JPH0313770Y2 - - Google Patents

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JPH0313770Y2
JPH0313770Y2 JP1980032887U JP3288780U JPH0313770Y2 JP H0313770 Y2 JPH0313770 Y2 JP H0313770Y2 JP 1980032887 U JP1980032887 U JP 1980032887U JP 3288780 U JP3288780 U JP 3288780U JP H0313770 Y2 JPH0313770 Y2 JP H0313770Y2
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transistor
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diode
transistors
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  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交流電源をトランジスタによるスイツ
チング制御することにより、コンデンサモータな
どの誘導性負荷の出力を可変とした出力可変誘導
性負荷回路に関する。
従来この種の回路では、第1図に示すように、
交流電源3の出力端にそれぞれ接続された第1端
子と第2端子2とからなる一対の交流電源受電端
子の間に、逆並列にダイオード8,9,10,1
1がそれぞれ接続された第1ないし第4の4個の
トランジスタ4,5,6,7がこの順に直列に接
続され、さらに第1と第2のトランジスタ4,5
からなる第1組スイツチの両端に誘導性負荷12
が接続されている。なお、第1組スイツチの第1
と第2のトランジスタ4,5の導通方向および第
2組スイツチの第3と第4のトランジスタ6,7
の導通方向は、NPNトランジスタの場合は互い
に向き合う方向、PNPトランジスタの場合は互
いに逆方向関係にあるため、それぞれの組のトラ
ンジスタのベースを共通にしてベース電流を流す
ことにより各組毎に双方向導通特性が与えられ
る。
この回路で、誘導性負荷(以下単に負荷とい
う)12の出力を変えるには、第1組スイツチの
共通ベースには直接、第2組スイツチの共通ベー
スにはインバータ14を通して、パルス発生器1
3からデユーテイ可変のパルスを加え、第1組ス
イツチと第2組スイツチとを交互にオン・オフす
ることにより、行なわれる。すなわち、第2組ス
イツチがオンで第1組スイツチがオフのときは、
電源3から負荷12に電流が流れ込み、第2組ス
イツチがオフとなつて負荷に流れ込む電力が零に
なると同時に第1組スイツチがオンとなつている
ため、誘導性負荷12の蓄積エネルギーによる電
流を第1組スイツチの方に分流させて、スイツチ
オフのときに誘導性負荷端に通常発生する異常過
渡電圧を防止しながら、オン・オフ時間の比率を
変えて負荷電力は制御される。
しかし、ベース駆動パルスによるトランジスタ
のオン・オフ動作では、ベース蓄積キヤリアのた
めに、オン動作に対しオフ動作に若干の遅れを伴
なう。したがつて、第1組スイツチと第2組スイ
ツチとの交互の切替えに際し両スイツチが共にオ
ン状態となる期間があり、この期間に負荷を通ら
ない短絡電流が第1端子と第2端子との間に流
れ、トランジスタの過負荷を引起すので、第1組
スイツチと直列に保護抵抗15を挿入する必要が
あつた。
本考案の目的は、電流のオン・オフ切替えに際
し短絡電流回路が形成されることのない、したが
つてトランジスタ保護低抗も不要とされ、かつ能
率の改善された出力可変誘導性負荷回路を提供す
ることにある。
本考案の出力可変誘導性負荷回路は、第1端子
と第2端子とからなる一対の交流電源受電端子
と、逆並列にダイオードが接続されかつ第1から
第4の順で前記第1と第2端子との間に直列に接
続された第1ないし第4の4個のトランジスタ
と、導通方向が互いに逆方向関係にある前記第3
と第4のトランジスタを一組としたものに並列に
接続された誘導性負荷と、前記第1端子と第3の
トランジスタのベースとの間および前記第2端子
と第2のトランジスタのベースとの間にそれぞれ
接続された抵抗と、導通方向が互いに逆方向関係
にある前記第1と第4のトランジスタのベースに
加えるデユーテイ可変のパルスを発生するパルス
発生器とを含む構成を有する。
つぎに本考案を実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例の回路図である。
第2図において、第1端子1と第2端子2との
間に、ダイオードが逆並列に接続された4個のト
ランジスタ4,5,6,7が直列に接続されてい
るのは従来例と同じであるが、第2図の場合、互
いに向き合う導通方向で直列な第2と第3の
NPNトランジスタ5,6が第1組スイツチとな
り、その両端間に誘導性負荷12が接続されてい
る。他方、第2組スイツチは、負荷12を間には
さんで導通方向が互いに向き合う方向で両側に分
れた第1と第4のトランジスタ4と7とから形成
されている。そして、第1端子1と第3のトラン
ジスタ6のベース間との間および第2端子2と第
2のトランジスタ5のベースとの間に抵抗16と
17とがそれぞれ接続されている。それからデユ
ーテイ可変パルス発生回路13からは第2組スイ
ツチのトランジスタのみにデユーテイ可変パルス
が加えられる。
また、第3図a〜dはそれぞれ第2図に示す出
力可変誘導性負荷回路の動作を説明するための主
要各部の波形図である。
このような本考案回路における動作について第
2図および第3図a〜dを参照して説明する。
まず、第2図に示す交流電源3の端子1が正、
端子2が負で且つパルス発生回路13からのパル
スによりトランジスタ4がオン状態となつている
場合には、端子1より抵抗16,トランジスタ6
のベース・コレクタ,ダイオード11を通り端子
2に至る電流が流れている。
すなわち一般にトランジスタ6のようなNPN
トランジスタの基本構造は、N形半導体とP形半
導体とN形半導体との接続体となつており、P形
半導体に接続されている端子をベース、一方のN
形半導体に接続されている端子をコレクタ、他方
のN形半導体に接続されている端子をエミツタと
呼んでいる。したがつてベース・エミツタ間はP
形半導体とN形半導体との接続体、すなわちダイ
オードの構造となつているため、ベースの電位が
エミツタの電位よりある程度以上(例えば0.6V
程度)高い場合には、ベースからエミツタに向け
て電流が流れる。これと同様にベース・コレクタ
間もP形半導体とN形半導体との接続体、すなわ
ちダイオードの構造となつているため、ベースの
電位がコレクタの電位よりなる程度以上(例えば
0.6V程度)高い場合には、ベースからコレクタ
に向けて電流が流れる。
本状態では、トランジスタ6のベースが電源の
正側、コレクタが負側に接続された状態となるた
め、ベースからコレクタに向けて電流が流れるこ
とになる。
また、第3図a〜dに示す時刻t1のように、端
子1からトランジスタ4,誘導性負荷12,ダイ
オード11を通り端子2に至る電流も流れる。こ
の時、トランジスタ5のベースには電流が流れな
いためトランジスタ5はオフ状態であり、またダ
イオード9のカソードには正の電圧が印加される
ためダイオード9にも電流は流れない。
次に、パルス発生回路13からのパルスがなく
なりトランジスタ4がオフ状態になると、誘導性
負荷12の蓄積エネルギーにより、流れていた電
流を継続させる方向に誘導性負荷12に電圧が発
生し、トランジスタ6のコレクタに正の電圧が印
加されるとともに、端子1より抵抗16,トラン
ジスタ6のベース・エミツタ,ダイオード9,誘
導性負荷12,ダイオード11を通り端子2の至
る電流が流れるため、トランジスタ6がオン状態
になり、第3図a〜dに示す時刻t2のように、誘
導性負荷12からトランジスタ6,ダイオード9
を通り誘導性負荷12に至る環流電流が流れる。
次に、再度パルス発生回路13からのパルスに
よりトランジスタ4がオン状態となると、トラン
ジスタ5のベースには電流が供給されていないた
めトランジスタ5はオフ状態であり、ダイオード
9のカソードに正の電圧が印加されるので、ダイ
オード9には電流が流れなくなり、第3図a〜d
に示す時刻t1と同様の動作に戻る。
以上は交流電源3の端子1が正、端子2が負の
場合を説明したが、逆に交流電源3の端子1が正
で端子2が負の場合も同様の動作となる。すなわ
ち、トランジスタ4と7,ダイオード8と11,
抵抗16と17,トランジスタ6と5,ダイオー
ド10と9を各々置き換えた動作となるだけであ
り、詳細については省略する。
更に、交流電源3の極性の切り換わり時点の動
作について説明する。
例えば、第3図a〜dに示す時刻t3の直前にお
いては、前述のとおり、端子1より抵抗16,ト
ランジスタ6のベース・コレクタ,ダイオード1
1を通り端子2に至る電流が流れているが、交流
電源3の電圧がトランジスタ6のベース・コレク
タ間に流れるに必要な電圧(例えば、0.6V)と、
ダイオード11の順方向電圧降下(例えば、
0.6V)との和以下になると、トランジスタ6の
ベースに流れ込む電流がなくなる。
すなわち交流電源3の電圧をV3,上記回路
(端子1→抵抗16→トランジスタ6のベース・
コレクタ→ダイオード11→端子2)を流れる電
流をIbとし、抵抗16の抵抗値をR16とすると、 IB=V3−0.6V−0.6V/R16となり、 電源電圧V3が1.2V(すなわちトランジスタ6の
ベース・コレクタ間に電流が流れるのに必要な電
圧とダイオード11の順電圧降下との和)となる
とトランジスタ6にベース電流IBは流れなくな
る。
尚、シリコン系のダイオードおよびトランジス
タのベース・コレクタ間のダイオードなどは、
0.6V程度以上に電圧を上げると、急に電流が流
れ出す。
例えば、50Hz,AC100Vの交流電源3が(0.6V
+0.6V)からOVとなる時間、 の間はトランジスタ6のベースに電流が流れず、
トランジスタがオン状態を継続する若干の時間
(数μS程度)に対して十分時間的な余裕がある。
従つて、端子2からトランジスタ7,トランジス
タ6,トランジスタ5もしくはダイオード9,ダ
イオード8を経るような短絡電流は流れない。
また、トランジスタ4,7ともオフ状態で、第
3図a〜dに示す時刻t4のように、交流電源3の
極性が切り換わる場合の動作は、時刻t4の直前で
は端子2から抵抗17,トランジスタ5のベー
ス・エミツタ,ダイオード10,負荷12,ダイ
オード8を通り端子1に電流が流れてトランジス
タ5がオン状態になつているため、誘導性負荷1
2からトランジスタ5,ダイオード10を通り誘
導性負荷12に至る環流電流が流れる。
更に、交流電源3の電圧がトランジスタ5のベ
ース電流を流すのに必要な電圧、すなわちトラン
ジスタ5のベース・エミツタ間電圧(例えば、
0.6V),ダイオード10の順方向電圧降下(例え
ば、0.6V),ダイオード8の順方向電圧降下(例
えば、0.6V)の和以下となり、しかも極性が反
転すると、誘導性負荷12からダイオード8,交
流電源3,抵抗17,トランジスタ5のベース・
エミツタ,ダイオード10を通り誘導性負荷12
に至る電流が流れるため、トランジスタ5はオン
状態を継続し、環流電流が流れ続ける。なお、こ
の場合、誘導性負荷12からダイオード8,抵抗
16,トランジスタ6のベース・コレクタを通り
誘導性負荷12に至る電流も流れるが、わずかし
か流れないため、前記環流電流に影響は及ぼさな
い。また、誘導性負荷12の蓄積エネルギーがな
くなると、端子1から抵抗16,トランジスタ6
のベース・コレクタ,ダイオード11を通り端子
3に至る電流のみとなる。
以上説明したように、本実施例は第2と第3の
トランジスタ5と6で形成された第1組スイツチ
は負荷12を側路する導通方向に対しては必らず
オフであるから第2組のスイツチと同時にオンと
なることはない。また、負荷12の過渡電圧によ
る環流回路に対しては必らずオン状態とされてい
るので、負荷12の両端に異常過渡電圧は発生し
ない。
したがつて、本考案によると、従来の第1図の
回路で必要とされたトランジスタの過負荷防止の
保護抵抗を設ける必要もなくなり、また、従来必
要であつたインバータも不要となるので、製造原
価を低くできるとともに、従来の短絡電流による
損失発生もなくなるので、その分の能率の改善効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の出力可変誘導性負荷回路の一例
の回路図、第2図は本考案の一実施例の回路図、
第3図a〜dはそれぞれ第2図に示す出力可変誘
導性負荷回路の動作を説明するための主要各部の
波形図である。 1……第1端子、2……第2端子、4,5,
6,7……第1ないし第4のトランジスタ、8,
9,10,11……逆並列ダイオード、12……
誘導性負荷、13……デーテイ可変パルス発生
器、15,16……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1端子と第2端子とからなる一対の交流電源
    受電端子と、逆並列にそれぞれダイオードが接続
    されかつ第1から第4の順で前記第1端子と第2
    端子との間に直列に接続された第1ないし第4の
    4個のトランジスタと、導通方向が互いに逆方向
    関係にある前記第2と第3のトランジスタを一組
    としたものに並列に接続された誘導性負荷と、前
    記第1端子と前記第3のトランジスタのベースと
    の間および前記第2端子と前記第2のトランジス
    タのベースとの間にそれぞれ接続された抵抗と、
    導通方向が互いに逆方向関係にある前記第1と第
    4のトランジスタのベースにテユーテイ可変の駆
    動パルスを加えるパルス発生器とを含むことを特
    徴とする出力可変誘導性負荷回路。
JP1980032887U 1980-03-13 1980-03-13 Expired JPH0313770Y2 (ja)

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JP1980032887U JPH0313770Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13

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JP1980032887U JPH0313770Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13

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JPH0713438Y2 (ja) * 1984-10-25 1995-03-29 株式会社芝浦製作所 交流スイツチング電源の制御回路
US4617508A (en) * 1984-11-02 1986-10-14 General Electric Company Reverse phase-control apparatus for multiplexing interconnections between power switching and control circuit modules
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