JPH03125600A - 多チャンネル音声信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は多チャンネル音声信号再生装置に関し、特に
信号源の音声系チャンネル数に比し再生系の音声チャン
ネル数が少ない場合において、その再生音の特性向上に
関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は４チャンネルの多チャンネル音声再生装置で、
例えばハイビジョンテレビ（ＨＤＴＶ）における場合の
音声再生系のブロック図である。

図において、■はＨＤＴＶチューナ、２はこのＨＤＴＶ
チューナ１に接続された音声復調回路、３４．５．６は
この音声復調回路２に接続されたパワーアンプ、７，８
，９．１０はこのパワーアンプ３．４．５．６に各々接
続されたスピーカ、１１はこの多チャンネル音声再生装
置の試聴者である。

図中、音声復調回路２の出力部に記しである符号Ｒ，Ｃ
，Ｌ、Ｓは音声チャンネル名称の略号であり、下記の如
き対応となっている。

Ｒ・・・右チャンネル音声 Ｃ・・・センターチャンネル音声 Ｌ・・・左チャンネル音声 Ｓ・・・後方チャンネル音声（サラウンドチャンネル音
声） 次に動作について説明する。

ＨＤＴＶチューナ１で復調された放送波は次に音声復調
回路２で音声部が復調され、Ｒ，Ｃ，ＬＳの４チャンネ
ルのアナログ音声信号として出力される。Ｒ，Ｃ，Ｌ、
Ｓ各々の音声信号は各々アンプ３，４，５．６及びスピ
ーカ７．８９．１０を経て再生され、試聴者１１は４チ
ャンネル音声再生を楽しむことができる。

また、ＨＤＴＶ放送における音声の放送形態は４チャン
ネルを用いた様々な形が考えられており、例えば第３図
に示されるものがある。モノラル放送においてはＲチャ
ンネルとＬチャンネルに同一内容で等音量の音声を流す
ものであり、ステレオ放送においてはＲ，Ｌチャンネル
を用いたステレオ音声を流すものであり、モノラル１＋
モノラル２放送においてはＲチャンネルより第１のモノ
ラル音声であるモノラル１音声を、Ｌチャンネルよりは
第２のモノラル音声であるモノラル２音声を流すもので
あり、３−１放送においてはＬチャンネルから左チャン
ネル音声を、Ｒチャンネルから右チャンネル音声を、Ｃ
チャンネルからセンターチャンネル音声を、そしてＳチ
ャンネルから後方チャンネル音声の４チャンネル音声を
流すものである。

従って、３−１放送受信時においては４つのアンプ及び
スピーカ全てを用いて再生を行うが、第３図における放
送形態■、■、■においてはアンプ３．アンプ５．スピ
ーカ７及びスピーカ９を用いて再生を行い、他のアンプ
及びスピーカは不使用となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の多チャンネル音声再生装置は以上のように構成さ
れているので、放送受信のためには４チャンネル音声に
対応するアンプ、スピーカを揃えねばならず、従来通り
のステレオ再生対応の２チャンネル音声再生のための装
置ではセンターチャンネル音声や後方チャンネル音声の
再生が行えないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、多チャンネル音声信号再生装置に接続されて
いるスピーカのチャンネル種別を自動的に判別できると
ともに、スピーカの接続されていないチャンネルの音声
信号が音声信号復調回路２より出力された場合にはその
音声信号とほぼ等価な音声を装置に接続されているスピ
ーカより再生できる多チャンネル音声信号再生装置を得
ることを目的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

この発明に係る多チャンネル音声信号再生装置は、装置
に接続されているスピーカの有無を装置の出力電流の有
無で検知するとともに、スピーカの接続されていないチ
ャンネルの音声信号を適切な処理を施した後、他のチャ
ンネルに振り分けるよう構成したものである。

〔作用〕

この発明におけるスピーカ接続有無検知は、装置の電源
投入時に出力用アンプに一定信号を加え、その期間にア
ンプ出力電流が流れるか否かで判定する。この判定結果
に基づき、各チャンネルの音声信号が定められた形で演
算され、既接続のスピーカより全てのチャンネル音声信
号が再生される。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例による多チャンネル音声再生
装置のブロック図を示しており、図において、第２図と
同一符号は同一部分を示し、１２は音声信号復調回路２
のセンターチャンネル音声信号を入力とする信号処理回
路■、１３はこの信号処理回路１１２に接続されたスイ
ッチ■、１４は音声信号復調回路２の右チャンネル出力
信号と前記スイッチ１１出力と後述のスイッチｌ１１６
出力とを入力とする加算回路Ｉ、１５は音声信号復調回
路■の後方チャンネル音声信号を入力とする信号処理回
路■、１６はこの信号処理回路■１５に接続されたスイ
ッチ■、１７は音声信号復調回路■の左チャンネル音声
信号と前記スイッチ１１３出力とこのスイッチｌ１１６
出力とを入力とする加算回路■、１８はアンプ４に接続
された電流検知回路Ｉ、１９はアンプ５に接続された電
流検知回路■、２０は多チャンネル音声信号再生装置の
電源スィッチ、２１はこの電源スィッチ２０に連動した
電流チェック指令回路、２２はこの電流チェック指令回
路２１と前記電流検知回路１１Ｂ及び前記電流検知回路
［１９より指示を受けるスイッチ制御回路である。

次に動作について説明する。

放送されてきた信号形態がステレオの場合には音声復調
回路２にて復調された音声信号はＲチャンネル及びＬチ
ャンネルの音声信号であり、各々加算回路１１４．加算
回路ｎ１７を経て各アンプ３．６に伝えられる。以降は
従来例と同様の動作で試聴者１１にて再生音が感得され
る。又、この場合、加算回路１１４及び加算回路１１１
７においては他の入力は行われないので純粋にＲチャン
ネル及びＬチャンネルのステレオ音が再生される。

一方、放送形態が３−１の場合には音声復調回路Ｈの出
力はＲチャンネル及びＬチャンネルの他にＣチャンネル
、Ｓチャンネルも出力される。この場合、Ｃチャンネル
音声信号は信号処理回路１１２及びスイッチ１１３を通
って加算回路１１４及び加算回路ｌ１１７に加えられる
。同様に、Ｓチャンネル音声信号は信号処理回路［１５
及びスイッチ１１１６を通って加算回路１１４及び加算
回路１１７に加えられる。加算回路１１４の出力はアン
プ３．スピーカ７を通って、加算回路１１１７の出力は
アンプ６、スピーカ９を通って各々再生されるため、試
聴者は右方向からＲチャンネル音声とともにＣチャンネ
ル音声及びＳチャンネル音声も開くことができる。同様
に、左方向からＬチャンネル音声とともにＣチャンネル
音声及びＳチャンネル音声も聞くことができる。

もちろん、この場合、Ｃチャンネル音声はただ単にもと
の信号と同一内容でスピーカ７及びスピーカ９より再生
されるのではなく、この左右のスピーカより再生されて
センターチャンネルスピーカ８と同等の効果となるよう
その内容が信号処理回路１１２にて加工されている。そ
の加工内容は例えば１　／にの減衰であり、このことに
より左右の２つのスピーカ、スピーカ７及びスピーカ９
より再生された音がスピーカ８により再生されたと想定
されるものと等音圧レベルで左右スピーカの中央より聞
こえるように試聴者１１に知覚される。

従って、この場合、信号処理回路１１２の回路は１Δ丁
減衰器より構成される。又同様にＳチャンネル音声も信
号処理回路１１１５により加工された後、再生されるの
であるが、この場合の加工は多少複雑となり、例えば位
相反転回路と減衰回路とで構成される回路となる。この
ことにより位相が異なり、適度に減衰されたＳチャンネ
ル音声が前方左右チャンネルスピーカ、スピーカ７　ス
ピーカ９より再生され、サラウンド感を試聴者１１に感
じさせることができる。

さて、このような動作がシステムに接続されている出力
装置の数によって選択されるということが本発明の主旨
であるが、次にこの動作について説明を行う。

信号処理回路１１２出力を加算回路１１４及び加算回路
ｌ１１７に伝えるか否か選択するものがスイッチ１１３
であり、信号処理回路１１１５の出力を加算回路１１４
及び加算回路７１１７に伝えるか否か選択するものがス
イッチ［１６であるが、両スイッチはスイッチ制御回路
２２により制御される。

次にこのスイッチ制御回路２２の動作について説明する
。

０ 電源スィッチ２０の作動操作により電流チェック指令回
路２１の始動が指示される。電流チェック回路２１はそ
の出力がアンプ４．電流検知回路１１８、アンプ６、電
流検知回路１１１９に接続されている。電流チェック指
令回路２１が始動すると、まずアンプ４に一定期間Ｔに
一定電流を流すよう指令を与える。このための信号は例
えば単発の矩形パルスをアンプ４人力に加えるものであ
る。

次に電流検知回路１１８においては、この一定期間Ｔ、
即ちこの矩形パルスが存在する期間に所定の電流、例え
ばスピーカの８Ω負荷に対応して流れる電流が存在する
か否かを検出する。この時の検出結果はスイッチ制御回
路２２に伝えられる。

アンプ６及び電流検知回路］１１９においても同様であ
る。

一方、電流チェック指令回路２１の出力はスイッチ制御
回路２２にも伝えられ、前記一定の期間Ｔにおいて電流
検知回路１１８及び電流検知回路Ｉｒ１９より電流検出
情報がくるかこないかスイッチ制御回路２２にて監視さ
れる。電流検出情報があった場合にはスイッチ制御回路
２２はスイッチ１１３あるいはスイッチ［１６のいずれ
か一方またはその両方にオン指令を発し、信号処理回路
１１２あるいは信号処理回路［１５のいずれか一方、ま
たはその両方の出力が、加算回路１１４゜１１１７へ入
力することを阻止する。反対に電流検出情報がなかった
場合には、スイッチ制御回路２２はスイッチ１１３ある
いはスイッチ１１１６のいずれか一方、またはその両方
にオフ指令を与え、信号処理回路１１２あるいは信号処
理回路１１１５のいずれか一方、またはその両方の出力
をそれぞれ加算回路１１４及び加算回路］１１７へ入力
する。

このスイッチオン指令は電源スィッチ２０がオフ動作さ
れるまで保持される。

なお、上記実施例は多チャンネル音声再生装置内にアン
プを含み、スピーカを直接ドライブできるもので、アン
プ出力段に電流検知回路を配したものについて示したが
、本発明は多チャンネル音声再生装置内にアンプを含ま
ず、装置外のアンプを駆動するよう構成したものにおい
ても適用でき、１ ２ この場合においては、音声信号復調回路２出力段に電流
検知回路を設けるようにすればよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。

さらに、上記実施例では各音声信号チャンネルに１個の
音声出力装置、即ちスピーカが接続されたものを示した
が、その数が複数であっても本発明の適用は可能である
。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、自動的にスピーカ等
の音声出力装置の接続有無を確認できるように構成し、
さらに該当音声チャンネルに音声出力装置が接続されて
いない場合には等価な音声出力を他の音声出力装置より
出力できるよう構成したので、音源のチャンネル数と再
生スピーカの数が異なる場合においても適切な再生を行
うことができ、全てのチャンネルの音声を聞くことが可
能となり、利便性の高い多チャンネル音声信号再生装置
が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による多チャンネル音声信
号再生装置を示すブロック図、第２図は従来の多チャン
ネル音声信号再生装置を示すブロック図、第３図はハイ
ビジョンテレビジョン放送における音声信号放送形態バ
リエーションの抜粋を示す図である。 ２は音声復調回路、３，４，５．６はアンプ、７．９は
スピーカ、１２は信号処理回路■、１３はスイッチ丁、
１４は加算回路Ｉ、１５は信号処理回路２．１６はスイ
ッチ■、１７は加算回路■、１８は電流検知回路■、１
９は電流検知回路■、２０は電源スィッチ、２１は電流
チェック指令回路、２２はスイッチ制御回路である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多チャンネルの音声信号を扱う音声復調回路と、
   前記音声信号を増幅し再生する音声出力装置とを備えた
   多チャンネル音声信号再生装置において、 前記音声復調回路出力のうち、対応する音声出力装置が
   接続されていないチャンネルの音声信号を処理する信号
   処理回路と、 前記信号処理回路出力をオン・オフ制御するスイッチと
   、 前記音声復調回路出力のうち、対応する音声出力装置が
   接続されているチャンネルの音声信号と、前記スイッチ
   出力とを加算する加算回路と、前記対応する音声出力装
   置が接続されていないチャンネルの音声信号出力段に接
   続された電流検知回路と、 装置始動時に前記対応する音声出力装置が接続されてい
   ないチャンネルの音声信号出力段及び前記電流検知回路
   に一定期間電流検知のための指令信号を与える電流チェ
   ック指令回路と、 前記電流チェック指令回路より、前記電流検知のための
   指令信号を与えた期間内に前記電流検知回路出力があっ
   た場合、装置動作終了まで前記スイッチをオンする指令
   を前記スイッチに与えるスイッチ制御回路とを備えたこ
   とを特徴とする多チャンネル音声信号再生装置。