JPH03167095A

JPH03167095A - 水中回転翼船

Info

Publication number: JPH03167095A
Application number: JP30645089A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Ikuta; 一成生田
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1989-11-28
Filing date: 1989-11-28
Publication date: 1991-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、水中回転翼船に関し、特に、水中に位置する
回転翼を用いて船体の浮」−及び推進を行い、高速前後
進並びに停止状態での旋回を自在に行うための全く新規
な改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、用いられていたこの種の水中翼船としては種々あ
るが、その中で代表的なものについて述べると、第６図
で示す一般に用いられた構成を示すことがてきる。

すなわち、第６図において符号１て示されるものは客船
構造又は戦艦構造からなる船体であり、この船体１の側
部に固定された翼支持体２には、所定の角度に配設され
た水中固定翼３が設けられている。

さらに、前記船体１の後部底板１ａには、舵４が設けら
れていると共に、この後部底板１ａには、図示しない推
進装置（例えば、ウォータジェット）■ が設４−１られており、この推進装置を作動することに
よって、船体１は前記水中固定翼３の作用により水面上
に浮上して高速走行することができる。

〔発明が解決しようとするＨＭ〕

従来の水中翼船は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。

すなわち、水中固定翼によって発生する揚力によって船
体は水上に浮上する構成であるため、高速走行時以外は
浮上することができず、方向転換を急速に行うことが不
可能であることにより、特に、狭い場所での方向転換が
極めて困難であった。

また、浮上能力しか有していないため、潜水能力を保持
すること、停止中におりる浮上は全く慢ることが不可能
であった。

本発明は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、水中に位置する回転翼を用いて船体の浮
上及び推進を行い、高速前後進並びに停止状態での旋回
等を自在に行うようにした水中回転：Ｘ　（ＩＴｉを提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による水中回転翼船は、船体に対して回動自在に
設Ｕられな回転翼支持体と、前記回転翼支持体に設りら
れ駆動部によって回転可能な回転翼とを備え、水中に位
置する回転翼の回転軸方向により、　ｔＭ’Ｊ体の浮上
及び走行を得るようにした構成である。

〔作　用〕

本発明による水中回転翼船においては、水中に位置する
回転翼の軸方向を重力方向に向りて回転することにより
、船体は浮上する。

また、この回転翼の軸方向を同時に前倒しとすると、水
面近くの水は後方に押しやられ、船体は前進する。

この船体ｔ）左右の回転翼の軸方向を各々連動し。

て互いに逆向きに頷けると、船体は方向転換を行うこと
ができる。また、右回りか左回りかは、左右の軸方向に
よって定めることがてきる。

さらに、回転翼を逆方向に回転することにより、船体を
水中に潜水させることができ、潜水状態にて回転翼の軸
方向を任念に変えることにより、潜水走行を行うことが
できる。

〔実施例〕

以下、図面と共に本発明による水中回転翼船の好適な実
施例について詳細に説明する。

尚、従来例と同−又は同等部分については、同一符号を
用いて説明する。

第１図から第５国道は、本発明による水中回転翼船を示
すためのもので、第１図は浮上状態を示す側面図、第２
図は前進状態を示す側面図、第３図は方向転換状態を示
す側面図、第４図は他の実施例を示す側面図、第５図は
第４図の正面図である。

まず、第１図から第３図に示す第１実Ｍ！、例において
、符号１で示されるものは客船構造又は戦艦構造からな
る船体であり、この船体１の側部に軸支部１０を介して
回動自在に設けられた回転翼支持体２の下端には、回転
翼１１を有する回転軸１２が設けられている。

前記回転軸１２は、前記回転翼支持体２内に設けられた
駆動部（図示せず）によって回転するように構成されて
いる。

さらに、前記船体１の後部底板１ａには、舵４が設けら
れていると共に、この舵４により、船体１の走行方向を
制御している。

本発明による水中回転翼船は、前述したように構成され
ており、以下に、その動作について説明する。

まず、第１図に示すように、各回転翼支持体２を下方に
向けて各回転軸１２がほぼ重力方向に向いた状態にて、
前後左右合３１４個の回転翼１１を同時に回転すること
によって船体１は、水面１３上に浮上する。

前述の状態で、各回転翼支持体２を第２図に示すように
前倒し状態とすると、水面１３の水が後方に押されて船
体１は前進する。

また、第３図の状態のように、各側部の回転翼支持体２
を互いに前後方向に異ならせて傾けることにより、船体
１は矢印の方向に回転し、停止位置にて方向転換するこ
とができる。

また、第４図及び第５図は、本発明の他の実施例を示す
ものであり、前記各回転翼支持体２を、船体１の側部に
設けた固定翼２０の外端に軸支部１０を介して第１実施
例と同様に回動自在に設すな構成である。

この第４図及び第５図に示す第２実施例の場＆、固定す
χ２０の面積が適当で、且つ、船体１の進行速が充分て
あれば、固定翼２０による浮力も得られるので、走行中
におりる回転翼支持体２の前傾角度を相当大きくした場
合でも船体１の浮上走行が可能である。

尚、前述の実施例においては、船体１を浮上する場合の
みを前提として説明したが、例えば、船体１を潜水でき
る防水構造とし、必要とする潜水機能を装備した場合に
は、船体１は、浮上のみでなく、回転翼１１を逆回転さ
せることにより、浮上状態から連続して潜水すること、
及び、潜水水平走行することも可能である。

また、前述の各回転翼支持体２の傾動及び回転翼１１の
回転は、図示しない制御回路部によりコンピュータ制御
されている。

〔発明の効果〕

本発明による水中回転翼船は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を得ることができる。

すなわち、水中翼が回転翼であるため、この回転翼を回
転することによって、停止中の船体をそのままの状態で
水面上に浮上させ、逆回転させて浮力を打ち消し潜水す
ることもできる。

また、前後左右の推進方向を逆とすることにより、定位
置における方向転換が可能であり、極めて運動性能に優
れた船を得ることができ、民需及び軍需何れにも極めて
大きい効果と無限の可能性を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５国連は、本発明による水中回転翼船を示
すためのもので、第１図は浮上状態を示す側面図、第２
図は前進状態を示す側面図、第３図は方向転換状態を示
す側面図、第４図は他の実施例を示す側面図、第５図は
第４図の正面図、第６図は従来構成を示す正面図である
。１は船体、２は回転翼支持体、１１は回転翼、２０は固
定翼である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）船体（１）に対して回動自在に設けられた回転翼
支持体（２）と、前記回転翼支持体（２）に設けられ駆
動部によって回転可能な回転翼（１１）とを備え、前記
回転翼（１１）は水中に位置し、前記回転翼（１１）の
回転により前記船体（１）の水面浮上及び走行を得るよ
うにしたことを特徴とする水中回転翼船。
（２）前記回転翼支持体（２）は、前記船体（１）に直
接設けられていることを特徴とする請求項１記載の水中
回転翼船。
（３）前記回転翼支持体（２）は、前記船体（１）の側
部に設けられた固定翼（２０）の端部に設けられている
ことを特徴とする請求項１記載の水中回転翼船。
（４）前記船体（１）は、潜水できるように防水構造で
構成されていることを特徴とする請求項１乃至３の何れ
かに記載の水中回転翼船。