JPS6128505Y2 - - Google Patents

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JPS6128505Y2
JPS6128505Y2 JP7649581U JP7649581U JPS6128505Y2 JP S6128505 Y2 JPS6128505 Y2 JP S6128505Y2 JP 7649581 U JP7649581 U JP 7649581U JP 7649581 U JP7649581 U JP 7649581U JP S6128505 Y2 JPS6128505 Y2 JP S6128505Y2
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spring
bracket
bush
folded
resin
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JP7649581U
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JPS57190147U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリーフスプリングあるいはトルクロツ
ドなどの繊維強化樹脂製応力支持部材、特に相手
部材と連結される部分を補強した応力支持部材に
関するものである。
〔従来の技術〕
炭素繊維、ガラス繊維などを長手方向に引き揃
え、これを芯材として合成樹脂を含浸した繊維強
化樹脂製リーフスプリングは高い引張強度よび圧
縮強度を有するが、繊維方向せん断荷重に対して
は補強繊維が関与しない樹脂だけの強度に依存す
ることとなるために弱い。したがつて、ピン穴を
機械加工により設けると、上述したように機械加
工部分において補強繊維が切断されるので、強度
の低下をきたす。しかし、従来の鋼製リーフスプ
リングのように端部を円筒形に巻き込んで目玉部
(ばね支持部)を構成することは、加工上、強度
上から実用上困難である。
そこで、例えば特開昭54−74057号公報に開示
されるように、リーフスプリングをループ状に形
成し、この両端部の折返し部に環状部材でくるん
だ金属製ブツシユを接合したものが提案されてい
るが、この従来技術では、ブツシユがリーフスプ
リングの長手方向の力を受ける時、接合面から剥
離する恐れがあり、ブツシユとリーフスプリング
の折返し部との間にリーフスプリングの長手方向
の摺動が生じ、この部分から摩滅破損する恐れが
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は上述の問題に鑑み、応力支持部
材の折返し部において、ブツシユを接合すること
なく、ブツシユを折返し部の外側を覆うブラケツ
トと結合することにより、応力支持部材と相手部
材との連結部の耐久性を向上し得る繊維強化樹脂
製応力支持部材を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の構成は互
いにほぼ平行な部分を有し、かつ両端部に折り返
してループ状とした強化繊維素を芯材として、こ
れに合成樹脂を含浸してループ状のスプリング本
体を樹脂成形し、該スプリング本体の折返し部に
箱形のブラケツトを外嵌し、前記折返し部の内側
へ挿入したブツシユの両端部を前記ブラケツトの
両側壁に貫通支持したものである。
〔作 用〕
本考案によるリーフスプリングなどの応力支持
部材は、樹脂製スプリング本体が一般的なフイラ
メントワインデイング法により繊維素を長手方向
に配列し、これを芯材として合成樹脂を含浸し、
加圧成形して得られる。そして、応力支持部材の
端部を箱形のブラケツトの空部へ係合するととも
に、前記端部の内側へ挿入したブツシユの両端部
を貫通支持し、このブツシユにより引張荷重を支
持するとともに、ブラケツトにより圧縮荷重を支
持する。
具体的には、長手方向に繊維層を配列した芯材
に合成樹脂を含浸して成形したループ状のスプリ
ング本体1の折返し部1aの内側に介装したブツ
シユ3は、外側に外嵌した箱形のブラケツト4と
ピン5をもつて連結されるので、これによりブツ
シユ3と折返し部1aとの間にスプリング本体1
の長手方向の摺動が抑えられ、折返し部の摺動に
よる摩滅破損が抑えられる。
〔考案の実施例〕
本考案を実施例に基づいて説明すると、第1図
は目玉付きリーフスプリングの実施例を示す。樹
脂製スプリング本体1は繊維素を長手方向にルー
プ状に引き揃え、これに合成樹脂を含浸したう
え、型の内部で加圧成形されるもので、肉厚がほ
ぼ均等でかつ互いにほぼ平行に弓状に湾曲された
2つのスプリング部分が折返し部1aにより互い
に一体に結合される。しかし、予め合成樹脂を含
浸させたロービング(強化繊維のひも状の束)を
ループ状に巻くか、あるいはロービングを巻きな
がら合成樹脂をスプレーするようにしてもよい。
車両のサスペンシヨン用リーフスプリングの場
合、折返し部1aがピンで支持される。この折返
し部1aは袋状ないし箱形のブラケツト4の内部
へ挿入され、ブラケツト4と折返し部1aが一体
的に車体側に支持される。
ブラケツト4にはブツシユ穴6が設けられ、ブ
ツシユ3がブツシユ穴6と折返し部1aの内側に
挿通される。そして、ブツシユ3にピン5が挿通
される。
第2図に示すように、スプリング本体1は一方
のピン5をもつて、フレーム8に固定したブラケ
ツト9に連結され、他方のピン5をもつてリンク
10と連結される。このリンク10はフレーム8
に固定したブラケツト9にピン7をもつて連結さ
れる。スプリング本体1の中間部分には半月状の
補助スプリング2が挿入され、かつスプリング本
体1の上側に当て部材17を重ね合せ、上側から
U字形に折り曲げられた2個のボルト18を掛け
渡し、この下端側をアクスル19を取り囲む支持
部材32の穴へ挿通し、かつナツトで締結する。
本考案は上述のように構成したので、スプリン
グ本体1の端部を車体側に取付けるために、スプ
リング本体に穴をあけたり、あるいはブラケツト
を接着するなどの加工をしなくてもよいから、ス
プリング本体の強度を損うことはなく、むしろス
プリング本体の端部の支持部の強度を高めること
ができる。
補助スプリング2はこれも繊維強化樹脂をもつ
て成形され、スプリング本体1の上下スプリング
部分の間隔を所定の間隔に維持するとともに、ス
プリング本体としてのばね定数および強度を調整
し、かつスプリング本体1のニツプ応力(曲率の
異なる複数個のスプリングを同じ曲率としたとき
の内部応力)の調整をも行う役割を果す。
車体の軸荷重はピン5、ブツシユ3およびブラ
ケツト4を経てスプリング本体1へ伝達される。
また、車体からの引張応力はピン5、ブツシユ3
を経てスプリング本体1へ伝達される。
第3図は同じくサスペンシヨンの構成部材であ
るトルクロツドの実施例を示す。リーフスプリン
グ本体1の場合と同様に、トルクロツド本体11
は繊維素を長手方向に引き揃えたうえ、これに合
成樹脂を含浸し、型の内部で加圧成形される。箱
体のブラケツト13は両側壁の内面にロツド本体
11の折返し部11aの側面形状と合致するくぼ
み13aが設けられ、かつ両側壁にブツシユ穴1
5が設けられる。こうして、ロツド本体11の折
返し部11aはブラケツト13の内部へ挿通さ
れ、両側面をくぼみ13aに係合される。そし
て、ブツシユ12を一方のブツシユ穴15から折
返し部11aの内側を経て他方のブツシユ穴15
へ嵌合する。ブツシユ12にボルト14を挿通
し、かつ端部にナツトを螺合することにより、ブ
ラケツト13に対してロツド本体11が結合さ
れ、ブラケツト13は取付片28に設けた穴29
へボルトを挿通して車体側に取り付けられる。
第3図に示すトルクロツドでは、車体からの軸
方向の圧縮荷重はブラケツト13から直接ロツド
本体11へ伝達され、また車体からの軸方向の引
張荷重はブラケツト13からボルト14およびブ
ツシユ12を経てロツド本体11へ伝達される。
圧縮荷重に対してロツド本体11は中間部分が一
方側に湾曲する。つまり、反りが深くなるように
変形し、2個のスプリング部分が互いに開いたり
せず、安定したばね特性を発揮する。トルクロツ
ド本体の全体的な反りの度合を予め設定すること
により、軸方向の剛性を適当に低下させることが
できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、第4図に示すパイプ21の両
端部にエンド23を溶接し、この内部へ圧入した
ラバーブツシユ22を介してピン24を支持した
従来のものに比べて、軸方向の剛性を低くしても
軽量で強度の高いものを得ることができる。そし
て、スプリング本体ないしロツド本体の端部ない
し折返し部を箱のブラケツトの空部へ挿入すると
ともに、折返し部の内側へ挿入したブツシユの両
端部をブラケツトの両側壁に貫通支持したもので
あるから、スプリング本体ないしロツド本体の長
手方向に作用する引張荷重と圧縮荷重に対してブ
ツシユが長手方向に移動することがなく、単にブ
ツシユを折返し部に接着したものに比べて、構成
が簡単で製造も容易であり、耐久性が大幅に向上
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の樹脂製スプリングの実施例を
分解して示す斜視図、第2図は同樹脂製スプリン
グを用いたサスペンシヨンについての側面図、第
3図はトルクロツドの実施例に係る斜視図、第4
図は従来のトルクロツドについての水平断面図で
ある。 1:スプリング本体、1a:折返し部、2:補
助スプリング、3:ブツシユ、4,13:ブラケ
ツト、5,7:ピン、6,15:ブツシユ穴、1
1:トルクロツド本体、12:ブツシユ、13
a:くぼみ、14:ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いにほゞ平行な部分を有し、かつ両端部を折
    り返してループ状とした強化繊維素を芯材とし
    て、これに合成樹脂を含浸してループ状のスプリ
    ング本体を樹脂成形し、該スプリング本体の折返
    し部に箱形のブラケツトを外嵌し、前記折返し部
    の内側へ挿入したブツシユの両端部を前記ブラケ
    ツトの両側壁に貫通支持したことを特徴とする繊
    維強化樹脂製応力支持部材。
JP7649581U 1981-05-28 1981-05-28 Expired JPS6128505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7649581U JPS6128505Y2 (ja) 1981-05-28 1981-05-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7649581U JPS6128505Y2 (ja) 1981-05-28 1981-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57190147U JPS57190147U (ja) 1982-12-02
JPS6128505Y2 true JPS6128505Y2 (ja) 1986-08-23

Family

ID=29872181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7649581U Expired JPS6128505Y2 (ja) 1981-05-28 1981-05-28

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JP (1) JPS6128505Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS57190147U (ja) 1982-12-02

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