JPH03146105A - 水槽内貯留水の浄化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ６発明の目的 （１）　　産業上の利用分野 本発明は、浴槽その他の水槽内に貯留した水をポンプで
循環させ、その水を循環経路に配設したフィルタタンク
を通過させることにより浄化する水槽内貯留水の浄化装
置に関する。

（２）従来の技術 従来、家庭用風呂の浴槽内の水をポンプで循環させ、フ
ィルタを収納したタンクや麦飯石等の活性石を収納した
タンクを通過させることにより浄化し、その水を長期間
に亘って交換せずに使用可能とした浄化装置が知られて
いる。

かかる浄化装置では、浴槽内に開口する吸水口と出水口
を接続する循環水回路の途中に前記フィルタタンク、ポ
ンプ、活性石タンクが直列に介装されており、前記ポン
プで強制循環される水をフィルタタンクや活性石タンク
を順次通過させて浄化するように構成されている。

（３）発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来の浄化装置のフィルタタンクは内部
が完全に水で満たされる密閉構造を有しており、その内
部の水をポンプで吸引することにより負圧を生じせしめ
て浴槽内の水を取り入れるようになっている。しかしな
がら、一般にフィルタタンクの上端は浴槽の液面よりも
高く設定されているのでポンプをフィルタの交換等のた
めに停止させておくと、フィルタタンク上部のキャップ
部分からの僅かな空気の侵入によって該フィルタタンク
内の液面が次第に低下することがある。また、ポンプが
浴槽から水と共に空気を吸い込んだ場合にも、フィルタ
タンクの上部に空気が溜まって液面が低下する場合があ
る。このような状態でポンプを再起動すると、やがてポ
ンプが空気を吸い込んで空転して水の循環が不可能にな
るため、その都度キャップを外してフィルタタンクの上
面まで水を補給して空気層のないことを確認する必要が
あった。

本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、フィル
タタンクの液面が低下した際に、水の補給を行うことな
くポンプを再起動することが可能な水槽内貯留水の浄化
装置を提供することを目的とする。

Ｂ９発明の構成 （１）課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、水槽に開口する
吸水口と出水口を接続する循環水回路に介装されるフィ
ルタタンクとポンプとを備え、前記フィルタタンクがフ
ィルタを挾んでダーティ室とクリーン室に画成されると
ともに、このダーティ室が第１管路を介して前記水槽の
吸水口に、クリーン室が第２管路を介して前記ポンプに
接続された水槽内貯留水の浄化装置において、前記第２
管路内の水流に渦流を生じせしめる渦流発生部材を設け
、この第２管路と前記フィルタタンクの上部とをエア抜
き管で接続したことを第１の特徴とする。

また本発明は前記第１の特徴に加えて、前記フィルタタ
ンクを円筒状に形成し、その内部空間に前記ポンプと水
槽の出水口間に介装される活性石タンクを配設したこと
を第２の特徴とする。

（２）作　用 前述の本発明の第１の特徴によれば、ポンプを駆動する
ことにより水槽内の水は第１管路からフィルタタンクに
吸引され、そのダーティ室とクリーン室間に設けられた
フィルタを通過する際にゴξを除去されて浄化される。

浄化された水は、更に第２管路からポンプを通って水槽
の出水口に還流する。フィルタタンクの上部に空気が溜
まって液面が低下した状態でポンプを起動すると、先ず
フィルタタンク内に残留した水が第２管路を通ってポン
プに吸引され、その際に渦流発生部材において生した渦
流の作用で該第２管路の内部に負圧が発生する。その結
果、第２管路とフィルタタンクの上部を接続するエア抜
き管を介してフィルタタンクの上部に溜まった空気が吸
引され、この空気は水と共に出水口から水槽に排出され
る。これにより、フィルタタンク内の液面は速やかに上
限まで上昇し、水槽内の水は吸水口および第１管路を介
してフィルタタンクに取り込まれる。

また本発明の第２の特徴によれば、フィルタタンクを通
過した水が更に活性石タンクを通過することにより水質
の一層の向上が可能になり、しかも、この活性石タンク
が円筒状に形成したフィルタタンクの内部に配設される
ことにより、装置全体をコンパクトに形成することが可
能となる。

（３）実施例 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図はその浄化装置の全体図、第２図は第１図の■部拡
大図、第３図は第２図の■−■線断面図である。

第１図に示すように、水槽としての浴槽１内の貯留水を
浄化するための浄化装置Ｃは、フィルタタンク２、ポン
プ３、および活性石タンク４から構成されており、浴槽
１の下部に設けた吸水口５とフィルタタンク２は第１管
路６を介して、フィルタタンク２とポンプ３は第２管路
７を介して、ポンプ３と活性石タンク４は第３管路８を
介して、活性石タンク４と浴槽ｌの出水口９は第４管路
１０を介して各々接続されており、これら第１管路６〜
第４管路１０によって閉した循環水回路が構成されてい
る。

フィルタタンク２は有底円筒状の容器１１を備え、その
上部開口は蝶ねしによって着脱自在なキャップ１２によ
って密閉されている。フィルタタンク２の内部には、前
記キャップ１２の下面に当接する輪状の上枠１３と容器
１１の底面に当接する輪状の下枠１４が円筒形状に形成
したの金網１５によって保持されており、前記上下の枠
１３゜１４の間には特殊繊維で形成したフィルタ１６が
配設されている。フィルタ１６は容器１１および金網１
５と同心の円筒形状に形成されており、その外側と内側
にダーティ室１７とクリーン室１８が画成されている。

浴槽１の吸水口５とフィルタタンク２のダーティ室１７
を接続する第１管路６は容器１１の側壁に接線方向に連
通し、該フィルタタンク２に導入された水は上方から見
て時計方向に回転する水流を形成する。一方、フィルタ
タンク２の底壁中央から該フィルタタンク２のクリーン
室１８内部に延びる第２管路７の上端には渦流発生部材
１９が装着されている。第２図および第３図から明らか
なように、渦流発生部材１９は第２管路７の上端に嵌合
する短管状の部材であって、その外周の４カ所には前記
第１管路６によってフィルタタンク２内に生成する水流
と同方向に傾斜したスリット１９ａを備えている。これ
により、前記第１管路２によりフィルタタンク２内に生
じた回転水流の作用と相俟って、第２管路７の内部に強
い渦流が生じて負圧が発生する。渦流発生部材１９に上
部にはエア抜き管２０の下端が嵌合しており、このエア
抜き管２０はフィルタタンク２の中心を上方に延びて該
フィルタタンク２の上部空間に開口している。

第１図に示すように、活性石タンク４は上端が蝶ねしに
よって着脱自在なキャップ２１で密閉された有底円筒状
の容器２２を備えており、その内部には水質を活性化す
るための多数の麦飯石２３を収容した内筒２４が同心に
配設されている。ポンプ３から延びる第３管路８は容器
２２の底室２５に接続しており、この底室２５は金１ｉ
１２６を介して前記麦飯石２３を収容した内筒２４に連
通している。そして、内筒２４の上部開口は容器２２と
円筒２４０間に形成された側室２７を介して浴槽１の出
水口９に接続する第４管路１０に連通している。

次に、前述の構成を備えた本発明の第１実施例の作用を
説明する。

通常の運転状態ではフィルタタンク２の内部は水で完全
に満たされており、浴槽ｌの吸水口５から第１管路６を
介して外側のダーティ室１７に導入された水は、フィル
タ１６を通過してゴミを取り除かれた状態で内側のクリ
ーン室１８に流入する。クリーン室１８内の水はエア抜
き管２０の上端および渦流発生部材１９のスリン）１９
ａから第２管路７に流入し、そこからポンプ３および第
３管路８を介して活性石タンク４に導入される。

活性石タンク４の内筒２４を通過する際に麦飯石３に接
触して活性化された水は該内筒２４の上端からオーバー
フローし、更に第４管路を介して浴槽１の出水口９に還
流する。

さて、第１図に示すようにフィルタタンク２の液面が低
下してその上部に空気が溜まった状態でポンプ３を起動
すると、フィルタタンク２に接線方向に接続する第１管
路６から流入する水によって該フィルタタンク２内に回
転水流が発生する。

更に、フィルタタンク２内の水が渦流発生部材工９を通
過して第２管路７に吸入される際に、前記水流と同方向
に傾斜したスリット１９ａの作用によって強い渦流が生
じ、第２管路７の内部は負圧傾向となる。その結果、フ
ィルタタンク２の上部に溜まった空気はエア抜き管２０
の上端から第２管路７の内部に吸引され、フィルタタン
ク２の液面は速やかに上昇する。このようにして、フィ
ルタタンク２は完全に水で満たされ、その後は渦流発生
部材１９およびエア抜き管２０の両方から第２管路７に
水が導入される。

このとき、活性石タンク４には下端から水が供給され、
しかも浴槽１に接続する第４管路ｌＯが上端に開口して
いるので、その液面が低下した場合であってもポンプ３
の起動と同時に自動的に液面を上昇させることができる
。

第４図および第５図、は本発明の第２実施例を示すもの
で、第４図はその浄化装置の全体図、第５図は第４図の
■−ｖ線断線図である。この実施例はフィルタタンク２
の内部に活性石タンク４を配設した点に特徴を有するも
ので、同図において先の実施例と同じ部材には同一の符
号が付されている。

第４図に示すように、上部開口がキャップ２８で密閉さ
れた有底円筒状の容器２９の内部は、下端が該容器２９
の下部内周に当接し、上端が蓋部材３０を介して容器２
９の上部内周に当接する円筒状の仕切壁３１によって外
側のフィルタタンク２と内側の活性石タンク４に仕切ら
れている。フィルタタンク２は先の実施例と同様にフィ
ルタ１６を介してダーティ室１７とクリーン室１８に画
成されており、外側ダーティ室１７は第１管路６を介し
て浴槽ｌの吸水口５に接続するとともに、内側のクリー
ン室１８は第２管路７を介してポンプ３に接続している
。フィルタタンク２の上端と前記第２管路７の中間はフ
ィルタタンク２の外部に配設したエア抜き管２０によっ
て接続されている。第５図から明らかなように、第２管
路７とエア抜き管２０を接続する継手３２の内部に設け
られた渦流発生部材３３は板材を筒状に湾曲させてその
対向部間にスリット３３ａを形成したもので、第２管路
７の水平部７ａから前記スリット３３ａを通過して垂直
部７ｂに流入する水に強い渦流を発生させるように構成
されている。

ポンプ３は第３管路８を介して内部に麦飯石２３を収納
した活性石タンク４の内筒２４に連通しており、この内
筒２４と仕切壁３１の間に形成された側室２７の下端は
第４管路１０を介して浴槽１の出水口９に接続している
。なお、前記側室２７の下部にはフィルタタンク２およ
び活性石タンク４を通過して温度の低下した水を加熱す
るためのヒータ３４が装着されている。

この第２実施例において、通常の運転状態では先の実施
例と同様に、浴槽ｌの吸水口５から吸引された水は第１
管路６、フィルタタンク２、第２管路７、ポンプ３、第
３管路８、活性石タンク４、第４管路１０を介して浴槽
１の出水口９に還流し、その間に前記フィルタ１６と麦
飯石２３によって水の浄化および活性化が図られる。

そして、第４図に示すようにフィルタタンク２の液面が
低下した状態でポンプ３を起動すると、先ずフィルタタ
ンク２内の水が第２管路７に介装した渦流発生部材３３
を通過し、その際に発生する渦流による負圧でフィルタ
タンク２の上部に溜まった空気がエア抜き管２０から第
２管路７に吸引される。その結果、フィルタタンク２内
の液面は速やかに上昇し、やがてフィルタタンク２の内
部は完全に水で満たされる。

而してこの第２実施例によれば、フィルタタンク２の内
部に活性石タンク４が配設されるので、浄化装置Ｃをコ
ンパクトに形成することが可能となる。

以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を
行うことが可能である。

例えば、この浄化装置Ｃは浴槽ｌの水の浄化に限らず、
その他の水槽の貯留水の浄化にも使用可能であり、その
際、必要に応じて活性石タンク４は省略することが可能
である。

Ｃ０発明の効果 以上のように本発明の第１の特徴によれば、フィルタタ
ンクの上部に空気が溜まって液面が低下した状態でポン
プを起動しても、渦流発生部材によって生した負圧の作
用でフィルタタンクの上部に溜まった空気がエア抜き管
を介して排出される。

その結果、水の補給を行わすとも確実にポンプの空転が
防止されるので、水槽内の水を確実にフィルタタンクの
内部に取り入れることができる。

また本発明の第２の特徴によれば、フィルタタンクを通
過した水が更に活性石タンクを通過することにより水質
の一層の向上が可能になり、しかも、この活性石タンク
が円筒状に形成したフィルタタンクの内部に配設される
ことにより、装置全体をコンパクトに形成することが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図はその浄化装置の全体図、第２図は第１図の■部拡
大図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４図および
第５図は本発明の第２実施例を示すもので、第４図はそ
の浄化装置の全体図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線断面図
である。 １・・・浴槽（水槽）２・・・フィルタタンク、３・・
・ポンプ、４・・・活性石タンク、５・・・吸水口、６
・・・第１管路、７・・・第２管路、９・・・出水口、
１６・・・フィルタ、１７・・・ダーティ室、１８・・
・クリーン室、１９・・・渦流発生部材、２０・・・エ
ア抜き管、３３・・・渦流発生部材 特許 出 願人 水 作 株 式 ％式％

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）水槽（１）に開口する吸水口（５）と出水口（９
   ）を接続する循環水回路に介装されるフィルタタンク（
   ２）とポンプ（３）とを備え、前記フィルタタンク（２
   ）がフィルタ（１６）を挟んでダーティ室（１７）とク
   リーン室（１８）に画成されるとともに、このダーティ
   室（１７）が第１管路（６）を介して前記水槽（１）の
   吸水口（５）に、クリーン室（１８）が第２管路（７）
   を介して前記ポンプ（３）に接続された水槽内貯留水の
   浄化装置において、 前記第２管路（７）内の水流に渦流を生じせしめる渦流
   発生部材（１９、３３）を設け、この第２管路（７）と
   前記フィルタタンク（２）の上部とをエア抜き管（２０
   ）で接続したことを特徴とする水槽内貯留水の浄化装置
   。
2. （２）前記フィルタタンク（２）を円筒状に形成し、そ
   の内部空間に前記ポンプ（３）と水槽（１）の出水口（
   ９）間に介装される活性石タンク（４）を配設したこと
   を特徴とする、請求項（１）記載の水槽内貯留水の浄化
   装置。