JPH0318510A

JPH0318510A - 生タイヤのセット掛け装置

Info

Publication number: JPH0318510A
Application number: JP14943789A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Murakami; 村上　徹郎
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 1989-06-14
Filing date: 1989-06-14
Publication date: 1991-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、生タイヤのセッｌ・掛け装置に係わり、更
に詳しくは成型された生タイヤを周回するチェーンに設
けたキャリアに保持させた状態で次工程に効率良く搬送
させる生タイヤのセット掛け装置において、キャリアの
間隔を広げることなく、しかも生タイヤを変形させずに
効率良く搬送させることが出来る生タイヤのセット掛け
装置に関するものである。

〔従来の技術］従来、戒型された生タイヤを加硫工程に搬送する方法と
しては、例えば生タイヤを保管台車に積載して次工程に
運搬する方法、戒型機上にハンガーコンベア装置を設置
し、このハンガーコンベア装置のハンガーに順次生タイ
ヤを移載させて搬送する方法（特開昭５３−１１２９８
０号公報）等が知られている。

ところで、上記のような従来の搬送方法にあっては、前
者の場合には運搬人が常に必要であって、この運搬人が
実台車と空台車の入替えを行なわなければならないので
生産性が極めて悪いと言う問題があり、また無人運搬す
るには多大な設備費用が必要となる問題があった。

また後者の場合には、作業員がハンガーコンベア装置に
生タイヤを一つ毎に掛ける作業が必要であって、作業性
が悪い上に危険を伴うものであった。

そこで、本願出願人は、かかる従来装置の課題を解決す
るために、特願昭５９−１３３２５６号において、複数
個のハンガーを備え、かつ一定速度で回動する無端状の
ハンガーコンベア装置を設け、このハンガーコンベア装
置の下部に、無端状に周回するチェーンに生タイヤの少
なくとも２面以上を支持出来るように構威した複数個の
生タイヤを一時ストレージするキャリアを備えたチェー
ンコンベアと、このチェーンコンベアの一部に前記キャ
リア上の生タイヤを掴み，かつ上昇して前記ハンガーコ
ンベア装置のハンガーに順次移載させる生タイヤ掴み装
置及び昇降装置とから成るセット掛け装置を提案してい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然しなから、上記のようなセット掛け装置の場合、生タ
イヤの重量によりキャリアが１頃き、次の生タイヤを投
入する際にキャリアの間隔が狭くなって投入しすらいと
言う問題があり、また生タイヤの形状を変形させてしま
うと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたも
ので、キャリア間隔を広げることなく、キャリアへ生タ
イヤの投入を容易にし、更に生タイヤの変形を有効に防
止させた生タイヤのセット掛け装置を提供することを目
的とするものである。

〔課題を解決するための手段］この発明は上記目的を達成するため、複数のキャリアの
基端部を周回するチェーンに対して旋回自在に取付け、
前記チェーンに取付けたキャリアの旋回方向の下部に、
生タイヤの投入位置から移載装置までの領域では、生タ
イヤを保持し、移載装置から生タイヤの投入位置までの
領域では、チェーンに沿ってキャリアを吊設させるキャ
リア保持手段を設け、前記チェーンを、生タイヤの投入
領域では垂直方向に上昇させ、生タイヤの投入完了位置
から移載装置までの領域は、チェーン旋回方向に傾斜す
るように配設したことを要旨とするものである。

〔発明の作用〕

この発明は上記のように構成され、周回するチェーンに
対して所定のピッチで取付けたキャリアを、生タイヤ投
入側が広くなるように旋回方向に傾斜させて取付け、ま
た生タイヤを移載した後には、チェーンに沿って垂れ下
がった状態にすることで、生タイヤの投入を容易にする
と共に、投入時において生タイヤを変形させることがな
い。

〔発明の実施例］以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明する。

第１図は、この発明を実施した生タイヤのセット掛け装
置の正面図、第２図は第■図の側面図を示し、上記セッ
ト掛け装置１は、無端状のレール２に沿って周回するハ
ンガーコンベヤー装置３の下部に設置されている。

前記セット掛け装置１は、立設されたフレーム４の上下
部に取付けられ複数のスプロケット５ａ，５ｂ，５ｃ，
５ｄ，５ｅに、２条のチェーン６ａ，６ｂが掛回され、
下部側に配設されたスプロケッｌ−５ｅは、駆動モータ
７により回転駆動されるように構成されている。

また、上記２条のチェーン６ａ．６ｂは、生タイヤＷの
投入底部位置Ａからスプロケッ１・５Ｃの投入上部位置
Ｂまでの投入領域Ｚでは、垂直方向に上昇し、また投入
上部位置Ｂから生タイヤＷの移載装置８の位置までの領
域Ｘでは、生タイヤＷを所定の傾斜角度αで保持するよ
うに傾斜させて配設してある。具体的には、フレーム４
の下部に取付けたスブロケット５ｅと、上部に取付けた
スプロケット５ａとを水平方向にずらせて取付け、この
スプロケッ｝５ａ　　５ｂに掛回されたチェーン６ａ，
６ｂは、垂直位置より３０６傾けてある。また生タイヤ
Ｗを載置した時のキャリア９の撓みや、生タイヤＷの安
定度より５゜〜３０’程度が好ましい。

なお、上記２条のチェーン６ａ，６ｂの垂直方向への移
動量は、生タイヤＷの投入底部位置Ａからキャリア９の
半ピッチ程度である。

前記２条のチェーン６ａ，６ｂには、第２図〜第４図に
示すように、所定のピッチで、生タイヤＷを載置する複
数本のキャリア９が回転中心○を支点として回転自在に
取付けられており、このキャリア９は、２条のチェーン
６ａ，６ｂに平行に取付けられた支持板ＩＯに、生タイ
ヤＷの側面を支持するＵ字状のパイプｌ１が取付けられ
ている。

前記、チェーン６ａ，６ｂに取付けたキャリア９の旋回
方向の下部には、第４図に示すように、Ｕ字状のバイプ
１ｌを、生タイヤＷの投入底部位置Ａからスブロケット
５ｃの投入上部位置Ｂまでの領域Ｚでは、水平状態に保
持し、また生タイヤＷの投入上部位置Ｂから生タイヤＷ
の移載装置８の位置までの領域Ｘでは、生タイヤＷを所
定の傾斜角度αで保持するキャリア保持千段１２が設け
てある。

また、生タイヤＷの移載装置８から投入底部位置Ａまで
の領域Ｙでは、前記キャリア９は、自重によりチェーン
６ａ，６ｂに沿って垂れ下がり、移送されるようになっ
ている。

従って、Ｕ字状のバイプ１ｌは、常にチェーン６ａ，６
ｂから外方向に張り出した状態ではなく、少なくとも戻
り工程、即ち移載装置８から投入底部位置Ａまでの領域
Ｙでは、チェーン６ａ，６ｂに沿って垂れ下がるので、
広いスペースが要求されず、省スペース化を図ることが
出来るのである。

また前記移載装置８は、フレーム４の上部に設置され、
キャリア９により移送されてきた生タイヤＷの外周面を
、垂直状態で保持するクランプ装置１３と、このクラン
プ装置１３を前記ハンガーコンベヤー装置３の移載位置
までガイドレール１４に沿って上昇させ、ハンガーコン
ベヤー装置３に生タイヤＷを移載させる昇降装置１５と
で構成されている。

また、上記クランプ装置ｌ３は、シリンダー１６により
拡縮する２本一対のクランプアーム１７ａ，１７ｂで構
成され、キャリア９により移送されて来た生タイヤＷを
、垂直状態で上下外周面を蟹挟みしてクランプするもの
である。

なお、このクランプ装置１３と、チェーン６ａ，６ｂを
旋回駆動する駆動モータ７及び昇降装置１５は、図示し
ない検出手段により電気的に接続されて連動するように
なっている。

次に、この発明の作用について説明する。

第５図に示すように、生タイヤＷの投入底部位置Ａから
スプロケット５ｃの投入上部位置Ｂまでの領域Ｚでは、
２条のチェーン６ａ，６ｂは垂直方向に上昇し、しかも
キャリア９は水平状態に保持され、この領域Ｚで生タイ
ヤＷが投入されるのであるが、この時、先行するキャリ
ア９は、生タイヤ投入上部位置Ｂからは所定の傾斜角度
αを有するチェーン６ａ，６ｂに取付けられキャリア９
で保持されるので、投入位ｉＡにあるキャリア９と、投
入後の位置Ｂにあるキャリア９との間隔は、第２図に示
すように生タイヤ投入側が広くなる。

従って、生タイヤＷの投入時に先行する前のキャリア９
に衝突したりすることなく容易に投入することが出来る
。生タイヤＷが傾斜した状態のキャリア９に保持される
と、第６図に示すように、生タイヤＷの自重によってβ
だけ撓むが、予めキャリア９間の生タイヤＷの投入側は
、広くなっていることから、上記のように生タイヤＷを
変形させずに容易に投入することが出来る。

このようにして、生タイヤＷを載置したキャリア９は、
チェーン６ａ，６ｂの回転駆動により、移載装置８の位
置まで１般送され、そして移載装置８のクランブ装Ｍ１
　３でクランブされた後、昇降装置１５によりガイドレ
ール１４に沿って上昇し、ハンガーコンベヤー装置３に
生タイヤＷを移載させて次工程に搬送される。

移載装置８により生タイヤＷが取出されたキャリア９は
、チェーン６ａ，６ｂにより戻り領域Ｙに入り、この時
、キャリア９は回転中心Ｏを支点として自重により２条
のチェーン６ａ，６ｂに沿って垂直状態まで旋回し、こ
の状態で再び生タイヤＷの投入位置Ａまで移送される。

また、垂れ下がった状態のキャリア９は、生タイヤＷの
投入位置Ａの近傍まで来ると、再び自重により２条のチ
ェーン６ａ，６ｂから立ち上がり、略水平状態となって
生タイヤＷの投入受入状態となる。

以上のような操作により、生タイヤＷを変形させずにキ
ャリア９に容易に投入でき、また生タイヤＷの移載完了
後には、キャリア９はチェーン６ａ，６ｂに沿って垂れ
下がるので、広いスペースを取ることなく、しかもキャ
リア９の間隔を広げることなく容易に投入作業を行うこ
とが出来る。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のように複数のキャリアの基端部を周
回するチェーンに対して旋回自在に取付け、前記チェー
ンに取付けたキャリアの旋回方向の下部に、生タイヤの
投入位置から移載装置までの領域では、生タイヤを保持
し、移載装置から生タイヤの投入位置までの領域では、
チェーンに沿ってキャリアを吊設させるキャリア保持手
段を設け、前記チェーンを、生タイヤの投入領域では垂
直方向にさせ、生タイヤの投入完了位置から移載装置ま
での領域は、チェーン旋回方向に傾斜するように配設し
たので、キャリア間隔を広げることなく、キャリアへ生
タイヤの投入を容易に出来、従って生タイヤの変形を有
効に防止させることが出来る効果があり、更に、生タイ
ヤの移載完了後には、キャリアはチェーンに沿って垂れ
下がるので、広いスペースを取ることなく、省スペース
化を図ることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施した生タイヤのセット掛け装
置の正面図、第２図は第１図の側面図、第３図はキャリ
アの平面図、第４図〜第６図は、生タイヤを搬送から移
載までのキャリアの作動を示す説明図である。 ■・・・セット掛け装置、３・・・ハンガーコンベヤー
装置、６ａ，６ｂ・・・チェーン、８・・・移載装置、
ｌ２・・・キャリア保持手段、α・・・傾斜角度、Ｗ・
・・生タイヤ、Ｘ・・・生タイヤの投入位置Ａから生タ
イヤの移載装置の位置までの領域、Ｙ・・・生タイヤの
移載装置から投入位置までの領域、Ｚ・・・生タイヤ投
入領域。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

無端状に周回するチェーンに、生タイヤの側面を支持す
るキャリアを所定の間隔を隔てて複数取付け、前記生タ
イヤを所定位置まで上昇させて次工程に移載させる生タ
イヤのセット掛け装置において、前記複数のキャリアの
基端部を周回するチェーンに対して旋回自在に取付け、
前記チェーンに取付けたキャリアの旋回方向の下部に、
生タイヤの投入位置から移載装置までの領域では、生タ
イヤを保持し、移載装置から生タイヤの投入位置までの
領域では、チェーンに沿ってキャリアを吊設させるキャ
リア保持手段を設け、前記チェーンを、生タイヤの投入
領域では垂直方向にさせ、生タイヤの投入完了位置から
移載装置までの領域は、チェーン旋回方向に傾斜するよ
うに配設したことを特徴とする生タイヤのセット掛け装
置。