JPH1034461A - 複合加工機械 - Google Patents
複合加工機械Info
- Publication number
- JPH1034461A JPH1034461A JP18621896A JP18621896A JPH1034461A JP H1034461 A JPH1034461 A JP H1034461A JP 18621896 A JP18621896 A JP 18621896A JP 18621896 A JP18621896 A JP 18621896A JP H1034461 A JPH1034461 A JP H1034461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- tool
- saddle
- box
- bed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Turning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 １台の工作機械で丸物加工物と箱物加工物と
を加工する。 【手段】 脚１の上にベッド２を設置し、ベッド２の左
端部正面に主軸台３を固定し、チャック６で丸物加工物
を把持する。ベッド２の右端部正面にテーブル７を摺動
可能に設置し、その上面に箱物加工物を載置する。ベッ
ド２の上面に第１サドル１１をＺ軸方向へ摺動可能に設
け、第１サドル１１上に第２サドル１３をＹ軸方向へ摺
動可能に支持する。第２サドル１３の正面に中台１５を
Ｘ軸方向へ摺動可能に設け、中台１５に刃物台１７を組
み付ける。刃物台１７にタレット１８を旋回可能に支持
し、タレット１８に丸物加工用の旋削工具１９と箱物加
工用の回転工具２０とを取り付ける。
を加工する。 【手段】 脚１の上にベッド２を設置し、ベッド２の左
端部正面に主軸台３を固定し、チャック６で丸物加工物
を把持する。ベッド２の右端部正面にテーブル７を摺動
可能に設置し、その上面に箱物加工物を載置する。ベッ
ド２の上面に第１サドル１１をＺ軸方向へ摺動可能に設
け、第１サドル１１上に第２サドル１３をＹ軸方向へ摺
動可能に支持する。第２サドル１３の正面に中台１５を
Ｘ軸方向へ摺動可能に設け、中台１５に刃物台１７を組
み付ける。刃物台１７にタレット１８を旋回可能に支持
し、タレット１８に丸物加工用の旋削工具１９と箱物加
工用の回転工具２０とを取り付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸物加工と箱物加
工との両機能を合せ持つ複合加工機械に関するものであ
る。
工との両機能を合せ持つ複合加工機械に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、金属加工物は、加工物を回転し
工具を固定して加工する丸物と、加工物を固定し工具を
回転して加工する箱物とに分類される。通常の旋盤は前
者の丸物を加工する工作機械であって、主軸により回転
されるチャックに箱物は把持できず、箱物加工物は専ら
マシニングセンタで加工していた。このため、従来は、
丸物及び箱物の両加工物を加工するために、旋盤とマシ
ニングセンタとの２台の工作機械を設置する必要があっ
た。
工具を固定して加工する丸物と、加工物を固定し工具を
回転して加工する箱物とに分類される。通常の旋盤は前
者の丸物を加工する工作機械であって、主軸により回転
されるチャックに箱物は把持できず、箱物加工物は専ら
マシニングセンタで加工していた。このため、従来は、
丸物及び箱物の両加工物を加工するために、旋盤とマシ
ニングセンタとの２台の工作機械を設置する必要があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、１台の工作機械で丸物加工物と箱物加工物とを加工
できる複合加工機械を提供することにある。
は、１台の工作機械で丸物加工物と箱物加工物とを加工
できる複合加工機械を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の複合加工機械は、加工物を把持して回転
可能なチャックを備えた主軸台と、加工物を載せるテー
ブルと、旋削工具及び回転工具を取り付けるタレットを
備えた刃物台と、刃物台を直交３軸方向に摺動可能に支
持するスライド機構とから構成される。ここで、テーブ
ルを固定して設けることも可能であるが、好ましくは、
テーブルを摺動可能に設けるとよい（請求項２）。ま
た、テーブルを回転可能に設けてもよい（請求項３）。
めに、本発明の複合加工機械は、加工物を把持して回転
可能なチャックを備えた主軸台と、加工物を載せるテー
ブルと、旋削工具及び回転工具を取り付けるタレットを
備えた刃物台と、刃物台を直交３軸方向に摺動可能に支
持するスライド機構とから構成される。ここで、テーブ
ルを固定して設けることも可能であるが、好ましくは、
テーブルを摺動可能に設けるとよい（請求項２）。ま
た、テーブルを回転可能に設けてもよい（請求項３）。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図１及び図２に示すよ
うに、この実施形態の複合加工機械においては、脚１の
上にベッド２が設置され、ベッド２の左端部正面に主軸
台３が固定されている。主軸台３には主軸４がモータ５
により回転駆動可能に設けられ、主軸４の先端には丸物
加工物ＲＷ（図３参照）を把持するチャック６が装着さ
れている。また、ベッド２の右端部正面には箱物加工物
ＢＷ（図３参照）を載せるテーブル７がガイド８により
主軸軸線と平行に左右へ摺動可能に設置され、その上面
（Ｙ−Ｚ面）には固定治具（図示略）を取り付けるため
の複数本のＴ形溝９が形成されている。
形態を図面に基づいて説明する。図１及び図２に示すよ
うに、この実施形態の複合加工機械においては、脚１の
上にベッド２が設置され、ベッド２の左端部正面に主軸
台３が固定されている。主軸台３には主軸４がモータ５
により回転駆動可能に設けられ、主軸４の先端には丸物
加工物ＲＷ（図３参照）を把持するチャック６が装着さ
れている。また、ベッド２の右端部正面には箱物加工物
ＢＷ（図３参照）を載せるテーブル７がガイド８により
主軸軸線と平行に左右へ摺動可能に設置され、その上面
（Ｙ−Ｚ面）には固定治具（図示略）を取り付けるため
の複数本のＴ形溝９が形成されている。
【０００６】ベッド２の上面には第１サドル１１がガイ
ド１２によりＺ軸（左右）方向へ摺動可能に設けられ、
第１サドル１１上には三角形の第２サドル１３がガイド
１４によりＹ軸（前後）方向へ摺動可能に支持されてい
る。第２サドル１３の正面には中台１５がガイド１６に
よりＸ軸（上下）方向へ摺動可能に設けられ、この中台
１５に刃物台１７が組み付けられている。刃物台１７に
はタレット１８がＹ軸方向に延びる軸線の周りで旋回可
能に支持され、タレット１８の１８０°離れた２位置に
は旋削工具１９と回転工具２０とが取り付けられ、各工
具１９，２０がタレット１８の旋回に伴って９０°ずつ
割り出される。
ド１２によりＺ軸（左右）方向へ摺動可能に設けられ、
第１サドル１１上には三角形の第２サドル１３がガイド
１４によりＹ軸（前後）方向へ摺動可能に支持されてい
る。第２サドル１３の正面には中台１５がガイド１６に
よりＸ軸（上下）方向へ摺動可能に設けられ、この中台
１５に刃物台１７が組み付けられている。刃物台１７に
はタレット１８がＹ軸方向に延びる軸線の周りで旋回可
能に支持され、タレット１８の１８０°離れた２位置に
は旋削工具１９と回転工具２０とが取り付けられ、各工
具１９，２０がタレット１８の旋回に伴って９０°ずつ
割り出される。
【０００７】そして、第１サドル１１と第２サドル１３
と中台１５とから刃物台１７をＺ，Ｙ，Ｘの直交３軸方
向へ摺動可能に支持するスライド機構が構成されてい
る。従って、図３に示すように、刃物台１７を主軸台３
側に位置決めして、旋削工具１９により丸物加工物ＲＷ
を旋削できるとともに、図４に示すように、刃物台１７
をテーブル７側に位置決めして、回転工具２０により箱
物加工物ＢＷをミーリング又はボーリング加工すること
ができる。なお、図１において、２３は自動工具交換装
置、２４は交換アーム、２５は工具マガジン、２６は制
御箱、２７は操作盤であり、図２において、２８はチッ
プコンベアである。
と中台１５とから刃物台１７をＺ，Ｙ，Ｘの直交３軸方
向へ摺動可能に支持するスライド機構が構成されてい
る。従って、図３に示すように、刃物台１７を主軸台３
側に位置決めして、旋削工具１９により丸物加工物ＲＷ
を旋削できるとともに、図４に示すように、刃物台１７
をテーブル７側に位置決めして、回転工具２０により箱
物加工物ＢＷをミーリング又はボーリング加工すること
ができる。なお、図１において、２３は自動工具交換装
置、２４は交換アーム、２５は工具マガジン、２６は制
御箱、２７は操作盤であり、図２において、２８はチッ
プコンベアである。
【０００８】ところで、テーブルとしては、前述した摺
動テーブル７のほか、図１に付記するような回転テーブ
ル２１も使用可能である。この回転テーブル２１はベッ
ド２上に垂直軸線の周りで回転割出可能に設けられてい
る。これによれば、箱物加工物ＢＷを５面加工できる利
点がある。その他、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能
である。
動テーブル７のほか、図１に付記するような回転テーブ
ル２１も使用可能である。この回転テーブル２１はベッ
ド２上に垂直軸線の周りで回転割出可能に設けられてい
る。これによれば、箱物加工物ＢＷを５面加工できる利
点がある。その他、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能
である。
【０００９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の複合加工
機械によれば、主軸台とテーブルとの間で刃物台を直交
３軸方向へ摺動可能に設けたので、１台の工作機械で丸
物加工物と箱物加工物とを加工できるという優れた効果
を奏する。
機械によれば、主軸台とテーブルとの間で刃物台を直交
３軸方向へ摺動可能に設けたので、１台の工作機械で丸
物加工物と箱物加工物とを加工できるという優れた効果
を奏する。
【図１】本発明の一実施形態を示す複合加工機械の斜視
図である。
図である。
【図２】同機械の右側面図である。
【図３】同機械による丸物加工物の加工状態を示す概略
図である。
図である。
【図４】同機械による箱物加工物の加工状態を示す概略
図である。
図である。
【符号の説明】 １・・脚、２・・ベッド、３・・主軸台、４・・主軸、
６・・チャック、７・・テーブル、１１・・第１サド
ル、１３・・第２サドル、１５・・中台、１７・・刃物
台、１８・・タレット、１９・・旋削工具、２０・・回
転工具、２１・・回転テーブル、２３・・自動工具交換
装置、２５・・工具マガジン、ＲＷ・・丸物加工物、Ｂ
Ｗ・・箱物加工物。
６・・チャック、７・・テーブル、１１・・第１サド
ル、１３・・第２サドル、１５・・中台、１７・・刃物
台、１８・・タレット、１９・・旋削工具、２０・・回
転工具、２１・・回転テーブル、２３・・自動工具交換
装置、２５・・工具マガジン、ＲＷ・・丸物加工物、Ｂ
Ｗ・・箱物加工物。
Claims (3)
- 【請求項１】 加工物を把持して回転可能なチャックを
備えた主軸台と、加工物を載せるテーブルと、旋削工具
及び回転工具を取り付けるタレットを備えた刃物台と、
刃物台を直交３軸方向に摺動可能に支持するスライド機
構とからなる複合加工機械。 - 【請求項２】 前記テーブルを摺動可能に設けた請求項
１記載の複合加工機械。 - 【請求項３】 前記テーブルを回転可能に設けた請求項
１記載の複合加工機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18621896A JPH1034461A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 複合加工機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18621896A JPH1034461A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 複合加工機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034461A true JPH1034461A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16184444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18621896A Pending JPH1034461A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 複合加工機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034461A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005279781A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Toshiba Mach Co Ltd | 加工システム、加工方法および部品組付方法 |
| US7043805B2 (en) * | 2003-07-09 | 2006-05-16 | Mori Seiki Co., Ltd. | NC lathe |
| US20090053004A1 (en) * | 2006-03-03 | 2009-02-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Machine tool and method of controlling machine tool |
| JP2009050930A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Konica Minolta Opto Inc | 多軸加工機 |
| CN102554269A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-11 | 沈阳第一机床厂 | 一种机床车磨中心 |
| CN104209758A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-12-17 | 浙江荣荣实业有限公司 | 散热片铣加工治具 |
| JP2015521117A (ja) * | 2012-05-29 | 2015-07-27 | 北京巴付勒▲伝▼▲動▼技▲術▼有限公司 | モジュールの大きい歯車用の多目的歯切り盤 |
| CN110125690A (zh) * | 2019-05-29 | 2019-08-16 | 佛山市顺德区容桂职业技术学校 | 一种车钻一体的高效数控车床 |
| CN113272099A (zh) * | 2018-09-03 | 2021-08-17 | Afw控股有限公司 | 用于加工工件的加工设备 |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18621896A patent/JPH1034461A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7043805B2 (en) * | 2003-07-09 | 2006-05-16 | Mori Seiki Co., Ltd. | NC lathe |
| JP2005279781A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Toshiba Mach Co Ltd | 加工システム、加工方法および部品組付方法 |
| JP4494838B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2010-06-30 | 東芝機械株式会社 | 加工システムおよび加工方法 |
| US8523500B2 (en) * | 2006-03-03 | 2013-09-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Machine tool including a Z-table and processing spindle rotatably supported on a rotation arm |
| US20090053004A1 (en) * | 2006-03-03 | 2009-02-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Machine tool and method of controlling machine tool |
| JP2009050930A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Konica Minolta Opto Inc | 多軸加工機 |
| CN102554269A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-11 | 沈阳第一机床厂 | 一种机床车磨中心 |
| JP2015521117A (ja) * | 2012-05-29 | 2015-07-27 | 北京巴付勒▲伝▼▲動▼技▲術▼有限公司 | モジュールの大きい歯車用の多目的歯切り盤 |
| EP2857133A4 (en) * | 2012-05-29 | 2016-03-09 | Beijing Buffalo Transmission Technology Co Ltd | MULTIFUNCTIONAL GEAR MILLING MACHINE WITH LARGE MODULE |
| CN104209758A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-12-17 | 浙江荣荣实业有限公司 | 散热片铣加工治具 |
| CN113272099A (zh) * | 2018-09-03 | 2021-08-17 | Afw控股有限公司 | 用于加工工件的加工设备 |
| JP2022503623A (ja) * | 2018-09-03 | 2022-01-12 | エーエフダブリュー ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 工作物を機械加工するための機械加工装置 |
| CN110125690A (zh) * | 2019-05-29 | 2019-08-16 | 佛山市顺德区容桂职业技术学校 | 一种车钻一体的高效数控车床 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6715386B2 (en) | Turning method | |
| US6836941B2 (en) | Machine tool for machining a rod-shaped workpiece | |
| JPH02504371A (ja) | 長尺加工片の複雑な加工のできる工作機械 | |
| JP4681191B2 (ja) | ２主軸対向旋盤 | |
| US7213315B2 (en) | Machine tool provided with pallet changing module | |
| JPH1034461A (ja) | 複合加工機械 | |
| JP2673643B2 (ja) | ２主軸ｎｃ工作機械 | |
| JP2948063B2 (ja) | ワーク反転機構付ドリリングセンタ | |
| JPH06703A (ja) | 数値制御自動旋盤 | |
| JPH0539801U (ja) | 心押ホルダを有する対向主軸旋盤 | |
| JPS60232802A (ja) | 工作機械 | |
| JP3083776B2 (ja) | フレキシブル基準ツール | |
| JPH03208501A (ja) | 数値制御複合旋盤 | |
| JP2678838B2 (ja) | 複合加工ｎｃ旋盤 | |
| JP2900292B2 (ja) | Ｎｃ工作機械 | |
| US7318693B2 (en) | Device for machining workpieces and machine arrangement therefor | |
| JP2000326157A (ja) | 複合加工機械及び複合加工方法 | |
| JP2002263909A (ja) | 工作機械 | |
| JP4384915B2 (ja) | 工作物保持スピンドル付き多軸式マシニングセンター | |
| JPH08126901A (ja) | 対向主軸旋盤 | |
| JPH0740114A (ja) | ガンドリル機械 | |
| JP2835745B2 (ja) | ２主軸対向旋盤 | |
| JP2782290B2 (ja) | 自動工具交換装置付複合加工機 | |
| WO2023067805A1 (ja) | 正面２軸旋盤 | |
| JP3224964B2 (ja) | Ｎｃ旋盤 |