JPH03149421A - Frpアームを備えた懸架装置 - Google Patents
Frpアームを備えた懸架装置Info
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- JPH03149421A JPH03149421A JP28498289A JP28498289A JPH03149421A JP H03149421 A JPH03149421 A JP H03149421A JP 28498289 A JP28498289 A JP 28498289A JP 28498289 A JP28498289 A JP 28498289A JP H03149421 A JPH03149421 A JP H03149421A
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Landscapes
- Springs (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車等の車両のフロントサスペンションあ
るいはリヤサスペンション等に好適なFRPアームを備
えた懸架装置に関する。
るいはリヤサスペンション等に好適なFRPアームを備
えた懸架装置に関する。
「従来の技術]
マクファーソンストラットあるいはダブノミウィツシュ
ボーン形などに代表される車両用懸架装置は、車幅方向
に延びるリンク構造のアームによってハブキャリアを上
下動自在に支持するとともに、上記アームとは別に設け
られた巻ばね等の懸架ばねによって各車輪ごとのばね上
型量を弾性的に支えている。しかしながら最近では、自
動車のFF(前機関・前輪駆動)化や四輪駆動化あるい
はフロントノーズの低い車が望まれること等に伴って、
エンジンルームの下まiりに−懸架ばねのi付iスペー
スを充分に確保することが難しい状況になってきている
。
ボーン形などに代表される車両用懸架装置は、車幅方向
に延びるリンク構造のアームによってハブキャリアを上
下動自在に支持するとともに、上記アームとは別に設け
られた巻ばね等の懸架ばねによって各車輪ごとのばね上
型量を弾性的に支えている。しかしながら最近では、自
動車のFF(前機関・前輪駆動)化や四輪駆動化あるい
はフロントノーズの低い車が望まれること等に伴って、
エンジンルームの下まiりに−懸架ばねのi付iスペー
スを充分に確保することが難しい状況になってきている
。
このような状況に対処するために、本発明者らは、従来
の懸架ばねに代る部材として、−片持ち式のばね兼用F
RPアームの開発を行ってきた。
の懸架ばねに代る部材として、−片持ち式のばね兼用F
RPアームの開発を行ってきた。
FRPアームはマトリックス樹脂と強化繊維とによって
構成されており、上下方向に弾性的に撓むことができる
ようにしている。そしてこのFRPアームの固定端側の
端部を車体に固定するとともに、自由端側にハブキャリ
ア等の車輪側の部材を設けるようにしている。− 上記FRPアームの一部を車体に固定するため、従来は
FRPアームの端部にボルト挿通用の孔をあけてボルト
とナツトによって固定したり、Uボルトを利用した締結
、あるいはこれらボルトによる締結と接着剤による固定
を併用する方法などが考えられている。しかしながら、
FRPアームに孔をあければ繊維が切断されて強度が低
下するし、Uボルトによる締付けは緩みを生じる可能性
があり−、接着剤による固定は接着面が剥れる可能性が
あるなどの理由から、過酷な条件下で使用される片持ち
弐FRPアームの固定端を確実に固定する手段が未だ確
立されていないのが現状である。
構成されており、上下方向に弾性的に撓むことができる
ようにしている。そしてこのFRPアームの固定端側の
端部を車体に固定するとともに、自由端側にハブキャリ
ア等の車輪側の部材を設けるようにしている。− 上記FRPアームの一部を車体に固定するため、従来は
FRPアームの端部にボルト挿通用の孔をあけてボルト
とナツトによって固定したり、Uボルトを利用した締結
、あるいはこれらボルトによる締結と接着剤による固定
を併用する方法などが考えられている。しかしながら、
FRPアームに孔をあければ繊維が切断されて強度が低
下するし、Uボルトによる締付けは緩みを生じる可能性
があり−、接着剤による固定は接着面が剥れる可能性が
あるなどの理由から、過酷な条件下で使用される片持ち
弐FRPアームの固定端を確実に固定する手段が未だ確
立されていないのが現状である。
また、実開昭62−131905号公報に見られるよう
に、片持ち式のFRP部材の板端:と幅方向に沿う円柱
状の部分を設け、この円柱状端部をブラケット−に嵌合
させるといった固定手段も提案されている。
に、片持ち式のFRP部材の板端:と幅方向に沿う円柱
状の部分を設け、この円柱状端部をブラケット−に嵌合
させるといった固定手段も提案されている。
[発明が解決しようとする課題]
上記先行技術における円柱状の部分は、FRP部材の固
定端を支持するものであるから十分な強度を有している
必要がある。従ってこの円柱状端部はFRP部材と一体
に成形されていることが望ましい。ところがFRP板ば
ねのように長手方向に連続する繊維によって強化される
ものにおいては、板端部にこのような円柱状の部分を一
体に成形すること(こ困難を伴う。特に、FRP板ばね
の成形に適しているフィラメントワインディング法のよ
うに長手方向に一方向連続強化繊維を引き揃えつつ成形
を行なうものにあっては、FRP部材の端に円柱状部分
を一体に成形することが不可能である。
定端を支持するものであるから十分な強度を有している
必要がある。従ってこの円柱状端部はFRP部材と一体
に成形されていることが望ましい。ところがFRP板ば
ねのように長手方向に連続する繊維によって強化される
ものにおいては、板端部にこのような円柱状の部分を一
体に成形すること(こ困難を伴う。特に、FRP板ばね
の成形に適しているフィラメントワインディング法のよ
うに長手方向に一方向連続強化繊維を引き揃えつつ成形
を行なうものにあっては、FRP部材の端に円柱状部分
を一体に成形することが不可能である。
従って本発明の目的は、懸架装置に使われる片持ち式F
RPアームの固定端側を車体等に確実に固定でき、しか
も端部を問題なく成形できるようなFRPアームを備え
た懸架装置を提供することにある。
RPアームの固定端側を車体等に確実に固定でき、しか
も端部を問題なく成形できるようなFRPアームを備え
た懸架装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を果たすために開発された本発明の懸架装置に
おけるF″RPアームは、マトリックス樹脂とこのマト
リックス樹脂に埋設されていてFRPアームの全長にわ
たって長手方向に引き揃えられた一方向連続強化繊維と
を含有しており、しかもこのFRPアームの固定端側の
端部を板端面に向って板幅あるいは板厚が漸増するよう
なテーパ状に成形するか、またはL状等に曲げた形に成
形する。そしてこのFRPアームの端部を車体側に固定
するための固定用部品に、上記FRPアームの端部を抜
出不能に嵌合・保持するアーム嵌合部を設けにものであ
る。
おけるF″RPアームは、マトリックス樹脂とこのマト
リックス樹脂に埋設されていてFRPアームの全長にわ
たって長手方向に引き揃えられた一方向連続強化繊維と
を含有しており、しかもこのFRPアームの固定端側の
端部を板端面に向って板幅あるいは板厚が漸増するよう
なテーパ状に成形するか、またはL状等に曲げた形に成
形する。そしてこのFRPアームの端部を車体側に固定
するための固定用部品に、上記FRPアームの端部を抜
出不能に嵌合・保持するアーム嵌合部を設けにものであ
る。
[作用]
上記構成のFRPアームを備えた懸架装置は、固定用部
品のアーム嵌合部にFRPアームの端部を嵌合させるこ
とによってFRPアームの長手方向への抜は止めをなす
とともに、上記固定用部品をボルト等によって車体側に
固定する。FRPアームの固定端側の端部は、先端側が
広がったテーパ状、またはL状等に曲がった形状をなし
ており、この端部が固定用部品のアーム嵌合部に保持さ
れるため、FRPアームの長手方向に加わる荷重に対し
て大きな抜は止め強度を発揮できる。そして上記端部は
長手方向に引き揃えられた一方向連続強化繊維を含有す
るFRPアームであっても問題なく成形することができ
る。
品のアーム嵌合部にFRPアームの端部を嵌合させるこ
とによってFRPアームの長手方向への抜は止めをなす
とともに、上記固定用部品をボルト等によって車体側に
固定する。FRPアームの固定端側の端部は、先端側が
広がったテーパ状、またはL状等に曲がった形状をなし
ており、この端部が固定用部品のアーム嵌合部に保持さ
れるため、FRPアームの長手方向に加わる荷重に対し
て大きな抜は止め強度を発揮できる。そして上記端部は
長手方向に引き揃えられた一方向連続強化繊維を含有す
るFRPアームであっても問題なく成形することができ
る。
【実施例]
以下に本発明の一実施例について、第1″図ないし第6
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
第3図に概念的に示されるように、自動車の車体側の部
材1の前部にエンジンルーム2があり、エンジンルーム
2の左右両側に、操舵輪としての一対の車輪3,3が位
置している。車輪3.3はタイヤハウス4.4に収容さ
れているとともに、図示しない周知のステアリングリン
ケージによって左右方向に転舵されるものであり、2点
鎖線で示されるように円弧状の軌跡をえかいて左右に旋
回できるようになっている。
材1の前部にエンジンルーム2があり、エンジンルーム
2の左右両側に、操舵輪としての一対の車輪3,3が位
置している。車輪3.3はタイヤハウス4.4に収容さ
れているとともに、図示しない周知のステアリングリン
ケージによって左右方向に転舵されるものであり、2点
鎖線で示されるように円弧状の軌跡をえかいて左右に旋
回できるようになっている。
各車輪3.3と車体側の部材1との間に懸架装置5.5
が互いに独立して設けられている。各懸架装置5.5は
左右対称形であって実質的な構造が互いに同じであるか
ら、第1図および第2図にに示される一方の懸架装置5
を代表して説明する。
が互いに独立して設けられている。各懸架装置5.5は
左右対称形であって実質的な構造が互いに同じであるか
ら、第1図および第2図にに示される一方の懸架装置5
を代表して説明する。
この懸架装置5は、前後一対の片持ち式のばね兼用FR
Pアーム6.6を備えている。各FRPアーム6は、公
知のFRP製板ばねと同様に、マトリックス樹脂8と、
アーム6の主に長手方向に沿うガラスロービング等の連
続強化繊維9とによって、自由状態で長手方向中間部が
やや上に凸となるような弓形に湾曲した帯状に成形され
ている。
Pアーム6.6を備えている。各FRPアーム6は、公
知のFRP製板ばねと同様に、マトリックス樹脂8と、
アーム6の主に長手方向に沿うガラスロービング等の連
続強化繊維9とによって、自由状態で長手方向中間部が
やや上に凸となるような弓形に湾曲した帯状に成形され
ている。
FRPアーム6は、フィラメントワインディング法によ
って製造される。すなわち、硬化前のマトリックス樹脂
を含浸した繊維束を、長手方向に引き揃えつつ図示しな
い回転式マンドレル(内側の型)の成形溝に所望厚さに
なるまで連続的に巻き重ねたのち、外周側に外型を重ね
、更に所定温度でマトリックス樹脂を硬化させたのちに
、脱型して所定寸法に切断する。上記マンドレルの成形
溝はFRPアーム6の形状に対応している。なお、フィ
ラメントワインディング法の代りに周知のプルフォーミ
′ング法が適用されてもよい。
って製造される。すなわち、硬化前のマトリックス樹脂
を含浸した繊維束を、長手方向に引き揃えつつ図示しな
い回転式マンドレル(内側の型)の成形溝に所望厚さに
なるまで連続的に巻き重ねたのち、外周側に外型を重ね
、更に所定温度でマトリックス樹脂を硬化させたのちに
、脱型して所定寸法に切断する。上記マンドレルの成形
溝はFRPアーム6の形状に対応している。なお、フィ
ラメントワインディング法の代りに周知のプルフォーミ
′ング法が適用されてもよい。
FRPアーム6の固定端側の端部6aは、板端面6Cに
向って板幅が漸増するような末広がりテーパ状に成形さ
れている。しかもこのFRPアーム6は、固定端側の端
部6aの板厚が自由端側の端部6bの板厚よりも厚くな
るようなテーパリーフ状に成形されている。図示例のF
RPアーム6゜は長手方向に等幅であるが、場合によっ
ては長手方向に幅が変化するような形状でもかまわない
し、等厚リーフであってもよい。
向って板幅が漸増するような末広がりテーパ状に成形さ
れている。しかもこのFRPアーム6は、固定端側の端
部6aの板厚が自由端側の端部6bの板厚よりも厚くな
るようなテーパリーフ状に成形されている。図示例のF
RPアーム6゜は長手方向に等幅であるが、場合によっ
ては長手方向に幅が変化するような形状でもかまわない
し、等厚リーフであってもよい。
第3図に示されるように、前後一対のFRPアーム6.
6は、操舵輪3.3の旋回軌跡との干渉を避けるように
平面視においておおむねV状となるような配置で車体側
の部材1に取付けである。
6は、操舵輪3.3の旋回軌跡との干渉を避けるように
平面視においておおむねV状となるような配置で車体側
の部材1に取付けである。
各FRPアーム6の固定端側の端部6aは、後述する固
定用部品10を用いて車体側の部材1に固定される。F
RPアーム6の自由端側の端部6b側は、ボルト11等
を用いてブラケット12に連 結される。
定用部品10を用いて車体側の部材1に固定される。F
RPアーム6の自由端側の端部6b側は、ボルト11等
を用いてブラケット12に連 結される。
第2図に示されるように、ブラケット12の先端部分に
ボールジヨイント15が取付けられている。このボール
ジヨイント15によって、車輪側の部材の一例としての
ハブキャリア16が旋回可能に支持される。ハブキャリ
ア16に、車輪3の回転中心となるアクスル17と、上
下方向の変位を減衰させるショックアブソーバ18が設
けられている。
ボールジヨイント15が取付けられている。このボール
ジヨイント15によって、車輪側の部材の一例としての
ハブキャリア16が旋回可能に支持される。ハブキャリ
ア16に、車輪3の回転中心となるアクスル17と、上
下方向の変位を減衰させるショックアブソーバ18が設
けられている。
固定用部品10の一例を第4図ないし第6図に示す。固
定用部品10は、金属製の基体20および力バー21と
、ボルト22などを備えて構成されている。基体20と
力バー21は、ボルト22によって互いに厚み方向に締
結されるとともに、車体側の部材1に固定される。基体
2oに、FRPアーム6の前記テーパ状端部6aに対応
した形状の凹部からなるアーム嵌合部25が設けられて
いる。このアーム嵌合部25は、奥側の幅Wlが入り口
側の幅w2よりも大きい奥広がりテーパ状をなしており
、FBPアーム6のテーパ状端部6aを嵌合させること
で、この端部6aをいわば「くさび効果」によって抜出
不能に嵌合・保持するようにしである。
定用部品10は、金属製の基体20および力バー21と
、ボルト22などを備えて構成されている。基体20と
力バー21は、ボルト22によって互いに厚み方向に締
結されるとともに、車体側の部材1に固定される。基体
2oに、FRPアーム6の前記テーパ状端部6aに対応
した形状の凹部からなるアーム嵌合部25が設けられて
いる。このアーム嵌合部25は、奥側の幅Wlが入り口
側の幅w2よりも大きい奥広がりテーパ状をなしており
、FBPアーム6のテーパ状端部6aを嵌合させること
で、この端部6aをいわば「くさび効果」によって抜出
不能に嵌合・保持するようにしである。
なお、固定用部品10は、板金をプレス等の塑性加工に
よって、テーパ状端部6aが丁度収まるような形状に形
成したものであってもよい。
よって、テーパ状端部6aが丁度収まるような形状に形
成したものであってもよい。
上記テーパ状端部6aの厚み方向両面にスペーサ30.
31が重合されている。これらスペーサ30.314F
RPフー46と固定用部品1oに接着剤によって固定さ
れる。スペーサ30.31は、FRPアーム6が基体2
oと力バー21に直接接触することを防ぐことによりF
RPアーム6の摩耗を防ぐ目的と、FRPアーム6の締
付面に局部的な応力が作用することを防ぐ目的等のため
に使われる。従ってスペーサ30.31は耐摩耗性のあ
るエラストマ、あるいは繊維で強化されたエラストマが
適するが、それ以外の合成樹脂等であってもよい。なお
、前記端部6aの厚みとスベーす30.31の合計厚み
は、アーム嵌合部25の深さく上下方向の寸法H)より
も大きくしである。従ってボルト22を締付けることに
よってスペーサ30.31が弾性的に圧縮され、端部6
aが締付けられる。
31が重合されている。これらスペーサ30.314F
RPフー46と固定用部品1oに接着剤によって固定さ
れる。スペーサ30.31は、FRPアーム6が基体2
oと力バー21に直接接触することを防ぐことによりF
RPアーム6の摩耗を防ぐ目的と、FRPアーム6の締
付面に局部的な応力が作用することを防ぐ目的等のため
に使われる。従ってスペーサ30.31は耐摩耗性のあ
るエラストマ、あるいは繊維で強化されたエラストマが
適するが、それ以外の合成樹脂等であってもよい。なお
、前記端部6aの厚みとスベーす30.31の合計厚み
は、アーム嵌合部25の深さく上下方向の寸法H)より
も大きくしである。従ってボルト22を締付けることに
よってスペーサ30.31が弾性的に圧縮され、端部6
aが締付けられる。
上記構成の懸架装置5は、ばね上重量にもとづく上下方
向の荷重に対しては、前後2本のFRPアーム6.6が
共働して撓むことにより、従来と同様のばね定数をもつ
懸架ばねとしての機能を果たすことができる。また、車
両が旋回走行する時や急制動特等において前後方向およ
び左右方向に加わる荷重に対しては、各懸架装置5にお
いてV状に組まれた前後2本のFRPアーム6.6がい
わばトラス構造となって相互に補強ロッドとしての機能
を発揮する。このため充分な剛性を発揮することができ
る。そして各FRPアーム6の端部6aが固定用部品1
0のアーム嵌合部25に嵌合・保持されることによって
、アーム6の長手方向の抜は止めがなされ、車体側の部
材1にしっかりと固定される。
向の荷重に対しては、前後2本のFRPアーム6.6が
共働して撓むことにより、従来と同様のばね定数をもつ
懸架ばねとしての機能を果たすことができる。また、車
両が旋回走行する時や急制動特等において前後方向およ
び左右方向に加わる荷重に対しては、各懸架装置5にお
いてV状に組まれた前後2本のFRPアーム6.6がい
わばトラス構造となって相互に補強ロッドとしての機能
を発揮する。このため充分な剛性を発揮することができ
る。そして各FRPアーム6の端部6aが固定用部品1
0のアーム嵌合部25に嵌合・保持されることによって
、アーム6の長手方向の抜は止めがなされ、車体側の部
材1にしっかりと固定される。
なお第7図は本発明の他の実施例を示している。
この実施例のFRPアーム6の端部6aは板端面6Cに
向って板厚がテーパ状に漸増するような末広がリテーパ
状に形成されている。固定用部品10のアーム嵌合部2
5は、上記テーパ状端部6aに対応した形状の凹部とし
である。この実施例のFRPアーム6も、長手方向に沿
う連続強化繊維9がアーム6の全長にわたって連続して
引き揃えられた状態で成形されている。なお、端部6a
の板幅と板厚の双方を変化させるようにしてもよい。
向って板厚がテーパ状に漸増するような末広がリテーパ
状に形成されている。固定用部品10のアーム嵌合部2
5は、上記テーパ状端部6aに対応した形状の凹部とし
である。この実施例のFRPアーム6も、長手方向に沿
う連続強化繊維9がアーム6の全長にわたって連続して
引き揃えられた状態で成形されている。なお、端部6a
の板幅と板厚の双方を変化させるようにしてもよい。
第8図および第9図に示された他の実施例においては、
FRPアーム6の端部6aがL状に曲げられた形状に成
形されているとともに、基体20または力バー21に、
上記曲がり端部6aに対応した形状の凹部からなるアー
ム嵌合部25が設けられている。そしてボルト22.2
3によって力バー21が基体20に固定されている。こ
の場合も、一方向連続強化繊維9がFRPアーム6の全
長にわたって引き揃えられている。従ってFRPアーム
6の長手方向に作用する荷重は、強化繊維9の引張り強
度によって保たれる。なお、上記端部6aをJ状あるは
U状、へ状等に曲げてもよい。
FRPアーム6の端部6aがL状に曲げられた形状に成
形されているとともに、基体20または力バー21に、
上記曲がり端部6aに対応した形状の凹部からなるアー
ム嵌合部25が設けられている。そしてボルト22.2
3によって力バー21が基体20に固定されている。こ
の場合も、一方向連続強化繊維9がFRPアーム6の全
長にわたって引き揃えられている。従ってFRPアーム
6の長手方向に作用する荷重は、強化繊維9の引張り強
度によって保たれる。なお、上記端部6aをJ状あるは
U状、へ状等に曲げてもよい。
第10図に示された更に別の実施例においては、スペー
サ30.31の端部30a、31aを先端側の厚みが漸
減するような先細テーパ状に形成することにより、スペ
ーサ30.31の端部30a。
サ30.31の端部30a、31aを先端側の厚みが漸
減するような先細テーパ状に形成することにより、スペ
ーサ30.31の端部30a。
31aに応力が集中することを防いでいる。このような
形状の端部30a、31gを採用することにより、FR
Pアーム6が上下方向に繰返し撓んでもスペーサ30.
31の接着面が剥れにくくなる。
形状の端部30a、31gを採用することにより、FR
Pアーム6が上下方向に繰返し撓んでもスペーサ30.
31の接着面が剥れにくくなる。
なお上述した各実施例のアニム取付は構造は、第11図
に示されるような左右体ずつのFRPアーム6を備えた
懸架装置5にも適用できる。
に示されるような左右体ずつのFRPアーム6を備えた
懸架装置5にも適用できる。
[発明の効果]
本発明によれば、FRPアームの固定端側の端部を簡単
な構造で確実に固定できるとともに、長手方向に引き揃
えられた一方向連続強化繊維を含有するFRPアームで
あっても端部を問題なく成形することが可能である。
な構造で確実に固定できるとともに、長手方向に引き揃
えられた一方向連続強化繊維を含有するFRPアームで
あっても端部を問題なく成形することが可能である。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示し、第1図
は懸架装置の一部の斜視図、第2図は懸架装置の正面図
、第3図は懸架装置を備えた車両の一部を概略的に示す
底面図、第4図はFRPアームの取付部を一部断面で示
す底面図、第5図は第4図中のv−v線に沿う断面図、
第6図はFRPアームの取付部の縦断側面図、第7図は
本発明の他の実施例を示すFRPアームの取付部の縦断
側面図、第8図は本発明の更に別の実施例を示すFRP
アームの取付部の縦断側面図、第9図は第8図中のIX
−IX線に沿う断面図、第10図は本発明の更に別の実
施例を示すFRPアームの取付部の縦断側面図、第11
図は懸架装置を備えた車両の他の例を概略的に示す底面
図である。 1・・・車体側の部材、3・・・車輪、5・・・懸架装
置、6・・・FRPアーム、6a・・・固定端側の端部
、6b・・・自由端側の端部、6c・・・板端面、10
・−・固定用部品、25・・・アーム嵌合部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4区 115 図 第7区 1に8図 IK9図
は懸架装置の一部の斜視図、第2図は懸架装置の正面図
、第3図は懸架装置を備えた車両の一部を概略的に示す
底面図、第4図はFRPアームの取付部を一部断面で示
す底面図、第5図は第4図中のv−v線に沿う断面図、
第6図はFRPアームの取付部の縦断側面図、第7図は
本発明の他の実施例を示すFRPアームの取付部の縦断
側面図、第8図は本発明の更に別の実施例を示すFRP
アームの取付部の縦断側面図、第9図は第8図中のIX
−IX線に沿う断面図、第10図は本発明の更に別の実
施例を示すFRPアームの取付部の縦断側面図、第11
図は懸架装置を備えた車両の他の例を概略的に示す底面
図である。 1・・・車体側の部材、3・・・車輪、5・・・懸架装
置、6・・・FRPアーム、6a・・・固定端側の端部
、6b・・・自由端側の端部、6c・・・板端面、10
・−・固定用部品、25・・・アーム嵌合部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4区 115 図 第7区 1に8図 IK9図
Claims (2)
- (1)固定端側の端部が車体側の部材に固定用部品によ
って固定される片持ち式のFRPアームを備えた懸架装
置であって、上記FRPアームは、マトリックス樹脂と
このマトリックス樹脂に埋設されていて上記FRPアー
ムの全長にわたって長手方向に引き揃えられた一方向連
続強化繊維とを含有しており、しかも上記FRPアーム
の固定端側の端部を板端面に向って板幅あるいは板厚が
漸増するようなテーパ状に成形し、かつ上記固定用部品
に上記FRPアームの上記テーパ状端部を抜出不能に嵌
合・保持するアーム嵌合部を設けたことを特徴とするF
RPアームを備えた懸架装置。 - (2)固定端側の端部が車体側の部材に固定用部品によ
って固定される片持ち式のFRPアームを備えた懸架装
置であって、上記FRPアームは、マトリックス樹脂と
このマトリックス樹脂に埋設されていて上記FRPアー
ムの全長にわたって長手方向に引き揃えられた一方向連
続強化繊維とを含有しており、しかも上記FRPアーム
の固定端側の端部を曲がった形状に成形し、かつ上記固
定用部品に上記FRPアームの上記曲がり端部を抜出不
能に嵌合・保持するアーム嵌合部を設けたことを特徴と
するFRPアームを備えた懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28498289A JPH03149421A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | Frpアームを備えた懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28498289A JPH03149421A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | Frpアームを備えた懸架装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149421A true JPH03149421A (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=17685601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28498289A Pending JPH03149421A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | Frpアームを備えた懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03149421A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008290865A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Metekkusu:Kk | 玉掛けワイヤーの絡み防止装置 |
JP2009133495A (ja) * | 2007-05-11 | 2009-06-18 | Strawberry Corporation | スライド装置に用いられる弾性部とそのスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 |
JP2010126139A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | サスペンションアーム締結構造 |
LU92776B1 (en) * | 2015-07-14 | 2017-01-31 | Yves Bourgnon | Vehicle suspension with crossing transverse arms |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP28498289A patent/JPH03149421A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009133495A (ja) * | 2007-05-11 | 2009-06-18 | Strawberry Corporation | スライド装置に用いられる弾性部とそのスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 |
JP2008290865A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Metekkusu:Kk | 玉掛けワイヤーの絡み防止装置 |
JP2010126139A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | サスペンションアーム締結構造 |
LU92776B1 (en) * | 2015-07-14 | 2017-01-31 | Yves Bourgnon | Vehicle suspension with crossing transverse arms |
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