JPH03228715A - 自動給茶器のお茶抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動給茶器等に用いられる抽出装置に関するも
のである。

従来の技術 近年例えば実公昭５８−３３９４３号公報に示されてい
る様なタンク中に湯を貯えておき、茶葉に所定量の湯を
供給して茶を抽出する給茶器が広く普及している。第３
図は従来のお茶抽出装置を示すものである。１は漏斗で
あり、２は上面に開口部を有する網目状のフィルタ・で
あり、３は漏斗１内面に支持されたフィルタ２を漏斗１
に押圧するとともに外周部所要位置に有する係止部４を
プレート５に設けた保合部６に周方向に回動させて係止
することでプレート５に固着可能に形成させたガイド筒
である。

以上の様に構成された抽出装置において以下その動作に
ついて説明する。

飲料抽出時においては、フィルタ２上に茶筒ホッパーか
ら排出された一定量の茶菓原料を受けるとともに、抽出
容器内に一定量の湯を供給することにより飲料を抽出し
、抽出容器直下に載置したカップフィルタを通過した飲
料をすぐ直接に注いでいた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の構成では、飲料抽出時に抽出容器内
へ供給された湯は抽出容器内での滞留時間が短く、短時
間のうちに茶葉原料、フィルタを通過しカップへ注がれ
ることになる。そのため抽出効率が悪く、抽出された飲
料は濃度、風味、などの点で不満足なものになることが
多いという欠点を有していた。

本考案は従来の課題を解決するもので、飲料抽出時に抽
出容器内に供給された湯の滞留時間を長びかせて抽出効
率を高め、濃度が高く風味の良い飲料を提供することを
目的とする。

課題を解決するだめの手段 この目的を達成するだめに本発明の自動給茶器のお茶抽
出装置は網目状のフィルタとそのフィルタを脱着自在に
挿嵌配置させるとともに茶菓の交換の際に反転を行なう
プレートと、そのプレートの下面において配設したアー
ムと、゛そのアームに取付けられたゴム状のパツキンと
、上面を開口し底面に２ケ所の孔を設けた漏斗とからな
る構成を有している。

作　　　用 この構成によって、フィルタ上に茶筒ホッパから排出さ
れた茶葉原料を受け、湯が供給された時、フィルタを支
持するプレートは、お茶抽出状態において漏斗底部に設
けられた２つの孔の一方をパツキンにより塞いだ状態に
位置する為湯が茶菓原料、フィルタを通過することによ
り抽出された飲料はすぐに漏斗外へ流れ出ることなく、
まず漏斗底部に滞まって行き、そこから立ち上る蒸気に
より茶菓原料が蒸らされ、その後飲料の量が増えフィル
タまで達すると一度フィルタを通過して抽出された飲料
が茶葉原料と交わり、再度抽出が行なわれるとともに、
フィルタより上方の湯もフィルタを通過する速度が鈍り
、時間をかけて抽出される。漏斗の外へは、パツキンに
よって塞がれていない方の孔を通って徐々に流れ出て行
く。またお湯のみが欲しい時には、プレートが反転を行
ない所定の位置にて静止して漏斗底部の２つの孔を全開
状態にするとともにお湯は給湯ノズルより茶葉原料の入
った茶漉しフィルタを介さずに直接漏斗に注入され、漏
斗底部に設けられた２ケ所の孔より同時に素早く供給さ
れる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明の一実施例における自動給茶器
の構成図である。

第１図において、７は給茶器である。８は湯を貯えるタ
ンクであり、下面にヒータ９を配設している。１０は給
湯パイプであり、１１は給湯制御を行なう給湯バルブ、
１２は、給湯パイプ１ｏの先端に設けた給湯口である。

１３は新しい茶菓を供給する茶葉供給ホッパ、１４は茶
葉交換装置でありギアードモータ１６を内蔵している。

１６は給湯口１２の下方に位置し茶菓供給ホッパ１３よ
り供給された茶菓と給湯口１２より注入された湯により
飲料の抽出を行なうお茶抽出装置であり、１７は茶葉供
給ホッパ１３内の茶葉を茶漉し１６に供給する茶菓供給
装置である。

以下第２図の図面を用いてお茶抽出装置について説明す
る。

第２図において、１８は上面に開口部を有し側面、底面
を壁でおおったカップ状の漏斗であり底面には段差を有
して２つの孔１９ａ、１９ｂが設けられている。漏斗１
８の側壁の外壁面適所には周方向に沿った段部２ｏが設
けられておりその段部２ｏの適所には犬ｌＪ・２つの切
欠きが配設されている。この漏斗１８はカップインボッ
クス上部において設けられた孔部に前記大小２つの切欠
きにそれぞれ対応する様設けられた大小２つの凸部を嵌
合させるように挿入することで脱着自在に挿嵌配置され
る。２１は孔部２２を有するプレートであり、孔部２２
周面によって網目状のフィルタ２３が周囲を支持されて
いる。プレート２１下面には下方に延出するアーム２４
が設けられ、このアーム２４の適所にはゴム状のパツキ
ン２６が配設されており、漏斗１８底面に設けられた上
段の孔１９ａに対し栓をする状態に位置している。２６
はフィルターホルダーであり、プレート２１上方にあっ
て周方向に回動させることでフィルタ２３とともにプレ
ート２１に脱着自在に固着される。

以上の様に構成された自動給茶器のお茶抽出装置につい
て以下その動作を説明する。

まず、茶菓が放置時間及び抽出杯数等により茶換時期に
達するとギアードモータ１６に通電され茶葉交換装置１
４により古くなった茶菓は茶漉し１６の反転にともなっ
て排出される。その後茶漉し１６は逆転を行ない所定の
位置に戻り、一定量の新しい茶葉が茶葉供給ホッパ１３
から茶葉供給装置１７によってフィルタ２３上に抽出さ
れる。

茶菓がフィルタ２３上に受は止められると同時に給湯パ
ルプ１１に通電し、タンク８から給湯パイプ１０、給湯
口１２を経て、熱湯がフィルタ２３上の茶葉に供給され
る。湯の供給が終了すると、湯は茶菓、フィルタ２３を
通過して飲料として抽出される。従来のお茶抽出装置に
あってはそのままカップへと注がれるが本発明において
はフィルタ２３から流れ出た飲料はそのまま漏斗１８か
ら流れ出ず漏斗１８底部に貯められる。これはお茶の抽
出状態においてプレート２１下面のアーム２４に設けら
れたパツキン２５が漏斗１８底部の孔１９ａの上面を覆
うことで飲料の流出を防ぐ状態に位置しているためで、
飲料は孔１９ｂを通じてのみ漏斗１８外部へ流出される
。このため孔１９ｂから流れ出る飲料よりも、フィルタ
２３から漏斗１８に流れ出る飲料の方がはるかに量が多
く、漏斗１８底部に飲料が貯まっていくことになる。飲
料の湯面から立ち上る蒸気は、フィルタ２３上の茶菓を
蒸らすことになり、漏斗１８底部に貯まっだ飲料が次第
に増えて湯面がフィルタ２３に接するまでになると、−
度フィルタ２３を通過して抽出された飲料が再び茶菓と
交わり、再度抽出が行なわれる。また、フィルタ２３よ
り上方においては、湯が茶葉、フィルタ２３を通過する
速度が鈍り、長時間をかけての飲料の抽出が行なわれる
。やがてこのように抽出された飲料は、漏斗底部の孔１
９ｂを通じて漏斗１８外へ流れ出て行く。

次にお湯の注出を行なう時には、ギアードモータ１６に
通電され茶葉交換装置１４によりプレト２１が所定の位
置まで回転を行なう。それに伴ないプレート２１下面の
アームに設けられたパノ・キン２６が漏斗１８底部の孔
１９ａに蟲接閉塞状態から外れることにより、給湯口１
２より流れ出た湯はフィルタ２３を通過することなく直
接漏斗１８内部に注がれる。この湯は、水位が漏斗底部
の孔１９ａより上にある限り孔１９ａ　、　１９ｂの２
ケ所より同時に漏斗１８外へ流れ出る。この時給湯口１
２より漏斗１８へ供給される湯量に比べ漏斗１８底部の
２つの孔１．９ａ、１９ｂより流れ出る湯量の方が多い
ため漏斗１８内には湯は滞留せずすぐにカップに注がれ
ていく。

以上のように本実施例によれば、孔部を有するプレート
２１と、プレート２１の孔部に外周段部が挿嵌配置され
るフィルタ２３と、フィルタ２３をプレート２１に押圧
させると共にプレート２１に脱着可能に形成されたフィ
ルターホルダー２６と、プレート２１の下面において固
着されたアーム２４と、そのアーム２４の適所に設けら
れたゴム状のパツキン２６と、上面を開口したカップ状
の漏斗１８と、漏斗１８底面にあって壁面を貫通して設
けられた２つの孔とを備え、飲料抽出時において７レ一
ト２１下面のアーム２４に設けられたパツキン２６が漏
斗１８底面において設けられた２つの孔１９ａ、１９ｂ
のうち一方を閉塞することにより飲料を漏斗１８内に一
時滞留させることで抽出効率を高め濃度の高い風味豊か
なお茶を抽出することができる。

発明の効果 以上のように本発明は、孔部を有するプレートと、プレ
ートの孔部に外周段部が挿嵌配置されるフィルタと、フ
ィルタをプレートに押圧させると共にプレートに脱着可
能に形成されたフィルタホルダーと、プレートの下面に
おいて固着されたアームと、そのアームの適所に設けら
れたゴム状のパツキンと、上面を開口したカップ状の漏
斗と、漏斗底面にあって段差を有する壁面を貫通して設
けられた２つの孔とから構成され、飲料抽出時において
前記パツキンが漏斗底面の孔のいずれか一方を閉塞する
状態に位置させることにより、飲料抽出時に漏斗内に供
給された湯の滞留時間を長びかせて、抽出効率を高め、
よって濃度が高く、風味の良い飲料を供給することがで
きる。また、お茶とお湯を１つの給湯バルブと給湯パイ
プを用いて供給できるため部品数を減らして抽出部の簡
素化が図れる。まだお湯を提供する際において給湯口か
ら勢いよく直接カップに注がれるのではなく一度漏斗を
通してカップに注がれるため湯が周囲に飛散することな
くやけどの心配がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における自動給茶器の正面図
、第２図は同第１図の抽出装置を示す断面図、第３図は
従来の抽出装置を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 孔部を有するプレートと、プレートの孔部に外周段部が
   挿嵌配置されるフィルタと、フィルタをプレートに押圧
   させると共にプレートに脱着可能に形成されたフィルタ
   ーホルダーと、プレートの下面において固着されたアー
   ムと、そのアームの適所に配設されたゴム状のパッキン
   と、上面を開口したカップ状の漏斗と、漏斗底面にあっ
   て壁面を貫通して設けられた２つの孔とから構成され、
   飲料抽出時において前記パッキンが漏斗底面の孔のいず
   れか一方を閉塞する状態に位置することを特徴とする自
   動給茶器のお茶抽出装置。