JPH1018567A - 防滑性耐久床材 - Google Patents

防滑性耐久床材

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JPH1018567A
JPH1018567A JP17833696A JP17833696A JPH1018567A JP H1018567 A JPH1018567 A JP H1018567A JP 17833696 A JP17833696 A JP 17833696A JP 17833696 A JP17833696 A JP 17833696A JP H1018567 A JPH1018567 A JP H1018567A
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JP
Japan
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aggregate
mortar layer
floor
coarse aggregate
weight
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JP17833696A
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English (en)
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Tadashi Hattori
服部  正
Toshio Kondo
敏夫 近藤
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ABC Trading Co Ltd
Original Assignee
ABC Trading Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の防滑性能を長期に亙って維持し、発揮す
ることができると共に、施工が容易、且つ経済的である
防滑性耐久床材を提供する。 【解決手段】舗装すべき床版上に、粒径などが適宜に選
定された粗骨材を用いて骨材間に空隙を有するモルタル
層を形成し、表面に現れる粗骨材周面の凹凸を利用して
床面に防滑性を付与すると共に、このモルタル層の空隙
に適宜な注入材を充填して粗骨材の結合を増強すること
により、モルタル層を骨材の離脱や磨耗の少ない耐久性
に優れた床材を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防滑処理を施した床
材に関し、特に長期に亙り初期の防滑性能を維持し、発
揮し得る耐久床材に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内外の床版、例えば建物内部の床や屋
外の道路、広場などの床版に、すべり止めによる歩行性
向上を企図して舗装が施される。舗装は、床版上に所望
のすべり止め作用を有する材料が積層され、或いは表面
に防滑用の凹凸が形成された床材を敷設して構成される
が、一般に施工されている構造のものとしては、無機系
塗り床材では防滑仕上げとして刷毛引きにより表面に刷
毛目を形成するもの、樹脂系塗り床材では下地面を形成
後、その上に合成樹脂よりなる結合材を介して適宜な粒
度の骨材を撒布し、表面に凹凸層を形成するものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】無機系塗り床材では、
刷毛目の形成を手作業で行うため刷毛目が不揃いとなり
やすく、とりわけ大面積の床材に刷毛目をきれいに施す
には熟練した技能を要し、仕上げ精度が不安定であると
共に完成迄に長時間を要するといういう問題があった。
また、樹脂系塗り床材では、刷毛引きの如き特別な施工
技能は不要だが、撒布された骨材が磨耗などによって離
脱し易く、凹凸層が短期間で消失するという問題があっ
た。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑み、所望の防滑性能を長期に亙って維持し、発揮
することができると共に、施工が容易、且つ経済的であ
る防滑性耐久床材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者等は、耐磨耗性に富む所望の強度を備えた
モルタル床材について鋭意研究を重ねた結果、舗装すべ
き床版上に粒径などが適宜に選定された粗骨材を用いて
骨材間に空隙を有するモルタル層を形成し、表面に現れ
る粗骨材周面の凹凸を利用して床面に防滑性を付与する
と共に、このモルタル層の空隙に適宜な注入材を充填し
て粗骨材の結合を増強することにより、モルタル層を骨
材の離脱や磨耗の少ない耐久性に優れたものに改善でき
ることを見い出し本発明を完成した。
【0006】本発明の防滑性耐久床材は、床版上に粗骨
材が、一般にレジンモルタルに使用されている合成樹脂
やポリマーセメントモルタルに使用されている水硬性無
機質材の結合材により硬化され、且つ粗骨材間に空隙を
有してなるモルタル層を形成し、この硬化したモルタル
層の空隙に上記結合材に使用されている同様の材料を配
合調整することにより得られる注入材を、ゴムレーキや
バイブレータなどを使用して充填する一方、表面の粗骨
材の凹凸は現出させた状態で一体化させたことを特徴と
している。
【0007】粗骨材と結合材を混合し、これを床版上に
敷き均して展圧したモルタル層は、図1(A)に示され
ているように、その表面に骨材の凹凸形状を生かした防
滑面が形成され、使用する骨材の種類や粒径などを適宜
に選定することにより、所望の防滑性が付与される。こ
のような粗骨材を用いたモルタル層の内部には骨材間に
空隙が生じ、モルタル層表面より適宜な注入材を含浸さ
せて、この空隙に充填することにより、骨材間に注入材
が行き渡ってモルタル層が補強され、これと共に注入材
が凝固する前にゴムレーキやローラー刷毛などを用いて
表面に残る余剰の注入材を骨材の凹凸が表面に現出する
程度に除去することにより、骨材の凹凸形状を生かした
床面を骨材の離脱や磨耗の少ない強固なものとすること
ができる。
【0008】この場合、注入材の除去は、同図(B)に
示されているように、注入材が硬化後、骨材が表面に露
出する程度にポリッシャーなどで除去すれば、骨材の質
感を生かした床面とすることができ、また、同図(C)
に示されているように、床面に骨材の凹凸は現れている
が注入材で骨材が被覆される程度にゴムレーキやローラ
ー刷毛などで除去すれば、骨材の離脱及び磨耗防止効果
がより高まると共に均一な色調で滑らかな防滑面とする
ことができる。注入材の除去は、表面に骨材の凹凸が現
れ、床面の防滑性が失われない範囲において、骨材の粒
径や形状を勘案して適宜に行うことができる。
【0009】また、空隙に注入材が充填され一体化した
モルタル層は、骨材が分散している状態となり、収縮や
衝撃に対しても強い特性を示すものとなる。
【0010】本発明で使用される骨材は、その粒径及び
形状が、これを用いて形成されるモルタル層の施工性、
硬化後の注入材の浸透性及びモルタル層表面の凹凸によ
る防滑機能性に大きく影響することから、粒径がある
所定の範囲で調整されており、硬質で磨耗し難く、
周囲形状が鋭利でなく、滑らかな均一的な形状を有する
ものを用いることが好ましい。
【0011】骨材の種類としては、一般的に建築材とし
て使用されているもの、例えば川砂,川砂利,山砂,山
砂利,海砂,海砂利などの天然骨材、砕石,砕砂などの
人工骨材、高炉スラグ骨材などの副産骨材などを利用す
ることができる。これらのうち、川砂,海砂,川砂利,
海砂利は表面形状が滑らかなため好適である。また、高
炉スラグは形状は滑らかではないが粒度調整されたもの
が得やすく、破砕設備によって形状も略一定となるため
好適である。とりわけ、天然骨材の鹿島砂などは粒径が
多彩であり、且つ耐磨耗性に優れ、全体が滑らかな形状
なため、作業性が良く汚れが付着し難い仕上がりとする
ことができ好ましい。
【0012】骨材の粒径は、粒径が2mmより小さい細
骨材を用いると、骨材間の空隙が微小となって注入材を
短時間で均一状に浸透させることが難しくなり、また、
粒径が10mmより大きい粗骨材を用いると、練り混ぜ
や敷き均し作業がし難くなるため、好ましくは2〜10
mm程度のもの、より好ましくは10mm以下の粒径で
あって2.36mmふるい通過量が15重量%以下のも
のがよい。
【0013】これら骨材を用いてなるモルタル層は、骨
材粒径の2〜3倍、具体的には厚さ5mm以上を最低厚
みとして形成され、粒径及び形状が揃った骨材を使用す
ることにより、モルタル層の表面形状(粗面性、平坦
性)を面全体で骨材が均一状に分散したものとすること
ができるが、施工厚みや形成すべき表面形状、すなわち
付与すべき防滑性能により、これら骨材を単独で、或い
は異なる種類、粒径及び形状の骨材を組み合わせて適宜
使用することにより所望の性状に調整可能である。
【0014】本発明で使用される結合材は、施工が簡便
で、骨材との混合により接触する骨材同士を一体化し、
骨材間に空隙を形成する粘度のものを用いることが好ま
しい。
【0015】具体的には、例えばポルトランドセメント
で代表される水硬性無機結合材、レジンモルタルで使用
されているエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂などの、無溶剤又は溶剤タイプを使用するこ
とができる。また、ポリマーセメントモルタルに使用さ
れているアクリル系、エチレン酢ビ系、SBR、エポキ
シ樹脂などのエマルションを単独で使用することも可能
であるが、乾燥が遅いため水硬性無機質結合材と組み合
わせて使用することが好ましい。
【0016】これらのうち、エポキシ樹脂の無溶剤タイ
プやエマルションタイプ、或いはエマルションタイプと
セメントを組み合わせた結合材は、作業性及び硬化性が
良く、結合強度も大きく物性も十分確保できるためモル
タル結合材として特に好ましい。
【0017】ウレタン、不飽和ポリエステル樹脂は、作
業性は劣るが、低温硬化性や耐薬品性に優れており、例
えば廃液処理施設や薬品工場、食品工場床などの特定の
利用用途の場所に適応可能である。
【0018】なお、セメントなどの水硬性無機結合材を
単独で用いたモルタル層は低コストという利点がある
が、吸油及び吸水性を有することから、かかる結合材を
用いるときは、注入材を浸透し易くするため、粒径の大
きな骨材を使用することが好ましい。
【0019】本発明で使用される注入材は、施工が簡便
で、高流動性の低粘度ポリマーミルクよりなり、硬化し
たモルタル層の空隙に十分に浸透し、耐久性に優れた硬
化物を形成するものが好ましく、合成樹脂や水硬性無機
質結合材に顔料、又は粘土調整に必要な流動化剤や希釈
剤、硬化調整剤などが、作業性や物性面の改善のため適
宜配合される。
【0020】使用する注入材の品質は、モルタル層に2
〜10mmの粒径を有し、形状が調整された骨材を使用
した場合、注入材の流動性は、図2に示したPロートで
初期20秒以内であればモルタル内部まで十分浸透させ
得ることが実験により確認されている。
【0021】この場合の硬化体の強度は、用途や施工厚
によって多少異なるが、7日養生の曲げ強度が2.0N
/mm2 、圧縮強度が9.8N/mm2 以上であれば耐
久性は十分である。
【0022】具体的には、例えば無溶剤エポキシ樹脂、
ポリマーセメントは、流動性及び耐久性の点で優れ、注
入材として好適である。エポキシ樹脂の場合、反応型希
釈剤を含んだ低粘度液状エポキシ樹脂に、流動性を良く
するため分散剤、可塑剤を少量添加し、シリカ粉末、タ
ルク、顔料(好ましくはエポキシ用トーナー)などの充
填材を加えた基剤に、低粘度の硬化剤を組み合わせた処
方の注入材が使い易く、接着、強度及び耐薬品性に優れ
て好ましい。
【0023】注入材としてセメント単独で使用すると、
セメントの収縮により亀裂が入りやすく、また、接着力
が弱く、これらを改善するためエマルションと組み合わ
せたポリマーセンメントのミルクを注入材とすることが
好ましい。組み合わせるエマルションは、アクリル系、
エチレン酢ビ系、SBR系などがセメントと混和して流
動性に優れ、十分な接着性及び耐久性が得られるため用
いることができる。また、セメントに減水剤や顔料を加
え、さらに流動性や収縮性改善のためにフライアッシュ
や高炉スラグ粉末、ケイ砂などの骨材を加え、これらの
混合粉体にエマルション樹脂を組み合わせて注入材とす
れば、接着性及び硬化体の物性において優れたものとな
る。エマルションは粉末のものを使用することができ、
顔料は耐侯性の点で無機顔料が好ましく、有機系顔料を
使用する場合は、耐候性の良いものを選定するのが好ま
しい。
【0024】なお、収縮の大きい溶剤タイプやエマルシ
ョンタイプを単独では注入材としての使用は好ましくな
く、また、不飽和ポリエステルやポリウレタンなどの樹
脂は、作業性、施工管理が難しいという欠点があるが、
使用可能である。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
する。床版上に形成するモルタル層の結合材として、ポ
リマーセメントを主体としたもの(実施例1)、熱硬化
性樹脂を主体としたもの(実施例2)、セメントを主体
としたもの(実施例3)、ポリエステル系樹脂を主体と
したもの(実施例4)、湿気硬化型ウレタン樹脂を主体
としたもの(実施例5)について、各々以下の処方で空
隙モルタル層を形成し、注入材を浸透し硬化させた床材
を形成した。
【0026】実施例1 A.モルタル層 骨 材 鹿島砂利(粒径2〜6mm) 120重量部 結合材 エポキシエマルション(固形分60%) 4重量部 変成ポリアミドアミン(有効成分50%) 4重量部 普通ポルトランドセメント 4重量部 B.注入材 粉体部 白色ポルトランドセメント 50重量部 高炉スラグ粉 45重量部 添加剤(分散剤、消泡剤) 2重量部 顔料 3重量部 液 部 アクリル系エマルション(固形分45%) 6重量部 水 27重量部 C.トップコート アクリルエマルション(固形分15%)
【0027】上記Aの配合の混合物を、セメントを除い
た結合材をタックコートとして塗布した床版上にトンボ
と機械ゴテで転圧し、10mm厚の空隙モルタル層を形
成した。モルタル層硬化後、上記Bの粉体と液部を混合
したセメントミルクをゴムレーキでモルタル層表面に広
げ、バイブレータでモルタル層底部まで浸透、注入させ
た。この際、表面部のポリマーセメントミルクは、骨材
の表面を被覆しているが凹凸は現われている程度にゴム
レーキでかきとった。さらに、注入材固化後、表面の発
色性と汚れ付着防止を兼ね、表面に耐候に優れた上記C
のトップコートを施して床材を形成した。
【0028】実施例2 A.モルタル層 骨 材 PSサンド 1号 140重量部 結合材 ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂 10重量部 (反応型希釈剤を含む) 変成脂肪族ポリアミン 4重量部 B.注入材 基剤部 ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂 62重量部 (反応型希釈剤を含む) シリカ粉末 30重量部 添加剤(レベリング剤、分散剤) 1重量部 エポキシトーナー(顔料50%) 7重量部 硬化剤部 変成脂肪族ポリアミン 25重量部
【0029】上記Aの配合の混合物を結合材をタックコ
ートとして塗布した床版上に、実施例1と同様の方法に
よって、7mm厚の空隙モルタル層を形成した。モルタ
ル層硬化後、上記Bの混合物を実施例1と同様の方法に
よってモルタル層に浸透、注入させ、表面部の注入材を
除去し、防滑仕上げした床材を形成した。
【0030】実施例3 A.モルタル層 骨 材 PSサンド(粒径5〜10mm) 300重量部 PSサンド 1号 200重量部 結合材 普通ポルトランドセメント 94重量部 エチレン酢ビ系粉末エマルション 5重量部 セルロース系増粘剤 1重量部 水 40重量部 アクリル系エマルションをプライマーとして床版に塗布
後、上記Aの配合の混合物をトンボと機械ゴテで15m
m厚に敷く均してモルタル層を形成し、硬化後、実施例
1の注入剤を浸透させ、硬化後表面部の注入材をポリッ
シャーで除去して骨材の表面を露出させた防滑床材を形
成した。
【0031】実施例4 A.モルタル層 骨 材 鹿島砂 1号 700重量部 結合材 不飽和ポリエステル樹脂 100重量部 (ケミクリートSVモルタル基剤) モルタル用硬化剤 1重量部 モルタル用促進剤 1重量部 不飽和ポリエステル樹脂をプライマーとして床版に塗布
後、上記Aの配合の混合物を7mm厚に敷く均してモル
タル層を形成し、硬化後、実施例2の注入材を浸透さ
せ、表面部の注入材を除去して床材を形成した。
【0032】実施例5 A.モルタル層 骨 材 鹿島砂 1号 100重量部 結合材 湿気硬化型ポリウレタン樹脂 70重量部 (ケミクリートUH基剤) 希釈剤(トルエン) 30重量部 湿気硬化ウレタン樹脂をプライマーとして床版に塗布
後、上記Aの配合の混合物を6mm厚に敷く均してモル
タル層を形成し、硬化後、実施例2の注入材を浸透さ
せ、表面部の注入材を除去して床材を形成した。
【0033】実施例1,2の床材について、単位面積あ
たりの材料使用量と、Pロートによって注入材の流動性
を測定した。測定結果は表1に示す通りであった。
【0034】実施例1〜4の床材について、曲げ強度及
び圧縮強度を、JIS−R−5201(セメントの物理
試験方法)に準拠して測定した。測定結果は表1に示す
通りであった。
【0035】各実施例の床材について、表面に防滑機能
を発揮し得る程度に凹凸が形成されているか否かを手ざ
わりで確認すると共に、表面骨材が注入材と一体に固化
されているか否かを目視により確認した。その結果は表
1に示す通りであった。
【0036】
【表1】
【0037】試験結果から明らかなように、各実施例に
おいて、表面骨材の周囲も含めてモルタル層に注入材が
まんべんなく充填されており、表面骨材が注入材と一体
化していることが確認された。曲げ強度及び圧縮強度
も、何れも所定の強度(曲げ強度が2.0N/mm2
圧縮強度が9.8N/mm2 )を超えており、高い耐久
性を有していることが確認された。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、使用骨材の粒径
や形状などを適宜に選定することにより、床材表面に所
望の防滑凹凸形状を形成することができると共に、施工
場所に応じて床材を5mm以上の大きな厚みで形成する
ことができる。形成された床材表面の骨材は、注入材に
よって強固に硬化した凹凸形状で一体化しているので、
離脱や磨耗の少ない強固なものとなり、初期の防滑性能
を長期に亙って維持し、発揮することができる。本発明
の防滑性耐久床材は、特別な施工技能を要することな
く、床版上へのモルタル層の形成と、注入材の充填及び
表面注入材の除去という二段階の施工工程によって短時
間で形成することができるので、施工に手間がかから
ず、施工コストが低廉となり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防滑性耐久床材の部分断面図を示
し、(A)は空隙モルタル層形成後、(B),(C)は
注入材充填後を示している。
【図2】Pロートの寸法図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装すべき床版上に粗骨材が合成樹脂や
    水硬性無機質材の結合材により硬化され、且つ粗骨材間
    に空隙を有してなるモルタル層を形成し、この硬化した
    モルタル層の空隙に、上記結合材に使用されている同様
    の材料を配合調整して得られる注入材を充填し、表面の
    粗骨材の凹凸を現出させ一体化させた防滑性耐久床材。
  2. 【請求項2】 表面の粗骨材を露出して一体化させた請
    求項1に記載の防滑性耐久床材。
  3. 【請求項3】 表面の粗骨材を注入材で被覆して一体化
    させた請求項1に記載の防滑性耐久床材。
  4. 【請求項4】 粗骨材は、粒径2〜10mmである請求
    項1〜3の何れかに記載の防滑性耐久床材。
JP17833696A 1996-07-08 1996-07-08 防滑性耐久床材 Pending JPH1018567A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341789B1 (ko) * 2000-04-28 2002-06-24 박응균 구슬을 이용한 미끄럼방지 및 장식용 바닥재
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JP2015052228A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 奥アンツーカ株式会社 舗装用ポリウレタン樹脂組成物及びそれを用いた舗装体

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