JPH03180722A - 秤 - Google Patents

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JPH03180722A
JPH03180722A JP1320238A JP32023889A JPH03180722A JP H03180722 A JPH03180722 A JP H03180722A JP 1320238 A JP1320238 A JP 1320238A JP 32023889 A JP32023889 A JP 32023889A JP H03180722 A JPH03180722 A JP H03180722A
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JP
Japan
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scale
gravity
correction
weighing
acceleration
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Application number
JP1320238A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
眞一 井上
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Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP19900313366 priority patent/EP0432979A3/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • G01G23/01Testing or calibrating of weighing apparatus
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • G01G23/06Means for damping oscillations, e.g. of weigh beams
    • G01G23/10Means for damping oscillations, e.g. of weigh beams by electric or magnetic means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G3/00Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
    • G01G3/12Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
    • G01G3/14Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
    • G01G3/1414Arrangements for correcting or for compensating for unwanted effects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G3/00Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
    • G01G3/12Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
    • G01G3/14Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
    • G01G3/142Circuits specially adapted therefor
    • G01G3/147Circuits specially adapted therefor involving digital counting

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、船上等の揺動下においても使用可能な秤に
関する。
(従来技術) 揺動下において使用される秤の代表的なものに船上で使
用される秤(船上秤という)がある。
この船上秤は、陸上の一定場所で固定されて使用される
一般の秤に比べて、■、船の地球上の位置によって物体
に作用する重力が異なることにより生ずる重力誤差、■
、船の傾き又は秤の設置場所の傾きによって生じる傾斜
誤差、■。
船の揺動に起因して生じる加速度誤差等が、発生するよ
うな環境下において使用される点において大きな特徴を
有する。
例えば、秤の設置面が垂直方向に揺動(振動)している
と、その変位きおよび加速度キ″は以下の(1)、 (
2)式で表すことができ、吉=み。 ・sin  φt (1) ?s”=bo  ・ φ”・sin  φt−(2)こ
こで、吉。は垂直方向への揺動の振幅、φは垂直方向へ
の揺動の角振動数を表す。
一般に、第1図、第2図に図示するような構成の秤は、
バネ質量系の振動系とみなせることより、上記加速度キ
″は、秤Sの固定台2をとおして該秤Sの風袋と被計量
物の質量(m+ +m2)に作用して、該秤に下記の(
3)式に表されるような強制振動力Fを生しさせる。
F =  (m+  +mz) ’ ?to  ’ φ
2・sin  φt(3) 尚、風袋とは、計量機に作用する荷重のうちで秤(計量
機を含む計量装置をいう)を構成する部分をいう。また
、上記強制振動力Fの方向は、上記加速度キ゛の方向と
逆の方向となる。
また、秤の設置面の揺動が、角変位(回転)を生じさせ
る場合には、その角変位αおよび角加速度α”は以下の
(4)、 (5)式で表すことができる。
α=α。・5in(βt +φ)   ・・・ (4)
(r”=−αo  ・ β2・5in(βt +ψ)・
・・ (5) ここで、α。は上記角変位を生しさせる揺動の振幅、β
は上記角変位を生じさせる揺動の角振動数、ψは角変位
を生じさせる揺動の初期位相角である。
上記角加速度α′′は、上記秤の風袋と被計量物の質量
(mI+m2)の重心まわりの慣性モーメント■に作用
して、下記の(6)式で表される強制モーメントMGを
生じさせる。
M。
= I α0 β2 ・5in(βt +ψ) ・・・ (6) 上述のように、例えば、秤の設置面に対して垂直方向の
揺動、および該設置面の揺動が該粋の風袋と被計量物の
質it (m I+ m z)の重心に対して角変位(
回転)を生じさせる場合には、上記強制振動力Fと強制
モーメントM、が、秤の計量値に影響を及ぼすこととな
る。
従って、船上秤の場合には、上述のような計量値に与え
る影響を当初より排除できるような構成にするか、ある
いは該影響が補正できるような手段を施した構成にする
必要がある。
ところで、上述の設置面に対して垂直方向の揺動に起因
する該垂直方向の加速度の影響を補正するよう構成され
た先行技術に特公昭60−29885号の秤がある。
この秤は、被計量物を計量する計量機と、この計量機に
作用する上記影響を排除するための補正相の計量機構(
被計量物を計量する計量機と別途設けられた補正用の計
量機構をいう)を設け、上記計量機から増幅器を経て出
力される検出信号eと、補正用計量機構から増幅器を経
て出力される検出信号eeとを用いて、演算装置でr 
(e−ec)/ ec Jの演算をし、且っ「mt  
−に−A−g’=mc −Ke −Ac  −g’jに
なるようそれぞれrK −A、とrKc ・Ac]を利
得調整するよう構成されている。
但し、K−Aは計量機の風袋と被計量物の合成質量に対
する信号eの全利得、Kc ・Acは補正用計量機構の
感知質量部に対する信号eeの全利得、goは重力の加
速度と揺動による垂直方向の加速度を合成した加速度、
m、は計量機の風袋質量、m、は補正用計量機構の感知
質量部の質量である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記特公昭60−29885号にかかる
秤は、単に設置面に垂直な方向の揺動に起因する加速度
の影響のみが補正できるのみである。
ところが、船上においては、ローリング運動、ピッチン
グ運動等の回転運動を伴うので、船上で実際に計量する
際には複数次元の加速度。
角加速度、遠心加速度の各加速度が秤に影響を及ぼす。
このため、本発明者は、秤をどのような構成にしておけ
ば、上記影響を少なくできるか検討し、これらの誤差を
実質的に排除できる秤の構成を考えるとともに、理論的
に誤差を計算して、上記構成の秤に必要な条件を定めて
、揺動下においても実用上使用可能な秤を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる秤は、被計量物を計量するための計量機
と、この計量機の近傍に配設された補正用計量機構と、
上記計量機と補正用計量機構から増幅器を経て出力され
るそれぞれの検出信号ececをもちいてr (e−e
c )/ ec」の演算をし、「m、・K−A−g’=
mcKc  −Ac  −g ’Jになるようそれぞれ
「K・A」と「Kc−Ac」を利得調整することによっ
て、揺動下において計量可能な秤において、上記計量機
が、風袋及び被計量物に作用する重力を含む加速度と角
加速度によって生じた力又はモーメントについて、秤の
設置面に対し垂直方向の力の成分のみの信号を生じるよ
うな構成を有し、上記補正用計量機構が、予め載荷され
た感知質量部に作用する重力を含む加速度と角加速度に
よって生じた力又はモーメントについて、秤の設置面に
対し垂直方向の力の成分のみの信号を生じるような構成
を有し、 上記補正用計量機構の感知質量部の重心が、上記載皿又
は載台上の被計量物と風袋との合成重心をとおり秤の設
置面に対し垂直な線上あるいはその近傍に位置するよう
構成されていることを特徴とする。
但し、K−Aは計量機の風袋と被計量物の合$、質量に
対する信号eの全利得、Kc −Aeは補正用計量機構
の感知質量部に対する信号ecの全利得、g“は重力の
加速度と揺動による垂直方向の加速度の合成加速度、m
、は計111の風袋質量、mCは補正用計量機構の感知
質量部の質量である。
(作用) しかして、上記構成を有する本枠は、以下のような作用
を奏する。
即ち、計量機及び補正用計量機構が、上述のような構成
を有することより、それぞれが設置面に対して垂直方向
の力の成分しか検出せず、且つ、上述のように補正用計
量機構の感知質量部の重心が、被計量物と風袋との合成
重心をとおり秤の設置面に対して垂直な線上あるいはそ
の近傍に位置するよう構成されていることより、上記感
知質量部の重心と上記被計量物及び風袋との合成重心に
作用する加速度と角加速度による、設置面に垂直な方向
以外の方向の力及びモーメントに起因する計量値に与え
る影響を、殆ど排除することができる。
この結果、秤に、被計量物を計量するための計量機と、
この計量機の近傍に配設された補正用計量機構と、上記
計量機と補正用計量機構からの検出信号eceeをもち
いてr(e−ee)/ec」の演算をし、「m、・K・
A−g’=me  ’ Kc  ’ Ac  ’ g 
’ JになるようそれぞれrK・AJと「Kc  ’A
c Jを利得調整するような構成を備えさせておけば、
揺動下においても精度良く計量することができる。
また、この構成において、上記補正用計量機構の感知質
量部の重心の高さと、上記載皿又は載台上の被計量物と
風袋との合成重心の高さを同しにするかあるいはその近
傍に位置するようにすれば、被、計量物と風袋の合成重
心の位置における重力と加速度の合計の設置面に垂直な
方向の力の成分と、補正用計量機構の感知質量物の重心
の位置における重力と加速度の合計の設置面に垂直な方
向の力の成分の値が、一致するか又は殆ど差がないので
上記演算装置の補正が正しく作用し、さらに精度の良い
計量をおこなうことが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本実施例にかかる秤の構造を示す第2図■−■
矢視ての側断面図、第2図は第1図の1−1矢視図、第
3図は本枠の計量機構の電気的接続の構成を示すブロッ
ク図である。
図において、Sは秤、1は秤Sを構成する計量機、11
は同じく補正用の計量機構、2は同じく秤の固定枠、3
は同じく秤Sの被計量物を載置する載台(又は載皿)で
ある。
上記計量機1は、風袋及び被計量物に作用する重力を含
む加速度と角加速度によって生じた力又はモーメントに
ついて、主として、秤の載台に対しその垂直方向に作用
する力の成分のみの信号を生じるような構成、即ち、本
実施例においてはストレインゲージを弾性支点の幅方向
の中心に配設したパラレログラム式の構造のもので構成
されている。
また、同様に、上記補正用計量機構11は、予め載荷さ
れた感知質量部に作用する重力を含む加速度と角加速度
によって生じた力又はモーメントについて、主として、
上記計量機と同じ垂直方向に作用する力の成分のみの信
号を生じるような構成、即ち、本実施例においてはパラ
レログラム式の構造のもので構成されている。
上記計量機1のバラレログラム式の構成とは、固定枠2
側に取着される取着部4と、これに前後方向に対峙して
位置する載荷部5と、この取着部4と載荷部5の上端部
と下端部をそれぞれ水平に結合している上水平ビーム6
及び下水平ビーム7で形成される外形が四辺形状のもの
で、上記各部材間の結合部分の4箇所で剛性を小さくし
て弾性支点8を形成し、この各弾性支点8にストレイン
ゲージ9 (9a、9b、9c、9d)が取着(貼着)
されている。
また、上記補正用計量機構1■も、基本的には計量機I
と同じ構成を有し、上記計量機1における載荷部5に相
当するところに感知質量部15が形成され、この感知質
量部15.取着部14.上水平ビーム16及び下水平ビ
ーム17で形成される外形が四辺形状のもので、薄肉状
の上記上水平ビーム16.下水平ビーム17の感知質量
部15.取着部14との結合部分部分近傍の4箇所を弾
性支点18とし、この各弾性支点18にストレインゲー
ジ19 (19a、19b、19c、19d)が取着さ
れている。
さらに、この補正用計量機構11は、計量する場所にお
ける実際の重力を含む垂直方向の加速度を感度高く且つ
正確に検出することができるよう、上記感知質量部15
の質量を比較的大きくするとともに、該補正用計量機構
11のバネ常数を小さく構成している。また、望ましく
は、補正計量機構11からの信号を大きくして補正を正
確におこなうために、該補正用計量機構11の感知質量
部15の垂直方向の固有振動数が、被計量物Bの載荷に
よって計量機1の固有振動数が変化する範囲内か又は若
干これより高い振動数になるように設定しておくことが
よい。
ところで、上記計量機1の載荷部5には、載台取付枠1
0を介して、上方に被計量物Bを載置する上記載台3が
取着される。
そして、上記載荷部5.載台取付枠10. it!台3
が本枠における風袋となり、この風袋のt量mと被計量
物Bの質量m2の合成重心(風袋のみの重心をg 、l
とする)g、と、上記補正用計量機構11の感知質量部
15の重心gcが垂直線上あるいは略垂直線上に位置す
るよう配置されている。本実施例の場合、載台3の中心
線0に沿って、上記合成重心g、の真下(略同−垂直線
上)に感知質量部15の重心gcが位置するよう、上記
固定枠2に強固に配設されている。
そして、第1図、第2図に図示するように、上記感知質
量部15が上記載台取付枠1oに接触することのないよ
う、該載台取付枠1oは、構造的に工夫されている。
また、第3図に図示するように、上記計量機lの各スト
レインゲージ9a、9b、9c、9d 、及び補正用計
量機構11の各ストレインゲージ19a、 19b。
19c、 19dは、ホイートストンブリッジ回路を構
成するよう接続され、これらの出力端子S。
Stz及び5CIISC2は、それぞれ増幅器30.3
1に接続されている。
そして、上記増幅器30の出力端子は補正演算器32に
、また増幅器31は出力信号の利得調整をおこなう補正
用調整器33を介して上記補正演算器32に接続されて
いる。従って、本実施例では、増幅器30からは増幅さ
れた信号「e」が補正演算器32に人力される。一方、
上記増幅器31を経た信号は、補正用調整器33によっ
てrm、−K・A−g ’−m(−Kc  −Ac  
−g  Jになるよう「K・A」と’ K c  ・A
C」の利得調整がなされ、この利得調整された信号「e
Co」が補正用調整器33に入力される。
尚、K・Aは計量機の風袋と被計量物の合成質量に対す
る信号eの全利得、Kc ・Acは補正用計量機構の感
知質量部に対する信号ecの全利得、goは重力の加速
度と揺動による垂直方向の加速度の合成加速度、m、は
計量機の風袋質量、mCは補正用計量機構の感知質量部
の質量である。
また、上記補正演算器32は、その中で、上記二つの信
号「e」、「ec」を用いて、 e    −e c ec の演算をおこなう。
そして、上記補正演算器32の出力端子は、図示しない
表示装置に計量値を表示するよう接続されている。
尚、上記ホイートストンブリッジ回路を構成するストレ
インゲージ9a、9b、9c、9d 、及び補正用計量
機構11の各ストレインゲージ19a、 19b、 1
9c。
19dの入力端子S3 、  Ss 、及びSc4.S
cnは、電源35側に接続されている。
しかして、上述のように構成された本枠は、揺動してい
る環境下(例えば、船上)において、以下のように作用
する。
例えば、秤が設置されている甲板上が垂直および水平方
向に揺動しても、計量機l及び補正用計量機構11が上
述のようなバラレログラム式であるため、垂直方向の揺
動に起因する力しか検出しない。
即ち、計量機1の場合について説明すれば、この秤Sの
載台3に被計量物Bが載荷されると、計量機lの各スト
レインゲージのうち、ストレインケ−シ9a、9bには
引張力が、ストレインゲージ9c、9dには圧縮力が作
用するため、前者は正の出力が、後者は負の出力を生じ
る。
上記各ストレインゲージ9a、9b、9c、9dは、上
述し第3図に図示するようにホイートストンブリッジ回
路に接続されているため、上記ストレインゲージ9a、
9bの正の出力と、ストレインゲージ9c、9dの負の
出力は、出力端子St、Sz間の電位差(検出信号の値
)をすべて増加させることになり、上記被計量物Bの重
量値は計量される。
一方、第4図に図示するように、この計量機1に水平方
向の力りが作用した場合には、第5図にモデル化して記
載するように、上記上水平ビーム6の二つの弾性支点の
薄肉部の厚みの中心を通る線上に引張力hI、下水平ビ
ーム7の二つの弾性支点の薄肉部の厚みの中心を通る線
上に圧縮′力h2が作用する。
この引張力り、と圧縮力h2は、上記水平力りを用いて
、下記にように表すことができる。
ここで、bは下水平ビーム7の中心線から上水平ビーム
6の薄肉部の厚みの中心線までの距離を、Cは下水平ビ
ーム7の薄肉部の厚みの中心線から水平力が作用する上
記合成重心g、までの距離を表す。
そして、ストレインゲージが、上述し第3図に図示する
ようにホイートストンブリッジ回路に接続されているた
め、上記引張力h+ は、ストレインゲージ9b、9c
に共に、上記圧縮力h2は、ストレインゲージ9a、9
dに共に、それぞれ作用するため、この水平力りによる
影響は、互いに打ち消されて、上記出力端子St、Sz
間の電位差(検出信号の(りとして現れない。
また、上記垂直力及び水平力りに対して直角な方向(第
1図あるいは第6図の紙面に垂直な方向(η軸方向とい
う))の力が作用した場合には、計量機■を構成する各
ストレインゲージ9b、9c、9a、9dが各ビームの
幅方向の中心線上に配設(接着)されていることに起因
して、各ストレインゲージの抵抗値が変化しない。この
ため、このη軸方向の力に対して検出信号を出力しない
さらに、上記水平力りの方向(第1図、第6図のξ軸)
の軸回りのモーメントと、上記η軸方向の軸回りのモー
メントに対して、はとんど検出信号が現れない。これは
、上述の理由とおなじく、計量機1を構成する各ストレ
インゲージ9b、9c、9a、9dが各ビームの幅方向
の中心線上に配設(接着)されていること、あるいは上
記水平力りが作用した場合に出力しないのと同じ理由に
起因する。また、上記垂直力の方向(第1図、第6図の
ζ軸)の軸回りの角加速度は、−般に船は急激な旋回が
可能でないからこの軸回りの角加速度が極めて小さいこ
とより、この角速度に起因するモーメントは「O」又は
ほぼ「OJになる。
従って、上記垂直力の方向(第1図、第6図のζ軸)の
軸回りのモーメントに対する検出信号に関しても配慮す
る必要はない。
上述した作用効果は、補正用の計量機構11についても
同様である。
そして、感知質量部15の重心gcと上記被計量物B及
び風袋との合成重心g、にそれぞれ作用する加速度と角
加速度による、垂直な方向の力及びモーメントによる影
響が、上述の増幅器30.31と補正用調整器33によ
って利得調整がおこなわれて打ち消される。
さらに、上述のように補正用計量機構11の感知質量部
15の重心gcが、被計量物Bと風袋との合成重心gイ
と同一垂直線上あるいはその近傍に位置するよう構成さ
れていることより、秤の計量値を定める補正演算器32
からの重力信号は、計量値に比較的大きく影響する揺動
の角加速度(δ)に起因する影響が殆ど完全に消滅する
ため、はぼ被計量物Bの重量に比例した値を出力する。
ところで、感知質量部15の重心gcと上記被計量物B
及び風袋との合成重心g、は空間的に異なった位置に位
置し、後述するように、それぞれの位置における加速度
のうち遠心加速度δ2 ・■と接線加速度δ・Hの値が
異なるので、上述のように、補正用計量機構33によっ
て利得調整をおこない補正用演算器32によって補正演
算をおこなうことにより、大部分の加速度による誤差を
補正することができるものの、ごく僅かの誤差が残る。
この誤差を「零」にするには空間的に上記重心gcと合
成重心g1の位置が一致すればよいのであるが、このよ
うな構成は物理的に実現することは困難である。このた
め、実現でき得る構成である第1図、第7図に図示する
構成の秤について上記gcとg、、が水平方向又は垂直
方向に対する位置の差がどの程度計量誤差に影響を及ぼ
すかについて検討し、その結果上記実施例にかかる構成
の秤が実用上問題となるような大きな誤差を生しさせな
いで計量できることを理論的に明らかにする。
以下、上述の各作用について、計量値の過程に沿って、
数式を用いて、より詳細に説明する。
ところで、この説明にあたって、実際の船の動揺に起因
する全ての加速度の問題を扱うためには、正確には6次
元の運動として扱う必要がある。しかし、船上に定置さ
れた秤に作用する加速度の影響について説明する場合に
6次元の運動として扱うと非常に複雑になるため、便宜
的に、船が3次元の運動をする場合について考える。
第6図は、第1図の紙面が船の横断面と一致するような
状態に秤Sが設置されている場合の、上記合成重心gm
及び感知質量部の重心gc等の各重心に作用する加速度
等を示した図である。このように秤Sが船上に設置され
、この船が3次元の運動、即ち、等速直進運動を行って
、ピッチング運動はなく、(a)、垂直方向の揺動、及
び(b)、進行方向に直角な水平方向の揺動と、(C)
、船の重心回りの回転(ローリング)の、3次元の運動
があるものとする。
第6図の座標30Xは船の横断面と等しい面での静止空
間座標、ZaXは同じく船の重心aに関する座標、ζa
ξは同じく船の動揺によりZaX座標が角度θだけ傾い
た(ローリングした)ときの座標を示す。そして、船の
ローリングの角度、角速度、角加速度を各々θ、δ、δ
とし、船の重心aにおける水平方向の位置とその加速度
をχ□兄3、垂直方向の位置とその加速度をb−、’j
raとする。また、被計量物と風袋の合成重心g1から
船の重心aまで、補正用計量機構11の感知質量部15
0重心gcから船の重心aまでの、それぞれの距離を、
各々r、、rCとし、これら重心gイ、gcの、上記座
標ξaζ上での、ξ軸側の値を各々H,,Hc、ζ軸側
の値をV、、V、とする。
いま、船が重心aを中心に第6図の紙面と垂直な方向の
軸まわりにローリング動を呈し、このローリング動が、 θ−θo−5in(ωt +θ1)   ・・・ 00
)(ただし、θ、は初期1頃斜角) で表される調和振動であるとすれば、その角速度す及び
角加速度δは、 b−θ。・ω・cos  ωt      ・・・ (
11)δ=−θ。 ・ω2 ・sin  ωt   ・
・・ rmとなり、 このローリング動により、上記合成重心g、が船の重心
aから距#r、だけ離間していることより、この合成重
心g1には、第6図に図示するように、上記重心aと合
成重心g、を結ぶ方向に「、、2  ・r、S」なる値
の遠心加速度と、それに直角な方向に「δ・r、、」の
接線加速度が作用する。
上記各加速度が、第6図に図示するように、船の動揺(
揺動)を示す座標ξaζにおいて生じた場合を考えると
、 角速度に起因するζ方向の加速度は、 −712・r、  −cos  a、  =−712・
Hm  −03)角速度に起因するζ方向の加速度は、 e”  ’  rm  ’Sln  am  =−δ”
  ・V、 ・04)また、角加速度に起因するζ方向
の加速度は、δ・r、・sinα1−−δ・V、  ・
・・ 05)角加速度に起因するζ方向の加速度は、i
−r、  −cos am =  7・Hs   ・”
  (16)となる。
また、船の重心aには上述の加速度又、暑、及び重力g
が作用し、それらに起因する、船の重心aのξとζ軸方
向の加速度ど□ζ、は、それぞれ、 ta−(g + Via  ) sin  θ+XaC
O5θ・・・ 07) ζ1 = (g十箸、)cos  θ−父a sin 
 θ・・・ 08) で表される。
この結果、秤の風袋と被計量物の合成重心g。
にかかる加速度としては、上述のローリングに起因する
遠心加速度と接線加速度が作用し、これらの加速度は、 tta  =  (g +’1m  ) sin  θ
+XmCO3θi、ZH,−δ■1     ・・・ 
09)ζ、−(g十自、)cos  θ−Xmsin 
 θ42y、十δH1・・・ ■ で表される。
さらに、上記ローリングに起因して、合成重心g1には
、角加速度δが作用する。
そして、上記遠心加速度、接線加速度及び角加速度は、
秤の風袋と被計量物の合計質量m(=ml +mt) 
、及びそれらの合成重心g1まわりの慣性モーメント■
、に作用して、下記の力f、、、f、ll、とモーメン
トq−1f   −−m−ζ、   ・・・ (204
− f@<−−m・ζ、   ・・・ O q町−−11・δ   ・・・ の を生しさせる。
一方、補正用計量機構11の感知質量部15の質iim
c 、及びそられの重心gcまわりの慣性モーメントI
Cにも、下記の遠心加速度、接線加速度、角加速度が作
用して下記の6力とモーメントを生しさせる。
即ち、遠心加速度、接線加速度として、ど、−(g十箸
、)sin  θ+ δ2 Hゎ −δve ζc  =(g+ia  )cos  θ02 v、+
;3Hc 59、cos  θ ・・・  (イ) XaStn  θ ・・・  (1) が、 また、角加速度δが作用して、 下記の力f。4.rccとモーメントqC+7を生ずる
fC,=−mc +j。      ・・・ (26)
fCH=−mc ・ζ0      ・・・ (27)
QC+1=   Tc  −δ       ・・・ 
(28)ところで、上述のように船が3次元の運動をし
た場合、本実施例にかかる秤Sは、該計量機1の被計量
物と風袋との合成重心g、に作用する力及びモーメント
のうち、秤の設置面に対し垂直方向の力の成分のみ信号
を生しる。また、補正用計量機構11の信号に関しても
、同様に感知質量部の重心gcに作用する力及びモーメ
ントのうち、秤の設置面に対し垂直方向の力の成分のみ
信号を生じる。
尚、上記重量信号ec  e(が負号として現れるのを
さけるために、以下、座標に対し逆向きの力(重力方向
の下向きの力)によって生じる信号を正と定める。従っ
て、計量機1から出力される上記重量信号「eJは、 e  ξ  C7・ f。
−(、−m  ((g+  L )  cos  θX
1SIn  θ−11”  V+* +  8 HII
 )・・・ (29) ここで、C,=K・A(係数)である。
また、同様に、補正用計量機構11からの重量信号eC
は、以下の式の如くなる。
e(#   Cc  ’  f C’−−Cc  ’ 
me  ((g+  ’k a )  cos  θX
aSln  θ−、>Z  y。+iHc )・・・ 
(30) ここで、CC=KC・Ac(係数)である。
いま、船が静止状態にあるとすると、in −〇、父、
−0.θ−θ+、e=O,δ−〇であることより、また
、被計量物BがF2置されていない状態にあるとすると
m2−0であることより、m=m、となり、上記(29
)、(3o)は以下のようになる。
e   :CIIom +  ° g’cos  θI
=に−A−m、  ・g  −cos  θ1(31) ee  =Ce  ’ mc  ’  g  ’CO9
θ1=K(’ Ac  ’ mc’ g  ’ CO3
θ1・・・ (32) ところで、この場合、被計量物が載置されていないこと
より、上述した補正演算器32からの出力は、「0」で
なければならず、これは、上記補正演算器32からの出
力を表す上記(7)式の分子が「0」であることにほか
ならないことより、上記(7)弐の分子と上記(31)
 、 (32)式から、eC II 0 m夏 θ葺 Cc  mC θ。
=O (33〉 Cc 従って、 この秤のゼロ調整は、 上記(34)式を満 足させるよう調整することになる。
そして、 このようにゼロ調整した秤で、 質量 2 の被計量物を計量すると、 上記補正演算器 32からの出力は、 eC Cc −mc ・ζ0 (35) ここで、 上記(20) (25) 式より、 上記(35)式の ζ0.と。は、 4m  −(g+  ia )  cos  θ−Xa
SIn  θ−82Vm+ δH7 ζ 。 −(g+  i、  )  cos  θ −
59,sin  θ−、;zy 。
+ δHC 〕 であることより、 これらの式において、 (g+L) O3 θ−父。
sin θ=g とすると、 (20) 、 (25) 式は、 ζa=g“−、j2 V、+δH1 (20) ’ Cc −g ’  82Vc +OHe(20)“、 
(25) 1式において、 「(b2 ■。
一δH,) 7g 」 及び 「(b2 ■。
一δHe) 7g 」 はいずれも 「 1]に比べて小さいから、 上記(35)弐の割り算を実施して高次の次数の余りを
省略すれば、 上記補正演算器32の出力は、 δ( Hl He ) )〕 ■ (35) ’ となる。
この(35)“式は、この弐の「第1項」の〔〕内の2
番目の項の値が「1」に比べて小さいことが望ましいこ
とが判る。また、上記式の「第2項」の前半の項(明細
書第33頁下から4行目の項)の値も小さいことが望ま
しいことが判るところで、上記式中のrv、−vゎ」は
、風袋と被計量物の合成重心g、と、感知質量部15の
重心gcの垂直方向の寸法誤差である。また、「Hイー
HcJは上記合成重心gmと重心g。
の水平方向の寸法誤差で、理想的な条件としては上記r
V、−VcJ及びrH,−HcJが「零」になることで
あり、この場合には上述の補正が完全におこなわれるこ
とになる。
そして、上記(35) ’式において、’e”(■m−
■c)」とr 4 (H,−He ) Jを比較すると
、後者は前者に比べてかなり大きいため、後者が「0」
即ちrH,−Hc=OJであれば、揺動による影響を有
効に排除できることを示している。即ち、被計量物Bと
風袋の合成重心g。
と、補正用計量機構の感知質量部11の重心gcとの水
平方向の位置が一致あるいはほぼ一致していれば(即ち
、上記重心g、とgcが同一垂直線上あるいはほぼ同一
垂直線上にあれば)、船上等の揺動下においても実質的
に正確な計量値が得られることとなる。
ところで、これまで船舶のローリング動がある場合につ
いて説明したが、船舶の運動がピッチング動である場合
についても、接線加速度と遠心加速度のζ軸方向に生し
る加速度成分によって秤の風袋と被計量物の合成重心g
、と感知質量部15に作用する力に関して、上記(35
) ’式に更に付加すべき項があるものの、上記「■。
VcJ及び’Ha −He Jが「零」になれば上述の
補正は完全におこなわれる。
また、重量信号に含まれる誤差に関し、本構成の秤を使
用する場合は、その設置位置、正確には船舶の重心位置
から秤の設置位置までの距離(V、、H,又はVC,H
e)が誤差に及ぼす値を示す項は、(35) ’式に含
まれる「(々ZV。−δHc)/g ’  Jの項で、
この値は「1」に比べて十分中さいから、誤差を表す項
の主要な部分を占めるものではいない。従って、換言す
れば、船舶の重心から離れた位置の船内に秤を設置して
使用しても、船舶の重心付近で計量した場合に比べて誤
差の値があまり増加しないということが言い得る。
いま、仮に、秤が、船上に水平状態(θ1=0’)に設
置され、核間がローリング(揺動)下(即ち’* a 
−0、x−0)にあるとすると、この場合には、θ−θ
。・sin ωtとなる。そして、上記ローリングの周
期6.28秒、振幅θo =0.1 rad (=5.
73°)で、”m −Vc =10cm、H,−HC=
10cm  とすると、ω=2π/T(=1 (rad
/5ec))となる。この値を上記(11) 、 (1
2)式に代入して下記の計算をおこなうと、(尚、ここ
で、計算を容易にするため、g′=gとする。) g       、mx    9800となり、 上記接線加速度によって生じる(37)弐の値は、遠心
加速度によって生しる(36)式の値の10倍になり、
rV、−V、Jの値より、rH,−HC」の値が誤差に
与える影響が10倍も大きいことがわかる。
従って、本発明にかかる秤は、被計量物Bと風袋の合成
重心g、と、補正用計量機構の感知質量部11の重心g
cとの水平方向の位置が一致あるいはほぼ一致している
(同一垂直線上あるいはほぼ同一垂直線上に位置する)
ため、船上等の揺動下においても実質的に正確な計量値
が得られることが、理論上証明される。
実際的な秤の形態として望ましい構成は、平面状の載台
3の上面の略中央に、載荷部5.載台取付枠10等の風
袋の重心を一致させる。そして、且つ感知質量部tiの
重心を、上記風袋の重心をとおる垂直線に近い載台3の
下方に位置するようにすることである。また、上記載台
3の上面の中央部又は略中央部に被計量物の最適な載置
位置が判明するようにマーキングしておくことが正確な
計量をおこなう上で望ましい。
また、上記(35)式における「■、−VcJO値は「
0」であることが望ましいが、シュξレートシた結果、
具体的にはlO〜20cm程度であれば実質上許容でき
る範囲内であることがわかった。
次に、本発明の別の実施例について、第7図〜第9図を
参照して、説明する。
この実施例にかかる秤は、上述の実施例と補正用計量機
構の構成(構造)が異なっている。即ち、第7図、第8
図に図示するように、この実施例の補正用計量機構11
°は、秤の基部側に取着される取着部14°から厚さの
薄い(桁高の低い)−本のビーム16’を介してその先
端側に感知質量部15°が形成されている。そして、上
記ビーム16゛の取着部14゛と感知質量部15“に近
い二つの小断面部の上面と下面の合計4箇所の幅方向の
中心線上にストレインゲージ19 (L9a。
19b、 19c、 19d)が取着されている。また
、上記二つの小断面部は、このビーム16”の厚さ方向
の中心線(中立軸)z−zに関し対象の形状で同じ断面
係数を有する。
そして、本実施例でも、感知質量部15°の重心gcが
載台3の中央位置の真下且つ上下にこの載台3に近接し
て配設されている。
上記各ストレインゲージ19 (19a、19b、19
c、19d)は、第9図に図示するように、上述の実施
例と同しような電気的にホイートストンブリッジ回路に
接続されている。
この場合、回路の基本的形式は同じであるが、その作用
は上述の第1図に示す実施例の場合と異なる。即ち、感
知質量部15“に対して垂直方向に下向きに働く力に対
して、ストレインゲージL9bは正の歪出力を生じ、ス
トレインゲージ19dは負の歪出力を生し、これらはい
ずれも出力端子SC,SC2間に出力する値が増加する
ように働く。これに対して、ストレインゲージ19cは
正の歪出力(上記ストレインゲージ19b、 19dに
比べて値は小さい)とストレインゲージ19aの負の歪
出力(上記ストレインゲージ19b、 19dに比べて
値は小さい)を生じ、これはホイートストンブリッジ回
路の出力端子Sc+、Scz間の出力は、上述の二つの
ストレインゲージ19b、 19dとこのストレインゲ
ージ19c、 19aの出力の値の差動出力として出力
されるから上記第1図の実施例に比べて出力の値は若干
低下する。
また、第7図の紙面に直角な軸回りの揺動(例えば、ロ
ーリング)によって感知質量部15“にモーメント((
28)式)が生じても、このモーメントは上記二組のス
トレインゲージに対して同じ大きさの出力を生しるので
、この回路の構成による上述の差動的な作用によって打
消されて出力を生じないという特徴を有している。即ち
、計量機l及び第1図の実施例の補正用計量機構11が
平行四辺形形状の機械的な構造によってモーメントが働
いても電気的な出力を生しないような構成となっている
のに対して、この実施例の場合、モーメントが働いても
上記回路の作用によって電気的な出力を生じない構成と
なっている。
従って、本実施例にかかる補正用計量機構11゜も、上
述の補正用計量機構11(第1図参照)と同じく、垂直
方向の力に対してのみ重量信号を生ずる構成となる。
従って、発明の実施にあたって、計量機及び補正用計量
機構の計量機構として、第1図に図示する構成のものを
使用してもあるいは第7図。
第8図に図示する構成のものを使用しても、同様に、上
述した作用効果を得ることができる。
また、この第7図〜第9図の実施例において、計量機に
も補正用計量機構11’と同し構成のものを使用しても
、同様の作用効果を得ることができる。
(発明の効果) 本発明にかかる秤は、上述のように構成され且つ作用効
果を有するため、該秤に複数次元の加速度と角加速度が
作用するような揺動下においても、実質上それらに影響
されることなく、正確な計量をおこなうことができる。
従って、常に海上にあって揺動し、且つ重力が異なる地
球上のあらゆる位置に移動する船上においても、揺動に
影響されることなく、且つその位置の重力(重力加速度
)にその都度調整することなく、実質上正確な計量をお
こなうことができる。
また、本枠は航空機内においても使用でき、飛行状態に
よって変化する重力方向の加速度等に左右されることな
く、船上と同様に実質的に正確な計量をおこなうことが
できる。
また、船舶内又は航空機内においてそれらの重心から離
れた位置に秤を設置しても実用的に支障なしに計量する
ことができるため、非常に実用的である。
しかも、非常にシンプルな構成であるため、揺動下の使
用においても信頼性が高く、且つ安価に供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる秤の構造を示す第2
図II−U矢視ての側断面図、第2図は第1図のI−I
矢視図、第3図は第1図に示す秤の計量機構の電気的接
続の構成を示すブロック図、第4図は第1図に示す秤に
水平方向の力が作用する場合の寸法関係を示す秤の計量
機の概略側面図、第5図は第4図の計量機に作用する力
とその寸法関係を示すベクトル図、第6図は秤が揺動す
る場合を静止空間座標上に、船の重心aを中心とした座
標およびその座標が座標中心を中心に揺動する場合を示
した図、第7図は補正用計量機構が異なる別の実施例を
示す秤の構成を示す第8図のIV−IV矢視ての側断面
図、第8図は第7図のIII−III矢視図、第9図は
第7図にかかる計量機構(補正用計量機構)の電気的接
続の構成を示すブロック図である。 A・・・秤、B・・・被計量物、1・・・計量機、3・
・・載台、11・・・補正用計量機構、15・・・感知
質量部、30.31・・・増幅器、33・・・補正用調
整器、32・・・補正演算器(演算装置)、g、・・・
被計量物と風袋の合成重心、 c ・・・感知質量部の重心。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、被計量物を計量するための計量機と、この計量
    機の近傍に配設された補正用計量機構と、上記計量機と
    補正用計量機構から増幅器を経て出力されるそれぞれの
    検出信号e、e_cをもちいて「(e−e_c)/e_
    c」の演算をし、「m_1・K・A・g′=m_c・K
    _c・A_c・g′」になるようそれぞれ「K・A」と
    「K_c・A_c」を利得調整することによって、揺動
    下において計量可能な秤において、 上記計量機が、風袋及び被計量物に作用す る重力を含む加速度と角加速度によって生じた力又はモ
    ーメントについて、秤の設置面に対し垂直方向の力の成
    分のみの信号を生じるような構成を有し、上記補正用計
    量機構が、予め載荷された感知質量部に作用する重力を
    含む加速度と角加速度によって生じた力又はモーメント
    について、秤の設置面に対し垂直方向の力の成分のみの
    信号を生じるような構成を有し、 上記補正用計量機構の感知質量部の重心が、上記載皿又
    は載台上の被計量物と風袋との合成重心をとおり秤の設
    置面に対し垂直な線上あるいはその近傍に位置するよう
    構成されていることを特徴とする秤。 但し、K・Aは計量機の風袋と被計量物の 合成質量に対する信号eの全利得、K_c・A_cは補
    正用計量機構の感知質量部に対する信号e_cの全利得
    、g′は重力の加速度と揺動による垂直方向の加速度の
    合成加速度、m_1は計量機の風袋質量、m_cは補正
    用計量機構の感知質量部の質量である。
  2. (2)、請求項第1項記載の秤において、上記補正用計
    量機構の感知質量部の重心の高さが、上記載皿又は載台
    上の被計量物と風袋との合成重心の高さと一致するかあ
    るいはその近傍に位置するよう構成されていることを特
    徴とする秤。
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