JPH03197269A - 鉄道車両用台車 - Google Patents

鉄道車両用台車

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JPH03197269A
JPH03197269A JP33665289A JP33665289A JPH03197269A JP H03197269 A JPH03197269 A JP H03197269A JP 33665289 A JP33665289 A JP 33665289A JP 33665289 A JP33665289 A JP 33665289A JP H03197269 A JPH03197269 A JP H03197269A
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JP
Japan
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bogie
axle
way
rear wheel
bogie frame
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JP33665289A
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English (en)
Inventor
Toru Saima
齊間 亨
Yukio Tokuda
徳田 幸雄
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は鉄道車両用台車に関し、特に曲線路において左
右の軌条に沿い前後輪軸が各々スイベル動により向きを
変えて滑らかに走行する鉄道車両用台車に関する。
(従来の技術) 近年の鉄道車両では、左右の軌条に対し前後左右の各車
輪の走行抵抗の減少や安定走行性の向上を図るべく、曲
線路において左右の軌条に沿い前後輪軸が各々スイベル
動じて向きを変え、常に車輪の向きを軌条の接線方向に
向けるようにしたよ 鉄道車両用台車の要求が高域っでいる。
こうした鉄道車両用台車の従来例を第9図に示す。これ
は台車台枠1下部に各々左右車輪2を有した前後一対の
輪軸3A、3Bをそれぞれ適当に前後動可能な左右軸箱
4A、4B及び4C,4Dで支持すると共に、これら前
後左右の軸箱4A。
4B、4C,4Dのうち、それぞれ対角線上に配する軸
箱4Aと40並びに4Bと4Dを相互にクロスアンカー
リンク5A、5Bでたすき掛は状に連結している。
これであれば、前後の輪軸3A、3Bが1軸のみで肖゛
振りすることがなく、クロスアンカーリンク5A、5B
による拘束作用でもって、前後の輪軸3A、3Bが相対
的に左右に首振り動作(スイベル動)するようになる。
つまり、車両が曲線路に入って来ると、その前輪軸3A
の左右車輪2が該曲線軌条に対しある角度をもって当た
るアタックアングルを生じることで、その前輪軸3Aが
この左右車輪2を曲線軌条に沿う方向に向けるべく左右
の軸箱4A、4bを相対的に前後動しながら首振りして
向きを変え、これと同時にクロスアンカーリンク5A、
5Bを介し連動して後輪軸3Bが左右の軸箱4C,4D
を相対的に前後動しならが該前輪軸3Aと反対方向に向
きを変える。これにて前後左右全ての車輪2が軌条の曲
線路の接線方向に向いて走行するようになる。従って曲
線路での車輪2の走行抵抗の減少が図れるようになる。
また1軸重行動を生じないで前後2軸蛇行動化を実現で
きるので、安定走行可能な速度範囲が向上し、かなりの
高速域まで安定走行が図れるようになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来の車両用台車の如く、前後輪軸
3A、3Bを相対的に左右スイベル動させるために、そ
の前後輪軸3A、3Bの軸箱4A。
4B、4C,4Dを対角線上で相互にクロスアンカーリ
ンク5A、5Bでもってたすき掛は状に連結する構成で
は、トレーラ−用台車の如く走行駆動用モータ等の電動
機を持たない無駆動台車であれば、該クロスアンカーリ
ンク5A、5Bを台車台枠1内に容易に設置できて比較
的容易に成立可能である。しかしながら輪軸3A、3B
を回転駆動する電動機を鉤掛は式などで台車台枠l内に
01えている駆動台車では、その電動機が邪魔となって
前記クロスアンカーリンク5A、5Bを設けることか困
難である。特に機関車用駆動台車の場合、大きな電動機
と軸重移動防止機構や低心皿機構や沈ばね機構が台車台
枠内スペースをびっしり専有しており、とても前述のよ
うなりロスアンカーリンク5A、5Bを設けることはで
きず、このような駆動台車で前後輪軸3A、3Bを相対
的に左右スイベル動させる構成とすのは不可能であった
本発明は前記事情に鑑みなされ、台車台枠内に電動機等
を有する駆動台車であっても、その電動機等に邪魔され
ることなく、前後の輪軸の左右の軸箱相互を連動させて
、曲線路に入った時に該前後の輪軸を相対的に左右に首
振り動作(スイベル動)させることができ、前後左右の
車輪を曲線軌条の接線方向に向けて少ない抵抗で安定走
行可能となせる鉄道車両用台車を提供することを目的と
する。
C発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明の鉄道車両用台車は、前記目的を達成するために
、台車台枠に対し前後一対の輪軸の左右の軸箱を前後動
可能に設けると共に、その前後輪軸が曲線路で各々左右
にスイベル動するようにそれぞれの左右軸箱相互を前後
に相対移動する状態に連動せしめる左右連動リンク機構
を台車台枠の左右側部から下側或いは前後端に配して設
け、且つ前後輪軸の各々の左側の軸箱相互並びに右側の
軸箱相互をそれぞれ前後に相対移動する状態に連動せし
める前後連動リンク機構を前記台車台枠の左右側部に配
して設けてなることを特徴とする。
(作用) 前記構成の鉄道車両用台車では、車両が曲線路に入ると
、先すその前輪軸の左右車輪が該曲線軌条に対しある角
度をもって当たるアタックアングルを生じることで、そ
の前輪軸がこの左右車輪を曲線軌条に沿う方向に向ける
べく左右の軸箱を左右連動リンク機構により相対的に前
後動しながら首振り(スイベル動)して向きを変えよう
とする。これにてその前輪軸の左側軸箱に同左側の前後
連動リンク機構を介し後輪軸の左側軸箱が連動して前後
反対方に移動し、同時に前輪軸の右側軸箱に同右側の前
後連動リンク機構を介し後輪軸の右側軸箱が連動して前
後反対方に移動する。これて前輪軸に対し後輪軸が左右
反対方向に首振り(スイベル動)し、その前後輪軸が相
対的に左右に向きを変え、前後左右全ての車輪が軌条の
曲線路の接線方向に向いて滑らかに走行するようになり
、その曲線路での車輪の走行抵抗が減少すると共に、1
軸重行動を生じないで前後2軸蛇行動化を実現でき、安
定走行可能な速度範囲が向上し、かなりの高速域まで安
定走行が可能となる。
また前記前後輪軸の左右の軸箱を前後に相対移動する状
態に連動せしめる左右連動リンク機構を台車台枠の左右
側部から下側或いは前後端に配して設け、且つ前後輪軸
の各々の左側の軸箱相互並びに右側の軸箱相互をそれぞ
れ前後に相対移動する状態に連動せしめる前後連動リン
ク機構を前記台車台枠の左右側部に配して設けたので、
従来の如く台車台枠内に対角線上にクロスアンカーリン
クを設ける必要がないことから、台車台枠内に電動機等
を有する駆動台車であっても、その電動機等に邪魔され
ることなく、前後の輪軸の左右の軸箱tti互を連動さ
せて、曲線路に入った時に該前後の輪軸を相対的に左右
に首振り動作(スイベル動)させる構成とすることが容
易に可能となる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図乃至第7図により説明す
る。まず第3図において、図中10は機関車等の車体、
11はその車体10下部に配する駆動台車の台車台枠、
12は台車台枠11の左右部の枕ばね受13と車体10
との間に配して該車体10の荷重を台車台枠11に伝え
る前後一対ずつの枕ばねを示している。
また、第6図に示す如く台車台枠11の左右側梁11a
相互間に中間梁11bがあり、この中間梁11bの中央
(台車中心)に車体10の床下から垂下する心皿(図示
せず)が挿入される心皿受人14が設けられ、この穴1
4内には心皿擦り板15が設けられ、これに心皿金具が
摺動可能に嵌合されて台車と車体10との間の牽引力の
授受を行うようになっている。
さらに、前記第3図に示す如く、台車台枠11にはそれ
ぞれ両端に車輪16を有した前後一対の輪軸17A、1
7Bが各々左右の軸箱18A。
18B及び18C,18D (第1図及び第2図参照)
を介して設けられている。なおこの各軸箱18A〜18
Dは台車台枠11の左右側梁11a下部にそれぞれ突設
した軸ばね受19との間に介在した軸ばね20を介し車
体荷重を受けるようになっている。ここまでは従来一般
の台車構造と同様である。
ここで、まず前後輪軸17A、17Bがスイベル動可能
となるように、即ち左右どちらか一方の軸箱が前進した
時他方の軸箱が後進して輪軸が左右に首振りできるよう
に、左右の軸箱18A。
18B及び18C,18Dが台車台枠11に対し適度に
前後動可能となっている。つまりそれら各軸箱18A、
18B及び18C,18Dは第3図及び第4図・第5図
に示す如く、前後に張出す状態に断面二等辺三角形の山
形状軸ばね受部21を有し、これに対応するように台車
台枠11の左右側梁11a下部には各々前後一対ずつの
逆■字形状の軸ばね受19を設け、その逆V字形状の軸
ばね受19と山形状軸ばね受部21との内外両頭斜面間
にそれぞれ仕切板を介在した多段積層ゴム輪ばね20.
20を互いに逆ハの字状に配する状態に設けている。そ
して軸箱と台車台枠11との上下左右方向の相対変位に
は該多段積層ゴム輪ばね20.20の圧縮変位で適正な
ばね常数を持って対処し、前後方向の相対変位は該多段
積層ゴム輪ばね20,20剪断変位によりかなり大きな
自由度を持って許容するようになっている。
また、第1図乃至第3図に示す如く前後輪軸17A、1
7Bを互いに連動して相対的にスイベル動させるべく、
まず前後輪軸17A、17Bのそれぞれの左右の軸箱1
8Aと18B相互並びに18Cと18D相互を前後に相
対移動する状態に連動せしめる左右連動リンク機構22
A、22Bを台車台枠の左右側部から下側に配して設け
ている。
その構成を詳述すると、前側の左右連動リンク機構22
Aは、左右の軸箱18A、18Bからそれぞれ突出した
リンク受部18a、18bに前端を枢支連結してリンク
23A、23Bを設け、これらリンク23A、23Bの
後端を台車台枠11の左右側部に配する回動レバー24
A、24Bに枢支連結している。その左右の回動レバー
24A。
24Bは台車台枠11下側に左右一対の軸受25に通し
て配した捩じり剛性の高いシャフト26Aの両端に一体
に回動するように固着している。またその左側の同動レ
バー24Aは上下に長尺なもので、その中間部を前記シ
ャフト26Aの左端に固着し、この上方突出端に前記左
側のリンク23Aの後端を枢支連結している。−左右側
の回動レバー24Bは約半分の長さで、上端部を前記シ
ャフト26Aの右端に固着し、この下方突出端に前記右
側のリンク23Bの後端を枢支連結している。これて例
えば左側の軸箱18Aが後進すると該左右連動リンク機
構22Aを介して右側の軸箱18Bが同ストローク前進
するように連動せしめられている。
前記後側の左右連動リンク機構22Bは、左右の軸箱]
、8C,18Dからそれぞれ突出したリンク受部18c
、18dに後端を枢支連結してリンク23C,23Dを
設け、これらリンク23C123Dの前端を台車台枠1
1の左右側部に配する回動レバー24C,24Dに枢支
連結している。
その左右の回動レバー24C,24Dは台車台枠11下
側に左右一対の軸受25に通して配した捩じり剛性の高
いシャフト26Bの両端に一体に回動するように固着し
ている。また前述した前側のものとは逆に、右側の回動
レバー24Dは上下に長尺なもので、その中間部を前記
シャフト26Bの右端に固着し、この上方突出端に前記
右側のリンク23Dの前端を枢支連結している。一方左
側の回動レバー24Cは約半分の長さで、上端部を前記
シャフト26Bの左端に固着し、この下方突出端に前記
左側のリンク23Cの前端を枢支連結している。これで
例えば左側の軸箱18Cが前進すると該左右連動リンク
機構22Bを介して右側の軸箱18Dが同ストローク後
進するように連動せしめられている。
なおその前後の左右連動機構22A、22Bのリンク2
3A〜23D及び回動レバー24A〜24Bは台車台枠
1]の左右側梁11a外側位置に配し、シャフト26A
、26Bは中間梁11b前後の後述する釣掛は式電動機
30A、30Bのノーズ受金具31A、31B (第2
図及び第6図参照)の下側位置に配し、いずれの台車構
成品の邪魔にならないようにしである。
前記前後輪軸17A、17Bを互いに連動して相対的に
スイベル動させるべく、該前後の輪軸17A  17B
の各々の左側の軸箱18Aと1、8 C相互、並びに1
8Bと18D相互をそれぞれ前後に相対移動する状態に
連動せしめる前後連動リンク機構27A、27Bを前記
台車台枠11の左右側部に配して設けている。その左側
に配する前後連動リンク機構27Aは一本のリンクパー
28Aを前記左側の前後回動レバー24Aと24Cとの
下端相互に枢支連結してなる構成である。また右側に配
する前後連動リンク機構27Bも同じく一本のリンクパ
ー28Bを前記右側の前後回動レバー24Bと24Dと
の下端相互に枢支連結してなる構成である。これで例え
ば第2図に示す如く前側の輪軸17Aが反時計回りの方
向にスイベル動して左を向くと、これに前後連動リンク
機構27A、27Bを介し相対的に連動して後側の輪軸
17Bが時計回り方向に同角度スイベル動じて右を向く
ようになっている。なおその左右の前後連動リンク機構
27A、27Bのリンクパ28A、28Bは第3図に示
す如く前記台車台枠11の左右側部の枕ばね受13の下
側空間を利用して配設し、台車構成品に邪魔にならない
ようにしである。
次に、本発明の鉄道車両用台車は駆動台車を対象とする
ので、第2図に示す如く前後輪軸17A17Bを回転駆
動する前後一対の電動機30A。
30Bをそれぞれ該輪軸17A、17Bとノーズ受金具
31A、31B相互間に釣掛は式にて設けている。なお
その第2図は前後輪軸″L7A。
17Bが相対的にスイベル動した状態の平面図であるが
、解りやすい様に前記左右連動リンク機構22A、22
Bの垂直に配する回動レバー24A〜24D等は斜視図
的に示し、且つシャフト26A、26Bは実際は真っ直
ぐであるがノーズ受金具31A、31Bと重ならないよ
うに折曲した一点鎖線で示している。この図面から解る
ように、前後の電動機30A、30Bを支持したまま前
後輪軸17A、17Bが相対的にスイベル動ずるので、
それら電動機30A、30Bの取付ノーズ30a、30
bを台車台枠等に固定してしまうことはできない。この
為にその前後の電動機30A、30Bの取付ノーズ30
a、30bを受けるノーズ受金具31A、31Bは前後
のものが同期して左右に変動可能であると共に、そのノ
ーズ受金具31A、31Bに対し電動機30A。
30Bの取付ノーズ30a、30bを相互の変位回分だ
け回動可能に連結している。
その詳細を第6図及び第7図により説明する。
台車台枠11の中間梁11b上の心血受穴14の左右寄
り部に配置して前後一対ずつの軸受32を突設し、これ
に支承して左右一対の連動軸33を中間梁11b上を跨
ぐように併設している。この左右の連動軸33の前後端
に各々上端部を固着して左右一対ずつの揺動リンク34
A、34Bを垂下し、これら前側の左右揺動リンク34
A相互下端と後側の左右揺動リンク34B相互下端とに
それぞれ前記ノーズ受金具31A、31Bを取付けて、
その前後のノーズ受金具31A、31Bを中間梁11b
の前後面位置にて互いに同期して左右に平行移動可能に
支持している。またその前後各ノーズ受金具31A、3
1Bは内部に仕切板を介在した多段積層ゴムばね35を
有し、このゴムばね35から一対のノーズ締結ボルト3
6を立設し、動を該ゴム層の剪断変位により許容するよ
うにしている。なおその電動機の取付ノーズ30aや3
0bの左右方向の大きな回動はノーズ受金具の内側面3
1aにより規制し、上方への飛び上がりはカバー37に
より押さえるようにしている。
而して、前述の構成の鉄道車両用台車では、車両が曲線
路に入ると、先ずその前輪軸17Aの左右車輪16のい
ずれかが該曲線軌条に対しある角度をもって当たるアタ
ックアングルを生じることで、その前輪軸17Aがこの
左右車輪16を曲線軌条に沿う方向に向けるべく左右の
軸箱18A。
18Bを左右連動リンク機構22Aにより相対的に前後
動しながら首振り(スイベル動)して向きを変えようと
する。これにてその前輪軸17Aの左側軸箱18A、1
8Bに同左側の前後連動リンク機構27Aを介し後輪軸
17Bの左側軸箱18Cが連動して前後反対方に移動し
、同時に前輪軸17Aの右側軸箱18Bに同右側の前後
連動リンク機構27Bを介し後輪軸17Bの右側軸箱1
8Dが連動して前後反対方に移動する。これで例えば第
2図に示す如く前輪軸17Aに対し後輪軸1.7 Bが
左右反対方向に首振り(スイベル動)し、その前後輪軸
17A、17Bが相対的に左右に向きを変え、この両者
の軸中心延長線の交点40が該曲線路の半径中心点と合
致して、前後左右全ての車輪16が軌条の曲線路の接線
方向に向いて滑らかに走行するようになり、その曲線路
での車輪16の走行抵抗が減少すると共に、1軸重行動
を生じないで前後2軸蛇行動化を実現でき、安定走行可
能な速度範囲が向上し、かなりの高速域まで安定走行が
可能となる。
なおこの際、前後輪軸17A、17Bを回転駆動する前
後の電動機30A、30Bは、その取付ノーズ30a、
30bを台車台枠等に固定せずに、中間梁11bの前後
に同期して左右変動可能に設けたノーズ受金具31A、
31Bに対し相互の変位回分だけ回動可能に連結してい
るので、該輪軸17A  17Bと一緒に何ら支障なく
スイベル動しながら、該前後輪軸17A、17Bを回転
駆動するようになる。
また前記前後輪軸17A、17Bの左右の軸箱18A、
18B並びに18C,18Dを前後に相対移動する状態
に連動せしめる左右連動リンク機構22A、22Bを台
車台枠11の左右側部から下側(電動機のノーズ受金具
31A、31B下側空間)に配して設け、且つ前後輪軸
17A。
17Bの各々の左側の軸箱18A、18C並びに右側の
軸箱18B、18D相互をそれぞれ前後に相対移動する
状態に連動せしめる前後連動リンク機構27A、27B
を前記台車台枠11の左右側部(左右の枕ばね受13の
下側空間)に配して設けたので、従来の如く台車台枠内
に対角線上にクロスアンカーリンクを設ける必要がない
ことから、台車台枠11内に電動機30A、30B等を
有する駆動台車であっても、その電動機等に邪魔される
ことなく、前後の輪軸17A、17Bの左右の軸箱18
A、18B、18C,18D相互を連動させて、曲線路
に入った時に該前後の輪軸17A。
17Bを相対的に左右に首振り動作(スイベル動)させ
る構成とすることが何ら問題無く容易に実現可能となる
次に、本発明の他の実施例を第8図により説明する。な
お図中前記第1図乃至第7図で示した実施例と重複する
ものには同一符号を付して説明の簡略化を図る。ここで
は、前後輪軸17A。
17Bを互いに連動して相対的にスイベル動させるべく
、まず前後輪軸17A、17Bのそれぞれの左右の軸箱
18Aと18B相互並びに18Cと18D相互を前後に
相対移動する状態に連動せしめる左右連動リンク機構5
2A、52Bを台車台枠11の左右側部から前後端Ol
ルして設けている。
つまり前側の左右連動リンク機構52Aは、左右の軸箱
18A、18Bに後端を枢支連結してリンク53A、5
3Bを設け、これらリンク53A。
53Bの前端を台車台枠11の前端左右部からそれぞれ
垂下したレバー支持ピン54を介して水平回動可能に設
けた三角リンク55A、55Bの外端に枢支連結し、且
つその左右の三角リンク55A、55Bの内端相互をリ
ンクパー56Aで枢支連結している構成である。これで
例えば左側の軸箱18Aが後進すると該左右連動リンク
機構52Aを介して右側の軸箱18Bが同ストローク前
進するように連動せしめられている。
前記後側の左右連動リンク機構52Bは、前記同様に、
左右の軸箱18C,18Dに前端を枢支連結してリンク
53C,53Dを設け、これらリンク53C,53Dの
前端を台車台枠11の後端左右部からそれぞれ垂下した
レバー支持ピン54を介して水平回動可能に設けた三角
リンク55C955Dの外端に枢支連結し、且つその左
右の三角リンク55C,55Dの内端相互をリンクツ<
−56Bで枢支連結している構成である。これで例えば
左側の軸箱18Cが後進すると該左右連動リンク機構5
2Bを介して右側の軸箱18Dが同ストローク前進する
ように連動せしめられている。
また、前記前後輪軸17A、17Bを互いに連動して相
対的にスイベル動させるべく、該前後の輪軸17A、1
7Bの各々の左側の軸箱18Aと18C相互、並びに1
8 Bと18D相互をそれぞれ前後に相対移動する状態
に連動せしめる前後連動リンク機構57A、57Bは、
前記実施例同様に前記台車台枠11の左右側部に配した
一連のリンク23Aと回動レバー24Aとリンクパー2
8Aと回動レバー24Cとリンク23C1リンク23B
と回動レバー24Bとリンクパー28Bと回動レバー2
4Dとリンク23とでそれぞれ構成されている。なお前
記各回動れば24A〜24Dは前記実施例の如くシャフ
ト26A。
26bを用いずに、台車台枠11にそれぞれ固定したレ
バー支持ピン58で枢着している。これて例えば前側の
輪軸17Aが反時計回りの方向にスイベル動して左を向
くと、これに前後連動リンク機構57A、57Bを介し
相対的に連動して後側の輪軸17Bが時計回り方向に同
角度スイベル動じて右を向くようになって、前記実施例
同様の作用効果を得られる。
なおこの実施例の場合でも、前後の左右連動リンク機構
52A、52B並びに左右の前後連動リンク機構57A
、57Bの各構成部品は全て台車台枠11の左右側部と
前後端に配するので、電動機等の台車構成品に一切邪魔
になるようなことがなくなる。
〔発明の効果〕
本発明は前述の如く構成したので、台車台枠内に電動機
等を有する駆動台車であっても、その電動機等に邪魔さ
れることなく、前後の輪軸の左右の軸箱相互を連動させ
て、曲線路に入った時に該前後の輪軸を相対的に左右に
首振り動作(スイベル動)させる構成とすることができ
、前後左右の車輪を曲線軌条の接線方向に向けて少ない
抵抗で安定走行可能となせる鉄道車両用台車が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は要部構成の概略的斜視図、第2図は同要部構成の
作動状態を示す概略的平面図、第3図は台車の側面図、
第4図は台車台枠と軸箱との間の軸ばね部の断面図、第
5図は軸箱単体の斜視図、第6図は台車台枠の中間梁部
の電動機のノーズ受金具取付構造を示す斜視図、第7図
は同じくノーズ受金具の正面図、第8図は本発明の他の
実施例を示す要部構成の概略的斜視図、第9図は鉄道車
両用台車の従来例を示す底面図である11・・台車台枠
、16・・・車輪、17A、17B・・・前後の輪軸、
1.8 A〜18D・・・左右の軸箱、22A、22B
、52A、52B・・・左右連動リンク機構、27.A
、27B、57A、57B・・前後連動リンク機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  台車台枠に対し前後一対の輪軸の左右の軸箱を前後動
    可能に設けると共に、その前後輪軸が曲線路で各々左右
    にスイベル動するようにそれぞれの左右軸箱相互を前後
    に相対移動する状態に連動せしめる左右連動リンク機構
    を台車台枠の左右側部から下側或いは前後端に配して設
    け、且つ前後輪軸の各々の左側の軸箱相互並びに右側の
    軸箱相互をそれぞれ前後に相対移動する状態に連動せし
    める前後連動リンク機構を前記台車台枠の左右側部に配
    して設けてなる鉄道車両用台車。
JP33665289A 1989-12-27 1989-12-27 鉄道車両用台車 Pending JPH03197269A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530638A (ja) * 2009-06-26 2012-12-06 ランザ プロジェクト コーポレーション 鉄道台車

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207268A (ja) * 1985-03-12 1986-09-13 株式会社東芝 リニヤインダクションモータ駆動台車

Patent Citations (1)

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