JPH03211113A - 物品特にチョコレート棒用縦列形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野および従来の技術〕請求項１の前提
部に記載した装置は、ドイツ国特許公開公報第２７１１
０３９号によって公知である。この公開公報には、循環
する供給ベルトおよび循環する送出ベルトを備え、それ
ぞれが搬送範囲の両端において定位置に軸支された転向
ロラによって案内されるものが、開示されている。

両ベルトの中間の転載個所では、これらベルトを、転向
ローラに掛け、そして転向ローラは、搬送方向に前進後
退可能なキャリッジに軸支しである。

さらに、キャリッジには、前記第１の転向ローラから距
離をおいて設置した第２の転向ローラを取付ける。キャ
リッジは、定速度で回転するカム板によって前後に移動
する。このようにして、供給ベルト上を一定の間隔で送
られてくるチョコレート捧から、１群のチョコレート捧
を、送出ベルト上に形成し、次にこれを包装機械へ送り
出す。前後に動く第２の転向ローラは、相互に、比較的
広い間隔に雌しておく必要があり、それは搬送範囲全体
の半分にも達するオーダであるから、キャリッジの最大
ストロークは比較的短くなってしまう。

ドイツ国特許第３６３０７９１号明細書には、不規則な
間隔の物品列から、等間隔に整列させた物品列を作るこ
とのできる装置が記載されている。

この装置は、特に、搬送方向に前進後退可能な転載個所
を少くとも２個所有するような少くとも３本の搬送ベル
トと、３本の搬送ベルトを周期的に断続させるオンオフ
スイッチを設ける必要がある。

したがって、制御機構は複雑かつ高価となり、また断続
運転のために搬送効率がかなり阻害される。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、はじめに述べたような装置において、高い搬
送効率を維持しながら、キャリッジのストロークを長く
できるように改良することを、基本的課題としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題は、請求項１の特徴部分に記載した構成によ
って達成できる。

以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。

〔実施例〕

第１図に示した装置は、たとえばチョコレート棒を作る
ための図示省略した生産機械と、同様に図示省略した包
装機械と、の中間に設置する。この装置には、エンドレ
スに循環する供給ベル１〜１と、それに後続してエンド
レスに循環する送出ベルト２と、を備える。これらベル
ト１，２の上方水平搬送面３，４は、搬送方向５に向き
、そして搬送面の各端部には、この装置の上流端および
下流端のそれぞれ定位置に軸支された転向ローラ６゜７
と、キャリッジ８上に互いに独立に隣合って回転可能に
軸支された転向ローラ９，１０と、を配置する。ローラ
９と１０との間の中間域は、ベルト１から２への転載個
所１１になる。キャリッジ８は、レール１２上を、搬送
方向５に向って前進または後退可能である。ベルト１，
２は、それぞれモータ１８，１９によって駆動される各
駆動ロラ１６，１７に掛けられる。２台のモータ１８゜
１９の出力軸は、それぞれタコメータ２０．２１を連動
させる。さらに、ベルト１，２は、定位置に軸支された
それぞれ２個づつの転向ローラ２２゜２４および２３，
２５、ならびにキャリッジ８に軸支されたローラ２６，
２７の周りを回る。ローラ２２，２４もしくは２３．２
５の中間で、ベルト１，２は、それぞれループ２８．２
９を描く。

一 ループ２８．２９は、それぞれの転向ローラ３Ｑ。

３１で緊張させる。転向ローラ３０，３１は、下方に位
置する第２のキャリッジ３２に回転可能に軸支しである
。このキャリッジは、第２のレール上を、搬送方向５に
対し前進または後退可能である。

ベルト１，２の上方搬送面３，４の下側で、ローラ６．
７の近くに、２個の歯車３８．３９を、定位置に回転可
能に軸支する。歯車３９は、両方向に回転するサーボモ
ータ４０の出力軸と、さらに別のタコメータ４１と、に
連結する。キャリッジ８は、両歯車３８．３９の間に張
り渡したエンドレスの歯付きベルト４４の上方搬送面４
２に固定し、そしてキャリッジ３２は、下方搬送面４３
に固定する。歯付きベルト４４の歯形と反対側の表面に
は、ポリアミド製の支持体４５を等間隔で取付ける。こ
の支持体４５上を、ベルト１，２の上方搬送面３，４が
滑ってゆく。このようにして、キャリッジ８が急激な加
減速を受けたときでも、これらベルトの上下振動を避け
ることができる。

ホルダ４９によって、キャリッジ８の上方に、光電検出
器５０を取付ける。この光電検出器を用い、供給ベルト
１の上方搬送面３上を移動するチョコレー１へ棒５２の
後縁５１が通過するたびに、その出力側５３に信号を送
り出す。出力端子５３は、レギュレータ５４の入力端子
に接続する。レギュレータ５４の他の入力端子は、それ
ぞれ３個のタコメータ２０，２１．４１の出力端子と接
続する。レギュレータ５４のひとつの出力５５は、サー
ボモータ４０の回転数と回転方向を調整する。

レギュレータ５４の第２の出力５６は、モータ１８．１
９の一方、図示実施例の場合は、モータ１９の回転数を
制御する。

第２図に、歯付きベルト４４およびベルト１の断面を示
す。供給ベルト１と送出ベルト２とは、いずれも、間隔
をおいて設置した２本の平行な搬送ベルト６０から成る
。これら搬送ベルトは、支持体４５上を摺動する。これ
には、っぎのような目的がある。すなわち、チョコレー
ト棒に２個所の確定した載架位置を与え、たとえば棒が
不規則な形状をしていて中央部にだけ載ることのないよ
うにし、そして容易に向きを変えられるようにする。支
持体４５の表側に設けた空所６１も、同じ目的のために
有効である。支持体４５の裏側に溝６２を設け、この溝
に歯付きベルト４４をはめこむ。ベルト４４の歯に噛合
う板材６３と、２本のねじ６４を用いて、支持体４５を
、ベルト４４に固定する。

上記した装置の作用について、第３図を参照し、以下に
説明する。モータ１６によって、供給ベルト１を、一定
の速度ｖ１で駆動する。図示実施例の場合、送出ベルト
２は、モータ１７によって、より低速ｖ２で駆動する。

送出ベルト２上を搬送されるチョコレート棒５２ｂ、５
２ｃ、５２ｄの後縁５１ｂ、５１ｃ、５１ｄは、互いに
一定のピッチａをもつ。図に示した送出状態のとき、最
後尾のチョコレート棒５２ｂの後縁５１ｂは、転載位置
１１にある。供給ベルト１上を送られてくる次のチョコ
レート棒５２ａの後縁５１ａを光電検出器５０が検知す
るまでは、キャリッジ８は、速度ｖ２で右方へ進行させ
る。したがって、キャリッジ８に対する後縁５１ｂの相
対的位置は変らない。光電検出器５０の出力側５３から
、次のチョコレート棒５２ａの後縁５１ａが通過したと
いう信号が発せられると、レギュレータ５４がサーボモ
ータ４０を制御し、キャリッジ８を速度ｖ３で、たとえ
ば左方へ動かすことになる。この速度は、次式から求め
られる。

　−ａ ここに、Ｃは光電検出器５０と転載位置１１との間隔で
ある。したがって、キャリッジの速度を調整するため、
タコメータ２０．２１から計測信号を取出す。タコメー
タ４１の計測信号は、サーボ回路へフィードバックする
のに役立つ。後縁５１ａが転載位置１１へ到達するまで
、キャリッジ速度をｖ３に維持する。それはある時間後
に到達するが、その時間は速度差（ｖｌ−ｖ２）と、（
Ｃ−ａ）とに関係する。この瞬間から、キャリッジ８は
、再び速度ｖ２で右方へ動き、この状態１１〜 は光電検出器５０が、次の後＠５１の通過を検知するま
で続く。

キャリッジの運動は、平均化しなければならない。この
ためには、速度差（ｖｉ−ｖ２）を、供給ベルト１上で
互いに、チョコレート棒の平均的ピッチに適合するよう
調整する必要がある。この適合は、検出器５０の信号か
らも、あるいはキャリッジ８の中央位置からでも誘導す
ることができる。このようにして、モータ１８，１９の
いずれか一方、図示実施例の場合には、モータ１９の回
転数を調整する。ただし、モータ１９の回転数を２個の
値だけに切換えることも可能である。この切換えは、た
とえばキャリッジ３２によって作動するリミットスイッ
チ６８．６９を用いて行うことができる。キャリッジ３
２がリミットスイッチ６８のところに達すると、速度ｖ
２は高い方の値に切換えられる。この結果、キャリッジ
８は再び右方へ動く。そして、スイッチ６９が作動する
と、速度ｖ２は再び低くなる。

上記した作動態様とは別に、つぎのようにする１２− ことも可能である。すなわち、定位置に固定した検出器
で、ベルト１上のチョコレート棒のピッチを検知してお
き、チョコレート捧５２が転載位置１１を通過してから
、キャリッジの速度を、後続のチョコレート棒までのピ
ッチに適合させるのである。この別法は、計算コストが
若干高くつくが、キャリッジの運転および可速度を減ら
せるという利点がある。この別法を実施するには、レギ
ュレータ５４への付加的入力として、キャリッジ８の位
置または歯車３９の回転角の計測値が、必要になる。さ
らに、転載位置１１のところに第２の光電検出器を取付
けるのも有効である。この場合、第２の光電検出器の信
号は、あらかじめ計測し記憶しておいた、供給ベルト１
の後続チョコレート棒５２ａまでのピッチに応じて、キ
ャリッジ速度ｖ３を切換えるのに役立つ。

〔発明の効果〕

上記の装置によ□って、与えられた構造寸法に対してキ
ャリッジ８のストロークを長くすることができ、また移
動速度も高くすることができる。上方搬送面３，４を支
持体４５で支えているため、キャリッジ８の加速度が非
常に高くても、ベルト１．２の上下振動を防止すること
ができる。与えられたキャリッジ８のストローク長に比
較して、この装置は、従来公知のものよりも同じ目的に
対して遥かに短くすることが可能である。

低い速度だけで間に合う場合には、ベルト１゜２を支持
する必要はない。このようなときは、歯付きベルト４４
も、歯車３８．３９も、不要となる。そして、キャリッ
ジ８，３２の一方を、たとえばレギュレータ５４で制御
するサーボシリンダによって動かせばよい。

チョコレート棒５２は、ベルト２に乗り換えるさいに減
速されるから、ベルト２の表面を滑りに＜＜シておくと
よい。こうすれば、ベルト２上でのチョコレート棒５２
の制動距離を短くでき、効率的に分布させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置の概略側面図、第２図は、
第１図の矢視■−■による断面図、そして第３図は、第
１８図に示す装置の作用を説明する原理図である。 〔主な記号の説明〕 １　・供給ベルト、　　　　２・・・送出ベルト、３・
・・搬送面、　　　　　４・・・搬送面、５・・・搬送
方向、　　　　８・・・キャリッジ、９・・・転向ロー
ラ、　　　１０・・・転向ローラ、３０・・・転向ロー
ラ、　　３１・・・転向ローラ、３２・・・キャリッジ
、　　３９・・・歯車、４０・・・サーボモータ、４３
・・・搬送面、４４・・・歯付きベルト、５０・・・検
出器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、循環する供給ベルト（１）を備え、この供給ベルト
   上に搬送方向（５）に個々に相前後して載せられる物品
   （５２）が送られ、さらに供給ベルト（１）の下流端の
   直近に後続して循環する送出ベルト（２）を備え、この
   送出ベルトは物品（５２）を供給ベルト（１）から受取
   り別の加工場所へ送り出し、そして供給ベルト（１）と
   送出ベルト（２）とは有効搬送長が可変であり、全搬送
   範囲の両端においてそれぞれ定位置に軸支されたベルト
   ローラ（６、７）に掛けられ、一方両ベルト（１、２）
   の間の転載個所（１１）を形成するベルト転向部材（９
   、１０）は搬送方向に前進後退可能な第１のキャリッジ
   （８）に取付けてあり、さらに両ベルト（１、２）は搬
   送方向（５）に前進後退可能な転向ローラ（３０、３１
   ）に掛けられている、物品特にチョコレート棒用縦列形
   成装置において、第１のキャリッジ（８）は定位置に軸
   支された２個の案内輪（３８、３９）に沿って移動する
   可撓性ある張力部材（４４）の上方搬送面（４２）に固
   定してあり、そして可動転向ローラ（３０、３１）は張
   力部材（４４）の下方搬送面（４３）と一緒に移動する
   第２のキャリッジ（３２）に回転可能に軸支してある、
   ことを特徴とする物品特にチョコレート棒用縦列形成装
   置。 ２、案内輪（３８、３９）の一方またはキャリッジ（８
   、３２）の一方は両方向に作動するサーボモータ（４０
   ）に連結してあり、このサーボモータはレギュレータ（
   ５４）によって制御し、そしてレギュレータ（５４）に
   接続した検出器（５０）を転載個所（１１）の上流側に
   配設し、この検出器が転載個所（１１）の上流側で物品
   （５２）を検知する、ことを特徴とする請求項１に記載
   した装置。 ３、検出器（５０）は、第１のキャリッジ（８）に固定
   してある、ことを特徴とする請求項２に記載した装置。 ４、サーボモータ（４０）は、付加的に供給および送出
   ベルト（１、２）の速度に関連して制御される、ことを
   特徴とする請求項２または３に記載した装置。 ５、供給ベルト（１）と送出ベルト（２）との間の速度
   差は、供給ベルト（１）上の物品（５２）の平均間隔に
   関連して調整可能である、ことを特徴とする請求項１〜
   ４のいずれかに記載した装置。 ６、張力部材（４４）上に互いに間隔をおいて支持部材
   （４５）を取付け、これら支持部材で供給および送出ベ
   ルト（１、２）の上方搬送面（３、４）を支持し、そし
   て支持部材（４５）は好適にはプラスチック材料特にポ
   リアミドで作る、ことを特徴とする請求項１〜５のいず
   れかに記載した装置。 ７、一方の案内輪（３８）は供給ベルト（１）の上方搬
   送面（３）の上流端の近くに配設し、他方の案内輪（３
   ９）は送出ベルト（２）の上方搬送面（４）の下流端の
   近くに配設する、ことを特徴とする請求項１〜６のいず
   れかに記載した装置。 ８、張力部材（４４）は歯付きベルトである、ことを特
   徴とする請求項１〜６のいずれかに記載した装置。 ９、供給および送出ベルト（１、２）は、それぞれ互い
   に間隔をおいて平行に設置した２本の搬送ベルト（６０
   ）から成る、ことを特徴とする請求項１〜８のいずれか
   に記載した装置。 １０、支持部材（４５）は、搬送ベルト（６０）で挾ま
   れた範囲に空所（６１）を有する、ことを特徴とする請
   求項６〜９のいずれかに記載した装置。