JPH03206113A - 繊維 - Google Patents

繊維

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JPH03206113A
JPH03206113A JP34087489A JP34087489A JPH03206113A JP H03206113 A JPH03206113 A JP H03206113A JP 34087489 A JP34087489 A JP 34087489A JP 34087489 A JP34087489 A JP 34087489A JP H03206113 A JPH03206113 A JP H03206113A
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Fumio Mita
文雄 三田
Mitsuo Matsumoto
松本 光郎
Masaki Okazaki
正樹 岡崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は主鎖の構造単位の主体がテトラヒド口7ラン骨
格を有する重合体からなる繊維およびその繊維を主体と
した繊維製品に関するものである。
【従来の技術】
従来、主鎖の構造単位の主体がテトラヒドロフラン骨格
を有する重合体として、2.3−ジヒドロフラン、2.
3−ジヒドロ−5−メチルフランからなるボリマーが知
られている〔ジャーナル・オブ・ケミカルーソサエテイ
(Journal of Chemical Soci
ety)、l954午、3766頁およびボリマー・ジ
ャーナル(Po−Iymer Journal)、16
巻、415頁(1984年)参照〕。
【発明が解決しようとする課題】
従来の文献には2,3−ジヒドロフランあるいは2,3
−ジヒドロ−5−メチルフランのポリマーが繊維化され
る重合体であること、更に重合体の繊維化については全
く開示されていない。 本発明は耐熱性に優れ、良好な力学的物性を有し、かつ
崩壊性を有する繊維およびその繊維からなる繊維製品を
提供するにある。
【課題を解決するための手段】
本発明は、主鎖の繰り返し構造単位が下記式(1)を主
体としている重合体からなる繊維である。 (ただし、式中のR1、R2、R,、R4、R,および
R6はそれぞれ水素厚子またはアルキル基を表す) また、本発明は、主鎖の繰り返し構造単位が下記式(1
)を主体としている重合体とそれ以外の繊維形或性重合
体の混合物からなる繊維である。 (ただし、式中のR1、R2、R,、RいRSおよびR
6はそれぞれ水素原子またはアルキル基を表す) 更に、本発明は上記繊維を抄紙して得た紙あるいは上記
繊維から乾式法または湿式法により製造した不織布ある
いは該不織布に樹脂を付与して得た繊維シート、ざらに
編織布である。 本発明において使用される前記の重合体は室温下で経時
的に分子量が低下することから、該重合体から得られる
本発明の繊維あるいは繊維製品は経時的に力学物性が低
下し崩壊するという特徴を有する。 本発明の繊維を構或する主鎖の繰り返し構造単位が前記
式(1)を主体としている重合体として、前記式(1)
において、Rl、R2、R,、RいR,およびR6はそ
れぞれ水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル基が
好ましい。 本発明の繊維を構或する主鎖の繰り返し構造単位が前記
式(1)を主体としている重合体の好適例としては、次
の構造式で示される繰り返し構造単位を主鎖の主体とし
ている重合体が挙げられる。 重合体は単一の繰り返し構造単位からなる重合体であっ
ても、あるいは2種類以上のものが共重合した共重合体
であってもよい。これらのテトラヒド口フラン骨格を有
する重合体からなる繊維は非常に崩壊性に優れた繊維と
なる。更に、テトラヒド口フラン骨格を有する七ノマー
は、例えば、シクロペンタジエン、ウンデシノレオキサ
ゾリンなどのオキサゾリン、2−メチル−4.5−ジヒ
ドロオキサジンなどのオキサジンなどから選ばれたモノ
マーと共重合させておくこともでき、共重合するモノマ
ー量を調節することにより重合体の分子量低下速度を調
節したり、繊維物性を変更することが出来るので好まし
い。 本発明におけるポリマーは下記一般式(2)で示される
化合物を適当な重合開始剤の存在下、公知のカチオン重
合反応に付することにより製造することが出来る (ただし、式中のR1、R2、R,、R4,R,および
R6はそれぞれ水素原子またはアルキル基を表す) そして、本発明の繊維を形或するのに適した重合体とし
ては、ゲルパーミエーションク口マトグラフイ−(以下
、GPCと略称する)で求めたボリスチレン換算の数平
均分子量がs,ooo〜200,000.好ましくは2
0.000−150,000の範囲で、フローテスター
で測定温度280゜C1剪断速度1000sec”にお
ける溶融粘度が400〜50,000ボイズの範囲の重
合体である。この物性値以外の重合体では良好な紡糸が
できず、製編織あるいは不織布のできる繊維か得られな
い。 次に、重合体は通常の溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡
糸法あるいは乾式一湿式併用紡糸法等で紡糸することが
できる。溶融紡糸法は通常使用している溶融紡糸機で、
紡糸温度240〜3 2 0 ’Oの範囲で、紡糸系を
不活性ガスの雰囲気にして重合体の安定性を保って溶融
紡糸する。また、重合体は溶剤に溶解し、通常の乾式紡
糸法、湿式紡糸法あるいは乾式一湿式併用紡糸法で紡糸
することができる。 溶剤としては、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの環
状エーテル、塩化メチレン、クロロホルム、テトラクロ
ロエチレンなどのハロゲン化炭化水素などが挙げられる
。湿式紡糸の際の凝固浴としては前記重合体には非相溶
性であるが溶剤とは相溶性を有する溶剤、例えば、水、
メタノール、メタノール/水混合系、アセトン、ジオキ
サン/水混合系などが挙げられる。好ましくは溶融紡糸
法である。 更に、本発明の繊維は、前記テトラヒドロフラン骨格を
有する重合体と、他の繊維形成性重合体、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、エチレンオクテン共重合体などのポリオレフイン類
、6−ナイロン、66−ナイロン、610−ナイロン、
12−ナイロンなどのポリアミド類、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリへキサ
メチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート系共
重合体などのポリエステル類、ポリアクリロニトリル、
アクリロニトリル共重合体、ポリビニルアルコール、ビ
ニルアルコール系共重合体、塩化ビニル系共重合体、ポ
リウレタン類、ポリエステルエラストマー類などから選
ばれた少なくとも1種類の重合体とを混合紡糸したもの
であってもよい。紡糸する重合体はテトラヒド口フラン
骨格を有する重合体が5重量%以上、好ましくはIO重
量%以上含有する重合体である。他の繊維形或性重合体
の含有量を調節することにより繊維が崩壊するまでの期
間を調節することが出来、他の繊維形戒性重合体の繊維
中での割合が増加するに従って崩壊速度が低下する。 混合繊維の製造方法としては両方の重合体をあらかじめ
混合して紡糸する方法および両方の重合体を別々に溶解
あるいは溶融して紡糸系で機械的混合あるいは静的混合
により混合して紡糸する方法が好ましい。混合繊維の好
ましい形態は、繊維強度を高め、かつ崩壊速度をあまり
遅延させない上で他の繊維形威性熱可塑性重合体が分散
系を構戒することが好ましいが、繊維強度を高め、かつ
崩壊速度の遅延効果を求めるならば該繊維形或性熱可塑
性重合体が分散媒系(マトリックス)を構威し、特に繊
維表面をマトリックスで被覆した繊維形態にすることも
出来る。更に、本発明の繊維の断面形態は特に限定され
ないが、通常の円形の外、例えば、三角形、四角形、五
角形、六角形などの多角形断面、三葉形、四葉形、五葉
形、六葉形、八葉形などの多葉形断面の異形断面、中空
断面にすることもできる。 本発明の繊維あるいはそれからなる繊維製品は室温下大
気中に保存した場合にそれらを構或する重合体の種類、
繊度及び保存条件等によって程度の差はあるが比較的短
期間にそれらの力学物性たとえば切断伸度が低下すると
言う崩壊性を有する。 また、本発明の繊維およびそれからなる繊維製品は大気
中だけでなく土中あるいは水中においても程度の差は有
るが崩壊性を有する。 重合体には必要に応じて酸化防止剤、耐光安定剤、帯電
防止剤、着色剤、可塑剤、滑剤などの通常繊維製造に添
加する各種添加剤を使用することができる。 紡糸して得た繊維は、温度120〜185℃で熱延伸す
るか、または75℃以上の熱水中で熱延伸して、繊維と
して使用するのに必要な繊維強度を得る。 しかし、重合体中に添加剤あるいは他の重合体を添加し
て紡糸した繊維、あるいは混合繊維では延伸条件が変わ
るので、予め試験して条件の設定を行うことが必要であ
る。また、繊維の繊度は使用目的から決められるが、一
般に、繊度1〜30デニールとする。 得られた繊維は、必要に応じて捲縮を掛け、切断して短
繊維とし、紡績して紡績糸にした後、製編織するか、あ
るいはフィラメント糸で製編織して布帛とすることがで
きる。また、短繊維として通常の抄紙法で紙とすること
もできる。あるいは捲縮後、繊維長35〜100mmに
切断して、カード、ランダムウエバーを経て不織布とし
たり、紡糸したフィラメント糸を直接集積して不織布と
することもできる。これら不織布は、ニードルバンチ法
、流体流処理法などにより繊維を高次元に絡合した繊維
絡合不織布としたものであっても良い。これらの不織布
にはバインダー繊維あるいはバインダー樹脂を含有させ
てもよい。バインダー繊維あるいはバインダー樹脂は通
常の不織布に使用するものが適用できるが、好ましいバ
インダー繊維あるいはバインダー樹脂としては崩壊性お
よび/または水溶性を有するものである。樹脂としては
、例えば、金属化合物あるいはアミン化合物を含有する
崩壊性ポリウレタン組或物、金属化合物を含有するアク
リル系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、ポリエステル系
樹脂などが挙げられ、繊維としてはポリビニルアルコー
ル系繊維、ビニルアルコール系共重合体繊維、熱バイン
ダー繊維などが挙げられる。 本発明の繊維を使用した製品は、使い捨て製品、省力化
に使用する製品などに好適である。
【実施例】
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。な
お、断りのない限り、実施例中の部および%は重量に関
するものであり、物性値は次の方法で測定したものであ
る。 1)重合体の数平均分子量および分子量分布はGPCに
より求めたポリスチレン換算値。 2)ガラス転移温度は示差熱分析法(窒素中、昇温速度
10゜C/分)で測定した温度。 3)機械的物性値はJIS  L−1096法による。 参考例1 撹拌装置を備えた15Q容量のガラス製反応容器を乾燥
窒素ガスで置換し、脱水したトルエン7Q、酢酸エチル
700ml2およびエチルアルミニウムジクロリドのn
−ヘキサン溶液(濃度1モル/ 12) 60mQを仕
込み、0°Cに冷却し、撹拌下に脱水した2,3一ジヒ
ドロフラン1.40Kgを4時間かけて注入して、温度
O′Cで2時間反応させた。次いでアンモニア水のl規
定メタノール溶液233+++12を添加して重合を停
止させ、次いで、反応混合液を別の容器に移し、トルエ
ン7Qを該溶液に添加した後、メタノール中に注入して
生戊物を沈澱させた。そして、メタノールで洗浄し、乾
燥して1 . 33Kgの白色生成物を得tこ 。 この生成物は数平均分子量150,000,分子量分布
1.7、ガラス転移温度は140゜Cであった。また、
赤外線吸収スペクトルの測定から波数1630cm−’
の位置に認められる二重結合による吸収は消失し、更に
、重クロロホルム溶液としてNMRスベク}・ルを’H
−NMRで測定した結果、1.9ppmと3.8ppm
の位置のスペクトルの帰属などから、生或物は2,3−
ジヒドロフランの5員環を開環することなく重合した、
次の繰り返し単位(A)からなる重合体CI)であるこ
とが確認された。 参考例2 参−111において、2,3−ジヒドロフランに代えて
、2.3−ジヒドロ7ラン1 . 008gと2,3−
ジヒドロー2.2−ジメチル7ラン353gの混合物を
仕込み、同様にして重合反応および単離操作を行って1
.32Kgの白色生戊物を得た。この生或物を分析した
結果、生或物は繰り返し単位が式(A)80%、式(B
)20%からなる重合体(II)であることが確認され
た。この重合体のガラス転移温度は147°Cであった
。 実施例l 参考例1で得た重合体(1)を、内径13mmの小型エ
クストルーダーに内径0.25mm−12ホールの口金
を装着して溶融紡糸した。すなわち、乾燥窒素ガスで系
内を置換し、ホッパ一部は窒素ガスを通して空気を遮断
して乾燥重合体[I)の粉末を入れ、紡糸機の温度を予
熱部温度200゜C1中間部温度280℃、溶融部温度
285°C1紡糸頭温度285゜Cとし、ギャーポンプ
で目標吐出量5−5g/分、巻取速度450m/分で紡
糸した。紡糸性は良好で、透明な繊維が得られた。この
繊維は温度170’C!の乾熱中で3.2倍に熱延伸し
、繊度2.6デニール、強度2.2g/デニール、切断
伸度8.7%の繊維を得た。 実施例2 参考例2で得た重合体〔■〕を実施例lと同様に、小型
エクストルーダーを用いて溶融紡糸し、温度170゜C
で3.3倍の乾熱延伸をして繊度2.7デニール、強度
2.1g/デニール、切断伸度5。8%の繊維を得lこ
 。 実施例3〜5 参考例1で得た重合体〔I〕と、メルトインデックス(
以下、Mlと略記する)7.1g/10分の高流動性ポ
リプロピレン(以下、P P rと略記する)を重合体
で混合し、実施例lと同様に小型エクストルーダーを用
い、同じ条件で溶融紡糸し、温度160°Cで3.5倍
に熱延伸した。得られた繊維物性を表1に示した。 表 l 1)ウエザーオメーター200時間照射後の繊維切断伸
度保持率。 実施例3〜5の繊維はいずれも十分に崩壊性繊維として
使用することができた。 実施例6 実施例1で得た繊維を繊維長5mmに切断し、この繊維
を85%と、バインダー繊維として未アセタール化ポリ
ビニルアルコール繊維(〔株〕クラレ製品、銘柄VPB
 105−2、繊度1デニール、繊維長3mm) 1.
5%を混繊して、水中に分散させて叩解処理した後、ヤ
ンキー式抄紙機で常法により抄紙した。 得られた紙の物性は重量49.6g/m2、密度0.3
7g/cm”であり、包装紙用として使用できる。 この紙は屋外に40日放置すると、本発明繊維を構戊す
る重合体の数平均分子量が約25%に低下し、殆ど紙の
形態を保たないまでに粉末化する状態になっていた。 実施例7 実施例2で得た繊維に機械捲縮を掛け、繊維長51mm
に切断し、カードおよびランダムウエバーを通して平均
重量70g/II12の繊維ウエブを作り、この繊維ウ
エブを2枚積層し、針番手40番の二一ドルで両面から
パンチ密度240バンチ/cm”で二一ドルパンチ処理
して平均重量146g/m’、見かけ密度0.14g/
cm3、厚みQ.l.mmの繊維絡合不織布を得た。 この繊維絡合不織布に活性剤、油脂などを付与して払拭
用不織布製品にした。この不織布は使用後屋外tこ50
日放置したところ、本発明繊維を構或する重合体の数平
均分子量が約23%に低下し、殆ど不織布の形態を保た
ないまでに粉末化する状態になっていた。 実施例8 実施例5で得た繊維に機械捲縮を掛け、繊維長51mm
に切断し、カードおよびランダムウエバーを通して平均
重量70g/m”の繊維ウエブを作り、この繊維ウエブ
を5枚積層し、針番手40番の二一ドルで両面からパン
チ密度240バンチ/ c m 2、針刺し深さ13m
mでニードルパンチ処理して平均重量376g/ m 
2、見かけ密度0.16g/cm”、厚み2−35mm
の繊維絡合不織布を得た。 この繊維絡合不織布を油吸着用マットとして使用した後
、ドラム缶に入れて屋外に100日間放置し、へら撹拌
に1分間かけたら殆ど繊維の形態を保たないまでに粉末
状態になったので焼却処理が容易に行うことができた。 実施例9 実施例4で得た繊維に機械捲縮を掛け、繊維長5b+o
nに切断し、カードおよびランダムウエバーを通して平
均重量80g/m2の繊維ウエブを作り、この繊維ウエ
ブを2枚積層して針番手40番の二一ドルで両面からパ
ンチ密度140パンチ/cm2で二一ドルパンチ処理し
て平均重量173g/m2、見かけ密度0− 1.3 
g / cm3、厚み1.3mmの繊維絡合不織布を得
た。 この繊維絡合不織布に低鹸化度のポリビニルアルコール
水溶液を含浸し、繊維重量に対して30%のポリビニル
アルコールとなる量を付着させた後、乾燥して繊維シー
トを得た。この繊維シートをプレス成型して育苗用ポッ
トに加工し、野菜の播種を行い、温室で発芽・育苗し、
約1カ月後にポットごと定植した。ポットは定植作業時
には形態を保っていたが、3カ月後には崩壊していた。 実施例10 実施例3で得たmlaを70%、レーヨン30%を混繊
して紡績し、綿番手30番の紡績糸とした後、製織して
平織りの生地を作り、通常の方法で仕上げ処理を行って
得た生地を用いて手術用着衣を縫製した。使用後ステン
レス製ドラム缶に入れて屋外に90日放置した。その結
果、衣料は僅かな撹拌作用で殆ど形態を留めない状態に
なり、焼却処理が容易であった。
【発明の効果】
本発明の崩壊性の繊維あるいは繊維製品は、特別の処理
あるいは方法を講じないで大気中、地中あるいは水中に
放置することによって、繊維を構戒する重合体の分子量
が低下し、繊維形態を保てなくなり、いわゆる崩壊する
。従って、この繊維を用いて作った繊維製品は崩壊性製
品となり、廃棄物処理が容易になる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主鎖の繰り返し構造単位が下記式(1)を主体と
    している重合体からなる繊維。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (ただし、式中のR_1、R_2、R_3、R_4、R
    _5およびR_6はそれぞれ水素原子またはアルキル基
    を表す)
  2. (2)主鎖の繰り返し構造単位が下記式(1)を主体と
    している重合体とそれ以外の繊維形成性重合体の混合物
    からなる繊維。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (ただし、式中のR_1、R_2、R_3、R_4、R
    _5およびR_6はそれぞれ水素原子またはアルキル基
    を表す)
  3. (3)請求項1または2記載の繊維からなる紙。
  4. (4)請求項1または2記載の繊維からなる不織布。
  5. (5)請求項1または2記載の繊維からなる編織布。
  6. (6)請求項4に記載の不織布に樹脂が含有されている
    繊維シート。
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