JPH03209353A - 結晶質3―メタクリロイルオキシ―2―ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー - Google Patents

結晶質3―メタクリロイルオキシ―2―ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー

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JPH03209353A
JPH03209353A JP33882089A JP33882089A JPH03209353A JP H03209353 A JPH03209353 A JP H03209353A JP 33882089 A JP33882089 A JP 33882089A JP 33882089 A JP33882089 A JP 33882089A JP H03209353 A JPH03209353 A JP H03209353A
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mahtac
monomer
methacrylic acid
mixture
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JP33882089A
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Gon-Jean Chan William
ウィリアム ゴン―ジーン チャン
Mcintyre Jobins Richard
リチャード マッキンタイヤー ジョビンズ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C219/02Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
    • C07C219/04Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
    • C07C219/08Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having at least one of the hydroxy groups esterified by a carboxylic acid having the esterifying carboxyl group bound to an acyclic carbon atom of an acyclic unsaturated carbon skeleton

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
ブロビルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー及び
その異性体、2−メタクリロイルオキシー3−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマーに
関する.これらの塩化物はMAflTACとして公知で
ある.また本発明はこの七ノマーの製造方法に関する. 1970年代後半以降、水処理化学市場においてカチオ
ンボリマーに用いられるカチオンモノマーに対する需要
がかなり増加している.市販入手可能なモノマーは2−
メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク
ロリド(AIcolac SipoaerQ−6として
公知)、及び2−アクリロイルオキシエチルトリメチル
アンモニウムクロリド(AIcolacSipomer
 Q−9として公知)を含む.他の示唆されたモノマー
はMAHTACであるが、これらのモノマーは現在工業
量で入手できない. 米国特許第3,321.649号.  3,329,7
06号;及び3,428.617号は、触媒を用いずメ
タクリル酸をグリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ドの水溶液と反応させることによりMAHTACモノマ
ーが製造されることを教示している.不幸にも、この方
法は主要な望ましくない副生底物である、分離できない
四級アンモニウムメタクリレート塩;CFh =CH(
CHj)COO−”N(CH3)CH!CH(OH)C
M!(OH)も形成する。分離しないメタクリレート塩
の存在番jこのモノマー混合物より製造したボリマーを
両竹にする。これはボリマー1gあたりのカチオン1荷
密度が副生底物により低下するだけでなく、メタクリレ
ートイオンとMAtlTACモノマーの間の分7内電荷
〜1t荷中和により低下することも意味する反応系に水
が存在し、イオン生底物の再結晶化は困難である。モノ
マー溶液が得られる.米国特許第3.329,706号
は、この実験の繰り返しを基準として70%の収率で、
176〜178℃の融点を有する3−メタクリ口イルオ
キシ−2−ヒドロキシブロビルトリメチルアンモニウム
クロリドを与える。
日本特許公告第73/34,116号及び77/73,
817号は、アルコール、ジメチルスルホキシド又はス
ルホラン中グリシジルメタクリレートをトリメチルアミ
ンヒドロクロリド塩と反応させることにより低い反応温
度において高収率で?lAHTACモノマーの固体形状
が製造されることを教示している。この方法の欠点は以
下のようなものである。グリシジルメタクリレートはと
ても高価な出発物質であり、取り扱いが危険である.ま
た、グリシジルメタクリレートは不安定であり、かなり
反応性の多官能価七ノマーである.グリシジルメタクリ
レート及びトリメチルアミンヒドロクロリド塩の反応に
おいて、発熱反応がみられる.工業スケールにおいて、
熱の除去が問題である,またこの反応は不均質であり、
反応媒体としてどんな種類の溶剤を用いるかに依存して
いる.通常、この方法は不活性非プロトン性極性溶剤、
例えばアセトニトリル又は活性プロトン性極性溶剤、例
えばイソブロバノール中で行なってよい。不活性極性溶
剤が好ましいが、アセトニトリル中のトリメチルアミン
ヒドロクロリド塩の溶解度は限られ、従って、不均質反
応がおこる。この文献は、73%未満の収率で180〜
182゜Cの融点を有する3−メタクリロイル−2−ヒ
ドロキシプ口ビルトリメチルアンモニウムクロリドが製
造されたことを報告している。
またその背景の記載において、公告第73/34,11
6号はメタクリル酸をエビハロヒドリンと反応させ、次
いでこの生成物をトリメチルアくンと反応させる方法を
述べている。反応条件は報告されていない。この文献は
、反応がとても遅いのでこの方法の使用を教示していな
い,またこの文献はトリメチルアミンを用いる場合、反
応系からのトリメチルアミンの放出を防がねばならず、
従って反応は圧力下行なわなければならない。
米国特許第3. 397, 277号は、不活性極性溶
剤中メタクリル酸をエピクロロヒドリン及びトリメチル
アミンで処理することにょりMAII丁ACモノマーが
製造されることを教示している.この方法の欠点は、低
生或物収率及び主要な副生底物、3−ヒドロキシブロビ
ルトリメチルアンモニウムクロリド(今後CBFTAC
と呼ぶ)(これは反応生底物の25モルパーセント以上
に及ぶ)である.この文献は3−メタクリロイルオキシ
−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
リドが83%未満の収率で製造されたことを報告してい
る. 1982年1月30日発行のポーランド特許第119,
898号は、DMSO中メチルメタクリレートのC}I
PTAcにょる縮合によるMAHTACモノマーの製造
方法に関する。
不均質系における縮合反応の収率はかなり低い.反応速
度及び収率を改良するため大モル過剰の反応体が必要で
ある. 1966年2月28日発行のベルギー特許第688.9
40号は、アセトニトリル中カリウムメタクリレート及
び3−クロロ−2−ヒドロキシプロビルトリメチルアン
モニウムクロリドを混合することにょるMAHTACモ
ノマーの製造方法を教示している。この方法は連a蒸留
及び分離を含む。この方法の欠点は、MAHTACモノ
マー及び反応体CHPTACより分離困難な副生底物と
して、等モル量の塩化カリウムが形成されることである
。また、これも不均質系であり、収率は著しく低い.反
応速度及び収率を改良するため大モル過剰の反応体が必
要である。またこの文献は生威物3−メタクリロイルオ
キシー2−ヒドロキシブロビルトリメチルアンモニウム
クロリドが173〜180゜Cの融点及び92.5%の
収率を有していたと報告している.この広い融点範囲は
低純度生底物であることを示している.従来技術は?I
AHTACに伴なう不純物について記載していない.2
種の不純物が生ずる.第1のタイプは2−ヒドロキシプ
ロパン−1.3−ジメタクリレート(HPDMA) ;
 3−クロロプロパン−1,2一ジメタクリレート(C
PHMA) ;グリシジルメタクリレート(GM^);
2.3−ジヒドロキシブロビルメタクリレート(DHP
M^);クロロブロバンー2,2−ジオール(CPD)
 ;及び3−クロロー2−ヒドロキシブロビルメタクリ
レート(C}IPM)のような化合物を含み、これらは
溶剤による洗浄又は再結晶により除去される.第2のタ
イプは、MAHTACと同様である四級アンモニウム塩
を含み、より除去困難である。従来技術に報告された収
量は四級アンモニウム塩不純物を含んでおり、実際の収
率は報告された収率より低いと考えられる。
大きな粒度の3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シブロピルトリメチルアンモニウムクロリドを有するこ
とが望ましい。また、収率が現在の方法より高く及び高
価でない、3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
プロビルトリメチルアンモニウムクロリドの改良製造方
法を有することが望ましい. 本発明は、3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
ブロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー及び
その異性体、2−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロキ
シブロビルトリメチルアンモニウムクロリドモノマーの
混合物を提供し、ここで前記結晶質七ノマーは4(la
+以上の平均粒度及び約94%以上の純度を有し、前記
結晶は再結晶工程を介在しないで直接形成される。これ
らのモノマーは、帯電防止性、凝集性及び水処理特性を
有する水溶性ボリマーの製造に特に有効である.また、
本発明はMAHTACの製造方法を提供する。
この方法は、MAHTACの存在下、3−クロロー2=
ヒドロキシブロビルメタクリレート及びその異性体、1
−クロ口−3−ヒドロキシブロビル−2−メタクリレー
トをトリエチルアミンと反応させることを含んでなる。
他の態様において、この方法は以下の工程を含んでなる
.工程(a)において、反応生底物を形戒するに十分な
温度において及び時間、触媒量のMARTACの存在下
、メタクリル酸及びエビクロロヒドリンを反応させる.
工程(b)において、MARTACを形或するに十分な
温度において及び時間、少量のMAHTACの存在下工
程(a)の反応生戒物をトリメチルアミンと反応させる
.この反応はMARTACに対し非溶剤中でおこる. 本発明の方法の化学式は以下のように表わされる。工程
(a)について、反応は少量のMAH丁ACの存在下行
なわれ、下弐で表わされる。
0 CHz  =C(CH3)COOCHtC(OH)HC
HzCj!(CHPM)十CHt =C(CH,)CO
OC}l(CH!OHC}!!Cf(CHPM異性体)
工程(b)について、MARTACに対する非溶剤中で
行なわれ、下弐で表わされる。
非溶剤 MA}ITAc + C}IPM/CHP門異性体+(
C}I3)J  −−→CH. =C(CH3)COO
CI{!C(OH}HCH.N”(CH3)3C/!−
十CHZ  =C(CHs)COOCH(C!’ItO
H)C}IzN”(CHs):+Cf−本発明は、大き
な粒度を有する3−メタクリ口イルオキシ−2−ヒドロ
キシブロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマ一
並びに現在の方法より収率が高く及び触媒再生のため安
価であるその改良製造方法に対する要求をみたす.3−
メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロリドを製造するため、工程Ca>
において触媒として3−メタクリロイルオキシ−2−ヒ
ドロキシブロビルトリメチルアンモニウムクロリド及び
その異性体の混合物の存在下、メタクリル酸(MAA 
)及びエビクロロヒドリン(EPI)を反応させる.市
販入手可能なメタクリル酸及びエビクロロヒドリンを本
発明において用いてよい.好ましくは、エビクロロヒド
リンに対する用いたメタクリル酸のモル比は約0.5:
1〜1.0:0.5である。用いたメタクリル酸に対す
るエビクロロヒドリンの比が1.0:0.5を越える場
合、ポリエビクロロヒドリンが形戒スる.より好ましく
は、エビクロロヒドリンに対するメタクリル酸のモル比
は約o.s:1.o〜約1.0:0.8である.最も好
ましくは、エビクロロヒドリンに対するメタクリル酸の
モル比は約0.9:1.0〜約1.0:1.0である.
わずかに過剰のエビクロロヒドリンの使用が最も好まし
い. 3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシブロビルト
リメチルアンモニウムクロリドモノマー及びその異性体
の混合物が七ノマー製造の工程(a)におけるクロロヒ
ドリンエステルの形成においてトリエチルアミン(従来
用いられた触媒)より有利な触媒であることが発見され
た.好ましくは、メタクリル酸に対する3−メタクリ口
イルオキシ−2−ヒト゛ロキシブロビルトリメチルアン
モニウムクロリドモノマー及びその異性体の混合物のモ
ル比は約0.01 : 1. 0〜約0.2:1. 0
である。より好ましくは、メタクリル酸に対するMA}
ITAC混合物のモル比は約0.01 : 1. 0〜
約0.1:1.0である.最も好ましくはメタクリル酸
に対するーAHTAC混合物のモル比は約0.02 :
 1. O〜約0.04 7 1. Oである。
反応生底物を形戒するに十分な温度で及び時間塩化物モ
ノマー及びその異性体の?!AHTAC混合物の存在下
メタクリル酸及びエピクロロヒドリンを反応させる.好
ましくは、約25〜約100℃の温度でMABTAC混
合物の存在下メタクリル酸及びエビクロロヒドリンを反
応させる.より好ましくは、温度は約50〜約100℃
であり:最も好ましくは、温度は約65〜約90℃であ
る.より好ましくは、反応時間は約3〜約24時間であ
り;最も好ましくは、反応時間は約5〜約7時間である
.反応圧力はほぼ大気圧であるべきである. 好ましくは、反応は重合妨害剤の存在下でおこる。好ま
しい重合妨害剤はp−メトキシフェノール、ヒドロキノ
ン及びフェノチアジンであり;これらの物質は工業量で
入手可能である.重合妨害剤は従来の量で用いてよい. 理論付けようとするものではないが、合威工程(a)の
反応メカニズムは中間体イオン性錯体〔触媒一酸〕の形
成及びエボキシド環のトランス開裂による錯体へのエビ
クロロヒドリンエポキシ環の挿入〔イオン性錯体一エピ
クロロヒドリン〕を含むと考えられる. MARTACへの転化前のCflPM溶液の精製は必要
ない.精製したCHPPI溶液の使用は高純度3−メタ
クリロイルオキシ−2−ヒドロキシブロビルトリメチル
アンモニウムクロリドモノマーの形成するが、全体の収
率は低下し及び反応時間は未精製CHPM溶液を用いた
場合よりずっと長くなることがわかった.所望ならば、
残留メタクリル酸、エビクロロヒドリン及び他の不純物
を除去するため粗CIfPM溶液を精製してよい.これ
を行なうため、粗CBPM溶液をまず飽和NaHCO.
水溶液で抽出しメタクリル酸を除去し、その後真空蒸留
により残留エビクロロヒドリン及び他の残留不純物を除
去する. 工程(b)において、3−メタクリロイルオキシ−2〜
ヒドロキシブロビル゛トリメチルアンモニウムクロリド
及びその異性体2−メタクリ口イルオキシ−3−ヒドロ
キシブロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー
を形戒するに十分な温度において及び時間、MAHTA
Cの存在下工程(a)の反応生底物をトリメチルアミン
と反応させる.好ましくは、トリメチルアミンに対する
反応生成物のモル比は約1.0:1.0〜約1−0:2
.0である.より好ましくは、トリメチルア藁ンに対す
る反応生成物のモル比は約1.0:1.0〜約1.0:
1.2である. 追加量のMARTACの存在が生威物モノマーの粒度分
布に影響を与える工程(b)の反応混合物中の核又は種
として作用することが発見された.工程(b)において
、MARTACの混合物は触媒としても作用する.理論
付けようとするものではないが、七ノマーの触媒作用は
CHPMの陰性塩素原子と陽性窒素原子の間の相互作用
によりCHP?IのC−CZ結合をゆるめる.好ましく
はMAHTAC混合物に対する反応生戒物のモル比は約
1. 0 : 0.01〜約1.0二0.50である.
より好ましくは、MAI{TAC混合物に対する反応生
成物のモル比は約1. O : 0.03〜約1.0:
0. 15である.理論付けようとするものではないが
、四級化工程の反応メカニズムは塩化物イオンの分子内
置換及びSN”置換を含む求核置換に従うと考えられる
. 反応媒体の性質は?fAI{TAC反応の反応速度及び
収率に影響を与える。2つの種の間の反応がイオン性生
底物を与えるので、速度は極性溶剤のような媒体をイオ
ン化することにより高められる.不幸にも、水のような
極性プロトン性媒体は、特にトリメチルアミンの存在が
原因の塩基性環境において加水分解及びエステル交換の
ような副反応を促進する.低分子量アルコールのような
媒体が反応体と生底物のエステル交換反応に含まれるが
有効でない.エーテル又は炭化水素のようなあまりイオ
ン化しないもしくは非イオン化媒体は反応がとても遅く
なる.有効な溶媒は極性であるが非プロトン性のCHP
Mに対し溶剤であるがMARTACに対しては乏しい溶
剤である(室温において約3%).アセトニトリルがそ
のような非溶剤の1つの例である。
このSN”反応において、中性物質(CHP?l)と中
性求核物質(TMA )の間の反応はイオンを形成し、
従って、反応媒体のイオン化力を増すことにより促進さ
れる.好ましい非溶剤は、テトラヒドロフラン;アセト
ン;アセト二トリル:ブロビオニトリル;ブチロニトリ
ル;ジメチルホルムアξド;ジメチルスルホキシド:メ
チルエチルケトン:エチルアセテート:及び1.1.2
−トリクロロエテンを含む.より好ましい非溶剤はアセ
トニトリル:アセトン;メチルエチルケトン;テトラヒ
ドロフラン;エチルアセテート;及び1.1.2−トリ
クロロエタンである.最も好ましい非溶剤はアセトニト
リルである.非溶剤は約35〜約85重量%の量で用い
られる. MAHTACモノマーは吸湿性であるため及び水は副反
応を促進するため、MAHTACモノマー合或において
水は重要な役割をはたす.水分が存在する場合CHPM
溶液の保存寿命はかなり低下する.わずかな水は塩基性
環境での加水分解及びエステル交換反応を促進し、その
存在は避けるべきである。
好ましくは、工程(a)からの反応生戒物を約25〜約
90℃の温度においてMARTAC混合物の存在下トリ
メチルアミンと反応させる.より好ましくは、この反応
温度は約50〜約85゜Cであり;最も好ましくは約5
5〜約70℃である.好ましくは、反応時間は約2〜約
48時間である.より好ましくは、反応時間は約3〜約
24時間であり;最も好ましくは約4〜約10時間であ
る. 好ましくは、この反応は重合妨害剤、例えばpーメトキ
シフェノール、フェノチアジン又はヒドロキノンの存在
下行なわれる.これらの物質は市販人手可能であり、従
来の量で用いられる.3−メタクリロイルオキシ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモ
ノマーは、生或物の粒度に影響を与える核又は種として
作用するので、得られる結晶の大きさは従来技術を用い
たものより大きい.この粒度は約40m以上である.好
ましくは、粒度は約40〜約200μである.粒度が大
きいので、モノマーは反応媒体より容易に濾別され、高
純度生戒物を与える.「高純度」とは、2−ヒドロキシ
ブロバンー1.3−ジメタクリレー} (HPDMA)
 ; 3−クロ口プロパン−1.2−ジメタクリレート
(CPDMA) ; 3−クロロー2−ヒドロキシブロ
ビルメタクリレート(CHPM) ;グリシジルメタク
リレート(G?I4) ;及び2.3一ジヒドロキシブ
ロビルメタクリレート(DHPMA)のレベルが低い生
底物を意味する. 工程(a)及び(b)において触媒として並びに工程(
b)において種として作用することに加え、MAHTA
Cの使用は、触媒コストを排除することにより製造全体
の経済を改良する。好ましくは、形成したMARTAC
混合物を触媒として用いるため工程(a)にもどす.従
って、このモノマーは最終生戒物だけでなく、全体の反
応を高める触媒及び種として作用する. この高純度結晶賞水溶性モノマーを、帯電防止性、凝集
性及び水処理特性を有する水溶性ボリマー又はコボリマ
ーの製造に用いてよい.本発明を以下の例によりさらに
詳しく説明するが、ここで特に示さない限り、すべての
部は重量部であり、温度は摂氏である. 工程(a)製造の例において、CHPM反応体の組威を
ガスクロマトグラフィーにより調べた。エビクロロヒド
リン(EPI) ;メタクリル酸(,.MAu ;グリ
シジルメタクリレート(GMA) ; 1 . 3−ジ
クロロブロバノール(DCP) ;クロロブロバンー1
.2−ジオール(CPD) ; 3−クロロー2−ヒド
ロキシブロビルメタクリレート(CHPM) ; 1−
クロロー3−ヒドロキシプロパン−2−メタクリレート
(CHMP一異性体);P−メトキシフェノール(肝H
Q)2.3−ジしドロキシブロビルメタクリレート(D
HPMA)  ; 3−クロロブロバンー1.2−ジメ
タクリレート(CPDMA) ;グリセリルトリメタク
リレ− } (GTMA) ;及び2−ヒドロキシブ口
パネル−3−ジメタクリレート(}IPDMA)を含む
分析カーブ反応体の定量及び定性用に作威した。標準の
濃度は100〜900pp屠であった。
圀土 この例は3−クロロー2−ヒドロキシプ口ビルメタクリ
レート(CHPM)の製造に関する.温度計、撹拌機及
び還流冷却器を取り付けた500dの三口丸底フラスコ
に、メタクリル酸(MAA)172.31g (2モル
)、エビクロロヒドリン(UPI)194.4 g (
 2. 1モル)、重合妨害剤としてP−メトキシフェ
ノール(MEHQ)0.88 g ( 0. 5重量%
)、及び触媒として3−メタクリ口イルオキシ−2=ヒ
ドロキシプロビルトリメチルアンモニウム9.52g 
(0.04モル)を加える.この反応混合物を85℃に
7時間加熱する.反応の最初の1時間でわずかな発熱が
みられる, CHP!4の収率はメタクリル酸を基準と
して95%であり、CIPMの純度は約88.27%で
ある。ガスクロマトグラフィー分析はCHPM溶液が以
下の組威を有することを示している(重量バーセント)
  : CHPM 88.27%, EPI 1.27
%, MAA0.67%, DCP 3.97%,GM
^0.68%, HPDl’lA 1.22%.MEI
IIQ 0.24%, CPDI’l^0.18%, 
UP)l^0.95%、及び触媒2.55% 次いで粗CHPM溶液を酸反応が消えるまで飽和NaH
CO,水溶液で抽出し(残留メタクリル酸を除去するた
め)、次いで2%硫酸で、その後水で抽出する.残留エ
ビクロロヒドリン及び水を除去するため真空蒸留後、9
7%以上の純度を有する淡黄色CHPM溶液が得られる
. 葵』2二土 例2〜4は、3−クロロー2−ヒドロキシブロビルメタ
クリレート(CHPM)の製造に関する.表Iに示した
条件下で例1の方法を繰り返す.各反応はp−メトキシ
フェノール0.43g (0.5重量バーセントのMA
A)の存在下行なう.発熱反応を最小にするため、最初
の1時間反応温度を65℃に保ち、徐々に85゜Cに上
げる, CBPMの収率を計算する.各例の反応速度定
数(K)は−1,( (MAAII /(MA))対反
応時間のプロットの傾斜である.すべての値はモルパー
セントである。結果を表Iに示す。
4 1.05      0.02     75    
7   0.31791.05      0.03 
    75    6   0.45811.05 
    0.04     75    5   0.
5287Kに対する(MAHTAC) / (MAA 
)のプロットはCHPHの形成におけるK :6’MA
HTAC触媒濃度の直線関数であることを示している。
鮭 この例は、3−メタクリ口イルオキシ−2−ヒドロキシ
ブロビルトリメチルアンモニウムクロリドの製造に関す
る. 磁気撹拌機を取り付けた500dのFisher Po
rter圧カビンに例lからの未精製CHPM溶液15
1 g (0.746モル)、アセトニトリル154.
05 g%P一メトキシフェノール0. 12 g及び
トリメチルアミン49.5 g(0.837モル)を加
える.このビンを密閉し、油浴中65℃にIO時間加熱
する.撹拌30分後、反応混合物は曇りはじめる.98
%の収率で白色結晶?lA}ITAcモノマーが得られ
る。F’lAHTACモノマー生戒物の平均粒度は30
〜40,aである.第1図は、この七ノマ−生成物の1
30倍の顕微鏡写真である。液体クロマトグラフィー分
析は白色結晶がMAHTACモノマー94.9%、2−
ヒドロキシブロバンー1.3−ビストリメチルアンモニ
ウムクロリド(DIQUAT) 3%、及び2.3−ジ
ヒドロキシブロビルトリメチルアンモニウムクロリド(
DHPTAC) 1. 9%未満の&g底物であること
を示している。エーテル抽出物の液体クロマトグラフィ
ーにより測定した他の不純物は、MAA  12ppi
+,  GMA  18ppm,  CHPM  35
0ppm.  DHPM^ 87ppm 、及びHPD
MA 2244pp一である。
貞立 この例は、MAHTACモノマー製造の第2工程でのM
AHTACモノマーの効果を説明する.例5と同様の方
法を行なう.四級化の間、CHPM5重量%の量の少量
のMARTAC結晶をバッチ溶液(is飽和溶液)に加
える.結晶の平均粒度が200nに増し及び不純物レベ
ルが2に低下したことがわかった。第2図はこの七ノマ
−生戒物の130倍の顕微鏡写真である。
奥工 この例は、本発明の方法により製造された高純度?IA
HTACを説明する.温度及び圧力計器を取り付けた7
lのステンレススチール、外被は、圧力反応器内で2つ
の実験を行なう。
夫脹Δ 上記反応器に、MAHTAC 400g . CHPM
 1500g ,アセトニトリル2600 g及びトリ
メチルアミン500gを加える.この反応器を50゜C
に加熱し、19.5時間反応させる。この反応器の内容
物を、フィルターテフロンクロスを含む直径12インチ
の遠心管に入れ196Orp−で母液から分離する.こ
れを低速でアセトニトリル330gで洗浄し、次いで再
び1960rp一で遠心する.結晶を顕微鏡下で観察し
、57.8μの平均粒度を有することがわかった.母液
及び洗浄した結晶の両方の不純物レベルを表■に示す。
1菫旦 上記反応器に、グリシジルメタクリレート120g ,
 CHPM 1500g .アセトニトリル2600 
g及びTMA 500gを加える.この反応器を5時間
50℃に加熱する。上記実験の方法に従い、反応器の内
容物を遠心し洗浄する.結晶の顕微鏡観察により16.
54の平均粒度を有することが示された。不純物レベル
を表■に示す. 1二一L D}IPMA     O.21     2.5  
     0.27     5.OMAA     
 O.3B     0.5       0.62 
    1.5CHPM     1.6     2
8         1.2     95G阿A  
    1.2     NO         4.
6     44HPDMA    2.3     
22        1.2     50CPDMA
    4.9     35         4.
8    130GTMA     O.76    
12        0.78    35表■は、例
7の2つの実験の結晶母液及び洗浄した結晶にみられる
不純物のレベルを示している.これらの実験は16.5
から57.8nへ結晶サイズを増すことにより架橋した
不純物の十分な低下(73%まで)得られることを示し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、例5で製造した3−メタクリ口イルオキシ−
2−ヒドロキシブロピルトリメチルアンモニウムクロリ
ドモノマー及び2−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロ
キシブロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー
の結晶構造の光学顕微鏡写真である。 第2図は、例6で製造した3−メタクリ口イルオキシ−
2−ヒドロキシブロピルトリメチルアンモニウムクロリ
ドモノマー及び2−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー
の結晶構造の光学顕微鏡写真である.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、結晶質3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
    プロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー及び
    その異性体、2−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロキ
    シプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマーの
    混合物であって、前記結晶質モノマーが40μmより大
    きな平均粒度を有し、前記結晶が再結晶工程を介さず直
    接形成される混合物。2、前記粒度が約40〜200μ
    mである、請求項1記載の混合物。
JP33882089A 1988-11-30 1989-12-28 結晶質3―メタクリロイルオキシ―2―ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー Pending JPH03209353A (ja)

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US27829788A 1988-11-30 1988-11-30

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JP33882089A Pending JPH03209353A (ja) 1988-11-30 1989-12-28 結晶質3―メタクリロイルオキシ―2―ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー

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DE1593421C3 (de) * 1966-08-29 1981-10-15 Shell Internationale Research Maatschappij B.V., 2596 's-Gravenhage Verfahren zur Herstellung kationischer Esterverbindungen

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