JPH032329Y2 - - Google Patents

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JPH032329Y2
JPH032329Y2 JP19940085U JP19940085U JPH032329Y2 JP H032329 Y2 JPH032329 Y2 JP H032329Y2 JP 19940085 U JP19940085 U JP 19940085U JP 19940085 U JP19940085 U JP 19940085U JP H032329 Y2 JPH032329 Y2 JP H032329Y2
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pad
slide cam
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cam
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JP19940085U
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カムの横動によつてフランジ成形
等を行なう際にパネルワークを押えるパツドの側
圧を増強する押圧機構を備えたプレス型に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のプレス型としては、例えば特開昭57−
171527号公報に示されるようなものがある。これ
は第5図に示すように、フランジWaが形成され
るパネルワークWに比較的鉛直に近い縦壁部Wb
があり、上パツドのみでは側圧が不足してパネル
ワークWを押えきれない場合に用いるものであ
る。図において、1は下型2に取り付けられたポ
ンチ、3はこのポンチ1との協働によりパネルワ
ークWの縦壁WbにフランジWaを加工するセク
シヨナルダイ4を備えたスライドカム、5はこの
スライドカム3を前進駆動させるべく上型に取り
付けられたドライブカム、6は同じく上型に取り
付けられワークの上面Wcと縦壁部Wbのある側
面とを共に押えるように形成したパツド、7はこ
のパツド6の側部6aに当接して押圧するべく、
前記スライドカム3上に更にスライド可能に載置
されたパツド側圧増強用の押圧機構である。
上型の下降で、パツド6がポンチ1上のパネル
ワークWを押え、同時にドライブカム5がスライ
ドカム3を前進させるが、その前進の途中で、押
圧機構7の先端部に設けられているスライダ7a
の前面がパツド6の側部6aに当接する。以降弾
性体7bが圧縮されて、その弾性力によりパツド
1の側部6aを押圧する。この押圧により、パツ
ド6の側部6aが外側に開いたり、パネルワーク
Wの縦壁部Wbが浮き上がる傾向が完全に防止さ
れ、ポンチ1とセクシヨナルダイ4とによりフラ
ンジ成形加工が安定して高精度で行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
セクシヨナルダイ4を有するスライドカム3上
に、更にスライド可能に押圧機構7を載置した従
来のプレス型にあつては、成形されるフランジ
Waの成形方向が、縦壁部Wbから下り勾配とな
る構造のものには極めて有効であるが、反対に、
縦壁部Wbから上り勾配となるようにフランジ成
形がなされる構造の場合には、パツド6によるパ
ネルワークWの押えを補強するどころか、逆に妨
げることになる。すなわち、第6図に示すよう
に、スライドカム3及び押圧機構7は、その進行
方向がフランジWaの成形方向に合わせて、上り
勾配となるように配設されるから、押圧機構7が
パツド6に加える力P1と、本来のパツド圧力P
とが競い合い、パツド6を浮き上がらせる傾向を
生じてしまう。
この考案は、かかる点を改善するためになされ
たもので、パツド圧増強用のスライドカムを上型
パツド内に有することにより、パネルワークの縦
壁部への上り勾配のプレス加工に対しても極めて
有効なプレス型を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するこの考案は、下型に取り
付けられ縦壁を有するパネルワークをセツト可能
なポンチと、このポンチの側方に配設されるとと
もに、上型に取り付けられた加工ドライブカムに
駆動されて前進し、ポンチとの協働によりパネル
ワークの縦壁にプレス加工を行なう工具を備えた
加工スライドカムと、上型に取り付けられたワー
クの上面を押える上面部とワークの前記加工が行
なわれる部位近傍の縦壁部を押える側部とを一体
的に形成したパツドと、このパツド内に横方向に
スライド可能に支持されパツドの前記側部を押圧
するパツド圧増強用スライドカムと、このスライ
ドカムを前進方向に駆動するべく上ホルダに取り
付けられたパツド圧増強用ドライブカムとを設け
たことを特徴とするプレス型である。
〔作用〕
上型が下降してきてポンチ上のパネルワークを
パツドが押え、続いて加工ドライブカムに駆動さ
れて加工スライドカムが前進する。
その前の途上で、パツド圧増強用ドライブカム
がパツド圧増強用スライドカムを横方向に前進駆
動させて、パツドの側部に側圧を加える。これに
よりパツドは、パネルワークの上面部のみならず
縦壁部をも十分に加圧するから、たとえパネルワ
ークの縦壁部への上り勾配のプレス加工であつて
も、安定して高精度で行なえる。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図はプレス型のフランジ成形に係る要部の
縦断側面図、第2図は上型の平面図、第3図は第
1図の−矢視で示す上型の縦断正面図であ
る。各図において、11は下ホルダ12に取り付
けられて、縦壁Wbを有するパネルワークWをセ
ツト可能なポンチであり、フランジ部Waは縦壁
部Wbから上り勾配をなすように形成される。1
3はこのポンチ11の側方の斜め下方に配設され
た加工スライドカムであり、下ホルダ12の斜面
上に摺動自在に取り付けられて、上り勾配となる
進行方向の先端部に、前記ポンチ11との協働に
よりパネルワークWの縦壁Wbに上り勾配の例え
ばフランジWaを加工する工具としてのダイ14
を備えている。15はこの加工スライドカム13
を強制的に後退位置にもどすポジテイブリター
ン、16はその後退位置を規制するストツパであ
る。17は上記加工スライドカム13を前進駆動
させるべく上ホルダ18に取り付けられた加工ド
ライブカム、19は同じく上ホルダ18に取り付
けられ、ワーク上面Wcを押える上面部19aと、
縦壁部Wbのある側面を押える側部19bとが一
体的に形成されたパツド、20はこのパツド19
を弾圧する例えばウレタンゴムやコイルばね等か
らなる弾性体、21はこの弾性体20を支持する
ガイドピン、22は(第2図)パツド19を上ホ
ルダ18に係止して保持するためのキーパプレー
トである。
上述のパツド19には、従来のものと異なり、
その側部19bに臨んで凹部19cが形成されて
いて、この凹部19c内に、パツド側圧増強用の
スライドカム23が、上ホルダ18の下降方向と
は直交する横方向に進退可能に収納されている。
24はこのスライドカム23を摺動自在に支持す
るべくパツド19の両サイドに固着されたサイド
ブロツク、25は同じくスライドカム23を支持
するべくパツド19の中央部分にギブブロツク2
6を介して固着されたギブプレートである。27
は、上記パツド側圧増強用のスライドカム23の
前面と、パツド19の側部19bとの間に介挿さ
れた複数個の弾性体であり、例えばウレタンゴム
又はコイルばね等からなり、スライドカム23の
全長にわたり平均に配設される。28は上記スラ
イドカム23を前進駆動させるためのパツド側圧
増強用のドライブカムであり、この実施例にあつ
ては、上ホルダ18の2箇所に分散させて取り付
けられている。29はパツド側圧増強用のスライド
カム23とドライブカム28とが当接する傾斜摺
動面である。
第4図は、カムフランジ加工前の状態を示し、
前工程で縦壁部Wbが成形されてポンチ11上に
載置されたパネルワークWに、パツド19が当接
している。この状態から上ホルダ18が更に下降
すると共に、パツド弾性体20が圧縮されてい
き、その弾圧力に基づくパツド圧がワークWに加
えられていく。このパツド19による加圧過程
で、上ホルダ18に取り付けられているパツド側
圧増強用のドライブカム28と、パツド19に内
設されているパツド側圧増強用のスライドカム2
3とが傾斜摺動面29で当接する。
以後、前記ドライブカム28の下降(矢符号
イ)で前記スライドカム23が前進(矢符号ロ)
して、弾性体27が圧縮され、その弾圧力がパツ
ド19の側部19bに付加される。これによりパ
ネルワーク縦壁部Wbに対するパツド側圧が効果
的に増強されて、ワークWの浮き上りが完全に防
止される。続いて、加工ドライブカム17の下降
に連動して加工スライドカム13が上り勾配に前
進し、ダイ14によるフランジ部Waの加工がな
される(第1図参照)。この加工が終了すると、
上ホルダ18が上昇し、加工スライドカム13及
びパツド側圧増強用スライドカム23は弾性復元
力で後退して、型開きがなされ、サイクルを終了
する。
なお、上記実施例では、加工工具としてセクシ
ヨナルダイ14を備えたフランジ成形型について
説明したが、その他例えばピアスポンチの如き他
の加工工具を備えたプレス型にも同様に適用でき
る。なおまた、本考案の技術思想は、ワーク縦壁
に上り勾配のフランジ加工を行なう場合に限定し
て適用されるものでもない。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
上ホルダに支持されたパツド内にコンパクトなパ
ツド側圧増強用スライドカムを設置することによ
り、パネルワークの縦壁部に対する横方向からの
パツド圧を確実に増強できるものとしたため、た
とえパネルワークの縦壁部に対する、上り勾配の
プレス加工であつても、極めて安定した高精度の
加工が保証できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る一実施例の要部縦断
側面図、第2図は上型の要部平面図、第3図は第
1図の−矢視で示す縦断正面図、第4図は本
実施例の作用を説明する要部縦断側面図、第5図
は従来のプレス型の一例を示す要部縦断側面図、
第6図は従来例における問題を説明する断面図で
ある。 11……ポンチ、12……下ホルダ、13……
加工スライドカム、14……ダイ(工具)、17
……加工カムドライバー、18……上ホルダ、1
9……パツド、19a……パツドの上面部、19
b……パツドの側部、23……(パツド側圧増強
用)スライドカム、28……(パツド側圧増強
用)ドライブカム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型に取り付けられ縦壁を有するパネルワーク
    をセツト可能なポンチと、このポンチの側方に配
    設されるとともに、上型に取り付けられた加工ド
    ライブカムに駆動されて前進し、ポンチとの協働
    によりパネルワークの縦壁にプレス加工を行なう
    工具を備えた加工スライドカムと、上型に取り付
    けられたワークの上面を押える上面部とワークの
    前記加工が行なわれる部位近傍の縦壁部を押える
    側部とを一体的に形成したパツドと、このパツド
    内に横方向にスライド可能に支持されパツドの前
    記側部を押圧するパツド圧増強用スライドカム
    と、このスライドカムを前進方向に駆動するべく
    上ホルダに取り付けられたパツド圧増強用ドライ
    ブカムとを設けたことを特徴とするプレス型。
JP19940085U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH032329Y2 (ja)

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JP19940085U JPH032329Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP19940085U JPH032329Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62109815U JPS62109815U (ja) 1987-07-13
JPH032329Y2 true JPH032329Y2 (ja) 1991-01-23

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