JPH03161426A - 養毛料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、イチョウ抽出物とホルモン類を含有し、頭髪
・眼皮機能の冗進と正常化をもたらして養毛・青毛効果
に優れた養毛料に関する。

［従来の技術コ 従来種々の養毛料が禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの生理
学的諸症状の予防や治療に用いられてきている。

これら養毛料には、頭皮の血行促進、脂質分泌抑制、毛
母細胞の活性化等種々の効果を有する各種薬剤が配合さ
れているが、今までのところこれら薬剤は十分な効果を
有するとはいえなかった。

最近、養毛剤として、効果および安全性の面から生薬等
の植物抽出物が注目されてきている。そして、これら生
薬抽出物の中でもイチョウ抽出物が優れた養毛剤として
提案されている。

しかし、このイチョウ抽出物も従来のものと比べると養
毛効果は優れているものの、未だ満足の行く十分な養毛
効果を発揮するには至っていない。

［発明が解決しようとする課題］ 従って、安全性が高く、より養毛・青毛効果に優れた養
毛料の開発が望まれていた。

［課題を解決するための手段］ 本発明者らは斯かる実情に鑑み、鋭意研究を行なった結
果、イチョウ抽出物の有する養毛・青毛効果はホルモン
類との組合せにより相乗的に引き上げられること、従っ
て、これら２成分を含有する養毛料は極めて有効性が高
く、優れたものであることを見出し、本発明を完成した
。

すなわち、本発明は、イチョウ抽出物とホルモン類とを
必須成分として含有することを特徴とする養毛料を提供
するものである。

本発明において必須成分として使用されるイチョウ抽出
物は、イチョウ（　Ｇｉｎｋｇｏｂｉｌｏｂａ　Ｌ．　
）の葉、花、枝、果実などカラ抽出されて得られるもの
である。　抽出方法は特に限定されず、例えば、抽出溶
媒として水、メチルアルコール、エチルアルコール等の
１級アルコール、プロピレングリコール、１．３−ブチ
レングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチルエ
ステル等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン
等の炭化水素、エチルエーテル、アセトン等の公知の溶
媒を用いる方法が採用され、これら溶媒は一種または二
種以上を組合せて使用することができる。　就中、好ま
しい抽出溶媒としては、水と混和する有機溶媒の水溶液
、特に、エチルアルコール、メチルアルコール、アセト
ン等の水溶液が挙げられる。

イチョウ抽出物としては、イチョウの葉、花、技、果実
等の原科を上記抽出溶媒に浸漬し、これを室温で、また
は加温下抽出し、濾過して得られた抽出液をそのまま用
いても良いが、更に必要により濃縮したものを用いても
良い。　また、これらの抽出物を精製して用いることち
できる。

本発明の養毛科におけるイチョウ抽出物の含有量は、好
ましくは乾燥固形分として０．０００１〜１０重量％（
以下単に「％」で示す）であり、より好ましくは０．０
　１〜５％である。抽出液を使用する場合は、溶質であ
る乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出
液濃度等は何ら限定されるものではない。

イチョウ抽出物の含有量が０．０　０　０　１％より少
ないと十分な養毛効果は得られないことがあり、また、
１０％を越えて配合してもそれ以上の効果の増大は見ら
れず、かえって着色、臭いの発生や、剤型によっては沈
澱が生じる等、製詩面での問題が生じる場合がある。

一方の本発明の他の必須成分であるホルモン類としては
、エチニルエストラジオール、ｌ７β一エストラジオー
ル、エスト１ノオール、エストロン、酢酸シブロテロン
、プロゲステロン、コルチコステロン、ハイドロコーチ
ゾン、アンドロステンジオン、４−アンドロステン−３
−オン−１７β一カルボン酸などが挙げられ、そのうち
、特にエチニルエストラジオール及び１７β一エストラ
ジオールが好ましい。これらホルモン類は、単独で、ま
たは二種以上組合わせて使用することができる。

ホルモン類の本発明養毛料中の含有量は、一般には０．
００００１〜０．１％、好まし〈は０．０００１〜０．
０１％である。

ホルモン類の含有量がＯｔＯＯＯ０１％より少ない場合
は、十分な効果が得られないことがあり、また、０．１
％を超えて配合しても効果がほぼ一定となり、その増大
は見られない。

本発明の養毛科は、常法に従い、必須成分であるイチョ
ウ抽出物とホルモン類とを通常頭髪用製品として知られ
る種々の形態の基剤に配合して調製することができる。

養毛料の形態の例としては、例えば、乳液、クリーム、
ローション等が挙げられ、剤型としては、ヘアトニック
、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアクリーム、ヘア
リンス、シャンプー、ヘアセットローション、ヘアスプ
レー、ヘアバック等が挙げられる。

また、養毛料基剤を構成する成分としては、精製水、低
級アルコール類、多価アルコール類、油脂類、界面活性
剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐剤、
香料等の通常の化粧料に用いられるものを例示すること
ができ、これらは適宜選択して使用することができる。

本発明養毛料の特に好ましい剤型は、その使用性及び薬
剤の配合適性の点から、基剤として５０〜７０％のエタ
ノール水溶液を用いるヘアトニック及びヘアローション
である。

これら剤型の養毛科に、更にビタミン類としてビタミン
Ｅ及びその誘導体を ０．０００１〜　５％配合すれば、さらに高い養毛効果
が得られる点からより好ましい。

［　実施倒］ 次に製造例および実施例を挙げ本発明を更に説明する。

　しかし、本発明はこれら実施例等によりなんら限定さ
れるものではない。

製造例　１ 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物　１．０ｋｇを酢酸エチ
ルーベンゼン混合液（１　：　１）８ｕを用いて脱脂し
た後、風乾し、溶媒を除去した。次いで、７０Ｖ／Ｖ％
エタノール８￥χで５時間加温抽出を行なった。その後
残清を再度７０Ｖ／Ｖ％エタノール８ｕで３時間加温抽
出し、得られた抽出液を先の抽出液と合して５０゜Ｃ以
下で濃縮乾固し、粗結晶１９６ｇを得た。得られた粗結
晶に９５Ｖ／Ｖ％のエタノール　２Ｙｚを加えて撹拌抽
出を行ない、不溶物は濾別し、更に抽出液に２５％アン
モニア水を加えてｐＨを９．０に調整し、析出する沈澱
を除去した後、活性炭２０ｇを加え、５０″Ｃで３０分
撹拌し、その後活性炭を濾別した。その処理液を５　０
　’Ｃ以下で濃縮乾固し、粉末１２ｇを得た。

製造例２ 乾燥したイチョウ緑ｆｉｌ．ｏｋｇを水一アセトン混合
液（１：１）５）！Ｚを用イテ、６０゜Ｃで６時間抽出
を行なった。得られた抽出液にヘキサンを加えて（　２
　？Ｚ、１　７Ｋ、１　７Ｋの計３回）分液し、ヘキサ
ン可溶部を除去後、ヘキサン不溶部に硫酸アンモニウム
２００ｇを加え、その後メチルエチルケトン１．０”１
ｚを用いて抽出を行なった。更に得られた抽出液を濃縮
した後、７０Ｖ／Ｖ％エタノール２７ｚを加えて希釈し
、イチョウ抽出液を得た。

実施例　１ 表１に示す処方の試料を調製し、下記の試験法によって
養毛効果を評価した。なお、表中の配合量は重量％であ
る。

処　　方　： （ 以 下 余 白 ） 養毛効果試験法： 被験者（パネル）１０名を１群とし、試料■〜■を頭髪
に塗布する使用テストを行なった。

使用期間は８週間で、その間被験者に毎日洗髪させ、そ
の後試料■〜■をそれぞれ、適量頭皮に塗布させた。使
用実験を始める２週間前から毎日洗髪させ、１日置きに
洗髪時の抜け毛の本数を数え、合計５回の測定の平均値
を塗布前の抜け毛の数とした。塗布開始後８週目から、
洗髪時の抜け毛の本数を数え、合計５回の測定の平均値
を塗布後の抜け毛の数とした。この塗布前抜け毛数と塗
布後抜け毛数を比較し、養毛効果を判定した。その結果
を表２に示す。

結　　果　　： （以下余白） 表２にみられる如く、イチョウ抽出物とホルモン類を組
合せた養毛料（■、■）は、イチョウ抽出物またはホル
モン類単独配合の養毛０（■、■、■）と比べて、抜け
毛数の減少割合が明らかに大きく、顕著な養毛効果があ
った。

実施例　２ 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例１と同様の養毛効果試験によ
り調べた。

その結果、実施例２の養毛料は非常に優れた養毛効果を
示すことが認められた。

なお、ヘアローションタイプの養毛料は、処方中の成分
■〜■の混合溶解物中に、■、■及び■の混合溶解物を
加え、十分に混合撹拌することにより製造した。

（以下余白） 成　　　分 重量％ ■乳　酸 ■乳酸ナトリウム ■エチルアルコール ■イチョウ抽出物 （Ｗ造例１で得られたもの） ■ハイドロコーチゾン ■香料 ■パラオキシ安息香酸メチル ■ビタミンＥアセテート ■Ｍ製水 ０．０　１ ０．０　　５ ７　　０．０ ０．２ ０．０　０　　２ ０．０　５ ０．１ ０．１ 残量 実施例３ ヘアクリームタイブ養毛料： （成分）　　　　　　（重量％） （１）ミツロウ　　　　　　　　　　　１．０（２）流
動バラフィン　　　　　　　５　０．０（３）ステアリ
ン酸　　　　　　　　　３．０（４）セスキオレイン酸
ソルピタン　　２．０（５）モノラウリン酸ポリオキシ
エチ レンソルピタン　（２０Ｅ．○）１，５（６）イチョウ
抽出液（製造例１ で帰られたものの５０％水溶液）　　１．０（７）エチ
ニルエストラ ジオール　　　　　　　　０．０　０　０　５（８）香
料　　　　　　　　　　　　　０．２（９）パラオキシ
安息香酸メチル　　０．１（１０）精製水　　　　　　
　残量 （製法） Ａ．　（６）、（９）および（ＩＯ）を混合撹拌する。

Ｂ、（１）〜（５）および（７）を混合加熟、溶解する
。

Ｃ．ＡにＢを添加して乳化させ、冷却佳、（８）を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。

実施例４ ヘアリキッドタイプ養毛料： （成分） （１）ボリオキシブロビレンブチル エーテルリン酸（３５　Ｐ．０） （２）ボリオキシプロピレンモノ プチルエーテル（８０　Ｐ．０） （３）トリエタノールアミン （４）ヒアルロン酸ナトリウム （５）イチョウ抽出液（製造例１ で得られたものの７０％エチ ルアルコール溶液） （６）酢酸シプロテロン （７）エチルアルコール （８）香料 （９）バラオキシ安息香酸メチル （重量％） ９．０ １　０．０ １　．０ ０．０　５ ０．１ ０．０　　１ ３　　０．０ ０．２ ０．１ （１０）精製水　　　　　　　　　　　残量（製法） Ａ．　（３）．（４）を（１０）に混合溶解する。

Ｂ．（１）、（２）、（５）〜（９）を混合溶解する。

Ｃ．　ＡにＢを加えて混合撹拌し、ヘアリキッドタイプ
の養毛料を得た。

［発明の効果］ 以上の如く、本発明の養毛料は有効な脱毛防止効果を有
する。すなわち、頭髪・頭皮の機能を冗進し、正常化し
て優れた養毛・青毛効果が得られた。

以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）イチョウ抽出物とホルモン類とを必須成分として
   含有することを特徴とする養毛料。