JPH0314861A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH0314861A
JPH0314861A JP1339047A JP33904789A JPH0314861A JP H0314861 A JPH0314861 A JP H0314861A JP 1339047 A JP1339047 A JP 1339047A JP 33904789 A JP33904789 A JP 33904789A JP H0314861 A JPH0314861 A JP H0314861A
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resin
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alkyl
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Shinji Nakano
仲野 伸司
Koji Osugi
大杉 宏治
Satoru Urano
哲 浦野
Masamichi Furukawa
古川 正道
Ryozo Takagawa
高川 良三
Yoshio Eguchi
江口 芳雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱的に開裂してスルホン酸を放出する、新規
なペンジルピリジニウムスルホネートを熱潜在性硬化触
媒として使用した熱硬化性樹脂組成物に関する。このよ
うな組底物は、塗料、接着剤、印刷インキ等のビヒクル
として有用である。
プロトン供与体である芳香族スルホン酸を硬化触媒とし
て利用する一液型塗料においては、貯蔵中の塗料のゲル
化等早期の硬化反応を防止するため揮発性のアミンでブ
ロックしたスルホン酸のアミン塩が使用されて来た。し
かしながらこのようなスルホン酸アミン塩では、 RSO3− ・ H” N(R)! p RSO+ −
 + H” N(R)3←RSOff −+ H”″+
N(R)3のような平衡が存在するため、比較的低温で
スルホン酸の効果を発揮させるためにはアミンの量を減
らさなければならない。そのためプロ・ンクされていな
いスルホン酸が増し、系の貯蔵安定性が低下する。貯蔵
安定性を高くするためアミンを増やすと、アミン塩とな
ったスルホン酸が増えるため、スルホン酸の効果を発揮
させるためには高温に加熱することが必要である。この
ように従来用いられて来たスルホン酸のアミン塩を使用
する系にあっては、硬化温度の制御と貯蔵安定性とは両
立し難い欠点があった。
例えば、水酸基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等とメラミン樹脂とよりなる熱硬化性
樹脂組底物は塗料分野において広く使用されている。こ
れらメラミン樹脂硬化系の樹脂組戒物は、硬化反応の触
媒としてプロトン供与体、例えばパラトルエンスルホン
酸を含んでいる。しかしながら遊離酸を含む系は樹脂が
ゲル化し易く、組戒物の低温硬化性と貯蔵安定性とは一
般に両立し難い。そこでスルホン酸をア旦ンでブロック
した化合物を触媒として使用することなどが提案されて
いるが、その硬化性と貯蔵安定性は必ずしも満足できる
ものではなかった。
特公昭63−33512には、アルコキシシリル結合を
側鎖に有するビニル系重合体と、ポリヒドロキシ化合物
と、硬化触媒を含んでいる硬化性樹脂組成物が開示され
ている。このような系にあっては、アルコキシシランの
自己縮合反応ROSi   +   SiOR  + 
 HJ  → −Si−0−Si + 2RO}!およ
びアルコキシシランと水酸基との共縮合反応ROSi−
+  HO   C− → −Si−0−C− +  
RO}lとによって硬化が起こるものと考えられている
従来これらの自己縮合および共縮合反応の触媒としては
、プチルアミン、ジブチルアξン、L−ブチルア旦ン、
エチレンジアミン等のアミン類、テトライソプロピルチ
タネート、テトラプチルチタネート、オクチル酸スズ、
オクチル酸鉛、オクチル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム
、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオクテー
ト、ジブチルスズジラウレートなどの含金属化合物、p
一トルエンスルホン酸、トリクロロ酢酸などの酸性化合
物が使用されていた。
ところがこのような触媒を含む系は、常温硬化も可能で
あることからも理解できるように、触媒を含んだまま長
期間安定に貯蔵することができない。そのため長期間の
貯蔵安定性が望まれるときは、2液として使用直前に触
媒を配合するか、触媒量を減少するか、または硬化時揮
発性のアミンまたは酸でブロックする等の対策が必要で
ある。
しかし2液とすると作業性に問題があり、またポットラ
イフ以内に使用しなければならない等の制約があり、他
の対策も膜性能の低下、完全なブロック化が困難なため
十分な貯蔵安定性が得られない、ブロックするアミンま
たは酸が揮発して着色、異臭を発生する等の問題がある
そこで本発明は、硬化温度付近の臨界温度までは安定で
あるが、臨界温度に達すれば熱的に開裂し、スルホン酸
を放出してその触媒効果を発揮する、化合物を使用した
熱硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
圭見曳夏凰叉 本発明は、熱潜在性硬化触媒として、式の新規ペンジル
ピリジニウムスルホネートを使用する。
式中R+,R.R3およびR.は水素、ハロゲン、アル
キル、アルコキシ、ニトロ、ア旦ノ、アルキルアミノ、
シアノ、アルコキシ力ルボニルまたはカルバモイルであ
り、R4およびR,は水素、アルキルまたはハロゲンで
あり、R7は水素またはアルキルである。
利用面において、本発明は、 (a)1分子あたり少なくとも2個の水酸基を含有する
フィルム形成性樹脂と、 い)前記水酸基含有樹脂に対して固形分重量比で5 0
/5 0〜95/5である量のメラξン樹脂と、(c)
固形分重量比で前記水酸基含有樹脂およびメラミン樹脂
の合計量の0.01ないし10重量%の前記ペンジルピ
リジニウムスルホネートとを含むことを特徴とする熱硬
化性樹脂組成物を提供する。
他の利用面において、本発明は、 (a) 1分子あたり少なくとも2個のアルコキシシリ
ル結合を含有するシリコン樹脂と、 (b)固形分量比で前記シリコン樹脂の0.01ないし
10重量%の前記ペンジルピリジニウムスルホネート とを含むことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物を提供す
る. さらに他の利用面において、本発明は、(a)1分子あ
たり少なくとも2個のアルコキシシリル基結合を含有す
るシリコン樹脂と、(ロ)前記シリコン樹脂のアルコキ
シシリル結合l個あたり水酸基の数が0.1〜10個と
なるような量のl分子あたり少なくとも2個の水酸基を
含有するフィルム形成性樹脂と、 (c)固形分量で前記シリコン樹脂および前記水酸基含
有樹脂の合計量の0.0エないし10重量%の前記ペン
ジルピリジニウムスルホネートとを含むことを特徴とす
る熱硬化性樹脂組戒物を提供する。
前記ペンジルピリジニウムスルホネート化合物は、臨界
温度に達するまでは安定であり、従ってスルホン酸の触
媒効果を発揮しない。しかし臨界温度に達すると、ベン
ジル基と窒素原子との間の結合が切断してペンジルカチ
オンが発生し、系中のOH基または水分と反応しプロト
ンを供与するため、そこではじめてスルホン酸が供給さ
れる。従って前記のペンジルビリジニウムスルホネート
化合物を触媒として含む系は、該化合物の開裂温度以下
においては実質的な硬化反応は生起しないが、開裂温度
以上に加熱してはじめて硬化反応が進行する、臨界的な
貯蔵安定性を有する。
罫1じl−渣 ■.ペンジルビリジニウムスルホネートの合或式 の第4級アンモニウム塩は、式 1《6 のピリジンを、式 (式中、Xはハロゲンである。)のペンジルハライドに
より4級化し、生成するピリジニウムハライドのハライ
ド陰イオンを対応するベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩と反応させることによって製造することができる。
式中、R,, R., RI R&は水素、ハロゲン、
アルキル、アルコキシ、二トロ、ア旦ノ、アルキルアミ
ノ、シアノ、アルコキシカルボニルまたはカルバモイル
から選ばれる。R4およびR,は水素、アルキルまたは
ハロゲンから選ばれる。R7は水素または炭素数20ま
でのアルキルである。
弐(1)のピリジニウムスルホネートは、温度が上昇す
るとき開裂して対応するカルボニウムヵチオンを発生し
、該カチオンが系中のOH基または水分と反応してプロ
トンをスルホネート陰イオンへ供与し、酸触媒として機
能するスルホン酸がはじめて供給される。
式(I)の4級アンモニウムの開裂温度は、ベンジル基
のα位とベンゼン環およびピリジン環上の置換基の種類
および位置の選択によって制御することが可能である. ■.メラミン樹脂を含む系 メラミン樹脂を硬化剤とする皮膜形或性樹脂は塗料分野
において広く使用されている。
それらの例は、ポリエステル樹脂、ポリラクトン樹脂、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂等である。
ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸またはその酸無水
物と多価アルコールとの縮合反応によって得られ、ポリ
エステル鎖の末端および/または中間にヒドロキシ基を
含んでいる樹脂を使用し得る。
水酸基末端のポリラクトン樹脂も使用し得る。
エポキシ樹脂としてば、ビスフェノール型エポキシ樹脂
および/またはノボラック型エポキシ樹脂等、末端にエ
ポキサイド基と、分子鎖中間にヒドロキシ基を有する樹
脂が挙げられる。
水酸基を有するアクリル樹脂は、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル等のヒドロキシ基含有モノマーと、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチル
、(メタ)アクリル酸イソプチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸アルキル;
スチレンおよびその誘導体、(メタ)アクリロニトリル
、酢酸ビニル等の他の単量体とを常法により共重合させ
ることによって得られる。
メラ逅ン樹脂は、メラ旦ン、ペンゾグアナミンまたはア
セトグアナミン等のトリアジン化合物と、ホルムアルデ
ヒドとを反応せしめ、場合により縮合生成物のメチロー
ル基をメタノールおよびブタノールのような低級アルカ
ノールによって部分的もしくは完全にエーテル化するこ
とによって得られる。
水酸基を有する皮膜或形性樹脂とメラミン樹脂の組合せ
による熱硬化性樹脂組戒物は塗料分野において周知であ
り、本発明の組戊物は、硬化反応の触媒として前記の熱
開裂性のピリジニウムスルホネートを使用することを除
き、公知のメラξン樹脂硬化型の熱硬化性組成物と同じ
でよい。
水酸基を有する皮膜形或樹脂とメラミン樹脂との比率は
、重量で5 0/5 0〜95/5の割合でよい。
前記ビリジニウムスルホネートは、樹脂固形分に対して
0.01〜IO重量%,好ましくは0.05〜5. O
 M量%配合される。この配合量があまり少なければ硬
化性が低下し、過剰であれば硬化物の着色、耐水性の低
下など外観および物性面で悪影響を生ずる。
組戒物はその用途に応じ、顔料、充填剤などの添加剤を
含むことができる。
■.アルコキシシリル基の自己縮合または共縮合反応を
利用する系 アルコキシシ1ル Aを4  るシリコン1分子あたり
少なくとも2個のアルコキシシリル結合を含有するシリ
コン樹脂の典型例には以下のようなものがある。
(1)アルコキシシリル 4 アクリル分子内にアルコ
キシシリル基とエチレン性二重結合とを有するモノマー
は、単独重合により、または他の重合性モノマーとの共
重合によってアルコキシ基含有アクリル重合体または共
重合体をつくる。
このようなモノマーの第1のクラスは、一般弐R 1 CHz・C−COO(cHz) x  −Si (R″
) . (OR”) ff−,,で表わされるアクリル
酸もしくはメタクリル酸のアルコキシシリルアルキルエ
ステルである。式中Rは水素またはメチル、Xは1以上
の整数、R″,R”はアルキル、nは0.1または2で
ある。
これらの具体的化合物の例としては、γ−メタクロイル
オキシプロビルトリメトキシシラン、T一メタクロイル
オキシプ口ピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクロ
イルオキシブロピルジメチルメトキシシラン、r−メタ
クロイルオキシプロビルトリエトキシシラン、γ−メタ
クロイルオキシプロビルメチルジエトキシシラン、γ−
メタクロイルオキシプ口ビルトリプロポキシシラン、T
ーメタクロイルオキシプ口ピルメチルジプロポキシシラ
ン、γ−メタアクロイルジメチルプロポキシシラン、γ
−メタクロイルオキシプ口ビルトリブトキシシラン、γ
−メタクロイルオキシブロビルメチルジプトキシシラン
、γ−メタクロイルオキシプロピルジメチルブトキシシ
ラン等がある。
第2のクラスは、(メタ)アクリル酸とエポキシ基含有
アルコキシシラン、例えばγ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシランまたはδ一(3,4−エポキシシク口
ヘキシル)エチルトリメトキシシランとの付加体である
第3のクラスは、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロビル、(メタ
)アクリル酸4−ヒドロキシブチル等の(メク)アクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステルと、一般式 OCN(cHz)XSi(R’)fl(OR”)ff−
nの化合物、例えばγ−イソシアナートプロビルトリメ
トキシシラン、T−イソシアナートプロビルメチルジメ
トキシシラン、T−イソシアナートプロピルトリエトキ
シシラン、T−イソシアナートプロビルメチルジエトキ
シシラン等との付加体である。
最後のクラスは(メタ)アクリル酸グリシジルエステル
と、アミノ基含有アルコキシシラン、例えばT−アミノ
プロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、N−(2一ア旦ノエチル)−3−アミ
ノプロビルメチルジメトキシシラン、N− (2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、γ−アミ
ノプロビルメチルジエトキシシラン等との付加体である
アルコキシシリル基含有アクリルモノマーと共重合可能
なモノマーとしては、種々の(メタ)アクリル酸エステ
ル、スチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロ
ニトリル、(メタ)アクリルアミド、塩化ビニル、酢酸
ビニルなどがある。
(2)シiコン・ エポキシ1′ 直前に挙げたアミノ基含有アルコキシシラン化合物は、
同様にエポキシ基との付加反応によってアルコキシシリ
ル基含有変性エポキシ樹脂を製造するために使用するこ
とができる。
(3)シリコン  ポリエステル 遊離力ルボキシル基を有するポリエステル樹脂は、アル
コキシシリル基を含有するアクリルモノマーを製造する
ために(メタ)アクリル酸との付加反応に使用する同じ
エポキシ基含有アルコキシシランによって変性し、シリ
コン変性ポリエステル樹脂とすることができる。
遊離水酸基を有するポリエステル樹脂は、アルコキシシ
リル基含有アクリルモノマーを製造するため(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシアルキルエステルと付加反応させる
同じイソシアナート基含有アルコキシシランによって変
性し、シリコン変性ポリエステル樹脂とすることができ
る。
丞道JJJJ辻脹 1分子あたり少なくとも2個の水酸基を含有する樹脂と
しては、水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基末端ポリ
ラクトン樹脂、エポキシ樹脂および水酸基含有アクリル
樹脂が典型例である。
ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸またはその酸無水
物と多価アルコールとの縮合反応によって得られ、ポリ
エステル鎖の末端および/または中間にヒドロキシ基を
含んでいる樹脂を使用し得る。水酸基末端のポリラクト
ン樹脂も使用し得る。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂
および/またはノボラック型エポキシ樹脂等、末端にエ
ポキシサイド基と、分子鎖中間にヒドロキシ基を有する
樹脂が挙げられる。
水酸基を有するアクリル樹脂は、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル等のヒドロキシ基含有モノマーと、
(メタ)゛アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸アルキル
;スチレンおよびその誘導体、(メタ)アクリロニトリ
ル、酢酸ビニル等の他の単量体とを常法により共重合さ
せることによって得られる。
じ, アルコキシシリル基の自己縮合反応を利用する本発明の
熱硬化性樹脂組成物は、前記シリコン樹脂と、前記ピリ
ジニウムスルホネートとを必須成分とする。
アルコキシシリル基と水酸基との共縮合反応を利用する
本発明の熱硬化性樹脂組成物にあっては、前記シリコン
樹脂のアルコキシシリル結合1個あたり、水酸基の数が
0. 1〜10個となるような量の前記水酸基含有樹脂
と、前記ビリジニウムスルホネートとが必須成分である
前記ビリジニウムスルホネートは、いずれの場合も樹脂
固形分に対して0.01〜10重量%,好ましくは0.
05〜5.0重量%配合される。この配合量があまり少
なければ硬化性が低下し、過剰であれば硬化物の着色、
耐水性の低下など外観および物性面で悪影響を生ずる。
組成物はその用途に応じ、顔料、充填剤などの添加剤お
よび溶剤を含むことができる。
本発明の組成物は前記ピリジニウムスルホネートの開裂
温度以下では硬化せず、従って貯蔵安定性が良いが、開
裂温度以上の温度に加熱する時硬化する。硬化時間は温
度にもよるが一般に1時間以内である。
以下実施例により本発明を例証する。実施例中「部」お
よび「%」は重量による。
■.製造例 ボTエステル1′の1 製造例1 加熱装置、攪はん機、還流装置、水分離器、精密塔およ
び温度計を備えた反応槽にヘキサヒドロフタル酸36部
、トリメチロールプロパン42部、ネオペンチルグリコ
ール50部、1.6−ヘキサンジオール56部を仕込み
、加熱する。原料が融解し、撹はんが可能となったら攪
はんを開始し、210″Cまで昇温する。210゜Cか
ら230″Cまで2時間かけて一定温度で昇温させ、生
戒する縮合水は系外へ留去する。
2 3 0 ’Cに達したらそのまま温度を一定に保ち
、樹脂酸価1.0で冷却する。冷却後イソフタル酸15
3部を加え、再び190℃迄昇温する。190゜Cから
210゜Cまで3時間かけて一定速度で昇温させ、生戒
する縮合水は系外へ留去する。210゜Cに達したら反
応槽にキシレン3部を添加し、溶剤存在下の縮合に切り
換え、樹脂酸価5.0で冷却する。
冷却後、キシレン190部を加えて、ポリエステル樹脂
溶液(A)を得た。
アク冒ノレ 2のA 製造例2 攪はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロ一トを備えた反応容器に、ソルベッソ100を90
部仕込み、N2ガスを導入しつつ160゜Cに昇温した
後、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル23.2部、ア
クリル酸n−ブチル35.65部、メタクリル酸メチル
4 0. 1 5部、メタクリル酸1. 0部およびt
er t−プチルパーオキシ−2一エチルヘキサノエー
ト10部の混合物を滴下ロートで等速滴下した。
混合物の滴下終了後1時間の後、キシレン10部および
ter t−プチルバーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート1部の混合物を30分で等速滴下した。
滴下終了後2時間熟戒の後、冷却しアクリル樹脂(A)
を得た。
シIコン12のム 製造例3 攬はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロートを備えた反応容器に、キシレン45部を仕込み
、N2ガスを導入しつつ130゜Cに昇温した後、T−
メタクロイルオキシプロビルトリメトキシシラン50部
およびtert−プチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート4部の混合物を滴下ロートより3時間で等速滴
下した。
混合物の滴下終了後30分保温の後、反応系内を90゜
Cに冷却し、保温下でtert−プチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート1部およびキシレン5部の混合
物を滴下ロートより1時間で等速滴下した。
滴下終了後9 0 ’Cで2時間熟成の後、冷却しシリ
コン樹脂溶液(A)を得た。
製造例4 攪はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロートを備えた反応容器に、キシレン45部を仕込み
、N2ガスを導入しつつ130゜Cに昇温した後、γ−
メタクロイルオキシプロビルメチルジメトキシシラン5
0部およびter t−プチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート4部の混合物を滴下ロートより3時間で
等速滴下した。
混合物の滴下終了後30分保温の後、反応系内を90゜
Cに冷却し、保温下でtert−プチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート1部およびキシレン5部の混合
物を滴下ロ一トよりl時間で等速滴下した。
滴下終了後90゜Cで2時間熟成の後、冷却しシリコン
樹脂溶液(B)を得た。
製造例5 撹はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロートを備えた反応容器に、キシレン45部を仕込み
、N2ガスを導入しつつ130゜Cに昇温した後、γ−
メタクロイルオキシプロビルジメチルメトキシシラン5
0部およびter t−プチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート4部の混合物を滴下ロートより3時間で
等速滴下した。
混合物の滴下終了後30分保温の後、反応系内を90℃
に冷却し、保温下でter t−プチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート1部およびキシレン5部の混合
物を滴下ロートよりl時間で等速滴下した。
滴下終了後90″Cで2時間P戒の後、冷却しシリコン
樹脂溶液〔C〕を得た。
製造例6 攪はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロートを備えた反応容器に、キシレン45部を仕込み
、N2ガスを導入しつつ130゜Cに昇温した後、T−
メタクロイルオキシプロビルトリエトキシシラン50部
およびtert−プチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート4部の混合物を滴下ロートより3時間で等速滴
下した。
混合物の滴下終了後30分保温の後、反応系内を90゜
Cに冷却し、保温下でter t−プチルパーオキシ−
2−エチルヘキサノエート1部およびキシレン5部の混
合物を滴下ロートより1時間で等速滴下した。
滴下終了後90゜Cで2時間熟或の後、冷却しシリコン
樹脂溶液[D]を得た。
製造例7 撹はん機、温度計、還流冷却器、N2ガス導入管及び滴
下ロートを備えた反応容器に、キシレン45部を仕込み
、N2ガスを導入しつつ1 3 0 ’Cに昇温した後
、T−メタクロイルオキシプロビルトリエトキシシラン
25部、メタクリル酸メチル25部およびter t−
プチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート4部の混
合物を滴下ロートより3時間で等速滴下した。
混合物の滴下終了後30分保温の後、反応系内を90゜
Cに冷却し、保温下でtart−プチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート1部およびキシレン5部の混合
物を滴下ロートより1時間で等速滴下した。
滴下終了後90゜Cで2時間Pe.の後、冷却しシリコ
ン樹脂溶液(E)を得た。
製造例8 攪はん機、温度計、還流冷却器を備えた反応容器にポリ
エステル樹脂溶液(A)を100部仕込み、l00゜C
に昇温した後、ジブチル錫ジラウレート0. 2部を加
えKBM−9007 (信越化学■製:構造弐〇CN(
cHz) :+Si (OCH3) 3 ) 1 0部
を滴下ロートより30分で等速滴下した。1時間熟成の
後、冷却しシリコン樹脂溶液(F)を得た。得られた樹
脂}容液のIRスペクトクノレにおける1720cm−
’のNGO基に起因する吸収は消失していた。
製造例9 攪はん機、温度計、還流冷却器を備えた反応容器にビス
フェノールAジグリシジルエーテル100部仕込み、1
50″Cに昇温した後T−ア業ノプロピルトリメトキシ
シラン100部を滴下ロ一トより1時間で等速滴下した
。1時間熟成の後、冷却しシリコン樹脂溶液(G)を得
た。
■.メラミン樹脂硬化系 実施例1 プラクセル308(ダイセル社製3官能ポリカプロラク
トンポリオール,分子1860)70部に対してサイメ
ル303(三井東圧社製メラミン樹脂)30部及び4−
メチルベンジルー4−シアノピリジニウムーρ−ドデシ
ルベンゼンスルフオネート2部を加え混合し、ブリキ板
に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。その硬
化反応性および混合液の貯蔵安定性試験を表1に示す条
件で行い、表1に示す結果を得た。
実施例2 プラクセル308(ダイセル社製3官能ポリ力プロラク
トンポリオール,分子it860)’To部に対してサ
イメル303(三井東圧社製メラごン樹脂)30部及び
4−クロロベンジル−2−メチルピリジニウムーp−ド
デシルベンゼンスルフオネート5部を加え混合し、ブリ
キ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。以
下実施例1と同様に検討を行った。
実施例3 プラクセル308(ダイセル社製3官能ポリ力プロラク
トンポリオール,分子1860)50部に対してサイメ
ル303(三井東圧社製メラミン樹脂)50部及び2,
4−ジクロ口ベンジル−2−メチルピリジニウムーp−
ドデシルベンゼンスルフオネート2部を加え混合し、ブ
リキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。
以下実施例lと同様に検討を行った。
実施例4 ポリエステル樹脂A 固形分90部に対してサイメル3
03(三井東圧社製メラミン樹脂)10部及び2−メチ
ルベンジルー2−メチルピリジニウムーp−ドデシルベ
ンゼンスルフオネート2部を加え混合し、ブリキ板に塗
布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。以下実施例
1と同様に検討を行った。
実施例5 ポリエステル樹脂A 固形分60一部に対してユーバン
203E(三井東圧社製メラξン樹脂)を樹脂固形分と
して40部及び2.4−ジメチルベンジルー2−クロロ
ピリジニウム−p−}ルエンスルフオネート1部を加え
混合し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗
膜を得た。以下実施例lと同様に検討を行った。
実施例6 ポリエステル樹脂A 固形分70部に対してユーバン2
0SE(三井東圧社製メラミン樹脂)を樹脂固形分とし
て30部及び4−メトキシベンジル−3−クロロピリジ
ニウム−p−+−ルエンスルフオネート2部を加え混合
し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を
得た。以下実施例lと同様に検討を行った。
実施例7 ポリエステル樹脂A 固形分60部に対してユーバン2
03E(三井東圧社製メラミン樹脂)を樹脂固形分とし
て40部及びN−(α,α−ジメチルベンジル)一ピリ
ジニウムーp−ドデシルベンゼンスルフォネート2部を
加え混合し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬
化塗膜を得た。
以下実施例1と同様に検討を行った。
実施例8 ポリエステル樹脂A 固形分70部に対してユーバン2
03E(三井東圧社製メラミン樹脂)を樹脂固形分とし
て30部及びN−(α−メチルベンジル)一ピリジニウ
ムーp−ドデシルベンゼンスルフォネート2部を加え混
合し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜
を得た。以下実施例1と同様に検討を行った。
実施例9 アクリル樹脂A 固形分90部に対してサイメル303
(三井東圧社製メラミン樹脂)10部及びベンジル−2
−メチルピリジニウムーp−ドデシルベンゼンスルフオ
ネート2部を加え混合し、ブリキ板に塗布し140゜C
で焼付けし硬化塗膜を得た。以下実施例lと同様に検討
を行った。
実施例10 アクリル樹脂A 固形分60部に対してユーバン203
E (三井東圧社製メラミン樹脂)を樹脂固形分として
40部及び2−クロロベンジル−2一シアノピリジニウ
ム−p−トルエンスルフオネ− ト0. 1部を加え混
合し、ブリキ板に塗布し140′Cで焼付けし硬化塗膜
を得た。以下実施例1と同様に検討を行った。
実施例1l アクリル樹脂A 固形分70部に対してユーバン203
E(三井東圧社製メラ5ン樹脂)を樹脂固形分として3
0部及び4−メトキシベンジル−4−クロロピリジニウ
ムーp一トルエンスルフォネート2部を加え混合し、ブ
リキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。
以下実施例lと同様に検討を行った。
実施例12 アクリル樹脂A 固形分90部に対してサイメル303
(三井東圧社製メラミン樹脂)10部及びN−(α−メ
チルベンジル)−4−シアノピリジニウムーP−ドデシ
ルベンゼンスルフォネート2部を加え混合し、ブリキ板
に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得た。以下実
施例1と同様に検討を行った。
実施例13 アクリル樹脂A 固形分70部に対してユーバン203
E(三井東圧社製メラミン樹脂)を樹脂固形分として3
0部及びN−(α,α−ジメチルベンジル)−4−メチ
ルピリジニウムーp−ドデシルベンゼンスルフォネート
2部を加え混合し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付
けし硬化塗膜を得た。以下実施例1と同様に検討を行っ
た。
比較例1 プラクセル308(ダイセル社製3官能ポリカブロラク
トンボリオール.分子1860)70部に対してサイメ
ル303(三井東圧社製メラくン樹脂)30部及びp−
トルエンスルフオン酸トリエチルアミン塩2部を加え混
合し、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜
を得た。その硬化反応性および混合液の貯蔵安定性試験
を表1に示す条件で行い、表1に示す結果を得た。
比較例2 ポリエステル樹脂A 固形分90部に対してサイメル3
03(三井東圧社製メラミン樹脂)10部及びp−ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ビリジン塩2部を加え混合し
、ブリキ板に塗布し140゜Cで焼付けし硬化塗膜を得
た。以下実施例1と同様に検討を行った。
比較例3 アクリル樹脂A 固形分60部に対してユーバン203
E(三井東圧社製メラξン樹脂)を樹脂固形分として4
0部及びp−トルエンスルフオン酸ピリジン塩2部を加
え混合し、ブリキ板に塗布し、140゜Cで焼付けし硬
化塗膜を得た。以下実施例工と同様に検討を行った。
表1.混合液および硬化塗膜の特性 123456789 硬化反応性1》 ◎ ○ O ○ ◎ O ◎ ○ ◎
貯藏安定性2〉 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎
硬化反応性1》 貯蔵安定性2′ 10  11  12  13      1   2
   30 0 ◎ O     ○ ◎ ◎ ◎ Q ○ ◎     △ × × 1 ) MEKラビングテスト(往復100回)後の塗
膜外観◎:塗膜異常無し, ○:若干塗膜溶解,△:塗
膜白濁,×:塗11莫溶解 2)4(}’C′fi閉系での粘度変化(2週間)◎:
増粘無し,   O:わずかに増粘,△:増粘,   
   ×:2週間後ゲル化■.アルコキシシリル基と水
酸基との共縮合系実施例l4 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(A)を
30.9部、メタノール5部およびN−ベンジル−4゛
−シアノピリジニウムーp−ドデシルベンゼンスルホネ
ートを2.62部混合し、その混合液を鋼板上に均一に
塗布して2時間セッティングした後、140゜Cで30
分間焼付けし、硬化塗膜を得た。その塗膜の硬化反応性
および混合液の貯蔵安定性試験を表2に示す条件で行い
、表2に示す結果を得た。
実施例15 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(B)を
28.9部、メタノール5部およびN−(2−クロロベ
ンジル)−4−シアノピリジニウムーp−ドデシルベン
ゼンスルホネートを2.58部混合し、その混合液を鋼
板上に均一に塗布して2時間セッティングした後、14
0゜Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施
例l4と同様に検討を行った。
実施例16 アクリル樹脂[A)を100部、シリコン樹脂(c)を
26.9部、メタノール5部およびN−(2.4−ジク
ロ口ベンジル)−4 −シアノピリシニウムーP−ドデ
シルベンゼンスルホネートを2.54部混合し、その混
合液を鋼板上に均一に塗布して2時間セッティングした
後、140゜Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。
以下実施例14と同様に検討を行った。
実施例17 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(D)を
36.2部、メタノール5部およびN−(2−メチルベ
ンジル)−2−シアノビリジニウム−p−ドデシルベン
ゼンスルホネートを2.72部混合し、その混合液を鋼
板上に均一に塗布して2時間セッティングした後、14
0″Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施
例14と同様に検討を行った。
実施例l8 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(E)を
43.4部、メタノール5部およびN−(4−ニトロベ
ンジル)−2−メチルビリジニウム−p−ドデシルベン
ゼンスルホネートを2.87部混合し、その混合液を鋼
板上に均一に塗布して2時間セッティングした後、14
0゜Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施
例14と同様に検討を行った。
実施例19 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(A)を
10.3部、サイメル303(メラミン樹脂)を20.
6部、メタノール5部およびN−(α−メチルベンジル
)−4−クロロピリジニウムーp−ドデシルベンゼンス
ルフォネ−t42.62部混合し、その混合液を鋼板上
に均一に塗布し2時間セッティングした後、140℃で
30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施例14と
同様に検討を行った。
実施例20 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(B)を
28.9部、メタノール5部およびN−(α−メチルベ
ンジル)−4−シアノピリジニウムーp−ドデシルベン
ゼンスルフォネートヲ2.58部混合し、その混合液を
鋼板上に均一に塗布し2時間セッティングした後、14
0゜Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施
例14と同様に検討を行った。
実施例21 アクリル樹脂(A)をlOO部、シリコン樹脂(c)を
26.9部、メタノール5部およびN−(α−ジメチル
ベンジル)一ピリジニウムーp一トルエンスルフォネー
} 2. 5 4部を混合し、その混合液を鋼板上に均
一に塗布し2時間セッティングした後、140゜Cで3
0分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施例14と同
様に検討を行った。
実施例22 ポリエステル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(F
)を30部、メタノール5部およびN(2−メチルベン
ジル)−4−フルオロビリジニウムーP−1ルエンスル
ホネートを2.87部混合し、その混合液を鋼板上に均
一に塗布して2時間セッティングした後、1 4 0 
’Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施例
14と同様に検討を行った。
実施例23 ポリエステル樹脂(A)をl00部、シリコン樹脂(G
)を18部、メタノール5部およびN一(4−メトキシ
ベンジル)〜ピリジニウムーp−トルエンスルホネート
を2.87部混合し、その混合液を銅板上に均一に塗布
して2時間セッティングした後、140″Cで30分間
焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施例14と同様に検
討を行った。
実施例24 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(A)を
10.3部、サイメルー303(メラミン樹脂)20.
6部、メタノール5部およびN−ペンジルビリジニウム
ーp−ドデシルベンゼンスルホネートを2.62部混合
し、その混合液を鋼板上に均一に塗布し、2時間セッテ
ィングした後、140゜Cで30分間焼付けし、硬化塗
膜を得た。以下実施例l4と同様に検討を行った。
比較例4 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(A)を
30.91、ドデシルベンゼンスルフォン酸ピリジン塩
2部およびメタノール5部を混合し、その混合液を鋼板
上に均一に塗布し2時間セッティングした後、140゜
Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。以下実施例1
4と同様の検討を行った。
比較例5 アクリル樹脂(A)を100部、シリコン樹脂(A)1
0.9部、ドデシルベンゼンスルフォン酸トリエチルア
ミン塩2.62部およびメタノール5部を混合し、その
混合液を洞坂上に均一に塗布し2時間セッティングした
後、140゜Cで30分間焼付けし、硬化塗膜を得た。
以下実施例l4と同様の検討を行った。
(以下余白) 表2. 7昆合液および硬化塗膜の特性 14  15  16  17  18  19  2
0  21  22硬化反応性1) ◎ ◎ ◎ ◎ 
◎ ◎ ◎ ◎ ◎貯蔵安定性2》 ○ ○ ○ ○ 
O ○ ○ ○ ○硬化反応性1》 貯蔵安定性2) 23  24          4   5◎ ◎ 
       ◎ ○ ○ ○        × Δ 1)MEKラビングテスト(往復100回)後の塗膜外
観 ◎:塗膜異常なし、○:若干塗膜溶解、△:塗膜白濁、
  ×:塗膜溶解 2)室温密閉系で粘度変化(2週間) ◎:増粘なし、  ○:わずかに増粘、Δ:2週間後ゲ
ル化、×:1週間後ゲル化(以下余白) ■.アルコキシシリル基の自己縮合系 実施例25 シリコン樹脂溶液[A)を100部、メタノール5部お
よびN−(2−クロロベンジル−4−シアノピリジニウ
ムーp−ドデシルベンゼンスルホネートを065部混合
し、その混合液を鋼板上に均一に塗布し、2時間セッテ
ィングした後、140゜Cで30分間焼付けし、硬化膜
を得た。以下実施例14と同様に検討を行った。
実施例26 シリコン樹脂溶液(A)の代わりに、シリコン樹脂溶液
(B)にする以外は、実施例25と同様にし硬化膜を得
た。以下実施例l4と同様の検討を行った。
実施例27 シリコン樹脂溶液(A)の代わりに、シリコン樹脂溶液
(c)にする以外は、実施例25と同様一にし硬化膜を
得た。以下実施例14と同様の検討を行った。
実施例28 シリコン樹脂溶液[A)の代わりに、シリコン樹脂溶液
(F)にする以外は、実施例25と同様にし硬化膜を得
た。以下実施例14と同様に検討を行った。
実施例29 シリコン樹脂〔B)を100部、メタノール5部および
N−(α,α−ジメチルベンジル)−4一クロロピリジ
ニウムーp−ドデシルベンゼンスルフォネー} 2. 
5 8部を混合し、その混合液を鋼板上に均一に塗布し
2時間セッティングした後、140゜Cで30分間焼付
けし、硬化塗膜を得た。
以下実施例14と同様に検討を行った。
比較例6 シリコン樹脂(A)を100部およびメタノール5部を
混合し、その混合液を鋼板上に均一に塗布し、2時間セ
ッティングしたのち、140゜Cで30分間焼付けし、
硬化膜を得た。
比較例7 シリコン樹脂(A)を100部、ドデシルベンゼルスル
ホン酸トリエチルアミン塩2部およびメタノール5部を
混合し、以下比較例6と同様にし硬化膜を得た。以下実
施例14と同様の検討を行った。
表3.混合液および硬化塗膜の特性 25  26  27  2B  29硬化反応性 ◎
 ◎ ◎ ◎ ◎ 貯藏安定性 ○ ○ ○ ○ ○ 67 × ◎ ○ ×

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(a)1分子あたり少なくとも2個の水酸基を含
    有するフィルム形成性樹脂と、 (b)前記水酸基含有樹脂に対して固形分重量比で50
    /50〜95/5である量のメラミン樹脂と、(c)固
    形分重量比で前記水酸基含有樹脂およびメラミン樹脂の
    合計量の0.01ないし10重量%の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1,R_2,R_3およびR_6は水素、ハ
    ロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アル
    キルアミノ、シアノ、アルコキシカルボニルまたはカル
    バモイルであり、R_4およびR_5は水素、アルキル
    またはハロゲンであり、R_7は水素またはアルキルで
    ある。)のベンジルピリジニウムスルホネートとを含む
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 (2)前記水酸基含有樹脂は、水酸基含有ポリエステル
    樹脂、水酸基末端ポリラクトン樹脂、エポキシ樹脂、ま
    たは水酸基含有アクリル樹脂である第1項の熱硬化性樹
    脂組成物。(3)(a)1分子あたり少なくとも2個の
    アルコキシシリル結合を含有するシリコン樹脂と、 (b)固形分量比で前記シリコン樹脂の0.01ないし
    10重量%の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1,R_2,R_3およびR_6は水素、ハ
    ロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アル
    キルアミノ、シアノ、アルコキシカルボニルまたはカル
    バモイルであり、R_4およびR_5は水素、アルキル
    またはハロゲンであり、R_7は水素またはアルキルで
    ある。)のベンジルピリジニウムスルホネートとを含む
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 (4)前記シリコン樹脂は、分子内に前記アルコキシシ
    ラン結合とエチレン性二重結合とを有するモノマーを少
    なくとも一つの構成モノマー成分とするアクリル重合体
    もしくは共重合体、カルボキシル基を有するポリエステ
    ル樹脂にエポキシ基含有アルコキシシランを反応させて
    得られるシリコン変性ポリエステル樹脂、水酸基を含有
    するポリエステル樹脂にイソシアナート基含有アルコキ
    シシランを反応させて得られるシリコン変性ポリエステ
    ル樹脂、またはエポキシ樹脂にアミノ基含有アルコキシ
    シランを反応させて得られるシリコン変性エポキシ樹脂
    である第3項の熱硬化性樹脂組成物。 (5)(a)1分子あたり少なくとも2個のアルコキシ
    シリル基結合を含有するシリコン樹脂と、 (b)前記シリコン樹脂のアルコキシシリル結合1個あ
    たり水酸基の数が0.1〜10個となるような量の1分
    子あたり少なくとも2個の水酸基を含有するフィルム形
    成性樹脂と、 (c)固形分量比で前記シリコン樹脂および前記水酸基
    含有樹脂の合計量の0.01ないし10重量%の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1,R_2,R_3およびR_6は水素、ハ
    ロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アル
    キルアミノ、シアノ、アルコキシカルボニルまたはカル
    バモイルであり、R_4およびR_5は水素、アルキル
    またはハロゲンであり、R_7は水素またはアルキルで
    ある。)のベンジルピリジニウムスルホネートとを含む
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 (6)前記シリコン樹脂は、分子内に前記アルコキシシ
    ラン結合とエチレン性二重結合とを有するモノマーを少
    なくとも一つの構成モノマー成分とするアクリル重合体
    もしくは共重合体、カルボキシル基を有するポリエステ
    ル樹脂にエポキシ基含有アルコキシシランを反応させて
    得られるシリコン変性ポリエステル樹脂、水酸基を含有
    するポリエステル樹脂にイソシアナート基含有アルコキ
    シシランを反応させて得られるシリコン変性ポリエステ
    ル樹脂、またはエポキシ樹脂にアミノ基含有アルコキシ
    シランを反応させて得られるシリコン変性エポキシ樹脂
    である第5項の熱硬化性樹脂組成物。 (7)前記水酸基含有樹脂は、水酸基含有ポリエステル
    樹脂、水酸基末端ポリラクトン樹脂、エポキシ樹脂、ま
    たは水酸基含有アクリル樹脂である第5項または第6項
    の熱硬化性樹脂組成物。
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