JP2689802B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2689802B2
JP2689802B2 JP4009720A JP972092A JP2689802B2 JP 2689802 B2 JP2689802 B2 JP 2689802B2 JP 4009720 A JP4009720 A JP 4009720A JP 972092 A JP972092 A JP 972092A JP 2689802 B2 JP2689802 B2 JP 2689802B2
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JP
Japan
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suction
flow fan
cross flow
casing
cross
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正廣 新
孝 杉尾
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Panasonic Holdings Corp
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスフローファ
ンを備えた室内用の空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の横断流送風機の構造は実開昭57
ー79313号公報に記載されているように図2および
図3に示すような構成となっている。図2は、従来の
内機の横断面図である。図3は他の従来の室内機の横断
面図である。
【0003】すなわち、横断流送風機の複数のブレード
からなるクロスフローファン102単体を中央に配置
し、その前面には室内熱交換器101を備え、背面には
ケーシング107を備え、室内熱交換器101の下方に
は吸込み口と吹き出し口104とを仕切るようにスタビ
ライザ105を有する構成にしていた。
【0004】この室内機は、クロスフローファン102
を回転することによって、室内から吸入した空気を室内
熱交換器101によって熱交換した後、吹き出し口10
4から再び室内に吹き出すようにしている。
【0005】この際、吸込み側のケーシング107形状
については、流れを2次元に保ち、乱れを最小限に抑え
るように設計しなければならない。
【0006】特にクロスフローファン102近傍におけ
る形状については、クロスフローファン102の静圧特
性に大きな影響を及ぼすので、特に注意が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図2にお
ける従来の構成では、吸込み側のケーシング107の上
部付近において、死水域や渦108が発生しやすい形状
になっており、音や流量特性にロスが生じる。また、図
3における他の従来例の構成では、吸込み容積109が
極端に減少し、流速が上がるため、騒音特性が悪くなる
傾向がある。また、クロスフローファン102とケーシ
ング107が一番接近する部分110において、吸込み
流れと吹き出し流れが混流しやすく不安定な渦発生が
起きやすい状態になっている。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、吸込み側のケー
シングにおける死水域や、不安定な渦発生を改善し送
風性能を向上させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、クロスフローファンの上流側近傍にこのク
ロスフローファンと平行に室内熱交換器を配置し、前記
クロスフローファンの背面に空気を案内する吸込みケー
シングを設け、前記吸込みケーシングの吸込み形状が略
台形形状に形成され、前記吸込みケーシングの一部が前
面グリルと略平行な形状を有している部分と、前記クロ
スフローファンの近傍において、吸込み側へ凸部を2カ
所以上形成している部分とを有することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】上記構成において、クロスフローファンが回転
すると室内空気が前面グリルを介して吸込まれて室内熱
交換器によって熱交換され、その後、ケーシングによっ
て案内され、クロスフローファンを通過し、吹き出し口
より室内へ再び吹き出されるが、その際、吸込み流れの
上部では、ケーシングがまず、傾斜しているために、従
来での死水域がなくなり、さらに前面グリルと略平行な
形状の部分、すなわち、直線部を設けているので、風速
が増加されずにスムーズにクロスフローファンに流入さ
れるのである。また、クロスフローファンに一番近い吸
込みケーシング部では、吸込み側に凸部を2カ所以上形
成することにより、従来より存在していた渦を安定させ
るような渦ポケット部を設けてやることになり、これに
よって、気流の乱れを抑制し、静圧を上昇させることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
詳細に説明する。
【0012】この発明は、吸込みケーシングに沿って流
れる空気流を制御することによって、クロスフローファ
ンの送風性能を向上するものである。
【0013】図1はこの発明に係る室内機の横断面図で
ある。クロスフローファン1が回転することによって、
前面グリル2を通過して吸込まれた室内空気は室内熱交
換器3の冷媒管4の間5を通って熱交換されて、吸込み
ケーシング6に案内されてクロスフローファン1に流入
される。クロスフローファン1からエネルギーを受けた
空気は、ディフューザ8を通って吹き出し口より圧送さ
れる。
【0014】その際、吸込みケーシング6において、
気は、まず上部の第1の傾斜部6aに沿って流れ、ここ
では、流れの死水域のない状態で通過し、次に直線部6
bより、直線部6b下部に設けた吸込み側に突出する凸
部A6dの第2の傾斜部6cにかけては、増速すること
くスムーズにクロスフローファン1に流入されるかた
で流れる。そして吸込み流れから吹き出し流れへ変わ
る境界部分9には、境界部分9に設けた吸込み側に突出
する凸部B6eと凸部A6dとにより、渦を安定させる
渦ポケット7部が形成され、これによって、気流の乱れ
の少ない、安定した流れが実現でき、静圧特性の向上
きく貢献させることができる
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機は、吸
込みケーシングの吸込み形状略台形形状に形成し、吸
込みケーシングを、その一部が前面グリルと略平行な形
状を有する部分と、クロスフローファンの近傍におい
て、吸込み側へ凸部が2カ所以上形成される部分とを有
する構成とすることによって、吸込みケーシングにおけ
る死水域や不安定な渦の発生を抑え、送風性能を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例室内機の横断面図
【図2】従来の室内機の横断面図
【図3】同他の室内機の横断面図
【符号の説明】
1 クロスフローファン 2 前面グリル 3 室内熱交換器 6 吸込みケーシング6b 直線部(平行な形状を有している部分) 6d 凸部A 6e 凸部B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスフローファンの上流側近傍にこのク
    ロスフローファンと平行に室内熱交換器を配置し、前記
    クロスフローファンの背面に空気を案内する吸込みケー
    シングを設け、前記吸込みケーシングの吸込み形状が略
    台形形状に形成され、前記吸込みケーシングの一部が前
    面グリルと略平行な形状を有している部分と、前記クロ
    スフローファンの近傍において、吸込み側へ凸部を2カ
    所以上形成している部分とを有することを特徴とする室
    内用空気調和機。
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JPH03274330A (ja) * 1990-03-22 1991-12-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風装置

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