JPH031909A - 精密プレス金型のダイ構造 - Google Patents

精密プレス金型のダイ構造

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JPH031909A
JPH031909A JP13706189A JP13706189A JPH031909A JP H031909 A JPH031909 A JP H031909A JP 13706189 A JP13706189 A JP 13706189A JP 13706189 A JP13706189 A JP 13706189A JP H031909 A JPH031909 A JP H031909A
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blade
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JP13706189A
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Takashige Arino
有野 孝茂
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車、電気、電子部品や計器板等の樹脂材を
精密プレス加工するための金型のグイ構造に関する。詳
しくは、クリアランス調整が容易にかつ正確にできる精
密プレス金型のグイ構造に関する。
[従来の技術] 従来、この種の用途に使用される精密プレス金型のグイ
構造を第7図に示す。図において、ダイ1は中央部に貫
通穴11を有し、該貫通穴11の上端部内周面を、被加
工材をせん断加工するための有効刃12となしである。
有効刃12下方の貫通穴11内は、やや大径として逃し
部13となしてあり、これにより抜きカスの排除を容易
にする。
プレス加工時には、ダイ1上に被加工材を配し、ダイ1
の上方に配したポンチ(図略)を降下させて被加工材を
打抜く。この時、ダイ1の有効刃12とポンチ外周との
隙間をクリアランスといい、このクリアランス調整の精
度が製品の品質に大きく影響する。・ 特に高度な寸法精度が要求される精密プレス金型におい
ては、クリアランスをほぼゼロとする(通常0.003
mm以内)ことが必要であるが、機械加工では1/10
00オーダーの精度を得ることは難しい。そこで、通常
はこの調整を手仕上げで行なっており、第8図に示すよ
うに、ダイ1上面の貫通穴11周縁部を叩いて溝15を
入れ(コーキング)、打出された肉を、有効刃12表面
より内方に突出する切刃部16となして、この表面をヤ
スリまたは油砥石2で研磨して所定のクリアランスに調
整している。
[発明が解決しようとする課題] ところが、切刃部16をヤスリまたは油砥石2で手仕上
げする場合、仕上げ面が小さいためヤスリ2がふらつき
やすいという問題があった。このため、仕上げ作業に高
い技術、経験を要し、作業に時間がかかる上、切刃部1
6を平滑面に仕上げることは極めて難しかった。
このため、第9図のように刃先にダレ17が生じやすく
、クリアランスが大きくなって、製品にパリ、切断面の
荒れ等が発生し、品質の低下をまねくおそれがあった。
しかして、本発明の目的は、精密プレス金型のダイの手
仕上げを、特別な技術や経験、勘を必ずしも要さず、容
易に行なうことができ、クリアランスゼロの調整を迅速
にかつ正確に行なうことが可能なダイ構造を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明の構成を第1図で説明
すると、精密プレス金型のダイ1に貫通穴11を設けて
、該貫通穴11の上端部内周面を有効刃12となし、下
端側の貫通穴11内を上記有効刃12よりやや大径の逃
し部13となした精密プレス金型のダイ1において、上
記有効刃12を下方に向けて拡径するテーパ状となすと
ともに、上記逃し部13の下端部には、上記有効刃12
と同一の傾斜角度を有するテーバ部14を、上記有効刃
12と同一面上に設けである。
[作用] クリアランス調整時には、コーキングにより上記有効刃
12表面を内方に突出させ、これをヤスリで研磨して手
仕上げする。この際、ヤスリは上記有効刃12表面と、
これと同一面上にあるテーバ部14の2か所で接触保持
されるので、ヤスリのふらつきが防止され、刃先のダレ
が防止されて、クリアランス調整の精度が向上する。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例により説明する。
第2図には精密プレス金型の全体構成図を示す。
プレス金型はダイ1とポンチ3を有し、ポンチ3はバッ
キングプレート4およびポンチプレート5によりそれぞ
れ背面および側面を支持されている。
6はストリッパプレート、7は高さ調整用のプレートで
あり、バッキングプレート4を上方より押圧すると、ポ
ンチ3の先端がストリッパプレート6を貫通して、ダイ
1上面に配した被加工材8をせん凹加工する。被加工材
8としては、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミ
ド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、
PBT樹脂、PPS樹脂等が挙げられる。
ダイ1の詳細を第1図に示す。図においてダイ1は板厚
tが例えば25nvnの板材よりなり、中央部に貫通穴
11を有している。ダイ1の材質としては機械構造用炭
素鋼、具体的には炭素平均含有量55%およびロックウ
ェル硬さ(HRC)30までの熱処理材が使用される。
上記貫通穴11は、上端部内周面を有効刃]、2となし
である。該有効刃12はせん凹加工時の切刃となる部分
であり、下方に向けて拡径するテーパ状に形成しである
上記有効刃12の傾斜角度aは、ダイ1の板厚tに応じ
て変化し、通常、0950′〜12°の範囲で適宜選択
される。また、高さhlは、通常、約3〜5胴とするこ
とが好ましい。ここでは傾斜角度aを1°15′、高さ
hlを3mmとした。
なお、有効刃12の断面形状は製品形状に合せて適宜変
更され、図では例えば略長方形(2932mmX5.3
m)断面に形成した。これ以外に、例えば第3図′(1
)〜(4)に示すような種々の形状が採用される。
有効刃12下方の貫通穴11内は、有効刃12の下端縁
よりやや大径として、逃し部13となしである。これに
より抜きカスの排出が容易になり、また仕上げ作業時、
ヤスリとダイ1との接触面積が減少し、加工面を少なく
できるので加工性が向上する。
逃し部13の幅i、すなわち有効刃12の刃先から逃し
部13側面までの距離は、抜きカスが詰まらないように
するには、少なくとも0.3mm以上あることが好まし
い。幅iが大きすぎると有効刃12か弱くなり、また機
械加工(ワイヤーカット)によるテーバー加工に限界が
あるので、幅iは5.0mmを越えないことが望ましい
。ここでは幅iを0.5mmとした。逃し部13の側壁
は、必ずしも垂直壁とする必要はないが、下方側の径が
小さいと抜きカスの排除がうまくいかず、詰まりやすく
なるので好ましくない。
逃し部13は、下端部を下方に向けて拡径するテーバ状
に形成し、テーパ部14としである。このテーバ部14
は、上記有効刃12のテーパ面と同一の傾斜角度(1°
 15′)を有し、かつ同一面上となるように形成して
あって、上記有効刃12の仕上げ作業時にヤスリを保持
する。
テーパ部14の高さh2は、ヤスリを保持してそのふら
つきをなくすためには、少なくとも1mm以上あること
が望ましい。上限は、通常、板厚tの115程度までと
することが望ましく、これを越えるとヤスリによる仕上
げ作業時の加工面が増大し、加工性が低下する。ここで
はテーパ部14の高さh2を2mmとした。
上記構成において、ダイ1のクリアランス調整の際には
、まず第4図に示すように、ダイ1上面の、貫通穴11
周縁部をたがねで叩いて講15を入れ、有効刃12表面
の一部を内周側に突出させて切刃部16とする。この切
刃部16およびテーパ部14にヤスリまたは油砥石2を
当接させ、ヤスリまたは油砥石2を上下左右に動かして
(第4図、第5図)、クリアランスが0.003mm以
下となるように手仕上げする。
かくして、ヤスリまたは油砥石2はテーパ部14および
切刃部16の2か所で支持されるので、ヤスリまたは油
砥石2が仕上げ作業時にふらつくことがなく、切刃部1
6の刃先のダレを防止して、平滑面に仕上げることがで
きる(第6図)。
次に、本発明のグイ構造を採用することにより、金型の
調整に要する時間がどのくらい短縮されるかを調べた。
従来の構造では6か月間のl型出たりの保全時間の平均
が約4.93時間、本発明の構造では約3.43時間で
あり、平均で1型当たり約1.5時間短縮することがで
きた。さらに、6か月間の平均保全件数は50型/月で
あるので、月間では約1.5時間×50型−約75時間
/月の短縮効果となった。
[発明の効果コ このように、本発明のダイ構造を採用すれば、従来のよ
うに技術、経験、勘を特別要することなく、精密プレス
金型のダイの手仕上げを容易にできる。従って、機械加
工で得られない高精度な仕上げが要求される精密プレス
金型のクリアランス調整を迅速にかつ正確に行なうこと
ができ、調整に要する時間を大幅に短縮できるとともに
、得られる製品の品質が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は本
発明のプレス金型のダイの拡大断面図、第2図はプレス
金型の全体断面図、第3図は貫通穴の形状の他の例を示
す図、第4図〜第6図はプレス金型のグイ仕上げ方法を
示す図であり、第7図は従来のプレス金型のグイ構造を
示す全体断面図、第8図、第9図は従来のプレス金型の
ダイ仕上げ方法を示す図である。 1・・・・・・ダイ 11・・・・・・貫通穴 12・・・・・・有効刃 13・・・・・・逃し部 14・・・・・・テーパ部 第1図 第3図 口 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 精密プレス金型のダイに貫通穴を設けて、該貫通穴の上
    端部内周面を有効刃となし、下端側の貫通穴内を上記有
    効刃よりやや大径の逃し部となした精密プレス金型のダ
    イにおいて、上記有効刃を下方に向けて拡径するテーパ
    状となすとともに、上記逃し部の下端部には、上記有効
    刃と同一の傾斜角度を有するテーパ部を、上記有効刃と
    同一面上に設けたことを特徴とする精密プレス金型のダ
    イ構造。
JP13706189A 1989-05-30 1989-05-30 精密プレス金型のダイ構造 Expired - Lifetime JPH064236B2 (ja)

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JP13706189A JPH064236B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 精密プレス金型のダイ構造

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JP13706189A JPH064236B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 精密プレス金型のダイ構造

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JPH031909A true JPH031909A (ja) 1991-01-08
JPH064236B2 JPH064236B2 (ja) 1994-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192485A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Toyota Motor Corp プレス金型の抜き刃の二番逃がし部加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192485A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Toyota Motor Corp プレス金型の抜き刃の二番逃がし部加工方法
JP4556676B2 (ja) * 2005-01-14 2010-10-06 トヨタ自動車株式会社 プレス金型の抜き刃の二番逃がし部加工方法

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