JPH03176493A - 3―置換アルケニルセファロスポリン誘導体 - Google Patents

3―置換アルケニルセファロスポリン誘導体

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JPH03176493A
JPH03176493A JP1313697A JP31369789A JPH03176493A JP H03176493 A JPH03176493 A JP H03176493A JP 1313697 A JP1313697 A JP 1313697A JP 31369789 A JP31369789 A JP 31369789A JP H03176493 A JPH03176493 A JP H03176493A
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JP
Japan
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compound
carbon atoms
formula
substituted
water
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Application number
JP1313697A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishitani
康宏 西谷
Tadashi Irie
忠司 入江
Yutaka Nishino
豊 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なセファロスポリン誘導体に関し、 さらに詳しくは、式(I): (式中、R1は置換されていてもよいフェニル基、R1
は水素原子または低級アルキル基、R3は−C00R◆
、−COR◆、−3o、R’、または−〇〇NHR’で
あり、ここにR4は低級アルキル基、R’は水素原子ま
たは低級アルキル基、nは1または2を表す) で示される3−置換アルケニルセファロスボリン化合物
に関するものである。
[従来技術と発明が解決すべき課題] セファロスポリン誘導体は、その広範囲に及ぶ抗菌スペ
クトルにより、極めて有用な抗生物質の一群を構成して
いる。それらの内、3位に基ニーCH=CRで示される
置換アルケニル置換基を有するセファロスポリン誘導体
が既に、数多く提供されている(例えば、特公昭第62
−42874号公報および米国特許No、425542
3)。
しかしながら、治療に携わる医療関係者ならば容易に理
解することであるが、抗生物質治療は、常に耐性菌の出
現と、それに打ち克つ抗生物質投与の繰り返しであるこ
とから、絶えず新規で有効な抗生物質の開発が求められ
ている。
特に、経口投与で有効であって副作用の少ない抗生物質
の開発は、常に望まれている。本発明者らは、これらの
点を考慮し、セフェム骨格の7位に例えばフェニルグリ
シル基のような大きい置換基、3位に置換アルケニル基
をもつ誘導体について種々検討を加えた。従来、7位に
フェニルグリシル基等を有するセフェム誘導体が経口吸
収性を示すためには、3位置換基は立体的に小さく親油
性の大きいものが好ましいとされてきた。このことは、
上記した特許公報等に記載されている化合物にも認めら
れ、通常、基: −CH=CRで示される3位置換基の
Rは、小さいアルキルやアルコキシアルキル基等に限定
されている。本発明者らは、これらの従来例とは異なる
観点から検討を重ねた結果、立体的に大きい親水性の3
位置換基を有し、分子全体の構造が特異的である一連の
7−フェニルグリシル−3−置換アルケニル誘導体が経
口投与に適すると同時に、広範なダラム陽性およびダラ
ム陰性菌、とりわけダラム陰性菌に高活性の抗菌作用を
有することを見出した。
し課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、上記した式(I〉: (式中、R1は置換されていてもよいフェニル基、R1
は水素原子または低級アルキル基、R3は一000R’
、−COR’、−3O,R’、または−〇〇NHR’で
あり、ここにR4は低級アルキル基、R11は水素原子
または低級アルキル基、nは1または2を表す) で示される3−置換アルケニルセファロスボリン誘導体
を提供するものである。
R’の定義において、置換されていてもよいフェニル基
における置換針としては、フェノール保護基で保護され
ていてもよい水酸基、フッ素または塩素等のハロゲン原
子あるいはアミノ保護基で保護されていてもよいアミ7
基の1個またはそれ以上を挙げることができる。
また、低級アルキルとは、炭素数1〜8個の直鎖状また
は分枝鎖状アルキル基を意味し、そのようなアルキル基
の例として、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、イソブチル、第3級ブチル、シクロプロピル
、シクロブチル、ヘンチル、インペンチル、ネオペンチ
ル、第3級ペンチル、シクロペンチル、メチルシクロペ
ンチル、ヘキシル、メチルペンチル、ジメチルブチル、
シクロヘキシル、ヘプチル、メチルヘキシル、シクロヘ
プチル、メチルシクロペンチ、ジメチルペンチル、ジメ
チルシクロペンチル、オクチルなどを列挙できる。
本発明にとって好ましい化合物は、R1がヒドロキシ、
保護ヒドロキシ、ハロゲン、メ/ルアミ/などで置換さ
れていてもよいフェニル、R1がH,lfk、R’がG
OOR’、R’7!l<CI 〜G 、フルキル、RI
IがC,−C,アルキルである化合物である。R1がp
−ヒドロキシフェニルまたはメタンスルホニルフェニル
、Rtが水L R’が一〇〇〇CHaであり、nが1で
ある化合物が特に好ましい。
本発明化合物は、式(■): (式中、R′は上記の定義に従い、R1′はアルキル基
またはフェニル基、piおよびP3はアミノまたはカル
ボキシ保護基を表す) で示されるイリド化合物と、式(■):2 / HOC(CHt)nN      (III)\ 3 (式中、R雪、R3およびnは上記定義に従う)で示さ
れるアルデヒド化合物とを反応させて式(■):(式中
、R’、R”、R3、Pl、Plおよびnは上記定義に
従う) で示される化合物を得、次いで、この化合物(IV)を
脱保護することにより製造することができる。
イリド体(n)とアルデヒド体(III)との反応は、
イリド体(n)に対し、アルデヒド体(I[I)を1〜
4当量用い、適当な溶媒中、−20〜150°Cにおい
て約1〜50時間行う。溶媒としては、強酸性のものを
除く通常の有機溶媒を用いることができるが、クロロホ
ルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン(THF)、
ベンゼンおよびトルエン等が特に好ましい。通常、水冷
ないし使用する溶媒の還流温度で、撹拌下に約1〜18
時間実施する。
反応終了後、溶媒を留去すると、目的物質であるシス体
とトランス体との混合物が残留物として得られる。次い
で、適当な方法、例えば、シリカゲルカラムによるクロ
マト処理により目的とするシス体(IV)を分離する。
化合物(■)の脱保護は、β−ラクタム化合物の製造に
用いられる一般的な方法によって行うことができる。例
えば、アニソールおよびトリフルオロ酢酸中で、冷却下
に撹拌したのち、n−ヘキサン−エーテル中で析出させ
、沈澱をろ取し、HP−20カラムクロマト等の精製手
段に付すことにより、最終目的物質を得ることができる
しかしながら、本発明化合物は、合成法によって限定さ
れるものではなく、当業者既知の反応を組合わせた別途
合成性を用いて得ることができる。
いずれの方法を採用する場合でも、必要に応して、アミ
ン、カルボン酸およびフェノールを保護する。
そのような目的で用いる保護基としては、セファロスポ
リンの化学の分野で、分子中の他の部分に不都合な変化
を起こすことなく着脱可能なものとして知られているも
のを用いることができる。例として、以下のものがある
が、これらに限定されない。
[アミノ保護基] アミノ保護基としては例えば炭素数1〜20の基であっ
て、例えば置換基を有し得る炭素数1〜8のアルキル(
第3級ブチル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチ
ル、トリクロロエチル、テトラヒドロフラニル、トテラ
ヒドロピラニル等)、炭素数7〜20のアラルキル(ベ
ンジル、ジフェニルメチル、トリチル、トメキシベンジ
ル、ニトロベンジル、メチルベンジル等)、炭素数6〜
12のアリールチオにトロフェニルチオ等)、炭素数1
〜8のアルキリデン、炭素数7〜14のアラルキリデン
(置換基を有し得るベンジリデン)、アシル[炭素数l
〜8のアルカノイル(ホルミル、アセチル、クロロアセ
チル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル等)
、炭素数7〜15のアロイル(ベンゾイル、ニトロベン
ゾイル等)、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル(
アルキル部分はメチル、エチル、プロピル、シクロプロ
ピルエチル、イソプロピル、ブチル、ヘキシル、イソブ
チル、トリクロロエチル、ピリジルメチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル等である)、炭素数8〜15のア
ラルコキシカルボニル(アラルキル部分はベンジル、ジ
フェニルメチル、ニトロベンジル等)、炭素数l〜10
のスルホニル(メタンスルホニル、エタンスルホニル、
ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル等)、炭素数
3〜10の二塩基性Hアシル(サクシニル、フタロイル
等)、ハロスルホニル、炭素数o−ioのりん酸アシル
(ジアルコキシホスホリル、フエニルジクロロホスホリ
ル等)、その他]、炭素数3〜15のトリアルキルシリ
ル、炭素数3〜15のトリアルキルスタニル等が好まし
い。
[カルボキシ保護基] カルボキシ保護基には分子中の他の部分に不都合な変化
を起こすことなく着脱可能な反応作用および医薬用カル
ボキシ保護基がある。
反応用カルボキシ保護基としては炭素数19までのエス
テル形成基である炭素数1〜8のアルキル(メチル、メ
トキシメチル、エチル、エトキシメチル、ヨードエチル
、プロピル、イソプロピル、ブチル、・イソブチル、エ
トキシエチル、メチルチオエチル、メタンスルホニルエ
チル、トリクロロエチル、L−ブチル等)、炭素数3〜
8のアルケニル(プロペニル、アリル、プレニル、ヘキ
セニル、フェニルプロペニル、ジメチルへキセニル等)
、炭素数7〜19のアラルキル(ベンジル、メチルベン
ジル、ジメチルベンジル、メトキシベンジル、エトキシ
ベンジル、ニトロベンジル、アミノベンジル、ジフェニ
ルメチル、フェネチル、トリチル、ジ−t−ブチルヒド
ロキシベンジル、フタリジル、フェナシル等)、炭素数
6〜12のアリール(フェニル、トルイル、キシリル、
ジイソプロピルフェニル、トリクロロフェニル、ペンタ
クロロフェニル、インダニル等)、炭素数1〜12のN
−置換アミノ(アセトンオキシム、アセトフェノンオキ
シム、アセトアルドキシム、N−ヒドロキシこはく酸イ
ミド、N−ヒドロ牛シフタルイミド等とのエステルを構
成する基)、炭素数3〜12の炭化水素化シリル(トリ
メチルシリル、ジメチルメトキシシリル、t−ブチルジ
メチルシリル等)、炭素数3〜12の炭化水素化スタニ
ル(トリメチルスタニル等)等が好ましい。この保護基
部分も後述のような各種置換基を有していてもよい。こ
のカルボキシ保護基は最終目的物までに脱離されるので
、保護の目的を達する限り、その構造は必ずしも重要で
はなく、広範囲な均等基(アミド、炭酸またはカルボン
酸との酸無水物等)と置き換えられる。
塩形成基である医薬用カルボキシ保護基としてはペニシ
リン、セファロスポリンの分野で常用ノ生理学的に許容
し得るイオンとなる周期律表第1〜■族、第2〜4周期
に属する軽金属(リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、アルミニウム等)およびアン
モニオ基(炭素数1〜12のアルキルアンモニウム(ト
リメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、メチ
ルモルホリニウム等))、炭素数4〜9の芳香族塩基(
ピリジニオ、コリジニオ、ピコリニオ、キノリニオ、ジ
メチルアニリニオ等)等が好ましい。
活性エステル形成基である医薬用カルボキシ保護基は主
として経口投与で抗菌活性を示すエステルを形成する。
代表例には炭素数2〜15の1−酸素置換アルキル(ア
ルカメイルオキシアルキル(アセトキシメチル、ピバロ
イルオキシメチル、シクロヘキサンアセトキシエチル等
)、炭素数3〜15のアルコキシカルボニルオキシアル
キル(エトキシカルボニルオキシエチル、インプロポキ
シカルボニルオ牛ジエチル、シクロヘキシルオキシカル
ボニルオキジエチル等)、炭素数2〜8のアルコキシア
ルキル(メトキシメチル等)、炭素数4〜8の2−オキ
サシクロアルキル(テトラヒドロピラニル等)等)、炭
素数8〜12の置換アラルキル(フェナシル、フタリジ
ル等)、炭素数6〜12のアリールくフェニル、インダ
ニル等)、炭素数2〜12のアルケニル(アリル、(2
−オキソ−113−ジオキソリル)メチル等)等が好ま
しい。
[フェノール保護基] フェノール保護基は塩、エステル、エーテルなどの形で
保護できる。
憔)−1ては軽金属(リチウム、ナトリウム、カリウム
、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム等)塩とア
ンモニウム基(炭素数1〜12のアルキルアンモニウム
(メチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、ジエ
チルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、メチルモ
ルホリニウムW))、炭素数4〜9の芳香族塩基(ピリ
ジニオ、コリジニオ、ピコリニオ、キノリニオ、ジメチ
ルアニリニオ等)塩が好ましい。
エーテル形成基としては脱離容易な炭素数1〜8のアル
キル(メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、t−ブ
チル、シクロペンチル、メトキシメチル、メトキシエト
キシメチル等)、単環異項環基(テトラヒドロピラニル
、テトラヒドロフラ=/L4)、JjdR1k2〜9の
アルケニル(エノールエーテル、エナミン等を形成)、
炭素数3〜18の炭化水素化シリルまたはスタニル(ト
リメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチル−t−ブ
チルシリル、トリメチルスタニル、ジメチルフェニルシ
リル、ジフェニル−t−ブチルシリル、トリフェニルシ
リル、ジメチル−t−ペンチルシリル、ジメチルメトキ
シシリル等)、炭素数7〜15のアラルキル(ベンジル
、p−メトキシベンジル、トリフェニルメチル、置換ジ
フェニルメチル、フェナシル等)、炭素数1〜10のア
リール基、例えば炭素環のアリール基(フェニル、ナフ
チル、インデニル、インダニル、テトラリニル等)、異
項環アリール基(フリル、チエニル、ピロリル、オキサ
シリル、チアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テ
トラゾリル、ピリジル、ピラニル、インドリル、ベンゾ
イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル等)が好ま
しい。
エステル形成基には炭素数14までのアシル基、例えば
、カルボン酸アシル(ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ピバロイル、オクチル等の炭素数1〜10の直鎖、
分枝または環状の置換または非置換アルカノニル、単環
または双環でヘテロ原子を有し得る置換または非置換ア
ロイル(ベンゾイル、トルオイル、キシロイル等の単環
アロイル)、アラルカッイル(フェニルアセチル、フェ
ニルプロピオニル等)、アリールアルケノイル(フェニ
ルアクリル等)、炭素数1〜10のスルホン酸アシル(
メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホ
ニル等のアルキルスルホニル、ベンゼンスルホニル、ト
ルエンスルホニル、ブロモベンゼンスルホニル等のアリ
ールスルホニル等)、炭素数2〜10の炭酸アシル(カ
ルバモイル、カルボアルフキシ、カルボアラルコキシ等
のアルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、
p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−エトキシ
ベンジルオキシカルボニル、ニトロベンジルオキシカル
ボニル等のアラルキルカルボニル、アリルオキシカルボ
ニル、イソブテニルオキシカルボニル等のアルケニルオ
キシカルボニル等)、スルホ等が好ましい。
本発明化合物にとって好ましいアミノ保護基はt−ブト
キシカルボニル(B oc) 、カルボキシおよびフェ
ノール保護基はパラメトキシベンジル(pMB)である
[効果] 本発明化合物は、セファレキシン(CEX)、セファク
ロル(CCL)あるいは文献記載の下記式(): で示される化合物と比較し、下記の表1に示すように経
口投与で優れた抗菌作用を示した。表1から、本発明化
合物の最小発育阻止濃度(MIC)はこれらの既知物質
との比較においてダラム陽性菌である溶血性連鎖球菌(
S treptococcus pyogenesC−
203株)に対しても優れているが、ダラム陰性閑であ
る大腸菌(E、coli H株、JC−2株)や肺炎桿
菌(K、pneun+oniae S R1株)に対し
、特に優れていることが分かる。また、マウス経口投与
後2時間までの尿中回収率(U R1)lrll)によ
り測定した経口吸収性は化合物(A)に比べて有意に高
くなっている。例えば、化合物[8]の場合には、52
、lを示しており、臨床上有用な経口吸収性を有するこ
とが分かる。
表1 式(1)の化合物のMICおよび経口吸収性−従来化合
物との比較 *);a:スタフィロコッカス・アウレウス(S ta
phylococcus aureus)209P  
JC−1 b;スタフィロコッカス・アウレウス C:スタフィロコッカス・アウレウス d:ストレブトコッカス・ピオゲネス (S treptococcus pyogenes)
m1th R14 −203 e:ストレプトコッカス・ニューモニエ(S trep
tococcus pneumoniae)ype ■ r:エシェリキア・コリII (Escherichia coli)g;エシェリキ
ア・コリ JC−2 h:クレブシェラ・ニューモニエ (K 1ebsiella pneumoniae)1
ll iニブロチウス・ミラピリス (Proteus m1rabilis)R−4 j;プロテウス・ブルガリス (P roteus vulgaris)BLI6−:
マウス経口投与15分後の血中濃度UR,h:マウス経
口投与2時間後の尿中回収率表中の数値は、標準的な抗
生物質の抗菌活性測定法、および化合物の経口吸収性試
験に従って求められた。
以上の結果は、本発明の式(()で示される化合物の抗
菌作用、特にダラム陰性菌に対する作用が優れており、
また、経口吸収性が従来化合物(A)(尿中回収率はわ
ずかに1.5である)に比べて著しく高いことを示して
いる。このことから、本発明化合物と従来化合物とは、
単なる3位置換アルケニル基における置換骨の相違に止
どまらず、分子全体として異なった構造を有するものと
考えられる。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。
なお、以下の実施例において、PMBはバラメトキシベ
ンジル、Bocはt−ブトキシカルボニルを表す略語で
ある。
(以下余白) 実施例1 (1)化合物[3コの合成 [1] [3] イリド化合物[lコ3.81 g<3.75mmol)
を含むクロロホルム50村溶液にアルデヒド体[2]2
 g(20mmol)を加え15時間還流、撹拌する。
反応液を冷却後水洗し、M g S OA上で乾燥、次
いで溶媒を減圧留去する。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマト(展開液;酢酸エチルエステル:塩化メチ
レン=1:1)すればシス体、トランス体混合物0.6
71F(23%)と目的とする純粋なシス体[3] 0
.239(8%)が得られる。
[3] 1.42(9H,s)、 ”HNMR(CDCIs):δ 1.91(3H,s)、3.19. 3.48(2H,ABq、J = 18Hz)、3.6
5(2H,m)、3.81 (6H,s)、4.95(
LH,d、J=5Hz)、 4.98(2H,s)、5.l 6(2H,s)、5、
55(3H,m)、 5.80(LH,dd、J=5.9Hz)、6、12(
L H,d、 J = l I Hz)、6.53(I
H,d、J=9Hz)、 8、87〜6.98 (6H,s)、 7.25〜7.37(6H,m) I R(CHCI23) : 1780.1705.1
685、1670c肩 (2)脱保護による化合物[4]の合成[3コ [4] (1)で得られた化合物[3] 230J11?(0,
29111mol)を水冷しアニソール0.5x12、
トリフルオロ酢酸2.5xf2を加え、同温度で1時間
撹拌する。
反応液をn−ヘキサン20mQおよびエーテル10xQ
の混合液中へ撹拌しながら加え、析出した沈澱をろ取し
エーテル洗浄する。得られた粉末をHP20(ダイヤイ
オン、三菱化成)カラムクロマト(展開液:水100%
)した後、凍結乾燥すれば11119(86%)の最終
目的化合物[4]が得られる。
[4]: IHNMR(DtO):δ1.8B(3H,s)、3.
12.3.41 (2H,ABq、J = 18Hz)
、3.49〜3.85 (2H,m)、 5.08(I H,d、 J =5Hz)、5、09(
I H,s)、5.45(IH,m)、5.65(IH
,d、J =5Hz)、5.97(LH,d、J=l 
IHz)、6、92(2H,d、 J = 9 Hz)
、7.32(2H,d、J =9Hz) I R(Nujol) :  1761.1690cx
[1]+OHCNHCOOMe [7]トランス体 上記反応を還流条件下、および低温条件下で行った。
1)還流条件下における合成 イリド化合物[1] 3.089(3゜2曲o1)を含
むクロロホルム50j112溶液にアルデヒド体[5]
 2゜079(17,7mmol)を加え1.5時間還
流撹拌する。実施例1(1)と同様に後処理を行なった
後、シリカゲルカラムクロマト(展開液;酢エチ:トル
エン−1:2)すればシス体[6] 0.799(31
%)およびトランス体[7] 0.21g(8%)が得
られる。
2)低温条件下の合成 イリド化合物[1] 0.449(0,46mmol)
を含むクロロホルム20mQ溶液を一5℃に冷却シ、こ
こへアルデヒド体[5コ 0.169(1,38mmo
l)を加え同温度で16時間放置する。反応液を水洗し
MgSO3上で乾燥後、溶媒を留去して残渣をシリカゲ
ルクロマト(展開液:酸ニス:トルエン=1:l)すれ
ばシス体[6] 0.219(57%)、トランス体[
7] 0,02g(5%)が得られる。
シス体[6] ’HNMR(CDC12s):δ1.42(9H,s)
、3.18.3.45(2H,ABq、J=18Hz)
、3.45〜3.70(2H,m)、 3.64(3H,s)、3.81 (6H,s)、4.
96(LH,d、J=5Hz)、 4.98(2H,s)、5.16(2H,s)、5.5
2(2H,m)、 5.80(IH,dd、J=5.9Hz)、8.11(
IH,d、J=11Hz)、6.86〜6.98 (6
H,m)、 7.24〜7.37(6H,m) IR(CDC12s): 1780.1715CI−’
上!Z王生[U ’HNMR(CDCQ、):δ1.42(9H,s)、
3.40,3.50(2H,ABq、J=18Hz)、
3.64〜3.90(2H,m)、 3.69(3H,s)、3.81 (6H,s)、4、
90(L H,d、 J = 5 Hz)、4、98 
(2H,s)、5.13(l H,m)、5、20 (
2H,s)、 5.53(LH,d、J=5Hz)、 5.77(IH,dd、J=5.9Hz)、6.87〜
6.98 (6H,i)、 7.16〜7.37(6H,m) I R(CHC12S) : 1775.1710cy
p−’(2)脱保護による化合物8の合成 [8] (1)で得た化合物[6] 66 Ta2<0.83m
ll1ol)を水冷しアニソール1x17.トリフルオ
ロ酢酸5村を加え同温度で1時間撹拌する。反応液をn
−ヘキサン40xQsエーテル20xQ混含液中へ撹拌
しながら加え、実施例1(2)と同様に処理した後、H
P−20カラムクロマト(展開液:メタノール:水= 
1 :4)にかけ、次いで凍結乾燥すれば最終目的物質
[8]320n(83%)が得られる。
[8コニ ’HNMR(D、O):δ3.19. 3.46(2H,ABq、 J = 18Hz)、3.
48−3.82(2H,m)、3.61 (3H,s)
、5、13(I H,d、 J =5Hz)、5、15
(I H,s)、5.52(I H,m)、5、71 
(I H,d、 J =5Hz)、6.01(IH,d
、J=t IHz)、6.97(2H,d、 J =9
Hz)、7.38(2H,d、 J =9Hz)I R
(Nujol) : 1760. 1685cm−’[
9] (1)で得たトランス体[7コ 19 ’?t9<0.25n+ ff1ol)ヲ水冷し、アニソール0.5xQ、トリフ
ルオロ酢酸2.5xQを加え同温度で1時間撹拌する。
実施例1(2)と同様に処理し、HP−20カラムクロ
マト(展開液;メタ/−ル:水= 1 :4)にかけた
後、凍結乾燥すれば60o(79%yの最終目的物質[
9]が得られる。
[9]: ’HNMR(D、O):δ3.48(2H,s)、3.
65(3H,s)、3.78(2H,m)、5.07(
I H,d、 J =5Hz)、5、14(、I H,
s)、 5.68(LH,d、J=5Hz)、 6.53(LH,d、J=16Hz)、6、97(2H
,d、 J =9Hz)、7.37(2H,d、J=9
Hz) I R(Nujol) : 1759、l 6845c
m−’寒換週旦 (1)化合物[11]の合成 [1] + OHCNH30Je イリド化合物[Iコ3.611F(3,75mmol)
を含むクロロホルムLoom(2液にアルデヒド体[1
0]1、799(13mnol)を加え1時間還流撹拌
する。
反応液より減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマト処理(展開液:塩化メチレン;酢エチ=i
:1)すれば、シス体[11コとトランス体との混合物
1.019(33%)と目的とする純粋なシス体[11
] 0.429(14%)が得られる。
[11]: ’HNMR(CD012g):δ1.42(9H,s)
、2、87(3H,s)、3.12. 3.41(2H,ABq、J−18Hz)、3.46〜
3.74(2H,n+)、 3.81(6H,s)、 4.96(IH,d、J=5Hz)、 4.98(2H,s)、5.16(2H,s)、5.5
3(LH,d、J=6Hz)、 5、55(I H,n)、 5、80(I H,dd、 J 〜5.9Hz)、6.
10(IH,d、J= 12Hz)、6、87〜6.9
8 (6H,m)、 7.27〜7.37 (6H,an) I R(CHC(2s) : 1785.1720゜1
699CJI−直 [12] 化合物[11コ320m9(0,39mmol)を水冷
し、アニソール0.5iQ、)リフルオロ酢酸2.5x
+2を加え同温度で1時間撹拌する。実施例1(2)と
同様の処理を行ない、HP−20カラムクロマト処理(
展開液;メタノール:水= 1 :4)L、次いで、凍
結乾燥すれば140yy(74%)の最終目的物質[1
2]が得られる。
[12]: ’HNMR(D、O):63.04(3H,s)、3.
20.3.45(2H,ABq、J=48Hz)、3.
51〜3.82(2H,+++)、5、13(l H,
d、 J =5Hz)、5、15(I H,s)、5.
60(I H,m)、5.72(IH,d、J=5Hz
)、 6.08(LH,d、J=11Hz)、6.97(2H
,d、J=9Hz)、 7.38(2H,d、J=9Hz) I R(Nujol) : 1758.168 la「
’g塁何1 (1)[14コの合成 [13] [14] イリド化合物[13コ2.48y(3mmol)を含む
クロロホルム100i12液にアルデヒド体[5]  
1゜629(13,8+++mol)を加え1時間還流
撹拌する。
反応液を冷却後、水洗し、Mg5Oa上で乾燥した後、
溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(
展開液;トルエン:酢エチー1:1)すれば、シス体[
14コとトランス体との混合物0.409(20%)と
目的とする純粋なシス体[14]0゜57g(28%)
が得られる。
[14コニ ’HNMR(CDC123):δ1.42(9H,s)
、3.17.3.44(2H,ABq、J=18Hz)
、3、41〜3.74 (2H,m)、 3.84(3H,s)、3.81 (3H,s)、4.
95(IH,d、J =5Hz)、5.15(2H,s
)、5.50(・IH,l11)、5.62(IH,d
、J=6Hz)、 5.80(IH,dd、J=5.9Hz)、6、1O(
L H,d、 J = 12Hz)、6.89(2H,
d、J=9Hz)、 7.31(2H,d、J=9Hz)、 7.37(5H,5) IR(CDC123)+ 1781,1715.170
0cx−’ [15コ 化合物[14] 55219<0 83 mmol)を水冷し、 アニソール0.5yQ、hリフルオロ酢酸2.5x12
を加え同温度で1時間撹拌する。実施例1(2)と同様
の処理を行ない、HP−20カラムクロマト処理(展開
液;メタノール:水=3ニア)L、次いで、凍結乾燥す
れば2BOn(76%)の最終目的物質[15]が得ら
れる。
[15]: ’HNMR(D、O):δ3.15. 3.42(2H,ABq、J=18Hz)、3.45〜
3.80(2H,m)、 3.59(3H,s)、 5.12(LH,d、J−5Hz)、 5、19(I H,s)、5.47(L H,m)、5
.71(IH,d、J=5Hz)、 5.96(I H,d、 J = 12Hz)、7.6
0(5H,s) I R(Nujol) : 1761.1690ct−
’X旌致互 (1)[17]の合成 E16] イリド化合物[16] 4.179(4,17mmol
)を含むクロロホルム1003112液にアルデヒド体
[5]1、729(14,7mn+ol)を加え1時間
還流撹拌する。実施例りと同様に処理した後シリカゲル
カラムクロマト(展開a;)ルエン:酢ニス−1:1)
すれば、0.689(19%)の粉末が得られる。この
ものはトランス体を含むためシス体[17]の純度は8
0%である。
[17]: IHNMR(CDC12,):δ1.42(9H,s)
、3.18.3.44(2H,ABq、J=18Hz)
、3.45〜3.75(2H,m)、 3.64(3H,s)、3.81(6H,s)、4.9
5(LH,d、J=5Hz)、 5.08(2H,s)、5.15(2H,s)、5、5
2(I H,m)、 5、63(I H,d、 J =6Hz>、5、77(
I H,dd、 J =5.9Hz)、6.09(IH
,d、J=12Hz)、6.86〜6.97(6H,m
)、 7.15〜7.40(5H,1i) I R(CHCff*) :  l 790.1720
.1695cm−’ [18] (1)で得た化合物[17] 0.881F(0,81
mm。
t)を水冷し、アニソール0.5xQ、トリフルオロ酢
酸2.5村を加え同温度で1時間撹拌する。実施例2と
同様の処理を行ない、HP−20カラムクロマト(展開
液;メタノールニ水=3ニア)L、次いで、凍結乾燥す
れば0.309(75%)の粉末が得られる。このもの
はトランス体を含むため目的物質であるシス体[18]
の純度は80%である。
[1B]: ’HNMR(D、O):δ3.12. 3.37(2H,ABq、J = 18Hz)、3.3
4〜3.74 (2H,+n)、3.53(3H,s)
、 5、05(I H,d、 J =5Hz)、5.06(
IH,s)、5.42(LH,m)、5.63(1H,
d、J=5Hz)、 5、92(L H,d、 J、= 12Hz)、7、O
L(I H,d、 J =9Hz)、7.44(I H
,d、 J =2Hz)I R(Nujol) :  
1760゜実施例6 (1)[20]の合成 1685CI−’ [1] + ouc、、、に:乳、。
イリド化合物[1] 3.619(3,75mmol)
を含むクロロホルム100*Ci夜にアルデヒド体[1
9]2、509(19,07mmol)を加え1時間還
流撹拌する。実施例1(1)と同じ処理を行なった後、
シリカゲルカラムクロマト(展開液:トルエン:酸ニス
=1:1)すればトランス体0.469(15%)と目
的とするシス体[20]  1,529(50%)が得
られる。
[20コニ ’HNMR(CDCf2.):δ1.42(9H,s)
、2.74(3H,s)、3621. 3.46(2H,ABq、J = 18Hz)、3.4
5〜3.70(2H,m)、 3.64(3H,s)、3.81 (6H,s)、4、
97(I H,d、 J =5Hz)、4.98(2H
,s)、5.18(2H,g)、5、50 (2H,m
)、 5.80(IH,dd、J=5.9Hz)、6、17(
I H,d、 J = 12Hz)、6.86〜6.9
8(8H,m)、 7.20〜7.37(6H,m) I R(CHC(2,) : 1769.1685cx
[21コ 化合物[20コ0.74VC0,91開o1)を水冷し
、アニソール0.5*Q、)リフルオロ酢酸2.5xQ
を加え同温度で1時間撹拌する。実施例1(2)と同様
の処理を行ない、HP−20カラムクロマト(展開液;
メタ/−ル:水= 2 :3)処理し、次いで、凍結乾
燥すれば0.289(85%)の最終目的物質[21コ
が得られる。
[21]: ’HNMR(D、O):δ2.74(3H,s)、3.
13.3.37(2H,ABq、J = 18Hz)、
3.57(3H,s)、 3.59〜3.90(2H,01)、 5.06(I H,d、 J =5Hz)、5.08(
IH,s)、5.45(I H,m)、5、64(l 
H,d、 J =5Hz>、6、02(I H,d、 
J = 12Hz)、6.90(2H,d、J=9Hz
)、 7.31(2H,d、J=9Hz) I R(Nujol) : 1760. 1672cC
’実施例7 (1)[23]の合成 イリド化合物[1] 3.619(3,75mmol)
を含むクロロホルム100j!Q液にアルデヒド体[2
2]2.09(15,3開o1)を加え1時間還流撹拌
する。
実施例1(1)と同様の処理を行なった後、シリカゲル
カラムクロマト処理(展開液;トルエンコ酢ニス=l:
1)すればシス体[23]とトランス体との混合物1.
339(43%)および純粋なシス体[23] 0.4
49(14%)が得られる。
[23] : IHNMR(CDCIL): 31 61’)(QtJ  L  T   7tJ+)
1.42(9H,s)、3.19. 3.46(2H,ABq、J = 18Hz)、3.4
3〜3.75 (2H,m)、 3、81 (3H,s)、3.82(3H,s)、4.
09(2H,q、J=7Hz)、 4.96(LH,d、J=5Hz)、 4.98(LH,s)、5.16(I H,s)、5.
53 (2H,m)、 5、79 (I H,dd、 J = 5.9 Hz)
、6、10(I H,d、 J = l l f(z)
、6.85〜6.98 (6H,++1)、7.25〜
7.37 (8H,m) I R(CHCff3) :  1781.1710c
JI−’(2)脱保護による 24の合成 [24] 化合物[23] 0.441?(0,54mmol)を
水冷し、アニソール0.5xQ、  トリフルオロ酢酸
2.5村を加え同温度で1時間撹拌する。実施例1(2
)と同様の処理を行ない、次いで、HP−20カラムク
ロマト(展開液;メタノール:水=2:3)L、凍結乾
燥すれば0.209(78%)の最終目的物質[24コ
が得られる。
[24コニ HNMR(D、O): δ 1.12ぐ3H,t、J=7Hz)、3.12.3
.38(2H,ABq、J=18Hz)、3、30〜3
.75 (2H,m)、 3.98(2H,q、J=7Hz)、 5.06(IH,d、J=5Hz)、 5.07(LH,s)、5.45(IH,m)、5.6
4(IH,d、J=5Hz)、 5、93(I H,d、 J = l I Hz)、6
.89(2)(、d、J=9Hz)、7.30(2H,
d、J=9Hz) I R(CHCQfi) : 1759、l 880c
「’実施例8 (1)[26]の合成 [25] イリド化合物[25] 2.78g(3mmol)を含
むクロロホルム100x(li(1,にアルデヒド(本
[5]  1゜521?(13mmol)を加え1時間
還流撹拌する。実施例1と同様の処理を行なった後、シ
リカゲルカラムクロマト(展開M;トルエン:酢ニス=
 l :3)すればシス体とトランス体の混合物0.4
4g(19%)と、目的とする純粋なシス体[26]0
.459(20%)が得られる。
[26]: ’HNMR(CDC123):δ1.42(9H,s)
、3、01 (3H,s)、3.20゜ 3.43(2H,ABq、J=1 8l−1z)、3.
44〜3.73(2H,i)、 3、64 (3H,s)、3.81 (6H,s)、4
、’95(I H,d、 J =5Hz)、5、11 
(2H,s)、5.52(I H,m、)、5、75(
2H,m)、 6、12(L H,d、 J = 11 Hz)、6.
87(2H,d、 J =9Hz)、7.20〜7.3
3(6H,m) I R(CHCIs): 1780. 1710c「’
(2)脱保護による[27]の合成 [26] 化合物[26] 438x9(0,58mmol)を水
冷し、アニソール0.5jl(2、トリフルオロ酢酸2
.5村を加え同温度で1時間撹拌する。実施例1(2)
と同様の処理を行な0た後、HP−20カラムクロマト
(展開液:メタノール:水=2:3)L、次いで、凍結
乾燥すれば260m9(83%)の最終目的物質[27
]が得られる。
[27コ: ’HNMR(CDC(3):δ3.04 (3H,s)
、3.07.3.35(2H,ABq、J−18Hz)
、3.36〜3.72(2H,m)、3.52(3H,
s)、5.03(LH,d、J=5Hz)、 5、 L 2(I H,s)、5.43(IH5,63
(LH,d、J=5Hz)、 5.89(IH,、d、J=11Hz)、6.67〜6
.71 (3H,m)、 8.81〜6.88(LH,m) I  R(Nujol) 二 1 780゜実施例9 (1)[:29]の合成 685cx m)、 [29] イリド化合物[1コ2.76g(3mfflol)を含
むクロロホルム100m(液にアルデヒド体[28] 
 1゜319(6mmol)を加え2時間室温で撹拌す
る。実施例1(1)と同様の処理を行なった後、シリカ
ゲルカラムクロマト(展開液;トルエン:酸ニス=1:
l)すればシス体[29コとトランス体との混合物1.
09g(44%)が得られる。この混合物は再度クロマ
ト処理しても分離できずシス体[29]の純度は85%
である。
[29]: ’HNMR(CDCム): 61.21(6H,d、J=6Hz)、1.42(9H
,s)、3.19. 3.46(2H,ABq、J=18Hz)、3、45〜
3.64(2H,m)、 3、81 (8H,g)、4.80〜4.95(IH,
m)、4.96(IH,d、J=5Hz)、 4.98(2H,s)、5.15(2H,s)、5、5
4 (2H,m)、 5.79(LH,dd、J=5.9Hz)、6、 l 
0(2H,d、 J = 12Hz)、6.85〜6.
98 (6H,m)、 7.22〜7.37(6H,m) I R(CHC&、)+ 1780.1760cm−’
(2)脱保護による[30 のム成 [29] (1)で得た化合物[29] 0.60g(0,72m
m。
1)を水冷し、アニソール0.5m(1,トリフルオロ
酢酸2,5*I2を加え同温度で1時間撹拌する。実施
例1(2)と同様の処理を行なった後、HP−20カラ
ムクロマト(展開液;メタノール二本=2:3)し、次
いで、凍結乾燥すれば0.269(72%)の粉末が得
られる。このものはトランス体を含むため最終目的物シ
ス体[30]の純度は85%である。
[30コニ ’HNMR(D、O): 61.19(6H,d、J =BHz>、3.20.3
.46(2H,ABq、J=18Hz)、3.48〜3
.82(2H,m)、 5.12(I H,d、 J =5Hz)、5、14(
I H,s)、5.52(I H,m)、5.71(I
H,d、J=5Hz)、 6、 OO(I H,d、 J = 12Hz)、6.
97(2H,d、J=9Hz)、 7.37(2H,d、J =9Hz) I R(Nujol) :  1759.1880c「
’(以下余白) 実施例10 (1)[33]の合成 [31] [33] イリド化合物[31] 2.799(4mmol)を含
むクロロホルム100112溶液にアルデヒド体[32
]0.949(8101101)を加え、室温で2.5
時間撹拌する。反応液を水洗後、乾燥、留去し、残渣を
シリカゲルクロマト(展開液;トルエン:酢エチ=2:
1)すれば目的物質[33] 0.519<24%)が
得られる。
[33] ’HNMR(CD (d23) : 63、25〜3.75(4H,m)、 3.65(3H,s)、3.81 (3H,s)、5.
17(LH,d、J=5Hz)、 5.19(2H,s)、 5.34(LH,d、J=5Hz)、 5、64(I H,m)、 6、16(L H,d、 J = 11 Hz)、6.
87〜7.73(8H,m)、 8、62(I H,s) I R(CHC&、):  L 778.1719.1
825cm−’ (2)[34コの合成 [34] 化合物[33] 0.509(0,93mmol)を酸
ニス10 zQsエタノール2.!5x(lに溶かし室
温で撹拌しながら、濃塩酸0.15m12を加える。同
温度で1時間撹拌後、減圧で溶媒を留去した残渣を酸ニ
ス、エーテルで洗浄すれば0.21g(48%〉の[3
4]が得られる。
[34]: IHNMR(CD、OD): 63.36〜3.71 (4H,m)、3.62(3H
,s)、3.80(3H,s)、5.11(IH,d、
J=5Hz)、 5.1B(2H,s)、 5.31 (L H,d、 J = 5 Hz)、5.
54(IH,m)、 6、22(L H,d、 J −12Hz)、8.90
(2H,d、J=9Hz)、 7.33(2H,d、J=9Hz) I R(Nujol) : 1779.1710ar’
[35コ [36コ スルフィド[35](800R9,0、98mmol)
をCH,C12,(25m12)に溶かし、水冷下80
%m−CPBA(212x9.0.98mmol)/ 
CH*C12*(5112)を加え、10分間撹拌する
。NaHCO3水溶液で洗浄後、減圧濃縮しスルフオキ
シド[36](791x9.97%)を得る。
[36] : ’HNMR(CDC12s) :δ1.44(9H,s
)、3.20〜4.00(4H,m)、 3、61 (3H,s)、 4.98(2H,s)、 5.08〜5.29(3H,m)、 5.42〜5.60(2H,m)、 6、03(L H,dd、 J =5.10Hz)、6
.10(d、J=11Hz)、 6.72〜7.O0(6H,m)、 7.23〜7.47(6H,m) I R(CHC12,):  1790,1703.1
600cyI−’ 3.82(6H,s)、 [36] [37] エステル[36コ(300ffli+、0 、36 m
mol)/ CH,CC,(0,81+172)に、水
冷下アニソール(0,4xQ)次いで、トリフルオロ酢
酸(3xQ)を加え、1時間撹拌する。減圧濃縮し、残
渣にE t、O(20112)を加え粉末とし、ろ取、
E t、Oにて洗浄する。得られた粉末を水に溶かしH
P−20クロマトに付し、15%MeOH/H,Oで溶
出する。減圧濃縮、凍結乾燥し[37] (14819
,86%)を得る。
[37]: ’HNMR(D、O): 63.26〜3.95(4H,m)、 3.54(3H,s)、 4.82(IH,d、J=5Hz)、 5、11 (L H,s)、 5.43−5.58(IH,m)、 5.87(L H,d、 J = 11Hz)、5.8
8(L H,d、 J =5Hz)、6.93(2H,
d、J=9Hz)、 7.32(2H,d、J=9Hz) I R(Nujol) :  1765.1680ar
’[38] [40コ 〔41コ イリド[38](4,829,5mmol)/ CHe
c L(100RQ)にアルデヒド[39](1,0g
、7.63mn。
l)を加え7時間加熱還流する。減圧濃縮し、残渣をシ
リカゲルクロマトに付し、トルエン:CHeCQ、: 
Ac0Et=2 : 2 : 1で溶出し、[40コ(
741m9、 ■ 8.1%)と[41コ(49071
9、%)を得る。
[40]: ’HNMR(CDCQ3):δ 1.90〜2−25(2H,m)、 3.02〜3.28(2H,m)、3.17.3.39
(2H,ABq、J=19Hz)、3.63(3H,s
)、3.81(3H,s)、4.95(LH,d、J=
5Hz)、 4.98(2H,s)、5.16(2H,s)、5.4
5〜5.57(L H,n+)、5、78 (I H,
dd、 J = 5.9 Hz)、6、15(L H,
d、 J = L I Hz)、6.85〜6.98 
(6H,m)、 7.22〜7.39 (6H,m) I R(CHC&s) : 1798.1715.16
05cx−’ 12.0 1、42 (9H,s)、 [41コニ ’HNMR(CDCj3): δ1 、42(9H,s
)、2.24〜2.40(2H,n+)、 3.16〜3.30(2H,m)、3.38.3.52
(2H,ABq、J = 18Hz)、3.66(3H
,s)、3.81 (8H,s)、4、δ9(IH,d
、J=5Hz)、 4.98(2H,s)、5.21(2H,s)、5.5
3(IH,d、J=6Hz)、 5.75(IH,dd、J=5.9Hz)、5.75〜
5.96(IH,耐、 6.83〜7.O0(6H,+n)、 7.22〜7.43(6H,m) l R(CHCI23) :  1798、l 710
゜1605cm−’ (2)[42]の合成 [40] 土 [42コ ニスチル[40](440x9.0 、54 mmol
)を塩化メチレン(1xQ)に懸濁し、水冷下アニソー
ル(0,5xe)、l−リフルオロ酢酸(4xQ)を加
え、50分間撹拌する。減圧濃縮し、残渣にエーテル(
20mQ)を加え粉末とし、ろ取する。これを水に溶か
し、HP−20り07トに付し、20〜30%MeOH
/H、Oで溶出す、る。濃縮、凍結乾燥して目的物質[
42](263m9.102%)を得る。
[42] ’HNMR(D、○): δ1.30〜1.70(2H,+n)、2.34〜2.
50(2H,m)、2.48.2.67(2H,ABq
、J = 17Hz)、2、91 (3H,s)、 4.39(IH,d、J=5Hz)、 4、45(I H,s)、 4.77〜4.92(I H,m)、 4、99(L H,d、 J =5Hz)、5.28(
IH,d、J=11Hz)、6.27(2H,d、J=
9Hz)、 6.68(2H,d、J =9Hz) + R(Nujol) :  1730゜(3)BSU
史金惑 1675cm−友 [41] [43] エステル[41コ(280g!9.0 、34 mmo
l)を塩化メチレン(0,6村)に懸濁し、水冷下アニ
ソール(0,3xQ>、トリフルオロ酢酸(2,531
12)を加え、1時間撹拌する。減圧濃縮し、残渣にエ
ーテル(15*Q”)を加え粉末とし、ろ取する。これ
を水に溶かし、HP−20クロマトに付し、20〜30
%M eo H/ Ht Oで溶出し、濃縮、凍結乾燥
して目的物質[43コ(142mg、0 、30 mm
ol)を得[43] ’HNMR(D、O): δ1,52〜1.68(2H,m)、 2.47(2H,t、J =6Hz)、2.78(2H
,++)、2.91 (3H,s)、4.35(L H
,d、 J =5Hz)、4、44 (2H,s)、 4.97(I H,d、 J =5Hz)、5.04〜
5.20(L H,m)、 5.77(L H,d、 J = 16Hz)、6.2
7(2H,d、J =9Hz)、6.68(2H,d、
J =9Hz) I R(Nujol) :  1755.1680cj
l−’

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は置換されていてもよいフェニル基、R
    ^2は水素原子または低級アルキル基、R^3は−CO
    OR^4、−COR^4、−SO_2R^4、または−
    CONHR^5であり、ここにR^4は低級アルキル基
    、R^5は水素原子または低級アルキル基、nは1また
    は2を表す) で示される3−置換アルケニルセファロスポリン誘導体
JP1313697A 1989-12-01 1989-12-01 3―置換アルケニルセファロスポリン誘導体 Pending JPH03176493A (ja)

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