JPH0320139A - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

内燃機関のバランサ装置

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JPH0320139A
JPH0320139A JP15051389A JP15051389A JPH0320139A JP H0320139 A JPH0320139 A JP H0320139A JP 15051389 A JP15051389 A JP 15051389A JP 15051389 A JP15051389 A JP 15051389A JP H0320139 A JPH0320139 A JP H0320139A
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hollow shaft
primary
crankshaft
balancer weight
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Toshio Shimada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関のバランサ装置に関する。
(従来の技術) 内燃機関のバランサ装置は、内燃機関の作動時の振動を
低減するために、一次のバランサウェイトをクランク軸
と等速で逆方向に回動させることによって一次の振動を
低減し、さらに場合によっては二次のバランサウェイト
をクランク軸の二倍の速度で回動させることによって二
次の振動を低減するようにしたものである。
この種のバランサ装置、特に一次のバランサウェイトを
備えたバランサ装置としては、例えば特開昭58−39
863号公報に開示されているように、クランク軸にク
ラッチ装置を介して連動する変速装置の主軸に一次のバ
ランサウェイトを回動自在に保持し、該バランサウェイ
トと一体に構成された被動スプロケットをクランク軸に
形成された駆動スプロケットにチェーンを介して連結し
、これによって該バランサウェイトをクランク軸に同期
して回動させるように構成したものが知られている。
しかしながら、このバランサ装置では、八ランサウェイ
トを回動させるための専用の被動スプロケットを主軸及
び副軸に設けると共に、専用の駆動スプロケットをクラ
ンク軸に設けているために、内燃機関の小型化及び軽量
化を図るためにはこれが妨げとなっていた。
また、このように専用のスプロ゛ケットやチェーンを設
けるために、内燃機関の部品点数が多くなって組立工数
が増大し、その製造コス1・を低減する妨げとなってい
た。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、変速装置の主軸等を利
用することにより少ない部品点数で構成して容易に内燃
機関の小型化及び軽量化を図ることができるバランサ装
置を提供することを目的とする. さらに、内燃機関のクラッチ装置及び主軸に作用する回
転トルクを低減することができるバランサ装置を提供す
ることを目的とする。
また、該バランサ装置の構成部品の軽量化を容易に図る
ことができると共にこれを空間的に有効に活用すること
ができ、さらにその組付作業性を向上させることができ
るバランサ装置を提供することを目的とする。
さらに、該バランサ装置をその作動的に有効に活用する
ことができるバランサ装置を提供することを目的とする
(課題を解決する手段) 本発明の内燃機関のバランサ装置はかかる目的を達或す
るために、クランク軸にクラッヂ装置を介して連動する
主軸と該主軸に変速ギヤを介して連動する副軸とから威
る変速装置と、少なくとも該クランク軸に同期して回動
ずるー・次のバランサウェイトを有するバランサ装置と
を備えた内燃機関において、該バランサウェイトが該主
軸の回りにこれと同心で回動自在に支承された中空軸に
一体に設けられ、前記クラッチ装置が該中空軸にこれと
一体に回動自在に設けられると共に前記クランク軸にこ
れと等速で且つ逆方向に回動するように連結されている
ことを特徴とする。
さらに、前記クラッチ装置がこれと一体に回動自在に設
けられたプライマリ被動ギヤと、前記クランク軸に設け
られたプライマリ駆動ギヤとを介して該クラング軸に連
結されていることを特徴とする。
また、前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に設
けられ、前記クラッチ装置が該中空軸の他端部に設けら
れていることを特徴とする。
さらに、前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に
一体に設けられ、前記クラッチ装置が該中空軸の他端部
の外周面に嵌合して連結され、該中空軸の該バランサウ
ェイトを設けた一端部が前記変速装置を収納するケース
内に収納されると共に該クラッチ装置を連結する他端部
が該ケース外に突出されていることを特徴とする。
また、前記一次のバランサウェイトと異なる他のバラン
サウェイトを備え、該他のバランサウェイトを回動させ
る駆動ギヤが前記中空軸に一体に設けられていることを
特徴とする。
さらに、前記他のバランサウェイトが二次のバランサウ
ェイトであることを特徴とする。
さらに、前記二次のバランサウェイトと一体に設けられ
た被動ギヤが前記駆動ギヤに噛合され、前記一次のバラ
ンサウェイトが該二次のバランサウェイト及び被動ギヤ
間で回動自在に設けられていることを特徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記一次のバランサウェイトはこ
れと一体の前記中空軸を介して前記クラッチ装置に一体
に回動自在に設けられ、且つ該クラッチ装置が前記クラ
ンク軸にこれと等速で且つ逆方向に回動するように連結
されているので、前記主軸を該クラッチ装置を介してク
ランク軸に連動させることにより該一次のバランサウェ
イトがクランク軸と等速で且つ逆方向に回動され、該バ
ランサウェイトを回動させるための専用の駆動手段が不
要となる。
さらに、このとき、変速装置の主軸がクラッチ装置及び
一次のバランサウェイトと共にクランク軸と等速で回動
するので、該クラッチ装置及び前記主軸が比較的小さい
回転トルクで回動される。
さらに、該クラッチ装置が前記ブライマリ被動ギヤ及び
プライマリ駆動ギヤを介してクランク軸に連結されてい
るときには、該クランク軸から重量物であるクラッチ装
置を介して前記中空軸及び一次のバランサウェイトに回
転力が伝達される。
また、前記バランサウェイト及び前記クラッチ装置が前
記中空軸の両端部に設けられているときには、該バラン
サウェイト及びクラッチ装置の重量をバランスさせるこ
とにより該中空軸の剛性を確保し易くなると共に、該バ
ランサウェイト及びクラッチ装置間の空間を活用するこ
とが可能となる。
さらに、該バランサウェイトを前記ケース内に収納され
る該中空軸の一端部に一体に設け、前記クラッチ装置を
該ケース外に突出された該中空軸の他端部の外周面に嵌
合して連結させたときには、該バランサ装置の組付作業
は、該ケースに収納した前記変速装置の主軸の回りに該
バランサウェイトと一体の中空軸を外挿した後に該ケー
スを密閉し、次いで該中空軸の該ケース内から突出した
端部に前記クラッチ装置を嵌合して連結することにより
行われる。
また、前記他のバランサウェイトを回動させる駆動ギヤ
が前記中空軸に一体に設けられているときには、前記一
次のバランサウェイトと共に回動される該中空軸が該他
のバランサウェイトを回動させるために有効に活用され
る。
さらに、前記他のバランサウェイトが二次のバランサウ
ェイトであるときには、前記中空軸と該二次のバランサ
ウェイトを一対のギヤを介して連結するだけで該二次の
バランサウェイトを前記クランク軸に連動して回動させ
ることが可能となる.さらに、前記一次のバランサウェ
イトが該二次のバランサウェイトとこれに一体に設けら
れた被動ギヤとの間で回動自在に設けられているときに
、は、該一次のバランサウエ、イトがその回動時に該二
次のバランサウェイト及び被動ギヤ間の空間に位置する
ので、該空間が有効に活用され、両バランサウェイト及
び両ギヤを併せた前記主軸の方向の長さが短縮される. (実施例) 本発明の内燃機関のバランサ装置の一例を備えた自動二
輪車の単気筒4サイクルエンジンを第1図乃至第4図に
従って説明する。第1図乃至第3図はそれぞれエンジン
の正面視、平面視及び側面視の要部の説明的断面図、第
4Wは第3図の■■線断面図である。
第1図乃至第3図で、lはクランクケース2に回動自在
に支承されたクランク軸、3はクランクケース2に回動
自在に支承されて変速ギヤ列4を介して相互に連結され
た主軸5及び副軸6を備えた変速装置、7はクランクケ
ース2の外側で変速装置3の主軸5に装着されたクラッ
チ装置、8はクランクケース2内で主軸5及び副軸6の
回りにそれぞれ回動自在に設けた一次のバランサウェイ
ト9及び二次のバランサウェイトlOと、クランクケー
ス2に回動自在に支承されたバランサ軸l1の回りに回
動自在に設けた一次のバランサウェイトl2及び二次の
バランサウェイト13とを備えたバランサ装置、14は
クランクケース2上に装着されたシリンダブロックl5
内を摺動自在なピストン、16はクランクケース2に設
けられて変速装置3を駆動する変速駆動装置、l7はシ
リンダブロックl5上に装着されてピストンl4との間
に燃焼室l8を形成すると共に該燃焼室18に連通ずる
図示しない吸排気通路備えたシリンダヘッド、l9はシ
リンダヘッドl7上に装着されたヘッド力バー20内に
設けられて燃焼室l8に対する吸排気を行う吸排気装置
、2lはクランクケース2の外側でクランク軸lの端部
に装着された発電機である。また、第4図で、22はエ
ンジンを始動させるためにクランクケース2に設けられ
たキックスタータである。
前記クランク軸lは、第1図示のようにその一対のクラ
ンクウェブ23, 24がクランクケース2内に収納さ
れ、前記クランクケース2にベアリング25. 26を
介して回動自在に支承されている。このクランク軸lは
クランクウェプ23を有するクランク半体27とクラン
クウエブ24を有するクランク半休28とから戒り、こ
れらはクランクウエブ23に一体に形成されたクランク
ビン29がクランクウェブ24に圧入されて一体に結合
されている。そして、クランクピン29は前記ピストン
l4にコネクティングロッド30を介して連結され、ピ
ストンl4の上下動に伴ってクランク軸1がその軸心回
りに回動される。また、クランクウェブ23のクランク
ピン29を設けた部分のクランクケースZ側の端面ば斜
面状に切削されて薄肉とされ、これによってクランクケ
ース2との間に空間を形或している。
前記変速装置3の主軸5は、第1図示のようにベアリン
グ31. 32を介してクランクケース2に回動自在に
支承されてクランク軸1と平行に設けられ、そのクラン
クケース2内から突出された端部に前記クラッチ装置7
が連結されている.このクラッチ装置7は、第2図示の
ようにクランクケース2と近接させて主軸5の端部の周
囲に外挿されたクラッチアウタ33とその内部に収納さ
れて主軸5にこれと一体に回動自在に装着されたクラッ
チインナ34とを備え、これらは言亥クラッチインナ3
4とリフタープレート35との間で相互に重合圧着され
た複数のクラッチ板36を介して主軸5と同心で一体に
回動自在とされている。そして、クラッチアウタ33の
クランクケース2例の端面には、クランク軸lのクラン
クケース2内から突出された端部にこれと一体に回動自
在に装着されたプライマリ駆動ギヤ37に1対1のギヤ
比で噛合されたプライマリ被動ギヤ38が主軸5と同心
で固着され、該プライマリ被動ギヤ38は、主軸5に二
一ドルベアリング39を介して回動自在に外挿されて該
主軸5と前記ベアリング32との間に介在させた中空軸
40のクランクケース2内から突出した端部の外周面に
スプライン結合によりこれと一体に回動自在に嵌合され
ている。
従って、クランク軸lが前記したように回動されると、
ブライマリ駆動ギヤ37及びプライマリ被動ギヤ38を
介してタラッチアウタ33及び中空軸40がクランク軸
lと等速で且つ逆方向に主軸5の軸心回りに回動し、さ
らに、相互に重合圧着された複数のクラッチ板36を介
してクラッチインナ34及び主軸5がタラッチアウタ3
3及び中空軸40と共にその軸心回りに回動する。
尚、クラッチ装置7は、第1図示のように主軸5内にリ
フタプレート35に向かって摺動自在に神通されたプッ
シュロッド41を備え、該プッシュロッド4lを図示し
ないクラッチ駆動装置によりリフタープレート35がク
ラッチインナ34から離反する方向に摺動させて前記ク
ラッチ板36の相互の圧着状態を解除するようにしてお
り、該解除時はクラッチ装置7が切断状態となってクラ
ッチインナ34及び主軸5は回動しない。
変速装置3の副軸6(よ、第1図示のようにクランクケ
ース2にベアリング42. 43を介して回動自在に支
承されてクランク軸1と平行に設けられ、クランクケー
ス2内において前記変速ギヤ列4を介して主軸5に連結
され、公知の変速装置と同様に、変速ギヤ列4の噛合の
組合せに応じて数段階の速度で生軸5に連動して回動す
るようになっている。そして、副軸6のクランクケース
2内から突出された端部には、これと一体に回動自在に
駆動スプロケット44が装着され、該駆動スブロケット
44がチェーン45を介して図示しない車輪に連結され
、該副軸6の回動が車輪に伝達される。
従って、前記ピストンl4の上下動に伴うエンジンの駆
動力は、クランク軸1、クラッチ装置7及び変速装置3
を順に介して該変速装置3の副軸6から車輪に出力され
る。
前記バランサ装置8の一方の一次のバランサウェイト9
(以下一次バラン−}!−9という)は、第2図示のよ
うに前記中空軸40のクランクケース2内の端部にこれ
と一体に設けられ、従って、該中空軸40及び前記クラ
ッチアウタ33と一体にクランク軸lと等速で且つ逆方
向に主軸5の軸心回りに回動自在とされている。そして
、該一次バランサ9とクランクケース2との間の位置に
は、前記二次のバランサウェイ口0(以下二次バランサ
lOという)を副軸6の回りに回動させるための駆動ギ
ヤ46が中空軸40に一体に設けられている。
これらの一次バランサ9及び駆動ギヤ46は前記クラン
クウェブ23及びクランクケース2に可能な限り互いに
近接して設けられ、中空軸40が必要以上に長くならな
いように構威されている。尚、駆動ギヤ46はクランク
軸lが第2図示の状態から180度回動した時に、同図
仮想線示のように前記したクランクウェプ23とクラン
クケース2との間に形威された空間に位置し、該クラン
クウエブ23と駆動ギヤ46とが互いに干渉することの
ないように構成されている. 上記二次バランサ10は、第2図示のようにクランクケ
ース2内で中空軸40と対向する位置で副軸6に二一ド
ルベアリング47を介して回動自在に外挿された中空軸
48の一端部に一体に設けられ、該中空軸48の他端部
にこれと一体に設けられた被動ギヤ49が前記駆動ギヤ
46に2対lのギヤ比で噛合されている。
従って、前記したようにクランク軸1が回動した時には
、第3図示のように、一次バランサ9は中空軸40と一
体に該クランク軸lと等速で且つ逆方向に土軸5の回り
に回動し、一方、二次バランサ10は駆動ギヤ46及び
被動ギヤ49を介してクランク軸lに対して二倍の速度
で且つ同方向に副軸6の回りに回動される。そして、該
二次バランサ10及び被動ギヤ49は、この回動時に一
次バランサ9が第2図仮想線示のように該二次バランサ
lO及び被動ギヤ49間にこれらと互いに近接して位置
するように中空軸48に設けられ、これによって該中空
軸48が必要以上に長くならないように構威されている
バランサ装置8の前記バランサ軸11は、第2図示のよ
うにクランク軸lを挟んで主軸5と対向する位置でクラ
ンクケース2にベアリング50. 51を介して回動自
在に支承されてクランク軸lと平行に設けられ、そのク
ランクケース2内の端部に前記一次のバランサウエイ目
2(以下一次バランサl2という)が一体に設けられて
いる.そして、該バランサ軸11のクランクケース2内
から突出された端部には、前記プライマリ駆動ギヤ37
に1対lのギヤ比で噛合された被動ギヤ52が該バラン
サ軸11と一体に回動自在に装着されている。
また、バランサ軸l1のクランクケース2内の中間部に
は、前記二次のバランサウェイ}13(以下二次バラン
サ13という)を一端部に一体に設けた中空軸53が二
一ドルベアリング54を介して回動自在に外挿され、該
中空軸53の他端部にこれと一体に設けた被動ギヤ55
が前記クランクウェブ24の外周面に形威した駆動ギヤ
56に2対lのギヤ比で噛合されている。
従って、クランク軸1が回動じた時には、第3図示のよ
うに、一次バランサ12はプライマリ駆動ギヤ37及び
被動ギヤ52を介してバランサ軸llと一体に該クラン
ク軸1と等速で且つ逆方向に回動され、一方、二次バラ
ンサl3は駆動ギヤ56及び被動ギヤ55を介して中空
軸53と一体にクランク軸lに対して二倍の速度で且つ
逆方向にバランサ軸11の回りに回動される。
このように、このエンジンでは、一対の一次バランサ9
.12をクランク軸lと連動させてこれと等速で且つ逆
方向に回動させることによって該エンジンの一次の振動
を低減し、さらに一対の二次バランサ10. 13をク
ランク軸1と連動させて二倍の速度で回動させると共に
それぞれクランク軸1と同方向及び逆方向に回動させる
ことによって該エンジンの二次の振動を低減するように
している.尚、バランサ装置8の両一次バランサ9.1
2は、第2図示のように、そのそれぞれの回転中心を結
ぶ線がクランク軸1の前記両クランクウエプ23.24
間の略中心部を通る位置に、すなわち該中心部からの距
離が略同一となる位置に設けられ、これによって両一次
バランサ9.12によりクランク軸1に発生するモーメ
ントを互いに打ち消して該クランク軸1が滑らかに回動
するようにしている。
前記変速駆動装置l6は、第1図示のように、クランク
ケース2の片側に側壁部に回動自在に支承されたスピン
ドル57と、クランクケース2に回動自在に支承された
シフトドラム58と、クランクケース2に前記主軸5及
び副軸6と平行に支承されたシフトフォーク軸59に摺
動自在に嵌合された複数のシフトフォーク60とを備え
、各シフトフォーク60は第1図及び第3図示のように
前記変速装置3の変速ギヤ列4に係合されると共に第1
図示のようにシフトドラム58の外周面に形威された案
内溝58aに係合されている.このシフトドラム58は
、第1図及び第3図示のようにクランクケース2内のス
ピンドル57の端部にこれと一体に回動自在に装着され
たリンクアーム6lを介してスピンドル57に係合され
、該スピンドル57の回動に伴うリンクアーム6lの揺
動により回動される。そして、該シフトドラム58は、
第1図示のよう゛にそのクランクケース2内から突出し
た端部が該クランクケース2の外側部に設けたストツバ
62に連結され、その回動を段階的に行うようにしてい
る. かかる変速駆動装置16では、第1図において、公知の
変速駆動装置と同様に、スピンドル57のクランクケー
ス2内から突出した端部に連結される図示しない変速ペ
ダルを操作することによりリンクアーム6lを介してシ
フトドラム58が段階的に回動され、この時、各シフト
フォーク60がシフトドラム58の案内溝58aに案内
されてシフトフォーク軸59をその軸方向に摺動し、こ
れによって変速ギヤ列4のいくつかの変速ギヤが主軸5
または副軸6を軸方向に移動して該変速ギヤ列4の噛合
の組合せが変更され、従って主軸5から副軸6への回転
伝達が変速される。
尚、スピンドル57は、クランクケース2内の端部に設
けられたリターンスプリング63により、所定量回動し
た後に原位置に復元される。
前記発電機21は、第1図示のように前記クラッチ装置
7と反対側でクランク軸1の前記クランク半休28のク
ランクケース2内から突出された端部にこれと一体に回
動自在に装着されたフライホイール64と、クランクケ
ース2に装着された発電機カバー65の内面に固定され
てフライホイール64内に収納されたステータ66とか
ら成り、公知の発電機と同様にクランク軸1が回動した
時に、該フライホイール64がクランク軸lと共にステ
ータ66の回りを回動することにより発電し、これによ
って図示しないバッテリを充電するようにしている。
前記吸排気装置19は、第1図示のように前記シリンダ
へッドl7及び前記へッドカバ−20間にベアリング6
7. 68を介して回動自在に支承されたカム軸69と
、ヘッドカバー20にカム軸69と平行に設けたロッカ
アーム軸70に揺動自在に支承された複数のロッカアー
ム7lとを備え、該カム軸69の端部にこれと一体に回
動自在に装着されたカム被動ギヤ72が、前記発電機2
lとクランクケース2との間の位置で前記クラッチ半休
28の小径部28aの外周面に形威されたカム駆動ギヤ
73にチェーン74を介して連結され、これによってカ
ム軸′69がクランク軸lの回動に伴って回勧される。
そして、各ロッカアーム71はカム軸69に形成された
カム69aに係合されると共に、前記燃焼室l8に連通
ずる吸排気通路を開閉する吸排気バルプ(図示しない)
に係合されている。
かかる吸排気装置19では、公知のエンジンと同様に、
そのカム軸69のクランク軸lと同期した回動によって
ロッカアーム32を介して吸排気バルブが開閉され、燃
焼室18に対する吸排気が行われる.キックスタータ2
2は、第4図示のようにクランクケース2と該クランク
ケース2に装着されたクラッチカバ−75とに回動自在
に支承されたスタータスピンドル76と、クランクケー
ス2内で該スタータスピンドル76の中間部にその回り
に回動自在に支承されたスタータギヤ77とを備え、該
スタータギヤ76は、前記二次バランサ10を有する前
記中空軸48の前記被動ギヤ49に噛合され、そのクラ
ッチ力バー75側の端面にはラチェット部?7aが形成
されている。そして、該スタータギヤ77とクラッチカ
バー75との間の位置には、スタータスピンドル76に
一体比回動自在且つ摺動自在に嵌合されてラチェット部
??aから離反する方向に付勢された駆動ラチェット7
8が設けられている.かかるキックスタータ22では、
スタータスピンドル76にクラッチカバー75外で連結
されるキックペダル(図示しない)を操作することによ
り駆動ラチェット78が摺動してスタータギヤ77のラ
チェット部??aに係合されると共に、スタータスピン
ドル76が駆動ラチェット78と一体に回動され、これ
によってスタータギヤ77が回動されて前記中空軸48
が回動される。この時、該中空軸48は前記したように
クランク軸lと連動して同方向に回動し、これによって
前記ピストン14が上下動されてエンジンが始動する。
尚、スタータスピンドル76は、クランクケース2内の
端部に設けられたリターンスプリング79により、所定
量回動した後に原位置に復元される。
次に、かかる構戒のエンジンにおいて、特に本発明の要
部であるバランサ装置8の上記の構或について第2図に
従って説明する。
このバランサ装置8では、前記一次バランサ9及び二次
バランサ10がそれぞれ中空軸40. 48を介して主
軸5及び副軸6に回動自在に設けられて該土軸5及び副
軸6がこれらのバランサ軸として利用されていると共に
、他方の一次バランサl2及び二次バランサ13が一本
のバランサ軸l1に回動自在に設けられているので、専
用のバランサ軸を可能な限り少なくしてバランサ装置8
の部品点数を削減している。
そして、一次バランサ9は変速装置3の主軸5を回動さ
せるための駆動手段であるプライマリ駆動ギヤ37、プ
ライマリ被動ギヤ38及びクラッチ装置7により中空軸
40を介してクランク軸lに連動させるようにしている
ので、該一次バランサ9を回動させるための専用の駆動
手段が不要となってバランサ装置8の部品点数が削減さ
れている。
また、中空軸40の両端部の一次バランサ9及びクラッ
チ装置7間にこれと一体に駆動ギヤ46を設けることに
よって、該中空軸40を空間的に有効に活用してると共
に、該駆動ギヤ46により副軸6上の中空軸48の二次
バランサlOを回動させることによって、該中空軸40
. 48を作動的に有効に活用し、バランサ装置8専用
の部品を極力少なくするようにしている。
さらに、一次バランサ9とクラッチ装置7とは、中空軸
40の両端部に設けられているので、両者のwitバラ
ンスをとることによって該中空軸40の剛性が容易に確
保され、このバランサ装置8では、該中空軸40の十分
な剛性を確保しつつこれをコンパクトなものとし、その
軽量化及び小型化を図っている。
また、一次バランサ9とクラッチ装置7とが一体に回動
自在とされてプライマリ駆動ギヤ37及びプライマリ被
動ギヤ38のギヤ比が1対1とされているので、クラン
ク軸1の回動時にクラッチ装置7及び主軸5に加わる回
転トルクが小さなものとなり、このため、該クラッチ装
置7及び主軸5への要求強度が軽減され、本実施例のエ
ンジンではこれらを比較的コンパクトなものとして、該
エンジンの小型化及び軽量化が図られている。
このようにバランサ装置8では、その専用の部品が可能
な限り削減されてその部品点数が大幅に少ないものとな
っていると共に、一次バランサ9の中空軸40や二次バ
ランサ10の中空軸48等の構戒部品が空間的及び作動
的に有効に活用され、その軽量化及び小型化が図られ、
従ってエンジンが小型且つ軽量なものとなっている。
また、バランサ装置8では、一次バランサ9を中空軸4
0に一体に設け、クラッチ装置7を中空軸40にスプラ
イン結合させる構戒としたが、例えば、一次バランサ9
を中空軸40にスプライン結合させ、クラッチ装置7を
中空軸40と一体に構威しても上記と同様な効果を奏す
ることができることはもちろんである。そして、本実施
例の構威によれば、以下ニ述べるように、エンジンの組
立作業において中空軸40やクラッチ装置7等の組付け
をより容易に行うことができる。
すなわち、本実施例のエンジンでは、クランクケース2
はほぼ前記コネクティングロツド30の回転面上で左右
に分割されたものであるが、クラッチ装置7や中空軸4
0を組付ける際には、クラッチ装置7側のクランクケー
ス2を外した状態で、まず、一次バランサ9と一体の中
空軸40を主軸5に外挿し、次いでクランクケース2を
装着した後にクラッチ装置7を中空軸40及び主軸5に
装着することにより組付けられる. また、クランクケース2が主軸5の位置で上下に分割さ
れているものである場合でも、本実施例の構威によれば
、クランクケース2を装着した後にクラッチ装置7を装
着することができるので、これらの組付けを支障なく行
うことができる。
このように、本実施例のエンジンでは、クラッチ装置7
、中空軸40及びクランクケース2を各別にエンジンに
組付けることができ、これらの組付作業が比較的容易な
ものとなっている。
次に、本発明のバランサ装置の第2の例を第5図及び第
6図に従って説明する。第5図及び第6図はそれぞれエ
ンジンの側面視及び正面視の要部の説明的断面図である
このエンジンは前記のエンジンと基本的構威は同一であ
り、第5図示のようにクランク軸80がコネクティング
ロッド81を介してピストン82に連結され、第6図示
のようにその両端部に発電機83及びプライマリ駆動ギ
ヤ84が設けられている。そして、第6図示のように、
変速装itf85の主軸86及び副軸87は変速ギヤ列
88を介して連結され、該主軸86の端部にはこれと同
心でクラッチ装置89が装着され、さらに該主軸86の
端部のクラッチ装置89の内側の位置には、バランサ装
ffi90の一次のバランサウェイト91 (以下一次
バランサ91という)を一体に備えた中空軸92が設け
られている。
この中空軸92は、第6図示のように主軸86の端部に
これと同心で外挿されて該主軸86に二一ドルベアリン
グ93を介して回動自在に支承された筒体94の一端部
の外周面にスプライン結合により嵌合され、これによっ
て該筒体94と共に主軸86の回りに回動自在とされて
いる。そして、該筒体94の他端部にはクラッチ装置8
9のクラッチアウタ89aが固着され、これによって中
空軸92及びクラッチ装置89が筒体94を介して主軸
86の回りに一体に回動自在とされている。また、中空
軸92には、これと一体に、且つ主軸86と同心でプラ
イマリ被動ギヤ95が設けられ、該プライマリ被動ギヤ
95は前記プライマリ駆動ギヤ84にl対lのギヤ比で
噛合されている。
尚、第5図で、96. 96は前記変速駆動装置16の
シフトフォーク60と同様に変速ギヤ列88(第6図示
)に係合されたシフトフォークである。
また、第6図で、97は副軸87の端部に装着されてチ
ェーン98を介して図示しない車輪に連結される駆動ス
プロケット、99は前記のエンジンと同様に図示しない
吸排気装置をチェーン100を介して駆動するためにク
ランク軸80に設けられた駆動ギヤ、101は前記筒体
94に嵌合されてキックスタータ用の駆動ギヤ102に
噛合された被動ギヤ、103.は該筒体94の中間部を
支承するベアリング、104は筒体94及びタラッチア
ウタ89a間に設けたダンパスプリングである. かかるエンジンでは、ピストン82の上下動に伴うクラ
ンク軸80の回動により、前記したように一体に設けら
れたブライマリ被動ギヤ95、中空軸92及び一次バラ
ンサ9lがプライマリ駆動ギヤ84を介して主軸86の
回りに回動され、これと共に筒体94を介してクラッチ
装置89及び主軸86がその軸心回りに回動され、さら
に、変速ギヤ列88を介して副軸87が回動されてエン
ジンの駆動力が車輪に出力される。そして、この時プラ
イマリ駆動ギヤ84及びプライマリ被動ギヤ95は1対
lのギヤ比で噛合されているので一次バランサ91、中
空軸92及びクラッチ装置89等はクランク軸80と等
速で逆方向に回動し、これによってエンジンの一次の振
動が低減される。
従って、このエンジンにおいても、前記のエンジンと同
様に一次バランサ91を回動するための専用の駆動手段
を必要とせず、バランサ装置90の部品点数が削減され
ており、その軽量化及び小型化が図られている。
また、前記のエンジンと同様に、プライマリ駆動ギヤ8
4及びプライマリ被動ギヤ95のギヤ比が1対1である
ので、クラッチ装置89及び主軸86に加わる回転トル
クが小さく、従って該クラッチ装置89及び主軸86の
要求強度が低減されてこれらの小型化及び軽量化が図ら
れている。
さらにこのエンジンでは、クラッチ装置89及びブライ
マリ被動ギヤ95間に、第6図示のように前記被動ギヤ
101、ボールベアリング103及びダンパスプリング
104等が設けられ、スペースの有効利用が図られてい
る。
次に、本発明のバランサ装置の第3の例を第7、図に従
って説明する。第7図はエンジンの要部の説明的断面図
である. このエンジンは、前記した第2の例と基本的構或は同一
であり、共通の構戒は第2の例のエンジンと同一の参照
符号を付して説明する。
すなわち、このエンジンは第2の例のエンジンと同一の
構威の変速装置85の主軸86と、クラッチ装置89と
、該クラッチ装置89及び図示しないクランク軸に連結
されたプライマリ被動ギヤ95と、該プライマリ被動ギ
ヤ95に一体に設けた中空軸92及び一次バランサ91
を有するバラ/サ装置90とを備え、さらに、セルフス
タータ装置105と一端部に発電機106を装着した中
間軸107とを備え、該中間軸107の他端部がブライ
マリ被動ギヤ95と2対1のギヤ比で噛合されたスター
タ用駆動ギヤ108を介してクラッチ装置89に連結さ
れている。
そして、セルフスタータ装置105のスタータクラッチ
109が中間軸107の略中央部にこれと一体に回動自
在に装着され、スタータモータ110に駆動ギヤ111
及び被動ギヤ112を介して連結されている。
また、一次バランサ9lを有するバランサ装置90はさ
らに二次のバランサウェイト1l3(以下二次バランサ
ll3という)を備え、該二次バランサ113がスター
タクラッチ109のハウジング109aに一体に設けら
れている。
かかるエンジンでは、セルフスタータ装置105はスタ
ータモータ110の作動により駆動ギヤ111、被動ギ
ヤ112及びスタータクラッチ109を順に介して中間
軸107を回動し、さらにスタータ用駆動ギヤ108、
プライマリ被動ギヤ95を介してクランク軸を回動して
エンジンを始動するようにしている。そして、エンジン
の作動時には、クランク軸の回動によりプライマリ被動
ギヤ95、クラッチ装置89及びスタータ用駆動ギヤ1
08を順に介して中間軸107が回動される。この時、
プライマリ被動ギヤ95及びスタータ用駆動ギヤ108
のギヤ比が2対lであるので、該中間軸107はクラン
ク軸の二倍の速度で回動され、従って二次バランサ11
3がスタータクラッチ109のハウジング109aと共
にクランク軸の二倍の速度で回動され、これによってエ
ンジンの二次の振動が低減される。
このように、このエンジンでは、二次バランサ113を
スタータクラッチ109のハウジング109aに一体に
設けることによって、エンジンの作動時にこれを回動さ
せるようにしているので、専用の駆動手段を必要とせず
、従ってバランサ装置9oの部品点数が削減され、その
軽量化及び小型化が図られている. (効果) 上記の説明から明らかなよう番ご、本発明の内燃機関の
バランサ装置によれば、変速装置の主軸の回りに回動自
在に支承した中空軸にバランサウェイトを一体に設ける
と共にクラッチ装置を一体に回動自在に設けたことによ
って、該主軸をクランク軸に連動させるためのクラッチ
装置等の駆動手段を用いて該バランサウェイトをクラン
ク軸に連動させることができ、該バランサウェイトを回
動させるための専用の駆動手段を設けずにバランサ装置
を構威する部品点数を削減してエンジンの軽量化及び小
型化を図ることができる。
さらに、このとき、変速装置の主軸がクラッチ装置と共
にクランク軸と等速で回動されるため、該クラッチ装置
及び変速装置の主軸に加わる回転トルクが小さくなり、
従って変速装置やクラッチ装置に対する要求強度が軽減
され、これらの小型化及び軽量化を図ることができる。
さらに、クラッチ装置がブライマリ被動ギヤ及びプライ
マリ駆動ギヤを介してクランク軸に連結されているとき
には、該クランク軸から前記中空軸と一体に回動する重
量物であるクラッチ装置を介して該中空軸に回転力が伝
達されるため、該中空軸がクランク軸からの回転力によ
って捩じられず、その要求強度が軽減される. また、バランサウェイト及びクラッチ装置を主軸に回動
自在に支承された中空軸の両端部に設けたときには、該
バランサウェイト及びクラッチ装置の重量をバランスさ
せることにより、該中空軸の必要な剛性を容易に確保す
ることができ、これをコンパクトなものとしてその軽量
化及び小型化を図ることができると共に、該バランサウ
ェイト及びクラッチ装置間の空間を有効に活用すること
ができる。
さらに、該バランサウェイトを前記ケース内に収納され
る中空軸の一端部に一体に設け、クラッチ装置を該ケー
ス外に突出された該中空軸の他端部の外周面に嵌合させ
たときには、該バランサウェイト、ケース及びクラッチ
装置を各別に内燃機関に組付けることができ、その組付
作業を容易に行うことができる. また、他のバランサウェイトを回動させる駆動ギヤを中
空軸に設けたときには、前記バランサウェイトを有する
中空軸を他のバランサウェイトを回動させるための駆動
手段として有効に活用することができ、該駆動手段を専
用に設けずに部品点数を削減することができる. さらに、該他のバランサウェイトが二次のバランサウェ
イトであるときには、これを一対のギヤを介して中空軸
に連結するだけで、該二次のバランサウェイトをクラン
ク軸に連動させてエンジンの二次の振動を低減すること
ができる。
さらに、一次のバランサウェイトが該二次のバランサウ
ェイトとこれに一体に設けられた被動ギヤとの間で回動
自在に設けられているときには、該二次のバランサウェ
イト及び被動ギヤ間の空間が有効に活用されて両バラン
サウェイト及び両ギヤを併せた前記主軸の方向の長さが
短縮されることによって、バランサ装置の構戒を小型化
することができると共に、該一次のバランサウェイト及
び駆動ギヤを支承する主軸を短縮することができ、内燃
機関の小型化及び軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明のバランサ装置の一
例を備えたエンジンの正面視、平面視及び側面視の要部
の説明的断面図、第4図は第3図の■一■線断面図、第
5図及び第6図はそれぞれ本発明のバランサ装置の第2
の例を備えたエンジンの側面視及び正面視の要部の説明
的断面図、第7図は本発明のバランサ装置の第3の例を
備えたエンジンの要部の説明的断面図である。 l,80・・・クランク軸  2・・・ケース3.85
・・・変速装置   4,88・・・変速ギヤ列5,8
6・・・主軸     6.87・・・副軸7.89・
・・クラッチ装置 8,90・・・バランサ装置9,9
l・・・一次のバランサウェイト10. 113・・・
二次のバランサウェイト37. 84・・・プライマリ
駆動ギヤ38. 95・・・プライマリ被動ギヤ40.
 92・・・中空軸    46・・・駆゜動ギヤ49
・・・被動ギヤ FIG.6 FIG.7 手 続 補 正 書 1.事件の表示 平成1年特許願第150513号 2.発明の名称 内燃機関のバランサ装置 3.特許出願人 名称 本田技研工業株式会社 46代理人 住所 東京都渋谷区代々木2丁目゜71番7,号6.補
正により増加する請求項の数 17.補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説8.補正
の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書4頁13行の後に、「さらに、また、チェ
ーンで駆動するものにあっては、該チェーンの延び等に
よる不具合を防止するため、張力付加機構(所謂、チェ
ーンテンショナー)が必要となるので、この点でも好ま
しくない。」を追加する。 (2)明細書7頁l3行の後に、「さらに、また、前記
二次のバランサウェイトが前記副軸上に回動自在に設け
られていることを特徴とする。」を追加する。 (3)明細書lO頁8行の後に、「さらに、二次バラン
サウェイトはシリンダ軸に近く配置できるので、二次バ
ランサウェイトによって生じる偶力を低減でき有利であ
る。」を追加する。 (4)明細書19頁lO行12〜13行の「前記両クラ
ンクウエブ23.24間の略中心部を通る位置に、すな
わち」とあるのを、「前記両クランクウエブ23.24
間の略中心部、即ち、シリンダーブロック15の円筒部
の軸心とこれに直交するクランク軸の軸心とが交わる点
Oの近傍を通る位置に」と訂正する。 (5)明細書22頁lO行の「カム被動ギヤjとあるの
を、「カム被動スブロケット」と訂正する●(6)明細
書22頁l3行の「カム駆動ギヤ」とあるのを、「カム
駆動スプロケット」と訂正する。 c′?)明細書23頁2行の「ロッカアーム32」とあ
るのを、「ロッカアーム71」と訂正する。 (8)明細書24頁8行の後に、「本実施例では、キッ
クスタータとしているが、スタータスピンドル76の先
端にプーりを設けて、これにロープを複数回巻掛けした
りコイル式スタータであってもよく、あるいは、これに
スタータモータを連動機構を介して設けてもよい.」を
追加する。 (9}明細書30頁7行〜8行の「駆動ギヤ」とあるの
を、「駆動スプロケット」と訂正する。 Ol明細書30頁9行の「駆動ギヤ」とあるのを、「駆
動スプロケット」と訂正する. OD別紙の通り、図面中、第1図、第2図、第3図及び
第7図を訂正する. 特許請求の範囲 ■.クランク軸にクラッチ装置を介して連動する主軸と
該主軸に変速ギヤを介して連動する副軸とから或る変速
装置と、少なくとも該クランク軸に同期して回動する一
次のバランサウェイトを有するバランサ装置とを備えた
内燃機関において、該バランサウェイトが該主軸の回り
にこれと同心で回動自在に支承された中空軸に一体に設
け′られ、前記クラッチ装置が該中空軸にこれと一体に
回動自在に設けられると共に前記クランク軸にこれと等
速で且つ逆方向に回動するように連結されていることを
特徴とする内燃機関のバランサ装置.2.前記クラッチ
装置がこれと一体に回動自在に設けられたプライマリ被
動ギヤ゜と、前記クランク軸に設けられたプライマリ駆
動ギヤとを介して該クランク軸に連結されていることを
特徴とする請求項l記載の内燃機関のバランサ装置。 3.前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に設け
られ、前記クラッチ装置が該中空軸の他端部に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のバラ
ンサ装置. 4.前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に一体
に設けられ、前記ク・ラッチ装置が該中空軸の他端部の
外周面に嵌合して連結され、該中空軸の該バランサウェ
イトを設けた一端部が前記変速装置を収納するケース内
に収納されると共に該クラッチ装置を連結する他端部が
該ケース外に突出されていることを特徴とする請求項l
記載の内燃機関のバランサ装置。 5.前記一次のバランサウェイトと異なる他のバランサ
ウェイトを備え、該他のバランサウェイトを回動させる
駆動ギヤが前記中空軸に一体に設けられていることを特
徴とする請求項l記載の内燃機関のバランサ装置. 6.前記他のバランサウェイトが二次のバランサウェイ
トであることを特徴とする請求項5記載の内燃機関のバ
ランサ装置。 7.前記二次のバランサウェイトと一体に設けられた被
動ギヤが前記駆動ギヤに噛合され、前記一次のバランサ
ウェイトが該二次のバランサウェイ ト及び被動ギヤ間で回動自在に設けられていることを特
徴とする請求項6記載の内燃機関のバランサ装置。 7 の のバーンサ 11(J FIG.7 89

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クランク軸にクラッチ装置を介して連動する主軸と
    該主軸に変速ギヤを介して連動する副軸とから成る変速
    装置と、少なくとも該クランク軸に同期して回動する一
    次のバランサウェイトを有するバランサ装置とを備えた
    内燃機関において、該バランサウェイトが該主軸の回り
    にこれと同心で回動自在に支承された中空軸に一体に設
    けられ、前記クラッチ装置が該中空軸にこれと一体に回
    動自在に設けられると共に前記クランク軸にこれと等速
    で且つ逆方向に回動するように連結されていることを特
    徴とする内燃機関のバランサ装置。 2、前記クラッチ装置がこれと一体に回動自在に設けら
    れたプライマリ被動ギヤと、前記クランク軸に設けられ
    たプライマリ駆動ギヤとを介して該クランク軸に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のバ
    ランサ装置。 3、前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に設け
    られ、前記クラッチ装置が該中空軸の他端部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のバラ
    ンサ装置。 4、前記バランサウェイトが前記中空軸の一端部に一体
    に設けられ、前記クラッチ装置が該中空軸の他端部の外
    周面に嵌合して連結され、該中空軸の該バランサウェイ
    トを設けた一端部が前記変速装置を収納するケース内に
    収納されると共に該クラッチ装置を連結する他端部が該
    ケース外に突出されていることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関のバランサ装置。 5、前記一次のバランサウェイトと異なる他のバランサ
    ウェイトを備え、該他のバランサウェイトを回動させる
    駆動ギヤが前記中空軸に一体に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関のバランサ装置。 6、前記他のバランサウェイトが二次のバランサウェイ
    トであることを特徴とする請求項5記載の内燃機関のバ
    ランサ装置。 7、前記二次のバランサウェイトと一体に設けられた被
    動ギヤが前記駆動ギヤに噛合され、前記一次のバランサ
    ウェイトが該二次のバランサウェイト及び被動ギヤ間で
    回動自在に設けられていることを特徴とする請求項6記
    載の内燃機関のバランサ装置。
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JP2018053853A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両用内燃機関
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