JPH03193332A - レンズ等の光学系と枠の一体成形方法、成形用金型および一体成形品 - Google Patents

レンズ等の光学系と枠の一体成形方法、成形用金型および一体成形品

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JPH03193332A
JPH03193332A JP33452589A JP33452589A JPH03193332A JP H03193332 A JPH03193332 A JP H03193332A JP 33452589 A JP33452589 A JP 33452589A JP 33452589 A JP33452589 A JP 33452589A JP H03193332 A JPH03193332 A JP H03193332A
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JP
Japan
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molding
frame
lens
mold
optical
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Application number
JP33452589A
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English (en)
Inventor
Kazunari Tokuda
一成 徳田
Satoshi Imai
聡 今井
Noboru Yamada
登 山田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03193332A publication Critical patent/JPH03193332A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のレンズ等の光学素子を軸方向に列設した
光学系とこれを保持する鏡筒等の枠の一体成形方法、成
形用金型および一体成形品に関する。
〔従来の技術〕
従来、複数のレンズ等の光学素子を光軸方向に列設しつ
つ光学系を保持する場合には、当該光学系を鏡筒内に光
軸方向に列設しつつ内装した後、押え環にて固定するこ
とにより構成するのが通常であった。
しかるに、かかる鏡枠内に押え環を介して内装固定する
構成の組立作業の煩雑性と光学精度のバラツキ等の欠点
を解消すべく、光学系と枠を一体成形する製造方法およ
び装置に加えて、一体成形した成形品が開発されている
その公知例としては、「複数のレンズを光軸方向に連ね
て、これらのレンズを支える複数のバーとともにプラス
チック材で一体成形して成ることを特徴とするプラスチ
ック構体」 (特開昭62−70810号公報参照)あ
るいは、[溶融プラスチックを注入後固化して製品を得
るプラスチック成形用金型の円柱状の空間を有するキャ
ビティに、少なくとも1個以上の段差を有し、前記キャ
ビティに光学レンズと間隔環を交互に挿入し、前記光学
レンズと間隔環とで形成される円筒状のキャビティに、
溶融プラスチックを注入して一体成形することを特徴と
するレンズ系の製造方法」 (特開昭58−98225
号公報参照)並びに、「レンズ光軸に直角な平面内で移
動可能であって、レンズ外周の少なくとも3点でレンズ
を支持する支持部材を含む自動芯出し機構を、金型内に
有することを特徴とするレンズ・鏡枠一体成形装置」あ
るいは、「レンズを予備的に保持する手段、レンズ光軸
に直角な平面内で移動可能で、レンズ外周の少なくとも
3点でレンズを支持する支持部材を含む自動芯出し機構
を金型内に有し、上記支持部材でレンズを支持したとき
、前記保持手段とレンズとの間に鏡枠形成用樹脂が通ら
ない程度の間隙が形成されることを特徴とするレンズ・
鏡枠一体成形装置」 (特開昭61−16820号公報
参照)の各公知例を挙げることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した各公知例における光学系と枠の
一体成形品、成形方法および装置にあたっては、全てイ
ンサート成形であって、インサートするレンズあるいは
間隔環等のインサート部品は予め、別体に成形するとと
もにその内装作業が要求され、鏡筒内に押え環にて内装
固定する従来の構成上の作業性並びに光学精度のバラツ
キ等の欠点を工業生産上充分に解消し得る技術の開発に
は至っていないのが現状である。
因って、本発明はかかる現状に鑑みて開発されたもので
、レンズ等の光学系の成形とこの光学系の保持用枠の成
形さらにはこれらの光学系と枠を一体に成形する一連の
作業を一連の工程にて成形し得る一体成形品、成形方法
および成形用金型の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段および作用〕本発明は、固
定型と可動型から成る射出成形用金型にて複数のレンズ
等の光学素子を成形する工程と、前記可動型を回転して
前記複数のレンズ等の光学素子のうちの光学系を構成す
べき光学素子を互いに光軸を一致せしめつつ各光学素子
を当て付け面にて当接する工程と、前記各光学素子の外
周部に枠成形用キャビティを形成するとともに当該キャ
ビティを介して、前記光学系を構成する各光学素子と一
体に枠を成形する工程とから成るレンズ等の光学系と枠
の一体成形方法、固定型と可動型から成る射出成形用金
型において、前記両型のうちの一方を回転可能に保持す
るとともに両型に複数のレンズ等の光学素子の成形用キ
ャビティを設け、かつ、前記各光学素子の成形用キャビ
ティの外周部をスライド自在に形成するとともに各光学
素子の成形用キャビティおよび前記外周部をスライドす
ることにより形成される前記光学素子の枠成形用キャビ
ティ内に成形用樹脂を充填する少なくとも1つのスプー
ルと当該スプールに連結する前記各キャビティのランナ
およびゲートを設けることにより構成したことを特徴と
するレンズ等の光学系と枠の一体成形用の射出成形用金
型および射出成形用金型にて複数のレンズ等の光学素子
を成形するとともにこれを枠と一体に成形して成る一体
成形品において、 前記各光学素子と枠の接合面が光軸方向内径に対してア
ンダーカットとなるように構成したことを特徴とするレ
ンズ等の光学系と枠の一体成形品、そして射出成形用金
型にて複数のレンズ等の光学素子を成形するとともにこ
れを枠と一体に成形して成る一体成形品において、 前記光学素子と枠の接合面の光軸に直角な断面形状を凹
凸形状に形成し、前記各光学素子と枠の接触面積を増大
せしめて構成したことを特徴とするレンズ等の光学系と
枠の一体成形品である。
しかして、本発明は、同一射出成形用金型内にてレンズ
等の光学系と枠の一体成形品の構成に要求される光学系
および枠の成形を一連の工程にて成形するとともに光学
系と枠の一体化を枠の成形と同時に成形し、作業性を向
上するとともに各−体成形品間のバラツキをな(し、成
形品精度の向上が計れさらには一体成形品の光学系と枠
の接合構成により光学系と枠の接合面積の増大が計れ、
その耐久性の向上が得られる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面とともに説明する。
(第1実施例) 第1図〜第12図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は射出成形用金型の断面図、第2図〜第6図は成形工程
を示す断面図、第7図、第8図は第1レンズおよび第2
レンズと枠の一体成形部分の変形例を示す断面図、第9
図、第10図は第1および第2レンズの外周部の変形例
を示すもので、第9図は第2レンズの斜視図、第10図
は可動側スライド部材の断面図、第11図は第7図、第
8図とは別の変形例を示す断面図、第12図は第1図の
射出成形用金型における要部を概略的に示す平面図であ
る。
さて、第1図示の射出成形用金型30は固定型31に対
して可動型32を回転かつ対向方向に可動自在に配設す
ることにより構成されている。
そして、固定型31は、固定側取付板21に固定側型板
9を介して第1および第2レンズ成形用入子33.34
をポル)35.36にて固着しつつ取付けるとともに第
2レンズ成形用入子33の外周には、上下方向にスライ
ド自在に筒状の固定側スライド部材2を嵌装し、かつこ
のスライド部材2の外周に螺設したネジ部2aに螺合す
る歯車3aを介してスライド部材2を上下方向に可動す
るアクチュエータ3を装着しである。
また、前記固定型31には、中央部に第1および第2レ
ンズ成形用のスプール23および左側部に枠成形用スプ
ール16をそれぞれ設けるとともに前記第2レンズ成形
用人子34の上部外周には、後述する可動型32の第2
レンズ成形用人子13の外周に嵌装した可動側スライド
部材7の嵌合部37を設けである。
さらに、前記第2レンズ成形用人子34の成形面34a
の外周部には第1レンズ70の当て付け面1aとの当て
付け面6aの成形部を設けるとともに前記固定側スライ
ド部材2の上部には、前記スプール23に連通するラン
ナ27との対向部に第1レンズ70の成形用ゲート5を
設けである。
また、前記可動型32は可動側取付板22にスペーサブ
ロック42、可動側受板14および可動側型板4を介し
て第1および第2レンズ成形用人子11および13を、
一方の入子11は突出板12にボルト38にて固着し、
他方の入子13はボルト39にて固着しつつ取り付ける
とともに前記入子13の外周には筒状の可動側スライド
部材7を上下方向に可動自在に嵌装し、かつこの可動側
スライド部材7の外周に螺設したネジ部7aに螺合する
歯車8aを介して、可動側スライド部材7を可動するア
クチュエータ8を装着しである。
また、前記可動側型板4の中央部には前記固定型31の
固定側型板9のスプール23、ランナ27に対応するラ
ンナ27を設けるとともに前記突出板12にランナ27
部の突出ピン26をボルト40にて固着し、かつ右側部
には枠成形用のスプール16に連結するランナ17およ
びゲート18を設けるとともにこのランナ17に突出ピ
ン19を上下動自在に嵌装し、この突出ピン19の上端
ネジ部19aを前記アクチュエータ8の歯車8aに噛合
せしめて連結しである。
さらに、前記可動側型板4の左側部には、前記固定側ス
ライド部材2の嵌合部41を設けるとともに前記突出板
12と可動側受板14間にバネ15を介装し、かつこの
突出板12を成形機(不図示)の突出しロンド28に連
結しである。
しかして、前記固定および可動型31および32にて構
成される射出成形用金型30は通常の金型と同様に成形
機のプラテンに取り付けて使用するとともに特に前記可
動型32については回転する機能を具備する可動側プラ
テンに取付けである。
また、前記固定および可動型31および32のそれぞれ
対となる第1および第2レンズ成形用人子11.33と
13.34および固定側および可動側スライド部材2.
7によって第1および第2レンズ60.70の成形用キ
ャビティ1.6が形成される(第1図および第12図参
照)とともに固定側および可動側スライド部材2.7の
スライド部2b、7bによって枠成形用キャビティ20
(第6図参照)が形成される。
さて、以上の構成から成る射出成形用金型30によって
第2レンズ60および第2レンズ70を成形するととも
に両レンズ60および70から成るレンズ系を枠81の
成形によって一体成形する成形方法について以下に、第
2〜第6図とともに説明する。
まず、固定型および可動型31および32を型閉めする
とともにこれに関連してアクチュエータ3および8を作
動して固定側および可動側スライド部材2および7をス
ライドして両者の先端部分を嵌合部37および41に嵌
合し、両者のゲート5および10をランナ27に連結し
てセットする。
しかる後、スプール23のスプールブツシュにセットさ
れるレンズ成形用樹脂の射出機の射出基(不図示)を介
して第1および第2レンズ成形用キヤビテイ1および6
内に成形用樹脂を充填する(第2図参照)とともに両レ
ンズ60.70の成形に要求される諸条件に沿った成形
条件に従った成形を行う。
前記各キャビティ1および6における成形に伴って成形
品が固化されるのを待って、アクチュエータ3および8
を作動して固定側および可動側スライド部材2および7
をスライドせしめてゲートカットを行う(第3図に示す
如く、両スライド部材2および7をそれぞれ固定側およ
び可動側のスライド部2b、7b中に引き込むことによ
ってゲートカットを行う)。
そして、このゲートカットの完了に関連して、固定型3
1および可動型32の型開きを行うことにより、第4図
に示す如く、キャビティ1および6における成形面の面
積の大きい方に成形品が保持される。
すなわち、第4図に示す如く、第1レンズ70が固定型
31に、第2レンズ60が可動型32にそれぞれ保持さ
れる。
また、型開きに関連して、可動側プラテン(不図示)が
、その回転機構を介して回転することにより、可動型3
2が回転されるとともにこの可動型32に保持される第
2レンズ6oが固定型31に保持される第1レンズ70
の光軸と一致すル位置に位置決めされ、かつ、この可動
型32の動作に関連して、成形機の突出しロンド28を
後退せしめて、バネ15にて不作用方向に付勢される突
出板12とともに第1レンズ成形用人子11を不作用位
置に後退せしめる。
さらに、前記動作に関連して、固定型31と可動型32
の型閉めを行うことにより、第1レンズ70と第2レン
ズ60の当て付け面1a、6aが互いに当接した状態に
てセットされる(第5図参照)。
尚、前記可動側の第1レンズ成形用人子11は不作用位
置に後退しているので、固定型31の第2レンズ成形用
人子19と干渉することはない。
前記第1レンズ70と第2レンズ60が互いに光軸が一
致した状態にてセットされた時点にて、アクチュエータ
3および8を作動して固定側および可動側スライド部材
2および7をそれぞれ固定型31および可動型32偏に
引き込むことにより、第6図に示す如く、スライド部2
bおよび7bにて枠成形用キャビティ20を形成すると
ともにこのキャビティ20にゲート18、ランナ17を
介して枠成形用スプール16を連結する。
尚、第1および第2レンズ成形用ランナ27には、前記
第1および第2レンズ成形時に回部に充填樹脂の固化成
形品80が前記型閉めの際に再び同ランナ27内に充填
される枠成形用キャビティ20の一部を形成する。
そこで、前記枠成形用キャビティ20内にスプール16
のスプールブツシュに予めセットされる枠成形用樹脂の
射出機の射出塔より枠成形用樹脂を充填し、所要の成形
条件下の成形を遂行する。
尚、この枠成形時においては、金型温度を降下させるこ
とにより、充填された枠成形用樹脂の温度が早く下がり
、第1および第2レンズ60.70に対する熱的影響を
小さくすることができる。
しかる後、第6図示の枠81成形後、型開きするととも
にアクチュエータ8を作動して可動側スライド部材7を
降下してレンズ系と枠の一体成形品の突き出しおよび突
出ビン26を作動してランナ27の成形品80を突き出
し、さらに、固定側および可動側スライド部材2および
7のゲート5および10内に固化する樹脂をエアプロー
(不図示)等を介して除去することにより成形を完了す
る。
因って、その後、可動側プラテンによる可動型320回
転並びに前述してきた各部を第1図示の元位置に復帰せ
しめ、第2図示以下の前記説明と同様の工程を繰り返し
遂行することにより、レンズ系と枠の一体成形品の成形
を連続して自動的に遂行し得る。
尚、前記成形における第1および第2レンズ60.70
の成形用樹脂としてはポリカーボネートの光学グレード
を適用するとともに枠成形用樹脂としてはグラスファイ
バー人りポリカーボネートを適用した実施例を挙げるこ
とができるが、両者とも同一の樹脂にて成形することも
勿論で、かつこれらの合成樹脂に圧定されない。
また、レンズの成形材の耐熱温度が枠の成形材を成形す
るのに最適な金型温度以上である必要があるが、射出さ
れる枠の成形材の成形温度以上の耐熱温度を有すればよ
り好適である。
さらに、前記射出成形用金型30には、異種材料用の2
つのスプールI6.23を有する為、成形機には2つの
射出塔が要求され、2つの射出塔のノズルは常時金型の
2つのスプールブツシュにセットされていてもよいし、
射出時だけ、ノズルターツチするように金型の動きと同
期させつつ射出塔を駆動してもよい。
また、第7図〜11図は、前記実施例の設計変更例を示
すもので、第7図および第8図は、第1および第2レン
ズの成形用キャビティ1および6における外縁部の成形
面、すななわち固定側および可動側スライド部材2およ
び7の上部に段部2a、7aを設けることによって、成
形される第1レンズ71および第2レンズ61の外径部
に突出部61a、71aを設け、かつ枠成形に当たって
は、この突出部61a、71aが枠81の突出部81a
によって一体成形されてアンダカットとなり、第1およ
び第2レンズ61.71の抜は等を防止し堅固な一体成
形品を成形し得る。
加えて、第9図および第10図は、第1および第2レン
ズ60.70の成形に当って、両キャビティ1および6
の固定側および可動側スライド部材2および7の内周面
の形状を前記実施例とは設計変更し、内周面に凹部7c
、凸部7dを連続して形成することにより、成形される
第2レンズ60の外周に凹凸部60a、60bを形成し
、これに前記方法にて枠81を一体成形した場合、第2
レンズ60と枠81の接合面積を増大し、両者の密着力
を向上せしめ得る。尚、第9図および第10図にては第
2レンズ60と可動側スライド部材7についてのみ示し
たが第1レンズ70および固定側スライド部材2につい
ても同様の構成による設計変更が可能である。
さらに、第11図は、前記第1および第2レンズ62.
72の外縁部62a、72aの成形に当たって互いに嵌
合し合うことのできる段部62a、72aを成形し得る
ようにそれぞれの成形用キャビティ1および6を構成し
く例えば、両人子11.13の当て付け面の成形面1a
、6a部分あるいは固定側および可動側スライド部材2
.7の該当部分に、段部62a、T2aの成形に対応す
る段部(不図示)を設ける)、同段部62a、72aの
保合により枠81を成形する際に両レンズ62.72を
光軸を一致させつつ当接セットする際の芯ズレのバラツ
キをなくすことができるようにした場合を示すものであ
る。
(第2実施例) 第13図は本発明の第2実施例を示す金型要部の平面図
である。
本実施例の場合には、前述してきた第1実施例の一体成
形品を同時に複数個成形し得るように構成した場合を示
し、射出成形用金型30に第1レンズおよび第2レンズ
の成形用キャビティlおよび6を2ケ所づつ配設すると
ともに各キャビティ1および6に対するスプール23は
1ケ所で、これに各ランナ27a、27b、27c、2
7dを連設し、かつ各キャビティ1および6に各ゲート
を、各キャビティ1および6の構成要件となる固定側お
よびスライド部材に設け、さらに枠成形用キャビティに
対するスプール16については両キャビティ1に連通し
た構成としたものである。
かかる構成の実施例によれば、同一レンズの成形用キャ
ビティを枠成形用スプール16の長さ方向間に隣接して
配設することにより、複数の一体成形品を製造する場合
の射出成形用金型の構成上、レンズ成形用と枠成形用の
スプールがそれぞれ1つで済み、ランナの取り回しを筒
素化し得る。
尚、その他の具体的構成については第1実施例の構成に
準じて実施すればよく説明は省略する。
(第3実施例) 第14図は本発明の第3実施例を示す金型要部の平面図
である。
本実施例の金型は、複数の一体成形品を製造する場合を
示し、特に第1および第2レンズの成形用スプール24
.25を別々に構成するとともに枠成形用スプール16
は一つにて構成したものである。
しかして、かかる実施例の場合には、第1レンズおよび
第2レンズの成形条件が大きく異なる場合、あるいは成
形材料が異なる場合の成形に適用するものである。
尚、同様の趣旨により、第1実施例の場合にも第1レン
ズ70と第2レンズ60のスプールを別々に構成した実
施例を挙げ得る。
(第4実施例) 第15図〜第17図は本発明の第4実施例を示す説明図
である。
本実施例の場合には、第1実施例における枠成形を、第
1および第2レンズ60.70の成形に使用するスプー
ル23を使用しつつ成形することによって枠成形用スプ
ール16およびランナ17、ゲート18の構成を不要と
した場合の構成を示すものである。
すなわち、第15図に示す如く、第1実施例と同様の方
法にて第1および第2レンズ60.70の成形後、第1
6図に示す如く、型開きし、第1レンズ70を固定型3
1に、第2レンズ60を可動型32にそれぞれ保持する
とともに突出ビン26を作動してランナ27の成形品8
0を除去する。
しかる後、可動側プラテンにて可動型32を回転し、か
つ固定側および可動側スライド部材2.7をアクチュエ
ータ3.8の作動を介して枠成形用キャビティ20を形
成すべ(セット後、第17図に示す如く、スプール23
より枠成形用樹脂を充填して第1および第2レンズ60
.70の外周に枠81を一体に成形し、レンズおよび枠
の一体成形品の成形を完了する。
その他の構成および方法については第1実施例と同様で
あるので、説明は省略する。
本実施例の場合には、特にレンズと枠を同一材料にて成
形する場合にレンズ成形用と枠成形用のスプールを同一
スプールにて構成でき、第1実施例の金型構成を簡素化
し得る利点を有する。
尚、以上の説明においては、複数のレンズを枠に一体に
したレンズ系の一体成形品についてのみ説明してきたの
であるが、レンズ以外の光学素子を組み込んだ光学系を
枠によって一体とする一体成形品の成形にも適用し得る
ものである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな通り、本発明によれば、レンズ
等の光学素子を枠によって保持した一体成形品を射出成
形用金型における一連の成形工程にて成形することがで
きるとともにレンズ等の光学素子間における光軸精度の
バラツキのない、耐久性に優れた一体成形品を提供し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜第12図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
射出成形用金型の断面図、第2〜第6図は成形工程の説
明図、第7図、第8図は第1レンズおよび第2レンズと
枠の一体成形部分の変形例を示す断面図、第9図、第1
0図は第1および第−f!、I 2レンズの外周部の変形Vゲグを示すもので、第9図は
第2レンズの斜視図、第10図は可動側スライド部材の
断面図、第11図は第7図、第8図とは別の変形例を示
す断面図、第12図は第1図の射出成形用金型の要部を
示す平面図、第13図および第14図は本発明の第2お
よび第3実施例を示す射出成形用金型の要部の平面図、
第15図〜第17図は本発明の第4実施例を示す成形工
程の説明図である。 1・・・第1レンズの成形用キャビティ2・・・固定側
スライド部材 3.8・・・可動側型板 4・・・可動側型板 5.10・・・ゲート 6・・・第2レンズの成形用キャビティ7・・・可動側
スライド部材 9・・・固定側スライド部材 11.13・・・第1および第2レンズ成形用人子12
・・・突出板 14・・・可動側受板 15・・・バネ 16.23・・・スプール 17.27・・・ランナ 18・・・ゲート 19.26・・・突出ピン 0・・・枠成形用キャビティ ト・・固定側取付板 2・・・可動側取付板 4.25・・・スプール 8・・・突出しロンド 0・・・射出成形用金型 1・・・固定型 2・・・可動型 3.34・・・第1および第2レンズ成形用入子5.3
6・・・ボルト 7.41・・・嵌合部 8.39.40・・・ボルト 2・・・スペーサブロック 0・・・第2レンズ 0・・・第1レンズ ト・・枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定型と可動型から成る射出成形用金型にて複数
    のレンズ等の光学素子を成形する工程と、前記可動型を
    回転して前記複数のレンズ等の光学素子のうちの光学系
    を構成すべき光学素子を互いに光軸を一致せしめつつ各
    光学素子を当て付け面にて当接する工程と、前記各光学
    素子の外周部に枠成形用キャビティを形成するとともに
    当該キャビティを介して、前記光学系を構成する各光学
    素子と一体に枠を成形する工程とから成るレンズ等の光
    学系と枠の一体成形方法。
  2. (2)固定型と可動型から成る射出成形用金型において
    、 前記両型のうちの一方を回転可能に保持するとともに両
    型に複数のレンズ等の光学素子の成形用キャビティを設
    け、かつ、前記各光学素子の成形用キャビティの外周部
    をスライド自在に形成するとともに各光学素子の成形用
    キャビティおよび前記外周部をスライドすることにより
    形成される前記光学素子の枠成形用キャビティ内に成形
    用樹脂を充填する少なくとも1つのスプールと当該スプ
    ールに連結する前記各キャビティのランナおよびゲート
    を設けることにより構成したことを特徴とするレンズ等
    の光学系と枠の一体成形用の射出成形用金型。
  3. (3)前記スプールのうち、前記両型の中央部に前記各
    光学素子の成形用スプールを配設するとともに前記複数
    の光学素子のうちの第1レンズの成形用キャビティを前
    記両型のパーティング面上で、かつ前記各光学素子の成
    形用スプールを通る直線に対して片側に隣接せしめて配
    設し、さらに、前記各光学素子の成形用キャビティとの
    対称位置に第2レンズの成形用キャビティを配設すると
    ともに前記枠成形用キャビティに対する枠成形用スプー
    ルを設けることにより構成したことを特徴とする請求項
    2記載のレンズ等の光学系と枠の一体成形用の射出成形
    用金型。
  4. (4)前記スプールのうち、前記各光学素子の成形用ス
    プールを個別に配設するとともに枠成形用スプールを配
    設することにより構成したことを特徴とする請求項2記
    載のレンズ等の光学系と枠の一体成形用の射出成形用金
    型。
  5. (5)射出成形用金型にて複数のレンズ等の光学素子を
    成形するとともにこれを枠と一体に成形して成る一体成
    形品において、 前記各光学素子と枠の接合面が光軸方向内径に対してア
    ンダーカットとなるように構成したことを特徴とするレ
    ンズ等の光学系と枠の一体成形品。
  6. (6)射出成形用金型にて複数のレンズ等の光学素子を
    成形するとともにこれを枠と一体に成形して成る一体成
    形品において、 前記光学素子と枠の接合面の光軸に直角な断面形状を凹
    凸形状に形成し、前記各光学素子と枠の接触面積を増大
    せしめて構成したことを特徴とするレンズ等の光学系と
    枠の一体成形品。
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