JPH10151511A - 多刃ボールエンドミル - Google Patents
多刃ボールエンドミルInfo
- Publication number
- JPH10151511A JPH10151511A JP8329154A JP32915496A JPH10151511A JP H10151511 A JPH10151511 A JP H10151511A JP 8329154 A JP8329154 A JP 8329154A JP 32915496 A JP32915496 A JP 32915496A JP H10151511 A JPH10151511 A JP H10151511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cutting
- ball
- end mill
- approximate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
る、とくに狭小部位の精密な成形や直彫りに用いる高速
切削用の多刃ボールエンドミルを提供する。 【構成】 ソリッドの多刃ボールエンドミルにおいて、
該ボ−ル刃の回転中心近傍に、1枚ないし2枚の切れ刃
に沿って回転中心に至る略直線状の底刃を設け、かつ該
ノ−ズ部分で底刃を欠いた切れ刃を3枚以上設けた。上
記底刃を、6°以下の中低の勾配をもつようにした。
Description
3次元曲面加工に用いるボ−ルエンドミルに関する。
た3次元曲面加工の用途にはボ−ルエンドミルが用いら
れるが、なかでも外周刃およびボ−ル刃にねじれた切れ
刃をもつソリッドボ−ルエンドミルは切削性がよく、か
つボ−ル刃精度が優れるため広く用いられている。最近
では、金型などの曲面加工において、3次元形状を最少
本数の工具でかつ短時間で成形することが望まれてお
り、また手作業による仕上げから高速仕上げが可能な機
械化に移行するニ−ズが増している。これは大型製品に
とどまらず、複雑形状の小型製品でも同じニーズがあ
り、粗加工に代えて直彫り切削が指向されている。この
目的には、例えば特開平7−1218号に示されたボ−
ルエンドミル(以下、従来品1という)がある。これは
工具本体先端に曲刃チップを取付け、その先端を離間さ
せて回転中心部の過大な切削抵抗を防ぎ良好な加工面を
得るものである。また同様のソリッド品として、例え
ば、実開平4−122414号に示されたボ−ルエンド
ミル(以下、従来品2という)がある。
は、切れ刃先端の回転中心付近すなわちノーズ部分に切
欠きを設け、切削速度0領域をもたないようにしたもの
であるが、この場合はねじれ角が付けらないため切れ味
が劣り、また回転中心に切れ刃がないため立て送りがで
きないなど問題があった。また、これまでソリッドのボ
−ルエンドミルは2枚刃が利用されることが圧倒的に多
く、従来品2のような多刃ボールは大径品の場合に限ら
れていた。従って、近来の高速仕様の工作機械で小径品
を用いる場合に、性能が不足し、能率化が達成できない
という問題があった。
めになされたものであり、主として金型などの3次元曲
面加工に用いるボ−ルエンドミルで、とくに狭小部位の
精密な成形や直彫りに用いる高速切削用の多刃ボールエ
ンドミルを提供するものである。
達成するために、ねじれを有する複数の外周切れ刃と、
これに連接する略1/4円弧状のボ−ル刃とからなるソ
リッドの多刃ボールエンドミルにおいて、該ボ−ル刃の
回転中心近傍に、1枚ないし2枚のボール刃に連続して
回転中心に至る略直線状の底刃を設け、かつ該ノ−ズ部
分で底刃を欠いた切れ刃を3枚以上設けたものである。
また、上記略直線状の底刃を、6°以下の中底の勾配を
もつようにしたという特徴を持たせたものである。
方向が一定でないためどの方向に対しても切削性が保障
されていなければならない。水平方向に切削する場合は
ノ−ズ部分の切削が主となり、ノ−ズに擦り摩耗が生じ
やすい。また急傾斜面の場合はボ−ル刃の外周部分が切
削し、この部分は切削速度が大きいから、十分な切削性
を保持していないと熱的摩耗が激しく、性能を損なう。
さらに彫り込み切削の場合は必ず回転中心に切れ刃がな
ければ用をなさない。これらは切れ刃の切削性とともに
切り屑排出性とも絡む現象である。
ても切れ刃の数を多くしたから水平方向や傾斜面切削の
場合に高送りができるうえ切削面粗さを細かくすること
ができる。本発明においてはノーズ部の切れ刃が円弧状
とはなっていないが、底刃を備えているから彫り込み切
削を行なうには支障がない。ここで底刃は1枚ないし2
枚でよいからノーズ部に多数の刃が輻輳することがな
く、十分な大きさのチップポケットを設けることができ
る。ノ−ズ部の略直線状の底刃は回転軸に直角方向であ
ればよいが、さらに中低の勾配を設けることで一層ノ−
ズによる無理な切削が避けられ切り屑排出のよい高速切
削が可能となる。なお該略直線状の底刃は中低の勾配が
付く方向にわずかに湾曲していても同様の効果を得るこ
とができる。
ルの使用目的に合わせて決めればよく、仕上げ用途を重
視する場合は短く、高速成形加工では大き目に選べばよ
い。ただしボール刃の円弧半径の1/2を越えるとボー
ル刃としての機能を損なうので好ましいとはいえない。
また、中低の勾配について、大きくなり過ぎるとボ−ル
刃と底刃の繋ぎ位置がシャ−プになりすぎ、局部的に摩
耗の進行を早めるため、6°以下がよく、なお該繋ぎ位
置に丸みまたは面取りを施すことが望ましい。該エンド
ミルの材料は、高速切削を旨とするため超硬合金が望ま
しく、これに各種の強靭な硬質皮膜を密着させることに
より一層機能を高めることができる。さらにセラミック
ス、CBN焼結体など高速切削用工具素材を用いてよい
ことはいうまでもない。以下、実施例について詳細に説
明する。
超微粒子超硬合金製の直径6mm、刃長12mm、全長
90mm、刃数6枚刃、ねじれ角30°のボ−ルエンド
ミルにおいて、ノ−ズ部においては2枚の底刃を中低の
勾配5°、長さ1mmで設けたものである。他の4枚の
切れ刃は底刃の長さに当る部分が欠落して、チップポケ
ットが形成されている。ボ−ル刃部のすくい角は−10
°、底刃のすくい角は2°であって、これにPVD法に
よりTi系の硬質被覆を施した。このように細径ながら
刃数が多いため、当然の帰着として刃溝が浅く、すなわ
ち心厚が大きくなる。これは工具剛性が良くなる一方で
大きな切り込みがかけられないことを意味するが、しか
し高速高送り切削を行なうことにより切り込みが小さく
ても単時間当りの切削量は通常のエンドミル以上を得る
ことができるのである。
元切削に供した。被削材にS50C焼鈍材を選び、回転
数6000rpm、送り速度1000mm/min、切
り込み1〜2mmで、凸曲面を走査倣い切削を行なっ
た。傾斜、曲面など切削方向にかかわらず切り屑の排出
が頗るよく長時間にわたって安定した切削が可能であっ
た。ピッチ送りを0.5mmとしたため、切削量が多い
にもかかわらず切削面は良好であった。また図3および
図4は、上記と同寸法で切れ刃の数を4枚、底刃を1枚
としたものである。刃数の少ない分だけ高送りがきかな
いが、切り込みは増すことができる。また切れ刃の成形
が容易になるという特徴がある。このように底刃の数は
目的に応じて適宜使いわければよい。
金型などの3次元曲面加工に用いるボールエンドミルに
刃数を増し底刃を設けるなどの改良がなされた結果、と
くに狭小部位の精密な成形や直彫りに用いて従来品を凌
駕する性能をもつ高速切削用の多刃ボールエンドミルが
実現できたのである。
図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ねじれを有する外周切れ刃と、これに連
接する略1/4円弧状のボ−ル刃とからなるソリッドの
多刃ボールエンドミルにおいて、該ボ−ル刃のノ−ズ部
分に、1枚ないし2枚のボール刃に連続して回転中心に
至る略直線状の底刃を設け、かつ該ノ−ズ部分で底刃を
欠いた切れ刃を3枚以上設けたことを特徴とする多刃ボ
ールエンドミル。 - 【請求項2】 請求項1記載の多刃ボールエンドミルに
おいて、1枚ないし2枚のボール刃に連続して回転中心
に至る略直線状の底刃を、6°以下の中底の勾配をもつ
ようにしたことを特徴とする多刃ボールエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329154A JPH10151511A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 多刃ボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329154A JPH10151511A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 多刃ボールエンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10151511A true JPH10151511A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18218251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329154A Withdrawn JPH10151511A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 多刃ボールエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10151511A (ja) |
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