇＡ６上に直線８にて指定さ
れた位置、枚数に従って実行され、その再構成画像は、
先に指定された画像中心位置１０及び拡大率に従ってデ
イスプレィ５に表示される。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、固定された画像中心位置１０と、断層
撮影面（直線８）のみの指定しかできないため、長いテ
ーブル移動を伴う、湾曲した部位（背骨など）を中心と
した拡大画像の計測には不向きで、特に高い拡大率の計
測では、所望の中心位置に追従しきれず、所望の観察部
位７がティスプレィ５の表示画面からはみだして診断不
能になるなどの問題点があった。

本発明の目的は、湾曲した部位の計測、特に連続拡大計
測にも、所望の中心位置に追従し得、常に中心位置のず
れない画像を得ることができる医用画像診断装置におけ
る再構成画像中心位置決め方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、医用画像診断装置において、２次元断層画
像又は３次元立体画像を再構成する際、予め計測してお
いた、少なくとも２方向（同方向及び正反対の方向を除
く０通常は、直交する２方向が選択される）から得た複
数の２次元透視像を用い、その２次元透視像上に各々再
構成中心面を指定し、それらが交差してなす交線より、
所望の再構成画像の中心点又は中心線を決定し、これに
基づき画像を再構成させることにより達成される。

〔作用〕

第４図に示すように、２方向の透視像（スキャノグラム
像）上で指定された２つの再構成中心面■、■は、交差
する部分が１本の線（中心線）Ｌｌとなり、更にその中
心線Ｌ１と、任意に指定された断層面（スライス位置α
）との交差部分は、１点の中心点Ｏとして決定される。

これにより、湾曲した部位の計測、特に連続拡大計測に
も、所望の中心位置に追従し得、常に中心位置のずれの
ない画像を簡単に得ることができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
〜第３図は、本発明による医用画像診断装置における再
構成画像中心位置決め方法の一実施例を説明するための
図である。このうち、第１図は矢印Ｂ方向から透視像を
計測している状態を示し、第２図は得られた透視像を示
し、第３図はその透視像に基づき位置決定されて計測、
再構成された断層像を示す図である。これら第１図〜第
３図において、１〜１０は第５図〜第７図と同様である
。また、１２は矢印Ｂ方向からのスキャノグラム像、１
３は同Ｂ方向から見たスキャノグラム像１２についての
画像中心面である。

すなわち本発明では、第５図に示す従来方法と同様にし
て得られた一方向からのスキャノグラム像６（第６図参
照）に加え、第１図に示す他方向からのスキャノグラム
像１２を計測し、これら２方向、ここでは直交する２方
向（矢印Ａ、Ｂ方向）からのスキャノグラム像６．１２
を用いて画像中心位置１０の位置決めを行うもので、以
下に詳述する。

まず、従来技術と同様の方法により、スキャノグラム像
６を計測する。続いて、スキャノグラム１６を用いて断
層撮影面をデイスプレィ５上に直線８で指定し、同時に
、Ａ方向から見たスキャノグラム像６についての画像中
心面１１も直線又は曲線にて設定する（第６図参照）。

次に、Ｘ線管球２を第１図に示す位置まで移動し、固定
する。この際のＸ線管球２の移動回転角は９０°とする
。その後、第１図と同様の手法により、Ｂ方向から見た
スキャノグラム像１２を計測し、このスキャノグラム像
１２上で、Ｂ方向から見たスキャノグラム像１２につい
ての画像中心面１３を直線又は曲線にて設定する。

以上の手順により設定された画像中心面１１．１３の交
線（第４図中のＬ１参照）と断層撮影面（デイスプレィ
５上の直線８）との交点を画像中心位置１０として再構
成した断層像が第３図である。第３図において、１４は
、矢印Ａ方向から見た画像中心面１１で設定されたＡ方
向画像中心線、１５は、矢印Ｂ方向から見た画像中心面
１３で設定されたＢ方向画像中心線を表しており、その
交点（中心点０）を画像中心位置１０として第３図の断
層像９は再構成されている。

このように本実施例によれば、２方向の透視像（スキャ
ノグラム像）を用いて連続的に画像中心位置を追尾して
行くことが可能となる。これより、複数の断層像計測に
おいても、常に、所望の部位を画像の中心位置として追
尾ａ察することが可能となり、また、その画像中心位置
の設定も、デイスプレィ上に２本の線（２方向で計測し
た透視像の各画像中心面を表すデイスプレィ上での２本
の線）を指定するだけで済み、簡単である。

なお上述実施例では、本発明を、ＣＴ装置による２次元
空間での計測により得られた断層像に適用した例を述べ
たが、ＭＨＩなどによる３次元空間の計測により得られ
る断層像にも同様に適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、２方向以上の透視像を用いて断層像の
画像中心位置設定を行うため、従来技術のような固定化
された画像中心位置とは異なり、複数の断層像計測にお
いても、所望の部位を画像の中心位置として追尾でき、
常に、中心位置のずれのない画像が得られるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明方法の一実施例を説明するため
の図、第４図は本発明方法の概要を説明するための図、
第５図〜第７図は従来方法を説明するための図である。 １・・・被検体、２・・・Ｘ線管球、３・・・テーブル
、４・・・Ｘ線検出器、５・・・デイスプレィ、６，１
２・・・スキャノグラム像（透視像）、７・・・観察部
位、８・・・断層撮影面を表すデイスプレィ上の直線、
８ａ・・・計測開始断層撮影面を表すデイスプレィ上の
直線、９・・・断層像、１０・・・画像中心位置、１１
・・・Ａ方向画像中心面、１３・・・Ｂ方向画像中心面
、１４・・・Ａ方向画像中心線、１５・・・Ｂ方向画像
中心線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、医用画像診断装置において、２次元断層画像又は３
   次元立体画像を再構成する際、予め計測しておいた、少
   なくとも２方向から得た複数の２次元透視像を用い、そ
   の２次元透視像上に各々再構成中心面を指定し、それら
   が交差してなす交線より、所望の再構成画像の中心点又
   は中心線を決定し、これに基づき画像を再構成させるこ
   とを特徴とする医用画像診断装置における再構成画像中
   心位置決め方法。