JPH0322988Y2 - - Google Patents

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JPH0322988Y2
JPH0322988Y2 JP9535485U JP9535485U JPH0322988Y2 JP H0322988 Y2 JPH0322988 Y2 JP H0322988Y2 JP 9535485 U JP9535485 U JP 9535485U JP 9535485 U JP9535485 U JP 9535485U JP H0322988 Y2 JPH0322988 Y2 JP H0322988Y2
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JP
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soundproof panel
wall
soundproof
toilet
ceiling
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JP9535485U
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JPS622743U (ja
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防音パネルや防音材で箱状に形成され
たトイレ本体全体をユニツト化すると共に、防音
対策としてその内部を密閉構造に成した防音トイ
レユニツトに関する。
一般にトイレを使用する際、小水等が便器内壁
に当たるか或いは便器の溜水中に落下し、その時
の使用音は反響されかなり大きな音を発生してト
イレ外部に達する。このため、特に婦人の場合は
トイレを使用する際、前記使用音が他人に気付か
れぬようにする手段として、多くの女性はトイレ
に入ると先ず水を流す。次に使用中に水を流し、
その洗浄水放流音で前記使用音を掻き消し、且つ
用が終えてからも排出物を流すために再び水を流
すので不必要な水を毎回使用することになり、従
つて水の浪費が多く不経済である。
この対策としては、便器にネツト、消音板等の
消音器具を取付けたものや、録音された洗浄水放
流音のカセツトテープによつてトイレ使用中にそ
の擬音を再生する節水タイプのものもある。しか
し、この節水タイプは擬音及び洗浄水放流音が、
トイレの外部に漏れ、特にマンシヨンや静かな場
所のオフイスで或いは夜間にトイレを使用する
と、前記洗浄水放流音がかなり大きく響いて騒音
となり、周辺の人に不快感を与えて一時的な苛立
ちが起こり易く業務能率の低下や安眠妨害になる
等の問題があつた。
又、静寂な環境で料理等を味わえるよう顧客サ
ービスを必要とするレストラン、料理店、食堂等
は、静かで落ち着いた環境がトイレ騒音により一
気に吹き飛ばされてイメージダウンとなり、この
トイレ騒音の根本対策が要望されていた。
本考案は上記問題に鑑み、これを解決するもの
であり、つまり、トイレ本体に防音パネルや防音
材等を用いてトイレ使用時の発生する音及び用た
し後の洗浄水放流音が外部に漏れぬ密閉構造と成
すと共にユニツト化し現場で容易に組立できる防
音トイレユニツトを提供するにある。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、1は防音パネルや防音材等で箱形に組立てら
れたトイレ本体であり、該トイレ本体1の床は、
前記トイレ本体1の底板11bとその上部に床板
11aを配し、該床板11aの四隅は外壁防音パ
ネル12に防振ゴム11dを介して支持され、且
つ前記床板11aと前記底板11bとの間に防
音・防振材11cを入れ、浮き床状の防音・防振
床ユニツト11に形成させている。尚、前記床板
11aの四隅は外壁防音パネル12に支持せず、
前記底板11bに防振ゴム11dを介して支持さ
せても良い。
前記トイレ本体1の側面の壁は、外壁防音パネ
ル12と内壁防音パネル13との間に通気可能な
防音材2を挾持してサンドイツチ構造に成し、そ
の壁の一側面に防音ドア14を取付け、他側面の
内壁防音パネル13下方には排気用スリツト13
aを穿設させている。前記防音材2はゴム、合成
樹脂、その他軟質材料を用いて、第3図の如く略
波形に屈曲させたものであり、これは略波形の空
間部が縦方向に通じるように用いて天井に通じる
排気経路を成す。この排気経路は内壁防音パネル
13下方に穿設した前記排気用スリツト13aか
ら防音材2を経て後述する換気装置6の排気口6
bに入り、外部へ排気を可能にさせている。また
前記防音ドア14は閉鎖した時に、図示しないゴ
ムパツキン等で気密性を有し、例えば冷蔵庫のド
アの如く成す。
更に前記トイレ本体1の天井は、外天井防音パ
ネル15と、その外天井防音パネル15より下方
で前記内壁防音パネル13に固着させた内天井防
音パネル16とから成り、且つ前記外天井防音パ
ネル15と前記内天井防音パネル16との空間
が、前記外壁防音パネル12と内壁防音パネル1
3との隙間と連通される。従つてトイレ本体1の
内部は、床板11aと、前記内壁防音パネル13
と、前記防音ドア14と、前記内天井防音パネル
16とで密閉構造に形成されている。3は便器、
4はタンクである。5は電灯等の照明器具であ
る。6は前記外天井防音パネル15と前記内天井
防音パネル16との空間に設けられた換気装置で
あり、該換気装置6には少なくとも送風口6aと
排気口6bとを有し、その送風口6aは内天井防
音パネル16から内部に突設している。7は配管
された複数本から成る防音パイプであり、該防音
パイプ7には、便器3と接続させた排水用防音パ
イプ71、タンク4と接続した給水用防音パイプ
72、換気装置6と連結した排気用防音パイプ7
3及び吸気用防音パイプ74とがあり、前記防音
パイプ7にはそれ自身の振動や水の流出音を吸収
する防音・防振スリーブ8を各々の外周に取付
け、これによつてトイレ本体1から漏れる音を減
少させ、消音効果の向上を図つている。又、トイ
レ本体1の内部を密閉構造に形成するために防音
ドア14のゴムパツキンや防音・防振スリーブ8
の他に各接続箇所には図示しないシール材等が用
いられている。9は防振ゴムであり、本考案の防
音トイレユニツトを建築物の床に据付けた際に全
体を若干浮かせて防振させるためのものである。
次に本考案の作用について説明すれば、先ず防
音ドア14を開閉してトイレ本体1に使用者が入
り、便器3で小用すると、その小水が便器3内壁
に当たるか或いは便器3の溜水中に落下されて音
を発し、その音は便器3内で反響してトイレ本体
1内に伝播する。しかし前トイレ本体1の内部を
密閉構造に成したので、前記音は外部に殆ど漏れ
ることがない。次にトイレ使用後に洗浄水を放流
させると、その水は便器3の内壁に当り衝撃を与
えて音を発すると共に前記水は排水用防音パイプ
71からトイレ本体1の外部に排水される。しか
し、この時に発生する便器3の衝撃は、浮き床状
の防音・防振床ユニツト11で大半の衝撃エネル
ギーを吸収し、且つ排水用防音パイプ71から発
生する振動は各取付部に取付けられた防音・防振
スリーブ8によつて、放流時の水エネルギーの大
半が外部に放出される前に吸収すると共に、前記
衝撃で発生する音も各箇所に使用された防音・防
振材によつて消音される。
尚、内部が密閉されたトイレ本体1の換気は、
外部から空気が送風口6aよりトイレ本体1内部
に入り、その空気が内壁防音パネル13下方に穿
設した排気用スリツト13aから出て、側面の壁
に挾持された防音材2の空間部を通過し、天井に
設置した換気装置6の排気口6bに吸引されて排
気用防音パイプ73から外部へ排気するのであ
る。
このように本考案はトイレ本体1の内部が密閉
構造に形成されたこと、防振材2、防振ゴム11
d、防振ゴム8等でトイレ本体1内部から発する
振動等を吸収可能としたことにより、トイレ本体
1の外部に小用中の音が漏れる恐れがなくなる。
このため従来、小用中に洗浄水を流してその音を
掻き消す必要も無くなり余分な水を用いたり、擬
音を出すための装置も不要になり、且つその都
度、それらの操作をする手間も省け非常に使い易
くなつた。その上、使用後の洗浄水放流音も外部
に殆ど漏れないので、静かな場所や夜間でさえも
周辺にトイレ騒音を発生する恐れがなくなり、気
兼ねせずに使用出来る。このため特に、静寂な環
境で料理等を味わえるよう顧客サービスが必要で
あるレストランや料理店等に本考案の防音トイレ
ユニツトを設置することにより、最適な環境を維
持して顧客サービスすることが可能になつた。
又、トイレ本体1は密閉されているため、周囲の
環境が騒然としていてもトイレに入ると、外部か
らの騒音が遮断され静寂であるので落ち着いて用
たしができ、心理的緊張がほぐれ健康上好ましい
ものとなる。
更にトイレ全体構造がユニツト化されたことに
より、現場で容易に組立てが出来るため生産性が
良く、尚且つ、建築物の施工期間の短縮及び人件
費の低減を図ることが可能である等の実用的効果
に大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を示す要部断面
図、第2図は第1図のA−A′線に沿う断面図、
第3図は防音材の取付状態を示す要部断面図であ
る。 1……トイレ本体、11a……床板、11……
防音・防振床ユニツト、11b……底板、11c
……防音・防振材、11d……防振ゴム、12…
…外壁防音パネル、13……内壁防音パネル、1
3a……排気用スリツト、14……防音ドア、1
5……外天井防音パネル、16……内天井防音パ
ネル、2……防音材、3……便器、4……タン
ク、6……換気装置、6a……送風口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トイレ本体1内部にタンク4、便器3及び換気
    装置6等を備えたトイレユニツトにおいて、次の
    ような構造に成したことを特徴とする防音トイレ
    ユニツト。 イ 前記トイレ本体1の床は、該トイレ本体1の
    底板11bとその上部に床板11aを配し、そ
    の床板11aは外壁防音パネル12或は前記底
    板11bに防振ゴム11dを介して支持され、
    且つ前記床板11aと前記底板11bとの間に
    防音・防振材11cを入れ、浮き床状の防音・
    防振床ユニツト11に形成したこと。 ロ 前記トイレ本体1の側面の壁は、外壁防音パ
    ネル12と内壁防音パネル13との間に通気可
    能な防音材2を挾持して構成し、その壁の一側
    面に防音ドア14を取付けたこと。 ハ 前記トイレ本体1の天井は、外天井防音パネ
    ル15と、その外天井防音パネル15より下方
    で前記内壁防音パネル13に固着させた内天井
    防音パネル16とから成り、且つ前記外天井防
    音パネル15と前記内天井防音パネル16との
    空間が、前記外壁防音パネル12と内壁防音パ
    ネル13との隙間と連通されたこと。 ニ 前記トイレ本体1の内部が、前記床板11a
    と、前記内壁防音パネル13と、前記防音ドア
    14と、前記内天井防音パネル16とで密閉構
    造に形成されたこと。 ホ 前記換気装置6が、前記外天井防音パネル1
    5と前記内天井防音パネル16との空間に設け
    られると共に、その送風口6aを前記内天井防
    音パネル16に設けたこと。 ヘ 前記内壁防音パネル13の下方には、排気用
    スリツト13aを穿設させたこと。
JP9535485U 1985-06-24 1985-06-24 Expired JPH0322988Y2 (ja)

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JP9535485U JPH0322988Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JPS622743U JPS622743U (ja) 1987-01-09
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JP4993993B2 (ja) * 2006-10-05 2012-08-08 株式会社熊谷組 建物
JP4994019B2 (ja) * 2006-12-18 2012-08-08 株式会社熊谷組 建物
JP4994018B2 (ja) * 2006-12-18 2012-08-08 株式会社熊谷組 建物

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