JPH0316546A - 電気掃除機用床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アジテーターを有する電気掃除機用床ノズル
に関するものである。

従来の技術 従来のこの種床ノズルにおいては、突条帯を備えたアジ
テーターとしては、例えば特開昭６１−３３８３４号公
報に記載されているものが知られている。また電気掃除
機用床ノズルに応用し高速回転させるアジテーターも製
品化されている。その構成については、第６図〜第ｅ図
に基づき説明すると、１はアジテーター、２はアジテー
タ−１にスパイラル状に設けられた突条帯で、との突条
帯２には床面と当接する面に多数個の円錐形で先端部を
鋭く尖らせた突起３を有している。突条帯２はその基部
４をアジテーター１に形或された溝６に挿入嵌合されて
いる。

発明が解決しようとする課題 しかし上記の構戎では、突条帯２には円錐形で先端部を
鋭く尖らせた突起３が形成されているので、じゅうたん
面を掃除する場合、特にパイル形状がループ状に形成さ
れているじゅうたんにおいては、突起３の先端部がルー
プ状のパイルに引掛けられることになり引掛かった突起
３はその状態でさらに回転するためにループ状のパイル
の一部は上部より切断されることになる。また遊び毛と
言われるパイルのむだ毛も同様にかき起こされてじゅう
たん表面が毛羽立った状態になる。特に電気掃除機用床
ノズルに応用された製品についてはアジテータ−１の回
転力も強く、高速回転を行っているため瞬時にして毛羽
立ちの現象が発生してじゅうたんを傷つける問題が発生
していた。

渣た突起３の先端部が過度に鋭っていることと、ゴム材
料で形或されているためじゅうたん上での摩擦抵抗が大
きくなりアジテーター１自体の回転数が著しく低下する
ことにより塵埃のかき上げ吸込み性能の低下、ならびに
突条帯２先端の端面部の摩耗と突起３の摩耗が早いとい
う耐久性の問題もあった。さらに突条帯２をアジテータ
ー１に挿入嵌合する際、基部４はゴム材で形或されてお
り溝６との摺動抵抗が大きく、挿入しにくく突条帯２を
手でつ１み、引張ったりして組立を行っていたため突条
帯２の変形、伸びなどが発生していたとともに組立時間
も多くかかっていた。

本発明は、このような従来の課題を解決したもので、じ
ゅうたんパイルの毛羽立ち，傷っけを防止するとともに
突条帯とじゅうたんパイルとの摩擦抵抗を低下させるこ
とによりアジテーターの回転数を安定して確保でき集塵
性能を向上しアジテーターの機能を良好に保ち１たアジ
テーターの長寿命化ならびに組立性の向上を図ることを
目的としたものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達戒するための本発明の第１の手段は、床ノ
ズル本体内にアジテーターとその駆動源とを内設し、上
記アジテーターは回転子の周面長手方向に可撓性材料か
らｅ．！ｌｌ，少なくとも一面に多数の突起を備えてな
る突条帯を設けて構成し、上記突条帯は軟質材料で主体
部を形或し、多数の突起を有する面の表面には硬質な薄
板を一体化して構成したものであり、 第２の手段は、表面に硬質な薄板を一体化して形或した
突起の先端部は、薄板の厚み寸法以上のＲ寸法で構成し
たものである。

第３の手段は、多数の突起を有する面釦よびその突条帯
の先端部全面に硬質な薄板を貼り合わせて構成したもの
である。

さらに第４の手段として、回転子の周面長手方向に形或
した溝に挿入嵌合する突条帯の基部に嵌合面積の半分以
上に硬質な薄板を一体化して構成したものである。

作　　　用 上記本発明の第１の手段において、アジテーターにかけ
る突条帯は、少なくとも一面（回転方向側の面）に多数
の突起が形或してあり、しかも可撓材で形成し突起を有
する面の表面には摩擦抵抗の極めて低い硬質な薄板を一
体化しているため、被掃除面と接した時、可撓材の性質
から突条帯にしなりを発生させその表面によくなじみ、
しごく作用と、硬質な薄板の性質から突条帯を瞬時に復
元させる作用とにより効率よく塵埃をかき上げるととも
に、被掃除面と突条帯との接触面積を小さく押え、低摩
擦力によりじゅうたん表面の毛羽立ち現象，傷っけを防
止するものである。

第２の手段では、突起先端部を硬質で滑り性の良い薄板
で形或することによシ被掃除面との接触抵抗を下げ、し
かも突起先端部を薄板の厚み寸法より大なるＲ寸法で球
状に形或したことにより、ループじゅうたんのパイノレ
に対し滑り易くし、引掛け、切断を防止したものである
。

第３図の手段では、突条帯の最も摩耗しやすい部分すな
わち突条帯の先端面の表面を滑り性の良い硬質の薄板で
形或したため、じゅうたんへの接触時の滑り性を良くし
摩耗を低下させる作用の発生で耐久性の向上がはかれる
。

第４の手段では、突条帯の基部外周面の大半を滑り性の
良い硬質な薄板で形戊したため、組立挿入時、溝との摩
擦抵抗が極めて低下する作用が発生し、楽にしかもスム
ーズな組立挿入が可能とな９、工数低減と突条帯の変形
防止も行え品質の高いアジテーターが得られるものであ
る。

実施例 以下、その実施例を添付図面を参照して説明する。

第１図〜第４図において、ノズル本体６はバンパー７を
介して上，下本体部材８，９を結合して得たものであり
、その前方内部には、下方開口を吸込口１ｏとした吸込
室１１が形或してある。

この吸込室１１の中央はノズル本体６の後方にのびると
ともに、上下壁を円弧状とした吸込通路１２に連らなっ
ている。また吸込室１１の後方に位置するノズル本体６
の内部には、上記吸込通路１２で左右に仕切られた部屋
１３，ｉ４が設定されており、一部の部屋１３にはアジ
テーター駆動用の小型モータ１６が、他方の部屋１４に
はその制御部１６がそれぞれ内設してある。１７．１８
は各部屋１３．１４内に冷却空気を流動させるための通
気口で、塵埃の侵入を防止するための炉過材１９，２０
が覆設してある。

２１は上記吸込通路１２に俯仰自在に接続した略半円筒
状の吸込継手にして、その周壁の一部から突設した円筒
状の接続口２２にリング２３を介して接続パイプ２４が
回動自在に取着され、かつこの接続パイプ２４には、電
気掃除機の吸引側にホースを介して連通した延長パイプ
が着脱自在に接続される。２６は上記モータ１６の電源
コードを示す。

２６は吸込室１１内にこれと平行に設けられた主アジテ
ータ、２７は吸込室１１の両側室壁に配設した上記主ア
ジテーター２６の軸受である。上記主アジテーター２６
の軸２８は軸受２７よりもさらに側方へ突出し、ここに
副アジテーター２９が取着してある。この副アジテータ
−２９はノズノレ本体６の側壁に形或した開口３０に臨
むようにしてある。

主アジテータ−２６の一方に設けたプーり３１と上記モ
ータ１６の軸に設けたプーり３２との間にはベノレト３
３が張られている。すなわち、上記主，副アジテーター
２６，２９はモータ１５によって強制駆動されるように
してある。

３４は吸込口１０の後方に平行に取着した固定プラン、
３５．３６は吸込口１０を被掃除面と一定間隔において
位置すべくノズル本体６の前後に設けた車輪である。

ところで、上記主アジテータ−２６は、略円柱状回転子
３７の外周面長手螺旋方向に連続した突条帯３８を溝３
９に装着して構戒したものである。

そして、との突条帯３８の主体部４０はゴムなどの可撓
性材料でつくられており、しかもその少なくとも一面（
回転方向側面）には多数の突起４１が形成してある。

この突起４１が多数設けられた面には硬質でしかも摩擦
抵抗値の極めて低い、滑９．易いナイロンテフロンなど
の薄板４２を貼り合わせて一体化してある。

上記突起４１の先端部は、薄板４２の厚みＴ寸法よう大
きい寸法でＲ寸法が設定され（　Ｒ＞Ｔ　）球状に形状
されている。本実施例では薄板４２の厚みはＴ＝０．１
５ｆｌ，Ｒ＝０．２同に設定している。

１た突条帯３８の先端部４３全面にも前記、薄板４２が
貼り合わされてお・り、被掃除面との接触が最も大なる
部位を滑り性の良い材料で形成し摩耗低下を行ったもの
である。

さらに上記突条帯３８の根元部、すなわち回転子３７に
形或した溝３９に挿入嵌合を行う基部４４には挿入抵抗
を小さくするために嵌合而積の半分以上に渡り、滑り性
の良い薄板４２が一体的に貼り合わされている。

次に作用，動作について説明する。

今、主アジテータ−３７が第４図のように時計方向に回
転しているとき、突条帯３８は被掃除面と接したところ
で反時計方向に変位し、同被掃除面に沿う形となる。

すなわち、主体部４ｏが可撓材でありその性質から突条
帯３８にしな９を発生させ、その後被掃除面をなぜるよ
う相対的に移動し、この際塵埃はその多数の突起４１で
しごかれ、上記被掃除面より遊離される。さらに突条帯
３８に一体化された硬質の薄板４２の性質から瞬時に復
元させる作用，遠心力による直角方向への復元作用も合
い壕ってはじき作用と電気掃除機の吸引力とによってノ
ズル本体ｅ内に効率よく導びかれるものである。

豊た、突条帯３８は被掃除面と接しているとき前方から
の空気の流れを遮断し、電気掃除機の吸引力が同被掃除
面に集中的に、しかも効果的に働らくのを助長する。

捷た突条帯３８が連続した帯状であるため、糸くずなど
の紐状塵埃のからみつきも防止できるものである。

ここで、突条帯３８のしなり作用と瞬時の復元力作用に
より、被掃除面、例えばループじゅうたんの場合におい
ては、突条帯３８との接触時間，接触面積を小さくする
ことができ、さらκ薄板４２の低摩擦力も合い１ってじ
ゅうたん表面の毛羽立ち現象，傷っけが防止できるもの
である。

一方、突起４１部表面を滑り性の良い薄板４２で一体化
しさらに先端部を薄板４２の板厚寸法よシ大きい寸法の
Ｒ寸法でなめらかに形成したためノレーデじゅうたんの
パイル部に対し滑り易くしかも引掛け、切断が防止でき
じゅうたんを長持ちさせることができるものである。１
た突条帯３８の最も摩耗しやすい部分すなわち先端部４
３は全面に滑９性の良い薄板４２で形或したため、じゅ
うたんとの接触時の摩擦抵抗が小さく耐久性の向上がは
かれるものである。

さらには、突条帯３８を回転子３７の溝３９に挿入組立
を行う場合においても、突条帯３８の基部４４外周面の
大半を滑り性の良い薄板４２で形或されているため、溝
３９との挿入抵抗が小さく作用し、極めて楽に、スムー
ズな挿入作業が可能となり、工数低減ならびに突条帯３
８の変形防止が行え、品質の高いアジテータ−２６が得
られるものである。

なお、上記実施例において、アジテーター駆動源として
モータを使用したが、もちろん、とのモータの代りにエ
アータービンなど他の駆動手段を採用してもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、アジテーターを有するもので上
記アジテーターは回転子およびその周面長手方向に設け
た可撓性材料から戒り、少なくとも一面に多数の突起を
備えてなる突条帯を設けて構威し、上記突条帯は軟質材
料で主体部を形或し、多数の突起を有する面の表面には
硬質な薄板を貼り合わせ一体化したことにより、被掃除
面からの塵埃の遊離が的確でノズル本体内への吸塵性が
効率よく行われる。しかもループじゅうたんの場合に釦
いては、じゅうたん表面の毛羽立ち，傷つけ現象を防止
できるものである。

１た、突起の先端部は薄板の厚み寸法より大なる寸法の
Ｒ寸法で球状でなめらかに形成しているため、じゅうた
んパイルに対し滑り易く、しかも引掛け、切断が防止で
きじゅうたんの長寿命化がはかれることと、突条帯の最
も摩耗しやすい部分すなわち先端部全面を滑り性の良い
薄板で形戊したためじゅうたんとの接触時の摩擦抵抗が
小さくなり突条帯の耐久性向上がはかれるものである。

筐た、突条帯の基部の外周面に対し大半を滑り性の良い
薄板で形或したため、回転子の溝との挿入作業時の摺動
抵抗を下げる作用で極めてスムーズな挿入作業が可能と
なり、これにより、製作コストの低減を促進し得るもの
である。さらには突条帯の変形防止にも寄与できて品質
の高いアジテーターが得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に釦ける突条帯の断面図、第２
図は床ノズルの上本体部材を外した状態での上面図、第
３図は断面図、第４図はアジテーターの断面図、第６図
は従来例におけるアジテーターの要部正面図、第８図は
同断面図である。 ６・・・・・・ノズル本体、１５・・・・・・駆動源、
２６・・・・・・主アジテーター、３７・・・・・・回
転子、３８・・・・・・突条帯、４０・・・・・・主体
部、４１・・・・・・突起、４２・・・・・・薄板、４
３・・・・・・先端部、４４・・・・・・基部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）床ノズル本体内にアジテーターとその駆動源とを
   内設し、上記アジテーターは回転子の周面長手方向に可
   撓性材料から成り、少なくとも一面に多数の突起を備え
   てなる突起帯を設けて構成し、上記突条帯は軟質材料で
   主体部を形成し、多数の突起を有する面の表面には硬質
   な薄板を一体化して構成した電気掃除機用床ノズル。
2. （２）表面に硬質な薄板を一体的に形成した突起の先端
   部は、薄板の厚み寸法以上のＲ寸法で構成した請求項１
   記載の電気掃除機用床ノズル。
3. （３）多数の突起を有する面およびその突条帯の先端部
   全面に硬質な薄板を一体的に構成した請求項１または２
   記載の電気掃除機用床ノズル。
4. （４）回転子の周面長手方向に形成した溝に挿入嵌合す
   る突条帯の基部に嵌合面積の半分以上に硬質な薄板を一
   体的に構成した請求項１記載の電気掃除機用床ノズル。