JPH03235801A - 浸透簡易舗装方法 - Google Patents

浸透簡易舗装方法

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JPH03235801A
JPH03235801A JP3162890A JP3162890A JPH03235801A JP H03235801 A JPH03235801 A JP H03235801A JP 3162890 A JP3162890 A JP 3162890A JP 3162890 A JP3162890 A JP 3162890A JP H03235801 A JPH03235801 A JP H03235801A
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aggregate
slurry
asphalt
hardening
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Kouichi Nakata
名方 厚一
Hitoshi Ogata
緒形 仁
Masaki Hirose
正樹 広瀬
Yasunari Maejima
前嶋 康成
Kunihiko Nishikawa
西川 邦彦
Akihiro Ogata
緒方 明洋
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Mitsubishi Materials Corp
Kotobuki Kogyo KK
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Mitsubishi Materials Corp
Kotobuki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、道路をコンクリート等の水硬性材料で剛性舗
装する際に、短時間で工事が完成され、道路の開放が短
時間で可能で然も施工が[111な舗装方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]従来
の舗装方法には、コンクリート舗装とアスファルト舗装
とがあり、コンクリート舗装方法は、路床−Lに切り込
み採石並びに粒度調整採石等をあらかじめ定められた交
通量に従って:1ンクリト舗装要綱等で規定されている
所定厚に敷き均し、不陸調整、転圧により造成した路盤
上にコンクリートを所定厚敷き均し、所定の精度に表面
を仕上げ、所定期間養生した後、開放しでいた。
このようなコンクリート舗装の場合は、−フンクノート
供試体の現場養生強度で、35 K g / cll”
以上か、普通ボルトランドセメントの場合、2週間程度
の養生期間を要すると定められている。更に、コンクリ
ート舗装の場合、スランプで2.5cmを標準としたコ
ンシスチンシーが悪いコンクリートを使用するため、通
常施行時には、スプレツタ、フィニシ〜、表面仕上機、
目地切り機等の施行機械を使用する必要があり、更に小
規模の舗装を施行する場合にも、振動機を使用する締め
固め、所定の精度に表面を仕上げる道具を使用する技術
者並びに作業員が必要であるばかりでなく、施行にも時
間を要していた。従って、使用中の道路の補修工事等に
は不向きで、施行単価も高くなる等の欠点があった。
所定の空隙率に粒度を調整きれた砕石骨材を、所定の厚
さに敷き均し、転圧した後、ボルトランドセメント又は
混合セメントと、速硬性硬化材と凝結調整剤とを所定址
配合したグラウト材を混練し、該骨材層上に散布して、
浸透される舗装方法では、簡易で安価であり、施行後早
期に開放できる等の効果があるが、スラリーを砕石骨材
層上に散布する際に、衝撃並びにレーキ等で表面をかき
均すために、表面の砕石粒が剥がれて、不陸を生しるた
め、浸透後、再度表層の仕−ト工程が必要であ−)だ。
200%の範囲で混練して、スラリー状とし、空隙率が
5〜50%の砕石骨材を敷き均し転圧した舗装骨材層表
面に、散布し、浸透充填きせる浸透簡易舗装方法におい
て、 A、前記砕石骨材層を接着する接着剤、アスファルト、
又は速硬性を有する水硬性物質より選択さ本発明は、以
に述へたような従来の問題点を解決すべく、施行がi!
l車で、施行能率並びに耐久性がよく、LLつ施工単価
も安価で、早期に開放可能な簡易舗装方法を提供するこ
とを目的にする。
[問題点を解決Cるための手段] 本発明は、ボルトランドセメント又は混合セメント10
0虫1部に対して、速硬性硬化材3〜300@1部混合
した混合物を速硬性セメント材とし、該速硬性セメント
材100虫社部に対して凝結調整剤0.1〜2.0重号
部を配合した混合B、工程Aの後、前記配合のグラウト
材のスラリを散布、浸透させ、間隙部分を充填する工程
を含むことを特徴とする浸透舗装方法である。そして、
前記工程Aの後、前記工程Bの前に、前記骨材層の表面
に、該砕石骨材より粒径が小きく且つ骨材の空隙率が5
〜40%である砕石骨材を敷き均し、再度、前記接着剤
、アスファルト又は速硬性を有する水硬性物質より選択
きれた1種又は2種以上の物質の混合物のスラリーを散
布し、その後に工程Bを行なうことを特徴とする浸透簡
易舗装方法である。また、本発明は、工程Aの前に、前
記骨材層の表面部に該砕石骨材より粒径が小さく且つ該
骨材の空隙率が5〜40%である骨材を層厚50ffl
l以トに、敷き均し、転汁二し、工程Aを行ない、その
後工程Bを行なうことを特徴とする浸透簡易舗装方法で
ある。また、そのグラウト材は、前記配合のグラウト材
を、水を前記速硬性セメント材に対して(即ちW/Cで
)、20〜200重量%の範囲で混練して、その除重こ
、該速硬性セメント材に対して、減水剤0.05〜5重
量%及び/又は流動化剤0.05〜10重量%を添加し
て混練することが好適である。また、その接着剤は、天
然コム及び合成高分子(sl脂、プラスチZり、−]コ
ム繊維等)を原料として、溶剤又番よ水に溶解したもの
と、天然コ゛ム及び合成高分子の微粉末を水に分散した
エマJレジョンカ)ら選択きれたものを用いることが好
適である。そして、そのアスファルトは、ストレートア
スファルト、アスファルト乳剤又は力7ト/く・ツクア
スファルトの1/)ずれか1種であり、ストレートアス
ファルト番よ、130〜180℃、アスファルト乳剤番
よ、5〜60°C1力/ト/\・/クアスファルト番よ
、40〜140″Cに加熱し、液状化させたものを用い
ることが好適である。そして、その速硬性硬化材は、シ
ェアドセメント、ジェットセメントとボルトランドセメ
ント又は混合セメントとの混合物に凝結調整剤を配合し
たもの、及びボルトランドセメント又は混合セメントと
速硬性硬化材と凝結調整剤とを配合したものとからなる
群から選択きれたものであり、水と前記速硬性セメント
を重量比で、30〜300%で混練して、ペースト状に
したものをグラウト材とすることが好適である。また、
舗装すべき路盤上に、前記グラウト材、接着剤、アスフ
ァルト又は速硬性を有する水硬性物質を散布し、路盤を
固め、その後に、舗装のための骨材を敷き均して、転圧
して、その後、工程Aを行ない、その後、工程Bをを行
なうことが好適である。また、その凝結調整剤がクエン
酸、酒石酸、グルコン酸或いはこれらの塩のうち、1種
或いは2種以上の混合物である有機酸系凝結遅延剤と炭
酸アルカリよりなるものから選択されるものが好適であ
る。
本発明の簡易舗装%性癖おいて、表層散布に使用する接
着剤、アスファルト又は水硬性物質の混練物は、スプレ
ィ等で散布する際に、表層の砕石骨材を乱さない程度の
粘性を有し、且つ硬化後レキ等で表面を仕トげる際に、
砕石骨材が剥がれない程度の接着力と、その際、散布す
るグラウト材スラリーの浸透を妨げないような性状が必
要である。
また、油もって、グラウト材、接着剤、アスファルト或
いは速硬性を有する水硬性物質又はその混合物を、路盤
1−1又は必要に応して、石粉を路盤−1に敷き均した
■−に、表面が1分に濡れるまで散布した後、砕石骨材
を敷き均し、転圧しで、舗装骨材層を造成するようにす
れば、充填時に該スラリーの水分が路盤に奪われ、充填
不良又は水分不足による硬化不良、或いはスラリーが路
盤内に浸透し、材料の消費量が多くなる等の事故を防止
することができる 更に前記グラウト材を混練す−る際に、該速硬性セメン
ト材100重量部に対して、減水剤を0.5〜5重量部
及び/又は流動化剤を0.05〜10重量部添加すれば
、水の添加量を減することができる。使用する接着剤の
タイプとしては、例えば、エポキシ系、アクリル系、コ
ム系等の溶液型、水溶液型、エマルジョン(ラテックス
)型等があり、特に、エマルジョンタイプは、ポリマー
セメント用として市販きれており、好適であるが、接着
時間に注意する必要がある。また、接着剤蜆独で使用せ
ずに、セメント及びセメントと速硬性硬化材との混合物
に添加するようにすれば費用が安くなり、経済的である
また、本発明の簡易舗装方法において、使用するアスフ
ァルトとしては、ストレートアスファルト、アスファル
ト乳剤又はカントバッファスフ。
ルトの何れか1種であり、ストレートアスファルトは、
130〜180℃、アスファルト乳剤は、5〜60”C
,力/ドパ/クアスプアルトは、4゜〜140°Cに加
熱し、液状化させたものであり、その品質は、日本道路
協会規格 アスファルト乳剤規格 及び日本工業規格(
JIS  K2208)に定める規格に合格したものを
用いれば良い。
更に、本発明の簡易舗装方法において、使用する速硬性
を有する水硬性物質としては、ジェットセメント、ジェ
ットセメントとボルトランドセメント又は混合セメント
の混合物に凝結調整剤を配合したもの、ボルトランドセ
メント又は混合セメントと速硬性硬化材と凝結調整剤と
を配合したものから選択された1種類を用いる。
水と水硬性物質との重量北部らW/Cは、好適には、使
用する水硬性セメント材と同配合のものを、W/C=3
0〜300%と大きくとり、充填するスラリーより粘性
を小キくシたものを使用すれば、散布が容易である。ま
た、混練する際に、凝結調整剤の添加量を調整すること
により、硬化時間を調節できるばかりでなく、材料の別
に手配する必要がないので、好適である。
更に、本発明の簡易舗装方法における、砕石骨材の空隙
率は、JIS  A1104の規定により、砕石骨材の
単位容積重量試験方法により、実績率を求め、これより
空隙率を算出した値である。 本発明によると、前記配
合で混練したスラJ−を使用することにより、混練した
後、一定時間の間は、混練した直後の流動性を維持する
ことができ、その後は、急激に硬化し、早期に、道路を
開放することが可能である強度が得られる。
[作用コ 本発明は、舗装要項等に定められた方法に従って造成し
た路盤上に道路用砕石骨材 (JIS  A3001)を所定の厚に敷き均し、転圧
、レベル調整を行なった後、接着剤、アスファルト或い
は速硬性を有する水硬性物質がらの混合スラリーを、散
布して、砕石骨材を固定し、しかる後、前記配合で混練
したスラリーを砕石骨材層の表面に散布し、必要に応し
て、振動ローラ等を使用しながら、空隙部分に浸透充填
させる簡易舗装方法である。
舗装骨材の表面の粒子を固定することにより、前記の配
合のスラリーを散布fる際に、衝撃並びにレーキ等によ
り、表面を仕上げる際に、表面が荒れることがなくなり
、仕上げ工程を簡素化できるばかりでなく、「事時間を
短縮することができる。
上記の方法では、使用する骨材の粒径が大きいため、表
面の凹凸が大きくなり、仕上げ時の平坦性を良くイるた
めには、表面部のグラウト材スラJ−の駿を多くしてお
く必要があるが、路面の摩擦係数が小さくなり問題であ
る。従って、表面に粒径が小さく、ある程度空隙率が大
きい砕石骨材をまけば、表面の凹凸が少なくなり、同時
に、路面の摩擦係数が大きくなり、好都合である9表面
7号砕石の単品か或いはこれらの混合物が使用可能であ
り、特に、7号砕石が好適である。
更に、路盤上に骨材を敷き均す以前に、路盤に、接着剤
、アスファルト或いは速硬性を有する水硬性物質のスラ
リーを散布しておけば、前記スラリーを充填する際に、
スラリー中の水分が路盤に移動し、水分不足による硬化
不良或いは充填不良を起こす恐れがない、この際に、接
着剤、アスクアルド及び水硬性物質のミルク中に石粉を
混合するか、湿らせた石粉を敷き均した後に、散布すれ
ば、事前に散布する量を節約することができる。
本発明の′wl易舗装方法に用いる速硬性硬化材として
は、アルミン酸カルンウム化合物を50重量%以−ト含
有する微粉末に■型無水石膏を添加したものを用いると
、前記配合で混練した場合、セメント中の酸化カルシウ
ムとアルミン酸カルンウム化合物が、水和反応して、カ
ルシウムアルミネートハイドレートが生成し、更に、こ
のカルシウムアルミネートハイドレートと■型無水石膏
との、水和反応によっr、針状結晶のエトリンガイト(
3CaO−A 1.Q、・CaSO412H,O)が生
成し、急速に硬化して初期強度の発現となる。
更に、長期的には、ボルトランドセメント及び混合セメ
ント中のカルシウムシリケート系水和物が強度の発現に
寄与する。
更に、速硬性の水硬性物質には、その他に、CaOの存
在下で、初期にエトリンガイトを生成し、以後、前記と
同様の水和反応をするものであれば、使用可能である。
ボルトランドセメントと速硬性硬化材の配合については
、速硬性硬化材を多く使用すれば、初期強度が高く、初
期強度に対する長期強度の伸び率が、小さくなり、少な
いと初期強度が低くなる傾向を示す。
凝結調整剤の添加量は、少なくすれば、混練した後、所
定の流動性を維持する時間が短くなり、多くすると長く
なる傾向を示す、然し乍ら、凝結調整作用は、化学反応
によるために、作業時の温度によって配合比を調整する
必要がある。
減水剤並びに流動化剤を使用すれば、所定の流動性を得
るためのW/Cを小さくすることができる。
W/Cを大きくすれば、前記スラリーの流動性は大きく
なるが、逆に強度は低下する傾向がある。
減水剤のみを使用した状態で、水を5〜20重量%重量
%流動化剤のみで、5〜20程度の重量%で、両者を併
用した場合でも、同様の効果を有する。
尚、減水剤並びに流動化剤は、混和剤のJIS規格に合
格したもの及び同等品であれば、使用可能である。
更に、前記スラリーを浸i雀る骨材層の空隙率は、10
%より小さいと浸透性悪くなり、50%より大きいと、
該グラウト材スラリーの使用量が、増加し、単価が高く
なり、不経済であるばかりでなく、耐摩耗性等の耐久性
が悪くなり、不都合である。また、表層部に使用する骨
材の最大粒径は、13閣より大きいと、表面の凹凸が大
きくなり、1.2■より小さいと、該グラウト材スラノ
ーの浸透が、悪くなり、好ましくない。
次に、本発明の浸透簡易舗装方法について具体例により
説明するが、本発明は、次の実施例に限定されるもので
はない。
[実施例] 本実施例に用いた材料は、以下に示すものである。
セメント   三菱鉱業セメント社製 婢通ボルトランドセメント 速硬性硬化材 三菱鉱業セメント社製 コーカエース(登録商標) アルミン酸カルシウム系硬化材 凝結調整剤 コーカセッター(登録商標)(三菱鉱業セ
メント社製) 減水剤  ホゾリス物産社製 ホゾリス#70(減水剤) 第1表に示すA粒度と空隙率の骨材を3×10mに厚さ
15cmに敷き均した後、転圧し、第1図に示すlX1
mを1区画として、30区画に分け、次のような舗装試
験を行なった。
先ず、各散布のときに、骨材層表面粒子の接着状況を観
察するために、日本舗道社製 ニッポゾルPK−3と称するアスファルト乳剤を、区画
1〜3に各々1 、8 l/vs”、3.64!/m”
、0 、9 ffi/m”(アスファルト乳剤を水で2
倍に希釈した)と、第2表に示すA配合のグラウト材を
スラリーにしたものを、骨材表面層の粒子を接着するた
めスラリーとじて、各々1、EN!/m”、3.61/
*”、5.+Il/la”、敷き均し、転圧した砕石骨
材表面に散布し、30分経過後、ゴム製レーキで骨材の
表面をこすり、砕石骨材粒子の接着状況を観察した結果
、アスファルト乳剤で、2.5〜3.i/−1程度、接
着用スラリーで、1.8〜3.6ffi/■1程度、散
布すれば、表面骨材粒子の固定が、可能であることが、
判明した。
次に、速硬性セメントと、グラウト材を施工して、施工
結果を観察した。
[実施例1] 普通セメント100重量部に対して、上記の速硬性硬化
材コーカエース(三菱鉱業セメント社製)25重量部と
をW/C=80%で、混合して、速硬性セメント材とし
、得られた速硬性セメント材100重祉部に対して、コ
ーカセッターを、0.2重量部、添加し、骨材を接着す
るためのスラリーとした。
史に、このスラリーをグラウト材として、W/C=50
或いは55%で、混練し、更に、同し配合したグラウト
材に、該速硬性セメント材に対して、市販のポゾリス#
70減水剤を、0.5重着%、W/C=45%で混練し
、充填用グラウト材スラリーとした。
区画7〜9には、アスファルト乳剤を、3 、617m
”に、区画10〜12には接着剤をスラリーにしたもの
を1.8p/m”散布し、硬化後に、区画7.10には
、第2表の配合Cのグラウト材をスラリーにしたものを
、散布、浸透せしめ、区画8.1工には、第2表の配合
Bのグラウト材スラリーを散布し、区画9.12には、
第2表の配合Aのグラウト材スラリーを散布、浸透せし
め、間隙部に充填許せた。
表面の平坦性にやや難点が見られたが、はぼ満足すべき
結果が得られた。
[実施例2] 実施例1と同じ配合のグラウト材によるスラリとアスフ
ァルト乳剤を用いて、更に、次のような試験を行なった
第1図の区画13〜15には、アスファルト乳剤を2.
512/m”散布した後、第1表の粒度分布及び空隙率
を有するB骨材を表面の凹凸がなくなる程度に敷き均し
、再度、アスファルト乳剤を0.9fi/m”散布した
。更に、区画16〜18に、第2表の配合Aのグラウト
材をスラリーにしたものを、1 、81 /ee”散布
した後、同様に、第1表のB4J4骨材を敷き均し、同
し接着剤スラリーを、更に、0.917■1散布して、
表面を固定した。しかる後に、区画13.16に第2表
の配合Cのグラウト材によるスラリーを、区画14.1
7に、第2表の配合Bによるスラリーを、区画15.1
8に第2表の配合Aによるスラリーを散布し、浸透させ
、間隙部に充填した。
次いで、第1図の区画19〜24には、更に、第1表の
B骨材を厚さ1〜2cm程度敷き均し、転圧した上に、
区画19〜21には、アスファルト乳剤を3.61/m
”散布し、区画22〜24には、第2表の配合Aのグラ
ウト材をスラリーにしたものをt、sjl!/m’散布
して、表面の砕石骨材を固定し、しかる後、区画19.
22に、第2表の配合Cのグラウト材によるスラリーを
散布し、区画20.23には、第2表の配合Bのスラリ
ーを散布し、区画21.24には、第2表の配合Aのグ
ラウト材によるスラリーを散布し、浸透させ、間隙部に
充填させた。所定期間養生許せた後、各試験区間より、
3箇所コアを抜き取り、充填状況を調査した結果、いず
れの箇所のコアでも、充填状況は良好であった。
同時に、第1表のA砕石骨材を、10cmΦ×20ca
+のコンクリート試験用の円筒形型枠に詰めた後、アン
スラ−耐圧試験機を用いて、2トンの加重を掛け、その
後、上記のニツボゾルPK−3のアスファルト乳剤を、
3 、61/rm”と第2表の配合Aのグラウト材をス
ラリーにしたもの1.81/m”とを散布した後、第2
表の配合A1B%Cによるスラリーを、テーブルバイブ
レーク上で振動しながら、充填し、強度試験用の供試体
を作成した。
その際の舗装された骨材の空隙率は、37%であり、充
填状況も良好であった。
また、30X30X5cmの型枠に、前記の第1表のA
の砕石骨材を詰め、前記と同様の手順で、第2表の配合
によるスラリーを充填した。養生完了後、30×5×5
C園の供試体を切り出し、曲げスパン20cmの1点載
荷による曲げ試験を行なった。
以」二による圧縮強度試験及び曲げ強度試験の結果を、
第2図A、Hに示す。
[実施例3] JIS  A3001の規定にする粒度調整砕石骨材M
−25を、広さI X 2 m、厚さ10c園に東き均
し、転圧して、路盤を造成し、石灰石粉末を水との重量
比で80重量%で練り混ぜたものを、前記骨材による層
の1×1mの区画に均一に散布し、更に第2表の配合A
によるグラウト剤をW/C=45%で混練して得られた
スラリーをlX1mの区画に散布した後、第1表のA骨
材を、15c園厚に敷き均し、転圧した後、メタコート
GSと称するアクリル樹脂溶液(接着剤)(重量比3%
)k第2表の配合Aのグラウト材との混合物を、W/C
=50%に混練して得られたスラJ−を、0.9p/m
”散布し、その後、更に、第1表のB骨材を、lea厚
に敷き均し、転圧した。
その後、更に、同じ接着剤と速硬性硬化材との混合物を
、1.81/s”散布し、表面の骨材を固定し、更に、
第2表の配合Bによるスラリーを散布し、その後、振動
転圧機を用いて充填した。その結果を観察すると、材料
の食い込みは、はとんどなく、コアを抜き取って、充填
状況を調査した結果も、良好であった。
[発明の効果] 本発明の浸透簡易舗装方法は、砕石骨材に対して、樹脂
系速硬性硬化材を前に、散布する工程と、その後に、グ
ラウト材のスラリーを散布する工程を行なうことにより
、砕石骨材を固定する舗装工法によるものであり、 第1に、路盤造成後、砕石骨材を敷き均し転圧するのみ
で、直ちに、表層舗装に掛かることができ、工期を大幅
に短縮できる舗装工法を提供すること、 第2に、路盤造成後、砕石骨材を敷き均す前に、その路
盤上に、前記の材料を散布するので、路盤と舗装の骨材
層との境界部において、水分不足による硬化不足又は粘
性が増加し、充填不足を起こ寸−恐れが少ない舗装工法
を提供すること、第3に、路盤の表面を固定材料で覆っ
ているために、砕石骨材を敷き均した後、前記固定のた
めのスラリーを充填する際に、材料の食い込みがなく、
材料の購入計画を立て易い簡易舗装方法を提供するこよ
、 第4に、砕石骨材層に固定スラリーを散布、充填する際
に、表面の骨材粒子が固定されているので、散布並びに
散布後の表面仕上げ時に、骨材層の表面が荒れることが
なく、散布後の表面仕上げ工程を簡略化することができ
る舗装方法を提供すること、 第5に、混練後、一定時間経過後に、早期に強度の発現
するため、短い養生期間で早期に開放可能な強度を得る
ので、交通量の多い幹線道路等の補修等にも十分利用で
きる舗装方法を提供すること、 第6に、表層舗装にも、大型の施行機械を必要しないば
かりか、特別な技能を必要せずに、施行費用を安くする
ことができる舗装方法を提供すること、 第7に、アスファルト並びにセメントコンクリート舗装
のように、材料を混練する特別のプラントを必要としな
いため、場所的、時間的な制約がなく、従って、プラン
トより遠く離れた僻地でも舗装工事を容易に実施出来る
舗装方法を提供すること、 第8に、舗装表面部に粒径の小さい砕石骨材を使用する
ことにより、表面の耐摩耗性能う下げずに、表面の平滑
性をある程度確保できる舗装方法を提供すること、 などの技術的効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の舗装方法により試験区間を示す平面
図である。 第2図A、Bは、本発明による舗装材料の強度について
、圧縮強度試験及び曲げ強度試験をした結果を示すグラ
フである。 第 ! 図 第 図 ね令−一− H H d 、3d    7d ハ牛−− Bd

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ボルトランドセメント又は混合セメント100重量
    部に対して、速硬性硬化材3〜 300重量部混合した混合物を速硬性セメント材とし、 該速硬性セメント材100重量部に対して凝結調整剤0
    .1〜2.0重量部を配合した混合物をグラウト材とし
    、 水を前記速硬性セメント材に対して重量比 で、20〜200%の範囲で混練して、スラリー状とし
    、空隙率が5〜50%の砕石骨材を敷き均し転圧した舗
    装骨材層表面に、散布し、浸透充填させる浸透舗装方法
    において、A、前記骨材層を接着する接着剤、アスファ
    ルト、又は速硬性を有する水硬性物質より選択された1
    種又は2種以上の混合物のスラリーを散布し、表面を固
    定する工程及び B、工程Aの後、前記配合のグラウト材のスラリーを散
    布、浸透させ、間隙部分を充填する工程を含むことを特
    徴とする浸透簡易舗装方法。 2、前記工程Aの後、前記工程Bの前に、前記砕石骨材
    層の表面に、該砕石骨材より粒径が小さく且つ砕石骨材
    の空隙率が5〜40%である砕石骨材を敷き均し、再度
    、前記接着剤、アスファルト又は速硬性を有する水硬性
    物質より選択された1種又は2種以上の物質の混合物の
    スラリーを散布する工程を行ない、次に、工程Bを行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の浸透簡易舗装方法
    。 3、工程Aの前に、前記骨材層の表面部に該骨材より粒
    径が小さく且つ該骨材の空隙率が5〜40%である骨材
    を層厚50mm以下に、敷き均し、転圧し、 工程Aを行ない、その後工程Bを行なうことを特徴とす
    る請求項1に記載の浸透簡易舗装方法。 4、前記のグラウト材は、前記配合のグラウト材を、水
    を前記速硬性セメント材に対して、20〜200重量%
    の範囲で混練して、その際に、該速硬性セメント材に対
    して、減水剤 0.05〜5重量%及び/又は流動化剤 0.05〜10重量%を添加して混練することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の浸透簡易舗装方法
    。 5、前記の接着剤は、天然ゴム及び合成高分子(樹脂、
    プラスチック、ゴム、繊維等)を原料として、溶剤又は
    水に溶解したものと、天然ゴム及び合成高分子の微粉末
    を水に分散したエマルジョンから選択されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の浸透簡易舗装方
    法。 6、前記のアスファルトは、ストレートアスファルト、
    アスファルト乳剤又はカットバックアスファルトのいず
    れか1種であり、ストレートアスファルトは、130〜
    180℃、アスファルト乳剤は、5〜60℃、カットバ
    ックアスファルトは、40〜140℃に加熱し、液状化
    させたものを用いることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の浸透簡易舗装方法。 7、前記の速硬性を有する水硬性物質が、 ジェットセメント、ジェットセメントとボルトランドセ
    メント又は混合セメントの混合物に凝結調整剤を配合し
    たもの、及びボルトランドセメント又は混合セメントと
    速硬性硬化材と凝結調整剤とを配合したものから選択さ
    れたものであり、 水と前記速硬性セメントを重量比で、30〜300%混
    練して、ペースト状にしたものであることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の浸透簡易舗装方法。 8、前記のグラウト材、接着剤、アスファルト及び速硬
    性を有する水硬性物質を舗装すべき路盤上に散布した後
    、骨材を敷き均し、転圧して、舗装骨材層を造成し、そ
    の後に、工程Aを行ない、その後、工程Bを行なうこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の浸透簡易
    舗装方法。 9、該凝結調整剤がクエン酸、酒石酸、グルコン酸或い
    はこれらの塩のうち、1種或いは2種以上の混合物であ
    る有機酸系凝結遅延剤と炭酸アルカリよりなるものから
    選択されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに
    記載の浸透簡易舗装方法。
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