JPH03161427A - 洗剤及び基礎化粧品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔　産業上の利用分野　〕 本発明は身体や頭髪等の洗剤及び洗顔フォーム、クレン
ジングクリーム、ヘアーリンス等の基礎化粧品に関する
ものである． 〔　従来の技術　〕 従来、洗剤や基礎化粧品に各種植物のエキスを成分とし
たものは多く開発されている．又、海藻が皮膚や毛根に
良い影響を与えることも想像できるが、コンブ、ワカメ
、アラメ等の褐藻類は高分子量（５　０　０　０〜１０
０００以上〉であるため可溶性がなく、温水で抽出する
ことができない． したがって、海藻の特にｉ藻類はエキスを多量に抽出で
きず、褐藻類のエキスを成分に含むシャンプー或は基礎
化粧品は存在しないのである．そして、褐藻類であるツ
ルアラメについても、エキスの抽出方法は知られておら
ず、そのエキスを利用した洗剤及び基礎化粧品も存在し
ないのである． 〔　発明が解決しようとする課題　〕 上記の点に鑑み、従来、海岸近くに多く生育し、利用価
値を見出せなかったツルアラメに着目し、そのエキスを
抽出し、利用分野を開拓したものである． 〔　課題を解決するための手段　〕 本発明は、ツルアラメから抽出したエキスを成分とする
シャンプー及び基礎化粧品としたものである． ツルアラメ（能登沖で採集した俗称カジメ〉に含まれる
成分は、次の通りである． ツルアラメの特に低分子量（５００前後）のものは温水
で可溶性があり、高濃度のエキスを抽出できる． そして、抽出したエキスにはアルギン酸カリウムやアル
ギン酸カルシウム等のアルギン酸塩、アラニンやアスパ
ラギン酸等の各種アミノ酸、及び多くの多糖類が含まれ
ている． 〔　作用　〕 ツルアラメには低分子量（５００前後）のものがあり、
低分子量のものは温水で可溶性があり、高濃度のエキス
を得られ、公知のシャンプーや基礎化粧品への配合が容
易である． 又、アルギン酸塩、多糖類を始め、各種アミノ酸等を含
有し、これらの天然有機物が皮膚に活力を与える作用を
営むものである． 〔　発明の効果　　〕 ツルアラメの抽出エキスに含まれるアルギン酸塩は、肌
や髪に艶を与え、各種アミノ酸は円やかさを与え、更に
多糖類は潤いを与えるものであって、皮膚や髪に有効な
シャンプー又は基礎化粧品となる． 又、天然のエキスであるため副作用の心配もない．そし
て、低分子量のツルアラメを原料とすれば温水で可溶性
があり、エキスの抽出が容易で、しかも、多量に濃いエ
キスを簡単に入手できるものであって、シャンプーや基
礎化粧品への添加が極めて容易である． 更に、ツルアラメは多量に、しかも，簡単に入手でき、
従来は食用に供されることがなく放置され、船舶の害と
もなっていたものを有効に利用できる分野を見出したこ
とも意義あるものである．〔　実施例　〕 エキスの抽出は、 １）十分に乾燥したツルアラメ（能登沖で採集した俗称
カジメ）を水洗いした後、再び乾燥させ、先ず、３〜５
ｃｍ＋程度に細断し、次に微粉末（１００メッシュ程度
）としたものを原料とする．２）このツルアラメの微粉
末１００ｇを精製水１ｋｇに重炭酸ナトリウム１０ｇを
加えた溶液に約２４時間浸す． ３）次に、１．３−ブチレングリコール１００ｇを加え
、ｓｏ’ｃで３時間加温し、更に精製水２ｋｇを加え、
５０°Ｃの温度で２４時間温浸することでツルアラメの
エキスの抽出液となる．４）この抽出液を温時に細かい
網で２度ろ過し、その後、室温で２４時間放置した結果
、褐色の粘稠性のある無奥の液体を得られた． この得られたツルアラメのエキスを実験マウスに３回塗
りの観察実験をしたところ、皮膚や毛根には炎症は全く
見られず、塗布しないマウスより毛の発育が良いように
思われた．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕ツルアラメから抽出したエキスを成分とするシヤ
   ンプー 〔２〕ツルアラメから抽出したエキスを成分とする基礎
   化粧品。