JPH03157169A - 塗装された樹脂成形体の製造法 - Google Patents

塗装された樹脂成形体の製造法

Info

Publication number
JPH03157169A
JPH03157169A JP1295747A JP29574789A JPH03157169A JP H03157169 A JPH03157169 A JP H03157169A JP 1295747 A JP1295747 A JP 1295747A JP 29574789 A JP29574789 A JP 29574789A JP H03157169 A JPH03157169 A JP H03157169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
propylene
ethylene
weight
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1295747A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0618949B2 (ja
Inventor
Sadao Kitagawa
北川 貞雄
Yuuta Kumano
勇太 熊野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP1295747A priority Critical patent/JPH0618949B2/ja
Publication of JPH03157169A publication Critical patent/JPH03157169A/ja
Publication of JPH0618949B2 publication Critical patent/JPH0618949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 この発明は、プロピレン系樹脂素材に塗装を施すための
樹脂成形体の塗装法に関する。さらに詳しくは、特定の
プロピレン系樹脂と末端に水酸基を有するジエンポリマ
ーまたはその水素添加物とからなる樹脂組成物を成形し
てなる成形体に塗装を施すための樹脂成形体の塗装法に
関する。
〈従来の技術〉 従来、ポリプロピレン樹脂は、その構造中に極性基が存
在せず、しかも、結晶性が高いことから塗料の付着が極
めて悪いことが知られている。従って、この付着性の悪
さを改善するために、ポリプロピレンの表面に予めプラ
イマーを塗布したり、プラズマ処理を施すこと等によっ
て表面を改質し、塗装性を改良してから塗料を付着させ
ていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような塗装方法においては、従来か
ら以下に示すような問題点があった。
すなわち、ブライマー塗装法においては、高価なブライ
マーを使用しなければならないことや、塗装工程数が多
くなることなどから塗装コストが高くなるといった欠点
がある以外にも、プライマーの溶媒を揮発させる必要が
あることなどから作業環境が悪くなるとともに火災の危
険性を伴ない安全性に問題があった。
一方、プラズマ処理法においては、高度の真空状態が必
要であるために、高価な装置を設置しなければならず、
しかも、バッチ式のためコストの上昇を避けることがで
きなかった。さらに、プラズマ処理後の表面は不安定で
、異物に接触すると塗料の付着性が低下するため、塗膜
性能にバラつきが生じることもあり、取り扱いが非常に
不便であった。
従って、このようなプライマー塗布や、プラズマ処理す
る工程を省略することができれば、塗装工程の簡略化、
作業環境の改善、コストの低減化等を図ることが可能と
なることから、これまでにもこれらの問題点を改善しよ
うと多くの研究がなされできた。
しかしながら、結局、未だにこの目的を達成するに至っ
ておらず、ポリプロピレン系樹脂素材ではこのようなプ
ライマー塗布やプラズマ処理等を省くことが出来ずに塗
装が施されている。
〔発明の概要〕
く要 旨〉 本発明者らは上記課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
特定な樹脂組成物を用いることによって、上記課題を解
決し得ることができるとの知見を得て、本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明の樹脂成形体の塗装法は、エラストマ
ー成分が70重量%以下配合されてもよい、エチレン含
量3〜45重量%のプロピレン・エチレンブロック共重
合体及び/またはエチレン含量0,5〜10重量%のプ
ロピレン・エチレンランダム共重合体100重量部に対
して、末端に水酸基を有する共役ジエンと芳香族ビニル
化合物とのコポリマーまたはその水素添加物0,01〜
10重量部を添加してなる樹脂組成物からなる成形体に
、塗料を直接塗布することを特徴とするものである。
く効 果〉 本発明の樹脂成形体の塗装法は、特定な樹脂組成物を用
いることによって、プロピレン系樹脂へ直接塗装するこ
とは不可能であるとの従来の常識を覆し、成形体にプラ
イマー塗布、プラズマ処理等の表面改質処理を予め施す
ことなく、塗料を直接塗布することによって、良好な塗
料付着性を示す成形体の塗装物が得られることは予測し
難い意外なことである。
〔発明の詳細な説明〕
(1)樹脂成形体 本発明の樹脂成形体の塗装法において用いられる樹脂成
形体としては、下記に示す構成成分からなる樹脂組成物
を各種形状に成形して得られたものである。
(1)樹脂組成物 (a)構成成分 プロピレン系樹脂 本発明の樹脂組成物を構成するプロピレン系樹脂として
は、エチレン単位の含量が3〜45重量%、好ましくは
5〜40重量%の結晶性のプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体及び/又はエチレン単位の含量が0.5〜1
0重量%、好ましくは1〜5玉量%の結晶性のプロピレ
ン・エチレンランダム共重合体からなるものであり、ま
た、これらエチレン成分とプロピレン成分以外の任意共
重合性tu量体成分として、発明の効果を著しく損わな
い範囲内(例えば、30重全量以下、好ましくは15重
量%以下)で、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ペンテ
ンなどの他のα−オレフィンや、ジビニルベンゼン、ビ
ニルシラン、不飽和カルボン酸などが共重合されていて
もよい共重合体であってもよい。
このようなランダムまたはブロック共重合体はJ Is
−に720Bに準拠して測定した曲げ弾性率が3. 0
00〜20. 000kg/ctj、好ましくは4,0
00〜18,000kg/cd、特に好ましくは5,0
00〜15,000kg/c−の樹脂であることが好ま
しい。また、この共重合体樹脂のメルトフローレート(
MFR)は特に制限がないが、ASTM−D123gに
準拠して測定した値が通常0. 01〜200g/ 1
0iin 、好ましくは0.1〜100g/10m1n
 、特に好ましくは0、 5〜50 g/ 10mIn
の範囲内であるのがよい。
これらプロピレン系樹脂の中では、プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体を使用することが好ましい。これら
の樹脂は、市販の樹脂の中から適宜選んで用いることが
できる。
本発明の樹脂組成物を構成するもう一方の末端に水酸基
を有する共役ジエンと芳香族ビニル化合物とのコポリマ
ーまたはその水素添加物のうち、末端に水酸基を有する
共役ジエンと芳香族ビニル化合物とのコポリマーとして
は、例えば1,3−ブタジェンとスチレンのコポリマー
でその末端に少なくとも一つの水酸基を有するポリマー
がある。
具体的には末端に少なくとも一個の水酸基を有し、分子
量が200〜100,000、好ましくは500〜50
,000、特に好ましくは800〜10,000の、常
温で液体、半固体、固体のポリマーが含まれる。1分子
当たりの平均水酸基数は一般に1〜10、特に1.5〜
5.0のものが好ましく、水酸基価が一般に15〜25
0、好ましくは25〜125 (KOHmg/g)のも
のが特に好ましい。
末端に水酸基を有するジエンポリマーは、1゜3−ジエ
ンを原料に用いて、周知の方法、例えばラジカル重合法
、アニオン重合法などによって製造することができる。
具体的には、例えば特開昭51−71391号公報に記
載の方法などを挙げることができる。
上記ラジカル重合により製造する場合には、過酸化水素
を重合開始剤として用いてジエン系モノマーを重合する
ことにより容品に得られる。
また、上記アニオン重合により製造する場合には、共役
ジエンと芳香族ビニル化合物とを周知の方法に従って、
アニオン重合触媒、例えばアルカリ金属または有機アル
カリ金属化合物を用いて重合させることにより得られた
、両末端の少なくとも一つにアルカリ金属が結合した構
造のりピングポリマーに、例えばモノエポキシ化合物、
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、もし
くはハロゲノアルキレンオキシド、ポリエポキシドを反
応させれば良い。
これらポリマーの原料モノマーとしては少なくとも1種
類の共役ジエンモノマーと少なくとも一種の芳香族ビニ
ルモノマーか使用される。共役ジエンモノマーとしては
、1,3−ブタジェン、13−ペンタジェン、イソプレ
ン、クロロブレン、2.3−ジメチル−1,3−ブタジ
ェン、1−フェニル−1,3−ブタジェンなどを挙げる
ことができる。
一方、共重合成分としての芳香族ビニルモノマーとして
はスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等が
挙げられる。共役ジエンモノマーと併用する場合、芳香
族ビニルモノマーの使用料は最終目的物の物性を考慮し
た場合には総七ツマー量に対し50重量%以下が好まし
い。
また、末端に水酸基を有する共役ジエンと芳香族ビニル
化合物とのコポリマーの水素添加物としては、前述の末
端に水酸基を白゛する共役ジエンと芳香族ビニル化合物
とのコポリマーを、通常の方法、例えば特開昭51.−
71391号公報に記載される方法などで水素添加する
ことによって得られるものである。
水素添加の程度については、コポリマー〇主鎖中に含ま
れる二重結合だけでなく、芳香環の二m結合までも完全
に水素添加してしまうものから、部分的に水素添加され
、主鎖中の二重結合が残存しているものであってもよい
が、特にヨウ素価が通常0〜30.特に0〜5 (g/
100g)のものか好ましい。
これらの末端に水酸基を有する共役ジエン系コポリマー
およびその水素添加物は、それぞれ単独でも、複数の混
合物としても使用することができる。
付加的成分 本発明における樹脂組成物には、本発明の効果を著しく
損わない範囲で、上記必須成分に加えて以下に示すよう
な付加的成分を含有させることができる。
このような付加的成分としては、例えば、前記プロピレ
ン系樹脂以外のポリオレフィン、具体的には低圧法ポリ
エチレン、中圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂、立体
規則性ポリプロピレン、立体規則性ポリ−1−ブテン、
立体規則性ポリ−4−メチル−1−ペンテンなど、ある
いは、オレフィン系、スチレン系、アクリル系等のエラ
ストマー、無機フィラー、具体的には石英等の天然シリ
カ、湿式法、乾式法で製造した合成シリカ、カオリン、
マイカ、タルク、石綿などの天然珪酸塩、珪酸カルシウ
ム、珪酸アルミニウムなどの合成珪酸塩、水酸化マグネ
シウム、水酸化アルミニウムなどの金属水酸化物、アル
ミナ、チタニアなどの金属酸化物、炭酸カルシウム、ア
ルミニウム、ブロンズなどの金属粉、カーボンブラック
、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム、硫酸カル
シウム、酸化亜鉛、チッ化ケイ素、サファイア、ベリリ
ア、酸化ホウ素、炭化ケイ素などのウィスカー等がある
。また、その他の添加剤、具体的には着色剤、安定剤、
分散助剤、分子量調整剤、架橋剤、核剤などを挙げるこ
とができる。
これら付加的成分の中でも、上記オレフィン系エラスト
マーは、剛性や耐衝撃性などの調整を行なうことができ
るので好都合である。
このようなオレフィン系エラストマーとしては、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン等のα−オレフィン相互のJ4合体あるいはこれら
と非共役ジエンとの共重合体である。該共重合体は、J
IS−K  6301に準拠して測定した初期弾性率が
400kg/cd以下、好ましくは200kg/cd以
下、特に好ましくは100kg/e−以下の無定形ない
しは低結晶性の共重合体であることが好ましい。
なお、上記非共役ジエンの具体例としては、ジシクロペ
ンタジェン、1,4−へキサジエン、シクロオクタジエ
ン、ジシクロオクタジエン、メチレンノルボルネン、5
−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノ
ルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−メ
チル−1,4−へキサジエン、7−メチル1,6−オク
タジエン等を挙げることができる。
これらのオレフィン系エラストマーは、100℃で測定
したムーニー粘度ML    が通常1〜1+4 200、好ましくは5〜]50、特に好ましくは7〜1
00の範囲のものである。
これらオレフィン系エラストマーの中ではエチレン系エ
ラストマーが品質および安定性の点で好ましい。
具体的にはエチレン・プロピレン共重合ゴム(EPM)
エチレン・1−ブテン共重合ゴム、エチレン・プロピレ
ン・1−ブテン共重合ゴムエチレン・プロピレン・非共
役ジエン共重合ゴム(EPDIVI)、エチレン・1−
ブテン−非共役ジエン共重合ゴム、エチレン・プロピレ
ン−1−ブテン・非共役ジエン共重合ゴム等がある。こ
れらエチレン系エラストマーの中では、特にEPMが成
形体の表面荒れが起こり難いため塗装面が美しく仕上が
り好ましい。
ただ、一般に、エラストマーの配合は塗装接着力を助け
る傾向にあることが知られているが、本発明においては
、エラストマーの配合がなくとも直接塗装で良好な塗装
接着力を有するものであり、−J’ DIし難い意外な
ことである。
(b) 量比 本発明に用いる樹脂組成物を構成する上記成分の配合の
量比としては、通常、付加的成分をも含めたプロピレン
系樹脂100重量部に対して、末端に水酸基を有する共
役ジエンと芳香族ビニル化合物とのコポリマーまたはそ
の水素添加物を0.01〜10重量部、好ましくは0.
05〜7重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部の範
囲で配合される。
末端に水酸基を有する共役ジエンと芳香族ビニル化合物
とのコポリマーまたはその水素添加物の配合量が上記範
囲未満のときは、塗料の付着性に再現性が乏しかったり
、塗料の付着強度が弱かったりする。一方、上記範囲を
越えると高価な該コポリマーの添加量が多いために、樹
脂組成物としてのコストが高くなり、また該ポリマーが
ブリードするために塗料の付告性が低下するなどが生じ
る。
また、付加的成分にエラストマーを配合する場合は、プ
ロピレン系樹脂との合計量100重量%に対して1〜7
0重量%、中でも5〜60臣量%、特に10〜50重量
%用いることが機械的強度に優れている点で好ましい。
(C)配合 上記構成成分を混合することによって本発明の樹脂成形
体原料となる樹脂組成物が製造される。
これらの構成成分の混合順序も特に制限はなく上記構成
成分を同時に混合する方法、任意の2成分を予め混合し
ておき、次いで残りの成分を混合する方法などがあるが
、いずれの方法を用いてもよい。
混合方法としては、ブラベンダーブラストグラフ、−軸
あるいは二軸押出機、強力スクリュー型混練機、バンバ
リーミキサ−ニーダ−、ロールなどの従来知られている
混練機であればいかなるものでも使用することができる
(2)成形 上記樹脂組成物を各種成形方法によって成形することに
よって本発明において用いられる樹脂成形体が得られる
成形は、通常の方法によって行うことができる。
即ち、射出成形、圧縮成形、押出成形(シート成形、ブ
ロー成形)等のいずれの成形方法であっても構わない。
特に射出成形した複雑な形状のものに対しても本発明の
塗装方・法は有効である。
[n)塗装 本発明における樹脂成形体の塗装法としては、従来の塗
装工程からブライマー塗布やプラズマ処理等の表面改質
工程を除いた工程を採用することができる。すなわち上
記樹脂組成物から成る成形物に直接あるいは必要により
脱脂処理を施した後に、塗料を塗布するものである。
本発明方法における「直接塗布する」とは従来行なわれ
ていたプライマー塗布やプラズマ処理を施さずに塗布す
ることであって、本発明の技術的思想を逸脱しない限り
、塗料を塗布する前に何らかの表面処理を施すことを除
外するものではない。
そのような表面処理の一つして脱脂処理などを挙げるこ
とができる。
このような脱脂処理は、一般に塗料を塗布する直前に行
なわれている通常の操作で、これによって樹脂組成物の
成形から塗装までの工程で不iI避的に成形物の表面に
付着した手垢や機械油等を洗浄除去することができる。
具体的には、有機溶剤またはその蒸気、水、水蒸気、酸
、アルカリ水あるいは界面活性剤水溶液等による洗浄法
があり、これらの中では有機溶剤の蒸気を用いた洗浄法
が好んで用いられる。
また、塗料の塗布手段としては、スプレーによる吹き付
は塗布が、はけ塗り、ローラーによる塗布などがあるが
、いずれの方法をも本発明の方法で採用することができ
る。
本発明方法で使用することができる塗料としては、一般
に広く用いられる塗料、例えば、アクリル系塗料、エポ
キシ系塗料、ウレタン系塗料、アルキッド系塗料、メラ
ミン系塗料等を挙げることができる。これらの中で好ま
しいのはアクリル系塗料およびウレタン系塗料であり、
特に好ましくはアクリル系塗料である。
[IID塗装樹脂成形体 本発明の樹脂成形体の塗装法により塗装された成形体は
、塗料が一般に10〜100μm1好ましくは20〜7
0μmの厚さで塗布され、その塗膜は通常400g/c
m以上、特に700〜2.000g/cmの剥離強度で
強固に破着されているので、各種工業用部品、例えば自
動車のバンパー、マッドガード、サイドモール、ホイー
ルキャップ、スポイラ−類等の自動車外装部品、インス
トロメンドパネル、レバー、ノブ、内張り等の自動車内
装部品、ポット、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、照明器具、
オーディオ機器等の電気製品、カラーボックス、収納ケ
ース等の日曜雑貨品等として利用することができる。
〔実験例〕
以ドに実施例を掲げ、本発明を更に具体的に説明するが
、各実施例において製造された樹脂組成物から試験試料
を得るための成形条件および試験方法は以下に示す通り
である。なお、列中の「部」は重量比である。
成形条件 成形機:各機製作所製の射出成形機M40A−3J成形
温度:230℃ 成形品二平板(65+n+sX 65mmX 2m+x
)三点曲げ弾性率試験片 (90mmX 10nosX 4mm)曲げ弾性率 JIS  K−7203に準拠して測定した。
FR ASTM−D  1238に準拠して測定した。
塗装 塗料ニー成型アクリル系塗料および二液型ウレタン系塗
料を用いて、塗装を行なった。
塗装法:各塗料をそれぞれ調合し、エアースプレーガン
を用いて、塗膜厚さが約40μmになるようスプレー塗
布した。その後、アクリル系塗料においては、100℃
、60分、ウレタン系塗料においては120℃、60分
で焼き付は乾燥をした。
塗料付着性評価 基盤目試験二片刃カミソリを用い試験片の表面に直行す
る縦横11本ずつの平行線を2n間隔で引いて基盤目を
100個作る。そのうえにセロハン粘着テープ(JIS Z1522)を十分圧召し、塗膜面と約30度に保ち手
前に一気に引き剥し、基盤目で囲まれた部分の状態を観
察し、剥離しなかった基盤目の数を記録した。
実施例1〜15および比較例1〜5 化合物とのコポリマーの合成 容量500m1のオートクレーブに、1.3−ブタジエ
ン64g1スチレン36g1イソプロピルアルコール7
0gおよび60%過酸化水素水10gを用い、アルゴン
雰囲気中で120℃、5時間重合を行なった。反応終了
後、未反応モノマーを除去し生成した共役ジエンコポリ
マーを乾燥した。
得られたブタジェン・スチレン共重合体の分子二は約2
,500、水酸基価が約76(KOHmg/g)であっ
た。
上記末端に水酸基を有する共役ジエンと芳香族ビニル化
合物とのコポリマーの合成で得られたブタジェン・スチ
レン共重合体を50g、シクロヘキサン50g、5%カ
ーボン担持ルテニウム触媒5gを、容Jm200mlの
オートクレーブに仕込みアルゴンガンで系内を置換した
後、水素ガスを50kg/cdになるまで送入した。こ
れを100℃迄昇温し、全圧が50kg/cdに保たれ
るように水素ガスを供給しつつ10時間反応を行なった
。反応終了後、水素を除去し、濾過にて触媒を除いてか
ら生成した水素添加物をメタノール中で析出させ、濾別
、乾燥をして目的物を得た。得られたブタジェン・スチ
レン共重合体水素添加物のヨウ素価は1.5 (g/1
00g) 、水酸基価は73.6 (KOHmg/g”
)であった。
樹脂成形体の成形 第1表に示した成分配合を、二軸押出機により200℃
で溶融混練し、ペレットにした。
このペレットを用いて平板および三点曲げ弾性率試験片
の各試験片を射出成形した。
なお、第1表中の配合成分は次のとおりである。
プロピレン系樹脂 ブロック共重合体(1):エチレン含量8.2重量%、
曲げ弾性率が10,000kg/C−かツMF R33
g/ 10m1nであるプロピレン・エチレンブロック
共重合体。
ブロック共重合体(2):エチレン含量13重量96、
曲げ弾性率が6,000kg/cdかっMF R30z
/ 10n+inであるプロピレン・エチレンブロック
共重合体。
ブロック共重合体(3):エチレン含量7.5重量%、
曲げ弾性率が11,500kg/dかつMFR10g/
 10IIlInであるプロピレン・エチレンブロック
共重合体。
ランダム共重合体:エチレン含量3,4重量%、曲げ弾
性率が10. 500kg/cI#かつMF R15g
/ 10a+1nであるプロピレン・エチレンランダム
共重合体。
単独重合体:曲げ弾性率が13,000kg/C−かツ
MF R25g/ 10m1nであるポリプロピレン。
オレフィン系エラストマー EPM(1):ムーニー粘度M L 1 + 4(10
0℃)が70、比重、0.86のエチレン・プロピレン
共重合ゴム EPDM:ムーニー粘度ML    (1001+4 ℃)が47、比重0.86のエチレン・プロピレン◆エ
チリデンノルボルネン共重合ゴム水酸基含有ジエンポリ
マー又はその水素添加物ジエンコポリマー(1):前記
末端に水酸基を有する共役ジエンと芳呑族ビニル化合物
とのコポリマーの合成で得たジエンコポリマージエンコ
ポリマー水素添加物(1):前記末端に水酸基を有する
ジエンコポリマーの水素添加物の合成で得たジエンコポ
リマー水素添加物ジエンコポリマー水素添加物(2):
ヨウ素価0.5 (g/100g) 、水酸基価39.
7(KOHII1g/g)のブタジェン・スチレンコポ
リマー水素添加物 樹脂成形体の塗装 上記樹脂成形体の成によって成形した平板をトリクロロ
エタン蒸気で30秒間脱脂処理を施した後、エアーガン
を用いて塗料を塗布した。そして、焼き付は乾燥を終了
後、48時間室温で放置し、基盤目試験を行なった。
得られた樹脂組成物の弾性率と塗料付着性の結果を第1
表に示す。
なお、比較例5の組成物は、柔らかすぎて曲げ弾性率を
測定することはできなかった。
また塗装時においてはトリクロロエタン蒸気による脱脂
処理、および塗料塗布後の焼き付は乾燥時に試験片の平
板がひどく変形し、かつ平板の表面にも凸凹が生じて評
価することができなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エラストマー成分が70%以下配合されていてもよい、
    エチレン含量3〜45重量%のプロピレン、エチレンブ
    ロック共重合体及び/又はエチレン含量0.5〜10重
    量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体100重
    量部に対して、末端に水酸基を有する共役ジエンと芳香
    族ビニル化合物とのコポリマーまたはその水素添加物0
    .01〜10重量部を添加してなる樹脂組成物からなる
    成形体に、塗料を直接塗布することを特徴とする、樹脂
    成形体の塗装法。
JP1295747A 1989-11-14 1989-11-14 塗装された樹脂成形体の製造法 Expired - Lifetime JPH0618949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295747A JPH0618949B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 塗装された樹脂成形体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295747A JPH0618949B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 塗装された樹脂成形体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03157169A true JPH03157169A (ja) 1991-07-05
JPH0618949B2 JPH0618949B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=17824639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1295747A Expired - Lifetime JPH0618949B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 塗装された樹脂成形体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618949B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0429236A2 (en) * 1989-11-14 1991-05-29 Mitsubishi Chemical Corporation Coated resin molding
EP0537368A1 (en) * 1991-04-30 1993-04-21 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Polypropylene resin composition, process for coating molded article thereof, and molded article thus coated
US5354618A (en) * 1992-03-25 1994-10-11 Showa Denko K.K. Thermoplastic resin composition and paint-coated molded product thereof

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58222133A (ja) * 1982-06-21 1983-12-23 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 塗装性の改良されたプロピレン重合体組成物
JPS6128547A (ja) * 1984-07-18 1986-02-08 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 塗装性樹脂組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58222133A (ja) * 1982-06-21 1983-12-23 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 塗装性の改良されたプロピレン重合体組成物
JPS6128547A (ja) * 1984-07-18 1986-02-08 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 塗装性樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0429236A2 (en) * 1989-11-14 1991-05-29 Mitsubishi Chemical Corporation Coated resin molding
EP0537368A1 (en) * 1991-04-30 1993-04-21 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Polypropylene resin composition, process for coating molded article thereof, and molded article thus coated
EP0537368A4 (en) * 1991-04-30 1994-03-16 Mitsui Toatsu Chemicals POLYPROPYLENE RESIN COMPOSITION, METHOD FOR COATING THE MOLDED OBJECTS MADE THEREOF AND MOLDED OBJECTS SO COATED THEREOF.
US5354618A (en) * 1992-03-25 1994-10-11 Showa Denko K.K. Thermoplastic resin composition and paint-coated molded product thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0618949B2 (ja) 1994-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3354233B2 (ja) 自動車外装部品用オレフィン系樹脂組成物
JPH03157169A (ja) 塗装された樹脂成形体の製造法
JPH03157168A (ja) 樹脂成形体の塗装法
JP2849574B2 (ja) 自動車バンパー用樹脂組成物及びそれから得られた自動車バンパー
JPH0493330A (ja) 成形体および塗装された成形体
JPH0692496B2 (ja) 成形体および塗装された成形体
JP3081290B2 (ja) 樹脂組成物
JP2930703B2 (ja) プロピレン系樹脂組成物および塗装された成形体
JP4262538B2 (ja) プロピレン系樹脂組成物、及びその成形体
JP3068268B2 (ja) 樹脂組成物
JPH07292173A (ja) 樹脂組成物
JPH04272948A (ja) 成形体および塗装された成形体
JP3081287B2 (ja) 樹脂組成物
JPH04335053A (ja) 成形体および塗装された成形体
JP2871798B2 (ja) 樹脂成形体の塗装法
JP3046655B2 (ja) 樹脂組成物
JPH04103640A (ja) 塗装された成形体
JP3135305B2 (ja) 樹脂組成物
JPH03278862A (ja) 樹脂成形体の塗装法
JPH04335054A (ja) 成形体および塗装された成形体
JPH07207073A (ja) オレフィン系樹脂組成物及びその塗装された成形体
JPH0578589A (ja) 樹脂組成物
JPH03277636A (ja) 自動車部材
JPH05287136A (ja) 樹脂組成物
JPH04359026A (ja) 成形体および塗装された成形体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 16