JPH03229991A - 横断流送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明（よ　空気調和機の送風機などとして広く用いら
れている横断流送風機において、低騒音（Ｌおよび風量
特性向上をはかった羽根車に関するものである。

従来の技術 一般に横断流送風機は第５図に示す如く羽根車１１を中
心としてその前後にスタビライザ１２およびリアガイダ
１３を配した構成となっている。そして羽根車１１につ
いては両端に円盤状の端板１４を配し両端板間に数枚の
円盤状あるいはドーナツ状の仕切板１５を配設し　それ
らの間を多数の翼１１でつないだ構造である。なお端板
１４あるいは仕切板１５で区切られた一区画を通常速と
呼んでいる。第１図の矢印で示すように横断流送風機は
その構造上空気の流入方向と流出方向が逆方向であるこ
と、あるいは送風機を軸方向に延ばすとほぼその長さに
比例して風量が増大するなど他の送風機に見られぬ特長
を有するた敢　近年空気調和機等に広く用いられるよう
になっ九　反皿　横断流送風機は騒音が高く、効率も低
い等の今後解決を要する問題点も有している。特に騒音
について（よ　第５図に示すように上流側の空気の流れ
力丈　吸込翼列１１を通って、羽根車内部に吸い込まれ
　さらにその後、吐出翼列を通って流出するということ
て　流れが羽根車翼列を二度通過し　かス　流れの方向
を極端に曲げるといった空気抵抗の大きな構成であるた
八　翼端に衝突するときの流れの乱れも　翼上での流れ
のばくり、吹き出される際の後流渦の発生等々、騒音増
大につながる種々の原因をかかえている。また　空気調
和機において（よ　羽根車の上流側に（よ　吸い込みグ
リルや熱交換器などもあり、吸い込み流れを乱すのを増
長させるものも設置されている。これらの流れの乱れか
ら発生する音（よ　一般に乱流騒音と呼ばれ　周波数的
にも人間の耳に敏感に聴える広帯域であり、聴感的に非
常に悪影響を与えてき九　従来　この乱流騒音を低減さ
せる様々の試みがなされている力（その代表的な例を図
によって説明する。第６図（よ　一般的な横断流羽根車
で、翼と翼を長手方向に仕切っている板ζよ　羽根車の
剛性的にも必要である力丈それと同時に、　　吸い込み
流れや吹き出し流れの整流作用にも効果がある。また　
乱れを低減させることで、サージングや騒音低減にも少
なからず寄与している例である。第７図に示す、他の従
来例として（よ　熱交換器から羽根車に至る空気流路く
空気流れを強制的に偏向・拡大させる少なくとも一枚の
ガイドベーンを配設した空調用のユニットである。これ
も熱交換器の下流の乱れた流れを、整流し　スムースに
　羽根車に空気を流入させ、騒音の低減効果を図った例
である。

発明が解決しようとする課題 しかし　前者の従来例で（よ　羽根車の静圧回復に（よ
　寄与する力（通番ヘ　　風量が降ちる欠点を有してい
た　又　流速が遅い時（よ　効果もある力丈速くなって
くると、仕切板からの流れのばくりか生欧　その際に音
を発生するといった不安も残されていた　後者の従来例
で（よ　ガイドベーンの取り付けの困難さや、冷房時＆
Ｑ　　ベーンに水滴がつき、ファンに水滴がおちて、吹
き出される可能性もある。また　ファンにベーンが近づ
いて、設置されると羽根車との干渉音も発生する恐れが
ある。

本発明ζよ　上記従来の欠点を除去するもので、乱流騒
音を低減し　かつ風量特性を向上させることを目的とす
るものである。

課題を解決するための手段 この目的を達成するため艮　本発明ζよ　羽根車の翼と
翼を長手方向につないでいる仕切板　あるいは端板の外
周の厚み方向に丸みを設けたものである。

作用 かかる構成により、空気が羽根車に流入、流出する際に
生じゑ　ばくり東　渦発生を抑え　騒音の低減をはかる
ことができるのである。

実施例 以下、本発明をその一実施例について第１図を参考に説
明する。ここで従来技術との差を明確にするために、　
　一部第６図を使用して説明する。第６図において、従
来（よ　羽根車ｊＱ　　空気が流入される際Ｅ　　端板
　あるいは仕切板の外周近傍の両側面がエツジであるた
めへ　そこか収　空気の流れのはくりや乱れが生し　そ
の状態で、羽根車に流入され　騒音を発生してい九　ま
た流出される際耘　仕切板に沿って流れでる空気（よ　
外周のエツジ付近より、渦となって、流出し　その際に
も音が発生してい九　そこで第１図に示すように端板あ
るい（よ　仕切板の外周の厚み方向に丸みあるいはＲを
もたせることにより、羽根車流入の際の流れのばくりゃ
乱れを抑え　スムースに翼列を通過し　羽根車の内部の
流れ（上　端板あるいは仕切板に沿って流れ　流出の際
Ｌ　渦を最小限に抑えることができる。第３図に（よ　
従来例と本実施例との風量−回転数特性の比較グラフを
示す。この図から耘　流れの乱れを少なくすることによ
り、風量特性が著しく向上していることがわかる。また
　第４図の周波数比較特性図においてＬ　人間の耳に敏
感な高い周波数成分の低騒音化ができたことを示してい
る。また　他の実施例として、第２図に示すよう置　端
板あるいζよ　仕切′板を外周より中心へ厚みをも板　
かつ表裏面をなめらかな形状にすることにより、前記と
同様な効果が得られる。

発明の効果 以上のように本発明は　端板あるいは仕切板の外周の厚
み方向に丸みを設けることにより、流れのばくりも　乱
れを抑制し　従来から横断流送風機の重大な欠点とされ
てきた乱流騒音を非常に容易な方法で大巾に低減するば
かり力＼　風量特性を大巾に改善し−恩　　送風機の効
率等の性能向上に多いに寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図４１　　本発明の一実施例を示す羽根車の部分正
面匝　第２図（よ　本発明の他の実施例を示す羽根車の
部分正面図　第３図（よ　風量−回転数比較特性艮　第
４図は周波数比較特性医　第５図（表横断流送風機の概
略を示す斜視は　第６図（主　従来例を示す羽根車の部
分正面諷　第７図（戴　他の従来例を示す空調用ユニッ
トにおける空気の流れ状態説明図である。 １・・・・羽根風　２・・・・翼　３・・・・仕切板あ
るいは端板　４・・・・空気の流れ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定間隔あけて配設された円形の端板あるいは仕
   切板と、この端板あるいは仕切板間に、前記端板あるい
   は仕切板の外形に沿って架設された複数の翼によって羽
   根車を構成し、前記端板あるいは仕切板の外周の厚み方
   向に丸みを設けたことを特徴とする横断流送風機。
2. （２）端板あるいは仕切板において、外周より中心側に
   いくほど厚みが増し、かつ前記端板あるいは仕切板の表
   裏面がなめらかな形状をもった請求項１記載の横断流送
   風機。