JPH03156767A

JPH03156767A - テープ式記録再生装置

Info

Publication number: JPH03156767A
Application number: JP1295356A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Okuya; 孝博奥家
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-11-14
Filing date: 1989-11-14
Publication date: 1991-07-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）、デジタル
オーディオチーブレコーダ（ＤＡＴ）等のテープ式記録
再生装置に於いて、ケーシングサイズの異なる２種類の
テープカセットの信号の記録或いは再生を行なうことが
出来る記録再生装置に関するものである。

（従来の技術）現在、ＶＨ８方式のＶＴＲに使用するテープカセットに
は、磁気テープの幅及び磁気テープに対する信号記録フ
ォーマットは同一であるが、ケーシングのサイズ及びテ
ープ長さが異なる２種類のテープカセット、即ち標準の
フルサイズカセット（以下「Ｆカセット」という）と、
標準よりも小形のコンパクトサイズカセット（以下「Ｃ
カセット」という）がある。

Ｃカセットはアダプターに装填することにより標準サイ
ズのカセットとして、Ｆカセットと同様にＶＴＲにセッ
ト出来る。しかし、アダプターの使用が不可欠で不便で
あるため、アダプターを用いずにＦカセット及びＣカセ
ットの両サイズについて記録、再生が可能なＶＴＲの開
発が進んでいる。

斯種両用ＶＴＲに於いては、第１図に示す如くＦカセッ
ト（７）の両リールに対応して、メインシャーシ（１）
上に供給リール台（１８）及び巻取リール台（１９）を
具え、Ｃカセット（７１）は、供給リールのみを前記供
給リール台に係合して装着される。

これらのテープカセットから磁気テープを引出して、回
転ヘッドシリンダー（１６）に巻き付けるには、従来の
ＶＴＲと同様、メインシャーシ（１）上には回転ヘッド
シリンダー（１６）を挟んで両側に、一対の案内溝（１
４）（１５）を開設すると共に、これらの案内溝に夫々
先導ガイドブロック（２１）（２２）を摺動可能に係合
せしめ、更にキャプスタン（１７）を経由するテープ走
行経路を形成するためのテープ引出しポスト（３１）を
具えたテープ引出しレバー（３２）が装備される。

テープローディングに際して、先導ガイドブロック（２
１）（２２）は、テープカセットの大きさに応じた初期
位置にて待機する必要があり、Ｃカセット（７１）から
磁気テープを引出す場合は図中に実線で示す最も前進し
た位置にて待機し、Ｆカセット（７）から磁気テープを
引出す場合は図中に２点鎖線で示す中間位置にて待機す
る。そして、図示省略する駆動機構の動作によって、両
先導ガイドブロック（２１）（２２）は図中に１点鎖線
で示すローディング完了位置まで移動し、磁気テープ（
７２）を回転ヘッドシリンダー（１６）の周面に巻き付
けるのである。

ところで、従来のＦカセットのみの記録再生が可能なＶ
ＴＲに於いては、第１図の如く、ローディング完了位置
にあるＦカセット（７）のケーシングに開設されたセン
サー孔（７７）に対向して、発光素子（５）が設置され
ると共に、Ｆカセット（７）の両側には、前記発光素子
（５）からの光が入射可能な位置に受光素子（５１）　
（５２）が配設され、これらの受光素子の光検知によっ
て、Ｆカセット（７）内の磁気テープが全て供給リール
或いは巻取リールに巻取られたテープエンドの状態を検
知することが行なわれている。

（解決しようとする課題）ところが、前記両用ＶＴＲに於いて大小２種類のカセッ
トのテープエンドを検出するために各カセット専用の検
出装置を設けるとすれば、装置構成が複雑となる。

そこで出願人は、共通の発光素子（５）によって両方の
カセットのテープエンドを検出するべく、Ｆカセット（
７）のテープエンドを検出する際の発光素子（５）と同
じ位置で、Ｃカセット（７１）のテープエンドをも検出
する方式の採用を検討した。

ここで問題となるのは、発光素子（５）をシャーシ上の
一定位置に固定すると、Ｃカセット（７１）の装着時に
、該カセット内の磁気テープが発光素子（５）と干渉し
て、磁気テープが損傷する虞れがあることである。

（課題を解決する為の手段）そこで、本発明に於いては、テープローディング時にテ
ープカセットから磁気テープを引出して、キャプスタン
（１７）を経由するテープ走行経路を形成するためのテ
ープ引出しレバー機構を利用して、該レバー機構の動作
に連動させて、テープエンドの検出センサーを可動式と
することによって上記問題点を解決した。

本発明に係るテープ式記録再生装置は、テープカセット
から磁気テープを引出してキャプスタン（１７）を経由
するテープ走行経路を形成する為のテープ引出しポスト
（３１）を具えたレバー機構（３）と、該レバー機構（
３）の回動部分に対して接近離間可能に設けた可動アー
ム（４）と、該可動アーム（４）上に取り付けたテープ
エンド検出センサーと、該センサーを所定のテープエン
ド検出位置に設置した姿勢で可動アーム（４）の移動を
阻止すべきストッパーと、可動アーム（４）を前記スト
ッパーへ向けて付勢するスプリング（４２）とを具えて
いる。

（作　用）カセット装着部に、サイズの大きな第１テープカセット
が載置される場合、レバー機構（３）のテープ引出しポ
スト（３１）は、第１テープカセットからテープを引出
すことが出来る待機位置、即ちサイズの小さな第２テー
プカセットが装着される場合の待機位置よりもテープ引
出し側に後退した位置にて待機している。

この状態で、可動アーム（４）とレバー機構（３）とは
互いに、接触することなく、離れている。これに伴って
、可動アーム（４）はスプリング（４２）の付勢によっ
てストッパーに圧接され、該可動アーム（４）上のテー
プエンド検出センサーは、第１テープカセットに対する
テープエンドの検出が可能な所定位置に設置されている
。

従って、第１テープカセットの装着に支障はなく、これ
によってテープエンド検出センサーは、例えば第１テー
プカセットのケーシングに開設されたセンサー孔へ侵入
することになる。

一方、第２テープカセットを装着する場合は、レバー機
構（３）のテープ引出しポスト（３１）は、前記第１テ
ープカセットに対するテープ引出し待機位置からリール
台側に前進して、第２テープカセットからテープを引出
すことが出来る位置にて待機する。

前記テープ引出しレバー機構（３）の待機位置変更に伴
う回動途中で、該レバー機構（３）の回動部分が可動ア
ーム（４）に当り、その後、第２テープカセットに対す
る待機位置へ至るレバー機構の回動によって、可動アー
ム（４）がスプリング（４２）に抗して駆動され、スト
ッパーがら離れることになる。

この結果、該可動アーム（４）上のテープエンド検出セ
ンサーは、前記所定のテープエンド検出位置よりもリー
ル台側に後退した位置に設置される。

この状態でサイズの小さな第２テープカセットを装着す
る際、該カセット内のテープがテープエンド検出センサ
ーと干渉することはなく、カセット装着に支障はない。

カセット装着後は、レバー機構（３）の動作に伴って、
可動アーム（４）はスプリング（４２）に付勢されて、
ストッパーに当るまで回動し、この結果、該可動アーム
（４）上のセンサーが所定のテープエンド検出位置に設
置される。

（発明の効果）本発明に係る記録再生装置に於いては、共通のセンサー
によって２種類のカセットのテープエンドを検出するこ
とが出来、然もカセット装着時のテープとセンサーとの
干渉を防止することが出来る。

（実施例）以下、本発明をＦカセット（７）とＣカセット（７１）
の２種類の記録再生が可能なＶＴＲに実施した一例につ
いて詳述する。

尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、特
許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮す
る様に解すべきではない。

第１図に示す如く、メインシャーシ（１）上に装備した
テープローディング機構（２）は、夫々テープ先導ポス
ト（２３）　（２４）を立設した先導ガイドブロック（
２１）（２２）を具え、これらの先導ガイドブロックを
回転ヘッドシリンダー（１６）両側の案内溝（１４）（
１５）へ夫々摺動可能に係合せしめると共に、リンク機
構を介してローディングモータ（何れも図示省略）へ連
繋して、案内溝に沿う往復駆動を行なっている。

テープローディングに際して、先導ガイドブロック（２
１）（２２）は、Ｃカセット（７１）から磁気テープを
引出す場合は図中に実線で示すリール台側の最前進位置
にて待機し、Ｆカセット（７）から磁気テープを引出す
場合は図中に２点鎖線で示す中間位置まで回転ヘッドシ
リンダー側へ後退して待機する。

又、テープローディング機構（２）の右側に配備された
テープ引出しレバー機構（３）は、Ｃカセット（７１）
の装着部に侵入した反時計方向の回動端からキャプスタ
ン（１７）側へ開いた時計方向の回動端まで回動可能な
テープ引出しレバー（３２）を具え、該レバーの先端部
には、テープ引出しポスト（３１）が突設されている。

第３図の如くメインシャーシ（１）の下方にはサブシャ
ーシ（１１）が固定され、該サブシャーシ（１１）に突
設した支軸（３２ａ）に前記テープ引出しレバー（３２
）が取り付けられ、該レバーはメインシャーシ（１）の
上面に沿って伸びている。テープ引出しレバー（３２）
は、支軸（３２ａ）の周囲に嵌めたトーションスプリン
グ（３７）によって反テープ引出し方向に付勢されてい
る。テープ引出しレバー（３２）の支軸近傍部に設けた
枢軸（３６ａ）にリンク（３６）の一端が連結され、該
リンク（３６）の他端には、丸軸状のカムフォロワー（
３８）が下向きに取り付けられている。

又、サブシャーシ（１１）の下面にカムギア（３３）が
配備され、第２図に示す如く該カムギア（３３）に形成
した渦巻き状のカム溝（３４）へ、前記カムフォロワー
（３８）が係合している。

サブシャーシ（１１）の上面に突設した支軸（３５ａ）
に回動レバー（３５）の基端部が取り付けられ、該回動
レバー（３５）の先端部は、前記カムフォロワー　（３
８）へ連結される。

前記カムギア（３３）には、前記ローディングモータか
らの回転が伝えられ、カムギア（３３）の反時計方向の
回転によって、テープ引出しレバー（３２）は、第１図
に実線で示す回動姿勢から、２点鎖線で示す中間姿勢を
経て、１点鎖線で示すテープ引出し完了姿勢まで時計方
向に回動する。

第３図に示す如く、サブシャーシ（１１）上に、前記テ
ープ引出しレバー（３２）の回動領域に重ねて支軸（４
０）が突設され、該支軸（４０）には、先端部に塔体（
５３）を具えた可動アーム（４）が回動自在に取り付け
ら、該塔体（５３）の上端部には発光素子（５）が装備
されている。又、可動アーム（４）の塔体（５３）とは
反対側の回動端部には、突片（４１）が下向きに突設さ
れ、該突片（４１）の先端部をサブシャーシ（１１）に
開設した切欠き孔（１２）へ余裕をもって嵌めている。

可動アーム（４）は、支軸（４０）の周囲に嵌めたトー
ションスプリング（４２）によって時計方向に回転付勢
されている。

前記塔体（５３）の上端部には、第６図に示す如く発光
素子（５）を環テープカセット側の斜め上方から覆うカ
バ一部（５４）が形成され、該カバー部（５４）の表面
は滑らかな曲面に加工されている。

尚、発光素子（５）の光出射部がカバ一部（５４）によ
って覆われることはない。

第１図に示す如く、メインシャーシ（１）上には、Ｆカ
セット（７）の装着部を挟んで両側に、前記発光素子（
５）からの光を受光する受光素子（５１）（５２）が配
設され、該発光素子の光検知信号は、図示省略するシス
テムコントローラへ接続され、キャプスタンモータ等の
制御に供される。

第４図及び第５図に示す如くメインシャーシ（１）上に
Ｆカセット（７）を装着する場合は、先導ガイドブロッ
ク（２１）（２２）は、案内溝（１４）　（１５）に沿
って最前進位置から僅かに後退し、テープ先導ポスト（
２３）（２４）をＦカセット（７）のマウス部（７５）
　（７５）内に収容出来る待機位置に設置される。

又、テープ引出しレバー機構（３）のテープ引出しレバ
ー（３２）は、Ｆカセット（７）からテープを引出すこ
とが出来る待機位置、即ちテープ引出しポスト（３１）
をＦカセット（７）の右側のマウス部（７５）内に設置
した待機姿勢に保持されている。

この状態で、テープ引出しレバー（３２）は、可動アー
ム（４）から十分に離れており、可動アーム（４）の塔
体（５３）とテープ引出しレバー（３２）とは接触して
いない。これに伴って、可動アーム（４）はトーション
スプリング（４２）から時計方向の回転付勢力を受けて
、可動アーム（４）の突片（４１）がストッパーとなる
切欠き孔（１２）の内周縁に圧接され、回動が阻止され
ている。

この状態でＦカセット（７）を装着する際、該カセット
のセンサー孔（７７）の中心位置に塔体（５３）が侵入
して、該塔体（５３）上の発光素子（５）が所定のテー
プエンド検出位置に設定されることになる。

第２図及び第３図に示す如くＣカセット（７１）を装着
する場合は、前記ローディングモータが起動して、先導
ガイドブロック（２１）（２２）が案内溝（１４）（１
５）の終端部まで前進駆動され、テープ先導ポスト（２
３）（２４）をＣカセット（７１）のマウス部（７６）
内に収容出来る待機位置に設置する。

又、テープ引出しレバー機構（３）を構成するカムギア
（３３）が第４図の姿勢から第２図の姿勢まで時計方向
に回転駆動され、これに伴うカム溝（３４）の移動によ
って、テープ引出しレバー（３２）が反時計方向に回動
する。この過程で、テープ引出しレバー（３２）が可動
アーム（４）の塔体（５３）に当り、更なるテープ引出
しレバー（３２）の回動によって、可動アーム（４）が
トーションスプリング（４２）に抗して反時計方向に回
動する。

この結果、第２図に示すＣカセット（７１）の装着待機
状態では、塔体（５３）がＣカセット（７１）内の磁気
テープ（７２）の内側に収容され得る位置まで、リール
台側に後退することとなる。従って、Ｃカセット（７１
）を装着する際に、該カセット内の磁気テープ（７２）
が塔体（５３）或いは発光素子（５）と干渉する虞れは
ない。

カセット装着後は、前記ローディングモータが再起動し
て、先導ガイドブロック（２１）（２２）が後退駆動さ
れると共に、カムギア（３３）が反時計方向に回転駆動
され、テープ引出しレバー（３２）が時計方向に回動し
て、磁気テープ（７２）が引出される。又、テープ引出
しレバー（３２）の回動に伴って、可動アーム（４）が
トーションスプリング（４２）の付勢力で時計方向に回
動し、第４図の如く突片（４１）が切欠き孔（１２）の
内周縁に当って可動アーム（４）は停止する。このとき
、該可動アーム（４）上の発光素子（５）は、Ｃカセッ
ト（７１）のテープエンドを検出すべき位置に設置され
る。

この位置はＦカセット（７）のテープエンド検出位置と
同じ位置である。

その後、更にローディングモータが回転して、先導ガイ
ドブロック（２１）　（２２）によるテープローディン
グ及びテープ引出しレバー（３２）によるテープ張設動
作が続行される。

テープローディング完了後、プレイモード或いはテープ
巻戻しモード等に於いて、磁気テープがテープエンドの
状態まで巻取られたとき、発光素子（５）から出射され
た光が磁気テープの透明部分を通過して受光素子（５１
）或いは（５２）へ入射し、これによってテープエンド
が即座に検出される。

上記ＶＴＲに於いては、セットされたテープカセットの
種類に拘らず、同じ位置に設置した共通の発光素子（５
）によってテープエンドを検出出来る。

又、第６図の如く塔体（５３）にはカバ一部（５４）が
形成されているから、Ｃカセット装着時に、該カセット
内の磁気テープ（７２）が静電気などの作用によってリ
ール側へ引寄せられた場合においても、磁気テープ（７
２）はカバ一部（５４）の表面を滑って降下するから、
磁気テープ（７２）が塔体く５３）に絡まる虞れはない
。

上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであ
って、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構
成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術
的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るＶＴＲのテープローディング機構
及びテープ引出しレバー機構を示す平面図、第２図はＣ
カセット装着時における前記両機構及び発光素子の位置
を示す平面図、第３図は同上の一部破断側面図、第４図
はＦカセット装着時の第２図に対応する平面図、第５図
は同上の一部破断側面図、第６図は塔体に形成されたカ
バ一部を示す斜視図である。（２１）（２３）・・・先導ガイドブロック（３２）・
・・テープ引出（４）・・・可動アーム（５）・・・発光素子（７）・・・Ｆカセットしレバー（４２）・・・スプリング（５１）（５２）・・・受光素子（７１）・・・Ｃカセット

Claims

【特許請求の範囲】

［１］シャーシ上の一対のリール台（１８）（１９）に
跨がってケーシングサイズの大なる第１テープカセット
の装着部を設けると共に、該装着部の内部に重ねてケー
シングサイズの小なる第２テープカセットの装着部を設
け、前記２種類のテープカセットに対する記録又は再生
が可能なテープ式記録再生装置に於いて、テープカセッ
トから磁気テープを引出してキャプスタン（１７）を経
由するテープ走行経路を形成する為のテープ引出しポス
ト（３１）を具えたレバー機構（３）と、該レバー機構
（３）に対して接近離間可能に設けた可動アーム（４）
と、該可動アーム（４）上に取り付けたテープエンド検
出センサーと、該センサーを所定のテープエンド検出位
置に設置した姿勢で可動アーム（４）の移動を阻止すべ
きストッパーと、可動アーム（４）を前記ストッパーへ
向けて付勢するスプリング（４２）とを具え、可動アー
ム（４）は、第２テープカセットのテープ引出しを開始
すべき待機姿勢のレバー機構（３）に当って、ストッパ
ーから離れた位置に保持され、該可動アーム（４）上の
センサーが前記所定のテープエンド検出位置よりもリー
ル台側に後退した位置に設置されることを特徴とするテ
ープ式記録再生装置。