JPH0320342A - 難燃性ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ポリプロピレン樹脂組成物

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JPH0320342A
JPH0320342A JP1154057A JP15405789A JPH0320342A JP H0320342 A JPH0320342 A JP H0320342A JP 1154057 A JP1154057 A JP 1154057A JP 15405789 A JP15405789 A JP 15405789A JP H0320342 A JPH0320342 A JP H0320342A
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melamine
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Shinichi Akitaya
秋田谷 真一
Nobuya Tabata
田畑 暢哉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は離燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。さ
らに詳しくはポリプロピレン樹脂を主成分とし腐食性の
ガスや有毒性のガスの発生がなくまた成形加工性の低下
も少なく、成形品としたときに高度の難燃性能を有し、
高湿度条件下で該成形品表面への用いた難燃剤のブリー
ドが非常に少ない成形品が得られる難燃性ポリプロピレ
ン樹脂組成物に関する。
従来よシ、ポリプロピレン樹脂は、加工性、耐薬品性、
耐候性、電気的特性および機械的強度の良さから家庭用
電気製品の分野を始めとして、建築物、室内装飾品、自
動車部品など各種の分野に多用されている。
(従来の技術) 本来ポリプロピレン樹脂は、燃焼しやすい樹脂であるが
、使用される用途の拡大にともないポリプロピレン樹脂
も難燃材料としての性能が要求され、しかも年々要求さ
れる性能が難しくなってきている。これらの要求に応え
るために種々の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物が提案
されている。
例えば特開昭53−92855号公報、特開昭54−2
9350号公報、特開昭54−77658号公報、特開
昭56−26954号公報、特開昭57−87462号
公報、特開昭60−110738号公報などに開示され
ているように含水無機化合物(例えば水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイトなど)を
ポリプロピレン樹脂に添加した組成物、例えば特公昭5
5−30739号公報に開示されているようにメルトイ
ンテツクス,0.01〜2.0のポリエチレン訃よびデ
カプロモ・ジフエニルエーテルまたはドデカクロロドデ
カヒドロメタノジベンゾシクロオクテンなどのハロゲン
系化合物シよび粉末状のタルク、カオリナイト、セリサ
イト、シリカ、ケイ礫土から選ばれたl以上の無機質充
填剤をポリプロピレン樹脂に添加した組成物、特開昭5
2−146452号公報、特開昭59−147050号
公報に開示されているように、燐酸アンモニウム(もし
くは燐酸アミン)および環状構造に挿入された〉C=0
基もしくは>C=S基もしくは>NH基を含有する窒素
含有化合物とアルデヒドとの反応生成物または1,3.
5−}リアジン誘導体のオリゴマ−(もしくはポリマー
)をポリプロピレン樹脂に添加した組成物などが提案さ
れている。
しかしながら、含水無機化合物をポリプロピレン樹脂に
添加した組成物、例えば水酸化マグネシウムを添加した
組成物では高度の難燃性を賦与させるためには、多量の
紋含水無機化合物を添加する必要があシ、その結果、肢
組成物は成形加工性の低下をもたらす。
また、ハロゲン系化合物を添加した組成物は成形加工性
の低下は比較的少なく、高度の難燃性を有する成形品が
得られるが加工時や燃焼時に、腐食性のガスや有毒性の
ガスが発生するといった欠点がある。
また、特開昭52−146452号公報、特開昭59−
147050号公報に開示されている難燃性ポリプロピ
レン樹脂組成物は成形加工性の低下は比較的少なく、加
工時や燃焼時に、腐食性のガスや有毒性のガスが発生す
ることも少ない。
しかしながら、該組成物はULサブジェクト94(アン
ダーライター・ラボラトリーズインコーポレーション)
の「機器の部品用プラスチック材料の燃焼試験」の垂直
燃焼試験に準拠した試験(以下UL94燃焼試験という
。)では燃焼性のランクが1/8インチ肉厚でv−0と
なるが、更に高度の難燃性が要求される5v試験では、
液滴の滴下および溶断による燃焼片の落下(以下、これ
らの滴下物および落下物をドリップといい、ドリ゛冫プ
を起こす性質をドリップ性という。)が生じるため、高
度の難燃性である1/8インチ肉厚で5Vの難燃性を達
成することがむづかしい。筐た、該組成物中の燐酸アン
モニウムもしくは燐酸アミンの吸湿性に起因して、梅雨
時などの高湿度条件下では、得られた成形品表面への燐
酸アンモニウム(もしくは燐酸アミン)の激しいブリー
ド現象が発生し、該成形品の電気抵抗値が大幅に低下す
るため、高湿度条件下では、電気絶縁材料などに使用で
きないといった欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、高度の難燃性、すなわちULサブジェク
ト94(アンダーライター・ラボラトリーズインコーポ
レーション)の「機器の部品用プラスチツク材料の燃焼
試験」の垂直燃焼試験に準拠した試験(以下UL94燃
焼試験という。)で、燃焼性のランクが1/8インチ肉
厚で5vの難燃性を有し、加工時や燃焼時に腐食性のガ
スや有毒性のガスを発生させず、しかも成形加工性の低
下が少なく、梅雨時々どの高湿度条件下でも成形品表面
への難燃剤成分のブリードが非常に少ない成形品が得ら
れる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物を得るべく鋭意研
究した。
その結果、ポリエチレン樹脂、オレフイン系合成ゴムお
よび/もしくはシランカツプリング剤、ポリ燐酸アンモ
ニウムもしくはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウム、架
橋助剤、下記一般式(1)、(II)、(III)およ
び(mV)で表わされるもののなかから選ばれたチオホ
スファイト(以下、単にチオホスファイトという。)及
びポリプロピレン樹脂に混合された場合にポリ燐酸アン
モニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウムとの
組合せによシ熱分解によって非引火性ガス生成物かよび
炭素質残査を与え得る窒素含有有機化合物(以下、窒素
含有有機化合物という。)の特定量を、ポリプロピレン
樹脂に配合した組成物が上述の課題を解決することがで
きることを見い出し、この知見に基づき本発明を完成し
た。
R重 R,−S−P / \ (1) R, 〔式中、R1は炭素数6個以上のアルキル基もしくはシ
クロアルキル基もしくはアリール基を表す。
R,は−SRjまたはーRlであシ、R.は−sR.′
tたは−R.′であシ、−R,’ , −It.′は炭
素数6個以上の同mtたは異種のアルキル基もしくはシ
クロアルキル基もしくはアリール基を表す。Xは−CC
Ha)−n もしくは−( CHI ′)n− o − ( cut
 >m−こでn,m,lは2〜6の同数または異数の整
数を表す。〕 以上の記述から明らかなように、本発明の目的は上述の
課題を解決した高度の難燃性を有する成形品が得られる
難燃性ポリプロピレン樹脂組成物を提供することである
(課題を解決するための手段) 本発明の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物は下記のく種
類の構成を有する。
(1》  下記各成分の合計を100重量係として囚 
ポリエチレン樹脂     5〜30重量係ω》 シラ
ンカツプリン7剤   0.3〜5重R%0 ポリ燐酸
アンモニウムまたはメラミン変性ポリ酸アンモニウム 
    12〜25重量係の)ポリプロピレン樹脂に混
合された場合にポリ燐酸アンモニウムまたはメラミン変
性ポリ酸アンモニウムとの組合せによb1熱分解によっ
て非引火性ガス生成物および炭素質残査を与え得る窒素
含有有機化合物の1種または2m以上の混合物(以下、
窒素含有有機化合物という。)5〜10i量係 の》架橋助剤  1.0〜15重量係 (A)下記一般式(1)、(If)、(nl)および(
IV)で表わされるもののなかから選ばれたlw1以上
のチオホスファイト(以下、チオホスファイトという。
)          O.OS〜5重量係R. CH, t 〔式中、R.は炭素数6個以上のアルキル基もしくはシ
クロアルキル基もしくはアリール基を表す。R,は−8
Rltたは一B,/であう、R8は−SRs’またはー
R.′であシ、一R,′、一R.′は炭素数6個以上の
同種または異種のアルキル基もしくはシクロアルキル基
もしくはアリール基を表す。Xは−CcH*>一 もし
くは n −(cHm) −o−(cH,)Tn n R● R● ここでn.m%lは2〜6の同数または異数の整数を表
す。〕 (G)  残シポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
(2》  下記各成分の合計を100重量係として囚 
ポリエチレン樹脂     5〜30重量%(D)オレ
フイン系合成ゴム   3〜25重量%(C) ポリ燐
酸アンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウ
ム    12〜25重量%(D)窒素含有有機化合物
    5ゴ10重量係(6)架橋助剤  1.0〜1
5重量係(A)チオホスファイト    0、05〜5
重11%(G)  残少ポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
(3)下記各成分の合計を100重量係として(4)ポ
リエチレン樹脂     5〜30重量係ω) シラン
カツプリング剤   0.3〜5重量%(D)オレフイ
ン系合成ゴム   3〜25重量%(C) ポリ燐酸ア
ンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウム 
   12〜25重量%(D)窒素含有有機化合物  
  5〜10重量係(6)架橋助剤  1.0〜15重
量係(A)チオホスファイト    0。05〜5重量
%(C) 残リポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
(4)  窒素含有有機化合物として、エチレン尿素と
ホルムアルデヒドとの反応生成物またはエチレンチオ尿
素とホルムアルデヒドとの反応生成物または下記一般式
〔V〕で表される構造を有する1, 3. 5−トリア
ジン誘導体から選ばれた1種または2種以上の混合物を
用いる前記第(1)〜(3)項のいずれか1項に記載の
難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
Y 〔式中、Xはモルホリノ基もしくはピベリジノ基Yはピ
ペラジンの2価の基、nは2〜soo1l1i数である
。〕 本発明で用いるポリプロピレン樹脂としては、フロヒレ
ンを主成分として、プロピレンとエチレン、ブテン−1
,ぺ冫テン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセンー1のなかか
ら選ばれた1以上との結晶性共重合体もしくはこれらの
2以上の混合物をあげることができる。特に結晶性エチ
レンープロピレンブロック共重合体が望ましい。
本発明で用いるポリエチレン樹脂は高密度ポリエチレン
、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンの何れでも
使用可能であるが、或形物の剛性の低下を防ぐためには
高密度ポリエチレンを使用することが望ましい。
該ポリエチレン樹脂の配合割合は組成物に対して5〜3
0重量係、好ましくは7〜20重量係、特に好tL<は
10〜20重量係である。該配合割合が5重量係未満で
はUL94燃焼試験で1/8インチ肉厚で5vの難燃性
を達成することができず、また30重量係を超えても1
78インチ肉厚で5vの難燃性を達成することができな
くなるので好ましくない。
本発明で用いるシランカップリング剤としては一般弐R
R’SiX,(ここでRはビニル基、クロロ基、アミノ
基、メルカプト基等を含む炭化水素基であう%Xは加水
分解しうる有機基であシ、KはRtたはXであシ、各R
(Rが2つあるとき)および各Xは互いに異なることが
ある。)で表されるシラン化合物である。例えばビニル
トリメトキシシラン、ビニノレトリエトキシシラン、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−クロ
ロプロビルトリメトキシシラン、3ーメタクリロキシプ
ロビルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロビルト
リメトキシシランなどをいう。中でもビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メルカプト
プロピルトリメトキシシランを使用するのが、高湿度条
件下での用いたポリ燐酸アンモニウムまたはメラミン変
性ポリ燐酸アンモニウムのブリード防止の点から好まし
い。該シランカツプリング剤の配合割合は、組成物に対
して0.3〜5重量%、好ましくは0.5〜3重f%、
特に好ましくは0.5〜l重量俤である。該配合割合が
0.3重量俤未満では、高湿度条件下での用いたポリ燐
酸アンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウ
ムのブリード防止効果が乏しく、マた5重量係を超える
と、UL94燃焼試験で1/8インチ肉厚で5vの難燃
性を達成することができなくなるので好ましくない。
本発明で用いるオレフイン系合成ゴムとしては、例,t
ばエチレンープロピレンゴム、エチレンープロピレンー
ジエンゴム、エチレン−1−プテンゴム、エチレンー酢
酸ビニルゴム等をいう。なかでもエチレンープロピレン
ゴム、エチレンープロピレンージエンゴムを使用するの
が、高度の難燃性を維持する点から好ましい。該オレフ
イン系合成ゴムの配合割合は組成物に対して3〜25重
量係、好ましくは3〜20重量係、特に好ましくは3〜
15重量係である。該配合割合が3重量係未満では高湿
度条件下での用いたポリ燐酸アンモニウムまたはメラミ
ン変性ポリ燐酸アンモニウムのブリード防止効果が乏し
く、また25重量俤を超えると剛性が低下し、ポリプロ
ピレン本来の良好な機械強度や耐熱性が失われ好ましく
ない。
本発明で用いるポリ燐酸アンモニウムまたはメラミン変
性ポリ燐酸アンモニウムは通常市販品をそのtま用いれ
ばよく、市販品としては、例えばポリ燐酸アンモニウム
としてはスミセーフP(商品名、住友化学工業■#)シ
よびエクソリット(Exolit ) 4 2 2 (
商品名、ヘキスト製)、メラミン変性ポリ燐酸アンモニ
ウムとしてはスミセーフPM(商品名、住友化学工業■
製)およびエクソリット(Ezolit)462(商品
名、ヘキスト製)等をあげることができる。該ポリ燐酸
アンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウム
の配合割合は組成物に対して12〜25重量係である。
腋配合割合が12重量多未満ではUL94燃焼試験で1
78インチ肉厚で5vの難燃性を達成する組成物が得ら
れず、また25重量係を超えて配合してもそれ以上の難
燃性の向上効果が得られない。
本発明で用いる窒素含有有機化合物としては、以下のも
のをいう。すなわちポリ燐酸アンモニウムまたはメラミ
ン変性ポリ燐酸アンモニウムと組合せてポリプロピレン
樹脂に混合された場合に、発火もし〈は炎の接触等によ
る熱分解によって非引火性ガス生成物(水、二酸化炭素
、アンモニア、窒素など)および炭素質残査を生じ得る
窒素含有有機化合物の1種または2種以上の混合物ある
いは反応生成物である。これらの化合物の例としては、
エチレン尿素、エチレンチオ尿素、ヒダントイン、ヘキ
サハイドロピリミジン−2−オン、ピペラジン−3.6
−ジオン、パルビツル酸、尿酸、ジシアンジアミドなら
びにこれらとアルデヒドとの反応生成物、またはピペラ
ジンと炭酸ジフエニルとの反応生成物、イミダゾリジン
−2−オンと炭酸ジフエニルとの反応生成物、または2
−ピペラジニレン−4〜モルホリノー1.3.5−}リ
アジンのオリゴマーもしくはポリマー 2−ピペラジニ
レン−4−ピベリジノ−1. 3. 5−トリアジンの
オリゴマーもしくはポリマー等があげられる。これらの
中で、エチレン尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物
、エチレンチオ尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物
、下記一般式〔V〕で表される構造を有する1,3.5
−}リアジン誘導体である2−ピペラジニレン−4−モ
ルホリノー1,3.5−}リアジンのオリゴマーもしく
はポリマーまたは2ーピペラジニレン−4−ピペリジノ
−1.3.5−}リアジンのオリゴマーもしくはポリマ
ーを使用するのが、高度の難燃性を維持する点から好ま
しい。
X 〔式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基Yはビ
ペラジンの2価の基,nは2〜5oの整数である。〕 誼窒素含有有機化合物の配合割合は組成物に対して5〜
10重量係である。該配合割合が5重量俤未満では高度
の難燃性であるtJL94燃焼試験の1/8インチ肉厚
で5vの難燃性が達成できず、また10重量係を超えて
配合してもそれ以上の難燃性の向上効果が得られない。
また、該窒素含有有機化合物である上述のエチレン尿素
とホルムアルデヒドとの反応生成物、エチレンチオ尿素
とホルムアルデヒドとの反応生成物、2−ピペラジニレ
ン−4一モルホリノー1.3.5−トリアジンのオリゴ
マーもしくはポリマーまたは−2−ピペラジニレン−4
−ピペリジノ−1.3.5−}リアジンのオリゴマーも
しくはポリマーはそれぞれ、例えば以下の方法によって
得ることができる。
エチレンチオ尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物を
得るには、エチレンチオ尿素をsoy7tの量の水に溶
解し、稀rR(例えば硫酸または燐酸)を混合すること
によってpH 2 1で酸性にし、該混合液を90℃に
加熱したのち、該混合液を90℃に保って強力撹拌下に
37重量係のホルムアルデヒドの水性溶液をOH,O/
エチレンチオ尿素モル比が2になるまで滴下する。非常
に細かい粉末の形で得られた沈殿物を炉遇し、水で洗浄
して、乾燥することによって得ることができる。また、
エチレン尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物を得る
場合も、上記と同様の方法によって得ることができる。
2−ピペラジニレン−4−モルホリノー1, 3. 5
−トリアジンのオリゴマーもしくはポリマーを得るには
、等モルの2.6−ジハロー4一モルホリノ−1.3.
5−}リアジン(例えば2.6−ジクロロ−4一モルホ
リノー1.3.5−}リアジンもしくは2.6−ジブロ
モ−4−モルホリノー1,3.5−}リアジン)とピペ
ラジンとを有機もしくは無機塩基(例えばトリエチルア
ミン、トリブチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウムなど)の存在下にキシレンなど
の不活性溶媒中で加熱下、好ましくは該不活性溶媒の沸
点下で反応させ、反応終了後、該反応混合物を炉過して
副生物の塩を分離、除去し、沸騰水で洗浄して乾燥する
ことによって得ることができる。
2−ビペラジニレン−4−ピペリジノ−1. 3. 5
−トリアジンのオリゴマーもしくはポリマーを得るには
、等モルの2.6−ジハロー4−ピペリジノ−1.3.
5−}リアジン(例えば2.6−ジクロロー4−ピペリ
ジノ−1.3.5−}リアジンもしくは2.6−ジブロ
モ−4−ピペリジノ−1.3.5−}リアジン)とビペ
ラジンとを有機もしくは無機塩基(例えばトリエチノレ
アミン、トリブチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウムなど)の存在下にトリイソプ
ロビルベンゼンのような不活性溶媒を用いて加熱下好ま
しくは該不活性溶媒の沸点下に反応させ、反応終了後、
該反応混合物を炉過して副生物の塩を分離、除去したの
ち、沸騰水で洗浄して乾燥することによって得ることが
できる。
本発明で用いられる架橋助剤としては、多官能性モノマ
ー、オキシムニトロン化合物、マレイミド化合物などを
あげることができる。具体例としては、例えばトリアリ
ルイソシアヌレート、(ジ)エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
トリメチロールエチレントリアクリレート、ぺ冫タエリ
スリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレ
ート、ジビニルピリジン、キノンジオキシム、ペンゾキ
ノンジオキシム、p−ニトロソフェノール、N,N’−
rn−フ二二レンビスマレイミド々どをあげることがで
きるが好適にはトリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレートやペンタエリリストールトリアクリレート々
どの多官能性(メタ)アクリル酸エステルである。
核架橋助剤の配合割合は1.0〜15重量係、よシ好ま
しくは1〜7重量係である。1.0重量係未満の場合に
は、燃焼時のドリップ防止効果がほとんど々く、また1
5重量係を超えて添加してもかまわないがドリップ防止
効果の向上がなくなるので意味がない。
本発明で用いられる前述の一般式〔!〕、(II)、印
〕および肋〕で表わされるチオホスファイトとしては、
トリラウリルトリチオホスファイト、トリデシルトリチ
オホスファイト、トリベンジルトリチオホスファイト、
トリシクロヘキシルトリチオホスファイト、トリ(2−
エチルヘキシル)トリチオホスファイト、トリナフチル
トリチオホスファイト、ジフエニルデシルトリチオホス
ファイト、ジフエニルラウリルトリチオホスファイト、
テトララウリル−4−オキサブチレン−1.7・−テト
ラチオホスファイト、テトラキス(メルカプトラウリル
)−1.6−ジメルカプトヘキシレンジホスファイト、
ペンタキス(メルカプトラウリル)ビス(l,6−ヘキ
シレンージメルカブト)トリチオホスファイト、テトラ
キス(メルカプトラウリノレ)−2.9−ジメノレカプ
トーパラーメンチレンジホスファイト、ビス(メルカプ
トラウリル)−1.6−ジメノレカブトヘキシレンービ
ス(べ冫ゼンホスホナイト)、テトラキス(メルカプト
ラウリル)−2.9−ジメルカプトーパラーメンチレン
ジホスファイト、ジオクチルジチオペンタエリスリトー
ノレジホスファイト、ジラウリルジチオペンタエリスリ
トールジホスファイト、フエニルラウリルジチオペンタ
エリスリトールジホスファイトおよびこれらの2以上の
混合物をあげることができる。
該チオホスファイトの配合割合は0.05〜5重量係、
よシ好ましくは0.1〜2重量係である。配合割合が0
.05重量僑未満では、ドリップ防止効果が乏しく、ま
た5重量係を超えて添加してもドリップ防止効果の向上
がなくなるので意味がない。
本発明の組成物にあたっては、通常ポリプロピレン樹脂
に添加される各種の添加剤例えば酸化防止剤、帯電防止
剤、滑剤、中和剤(ステアリン酸金属塩、ハイドロタル
サイト等)、顔料を併用することができる。
本発明の離燃性ポリプロピレン樹脂組成物は、例えば次
のような方法によって製造することができる。
すなわち、ポリプロピレン樹脂に上述のポリエチレン樹
脂、シランカツプリング剤もしくはオレフイン系合成ゴ
ム(または両方)、ポリ燐酸アンモニウムもしくはメラ
ミン変性ポリ燐酸アンモニウム、窒素含有有機化合物、
架橋助剤、チオホスファイトおよび上述の各種添加剤の
所定量を撹拌混合装置、例えばヘンセルミキサー(商品
名)、スーパーミキサー、タンブラーミキサーに入れ、
1〜10分間撹拌混合することによって得られ、また得
られた混合物をロール、押出機などによう溶融混線温度
170〜220℃で溶融混練し、ペレット化することに
よっても得ることができる。
(実施例) 以下、実施例かよび比較例を用いて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例、比較例において用いた評価方法は次の方法によっ
た。
l)難燃性 ULサブジェクト94(アンダーライター・ラボラトリ
ーズインコーポレーション)の「機器の部品用プラスチ
ック材料の燃焼試験」の5v燃焼試験に準拠。試験片の
、肉厚、1/8インチ。
2)高湿度条件下でのブリード性評価 長さ95jIlK×幅95amX厚さ2朋の試験片を射
出成形機にて成形し、これを温度80℃、湿度80%に
調節された恒温恒湿槽(タバイMFG製)に静置し、各
経日毎に取シ出した。取b出した試験片を温度80℃に
調節された恒温乾燥機中(三洋電気jf[)にて2時間
乾燥し、室温下のデシケーター中Kl晩放置後に試験片
表面の難燃剤のブリード状態を目視観察した。さらに、
この試験片の表面電気抵抗値を振動音量型微少電流電位
計(タケダ理研製)にて測定した。
実施例1、比較例1 ポリプロピレン樹脂として、エチレン含有量8.5重量
係、メルトフローレート(温度230℃、荷重2.16
&lilを加えたときのlO分間の溶融樹脂の吐出量)
20II/10分の結晶性エチレンープロピレンブロッ
ク共重合体52重量悌、ポリエチレン樹脂としてメルト
インデクス(温度190℃、荷重2.164を加えたと
きのlO分間の溶融朝脂の吐出量)6.5JI710分
のポリエチレン(チッンポリエチ(商標)M680、チ
ッソ■H)15重量係、ビニルトリメトキシシラン(サ
イラエース(商標)8210、チッソ■製)1.0重量
係、ポリ燐酸アンモニウム(スミセーフP(商標)住友
化学工業■製)21重量係、窒素含有有機化合物として
2−ピペラジニレン−4一モルホリノー1, 3. 5
−トリアジンのポリマー( n=11、分子量約277
0)8重量係、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト2.5重量係、トリラウリルトリチオホスファイト0
.5重量係、各種添加剤として2.6−ジーt−ブチル
ーp−クレゾール0.15重量係、ジーミリスチルーβ
,β−チオジプロピオネート0.2重量係およびステア
リン酸カルシウム0.1重量俤をヘンセルミキサー(商
品名)に入れ、3分間撹拌混合した。得られた混合物を
口径45mの押出機で溶融混線温度200℃で溶融混線
押出し、ペレット化した。
また、比較例1として、ポリプロピレン樹脂53重量嚇
とし、シランカツプリング剤を配合しない以外は実施例
lに準拠した配合割合で各配合成分をヘンセルミキサー
(商品名)に入れ、実施例1に準拠して撹拌混合、溶融
混線押出し、ペレット化した。
実施例2〜6 シランカツプリング剤の種類を第1表に記載のシランカ
ツプリング剤に変化させた以外は実施例lに準拠してペ
レット化した。
実施例7〜8、比較例2〜3 ポリプロピレン樹脂かよびシランカツプリング剤の配合
割合を第1表の配合割合に変化させた以外は実施例1に
準拠してペレット化した。
実施例9 窒素含有有機化合物として、エチレン尿素とホルムアル
デヒドの反応生成物を使用した以外は実施例1に準拠し
てペレット化した。
比較例4〜5 ポリプロピレン樹脂およびポリエチレン樹脂の配合割合
を第1表の配合割合に変化させた以外は実施例1に準拠
してペレット化した。
比較例6〜8 ポリプロピレン樹脂、ぺ冫タエリスリトールテトラアク
リレートおよびトリラウリルトリチオホスファイトの配
合割合を第1表の配合割合に変化させた以外は、実施例
1に準拠してペレット化した。
実施例1〜9、比較例1〜8で得られたべレットを10
0℃の温度で3時間乾燥したのち、誼ペレットを用いて
シリンダーの最高温度を220℃に設定した射出成形機
で難燃性、ブリード性評価用の所定の試験片をそれぞれ
成形した。該試験片を用いて難燃性かよび高温高湿度条
件下でのブリード性評価を行なった。その結果を第1表
に示した。
実施例10、比較例9 ポリプロピレン樹脂として、エチレン含有量8.5重量
係、メルトフローレート(温度230℃、荷重2.16
&9を加えたときの10分間の溶融樹脂の吐出量)20
,9/10分の結晶性エチレンープロピレンブロック共
重合体48重量係、ポリエチレン樹脂としてメルトイン
デクス(温度190℃、荷重2.16kgを加えたとき
の10分間の溶融樹脂の吐出量)6.5#/10分のポ
リエチレン(チッソポリエチ(商標)M680、チッシ
■製)10重量俤、オレフイン系合成ゴムとしてエチレ
ンープロピレンゴム(BP−02P,日本合成ゴム■製
)10重量係、ポリ燐酸アンモニウム(スミセ−フP(
商標)住友化学工業■製)21重量係、窒素含有有機化
合物として2−ピペラジニレン−4一モルホリノー1.
 3. 5−トリアジンのポリマー( n=1 1 、
分子量約2770)8重量係、ペンタエリスリトールテ
トラアクリレート2.5重量1%、トリラウリルトリチ
オホスファイト0.5重量係、各種添加剤として2.6
−ジーt−ブチルーp−クレゾール0.l5重量係、ジ
ーミリスチルー夙β−チオジプロピオネート0.2重量
俤およびステアリン酸カルシウム0.1重量悌をヘンセ
ルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合した。得
られた混合物を口径451mの押出機で溶融混線温度2
00℃で溶融混線押出し、ペレット化した。
また、比較例9として、ポリプロピレン樹脂58重量係
とし、エチレンープロピレンゴムを配合しない以外は実
施例10に準拠した配合割合で各配合成分をへ冫セルミ
キサー(商品名)に入れ、実施例10に準拠して撹拌混
合、溶融混線押出しペレット化した。
実施例11〜12、比較例10〜l1 ポリプロピレン樹脂およびエチレンープロピレンゴムの
配合割合を第2表の配合割合に変化させた以外は実施例
10に準拠してペレット化した。
比較例12 ポリプロピレン樹脂およびポリエチレン樹脂の配合割合
を第2表の配合割合に変化させた以外は実施例10に準
拠してペレット化した。
実施例10〜l2、比較例9〜l2で得られたペレット
を100℃の温度で3時間乾燥したのち該ペレットを用
いてシリンダーの最高温度を220℃に設定した射出戒
形機で難燃性、ブリード性評価用の所定の試験片をそれ
ぞれ成形した。該試験片を用いて難燃性および高温高湿
度条件下でのブリード性評価をおこなった。その結果を
第2表に示した。
実施例13、比較例l3 ポリプロピレン樹脂として、エチレン含有量8.5重量
俤、メルトフローレート(温度230℃、荷重2.16
kgを加えたときの10分間の溶融樹脂の吐出量) 2
 0 II/1 0分の結晶性エチレンープロピレンブ
ロック共重合体47重量俤、ポリエチレン樹脂としてメ
ルトインデクス(温度190℃、荷重2.16&gを加
えたときの1、0分間の溶融樹脂の吐出量)6.5#/
10分のポリエチレン(チッソポリエチ(商1j[)M
680,チッソ■製)10重量係、オレ7イン系合成ゴ
ムとしてエチレンープロピレンゴム(EP−02F,日
本合成ゴム■jll!)10重量係、シランカツプリン
グ剤としてビニルトリメトキシシラン(サイラエース(
商標)S210、チッソ■jl)1.0重量係、ポリ燐
酸アンモニウム(スミセーフP(商標)住友化学工業■
製)21重量悌、窒素含有有機化合物として2ーピペラ
ジニレン−4一モルホリノー1.3.5−}リアジンの
ポリマー(n=11,分子量約2770)8重量係、ペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート2.5重量係、
トリラウリルトリチオホスファイト0.5重量悌、各種
添加剤として2.6−ジーtーブチルーp−クレゾール
0.15重量係、ジーミリスチルーβ,β−チオジプロ
ピオネート0.2重量係およびステアリン酸カルシウム
0.1重量係をヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3
分間撹拌混合した。得られた混合物を口径45鵡の押出
機で溶融混線温度200℃で溶融混線押出し、ペレット
化した。
筐た、比較例13として、ポリプロピレン樹脂58重量
俤とし、エチレンープロピレンゴムおよびシランカツプ
リング剤を配合しない以外は実施例13に準拠した配合
割合で各配合成分をヘンセルミキサー(商品名)に入れ
、実施例13に準拠して撹拌混合、溶融混線押出しペレ
ット化した。
実施例14〜21、比較例14〜16 ポリプロピレン樹脂、エチレンープロピレンゴムおよび
シランカツプリング剤の配合割合を第3表の配合割合に
変化させた以外は実施例l3に準拠してペレット化した
比較例17 ポリプロピレン樹脂およびポリエチレン樹脂の配合割合
を第3表の配合割合に変化させた以外は実施例13に準
拠してペレット化した。
実施例13〜21,比較例13〜17で得られたペレッ
トを100℃の温度で3時間乾燥したのち、骸ペレット
を用いてシリンダーの最高温度を220℃に設定した射
出成形機で難燃性、ブリード性評価用の所定の試験片を
それぞれ成形した。
該試験片を用いて離燃性、高温高湿度条件下でのブリー
ド性評価をおこなった。その結果を第3表に示した。
第1〜第3表中の記号は次の通シである。
成分囚:ポリエチレン樹脂 チッソ■jlM680、成
分φ)二B,ビニルトリメトキシシラン、B,  3−
アミノプロビルトリエトキシシラン、 B,  3−メタクリロキシプロビルトリエトキシシラ
ン、 B4 3−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、 B,  3−クロロプロピルトリメトキシシラン、 B,  3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、 或分0:ポリ燐酸アンモニウム、 成分(自):D,2−ピペラジニレン−4一モルホリノ
ー1.3.5−}リアジンのポリマー(n=11)、 D,エチレン尿素とホルムアルデヒドの反応生成物、 或分@:ペンタエリスリトールテトラアクリレート、成
分1)’):}リラウリルトリチオホスファイト、成分
0:ポリプロピレン樹脂として、エチレンープロピレン
ブロック共重合体(エチレン含有量8.5重量俤、メル
トインデツクス2 0 #/1 0分)、 成分(自):エチレンープロピレンゴム(日本合成ゴム
■製EP−02F )、 *1 加湿処理前の表面抵抗値:加熱加湿雰囲気下、暴
露前の表面電気抵抗値、 *2 加湿処理7日後の表面抵抗値:温度80℃、湿度
80係で7日間暴露後の表面電気抵抗値。
第1表から明らかなように、シランカッ″プリング剤を
配合することによシ、高温高湿度条件下でのプリード性
が改善され、シランカップリング剤の配合割合は0.3
〜5重量係が好ましいことがわかる。
第2表から明らかなように、エチレンープロピレンゴム
を配合することによb1高温高湿度条件下でのブリード
性が改善され、エチレンープロビレンゴムの配合割合は
3〜25重量係が好ましいことがわかる。
また、第3表から明らかなように、シランカップリング
剤とエチレンープロピレンゴムの両方t−併用しても、
高温高湿度条件下でのブリード性が改善されることがわ
かる。
(発明の効果) 本発明の組成物は、高湿度条件下で成形品表面へのブリ
ード性が非常に少なく、高度の難燃性すなわちUL94
燃焼試験で1/8インチ肉厚で5VO@燃性を有し、加
工時や難燃時に腐食性のガスや有毒性のガスの発生もな
い成形品が得られる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物で
ib、従・つて建築物、室内装飾品、家庭用電気製品の
部品、自動車用部品などの製造に好適に用いることがで
きる。
以上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記各成分の合計を100重量%として(A)ポ
    リエチレン樹脂5〜30重量% (B)シランカップリング剤0.5〜5重量%(C)ポ
    リ燐酸アンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモ
    ニウム12〜25重量% (D)ポリプロピレン樹脂に混合された場合にポリ燐酸
    アンモニウムまたはメラミン変性ポリ酸アンモニウムと
    の組合せにより、熱分解によつて非引火性ガス生成物お
    よび炭素質残査を与え得る窒素含有有機化合物の1種ま
    たは2種以上の混合物(以下、窒素含有有機化合物とい
    う。)5〜10重量% (E)架橋助剤1.0〜15重量% (F)下記一般式〔 I 〕、〔II〕、〔III〕および〔I
    V〕で表わされるもののなかから選ばれた1種以上のチ
    オホスファイト(以下、チオホスファイトという。)0
    .05〜5重量% ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 〔式中、R_1は炭素数6個以上のアルキル基もしくは
    シクロアルキル基もしくはアリール基を表す。R_2は
    −SR_2′または−R_2′であり、R_3は−SR
    _3′または−R_3′であり、−R_2′、−R_3
    ′は炭素数6個以上の同種または異種のアルキル基もし
    くはシクロアルキル基もしくはアリール基を表す。Xは
    −(CH_2)_n−もしくは −(CH_2)_n−O−(CH_2)_m−、▲数式
    、化学式、表等があります▼ で表される。ここでn、m、lは2〜6の同数または異
    数の整数を表す。〕 (G)残りポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
  2. (2)下記各成分の合計を100重量%として(A)ポ
    リエチレン樹脂5〜30重量% (H)オレフィン系合成ゴム3〜25重量%(C)ポリ
    燐酸アンモニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニ
    ウム12〜25重量% (D)窒素含有有機化合物5〜10重量% (E)架橋助剤1.0〜15重量% (F)チオホスファイト0.05〜5重量%(G)残り
    ポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
  3. (3)下記各成分の合計を100重量%として(A)ポ
    リエチレン樹脂5〜30重量% (B)シランカップリング剤0.3〜5重量%(H)オ
    レフィン系合成ゴム3〜25重量%(C)ポリ燐酸アン
    モニウムまたはメラミン変性ポリ燐酸アンモニウム12
    〜25重量% (D)窒素含有有機化合物5〜10重量% (E)架橋助剤1.0〜15重量% (F)チオホスファイト0.05〜5重量%(G)残り
    ポリプロピレン樹脂 である難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
  4. (4)窒素含有有機化合物として、エチレン尿素とホル
    ムアルデヒドとの反応生成物またはエチレンチオ尿素と
    ホルムアルデヒドとの反応生成物または下記一般式〔V
    〕で表される構造を有する1,3,5−トリアジン誘導
    体から選ばれた1種または2種以上の混合物を用いる請
    求項(1)、(2)もしくは(3)のいずれか1項記載
    の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔V〕 〔式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基Yはピ
    ペラジンの2価の基、nは2〜50の整数である。〕
  5. (5)ポリプロピレン樹脂として、プロピレンを主成分
    としてプロピレンとエチレン、ブテン−1、ペンテン−
    1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘプテン
    −1、オクテン−1、デセン−1のなかから選ばれた1
    以上との結晶性共重合体もしくはこれらの2以上の混合
    物を用いる請求項(1)、(2)、(3)もしくは(4
    )のいずれか1項記載の難燃性ポリプロピレン樹脂組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH04139241A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Chisso Corp ポリ燐酸アンモニウム類含有無ブリード性オレフィン系重合体組成物の製造方法

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