JPH03202240A - 複合工作機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はマシニングセンタに旋削機能を付与し且ユニッ
ト組合わせのできる複合工作機械に関する。

従来の技術 従来マシニングセンタには旋削機能がなく比較的簡単な
形状の旋削でも別の旋盤で加工せざるを得ない不便があ
った。この不便を解消するものとして特開昭５３−１４
３０８９号１特開昭６１−１９７１３４号が知られてい
る。

発明が解決しようとする課題 特開昭５３−１４３０８９号、このものは旋盤形態の工
作物支持台に支持した工作物をマシニングセンタの主軸
頭に設けた旋削工具で加工するものであり、加工工作物
が例えば、軸物のように旋盤に支持されるものに限定さ
れ、マシニングセンタの機能を充分に発揮し得ないとい
う問題がある。　また特開昭６１−１９７１３４号のも
のはワークテーブル上に旋削ユニットをのせて主軸に取
付けられた工具で旋削機能をもたせたものであって、１
個のテーブルに着脱させねばならず不便で生産効率に難
点があり、各種工作物への対応には問題が多い。

本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたもので、その目的とするところはマシニングセン
タの機能を十二分に発揮して旋削分野への対応を可能と
し各種工作物に広く対応できる複合工作機械を提供しよ
うとするものである。

課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本発明は、マシニングセン
タにおいて旋削用工具を装着可能な第１主軸及びまたは
旋削用工具取付部を有する主軸頭と、ベッド上に設けら
れた２個以上の固定及びまたは旋回割出し位置決め可能
なテーブルと、この少なくとも１つのテーブル上及びま
たはベッド上に載置され工作物把持機能を有し高速回転
及び割出し位置決め可能な第２主軸を支持した工作物把
持台とを備えたものであり、また工作物把持台の第２主
軸を対向させたテーブルをマシニングセンタの１つの制
御軸方向に接近、Ｓｔ間可能である。

また少なくとも１つの第２主軸を垂直面内で旋回割出し
可能なものであり、また少なくとも１つの第２主軸を垂
直面内で旋回割出し可能で２個の工作物把持台が相対的
に制御軸方−向に接近離間可能であるものである。さら
に工作物取付側べ、ド上には２個以上の固定及びまたは
旋回割出し位置決め可能なテーブルを有し、該テーブル
上及びまたはベッド上には回転割出し可能な第２主軸を
有する工作物把持台、または第２主軸を垂直面内で旋回
割出し可能とした工作物把持台、或いは心押台を選択的
に組合わせ載置するものであって、またこの組合わせた
ものをｉｔ置するテーブルの１個は他方のテーブルに接
近離間可能のものである。

作用 請求項１のものでは、１個または２個の第２主軸に旋削
すべき短軸物、フランジ物をチャ、りに取付は横形マシ
ニングセンタの主軸頭をＸ、Ｙ。

Ｚ軸制御して主軸または旋削用工具取付部に装着した旋
削工具で外周切削、エンドミルでミーリング加工をする
。また固定テーブル上の重量工作物にはエンドミルでミ
ーリング加工を行う。或いは旋削工具で片方の工作物の
外径、端面旋削、及びエンドミルでミーリング加工を行
い、加工中に他の第２主軸にチャッキングをする。

請求項２のものは一方の旋削主軸に取付は加工したもの
を他方の旋削主軸台を接近させて工作物の受は渡しを行
い裏面加工等の未加工部位の加工を行う。

請求項３のものは縦形マシニングセンタにおいて請求項
１と同様の加工が行える。

ｉ求項４のものは縦形マシニングセンタにおいて請求項
２と同様な加工が行える。

請求項５．６のものはユニットを工作物に対応して選択
組合わせて旋削、ミーリング等の加工を行う。

実施例 Ａ：横形マシニングセンタ対応 以下第１図において 横形マシニングセンタと工作物側ベンドを示した第１図
において、本機側ベッド１の上面にはＸ軸方向の摺動案
内面１ａが２本手行に削設されており、その上にサドル
２が摺動−可能に載置され図示しないＮＣ装置サーボモ
ータ、送りねしによってＸ軸方向に位置決めされている
。

サドル２の上面にはＺ軸方向の摺動案内面２ａが２本手
行に削設されてとおり、この上にコラム３が図示しない
サーボモータ、送りねしで位置決め制御される。コラム
３の前面には垂直Ｙ軸方向の案内面３ａが削設されてい
て主軸頭４が摺動可能に架設され図示しないサーボモー
タ、送りねして上下位置決めされる。主軸頭４には水平
な主軸５が回転、角度位置決め及び固定可能に軸承され
、この主軸には旋削工具を含めた各種の回転工具。

測定器等がマガジンからＡＴＣによって適宜交換される
。

第２図においては主軸頭４に主軸５の他にＡＴＣで旋削
工具の交換可能な取付位置１個の旋削用工具取付部９若
しくは刃物台が旋削工具専用に設けられているものであ
る。

本機側ベッド１の前面には工作物側ベッド６が併置若し
くは一体に設けられており、ベッド６の上には少なくと
もＸ軸方向に離れまたは接近した左、右の２位置にテー
ブル７．８が設けられている。

先ずテーブル形態としては第３図の２個とも固定形のテ
ーブル７．８、第４図の１個は水平面内で９０’必要に
より４５°等の割出旋回可能な公知の水平回転テーブル
７Ａ、他は固定形のテーブル８、又は２個とも水平回転
テーブル７Ａ、８Ａ、垂直回転テーブル１５、さらに１
個のテーブル上にはＸ軸方向の案内面が形式されていて
主軸台底板１０が図示しないサーボモータ送りねしで位
置決め制御される。

これ等のテーブル上に工作物若しくはパレットを介して
工作物を固定できることは従来のマシニングセンタで知
られるとおりである。

選択形式　第５図 水平回転テーブル７Ａ上に旋盤の主軸台形式の旋削主軸
台１１を載置固定する。旋削主軸は図示しないモータに
より旋削用の高速回転からミーリング加工時の低速回転
が可能であって、旋削主軸先端に嵌着したチャック１２
にはフランジ物、短軸物の工作物が把持される。旋削主
軸台１１の主軸軸線は水平回転テーブル７Ａの旋回でＸ
軸方向あるいはＸ軸方向に割出し固定され、チャック１
２に工作物が把持され高低速回転される。一方主軸５ま
たは旋削用工具取付部９には旋削用工具がＡＴＣで取付
けられ、主軸！！Ｉ４のＹ軸、Ｚ軸制御。

コラム３のＸ軸制御で工作物に旋削加工或いはミーリン
グ加工が行われる。固定のテーブル８上にはブロック状
大物工作物あるいは重量工作物が載置固定されマシニン
グセンタの加工が行われる。

水平回転テーブル７Ａ上の加工が終われば水平回転テー
ブル７Ａを工作物着脱位置へ旋回させて素材と加工品を
交換するものである。

選択形式２　第６図− テーブル７．８を水平回転テーブル７Ａ、８Ａとし、そ
のそれぞれに旋削主軸台ＩＩを載置固定し同種、または
異種のフランジ物、短軸物を同様にして加工する。一方
で加工中に他方でセツティングが可能である。

選択形式３　第７図 固定のテーブル７上に旋削主軸台１１．固定のテーブル
８上にＸ軸方向に移動可能に載置された主軸台底板１０
上に旋削主軸台１１が対向且同心に設けられていて、旋
削加工、ミーリング加工ステージョンとなる。固定のテ
ーブル７上の旋削主軸台１１のチャック１２に把持した
工作物の加工を前述のようにして行ったあと主軸台底板
１０をＸ軸制御してチャックで加工済工作物を把持し工
作物を移す。そして未加工部分を加工するものである。

すなわち工作物の受は渡しができ工程結合（背面加工）
が可能でさらには細い長尺物の加工が行いうる。なお、
旋削主軸台に換えて心押台として長軸物加工とすること
ができる。

Ｂ：縦形マシニングセンタ対応 縦形マシニングセンタと工作物側ベッドとを示した第８
図において、横形マシニングセンタと同しコラムに主軸
頭４°が挿架されており、この主軸頭４°にＡＴＣで工
具が着脱され旋回９割出し固定され軸心を垂直とする主
軸２０が回転可能に軸承されている。モして旋削工具は
主軸に装着されるか、或いは第２図のように主軸頭４′
に垂直に設けた工具取付部に装着される。

選択形式４　第９図− 固定テーブル７上に垂直面内で９０″必要によりさらに
多くの割出し角度位置をもつ垂直回転テ−プル１５をテ
ーブル７上に載置し旋削主軸台１６を取付ける。場合に
よってはベッド６上に直接取付ける。旋削主軸台１６は
テーブルの旋回軸心と直角に旋削主軸が図示しないモー
タで高低速回転可能に軸承されていて先端にチャック１
７が嵌着されていて、旋削加工、ミーリング加工用ステ
ーションとなる。縦形マシニングセンタの主軸２０で加
工するには旋削主軸台１６の旋削主軸を水平外側に割出
して工作物をチャック１７に把持させ、工作物を垂直に
割出して上向きとし主軸２０に旋削用バイトを嵌着しバ
イトを工作物の外周に当接し、主軸２０のＸ軸送りによ
り外径切削を行うことができる。または工作物を水平と
し主軸２０をＸ軸送りして外径切削を行うことができる
。

さらに工作物供給の都合で旋削主軸台１６が手前側を向
くようにするには、垂直回転テーブルを第９図に対して
９０°回して取付けることも自由である。固定のテーブ
ル８上には重量物、ブロフク材を載置し、ミーリング加
工専用ステーションである。

選択形式５　第１０図− 選択形式４の固定のテーブル８も固定のテーブル７の構
成と同じにしたものであって旋削加工。

ミーリング加工の能率化をはかったものである。

選択形式６　第１１図 固定のテーブル７は選択形式４と同しであり、固定のテ
ーブル８上にＸ軸方向の案内面を形成し垂直回転テーブ
ル１５を摺動可能に載置して、図示しないモータ、送り
ねじでテーブル７に対して接近離間するようにＸ軸方向
に位置決め制御されるものであって、縦形マシニングセ
ンタにおいて、選択形式３と同様に機能するものである
。なお、固定のテーブル８上の案内面上に心押台を摺動
可能に設けることも可能である。

なお工作物把持台は本実施例ではテーブル上に設けたが
ベッド上に直接設けることも必要により実施される。

効果 上述のように構成したので本発明は以下の効果を奏する
。

請求項１の複合工作機械は、双方のテーブル上で軸物の
旋削加工とミーリング加工ができ、一方の工作物を加工
中に他方では工作物のセンティングができる。また工作
物把持台を１個のテーブル上に設けるときは他方のテー
ブル上で軸物の旋削加工とミーリング加工ができ他方の
テーブル上で重量物、ブロック軸工作物のミーリング加
工が効率良く行える。

請求項２．４の複合工作機械は、一方のテーブル上の旋
削加工、ミーリング加工を行ったあと他方の工作物把持
台に工作物を渡して背面等の未加工部分の加工ができ、
同一機台上で工程結合ができて高精度、高能率な生産が
できる。

請求項３の複合工作機械は、特に縦形主軸の機械に好適
なものであって旋削加工、ミーリング加工ができる。

請求項５．６の複合工作機械はユーザーの要求に対応し
て自由に広い対応が可能であり、ユニット構成としたの
で機械価格が経済的となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は横形マシニングセンタの構成図、第２図は横形
マシニングセンタの主軸及び主軸頭の旋削用工具取付部
を示す図、第３図、第４図は工作物側テーブルベッドの
説明図、第５図は水平回転テーブル上に旋削主軸台を載
置した説明図、第６図は２個の水平回転テーブル上に旋
削主軸台を載置した説明図、第７図は第６図相当の一方
の旋削主軸台を接近離間可能とした説明図、第８図は縦
形マシニングセンタの構成図、第９図は一方のテーブル
に垂直回転テーブルと旋削主軸台を取付は他方を固定テ
ーブルとした説明図、第１０図は両テーブル上にそれぞ
れ垂直回転テーブルを載置し旋削主軸台を取付けた説明
図、第１１図は第１０図の一方の旋削主軸台を他方の旋
削主軸台に接近離間可能とした説明図である。 １・・ベンド　４・・主軸頭　　５・・主軸６・・工作
物側ベッド　７，８・・固定のテーブル　　　７Ａ、８
Ａ・・水平回転テーブル９・・旋削用工具取付部 １１．１６・・旋削主軸台　１２．１７・・チヤ ク ・垂直回転テーブル

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）マシニングセンタにおいて旋削用工具を装着可能
   な第１主軸及びまたは旋削用工具取付部を有する主軸頭
   と、ベッド上に設けられた２個以上の固定及びまたは旋
   回割出し位置決め可能なテーブルと、この少なくとも１
   つのテーブル上及びまたはベッド上に載置され工作物把
   持機能を有し高速回転及び割出し位置決め可能な第２主
   軸を支持した工作物把持台とを備えたことを特徴とする
   複合工作機械。
2. （２）工作物把持台の第２主軸を対向させたテーブルを
   制御軸方向で相対的に接近離間可能とした請求項１に記
   載の複合工作機械。
3. （３）少なくとも１つの第２主軸を垂直面内で旋回割出
   し可能とした請求項１に記載の複合工作機械。
4. （４）２個の工作物把持台を相対的に制御軸方向で接近
   離間可能とした請求項３に記載の複合工作機械。
5. （５）マシニングセンタにおいて、旋削用工具を装着可
   能な第１主軸及びまたは旋削用工具取付部を有する主軸
   頭と、ベッド上に設けられた２個以上の固定及びまたは
   旋回割出し位置決め可能なテーブルとを備え、該テーブ
   ル上及びまたはベッド上に第２主軸を有する工作物把持
   台、第２主軸を垂直面内に旋回割出し可能に支持した工
   作物把持台、心押台を選択的に組合わせて載置すること
   を特徴とする複合工作機械。
6. （６）テーブルの少なくとも１個は他方のテーブルに接
   近離間可能である請求項５に記載の複合工作機械。