JPH03171073A - カラー画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 この発明はカラー画像形成装置に関し、さらに詳細にい
えば、転写ドラムに巻回された用紙を、転写ドラムと共
に複数回回転させることにより、感光体に形成された原
稿色毎のトナー像を用紙に転写するカラー画像形成装置
に関する。

く従来の技術〉 従来より、カラー複写機、カラープリンタ等のカラー画
像形成装置として、静電式電子写真法によって、用紙に
カラー画像を形成するものが提供されている。

第４図は、上記カラ一画像形成装置の一例を示す要部概
略図であり、原稿の色分解像が投影される感光体９０の
周囲に、上記色分解像をトナー像に顕像化する現像装置
９１と、用紙Ｐを巻回して当該用紙Ｐを感光体９０に接
触させる転写ドラム９２とが設けられており、上記転写
ドラム９２の所定部に対応させて、当該転写ドラム９２
に対し、用紙搬送経路９３を介して一枚ずつ用紙Ｐを供
給する給紙部９４が設けられている。また、上記転写ド
ラム９２の内部には、感光体９０のトナー像を用紙Ｐに
転写する転写チャージャ９５及び、トナー像が転写され
た用紙Ｐを感光体９０から分離させる分離チャージャ９
６が設けられている。さらに、上記転写ドラム９２の外
周所定位置に近接させて、転写が完了した用紙Ｐを転写
ドラム９２から剥離させて用紙搬送ベルト９７に導く剥
離爪９８が設けられており、この搬送ベルト９７の終端
側には、用紙Ｐに転写されたトナー像を定着する定着装
置９９が設けられている。

上記の構成のカラ一画像形成装置において、現像装置９
１は、原稿の色分解像と補色の関係をなすトナーを．複
数の現像器９１ａに収納しており、各現像器９１ａは、
原稿の色分解像に応じて感光体９０に選択的に近接され
る。また、上記転写ドラム９２の外周所定部には、用紙
搬送経路９３を通して搬送された用紙Ｐの先端部をクリ
ップするクリップ爪９２ａが設けられている。

上記のカラー画像形成装置によると、転写ドラム９２に
巻回された用紙Ｐを、転写ドラム９２と共に回転させて
、感光体９０に接触させる毎に、原稿色毎のトナー像を
当該用紙Ｐに転写させることができる。そして最終的に
、上記トナー像が転写された用紙Ｐを剥離爪９８によっ
て、転写ドラム９２から剥離すると共に、用紙搬送ベル
ト９７によって定着装置９つに導き、トナー像を用紙Ｐ
に定着することにより、原稿に対応したカラー画像を得
ることができる。

第５図は、上記感光体９０及び転写ドラム９２の駆動機
構を示す概略図であり、同図に示すように、感光体９０
及び転写ドラム９２は、それぞれの端部に一体回転可能
に設けられたギャＧｌ，Ｇ２によって同期回転するよう
に構成されている。

これら感光体９０及び転写ドラム９２の駆動は、感光体
９０側のギャＧ１に噛合された駆動ギャＧ３によって行
われる。また、転写ドラム９２は、感光体９０に対して
接離できるように、カム機構によって支点Ｏを中心に回
動可能に構成されており、所定の現像器９１ａを感光体
９０に近接させる際に、感光体９０から僅かに離反され
、転写ドラム９２のクリップ爪９２ａによって用紙Ｐが
クリップされると同時に感光体９０に圧接される。

なお、上記クリップ爪９２ｇは、転写ドラム９２の内部
に固定配置されたカム（図示せず）によって開閉操作さ
れる。

く発明か解決しようとする課題〉 上記の構戊のカラ一画像形成装置においては、クリップ
爪９２ａが、転写ドラム９２の内部に固定配置されたカ
ムに係合したり、係合が解除されたりすることによって
開閉操作されるので、上記クリップ爪９２ａによる用紙
Ｐのクリ・ソプ及びクリップ解除に際して、回転中の転
写ドラム９２が負荷変動を受け、この負荷変動が、ギャ
Ｇｌ，Ｇ２を介して感光体９０に伝達される。ところが
、上記カラー画像形成装置は、クリップ爪９２ａによっ
て用紙Ｐがクリップされると同時に、光学系による原稿
の露光操作が開始され、且つ転写ドラム９２か感光体９
０に圧接される。また、用紙Ｐを転写ドラム９２から分
離する際には、転写ドラム９２が感光体９０に圧接され
た状態にある。したがって、上記負荷変動に起因して、
感光体９０の表面の静電潜像にブレを生じ易く、当該プ
レによって、用紙に形威された画像に色ずれが生じると
いう問題かあった。

この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、回
転中の転写ドラムの負荷変動に起因して感光体の表面の
静電潜像がブレるのを抑制することができるカラー画像
形成装置を提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの発明のカラー画像形成装
置としては、転写ドラムに巻き付けられた用紙を転写ド
ラムと共に複数回回転させることにより、感光体に形成
された原稿色毎のトナー像を用紙に転写するカラ一画像
形成装置において、転写ドラムに駆動力を伝達する第１
の動力伝達機構と、感光体に駆動力を伝達する第２の動
力伝達機構とを、互いに独立させた状態で、駆動源に連
結しているものである く作用〉 上記の構成のカラー画像形成装置によれば、第１の動力
伝達機構と第２の動力伝達機構とによって、転写ドラム
と感光体とを、個別に駆動することができるので、転写
ドラムの負荷変動が感光体へ伝わるのを抑制することが
できる。

く実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第２図はこの発明のカラ一画像形成装置としてのカラー
複写機の内部構成を示す概略図であり、装置本体１の内
部上方に原稿露光走査用の光学系２が設けられ、その下
方に、用紙Ｐ上に複写画像を形或する作像部３、及び用
紙Ｐを搬送する用紙搬送部４が設けられ、当該用紙搬送
部４の途中部に、用紙Ｐに形成されたトナー像を定着さ
せるための定着装置５が設けられている。

上記光学系２は、発光体２１、反射板２２、レンズ２３
、色分解フィルタ２４等により構成されており、原稿を
複数回走査露光することにより、当該原稿の色分解像（
例えば三原色の分角ｑ像）を、後述する作像部３の感光
体ドラム３０に対して原稿色毎に投影することができる
。

また、作像部３としては、図中矢印Ｘで示す方向に回転
する感光体ドラム３０の周囲に、帯電チャージャ３１、
ブランクランブ３２、現像装置３３、転写ドラム３４、
クリーナ３５、および除電ランブ３６がこの順に配設さ
れていると共に、上記転写ドラム３４の内部に、転写チ
ャージャ３７および分離チャージャ３８が設けられてい
るものであり、帯電チャージャ３１によって感光体ドラ
ム３０を均一に帯電させ、ブランクランプ３２によって
不要な電荷を除去した後、当該感光体ドラム３０に原稿
の色分解像を結像させて静電潜像を形成すると共に、現
像装置３３によってトナー像に顕像化し、転写チャージ
ャ３７によって、転写ドラム３４に巻き付けられた用紙
Ｐ上にトナー像を転写し、残留トナーをクリーナ３５で
回収した後、除電ランブ３６によって残留電荷を除去す
ることができる。

上記現像装置３３は、所定タイミング毎に所定角度ずつ
回転駆動される回転体３３ａに、複数の現像器３３ｂを
取り付けているものであり、各現像器３３ｂには、それ
ぞれ色の異なるトナーが収容されており、感光体ドラム
３０に形成された静電潜像と補色の関係をなすトナーを
収容した現像器３３ｂを、感光体ドラム３０に対向させ
ることにより、原稿色毎の当該静電潜像をトナー像に顕
像化することができる。

上記転写ドラム３４の外周所定部には、用紙Ｐの先端部
をクリップするためのクリップ爪３４ａが設けられてい
る。このクリップ爪３４ａは、転写ドラム３４の軸線と
平行な軸線回りに回動自在に設けられており、図示しな
いばねによって転写ドラム３４の表面に圧接する方向へ
回動付勢されており、転写ドラム３４の表面との間で用
紙Ｐの先端を挾み込んでクリップすることができる。ま
た、クリップ爪３４ｇは、用紙Ｐのクリップ時及びクリ
ップ解除時に、転写ドラム３４の内部に配置されたカム
機構６によって、上記ばねの付勢力に抗して転写ドラム
３４から離反する方向へ回動操作される（第３図参照）
。

上記カム機構６は、用紙Ｐのクリップ時にクリップ爪３
４ａを転写ドラム３４から離反する方向へ回動させる第
１のカム部材６１と、トナー像の転写か全て完了した時
点て、用紙Ｐのクリ、ツブを解除すべくクリップ爪３４
ａを転写ドラム３４から離反する方向へ回動させる第２
のカム部材６２と、各カム部材６１．６２を、所定タイ
ミング毎に転写ドラム３４の径方向へ交互に変位させる
駆動部６３とを備えており、クリップ爪３４ａは、各カ
ム部材６１．６２を転写ドラム３４の径方向外方へ変位
させた状態で、当該カム部材６１，６２と係合すること
により回動される。上記駆動部６３は軸６３ａを中心に
揺動可能な操作レバー６３ｂと、この操作レバー６３ｂ
を揺動させるソレノイド６３ｃとによって構成されてお
り、上記操作レバー６３ｂを交互に揺動させることによ
り、各カム部材６１．６２を、軸６３ｄを中心に回動さ
せて転写ドラム３４の径方向へ変位させることができる
。なお、クリップ爪３４ａは、これと一体に形成された
係合レバー３４ｃを介してカム部材６１．６２に係合さ
れる。

また、上記転写ドラム３４の外周に近接する所定位置に
は、上記クリップが解除された用紙Ｐを転写ドラム３４
から剥離するための剥離爪３４ｂが設けられている。こ
の剥離爪３４ｂは、転写ドラム３４に対して近接したり
、離反したりできるように、ソレノイド等によって回動
駆動される。

上記剥離爪３４ｂは、トナー像の転写が完了した用紙Ｐ
を後述する搬送ベルト４２に案内するガイド部材として
の機能も有する。

なお、上記転写ドラム３４には、クリップ爪３４ａと同
軸上に、用紙を転写ドラム３４から剥離させる際に、用
紙Ｐの先端を転写ドラム３４の外方へ向けて押し上げる
押し上げ爪３４ｄが設けられている。この押し上げ爪３
４ｄは、上記第２のカム部材６２によって回勤操作され
る。

さらに、用紙搬送部４には、給紙カセット１２又は手差
し給紙部１３から供給された用紙Ｐを転写ドラム３４の
クリップ爪３４ａ部に送給するレジストローラ４ｌと、
転写ドラム３４から剥離された用紙Ｐを定着装置５に送
給する搬送ベルト４２と、定着装置５を通過した用紙Ｐ
を受台１４上に排出する排出口−ラ４３とが設けられて
いる。

上記定着装ｌｌｆ５は、加熱ローラ５１と加圧ロ−ラ５
２とを互いに対向させた状態で配設しているものであり
、これら加熱ローラ５１と加圧ローラ５２とによって、
トナー像が転写された用紙Ｐを挾持して、用紙排出側へ
搬送することができる。

なお、上記加熱ローラ５１は、内部に設けられたヒータ
等の加熱手段により、所定温度に加熱された状態で、常
時回転駆動されている。

上記の構成のカラー複写機において、転写ドラム３４は
、感光体ドラム３０から離反できるように、支点０を中
心に回動可能なアーム３つによって支持されている（第
１図参照）。この転写ドラム３４は、用紙Ｐを転写ドラ
ム３４に巻き付けるとき、及び転写ドラム３４に対向さ
せた現像器３３ｂを他の現像器３３ｂに切換えるときに
−、感光体ドラム３０から僅かに離反される。また、転
写ドラム３４は、作像部３において用紙ジャムが生じた
場合に、当該ジャム処理を容易にできるように、感光体
ドラム３０から大きく離反される。

第１図は、転写ドラム３４及び感光体ドラム３０の駆動
系を示す概略図であり、両ドラム３４，３０には、それ
ぞれ第１の動力伝達機構７１，第２の動力伝達機構７２
を介して互いに独立に駆動力が伝達されている。上記第
１の動力伝達機構７１は、駆動源７０の駆動力を、当該
駆動源７０の駆動ギャ７０ａに噛合された第１のギャ７
１ａと、この第１のギヤ７１ｇに噛合された第２のギヤ
７ｌｂと、転写ドラム３４の一端部に設けられ、上記第
２のギヤ７ｌｂに噛合された第３のギャ７１Ｃとを介し
て転写ドラム３４に伝達するものである。また、第２の
動力伝達機構７２は、駆動源７０の駆動力を、上Ｚ駆動
ギャ７０ａと一体回転可能に設けられた第１のスプロケ
ット７２ａと、この第１のスプロケット７２ａにチェー
ン７２ｂを介して連結された第２のスプロケット７２ｃ
と、第２のスブロケット７２ｃと一体回転可能に設けら
れた第４のギャ７２ｄと、感光体ドラム３０の一端部に
設けられ、上記第４のギャ７２ｄに噛合された第５のギ
ャ７２ｅとを介して感，光体ドラム３０に伝達するもの
である。これら第１の動力伝達機構７１と第２の動力伝
達機構７２とは、転写ドラム３４と感光体ドラム３０と
を、互いに同期回転させるように、そのギヤ比等が設定
されている。このように、転写ドラム３４と感光体ドラ
ム３０とが、・それぞれ第１の動力伝達機構７１，第２
の動力伝達機構７２を介して駆動されるので、転写ドラ
ム３４のクリップ爪３４ａが、カム部材６１．６２に係
合することによって生じる当該転写ドラム３４の負荷変
動が、感光体ドラム３０に伝達されるのを抑制すること
ができる。

なお、上記転写ドラム３４を支持するアーム３９の回動
中心０は、第１のギャ７１ａと同軸上に設定されている
と共に、第２のギャ７１ｂは、当該アーム３つに支持さ
れている。このため、転写ドラム３４を感光体ドラム３
０から離反させる際に、転写ドラム３４か上記回動中心
Ｏを中心に公転すると同時に自転し、転写ドラム３４を
再び感光体ドラム３０に近接させると、上記と逆方向へ
自転して原位置に復帰する。したがって、転写ドラム３
４を感光体ドラム３０から離反させたとしても、転写ド
ラム３４と感光体ドラム３０との周方向の相対位置がず
れる虞がない。

この発明は、上記実施例に限定されるものでなく、例え
ば第２の動力伝達機構７２を全てギヤで構成する等、種
々の設計変更を施すことができる，〈発明の効果〉 以上のように、この発明のカラー画像形成装置によれば
、感光体ドラムと転写ドラムとを独立した駆動経路によ
って駆動するので、回転中の転写ドラムの負荷変動が感
光体ドラムに伝わり難く、ひいては、上記負荷変動に起
因して感光体の表面の静電潜像がブレるのを抑制するこ
とができるという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のカラー画像形成装置の一実施例を示
す概略図、 第２図は転写ドラムと感光体ドラムの駆動系を示す概略
図、 第３図はク、リップ爪の開閉機構を示す断面図、第４図
は従来例を示す概略図、 第５図は従来の転写ドラムと感光体ドラムの駆動系を示
す概略図。 ３０・・・感光体ドラム、３４・・・転写トラム、７１
・・・第１の動力伝達機構、 ７２・・・第２の動カ伝違機構、Ｐ・・・用紙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、転写ドラムに巻き付けられた用紙を転 写ドラムと共に複数回回転させることに より、感光体に形成された原稿色毎のト ナー像を用紙に転写するカラー画像形成 装置において、転写ドラムに駆動力を伝 達する第１の動力伝達機構と、感光体に 駆動力を伝達する第２の動力伝達機構と を、互いに独立させた状態で、駆動源に 連結していることを特徴とするカラー画 像形成装置。