JPH0315078A - 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電潜像現像用トナー及びその製造方法

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JPH0315078A
JPH0315078A JP1150932A JP15093289A JPH0315078A JP H0315078 A JPH0315078 A JP H0315078A JP 1150932 A JP1150932 A JP 1150932A JP 15093289 A JP15093289 A JP 15093289A JP H0315078 A JPH0315078 A JP H0315078A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、静電潜像現像用トナーの製造方法に関する。
さらに詳細には、本発明は電子写真、静電記録、および
静電印刷などにおける静電潜像を現像するための静電潜
像現像用トナーの製造方法に関する。
[従来技術] 電子写真、静電記録、および静電印刷などにおける静電
潜像の現像は、感光体上に形成された静電潜像に対し、
摩擦帯電されたトナーを静電的に吸着させ可視化するこ
とにより行なわれている。
このような静電潜像の現像において用いられるトナーを
帯電させる方法としては、二或分現像方式では、一般に
キャリアと呼ばれる物質と混合・拡散して荷電を付与す
ることが知られている。また一或分現像方式でも、現像
スリーブやトナー規制ブレードなどとの接触により荷電
を付与することが知られている。いずれの方法によって
も、トナーに均一な荷電が与えられていなければ、現像
および転写の際に問題が生じる。このため従来、トナー
中にはその帯電性を向上させるために、キャリアまたは
ブレード材などの摩擦帯電系列とは逆の摩擦帯電系列を
有する荷電制御剤をトナーの一成分として添加すること
が行なわれている。
例えば、従来、トナーとしては、熱可塑性の樹脂に着色
剤などとともに荷電制御剤を混合溶融混練した後、冷却
固化し、粉砕・分級してトナー粒子を得るいわゆる粉砕
法によって製造されたものが知られている。また、重合
性単量体、重合開始剤、および/または着色剤などとと
もに荷電制御剤を混合分散し、水中で重合させる懸濁法
によって得られたものなども知られている。しかしなが
ら、これらのトナーはいずれも微粒子の発生を防ぐこと
が出来ず、粒子径分布が広くなる。そのために、トナー
の帯電量の分布が広くなり、またそれに伴ないトナーの
飛散、カブリの問題が生じてくるという好ましくない問
題があった。また粉砕法によるものは特に現像剤の粉体
流動性が悪くなるなどの問題があった。
また近年、静電潜像現像用トナーに対しては、ライン再
現性などの点における高画質化が要求されるようになり
、加えて静電潜像現像用トナーの多様化に伴ない、トナ
ーの帯電の+および−の両極性、カラー化、さらには低
速から高速領域までの幅広い使われ方などに対応する必
要性が生じてきている。
従来技術としては、トナーを5〜50kg/cnfの圧
力で加圧するか軟化点よりも25〜50’C低い温度で
2〜10時間熱的に凝集させたトナー成型体とし、これ
をキャリアーとそのまま混合させた例が知られている(
特公昭51−9533号公報)。ほかの従来技術として
、溶融混練したのち溶融状態において液体媒体中で微粒
子化する例が知られている(特開昭59−127063
号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら前記した特公昭51−9533号公報の技
術は、帯電量が低く、また均一に再解することは現像器
中では困難である。また、特開昭59−127063号
公報の技術は、球形状の微粒子化された粒子粉を多く含
み、帯電量が粒子間で不均一となったり、カブリが多い
という問題があった。
本発明は上記したような問題点を解消5てなる新規なト
ナーの製造方法を提供することを目的とする。すなわち
本発明は、湿式造粒したのち、特定の温度で凝集熱処理
することにより、粒度分布をシャープなものとし、特に
帯電量分布にすぐれ、粉体流動性、定着性を改良し、カ
ブリが少なく安定して、高精細な画像が得られるトナー
を製造する方法を提供する。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達或するため本発明は下記の構成からなる。
すなわち本発明は、樹脂と着色剤とを少なくとも含有し
てなるトナー原料を、液体媒体中で分散させ、造粒し、
乾燥後、前記樹脂のガラス転移点以上、ガラス転移点+
20℃以下の範囲の温度で凝集熱処理し、しかる後解砕
、分級することを特徴とする静電潜像現像用トナーの製
造方法である。
前記本発明方法において、好ましくは凝集熱処理の時間
は1〜5時間である。また前記方法において、好ましく
は分級後のトナーの形状件数SF1(後に式(A)で定
義する)は、140〜160である。また前記方法にお
いて、好ましくは分級後のトナーの粒径分布は、平均粒
径が3〜20μmであり、平均粒径±25%に含まれる
粒子の個数が60%以上である。
本発明は、少なくとも樹脂と着色剤とを含有してなる原
料を溶融状態において液体媒体中で微粒子化し、球状の
トナーを作製する。しかしながら、このトナーを乾燥す
るだけでは微粒子が多く、カブリや粉体流動性の問題が
発生する。したがってそれらを乾燥した後、微粒子が溶
融し、大粒径の粒子に固着したり、微粒子が凝集してあ
る程度大きな粒子にかえた後、粉砕し、分級するところ
に特徴がある。
ここで、液体媒体中で微粒子化する方法は、熱可塑性樹
脂に着色剤などを配合して溶融し、水系媒体中に懸濁し
て造粒する方法、重合性モノマーの一部着色剤と重合開
始剤を水系媒体あるいは乳化剤を添加してなる水系媒体
中に添加して攪拌し乳化して重合させて造粒する方法、
着色剤を溶解または分散させた重合モノマーを非溶媒系
媒体中に難溶性である重合開始剤を用いて分散液滴中で
重合を行なう造粒法等いずれでもよい。
ここで液体中で得られるトナー粒子の平均粒径は、0.
01〜25μmであるものが良く、粒径分布としては、
液体中で造粒されるため、平均粒径±25%の粒子が3
0%以上含まれるような、ある程度粒径分布がそろった
ものが得られる。
本発明方法は、液体中で造粒した粒子を、ろ過及び乾燥
した後、熱処理を施すのが好ましい。ろ過及び乾燥は、
例えば遠心脱水器によるろ過、熱風乾燥機による乾燥、
スプレードライ法による乾燥、フリーズドライ法による
乾燥等どのような手段を用いてもよい。
本発明方法において凝集熱処理は、ガラス転移点(T 
g)以上、Tg+’20’Cの範囲で行う。これにより
、微粒子を粒径の大きなものの表面に固着でき、あるい
は微粒子同志の凝集による大粒径化をうながすことがで
きる。しかしながら、すべての粒子が固着してしまうこ
とまでは必要はない。
以上の処理によって得られた凝集粒子を、簡単に粉砕し
又は解砕し、分級することにより目的とするトナーを得
ることができる。
粉砕、分級工程は従来粉砕法において、粒径の小さな粒
子を得るためには極めて多くのエネルギーを費し、装置
、コスト面においても又、ランニングコストの面におい
ても多きなウェイトを占めていたが、本発明では、簡単
な粉砕及び/又は解砕でよく、それにより微粉をある程
度除去したトナーが得られ、しかもある程度球状で表面
に微小な凹凸を有するトナーが得られる。
そして粉砕及び/又は解砕された粒子を分級工程で風力
分級することにより、平均粒径が3〜20μm1かつ平
均粒径±25%の粒子を60%以上含むような分布をも
つトナーを得ることが出来る。
本発明に使用する合成樹脂としては、通常トナーにおい
て結着剤として汎用されているものであれば、特に限定
されるものではなく、例えば、以下に示されるようなモ
ノマーを重合することによって得られる、スチレン系樹
脂、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、アミ
ド系樹脂、カーボネート樹脂、ポリエーテル、ボリスル
フォン、ポリエステルなどのような熱可塑性樹脂、ある
いはエポキシ樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂などのよう
な熱硬化性樹脂並びにこれらの共重合体およびポリマー
ブレンドなどが用いられる。なお、本発明の静電潜像現
像用トナーにおいて用いられる合成樹脂としては、例え
ば熱可塑性樹脂におけるように完全なポリマーの状態に
あるもののみならず、熱硬化性樹脂におけるようにオリ
ゴマーないしはプレボリマーの状態のもの、さらにポリ
マーに一部プレボリマー、架橋剤などを含んだものなど
も使用可能である。
本発明において使用する合成樹脂を構成するモノマーと
しては、具体的には以下に挙げるようなものがある。す
なわちビニル系モノマーとしては、例えば、スチレン、
0−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p一エチルスチレン、2,4−ジメチルスチ
レン、p−n一プチルスチレン、p−terl−プチル
スチレン、p一n−へキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n一デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−フエニルスチレン、p−クロルスチレン、
3,4−ジクロルスチレン等のスチレンおよびその誘導
体が挙げられ、その中でもスチレンが最も好ましい。他
のビニル系モノマーとしては、例えばエチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソプチレンなどのエチレン不飽和モ
ノオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビ
ニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル類、酢酸ビニ
ル、プロビオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビニ
ルなどのビニルエステル類、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸プロビル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、
アクリル酸フエニル、α−クロルアクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロビル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸プロビル、メタクリル酸n−オク
チル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フエ
ニル、メタクリル酸ジメチルアミンエチル、メタクリル
酸ジェチルアミノエチルなどのα−メチレン脂肪族モノ
カルボン酸エステル類、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミドなどのような(メタ)アクリ
ル酸誘導体、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソプチルエーテルなどのビニルエーテル
類、ビニルメチルケトン、ビニルへキシルケトン、ビニ
ルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類、N−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニル化合
物、ビニルナフタリン類などを挙げることができる。
なお、トナーに用いられる合戊樹脂としてはこれらのビ
ニル系モノマーを単独で用いた単独重合体であっても、
あるいは複数組合せた共重合体であってもよい。
またアミド樹脂を得るモノマーとして、カブ口ラクタム
、さらに二塩基性酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、アジピン酸、マレイン酸、コハク酸、セバチン酸
、チオグリコール酸などを挙げることができ、ジアミン
類としては、エチレンジアミン、ジアミノエチルエーテ
ル、1,4一ジアミノベンゼン、1.4−ジアミノブタ
ンなどを挙げることができる。
ウレタン樹脂を得るモノマーとして、ジイソシアネート
類としては、p−フェニレンジイソシアネート、p−キ
シレンジイソシアネート、1,4ーテトラメチレンジイ
ソシアネートなどを挙げることができ、グリコール類と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ブタンジオール、ポリエチレン
グリコールなどを挙げることができる。
尿素樹脂を得るモノマーとして、ジイソシアネート類と
しては、p−フ二二レンジイソシアネート、p−キシレ
ンジイソシアネート、L 4−テトラメチレンジイソシ
アネートなどを挙げることができ、ジアミン類としては
、エチレンジアミン、ジアミノエチルエーテル、1,4
−ジアミノベンゼン、1.  4−ジアミノブタンなど
を挙げることができる。
またエボキシ樹脂を得るモノマーとして、アミン類とし
ては、エチルアミン、ブチルアミン、エチレンジアミン
、1,4−ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノブタン
、モノエタノールアミンなどを挙げることができ、ジエ
ポキシ類としては、ジグリシジルエーテル、エチレング
リコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグ
リシジル工一テル、ハイドロキノンジグリシジルエーテ
ルなどを挙げることができる。
本発明の静電潜像現像用トナーにおける原料に含有され
る着色剤としては、以下に示すような、有機ないし無機
の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
すなわち、黒色顔料としては、カーボンブラック、酸化
銅、二酸化マンガン、アニリン・ブラック、活性炭など
がある。
黄色顔料としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー
、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロ、ニッケルチタ
ンエロー、ネーブルスエローナフトールエロ−81バン
ザーイエローG1バンザーイエロー10G1ベンジジン
エロ−61ベンジジンエローGR.キノリンエローレー
キ、パーマネント二〇一NCG,タートラジンレーキな
どがある。
橙色顔料としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パ
ーマネントオレンジGTR,ピラゾロンオレンジ、バル
カンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK
,ベンジジンオレンジG1インダスレンブリリアントオ
レンジGKなどがある。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹
、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R, 
 リソールレッド、ビラゾロンレッド、ウオッチングレ
ッド、カルシウム塩、レーキレッドD1ブリリアントカ
ーミン6B,エオシンレーキ、ローダミンレーキB1ア
リザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bなどがある
紫色顔料としては、マンガン紫、ファストバイオレッド
B1メチルバイオレットレーキなどがある。
青色顔料としては、紺青、コバルトブルー、アルカリプ
ルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニン
ブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニン
ブル一部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダ
スレンブルーBCなどがある。
緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグ
メントグリーンB1マイカライトグリーンレーキ、ファ
イナルイエローグリーンGなどがある。
白色顔料としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白
、硫化亜鉛などがある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー
 シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイ
トなどがある。
また塩基性、酸性、分散、直接染料などの各種染料とし
ては、ニグロシン、メリレンブルー、ローズベンガル、
キノリンイエロー、ウルトラマリンブルーなどがある。
これらの着色剤は、単独であるいは複数組合せて用いる
ことができるが、原料に含まれる合成樹脂100重量部
に対して、1〜20重量部、より好ましくは2〜10重
量部使用することが望ましい。すなわち、20重量部よ
り多いとトナーの定着性が低下し、一方、1重量部より
少ないと所望の画像濃度が得られない虞れがあるためで
ある。
本発明により製造されるトナーには、磁性トナーとして
磁性粉を含有してもよく、又、必要に応じて流動化剤、
オフセット防止剤を内添及び外添してもよい。又、荷電
制御剤を添加してもよい。
流動化剤、オフセット防止剤としてはシリヵ、酸化アル
ミニウム、酸化チタン、シリヵ・酸化アルミニウム混合
物、シリカ・酸化チタン混合物、ステアリン酸、ステア
リン酸金属塩、バルミチン酸金属塩等が挙げられる。
本発明のトナーはガラス転移点(Tg)が55゜C以上
であることが望ましく、融点(Tm)が1000C〜1
50℃であり、分子量的には数平均分子量(Mn)が3
00〜3000oである。また分子量分布の多分散度を
示す、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)
の値が3〜8oであることが望ましい。
トナー粒子の表面状は樹脂や着色剤等の組或、物性(粒
径、熱的特性およびゲル化成分等)を選ぶことにより、
さらに処理条件を適宜選択することができる。トナー粒
子の流動性、クリーニング性および帯電性などの特性の
面から球状でかつその表面に微小な凹凸を有する形態が
望ましい。
また本発明の球形を表わす数値として、以下の実施例に
おいて述べられる形状係数SFIとは、粒子の直径/短
径の差(歪み性)を示すパラメータとして使用され、粉
体の外部表面積および粒子表面の大きな粗度を示すもの
であって、以下に示されるような式により定義される。
なお本明細書に示される各値はイメージアナライザー(
日本レギュレー夕社製、商品名:ルーゼックス5000
)によって測定されたものである。
SF1= {(最大長)2/面積}×π/4XI00・
・・・・・・・・式(A) (式(A)中、面積とは粉体の投影面積の平均値を示し
、最大長とは粉体の投影像における最大長の平均値を示
す。) 従って、トナーの粒子の形状が真珠に近いほどこの形状
係数SFIの値が100に近い値となるものである。す
なわち、トナー完全球形であればSF1が100となる
本発明においては、液体媒体中で造粒したトナーのSF
Iは100〜120であるが、熱処理及び解砕、分級後
のトナーのSFIが140〜160であることが好まし
い。これは形状をある程度不定形にすることによってト
ナーのクリーニング性および流動性を改善するためであ
る。
本発明に使用される合成樹脂としては、以下に示すよう
な含窒素極性官能基あるいは弗素を有するモノマー成分
の重合体、上記したようなモノマーと以下に示すような
含窒素極性官能基あるいは弗素を有するモノマー成分の
共重合体、あるいはまた上記したようなモノマーを重合
させてなる重合体と以下に示すような含窒素極性官能基
あるいは弗素を有するモノマー成分の重合体とのボリマ
ーブレンドを用いてもよい。このように極性基を導入し
てなる合成樹脂を用いると、この合成樹脂自体が帯電制
御の働きをするために、トナー中に含まれる荷電制御剤
はより少ない量で所望の帯電性を付与することが可能と
なる。
含窒素極性官能基は正荷電制御に有効であり、含窒素極
性官能基を有するモノマーとしては、下記一般式(I) RI CH2=C      R2 / COX−Q−N      (I) \ R3 (式中、Rlは水素またはメチル基、R2およびR3は
水素または炭素数l〜20のアルキル基、Xは酸素原子
または窒素原子、Qはアルキレン基またはアリレン基で
ある。)で表わされるアミノ(メタ)アクリル系モノマ
ーがある。
アミノ(メタ)アクリル系モノマーの代表例としては、
N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート
、N,N−ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート
、p−N,N−ジメチルアミノフエニル(メタ)アクリ
レート、p−N,N−ジエチルアミノフェニル(メタ)
アクリレート、p−N,N−ジプロピルアミノフエニル
(メタ)アクリレート、p−N,N−ジブチルアミノフ
エニル(メタ)アクリレート、p−N−ラウリルアミノ
フエニル(メタ)アクリレート、p−N−ステアリルア
ミノフエニル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジメ
チルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p−N,N
ージエチルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p−
N,N−ジプロピルアミノベンジル(メタ)アクリレー
ト、p−N,N−ジブチルアミノベンジル(メタ)アク
リレート、p−N−ラウリルアミノベンジル(メタ)ア
クリレート、p−N−ステアリルアミノベンジル(メタ
)アクリレートなどが例示される。さらに、N,N−ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−
ジエチルアミンエチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N
,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド
、p−N,N−ジメチルアミノフエニル(メタ)アクリ
ルアミド、p−N,N−ジエチルアミノフエニル(メタ
)アクリルアミド、p−N,N−ジプロピルアミノフエ
ニル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジブチルア
ミノフエニル(メタ)アクリルアミド、p−N−ラウリ
ルアミノフエニル(メタ)アクリルアミド、p一N−ス
テアリルアミノフエニル(メタ)アクリルアミド、p−
N,N−ジメチルアミノベンジル(メタ)アクリルアミ
ド、p−N,N−ジエチルアミノベンジル(メタ)アク
リルアミド、p−N,N−ジプロピルアミノベンジル(
メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジブチルアミノベ
ンジル(メタ)アクリルアミド、p−N−ラウリルアミ
ノベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N−ステアリ
ルアミノベンジル(メタ)アクリルアミド等が例示され
る。
弗素原子は負荷電制御に有効であり、弗素含有モノマー
としては特に制限はないが、例えば、2,2.2−トリ
フルオロエチルアクリレート、2,2,3.3−テトラ
フルオロプロビルアクリレート、2.  2.  3,
  3.  4,  4,  5.  5−オクタフル
オロアミルアクリレート、LH,  ↓I{,2H,2
H−へブタデカフルオロデシルアクリレートなどのフル
オロアルキル(メタ)アクリレートが好ましく例示され
る。このほかトリフルオロクロルエチレン、弗化ビニリ
デン、三弗化エチレン、四弗化エチレン、トロフルオロ
プロピレン、ヘキサフルオ口プロペン、ヘキサフルオロ
プロピレンなどの使用が可能である。
正荷電制御剤としては、例えば、ニグロシンベースEX
(オリエント化学工業(掬製)、第4級アンモニウム塩
P−51(オリエント化学工業(a)製)、ニグロシン
 ボントロンN−01(オリエント化学工業■製)、ス
ーダンチーフシュバルツBB(ソルベントブラック3 
: Color Index 26150 )、フエッ
トシュバルツHBN (Color Index No
.26150)、ブリリアントスピリッツシュバルツT
N(フアルペン・ファブリッケン・バイヤ社製)、ザボ
ンシュバイツX(ファルベルケ・ヘキスト社製)、さら
にアルコキシ化アミン、アルキルアミド、モリブデン酸
キレート顔料などが挙げられ、また、負荷電制御剤とし
ては、例えば、オイルブラック(Color Inde
x 26150 ) 、オイルブラックBY(オリエン
ト化学工業■製)、ボントロンS一22(オリエント化
学工業■製)、サリチル酸金属錯体E−81(オリエン
ト化学工業■製)、チオインジゴ系顔料、銅フタロシア
ニンのスルホニルアミン誘導体、スピロンブラックTR
H (保土谷化学工業■製)、ボントロンS−34 (
オリエント化学工業■製)、ニグロシン80(オリエン
ト化学工業■製)、セレスシュバルツ(R) G(フア
ルペン・ファブリッケン・バイヤ社製)、クロモーゲン
シュバルツE T O O (Color Index
14645 ’) 、アゾオイルブラック(R)(ナシ
ョナル・アニリン社製)などが挙げられる。
これらの荷電制御剤は、単独であるいは複数種組合わせ
て使用することができるが、添加する荷電制御剤の添加
量は、使用する合成樹脂100重量部に対して0.00
1〜20重量部、好ましくは0.01〜10重量部であ
る。すなわち、添加量が0.001重量部未満であると
トナー粒子表面分に存在する荷電制御剤の量が少ないた
め、トナーの帯電量が不足し、一方、20重量部を越え
るものであるとトナー表面より荷電制御剤が剥離し、キ
ャリアの表面にスペント化したり現像剤中に混入して耐
刷性を劣化させたりする虞れがあるためである。
本発明のトナーは一成分現像剤として使用することも、
適当な磁性キャリアと配合して二成分現像剤として使用
することもできる。二戊分現像剤の態様で使用する場合
には、磁性キャリアとしては、鉄、ニッケル、コバルト
等の金属、これらの金属と亜鉛、アンチモン、アルミニ
ウム、鉛、スズ、ビスマス、ベリリウム、マンガン、セ
レン、タングステン、ジルコニウム、バナジウム等の金
属との合金あるいは混合物、酸化鉄、酸化チタン、酸化
マグネシウム等の金属酸化物、窒化クロム、窒化バナジ
ウムなど窒化物、炭化ケイ素、炭化タングステン等の炭
化物との混合物および強磁性フエライト、ならびにこれ
らの混合物などを挙げることができ、これらのキャリア
は、バインター型(マイクロ)キャリア、磁性粒子コー
トキャリア、樹脂粒子コートキャリア等の種々の態様で
使用されてもよい。
キャリアの平均粒径は20〜100μm1好ましくは3
0〜80μmが望ましい。平均粒径が20μm未満では
静電潜像担体へのキャリア付着が生じ易くなり、また帯
電量の制御の困難になる。
また平均粒径が100μmを上回るとキャリアスジの発
生など鮮明の画像が得られず画像が低下する。
現像剤の組成比は、トナーが3〜25重量%の割合で使
用する。25重量%より多いとトナーI個あたりの帯電
量が低下し、カブリが発生する恐れがあり、3重量%よ
り少ないとトナー↓個あたりの帯電量が上昇し、画像濃
度の低下を招くからある。
[実施例] 以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。な
お本発明は下記の実施例に限定して解釈されるべきでな
く、種々の応用が考えられる。
トナーAの調整 成分               重量部スチレン 
             60部n−プチルメタクリ
レート      35部メタクリル酸       
      5部2,2−アゾビス−(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)               0
.5部低分子量酸化型ポリプロピレン     3部(
ビスコール TS−20’0(三洋化成■製))カーボ
ンブラック MA#8 (三洋化成■製))8部 クロム錯塩型染料、スピロンブラックTRH3部 上記の材料をサンドスターラにより混合して、重合性組
或物を調整した。この重合性組成物を濃度3重量%のア
ラビアゴム水溶液中に撹拌機“TKオートホモミクサー
 (特殊機化工業社製)により回転数3 0 0 O 
rpmで回転しながら、温度60℃で6時間重合反応さ
せた。重合反応終了後、反応系を冷却して5〜6回水洗
後、ろ過し乾燥して球状粒子を得た。
得られた粒子の平均粒径は12μm、軟化点(Tm)は
141℃、ガラス転移点(Tg)は61℃であった。ま
たSFIは108であった。
平均粒径11μm±25%に含まれる粒子は53%であ
った。
次に球状粒子を75℃(Tg+14°C)で3時間熱処
理し、微粒子を融着させた後、冷却し、撹拌機を用いて
解砕し、風力分級した。得られた粒子は、平均粒径は1
2μmで、11μm±25%に含まれる粒子は72%で
あった。またSFIは156であった。
トナーBの調整 前記したトナーAにおいて、熱処理、粉砕、分級を行な
わなかったものとした。
トナーCの調整 トナーAにおいて熱処理を110℃(Tm−31℃、T
g+49°C)で5時間行なって成形体を得た。なお粉
砕、分級は行なわなかった。
キャリアの製造例(バインダ型キャリア)成  分  
          重量部ポリエステル樹脂    
     100部(軟化点、123℃;ガラス転移点
65℃)無機磁性粉            500部
(戸田工業社製、EPT−1000) カーボンブラック           2部(三菱化
成工業社製、MA#8) 上記材料をヘンシエルミキサーにより充分混合、粉砕し
、次いでシリンダ部180℃、シリンダヘッド部170
℃に設定した押し出し混練機を用いて、溶融、混練した
。混練物を冷却後ジエトミルで微粉砕したのち、分級機
を用いて風力分級し、平均粒径55μmの磁性キャリア
を得た。
実施例1 トナーの調整Aによって得られたトナーと前記キャリア
とを組合せて、トナー混合比10重量%の現像剤を得た
この現像剤の混合時間を3、10、30分間としたとき
のトナー帯電量は、それぞれ−11.5、−11.6、
−11.6μC / gであり、飛散量は18、17、
16cpmであった。帯電の立上りが速《かつ安定して
いることがわかる。
またこの現像剤を35℃、85%RHの高温高湿下に2
4時間保存したのちのトナー帯電量はー11.3μC/
gであり、飛散量は17cpmであった。このトナーの
耐環境性が優れていることがわかる。
なお、トナー帯電量の立ち上がりは、表面処理(トナー
100重量部に対してコロイダルシリカR−972(日
本アエロジル社製):0,1重量部で表面処理)された
トナー3gとマイクロキャリア27gとを50ccプラ
スチック製の瓶に入れ回転架台にのせて120Orpm
で回転させ、3分、10分、30分間攪拌後の帯電量を
測定し評価した。
飛散量測定は、デジタル粉塵計P 5 H 2型(柴田
化学社製)で測定した。前記粉塵計とマグネットロール
とを10cm離れたところに設定し、このマグネットロ
ールの上に現像剤2gをセットした後、マグネットを2
00Orpmで回転させたときに発塵するトナーの粒子
を前記粉塵計が粉塵として読み取って、1分間のカウン
ト数Cpmで表した。
次にこの現像剤を用い、(+)帯電性セレン系感光体と
、フッ素系樹脂をコーティングした加熱定着ロールとを
備えた複写機を用いて、磁気刷子現像法により(+)極
性の静電荷象を現像するとともに6万枚の連続コピーを
行なった。その結果、初期において画質に優れ、濃度ム
ラやトナー力ブリあるいはトナー飛散の全くない高品位
の画像が得られ、これは6万枚コピー後も維持された。
現像剤中のキャリアについて調べたところいわゆるトナ
ーのスペント化は認められなかった。さらに感光体につ
いて調べたところフィルミングは起こっていなかった。
以上の結果を第1表中にまとめた。
なお、第1表中、画像評価として記載した◎、○、△、
×は、画像の総合的な評価を表わし、それぞれ ◎;適正画像濃度であり、細線再現性よく、カブリなく
、階調再現10段以上。
O;適正画像濃度であり、細線再現の安定性に欠け、カ
ブリなく、階調再現8段以上。
△;画像濃度の安定性に欠け、細線再現性に劣り、カブ
リもしばしば発生し、階調再現6段以下。
×;画像濃度の変動が大きく、細線再現性に欠け、カプ
リが発生し、階調再現4段以下。
を意味する。
また第1表中、初期画像は、耐刷試験の初期に得られる
画質を評価したもので、「良好」は、濃度ムラ、トナー
カブリ、トナー飛散などがない高画質の画像が得られる
ことを示す。
画質は、耐刷後の画像を評価したもので、「安定」は、
6万枚の耐刷後の画像濃度が初期と同様に変化なく得ら
れることを示す。
定着性は画像評価に用いた初期画像に対し、砂けしゴム
で20回以上こすっても画像がみだれなかったものを◎
、15〜20回を○、5〜15回を△、それ以下を×と
した。
トナーDの調整 成  分           重量部ポリエチレンワ
ックス      100部カーボンブラックMA#8
        5部上記材料をボールミルで充分混合
した後、140°Cに加熱した3本ロール上で混練した
混線物を放置冷却後、フェザーミルを用いて粗粉砕し、
さらにジエトミルで微粉砕した。つぎに風ひ分級し、平
均粒径12μmの粒子を得た。この粒子100重量部を
スチレンーアクリル共重合樹脂(Tm135°C.Tg
58°C)100重量部、ニグロシン系染料ボントロン
N−01  3重量部とともに、メチルエチルケトン1
0%溶液に高速攪拌させて十分分散した後、スプレード
ライヤーを用いて平均粒径13μmの球状のカプセルト
ナ一を得た。このトナーのSFIは111であった。
また、13μ±25%に含まれる粒子の数は58%であ
った。
トナーEの調整 トナーDを68℃(Tg+10℃)で5時間熱風乾燥機
で熱処理し、微粉を固着させた後、冷却し、撹拌機を用
いて解砕し、分級して平均粒径13μmのトナーEを得
た。このトナーの13μ±25%に含まれる粒子の数は
81%であった。また、このトナーのSFは148であ
った。
トナーFの調整 トナーDを78°C(Tg+20℃,Tm−57’C)
で1時間熱処理し、微粉を固着させた後、冷却し、撹拌
機を用いて解砕し、分級して平均粒子径13μmのトナ
ーFを得た。このトナーの13±25%に含まれる粒子
の数は68%であった。
またこのトナーのSFIは155であった。
トナーGの調整 成  分              重量部ポリエス
テル樹脂        100部(軟化点130℃、
ガラス転移点60℃)カーボンプラック       
   5部(三菱化成■製MA#8) 上記材料をボールミルで充分混合した後、l40°Cに
加熱した3本ロール上で混練した。混練物を放置冷却後
、フェザーミルを用いて粗粉砕し、さらにジェットで微
粉砕した。つぎに風ひ分級し、平均粒径13μmのトナ
ーGを得た。このトナーのSFIは168であった。ま
た、平均粒径↓3μ±25%に含まれる粒子の数は、4
7%であった。
トナーHの調整 スチレン1 6 0 g,プチルメタクリレート90g
1イソブチルアクリレート30g1α−メチルスチレン
ダイマ−(ノフマーMSD:日本油脂社製)3g1シラ
ンカップリング剤(TSL831工:東芝シリコーン社
製)2g1フタロシアニンブル−(C,1.74160
)g12.2−アゾビス(2,4−ジバレロニトリル)
6gをホモジエツター(特殊機化工業社製)を用いて、
混合分散せしめ、均一混合分散液を得た。
次に、分散安定剤として、メチルセルロース(メトセル
K35LV:ダウケミカル社製)4%溶液60g1ジオ
クチルスルホサクシネートソーダ(ニッコールOTP−
75:日光ケミカル社製)1%溶液5g1ヘキサメタリ
ン酸ソーダ(和光純薬社製)0.3’gをイオン交換水
650gに溶解した水溶液中にホモジエツターを用い、
上記の均一分散液を平均粒径5〜15μmとなるように
ホモジエツターの回転数を調節し、水中に懸濁せしめた
。その懸濁液を四つロフラスコに移し窒素置換の後、温
度50℃、攪拌速度100rpmで24時間重合せしめ
て、固形分26%、ガラス転移点(Tg)53゜C、軟
化点(Tm)80℃、Mn= 5 0 0 0, Mw
/Mn = 2.  5、平均粒径11μの粒子を得た
次に、この粒子を53゜C(Tg)で5時間熱処理し、
微粉を凝集・固着させ、撹拌機を用いて解砕した後、分
級することにより、平均粒径11μ±25%に含まれる
粒子の数が75%、トナーのSFIが151であるトナ
ーを得た。
次に、このトナーHの表面に、ボリマー100重量部に
対し、4.4−−メチレンービス(2ウンデシルー5−
メチルイミダゾール)1重量部をファンデルワールス力
および静電的に付着させた。次にハイブリダイゼーショ
ンシステムNHSl型(奈良機械■製)により6000
rpmでI分間処理を行い、表面に前記メチルイミダゾ
ール化合物を固着させ、トナーHを得た。
実施例2〜4 トナーE1 トナーF,  トナーHを使用し、感光体
として(−)帯電性の積層型有機感光体を使用した以外
は、実施例1と同様に、現像剤を調整しトナーの評価を
行った。
結果を第■表中にまとめた。
比較例1 実施例1と同様にトナーBを用いてトナー混合比10重
量%の現像剤を得た。この現像剤の混合時間を3、10
,30分間としたときのトナー帯電量は、それぞれ−1
2.1、−12.  0. −12.2C/g, トナ
ー飛散量は、397、391、398であった。
結果を第1表中にまとめた。
比較例2〜4 第1表に示したトナーを用いた以外は、実施例1あるい
は実施例2と同様に行った。
結果を第1表に示した。
[発明の効果] 本発明は、湿式造粒したのち、特定の温度で凝集熱処理
したので、微粒子の存在割合を低くし、粒度分布をシャ
ープなものとし、特に帯電量分布にすぐれ、粉体流動性
、定着性を改良し、カブリが少なく安定して、高精細な
画像が得られるトナーを製造することができた。
一991一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂と着色剤とを少なくとも含有してなるトナー
    原料を、液体媒体中で分散させ、造粒し、乾燥後、前記
    樹脂のガラス転移点以上、ガラス転移点+20℃以下の
    範囲の温度で凝集熱処理し、しかる後解砕、分級するこ
    とを特徴とする静電潜像現像用トナーの製造方法。
JP1150932A 1989-06-13 1989-06-13 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2936583B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6001528A (en) * 1998-03-06 1999-12-14 Minolta Co., Ltd. Production method of toner for electrophotography

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