JPH03128225A - 二軸延伸ナイロン66フィルムの製造方法 - Google Patents
二軸延伸ナイロン66フィルムの製造方法Info
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- JPH03128225A JPH03128225A JP26756489A JP26756489A JPH03128225A JP H03128225 A JPH03128225 A JP H03128225A JP 26756489 A JP26756489 A JP 26756489A JP 26756489 A JP26756489 A JP 26756489A JP H03128225 A JPH03128225 A JP H03128225A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、二軸延伸ナイロン66フィルムの製造方法に
関し、食品包装分野、工業材料分野等において利用する
ことができる。
関し、食品包装分野、工業材料分野等において利用する
ことができる。
[背景技術]
チューブラ−法により同時二軸延伸されて製造されたナ
イロンフィルムは、強度、透明性等の機械的及び光学的
特性が良好であるという優れた特徴を有している。
イロンフィルムは、強度、透明性等の機械的及び光学的
特性が良好であるという優れた特徴を有している。
[発明が解決しようとするl1題]
従来のチューブラ−法により得られた二軸延伸ナイロン
フィルムは、一般に厚さ精度が低いため、巻き姿が悪化
したり、印刷、ラミネート、製袋等の二次加工時におけ
る不良が発生したりして、その包装用、工業用フィルム
としての使用が制限されていた。これは、延伸用原反フ
ィルムの作製時に、厚さ精度を押出ダイで調整しても±
2〜6%程度の厚さむらが発生することに加えて、従来
のチューブラ−法によれば、延伸時にその厚さむらが更
に2倍以上に悪化することによるからである。
フィルムは、一般に厚さ精度が低いため、巻き姿が悪化
したり、印刷、ラミネート、製袋等の二次加工時におけ
る不良が発生したりして、その包装用、工業用フィルム
としての使用が制限されていた。これは、延伸用原反フ
ィルムの作製時に、厚さ精度を押出ダイで調整しても±
2〜6%程度の厚さむらが発生することに加えて、従来
のチューブラ−法によれば、延伸時にその厚さむらが更
に2倍以上に悪化することによるからである。
また、従来法によれば、延伸変形時のバブルが安定しな
いため、バブルが横揺れを起こしたり、時には破袋する
虞れもあった。
いため、バブルが横揺れを起こしたり、時には破袋する
虞れもあった。
なお、特公昭49−47269号公報によれば、ポリ−
ε−カプラミド樹脂を溶融押出して得られる管状フィル
ムを急冷固化して実質的に無定形で、かつ実質的に水素
結合のないポリ−C−カプラミド樹脂管状フィルムをそ
の水分含量が2%未満の状態に維持し、延伸前に45〜
70°Cの温度でチューブ延伸を行い、その際の延伸倍
率を縦横それぞれ2.0〜4.0倍の範囲で2軸延伸を
行うことを特1衣とする二軸分子配向したポリ−ε−カ
プラミド樹脂フィルムの製造方法が提案されている。
ε−カプラミド樹脂を溶融押出して得られる管状フィル
ムを急冷固化して実質的に無定形で、かつ実質的に水素
結合のないポリ−C−カプラミド樹脂管状フィルムをそ
の水分含量が2%未満の状態に維持し、延伸前に45〜
70°Cの温度でチューブ延伸を行い、その際の延伸倍
率を縦横それぞれ2.0〜4.0倍の範囲で2軸延伸を
行うことを特1衣とする二軸分子配向したポリ−ε−カ
プラミド樹脂フィルムの製造方法が提案されている。
また、特公昭53−15914号公報によれば、ボリア
もド未延伸チューブ状フィルムを50〜90゛Cの温度
に加熱した後、延伸開始点と延伸終了点間の雰囲気温度
を180〜250°C保つことにより延伸開始点を固定
し、横方向と縦方向の最終延伸倍率差を0.2〜0.6
の範囲に維持しながら気体圧力により縦方向に2.5〜
3.7倍、横方向に3.0〜4.0倍の倍率で同時二軸
延伸を行うことを特徴とするポリアミドフィルムのチュ
ーブ状二軸延伸方法が提案されている。
もド未延伸チューブ状フィルムを50〜90゛Cの温度
に加熱した後、延伸開始点と延伸終了点間の雰囲気温度
を180〜250°C保つことにより延伸開始点を固定
し、横方向と縦方向の最終延伸倍率差を0.2〜0.6
の範囲に維持しながら気体圧力により縦方向に2.5〜
3.7倍、横方向に3.0〜4.0倍の倍率で同時二軸
延伸を行うことを特徴とするポリアミドフィルムのチュ
ーブ状二軸延伸方法が提案されている。
しかし、このような延伸倍率又は延伸温度の制御に基づ
く製造方法によっては、良好なフィルムが得られる製造
条件を必ずしも的確に規定することができなかった。
く製造方法によっては、良好なフィルムが得られる製造
条件を必ずしも的確に規定することができなかった。
ナイロンにはナイロン6、ナイロン66等の各種のナイ
ロンがあるが、特にナイロン66は、耐熱性と強度に優
れた樹脂であるため、この樹脂を使用した例えばレトル
ト及びハイレトルト食品用包装基材としてのナイロンフ
ィルムの安定な製造方法が要望されていた。
ロンがあるが、特にナイロン66は、耐熱性と強度に優
れた樹脂であるため、この樹脂を使用した例えばレトル
ト及びハイレトルト食品用包装基材としてのナイロンフ
ィルムの安定な製造方法が要望されていた。
本発明は、チューブラ−法による二軸延伸ナイロンフィ
ルムの中、特に二軸延伸ナイロン66フィルムについて
、延伸時の成形状態を安定させることができると共に、
得られるフィルムの厚さ精度を良好にすることができる
製造方法を提供することを目的とする。
ルムの中、特に二軸延伸ナイロン66フィルムについて
、延伸時の成形状態を安定させることができると共に、
得られるフィルムの厚さ精度を良好にすることができる
製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は、チューブラ−法による二軸延伸ナイロン66
フィルムの製造方法において、延伸に関与する各種パラ
メータを実験によりi1認した結果、フィルムの移動方
向(MD)の最大延伸応力をσl及びフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力をσ?、をパラメータとしてと
り、これに基づき製造条件を設定することにより、良好
な結果が得られることを見出した。即ち、本発明におい
ては、σ□及びσT、をそれぞれ、 7 0 0 kg / cd≦ arm≦ 1 5 0
0 kg/cd700kg/cd≦ll’MO≦ 1
5 0 0 kg/cdに設定したことを特徴とする
。
フィルムの製造方法において、延伸に関与する各種パラ
メータを実験によりi1認した結果、フィルムの移動方
向(MD)の最大延伸応力をσl及びフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力をσ?、をパラメータとしてと
り、これに基づき製造条件を設定することにより、良好
な結果が得られることを見出した。即ち、本発明におい
ては、σ□及びσT、をそれぞれ、 7 0 0 kg / cd≦ arm≦ 1 5 0
0 kg/cd700kg/cd≦ll’MO≦ 1
5 0 0 kg/cdに設定したことを特徴とする
。
但し、σMDとσTDは、それぞれ下式で表される。
σ□−(F X BMll) / A
F −T 、/ r
ここで、Fは延伸力(kg)、BMllはMD力方向延
伸倍率、Aは原反フィルムの断面積(c+4)、Tはニ
ップロールの回転トルク(kg−cm)、rはニップロ
ールの半径(cm)である。
伸倍率、Aは原反フィルムの断面積(c+4)、Tはニ
ップロールの回転トルク(kg−cm)、rはニップロ
ールの半径(cm)である。
σTD−(Δp×R)/t
ここで、ΔPはバブル内圧力(kg/cm2)、Rはバ
ブル半径(cm)、tはフィルムの厚さ(0)である。
ブル半径(cm)、tはフィルムの厚さ(0)である。
σMDとσ7゜が1500kg/dを越える場合には、
延伸途上のバブルの破袋が頻発するため、連続生産がで
きなくなる。また、σMDとσTDが700kg/C−
未満の場合には、延伸途上のバブルが不安定になるため
、フィルムの厚さ精度が悪く、商品価値を有しない、な
お、σMDとσTDは、いずれも好ましくは、上限を1
400kg/c艷とし、下限を800kg/cm2とす
る。
延伸途上のバブルの破袋が頻発するため、連続生産がで
きなくなる。また、σMDとσTDが700kg/C−
未満の場合には、延伸途上のバブルが不安定になるため
、フィルムの厚さ精度が悪く、商品価値を有しない、な
お、σMDとσTDは、いずれも好ましくは、上限を1
400kg/c艷とし、下限を800kg/cm2とす
る。
[実施例1
遺−1舅」−
相対粘度η13.6のナイロン66(宇部興産■製)を
用い、押出機中で290°Cの溶融樹脂とし、これを直
径40肋のスクリューを有する押出機から押し出した後
、水温15°Cの水冷リングで冷却して直径90111
11、厚さ125μmのチューブ状原反フィルムを作製
した。
用い、押出機中で290°Cの溶融樹脂とし、これを直
径40肋のスクリューを有する押出機から押し出した後
、水温15°Cの水冷リングで冷却して直径90111
11、厚さ125μmのチューブ状原反フィルムを作製
した。
次に、第1図に示すように、この原反フィルムlを一対
のニップロール2間に送通した後、中に気体を圧入しな
がら290″Cのヒータ3で加熱すると共に、延伸開始
点にエアーリング4より風量15rrf/分のエアー5
を吹き付けてバブル6に膨張させ、下流側の一対のニッ
プロール7で引き取ることにより、同時二軸延伸を行っ
た。この延伸倍率は、フィルムの移動方向(MD)に2
.8倍及びフィルムの幅方向(TD)に3.2倍であっ
た。
のニップロール2間に送通した後、中に気体を圧入しな
がら290″Cのヒータ3で加熱すると共に、延伸開始
点にエアーリング4より風量15rrf/分のエアー5
を吹き付けてバブル6に膨張させ、下流側の一対のニッ
プロール7で引き取ることにより、同時二軸延伸を行っ
た。この延伸倍率は、フィルムの移動方向(MD)に2
.8倍及びフィルムの幅方向(TD)に3.2倍であっ
た。
この同時二軸延伸の際、バブル6内の圧力、バブル6の
半径、ニップロールl、7の回転数、駆動モータの負荷
、回転トルク等を特定の値に設定して、得られるフィル
ムの移動方向(MD)の最大延伸応力σTD。及びフィ
ルムの幅方向(TD)の最大延伸応力σ10を調整した
。
半径、ニップロールl、7の回転数、駆動モータの負荷
、回転トルク等を特定の値に設定して、得られるフィル
ムの移動方向(MD)の最大延伸応力σTD。及びフィ
ルムの幅方向(TD)の最大延伸応力σ10を調整した
。
本実施例においては、フィルムの移動方向(MD)の最
大延伸応力σMDは880kg/C11l、またフィル
ムの幅方向(TD)の最大延伸応力σア。は960kg
/c+!であった。なお、これらのσMDとσT0は、
下式より算出したものである。
大延伸応力σMDは880kg/C11l、またフィル
ムの幅方向(TD)の最大延伸応力σア。は960kg
/c+!であった。なお、これらのσMDとσT0は、
下式より算出したものである。
6No= (F X BM!1) / AF鼠T/r
ここで、Fは延伸力で110 kg、 BwoはMD方
向の延伸倍率で2.8、Aは原反フィルムの断面積で0
.35c+a、、Tは回転トルクで550 kg −c
ra、rはニップロールの半径で5 cmである。なお
、延伸力Fは、ニップロールの駆動に要するモータの負
荷を読み取り、これから回転トルクTを算出して求めた
値である。
向の延伸倍率で2.8、Aは原反フィルムの断面積で0
.35c+a、、Tは回転トルクで550 kg −c
ra、rはニップロールの半径で5 cmである。なお
、延伸力Fは、ニップロールの駆動に要するモータの負
荷を読み取り、これから回転トルクTを算出して求めた
値である。
dTD=cΔPXR)/t
ここで、ΔPはバブル内圧力で934X10−’kg/
cm2、Rはバブル半径で14.4cm、tは二軸延伸
後のフィルムの厚さで14. OX 10−’cmで
ある。なお、バブル内圧力ΔPは、デジタルマノメータ
を使用して測定した値である。
cm2、Rはバブル半径で14.4cm、tは二軸延伸
後のフィルムの厚さで14. OX 10−’cmで
ある。なお、バブル内圧力ΔPは、デジタルマノメータ
を使用して測定した値である。
6口及びσT、をこのように条件設定した本実施例に係
る二軸延伸ナイロン66フィルムの製造において、24
時間の連続製造を行ったところ、延伸変形時のバブル6
は横揺れなどがなく、安定であり、また得られた二軸延
伸ナイロン66フィルム8の厚さのばらつきは±3%と
厚さ精度が非常に良好であった。
る二軸延伸ナイロン66フィルムの製造において、24
時間の連続製造を行ったところ、延伸変形時のバブル6
は横揺れなどがなく、安定であり、また得られた二軸延
伸ナイロン66フィルム8の厚さのばらつきは±3%と
厚さ精度が非常に良好であった。
IL舅ヨし二j−
上記実施例1と同様にして、実施例2〜7に係る二軸延
伸ナイロン66フィルム8の製造を行った。但し、MD
とTDの延伸倍率、エアーリング4の風量、ヒータ3の
設定温度については、下記の表−1に示すように条件を
異ならせた。
伸ナイロン66フィルム8の製造を行った。但し、MD
とTDの延伸倍率、エアーリング4の風量、ヒータ3の
設定温度については、下記の表−1に示すように条件を
異ならせた。
また、同時二軸延伸の際、各実施例毎に、フィルムの移
動方向(MD)の最大延伸応力σ1とフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力σ7゜とが略等しい適当な値と
なるように、バブル6内の圧力、バブル6の半径、ニッ
プロール1,7の回転数、駆動モータの負荷、回転トル
ク等を特定の値に設定した。
動方向(MD)の最大延伸応力σ1とフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力σ7゜とが略等しい適当な値と
なるように、バブル6内の圧力、バブル6の半径、ニッ
プロール1,7の回転数、駆動モータの負荷、回転トル
ク等を特定の値に設定した。
σMD及びσ?。をそれぞれ適当な値に条件設定した各
実施例に係る二軸延伸ナイロン66フィルム8の製造に
おいて、24時間の連続製造を行い、延伸変形時のバブ
ル6の安定性を観察、評価し、また得られた二軸延伸ナ
イロン66フィルム8の厚さのばらつき、即ち厚さ精度
の測定と評価及び総合評価を行った結果を下S≧の表−
1にまとめて示す。
実施例に係る二軸延伸ナイロン66フィルム8の製造に
おいて、24時間の連続製造を行い、延伸変形時のバブ
ル6の安定性を観察、評価し、また得られた二軸延伸ナ
イロン66フィルム8の厚さのばらつき、即ち厚さ精度
の測定と評価及び総合評価を行った結果を下S≧の表−
1にまとめて示す。
、直敷に」−
上記実施例と同様にして、比較例1〜6に係る二軸延伸
ナイロン66フィルムの製造を行った。
ナイロン66フィルムの製造を行った。
但し、MDとTDの延伸倍率、エアーリング4の風量、
ヒータ3の設定温度、冷却水の水温については、下記の
表−1に示すように条件を異ならせた。
ヒータ3の設定温度、冷却水の水温については、下記の
表−1に示すように条件を異ならせた。
また、同時二軸延伸の際、上記実施例と同様に、各比較
例毎に、σMDとσTDとが略等しい適当な値となるよ
うに、バブル6内の圧力、バブル6の半径等を特定の値
に設定した。
例毎に、σMDとσTDとが略等しい適当な値となるよ
うに、バブル6内の圧力、バブル6の半径等を特定の値
に設定した。
σTD及びσ1.をそれぞれ適当な値に条件設定した各
比較例に係る二軸延伸ナイロン66フィルムの製造にお
いて、24時間の連続製造を行い、延伸変形時のバブル
の安定性を観察、評価し、また得られた二軸延伸ナイロ
ン66フィルムの厚さ精度の測定と評価及び総合評価を
行った結果を下記の表−1に併せて示す。
比較例に係る二軸延伸ナイロン66フィルムの製造にお
いて、24時間の連続製造を行い、延伸変形時のバブル
の安定性を観察、評価し、また得られた二軸延伸ナイロ
ン66フィルムの厚さ精度の測定と評価及び総合評価を
行った結果を下記の表−1に併せて示す。
下記の表で、成形安定性の欄の◎はバブルの折径変動が
±1%以下で、バブルの破袋、不安定現象(上下動、横
(工れ等)が発生しない、○はバブルの折径変動が±3
%以下で、バブルの破袋、不安定現象(上下動、横揺れ
等)が発生しない及び×はバブルの破袋又は不安定現象
(上下動、横揺れ等)が生しるため、連続安定成形が困
難、を示す。また、厚さ精度の欄のO1△及び×は、そ
れぞれ±6%以下、±7〜10%及び±11%を越える
ことを示す。総合評価の◎は工業生産に最適、Oは工業
生産に適、×は工業生産不可能をそれぞれ示す。
±1%以下で、バブルの破袋、不安定現象(上下動、横
(工れ等)が発生しない、○はバブルの折径変動が±3
%以下で、バブルの破袋、不安定現象(上下動、横揺れ
等)が発生しない及び×はバブルの破袋又は不安定現象
(上下動、横揺れ等)が生しるため、連続安定成形が困
難、を示す。また、厚さ精度の欄のO1△及び×は、そ
れぞれ±6%以下、±7〜10%及び±11%を越える
ことを示す。総合評価の◎は工業生産に最適、Oは工業
生産に適、×は工業生産不可能をそれぞれ示す。
この表より、実施例1〜7によれば、フィルムの移動方
向(MD)の最大延伸応力σ8.及びフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力σTDIlが、いずれも700
−1500 kg/c+a(7)範囲内ニアルタめ、二
軸延伸時におけるバブル6の良好な成形安定性と共に、
フィルム8の良好な厚さ精度が得られることがわかる。
向(MD)の最大延伸応力σ8.及びフィルムの幅方向
(TD)の最大延伸応力σTDIlが、いずれも700
−1500 kg/c+a(7)範囲内ニアルタめ、二
軸延伸時におけるバブル6の良好な成形安定性と共に、
フィルム8の良好な厚さ精度が得られることがわかる。
また、σ14Dとσア。をそれぞれ800〜1400
kg/cdの範囲内に設定した実施例1,3,5.6に
よれば、成形安定性と厚さ精度がより良好になる。
kg/cdの範囲内に設定した実施例1,3,5.6に
よれば、成形安定性と厚さ精度がより良好になる。
これに対して、比較例1,4.5によれば、σTDとσ
7゜が700kg/c−未満であり、比較例23.6に
よれば、σMDとσTDが1500 kg / c+a
を越えているため、成形安定性と厚さ精度の少なくとも
一つが不良であることがわかる。
7゜が700kg/c−未満であり、比較例23.6に
よれば、σMDとσTDが1500 kg / c+a
を越えているため、成形安定性と厚さ精度の少なくとも
一つが不良であることがわかる。
[発明の効果]
本発明によれば、ナイロン66フィルムの二軸延伸時に
おける良好な成形安定性が得られるため、連続生産を支
障なく行うことが可能になる。また、得られる二軸延伸
ナイロン66フィルムの厚さ精度が向上するため、品質
の良好な製品を提供することができる。
おける良好な成形安定性が得られるため、連続生産を支
障なく行うことが可能になる。また、得られる二軸延伸
ナイロン66フィルムの厚さ精度が向上するため、品質
の良好な製品を提供することができる。
第1図は実施例に係る製造方法で使用する装置の概略図
である。 l・・・原反フィルム、3・・・ヒータ、4・・・エア
ーリング、6・・・バブル、8・・・二軸延伸ナイロン
66フィルム。
である。 l・・・原反フィルム、3・・・ヒータ、4・・・エア
ーリング、6・・・バブル、8・・・二軸延伸ナイロン
66フィルム。
Claims (1)
- (1)チューブラー法による二軸延伸ナイロン66フィ
ルムの製造方法において、 フィルムの移動方向(MD)の最大延伸応力をσ_M_
D、フィルムの幅方向(TD)の最大延伸応力をσ_T
_Dとしたとき、σ_M_D及びσ_T_Dをそれぞれ
700kg/cm^2≦σ_T_D≦1500kg/c
m^2700kg/cm^2≦σ_M_D≦1500k
g/cm^2に設定したことを特徴とする二軸延伸ナイ
ロン66フィルムの製造方法。 但し、前記σ_M_Dとσ_T_Dは、それぞれ下式で
表される。 σ_M_D=(F×B_M_D)/A F=T/r ここで、Fは延伸力(kg)、B_M_DはMD方向の
延伸倍率、Aは原反フィルムの断面積(cm^2)、T
はニップロールの回転トルク(kg・cm)、rはニッ
プロールの半径(cm)である。 σ_T_D=(ΔP×R)/t ここで、ΔPはバブル内圧力(kg/cm^2)、Rは
バブル半径(cm)、tはフィルムの厚さ(cm)であ
る。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26756489A JPH0637078B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 二軸延伸ナイロン66フィルムの製造方法 |
DE69021607T DE69021607T2 (de) | 1989-03-10 | 1990-03-08 | Verfahren zum Herstellen von biaxial orientierten Nylon-Folien. |
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