JPH0315120B2 - - Google Patents

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JPH0315120B2
JPH0315120B2 JP55075688A JP7568880A JPH0315120B2 JP H0315120 B2 JPH0315120 B2 JP H0315120B2 JP 55075688 A JP55075688 A JP 55075688A JP 7568880 A JP7568880 A JP 7568880A JP H0315120 B2 JPH0315120 B2 JP H0315120B2
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JP
Japan
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shaft
driven
drive
gun
assembly
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JP55075688A
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English (en)
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JPS55166528A (en
Inventor
Haabii Saraku Jon
Edowaado Shumeenan Deiru
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Boeing Co
Original Assignee
Hughes Helicopters Inc
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Publication date
Application filed by Hughes Helicopters Inc filed Critical Hughes Helicopters Inc
Publication of JPS55166528A publication Critical patent/JPS55166528A/ja
Publication of JPH0315120B2 publication Critical patent/JPH0315120B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28CHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA COME INTO DIRECT CONTACT WITHOUT CHEMICAL INTERACTION
    • F28C1/00Direct-contact trickle coolers, e.g. cooling towers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A7/00Auxiliary mechanisms for bringing the breech-block or bolt or the barrel to the starting position before automatic firing; Drives for externally-powered guns; Remote-controlled gun chargers
    • F41A7/08Drives for externally-powered guns, i.e. drives for moving the breech-block or bolt by an external force during automatic firing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/04Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
    • F16D7/06Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers
    • F16D7/10Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving radially between engagement and disengagement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクラツチ機構に関し、特に、動力源
と、負荷(被駆動機構)とを係合させたり、脱係
合させたりするために動力銃砲(モータによつて
駆動される十銃砲)に組入れて使用するためのコ
ンパクトで優れた性能の動力銃砲用クラツチ機構
に関する。
発明の背景 周知のように、クラツチは、2つの部類、即ち
確実クラツチであるジヨークラツチと、摩擦クラ
ツチとに大別される。ジヨークラツチの場合は、
クラツチ歯を脱係合させるためには、通常、被動
部材または駆動部材のどちらかを軸方向に移動さ
せなければならない。この目的のために、一方の
軸の溝に係合するシフト装置を使用するのが普通
である。ジヨークラツチは、構造は簡単である
が、被動部材即ち負荷を急激に始動させても不都
合がない場合に使用されるのが普通である。この
種のクラツチの欠点は、相対的な軸方向の運動を
必要とすることと、クラツチ要素を変位(シフ
ト)させるための何らかの装置を必要とすること
である。
摩擦クラツチの場合は、係合中被動部材が加速
される間にスリツプが生じるのが普通であり、や
はり、被動部品と駆動部品との間に軸方向の相対
的な移動が必要とされ、シフト装置が必要とされ
るのが普通である。
しかしながら、クラツチの係合及び脱係合を行
うためにジヨークラツチ及び摩擦クラツチに通常
使用される相対的な軸方向の移動を省除すること
が望ましい用例があり、更にシフト装置の使用も
それによつてクラツチ機構が複雑になるので望ま
しくない場合がある。
又、負荷(被駆動機構)又は動力源が何らかの
原因又は理由により停止された場合、クラツチ機
構の駆動部材と被動部材とを迅速に、あるいはほ
とんど瞬間的に脱係合させ、負荷又は動力源の停
止状態が終了したならば、駆動部材と被動部材と
を再係合させることが必要とされる場合がある。
従来の摩擦クラツチは、瞬間的に機能することが
できず、軸方向に移動させるための何らかの部材
を必要とするのが普通である。在来のジヨークラ
ツチの場合も、やはり軸方向の相対的移動を必要
とする。
例えばモータによつて駆動され、通常の作動状
態では負荷列(被動部材の連結列)が連続的に運
動するようになされている装置においては、負荷
列に何らかの停止が生じた場合、機能上又は安全
上の理由から負荷列の各構成素子の運動を停止す
るためにモータ駆動素子を負荷素子から迅速に脱
係合させなければならない場合がある。停止はモ
ータに作用するブレーキを用いることによつて行
うことができるが、それではモータ設計及びモー
タ制御部品の設計を複雑にする。ジヨー型クラツ
チを使用することもできるが、相対的な軸方向の
運動を必要とし、クラツチ制御器を必要とするの
でクラツチの設計がそれだけ複雑になる。
駆動素子と被動素子とほぼ瞬間的に脱係合させ
ることが必要とされる典型的な用例は、外部から
動力を受ける、即ちモータにより駆動される動力
銃砲の場合である。動力銃砲(以下、単に「銃
砲」又は「銃」とも称する)の場合、銃の作動
は、外部の動力源(通常は電気モータ)を通して
制御される。何らかの理由で故障が生じた場合、
銃の構成部品(遊底及び弾薬装填機構)を安全の
ために所定の位置に位置させた状態で銃の作動を
迅速に停止させる必要がある。又、通常の射撃停
止がなされたとき、銃の各部品が正確な位置に置
かれるように例えば遊底が開放位置に置かれるよ
うに銃の作動停止操作を制御することが必要であ
る。
解決しようとする課題及び発明の目的 従つて、本発明は、動力銃砲に組入れて使用す
るのに適したクラツチ機構を提供するという課題
を解決することを企図したものであり、その目的
は、シフト機構を必要とせず、クラツチィの係合
及び脱係合(切入り)が自動的に行われるように
した動力銃砲用クラツチ機構を提供することであ
る。
本発明の他の目的は、クラツチ部品間の相対的
な軸方向の移動を必要としないコンパクトな設計
の動力銃砲用自動動作式クラツチ機構を提供する
ことである。
本発明の更に他の目的は、シフト機構を必要と
せず、かつ、クラツチ部品間の相対的運動を必要
とせず、自動的に、かつ瞬間的に作動する簡単な
構造の動力銃砲用クラツチ機構を提供することで
ある。
課題を解決するための手段 本発明の動力銃砲用クラツチ機構は、同軸関係
に配置された駆動軸と被動軸とから成り、駆動軸
と被動軸との相対速度が変化すると自動的に両軸
が脱係合するようになされている。
上記目的を達成するために、本発明は、遊底組
立体と、該遊底組立体を駆動するための駆動組立
体と、弾薬装填組立体と該各組立体を駆動するモ
ータを備えた動力銃砲に組入れて使用するための
クラツチ機構であつて、前記モータによつて駆動
されるように連結された駆動軸と、前記各組立体
を駆動するように連結された被動軸と、複数個の
ローラ軸受と、前記駆動軸及び被動軸と同軸関係
をなすつる巻状のスリツトを有する機械加工され
た円筒形のばねとから成り、前記駆動軸と被動軸
のうちの一方の軸は、その外側表面の一部分に形
成された複数個のスロツトを有し、該駆動軸と被
動軸のうちの他方の軸は、該一方の軸を同軸関係
に受容し、該一方の軸の前記スロツトを備えた部
分に嵌合する円筒形であり、該一方の軸の該各ス
ロツトと整列するように形成された複数個の孔を
有し、前記複数個のローラ軸受は、前記スロツト
及び孔内に嵌まるように寸法づけされており、前
記円筒形ばねは、前記他方の軸の外周面に嵌合
し、該円筒形ばねの内側面は、前記各ころ軸受に
接触し、常態においては前記駆動軸と被動軸を一
緒に回転させるべく結合するために該各軸受を半
径方向内方へ偏倚させるが、該円筒形ばねは、前
記被動軸によつて駆動される前記各組立体のうち
の何らかの部品が停止したことにより該被動軸が
回転を停止した場合、該駆動軸が被動軸に対して
相対的に回転するのを許すように該他方の軸の前
記孔を貫通して半径方向外方へ移動せしめられる
前記ころ軸受によつて膨張せしめられ駆動軸と被
動軸を脱係合させるようになされていることを特
徴とする動力銃方クラツチ機構(以下、単に「ク
ラツチ機構」又は「クラツチ」とも称する)を提
供する。
前記つる巻線状スリツト(溝)を該設された機
械加工による円筒形ばねは、被動軸が急に停止さ
れ、駆動軸が通常の速度又はそれに近い速度で回
転し続けるような場合を除いては、両軸を一緒に
回転するように結合状態に保持するのに十分な強
度を有する。この円筒形ばねを膨張させるには相
当な半径方向外向きの力を必要とし、従つて、被
動軸が急に停止されたような場合以外は、ころ軸
受が駆動関係即ちスロツトと孔の両方に座着した
状態に保持される。
本発明の叙上及びその他の目的、特徴ならびに
利点は、添付図を参照して記述した以下の説明か
ら一層明瞭になろう。
第1図を参照すると、銃砲10が示されてい
る。ただし、銃砲10は、1977年4月21日に出願
された米国特許願第789502号に示されているよう
な他の形式のものであつてもよい。
銃砲10は、3つの主要な副組立体、即ち、銃
身12と、重さ32Kgの歯車箱/弾丸装填機組立体
13と、重さ42Kgの尾筒組立体15を備えてい
る。図示の形式の銃砲は、全重量104Kg、全長
2743mmの25mm口径の銃である。発射速度(率)
は、装填モードおよび駆動モータのサイズによつ
て異なり、毎分1発、100発、200発または475発
である。
銃身12は、長さ2032mm、重さ40Kgであり、尾
筒組立体15の前端の一部を構成する銃尾内に錠
止されている。尾筒組立体15の前端には、後座
ばね/ダンパ組立体16が取付けられている。組
立体16は、後座動作の際銃身12と共に最大限
約0.7in(17.8mm)後退する。
図示の例の銃10は、上側弾丸装填スプロケツ
ト17と下側弾丸装填スプロケツト18を包含し
た複式装填装置を備えている。スプロケツト17
と18(第3図をも参照)のどちら一方が作動し
て弾丸を間欠駆動式移送用回転子60へ送り、尾
筒組立体内の遊底に当接させるようにする。上側
スプロケツト17と下側スプロケツト18の選択
は、クラツチ機構20によつて行われる。
銃砲10は、尾筒15の後方下側部分に取付け
られた公称回転速度7700rpmの1.5馬力24ボルト
直流モータ21によつて外部から駆動される。モ
ータ21は、後述する一連の歯車を介して銃に動
力を与え、基本的な発射速度調時機能を与える。
銃の心臓部は、第2図に図解的に示されるチエ
ーン駆動機構である。このチエーン駆動機構は、
トラツク29に支持された1個の被動スプロケツ
ト27と3個の遊びスプロケツト28に架け渡さ
れ、レーストラツク(競技場トラツク)の形で循
環走行する二列の5/8inピツチのローラチエーン
26を備えている。チエーン26のマスターリン
ク31に遊底駆動用スライダ30を固定し、該ス
ライダが遊底キヤリア35の下面に設けた横断方
向(左右方向)スロツト33内に沿つて移動する
ようにする。スライダ30の作用によりチエーン
26の回転運動をトラツク29上での遊底37の
往復動に変換する。トラツク29上には、遊底キ
ヤリア35の下面に付設したスライド39を摺動
自在に案内する表面トラツク38を取付けてあ
る。スライダ30を受容するスロツト33は、遊
底キヤリア35を横断して延在している。キヤリ
ア35には、前方薬莢蹴出指40を取付けてあ
る。
モータ21の回転駆動軸41に、クラツチ付歯
車組立体45を駆動するピニオン歯車43を連結
する。クラツチ付歯車組立体45は、後に詳しく
説明するが、ピニオン歯車43によつて駆動され
る上側傘歯車47を備えている。傘歯車47は、
クラツチ50を介して下側歯車48を駆動する。
クラツチ付歯車組立体45は、下側歯車53と、
それと共に駆動されるようにスプラインによつて
結合された中間歯車54を含むチエーン駆動/ウ
オーム歯車組立体52に組合せ、組立体45の歯
車48によつて組立体52の下側歯車53が駆動
されるようにする。中間歯車54は、チエーン2
6を駆動するスプロケツト27にスプラインによ
つて結合されたチエーン駆動組立体の歯車55を
駆動する。以上述べた歯車および軸は、すべて周
知の態様で軸受によつて支持されている。
チエーン駆動/ウオーム歯車組立体52は、更
に、一端にウオーム58を有する駆動軸57と、
ウオーム58に噛合して弾薬装入スプロケツト1
7,18および弾薬装填回転子組立体60(図に
は一部分だけが示されている)を駆動するための
歯車列59を有している。即ち、ウオーム58
は、伝動歯車62を介して伝動軸62を駆動し、
従つて軸62に固定した駆動歯車64を駆動す
る。歯車64は、軸66を回転し、それによつて
割出駆動組立体65を駆動する。軸61にはま
た、比較的小径の駆動歯車68を固定してある。
歯車68は、歯車/クラツチ組立体70を介して
装填スプロケツト17または18のどちらか一方
を選択的に駆動する。スプロケツト17は軸71
によつて駆動され、スプロケツト18は軸72に
よつて駆動される。
クラツチ/歯車組立体70は、歯車68によつ
て駆動される1対の常時噛合歯車73,74を有
している。歯車73,74は、駆動されるスプロ
ケツトを調時するための単一歯ラチエツトクラツ
チの形の復動クラツチを介して上側スプロケツト
17と下側スプロケツト18のどちらか一方を駆
動する。先に述べたクラツチ機構即ち装填制御器
20は、クラツチ/歯車組立体70を含む機構に
よつて構成される。通常の射撃操作においては、
軸71または72のどちらかが回転されて、上側
装填スプロケツト17または下側装填スプロケツ
ト18のどちらか一方を連続的に、モータ21お
よび歯車列によつて制御される速度で駆動する。
即ち、上側装填モード(方式)と、下側装填モー
ドのどちらかが選択されたならば、銃は、切換が
なされるまではそのモードで作動し続ける。
割出駆動組立体65は、間欠駆動装置とも称さ
れるパラドロミツク割出機構であり、駆動軸66
は連続的に回転される。軸66は、装填回転子6
0に連結した軸75と間欠駆動手段を介して組合
わされ、装填回転子60を銃が1発射撃するごと
に1/3回転回転させる。
軸66の一端には、一定速度で駆動されるフア
ーガソン式カム76を取付けてある。カム76
は、軸75のカム77と協同して回転子60を間
欠的に回転させる。カム76と77は、カム77
に対して276゜の休止間隔を与え、弾丸装填のため
の84゜の割出回転を与えるように調時する。
第2〜4図を参照して銃の全体的作動を説明す
る。通常の停止モード(射撃を行わない不作動状
態)においては、キヤリア35および遊底37
は、後方位置に引込められていて、マスターリン
ク31は駆動スプロケツト27の中心線の僅かに
前方に位置しており、使用ずみの薬莢は、遊底の
包底面(前面)に保持されている。この停止状態
からモータ21を付勢させると、幾つかの作動が
開始される。即ち、選択された弾丸装填スプロケ
ツト組立体17または18が駆動され、同時にチ
エーン26も駆動される。マスターリンク31が
駆動スプロケツト27を反時計方向に周回する
と、遊底キヤリア35が僅かに後方へ移動し、キ
ヤリア35および遊底37が最後方位置へもたら
される。次いで、マスターリンク31がトラツク
29に対して横方向に移動する間はキヤリヤ35
および遊底37はその最方位置に静止(休止)し
ている。
遊底37のこの後方休止中に弾丸装填回転子6
0が、正弧波加速モードで、即ち最初はゆつくり
と割出回転し、次いで最大速度に達し、再び徐々
に減速し、1/3回転して停止する。装填回転子6
0の割出回転中に該回転子のランド部分(突部)
により使用ずみの薬莢が前方蹴出指40(第4
図)の前方へ移動され、新しい弾丸が包底面のと
ころに位置づけされる。それと同時に、定速回転
する装填スプロケツト17または18は、次の新
しい弾丸を回転子の空のキヤビテイ(弾丸受容凹
部)へ呈示する。
ほぼこの時点で、マスターリンク31は、第1
遊びスプロケツト即ち右後方スプロケツト28を
周回し始め、キヤリヤ35および遊底37は、ゆ
つくりと銃尾の方に向つて加速し始め、弾丸押込
み操作を始める。マスターリンク31が横方向の
移動から第1遊びスプロケツト28を周回して軸
方向の移動へ遷移するのに対応してキヤリヤ35
および遊底37が前方へ徐々にゆつくりと、か
つ、円滑に移動を開始し、マスターリンク31が
軸方向の移動に近づくにつれて遊底37の移動速
度が増大する。マスターリンク31の軸方向の移
動に対応し、キヤリヤおよび遊底は最大限の速度
で前進し、遊底駆動スライダー30はキヤリヤ3
5のスロツト33の最右端内に進入する。キヤリ
ヤおよび遊底が前進するにつれて、包底面(遊底
の前面)に置かれている弾丸が前方へ押込めら
れ、使用ずみの薬莢は前方蹴出口82を通して吐
出される。連続走行するチエーン26によるキヤ
リヤおよび遊底のこの移動中、装填スプロケツト
17または18は、連続的に回転しているが、装
填回転子60は、静止している。使用ずみ薬莢の
吐出は、側方吐出またはその他の吐出態様であつ
てもよい。
マスターリンク31がその軸方向の前進移動の
終端に近づき、第2遊びスプロケツト即ち右前方
スプロケツト28を周回し始めると(第4図)、
キヤリヤおよび遊底の移動が徐々に減速される。
次いで、スライダー30はキヤリアのスロツト3
3内を右から左へ横方向に移動する。この移動中
キヤリヤおよび遊底は停止されており、遊底は銃
尾内に錠止されており、弾丸が発射される。装填
スプロケツト17または18は、チエーン26と
同様依然として駆動されているが、回転子60は
静止している。次いで、マスターリンク31が第
3遊びスプロケツト即ち左前方スプロケツト28
を周回して横方向移動から軸方向後方への移動に
遷移すると、遊底37が解錠され、マスターリン
クの軸方向後方への移動とともにキヤリヤおよび
遊底は、徐々に加速しながら後退し、最大後退速
度に達する。使用ずみの薬莢は、包底面(遊底の
前面)に保持されて後方へ運ばれる。かくして、
マスターリンク31は駆動スプロケツト27に近
づき、サイクル動作が繰返される。
ここまでの説明から分るように、チエーン26
のレーストラツク状の運動によりスライダー30
が軸方向と横方向に交互に移動せしめられ、キヤ
リア35および遊底37が前後に往復動せしめら
れる。スライダーの軸方向の移動は、遊底を前後
方向に移動させるが、スライダーの横方向の移動
は自由移動であり、遊底を移動させない。従つ
て、スライダーのこの自由移動は、サイクル移動
工程の前端において射撃のための適当なドエル
(休止)時間を与え、移動工程の後端において弾
丸装填のための休止時間を与える。しかも、この
射撃のための比較的長いドエル(休止)時間中、
遊底37は錠止された状態に保持され、従つて、
銃身内のガス圧が大気圧に戻るのを可能にし、遊
底が解除されたとき尾筒15内へ流れ込むガス流
がほとんどないようにする。また、スプロケツト
27,28とチエーン26の組立体は、遊底37
を円滑に加速し、一定速度で移動させ、次いで円
滑に減速される働きをする。
第3および4図を参照して説明すると、図示の
銃は、100%の弾丸制御を可能にする。弾丸装入
スプロケツト17,18は、間欠的に駆動される
装填回転子60を介して往復動遊底組立体と協同
する。第3図に示されるように、下側装填スプロ
ケツト18が作動される場合は、該スプロケツト
は、先に述べたように銃の駆動モータ21によつ
て駆動され、弾薬85を1対のリンク剥取器86
(図には1つだけが示されている)を通して一定
の速度で銃内へ装入する。装填スプロケツトは、
弾薬帯に確実に係合するコンパクトな四歯付ユニ
ツトである。弾薬筒のリンク87は、剥取器86
によつて弾薬筒から剥取られると、落下し、弾薬
筒はスプロケツト18から案内されて装填回転子
60の120゜の間隔で設けられた3つのキヤビテイ
のうちの1つに挿入される。回転子60は、遊底
37が弾薬を押込み、射撃し、前の薬莢を抽出す
る間は静止している。回転子60の回転は、先に
述べたように間欠割出機構65を介して行われ、
制御された加速、定速運動、次いで制御された減
速の順で作動される。回転子は、使用ずみの薬莢
を遊底から掃去するとともに、スプロケツト18
から受取つた新しい弾薬を包底面(遊底の前面)
に位置づける。
装填回転子60は、弾薬筒を装填スプロケツト
から包底面へ移送する手段として機能する。回転
子60は、第4図に示されるように独特の形状の
3つのキヤビテイを有している。各キヤビテイ
は、弾薬筒の直径に匹敵する基本直径を有してお
り、遊底37の錠止用突起に接触しないように逃
げが切込まれている。本発明によれば、弾丸に作
用する銃のすべての運動が滑らかに創生されるの
で、衝撃が生じない。
以上の説明から分るように、上述の錠は、例え
ば前掲の米国特許願第789502号に記載された銃に
比べて弾薬の遅発に随伴する危険を回避するため
の独特の安全鎖錠(インターロツク)装置を備え
ている。以下に説明するように、通常の銃停止操
作は、逆鉤とマスターリンクの作用を介して遊底
開放中に行われる。上述の遅発安全装置は射撃を
続けるためには必ず後座動作を経なければならな
いという基本原理に基いて作動する。後座動作を
経ない限り、遊底が錠止されている間チエーン2
6の安全リンクは110(第5〜7図)逆鉤10
5によつて停止されている。射撃を再開するため
には、射撃手は引金を引き、銃の作動を再始動さ
せねばならない。上述の図示の銃の場合、「停止
−始動」操作の経過時間は約500ミリ秒である。
最新のデータによれば、慣用の25mm径の場合の最
大遅発時間は150ミリ秒程度である。上述の銃の
射撃ドエル時間(撃針作動から遊底解錠までの射
撃のための休止時間)は発射速度が毎分200発の
場合51ミニ秒であるから、本発明による場合、銃
の遅発安全を保証するために上記の「停止−始
動」操作の所要時間500ミリ秒の遅延を加算すれ
ば、550ないし600ミリ秒の遊底安全錠止期間が与
えられる。
毎分500発の発射速度のような高い発射速度の
場合射撃ドエルは、19ミリ秒にまで短くなる。遅
発時間は、通常15ミリ秒以下であり、上述の最大
遅発時間150ミリ秒というのは最悪のケースであ
る。弾丸が通常の射撃間隔である3〜6ミリ秒の
間に銃から除去されないことによる遅発が生じる
ことがあるとしても、射撃ドエル時間は大抵の遅
発を許容するのに十分な流さであるが、上述の遅
発安全装置は、遅発時間が長い場合に効用を発揮
する。
遅発防護装置は、第5〜7図に図解式に示され
ている。第5図では、銃は通常の射撃停止/遊底
開放状態にある。逆鉤ソレノイド100は、消勢
されており(即ち、張出位置にあり)、逆鉤10
5は、ばね107によつて前述したマスターリン
ク31に圧接されえている。マスターリンク31
は駆動スプロケツト27(第2および4図参照、
第5〜7図には示されていない)の僅かに前方の
移動行程位置にある。マスターリンク31の位置
に応じて遊底の錠止、射撃、後座および遊底の解
除が行われる。チエーン26の移動方向でみてマ
スターリンク31より前方に安全リンク110が
装着されている。後座掛金115は、解放位置に
あり、後座押棒116は、静止した非後座位置に
ある。
第6図では、銃の作動が開始されたところであ
る。ソレノイド100は、付勢されており、(即
ち、引込位置にあり)、逆鉤105は脱係合され
ており、チエーン26の走行を可能にしている。
後座掛金装置115は、後座掛金足部118がマ
スターリンク31によつて右方へ移動されること
によりまさにセツトされようとしているところで
ある。掛金足部118が十分に右方へ移動される
と、掛金120はばね負荷により所定位置に掛止
される。掛金120が掛止されると(第7図)、
ソレノイド100により逆鉤105に及ぼされて
いる力がばね107の力によつて打負かされ、逆
鉤105が安全リンク110に係合する位置へ位
置づけされる。
薬室内の弾丸が適正に発射されると、銃身12
および銃尾121が後座し、押棒116を介して
後座掛金120を移動させて、足部118を第7
図の位置から解放する。それによつて、逆鉤10
5は、第6図に関連して説明したように付勢され
たままになつているソレノイド100によつて第
7図の位置から後退せしめられる。発射後は、マ
スターリンク31は番号124で示される位置にあ
り、安全リンク110は125で示される位置にあ
る。しかしながら、遅発の場合には、後座が生じ
ないから、押棒116が移動されず、掛金足部1
18が解放されないので、逆鉤105は、マスタ
ーリンク31が遊底解錠位置に達しないうちに第
7図に示されるように安全リンク110に係合
し、遊底37が解錠されないうちにチエーン26
の移動を停止させる。
上記掛金機構はソレノイド100の作用に抗し
て作用するものであるから、ソレノイド100を
脱勢させれば、逆鉤ばね107の作用により逆鉤
105を安全リンク110に掛止した状態に保持
することができ、掛金装置115を解放状態に保
持することができる。この状態は第5図に示され
ている。ただし、第5は、逆鉤105が安全リン
ク110にではなく、マスターリンク31に係合
したところを示している。ソレノイド100が遅
発発生後約500ミリ秒後に付勢されると、各部品
は第6図に示される位置をとる。ただし、第6図
とは異なり、安全リンク110は逆鉤105のと
ころを通り過ぎており、マスターリンク31が遊
底37を後退させるべく軸方向後方への移動を開
始しようとしているところである。ここで、銃の
作動が停止されたとすると、ソレノイド100が
脱勢されるので、逆鉤105がマスターリンク3
1に係合する。
遅発が生じない場合は、遊底キヤリヤ35に取
付けられており、掛金機構の後述する指155を
操作するリセツトカム156によつて掛金装置1
15がリセツトされる。
第8−10図を参照すると、インターロツク装
置(遅発安全装置)の詳細機構が示されている。
このインターロツク装置は、尾筒ハウジング13
0の下方部分内の後壁近くに配設する。尾筒の銃
身側の(即ち前方)端部には、ハウジング130
の底壁に設けた溝133内に移動自在に座着させ
た作動棒132を含む作動棒組立体131を配設
する。作動棒132と協同するように揺動子13
5(第10図)を設ける。揺動子135は、それ
に付設されている揺動指137が銃尾121(第
4〜7図)と接触した状態に維持されるように、
ばね136によつて上方で偏倚されている。
揺動子135を貫通して揺動腕支持棒138を
挿通し、その一端を尾筒ハウジングの壁に図示の
ように担持させる。揺動子135を貫通する支持
部138の部分は、小径とし、揺動子のための回
転ピボツト140を構成するようにする。揺動子
135の腕142は、二又形状とし、作動棒13
2の端部に形成した平坦面144に係合させる。
後座動作の際、銃尾は銃身と共に後退し、銃尾
に接触している指137を介して揺動子135を
ピボツト140の周りに回転させて作動棒132
を第10図に示される位置から銃身の方(前方)
へ移動させる。その際作動棒132の一端145
は、後部ホーン案内147の下側を通過する。該
一端145には傾斜した足部148を設けてあ
り、足部148も銃身の方に向つて移動する。
尾筒ハウジング130の後壁に面する後部ホー
ン案内147の後面に形成したスロツト149内
に押棒延長部150を配設し、該延長部をピボツ
ト152によつて押棒152に枢着する。押棒延
長部150には、遊底キヤリヤ35に取付けたリ
セツトカム156(第2および4図)によつて接
触されるように尾筒壁より上方に突出する指15
5を設ける。図示のように、リセツトカム156
は、後部が開放しており、前方即ち銃身の方に向
つて下向きに傾斜したカム表面を有している。押
棒延長部150にはまた、作動棒132の足部即
ちシユー148と補完関係(嵌合関係)をなすよ
うに傾斜させた足部160(第9,10図)を設
ける。足部160を第9図でみて右方へ偏倚させ
る作用をするばね162を後部ホーン案内147
の後壁に配設し、足部160に形成した孔163
内に装着する。
尾筒の後壁にピボツト164によつて解放リン
ク165を枢着し、リンク165の一端を該一端
に形成した長円形のスロツトによつてソレノイド
のプランジヤ166に連結する。リンク165の
他端は、該多端に形成した長円形スロツトを押棒
154のピボツト168に係合させることにより
該押棒に連結する。押棒の端部169は、ピボツ
ト173の周りに枢動する逆鉤揺動子172と、
該揺動子に装着した逆鉤171を含む枢動自在の
逆鉤組立体170(第8図)にピン176によつ
て連結する。逆鉤171は、複数のベルビルばね
174によつてシヨツクガ吸収されるようにばね
取付けされている。
また、押棒延長部150と協同するようにクラ
ンク180(第9図)を設け、クランク180の
一端181を後部ホーン案内147内に枢着し、
他端182を延長部150に枢着する。図に示さ
れるように、スプロケツトに架け渡されちチエー
ン26(第2,4図)を案内する後部ホーン案内
147に指183,184を設け、それらの指の
間を通して逆鉤171が枢動されて安全リンク1
10またはマスターリンク31(第5〜7図)に
係合することができるようにする。逆鉤171が
マスターリンクに接触するように逆鉤組立体を偏
倚させるばね(第4〜第7図に示されるばね10
7)に対応するものが、尾筒の左側壁に配置され
ているが、図には示されていない。
掛金機構は、基本的には、押棒132と、揺動
子135の、クランク180と、押棒延長部15
0と、リセツトカム156とから成つている。こ
の遅発安全インターロツク装置においては、押棒
延長部150の指155が上方位置にあるときは
常に、掛金機構は、解放位置にある。以下に、い
ろいろな銃作動モードに関連して遅発インターロ
ツク装置の作動を説明する。
通常の銃停止状態、即ち弾丸が発射され、射撃
停止状態にあるときについて第5図および第8〜
10図を参照して説明する。ソレノイド100
は、脱勢され張出位置にある。押棒154は、脱
勢されたソレノイドの張出したプランジヤ166
により第9図でみて右方へ偏倚され、逆鉤組立体
170はピボツト173を中心として時計方向に
(第8図)枢動されているので、ばね107は逆
鉤171をマスターリンク31に圧接させてい
る。遊底および遊底キヤリアは、まだ完全後退位
置にはなく、リセツトカム156は、まだ押棒延
長部の指155を押していない。作動棒132
は、後方位置にあり、従つて、シユー148は足
部160の後方にきている(第10図)。
銃を作動させる場合、電力がモータ21および
ソレノイド100の両方に与えられソレノイドプ
ランジヤ166が引込められ、解放リンク165
がばね107に抗して不掛止位置へ回動される。
それによつて逆鉤171がマスターリンク31か
ら離脱されると、チエーン26が移動し始め、遊
底/キヤリヤ組立体37,35を完全後退位置へ
後退させ、リセツトカム156が押棒延長部の指
155を第9図でみて下方へ押下げる。クランク
180は、オーバーセンタ掛掛として機能し、ソ
レノイド100が作動されている限り押棒延長部
150を後部ホーン案内147に形成された肩部
190に押当てて下方に保持する。この指155
の下方運動は、ソレノイドの力を打負かして逆鉤
171を掛止位置へ引きつける(この時点ではマ
スターリンク31は逆鉤のところをすでに通り過
ぎている)働きをし、クランク180は遅発イン
ターロツク装置を掛止位置に保持する。作動棒1
32が後退位置にあり、足部160がシユー14
8を乗越えているので、指155の押下げが可能
とされる。
逆鉤171が係合位置へ枢動されたまま、ただ
し、安全リンク110にも、マスターリンク31
にもそれらが所定位置に到達するまでは係合する
ことなく、通常の銃作動が継続される。
マスターリンク31が遊底錠止位置(第5図)
に達したとき、弾丸は薬室内に装填されており、
遊底が錠止される。薬室内の弾丸が適正に発射さ
れると、銃身および銃尾121が後座し、揺動指
137を押して作動棒132を銃身の方へ(前方
へ)引戻し、シユー148を足部160上に乗り
上げさせる。それによつて押棒延長部150をピ
ボツト152の周り上方へ枢動させ、クランク1
80を解放させる。ソレノイド100は、付勢さ
れているから、逆鉤171を後退即ち不掛止位置
へ押しやり、安全リンク110が逆鉤によつて係
合されることなく通過することができるようにす
る。かくして、正常な銃作動が続けられる。即
ち、遊底37が解錠されて後退され、遊底キヤリ
アに付設されているリセツトカム156が指15
5を操作し次の作動の準備をする。
遅発が生じた場合、2つの事象のうちどちらか
一方の事象が生じる。第1の場合は、遊底が銃尾
に錠止されていて、弾丸が所定の発射時点より遅
れて、ただし、安全リンク110が掛止位置にあ
る逆鉤105(171)のところに達する前また
は達した時点(第7図)で発謝した場合である。
この場合は、前述の後座感知機構137,132
を介して通常の銃作動が続けられる。第2は、安
全リンク110が逆鉤105のころに到達するま
でに弾丸か発射しなかつた場合である。この場合
は、逆鉤が安全リンク110に係合し、銃作動が
停止される。銃作動を再始動させるためには、射
撃手は制御機構を解放し、銃への電源を切る。そ
の結果、逆鉤はばね107によつて掛止位置に保
持されるが、ソレノイド100が脱勢されるの
で、クランク180がばね162の作用により外
され、押棒延長部150を上方解放位置へ上向き
に枢動させる。制御機構を再び係合させれば、ソ
レノイド100が逆鉤のばね107の力を打負か
して逆鉤を解放し、不発弾が吐出されて正常な銃
作動が続けられる。遊底が後退位置に達すると、
リセツトカム156が上述したように指155を
セツトする。
通常の射撃停止操作においてはソレノイド10
0が脱勢され、逆鉤171(105)がばね10
7によつて掛止位置へ偏倚され、マスターリンク
31に係合する。ドライサイクル(空打ち)にお
いては、銃は、遅発が生じたのと同様に作動す
る。即ち、逆鉤が安全リンク110に係合するの
で、再始動されるには停止−始動操作を行わねば
ならない。従つて、遅発インターロツク装置は、
ドライサイクル(空打ち)を行うことによつて正
しく作動するかどうかを点検することができる利
点をも有している。空打ちをした場合、銃が作動
し続けたとすれば、遅発インターロツクが故障し
ている証拠であるから、もし、インターロツク装
置を必要とするならば、修理しなければならな
い。
通常の射撃停止の際または遅発による停止の
際、チエーン26は銃のすべての機能を停止する
ために急激に停止される。銃はモータ21を経て
外部から動力を受けるので、チエーン26を即座
に停止させることができるようにするためにモー
タとチエーン26との間にコンパクトなクラツ
チ/歯車組立体45を設ける。クラツチ/歯車組
立体45を脱係合させれば、モータの内部ブレー
キがモータ回転を停止させるまでモータが回転す
るのを許容しながらチエーンを直ちに停止させる
ことができる。
第11図を参照すると、本発明のクラツチ/歯
車組立体45が詳細に示されている。組立体45
は、駆動軸202と、該にスプラインによつて固
定された傘歯車の形の歯車200(第2,4図の
傘歯車47に対応する)とを備えている。軸20
2の外周面には120゜の間隔を置いて3つのスロツ
ト204を形成し、それらのスロツトに3つのこ
ろ軸受205を装着する。歯車211を備えた中
空の被動軸210を駆動軸202に嵌着させる。
被動軸210にも120゜の間隔を置いて3つのスロ
ツト212を穿設してある。従つて、軸受205
をスロツト204および212内に座着させるこ
とによつて軸202と210とを駆動連結するこ
とができる。
軸210の周りには、外周面につる巻線状スリ
ツト又はスロツト又は溝を形成した円筒の形のば
ね215を装着する。ばね215は、機械加工に
よつて形成されものであり、その内径は、ころ軸
受205をスロツト212,204内へ半径方向
内方へ押しつけて軸202と210とを一緒に回
転するように錠止するために軸210に嵌着する
ように寸法づけする。歯車211によつて駆動さ
れる何らかの部品が停止したことにより軸210
が回転を停止した場合、モータ21によつて駆動
されている内側軸202はそのまま回転し続け
て、ころ軸受205をばね215の力に抗してス
ロツト212を通して外方へ押しやり、ばね21
5を膨張させ、それによつて軸202と210を
脱係合させ、内側軸202が外側軸210に対し
て相対的に回転するのを許容する。このようにし
て、軸受205は、スロツト212によつて担持
され、軸202が軸210に対して回転している
限りばね215の作用を受けてスロツト204内
へ弾発的に出入りする。軸210が再び自由に解
放されると、ばね215が軸受半径方向内方へ押
しやつてスロツト204および212内に座着さ
せることにより軸202と210を一緒に回転さ
せる。
ここに示した実施例においては、歯車211
(第2,4図の歯車48に対応する)はチエーン
駆動機構25の駆動スプロケツト27を駆動して
いるので、クラツチ/歯車組立体45は、マスタ
ーリンク31または安全リンク110が逆鉤10
5によつて係合されると、脱係合される。軸20
2,210は、軸受220,221によつて支承
する。
軸210の内径は、軸202との間に遊隙が得
られるように軸202の径に対して定める。軸受
205は、ばね215の力に抗してスロツト20
4から半径方向外方へ押しやられたとき、軸21
0の円筒部分に穿設された孔212内に保持され
るように軸受の径は、2つの軸の間の遊隙より大
きい寸法とする。かくして、2つの軸のうちどち
らか一方の軸が他方の軸に対して相対的に回転す
ると、軸受は、内側の軸の外周面に沿つて転動
し、該軸受を半径方向内方へ押圧するばねにより
外側軸の孔内に保持される。
2つの軸は、一緒に自由に回転すると、軸受
は、転動してばね圧によりスロツト204内へ弾
発的に押込まれ、2つの軸を一緒にするように錠
止する。従つて、軸受205は、スロツト204
に座着されたとき、該スロツトを貫通して少なく
とも軸210の円筒部分の外表面にまで突出する
ように、軸受の径をスロツトの深さおよび軸21
0は円筒壁の断面厚に対して定める。ばね215
は、軸受205の外表面に接触するように寸法ぎ
めし、外側軸210が回転するときにそれと共に
回転する。
通常は、先に述べた理由により、外側軸即ち被
動軸210に連結されている負荷列(負荷部品の
連結列)の動作停止によつて停止するのは被動軸
210の方であり、従つて、駆動軸202は、被
動軸およびばね215が静止している間も回転し
続ける。
以上の説明から分るように、本発明のクラツチ
組立体45は、被動軸が何らかの原因で急激に停
止されると、自動的に脱係合する。この目的のた
めに、ばね215は、軸202と210とを結合
させるべく細長いころ軸受をスロツト204およ
び孔212内に座着した状態に保持するための十
分な強度の半径方向内向きの力を及ぼすのに十分
な力を備えたものとする。被動軸または駆動軸の
どちらか一方が急に停止したときは、他方の軸だ
けが回転しつづける。
先に述べたように、逆鉤が、通常の射撃停止操
作においてマスターリンク31と係合するか、あ
るいは遅発のための停止操作において安全リンク
110と係合すると、被動軸210によつて駆動
されているすべての負荷素子の運動が停止され、
被動軸自体も回転を停止する。これが生じると、
クラツチは、自動的に2つの軸210と202を
脱係合させ、モータ21が、その電源を切られる
まで回転するのを許容する。
銃が再始動されるときモータ21が付勢される
と同時に、逆鉤105(171)が安全リンク1
10またはマスターリンク31から引離され、ク
ラツチがつながれて、2つの軸202と210が
一緒に回転する。
図に示されるように、本発明のクラツチは、コ
ンパクトであり、部品数が少数であり、外部のシ
フト機構や、部品の軸方向の移動を必要とするこ
となく、自動的に作動する。
以上、本発明を実施例に関連して説明したが、
本発明は、ここに例示した実施例の構造および形
態に限定されるものではなく、本発明の精神およ
び範囲から逸脱することなく、いろいろな実施形
態が可能であり、いろいろな変更および改変を加
えることができることは当業者には明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクラツチを組入れた銃の透視
図、第2図は本発明クラツチを組入れた銃の部分
透視図、第3図は本発明のクラツチを装備した銃
の弾薬装填機構の概略図、第4図は第2図と同様
の透視図であるが銃の更に細部を示す。第5〜7
図は本発明のクラツチを組入れた銃の遅発インタ
ーロツク装置の作動を示す概略説明図、第8図は
インターロツク装置の一部断面による平面図、第
9図はインターロツク装置の一部断面による端面
図、第10図はインターロツク装置の側面図、第
11図は銃に組入れられる本発明のクラツチ組立
体の分解図である。 31:マスターリンク、35:遊底キヤリア、
37:遊底、45:クラツチ/歯車組立体、6
0:装填ロータ組立体、105(171):逆鉤、
110:安全リンク、202:駆動軸、204:
スロツト、205:ころ軸受、210:被動軸、
212:孔(スロツト)、215:ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊底組立体と、該遊底組立体を駆動するため
    の駆動組立体と、弾薬装填組立体と該各組立体を
    駆動するモータ21を備えた動力銃砲に組入れて
    使用するためのクラツチ機構であつて、 前記モータ21によつて駆動されるように連結
    された駆動軸202と、 前記各組立体を駆動するように連結された被動
    軸210と、 複数個のローラ軸受205と、 前記駆動軸及び被動軸と同軸関係をなすつる巻
    状のスリツト216を有する機械加工された円筒
    形のばね215とから成り、 前記駆動軸と被動軸のうちの一方の軸は、その
    外側表面の一部分に形成された複数個のスロツト
    204を有し、該駆動軸と被動軸のうちの他方の
    軸は、該一方の軸を同軸関係に受容し、該一方の
    軸の前記スロツト204を備えた部分に嵌合する
    円筒形であり、該一方の軸の該各スロツト204
    と整列するように形成された複数個の孔212を
    有し、前記複数個のローラ軸受205は、前記ス
    ロツト212及び孔212内に嵌まるように寸法
    づけされており、前記円筒形ばね215は、前記
    他方の軸の外周面に嵌合し、該円筒形ばねの内側
    面は、前記各ころ軸受に接触し、常態においては
    前記駆動軸と被動軸を一緒に回転させるべく結合
    するために該各軸受を半径方向内方へ偏倚させる
    が、該円筒形ばね215は、前記被動軸210に
    よつて駆動される前記各組立体のうちの何らかの
    部品が停止したことにより該被動軸が回転を停止
    した場合、該駆動軸202が被動軸210に対し
    て相対的に回転するのを許すように該他方の軸の
    前記孔212を貫通して半径方向外方へ移動せし
    められる前記ころ軸受によつて膨張せしめられ駆
    動軸と被動軸を脱係合させるようになされている
    ことを特徴とする動力銃砲用クラツチ機構。 2 前記各スロツト204及び孔212は細長い
    形状であり、前記各ローラ軸受は細長い形状のロ
    ーラ軸受である特許請求の範囲第1項に記載の動
    力銃砲用クラツチ機構。 3 前記一方の軸は、前記駆動軸210である特
    許請求の範囲第1項に記載の動力銃砲のためのク
    ラツチ機構。 4 前記駆動軸と被動軸とは、軸方向には互いに
    固定されている特許請求の範囲第1項に記載の動
    力銃砲用クラツチ機構。
JP7568880A 1979-06-08 1980-06-06 Clutch mechanism Granted JPS55166528A (en)

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US06/046,665 US4305326A (en) 1979-06-08 1979-06-08 Compact clutch mechanism

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