JPH0322578Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322578Y2 JPH0322578Y2 JP14595282U JP14595282U JPH0322578Y2 JP H0322578 Y2 JPH0322578 Y2 JP H0322578Y2 JP 14595282 U JP14595282 U JP 14595282U JP 14595282 U JP14595282 U JP 14595282U JP H0322578 Y2 JPH0322578 Y2 JP H0322578Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- gap
- thrust pin
- friction
- friction mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002783 friction material Substances 0.000 claims description 10
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はデイスク型摩擦クラツチのクラツチ
デイスクに関し、更に詳しくは、クラツチハブと
デイスクプレート、サブプレート間に小さな摩擦
力と大きな摩擦力の第１及び第２摩擦材を配置
し、伝達トルク変化に伴い該トルクの小さいとき
は第１の摩擦部材に捩れが生じ、大きなときには
第２の摩擦部材に捩れが生ずるようにして、アイ
ドリング時の騒音及び高速走行時の振動その他に
より異音発生の不都合防止を計つたものである。
デイスクに関し、更に詳しくは、クラツチハブと
デイスクプレート、サブプレート間に小さな摩擦
力と大きな摩擦力の第１及び第２摩擦材を配置
し、伝達トルク変化に伴い該トルクの小さいとき
は第１の摩擦部材に捩れが生じ、大きなときには
第２の摩擦部材に捩れが生ずるようにして、アイ
ドリング時の騒音及び高速走行時の振動その他に
より異音発生の不都合防止を計つたものである。
この不都合発生は、第２摩擦部材を極めて強い
力で押圧し、第２ヒステリシストルクを特に大き
くしようとする場合、即ち、大型中型のデイスク
の場合においてその現象が顕著である。
力で押圧し、第２ヒステリシストルクを特に大き
くしようとする場合、即ち、大型中型のデイスク
の場合においてその現象が顕著である。
この考案になるクラツチデイスクにおいては、
クラツチハブの窓と該窓に対応するデイスクプレ
ート及びサブプレートの窓に配架される２重コイ
ルスプリングの外周側コイルスプリングとの間に
間隙θ1を設け、該間隙θ1を第１スラストピンとク
ラツチハブとの間の隙間に等しくする。そして、
制御板と該制御板を貫通する第２スラストピンと
の間に前記間隙θ1より大きな間隙θ2を設ける。そ
の結果、デイスクプレート及びサブプレートとク
ラツチハブとの間に相対回転が生ずると、間隙θ1
において、第１摩擦機構の低摩擦材が摩擦し、１
段目のヒステリシストルクが発生する。更に、第
１スラストピンとクラツチハブとが当接すると、
制御板とクラツチハブとが一体となる。従つて、
制御板とデイスクプレート及びサブプレートとの
間で相対回転が生じ、間隙θ1乃至間隙θ2におい
て、２段目のヒステリシストルクが発生する。そ
の結果、ヒステリシスが２段階的に発生し前記目
的を達成する。
クラツチハブの窓と該窓に対応するデイスクプレ
ート及びサブプレートの窓に配架される２重コイ
ルスプリングの外周側コイルスプリングとの間に
間隙θ1を設け、該間隙θ1を第１スラストピンとク
ラツチハブとの間の隙間に等しくする。そして、
制御板と該制御板を貫通する第２スラストピンと
の間に前記間隙θ1より大きな間隙θ2を設ける。そ
の結果、デイスクプレート及びサブプレートとク
ラツチハブとの間に相対回転が生ずると、間隙θ1
において、第１摩擦機構の低摩擦材が摩擦し、１
段目のヒステリシストルクが発生する。更に、第
１スラストピンとクラツチハブとが当接すると、
制御板とクラツチハブとが一体となる。従つて、
制御板とデイスクプレート及びサブプレートとの
間で相対回転が生じ、間隙θ1乃至間隙θ2におい
て、２段目のヒステリシストルクが発生する。そ
の結果、ヒステリシスが２段階的に発生し前記目
的を達成する。
また、第１摩擦機構のスラストピンと、第２摩
擦機構のスラストピンを、同ピツチまたはほぼ同
ピツチ円上に設けたので、第２摩擦機構の強い皿
バネ荷重は、第１摩擦機構に影響することがなく
安定したヒステリシスが得られるものである。
擦機構のスラストピンを、同ピツチまたはほぼ同
ピツチ円上に設けたので、第２摩擦機構の強い皿
バネ荷重は、第１摩擦機構に影響することがなく
安定したヒステリシスが得られるものである。
次に、この考案の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
１はクラツチハブで、該ハブ１の両側には低摩
擦力の摩擦材２の夫々が、またデイスクプレート
３方向側に平板４、低ヒステリシス用の皿バネ５
が、更に上記各部材の両側に制御板６が夫々配置
され、これら（組）が第１摩擦機構として、複数
個の第１スラストピン７により軸方向長さを制御
される。
擦力の摩擦材２の夫々が、またデイスクプレート
３方向側に平板４、低ヒステリシス用の皿バネ５
が、更に上記各部材の両側に制御板６が夫々配置
され、これら（組）が第１摩擦機構として、複数
個の第１スラストピン７により軸方向長さを制御
される。
８及び９は、夫々前記制御板６の外側に配置さ
れた高摩擦力の摩擦材で、デイスクプレート内側
のスラストブツシユ１０、サブプレート１３の内
側の高ヒステリシス用の皿バネ１１、平板１２等
を組とし、この各部材が第２摩擦機構として、前
記スラストピン７とほぼ同一ピツチ上に設けられ
た複数の第２スラストピン１４により、その軸方
向の長さを制御されている。
れた高摩擦力の摩擦材で、デイスクプレート内側
のスラストブツシユ１０、サブプレート１３の内
側の高ヒステリシス用の皿バネ１１、平板１２等
を組とし、この各部材が第２摩擦機構として、前
記スラストピン７とほぼ同一ピツチ上に設けられ
た複数の第２スラストピン１４により、その軸方
向の長さを制御されている。
第１図のＳ矢印において、クラツチハブ１の窓
と該窓に対応するデイスクプレート３及びサブプ
レート１３の窓に配架される重コイルスプリング
の外周側コイルスプリングとの間に間隙θ1を設
け、該間隙θ1を第１スラストピン７とクラツチハ
ブ１との間の隙間に等しくする。そして、制御板
６と該制御板を貫通する第２スラストピン１４と
の間に前記間隙θ1より大きな間隙θ2を設ける。そ
の結果、デイスクプレート３及びサブプレート１
３とクラツチハブ１との間に相対回転が生ずる
と、間隙θ1において、第１摩擦機構の低摩擦材２
が摩擦し、１段目のヒステリシストルクが発生す
る。更に、第１スラストピン７とクラツチハブ１
とが当接すると、制御板６とクラツチハブ１とが
一体となる。従つて、制御板６とデイスクプレー
ト３及びサブプレート１３との間で相対回転が生
じ、間隙θ1乃至間隙θ2において、２段目のヒステ
リシストルクが発生する。その結果、ヒステリシ
スが２段階的に発生する。
と該窓に対応するデイスクプレート３及びサブプ
レート１３の窓に配架される重コイルスプリング
の外周側コイルスプリングとの間に間隙θ1を設
け、該間隙θ1を第１スラストピン７とクラツチハ
ブ１との間の隙間に等しくする。そして、制御板
６と該制御板を貫通する第２スラストピン１４と
の間に前記間隙θ1より大きな間隙θ2を設ける。そ
の結果、デイスクプレート３及びサブプレート１
３とクラツチハブ１との間に相対回転が生ずる
と、間隙θ1において、第１摩擦機構の低摩擦材２
が摩擦し、１段目のヒステリシストルクが発生す
る。更に、第１スラストピン７とクラツチハブ１
とが当接すると、制御板６とクラツチハブ１とが
一体となる。従つて、制御板６とデイスクプレー
ト３及びサブプレート１３との間で相対回転が生
じ、間隙θ1乃至間隙θ2において、２段目のヒステ
リシストルクが発生する。その結果、ヒステリシ
スが２段階的に発生する。
以上、本考案要旨に主たる関連を持つ部分の構
成についてのみ説明し、他は省略した。
成についてのみ説明し、他は省略した。
而して、前記第１摩擦機構の第１スラストピン
が、第２摩擦機構の第２スラストピンと同一ピツ
チ上に在り、即ち、第２摩擦材の強い押圧有効範
囲の内側（半径方向で軸心側）にあるため、その
荷重が第１摩擦機構に影響することなく、制御板
はその第１スラストピン上で軸方向位置が確保さ
れて、波形あるいはテーパ状に変形する恐れがな
い。
が、第２摩擦機構の第２スラストピンと同一ピツ
チ上に在り、即ち、第２摩擦材の強い押圧有効範
囲の内側（半径方向で軸心側）にあるため、その
荷重が第１摩擦機構に影響することなく、制御板
はその第１スラストピン上で軸方向位置が確保さ
れて、波形あるいはテーパ状に変形する恐れがな
い。
第１図は、本考案クラツチデイスクを備えたデ
イスク型摩擦クラツチの一部を破断面した半裁平
面図、第２図は、第１図のＡ−０−Ｂ−Ｃ−Ｄ線
に添つた断面図である。 １……クラツチハブ、２……摩擦材、３……デ
イスクプレート、４，１２……平板、５……皿バ
ネ、６……制御板、７……第１スラストピン、
８，９……摩擦材、１０……スラストブツシユ、
１１……皿バネ、１３……サブプレート、１４…
…第２スラストピン。
イスク型摩擦クラツチの一部を破断面した半裁平
面図、第２図は、第１図のＡ−０−Ｂ−Ｃ−Ｄ線
に添つた断面図である。 １……クラツチハブ、２……摩擦材、３……デ
イスクプレート、４，１２……平板、５……皿バ
ネ、６……制御板、７……第１スラストピン、
８，９……摩擦材、１０……スラストブツシユ、
１１……皿バネ、１３……サブプレート、１４…
…第２スラストピン。
Claims (1)
- クラツチハブと、該クラツチハブの両側に配さ
れ皿バネ及び低摩擦材を有する第１摩擦機構と、
該第１摩擦機構の両側に制御板を介して配され皿
バネ及び高摩擦材を有する第２摩擦機構と、該第
２摩擦機構の両側に配されるデイスクプレート及
びサブプレートと、前記制御板に固定され前記第
１摩擦機構の皿バネと制御板とが密着しないよう
に設けられる第１スラストピンと、該第１スラス
トピンと同一又は略同一ピツチ円周上で前記デイ
スクプレート及びサブプレートに固定され前記前
記第２摩擦機構の皿バネと制御板とが密着しない
ように設けられる第２スラストピンと、前記クラ
ツチハブの窓と該窓に対応する前記デイスクプレ
ート及びサブプレートの窓に配架される２重コイ
ルスプリングの外周側コイルスプリングとの間に
間隙θ1を設け、該間隙θ1を前記第１スラストピン
とクラツチハブとの間の隙間に等しくすると共
に、前記制御板と該制御板を貫通する前記第２ス
ラストピンとの間に前記間隙θ1より大きな間隙θ2
を設けることを特徴とするクラツチデイスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14595282U JPS5949024U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | クラツチデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14595282U JPS5949024U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | クラツチデイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5949024U JPS5949024U (ja) | 1984-03-31 |
| JPH0322578Y2 true JPH0322578Y2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=30325024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14595282U Granted JPS5949024U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | クラツチデイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5949024U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6117548U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-02-01 | 株式会社大金製作所 | ダンパ−デイスク |
| JP7429130B2 (ja) * | 2020-02-26 | 2024-02-07 | 株式会社エクセディ | スプリングシート及びダンパ装置 |
-
1982
- 1982-09-27 JP JP14595282U patent/JPS5949024U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5949024U (ja) | 1984-03-31 |
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