JPH0314249Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314249Y2 JPH0314249Y2 JP18555485U JP18555485U JPH0314249Y2 JP H0314249 Y2 JPH0314249 Y2 JP H0314249Y2 JP 18555485 U JP18555485 U JP 18555485U JP 18555485 U JP18555485 U JP 18555485U JP H0314249 Y2 JPH0314249 Y2 JP H0314249Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- hard material
- cutting edge
- land
- cutting
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案は、エポキシ樹脂を基本にし内部成分
として石英砂を含有した非金属型などを製作、修
正、加工するに適した硬質材料製エンドミルに関
する。
として石英砂を含有した非金属型などを製作、修
正、加工するに適した硬質材料製エンドミルに関
する。
（従来の技術）
近時、一部の金型は鉄系金属から非金属金型に
変りつつあり、その材料にエポキシ樹脂を基本に
し内部成分に石英砂を含有させたものが用いられ
るようになつた。この種型の製作、修正、加工に
は第３図に示すようにシヤンク１の先端にねじれ
切刃３を形成した通常の構造のエンドミルが用い
られている。
変りつつあり、その材料にエポキシ樹脂を基本に
し内部成分に石英砂を含有させたものが用いられ
るようになつた。この種型の製作、修正、加工に
は第３図に示すようにシヤンク１の先端にねじれ
切刃３を形成した通常の構造のエンドミルが用い
られている。
（考案が解決しようとする問題点）
しかし、これらの通常のエンドミルは主として
鉄系金属、非鉄金属、特殊合金の加工を目的とし
たものであるので、上記のエポキシ樹脂を基本と
し内部成分に石英砂を含有したような材料（以
下、「特殊材料」という）に対しては長時間の使
用に耐えることができない。このことは各種の切
削試験データから明かである。かかる事実は耐摩
耗性を向上させるためにコーテイングを施した
り、超硬材料で製造したエンドミルでも同様に早
期に摩耗が進行し長期の使用に耐えることができ
ない。
鉄系金属、非鉄金属、特殊合金の加工を目的とし
たものであるので、上記のエポキシ樹脂を基本と
し内部成分に石英砂を含有したような材料（以
下、「特殊材料」という）に対しては長時間の使
用に耐えることができない。このことは各種の切
削試験データから明かである。かかる事実は耐摩
耗性を向上させるためにコーテイングを施した
り、超硬材料で製造したエンドミルでも同様に早
期に摩耗が進行し長期の使用に耐えることができ
ない。
（問題点を解決するための手段）
この考案は、切れ刃のすくい角を零又は負とな
し、ランドに二番取り逃げ面を設けない硬質材料
製のエンドミルであつて、特殊材料の切削におい
て摩耗が早期に進行しないようにしたものであ
る。
し、ランドに二番取り逃げ面を設けない硬質材料
製のエンドミルであつて、特殊材料の切削におい
て摩耗が早期に進行しないようにしたものであ
る。
（実施例）
次にこの考案のエンドミルの実施例を第１図に
ついて説明すると、硬質材料製であつて、円筒形
のシヤンク１を一端に有し、他端に４本のアール
溝２１をもつて切れ刃３１が形成される。先端に
は同図ロに示すようにアール溝３１を中心Ｏで交
差させて底刃４を構成する。ランド５には第３図
に示す従来品の二番取り逃げ面６が施されてない
ため、外周のランド幅が大きくなつている。ま
た、切れ刃３１のすくい角７のすくい角αは第１
図ロから明かなように負となつている。
ついて説明すると、硬質材料製であつて、円筒形
のシヤンク１を一端に有し、他端に４本のアール
溝２１をもつて切れ刃３１が形成される。先端に
は同図ロに示すようにアール溝３１を中心Ｏで交
差させて底刃４を構成する。ランド５には第３図
に示す従来品の二番取り逃げ面６が施されてない
ため、外周のランド幅が大きくなつている。ま
た、切れ刃３１のすくい角７のすくい角αは第１
図ロから明かなように負となつている。
第２図に示す実施例では、溝２１はＵ形をな
し、かつ軸心に沿つて直線状に４本穿設してあ
り、切れ刃３１のすくい角αは第１図と同様に負
となつている。同じく先端においても溝２１が中
心Ｏで交差させ底刃４を形成する。
し、かつ軸心に沿つて直線状に４本穿設してあ
り、切れ刃３１のすくい角αは第１図と同様に負
となつている。同じく先端においても溝２１が中
心Ｏで交差させ底刃４を形成する。
なお、エンドミルの硬質材料としては超硬合金
例えばJIS K05〜10相当あるいはサーメツト
CBNなどの耐摩耗工具用材種を使用する。また
はこれらにTiC，TiN.Al2O3などの硬質材料をコ
ーテイングしたものを用いることができる。ま
た、溝数は実施例では４であつたが材質により、
３、又は５など適宜のものを選定できることはも
ちろんである。
例えばJIS K05〜10相当あるいはサーメツト
CBNなどの耐摩耗工具用材種を使用する。また
はこれらにTiC，TiN.Al2O3などの硬質材料をコ
ーテイングしたものを用いることができる。ま
た、溝数は実施例では４であつたが材質により、
３、又は５など適宜のものを選定できることはも
ちろんである。
（作用）
この考案に係るエンドミルは、特殊材料が硬く
て靭性がないために比較的低速で切削を行うと比
較的良い結果が出た。ちなみに本考案に係るエン
ドミルで切削速度10ｍ／minで切削したところ
12.35mm切削したときの摩耗が刃部側で0.15mm、
外径で0.005mmであり、充分に満足のいくもので
あつた。
て靭性がないために比較的低速で切削を行うと比
較的良い結果が出た。ちなみに本考案に係るエン
ドミルで切削速度10ｍ／minで切削したところ
12.35mm切削したときの摩耗が刃部側で0.15mm、
外径で0.005mmであり、充分に満足のいくもので
あつた。
（効果）
この考案は、上述のように切れ刃のすくい面を
零又は負とすると共に、ランドに二番取り逃げ面
を形成しなかつたもので、擦り摩耗現象に充分耐
えることができるから特殊材料を長時間にわたつ
て切削しても摩耗を生ずることはない。さらにラ
ンドの両側に切れ刃３１が形成されるので、一方
の切れ刃が摩耗しても他方の擦り側の切れ刃は摩
耗していないので、逆回転させることによつて他
方の切れ刃で切削することができる。また、溝２
１は摩耗しないので外周を研削するだけで簡単に
切れ刃を形成することができるなどの多くの利点
を有するものである。
零又は負とすると共に、ランドに二番取り逃げ面
を形成しなかつたもので、擦り摩耗現象に充分耐
えることができるから特殊材料を長時間にわたつ
て切削しても摩耗を生ずることはない。さらにラ
ンドの両側に切れ刃３１が形成されるので、一方
の切れ刃が摩耗しても他方の擦り側の切れ刃は摩
耗していないので、逆回転させることによつて他
方の切れ刃で切削することができる。また、溝２
１は摩耗しないので外周を研削するだけで簡単に
切れ刃を形成することができるなどの多くの利点
を有するものである。
第１図イはこの考案の実施例の側面図、同図ロ
は同図イの正面図、第２図イは他の実施例の側面
図、同ロは同図イの正面図、第３図は従来品の側
面図、同図ロは同図イの正面図である。 ３１……切れ刃、５……ランド、６……二番取
り逃げ面、α……すくい角。
は同図イの正面図、第２図イは他の実施例の側面
図、同ロは同図イの正面図、第３図は従来品の側
面図、同図ロは同図イの正面図である。 ３１……切れ刃、５……ランド、６……二番取
り逃げ面、α……すくい角。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 切れ刃のすくい角を零又は負となし、ランド
に二番取り逃げ面を設けない硬質材料製エンド
ミル。 (2) 前記すくい角はアール溝で形成されている実
用新案登録請求の範囲第１項記載の硬質材料製
エンドミル。 (3) 前記すくい角はＵ形溝で形成されている実用
新案登録請求の範囲第１項記載の硬質材料製エ
ンドミル。 (4) 前記切刃はランドの両側縁に形成されている
実用新案登録請求の範囲第１項記載の硬質材料
製エンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18555485U JPH0314249Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18555485U JPH0314249Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6295811U JPS6295811U (ja) | 1987-06-18 |
| JPH0314249Y2 true JPH0314249Y2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=31134290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18555485U Expired JPH0314249Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0314249Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0744411Y2 (ja) * | 1988-09-19 | 1995-10-11 | 豊田工機株式会社 | 面取り工具 |
| JP4734265B2 (ja) * | 2007-02-02 | 2011-07-27 | 日進工具株式会社 | ラジアスエンドミル |
| JP5814611B2 (ja) * | 2011-05-10 | 2015-11-17 | 日進工具株式会社 | エンドミル |
| JP5873345B2 (ja) * | 2012-02-02 | 2016-03-01 | 日進工具株式会社 | エンドミル |
| JP6287592B2 (ja) * | 2014-05-31 | 2018-03-07 | 三菱日立ツール株式会社 | 小径エンドミル |
| CN110842265A (zh) * | 2018-08-20 | 2020-02-28 | 上海名古屋精密工具股份有限公司 | 切削工具及其应用 |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP18555485U patent/JPH0314249Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6295811U (ja) | 1987-06-18 |
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